JPH0968434A - 圧電振動子およびこれを用いた振動型ジャイロスコープ - Google Patents

圧電振動子およびこれを用いた振動型ジャイロスコープ

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JPH0968434A
JPH0968434A JP7223417A JP22341795A JPH0968434A JP H0968434 A JPH0968434 A JP H0968434A JP 7223417 A JP7223417 A JP 7223417A JP 22341795 A JP22341795 A JP 22341795A JP H0968434 A JPH0968434 A JP H0968434A
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vibrator
electrode
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vibration
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一正 大西
Katsutoshi Sakurai
勝利 櫻井
Akihiko Ohashi
昭彦 大橋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 圧電材料により形成された振動体に分極を施
す際、表面にのみ分極を形成していると、曲げ振動させ
る際に中立面に対するモーメントが小さくなり、低電力
で大振幅駆動することが困難である。 【解決手段】 圧電材料で形成された3脚の各振動子本
体11、12、11に分極を施す際、図1(A)に示す
ように、表裏面11a、11b、12a、12b内に並
ぶ電極間に電界を与えるのみならず、Y方向に対向する
電極15aと16a、15cと16c、17aと18
a、17cと18cの間にも電圧を印加する。その結
果、表面のみならずY方向へも誘電分極が形成される。
図1(B)(C)に示すように各電極に交流駆動電圧を
与えて、振動子本体11、12をX方向へ駆動するが、
Y方向への誘電分極部分の歪みにより、振動子本体11
と12は大きな振幅でX方向へ振動駆動されるようにな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧電材料により形
成された振動子本体が振動駆動される圧電振動子およ
び、この圧電振動子を用いて回転系内でのコリオリ力の
検出を行なう振動型ジャイロスコープに係り、特に低電
力で大きな振動を与えることが可能な圧電振動子および
これを用いた振動型ジャイロスコープに関する。
【0002】
【従来の技術】振動型ジャイロスコープなどに用いられ
る振動子は、従来エリンバなどの恒弾性材料に圧電材料
が貼着され、この圧電材料の圧電歪みにより恒弾性材料
が振動させられるものとなっている。しかし圧電材料に
電圧を与えて歪みを発生させ、その歪みを恒弾性材料に
伝達して恒弾性材料を振動させるものでは、駆動効率が
悪く、恒弾性材料を大きな振幅で振動させるためには、
圧電材料に大きな駆動電圧を与える必要がある。
【0003】そこで圧電セラミックなどの圧電材料その
ものにより振動子を構成し、この圧電材料の圧電歪みに
より振動を生じさせる構造とすることにより、前記恒弾
性材料に圧電材料が貼着されたものよりも駆動効率を良
くし、低電力で大きな歪みを発生させることが可能とな
る。
【0004】図8(A)(B)は、圧電セラミックによ
り振動子本体を構成した圧電振動子を端面から見たもの
である。振動子本体1は平板状であり、Z軸方向(紙面
直交方向)が軸方向となった片持ち梁構造である。振動
子本体1の互いに平行な表面1aおよび裏面1bには、
Z軸方向に延びる電極2a、2b、2cがそれぞれ形成
されている。この振動子本体1に分極を施す際には、図
8(A)に示すように、中央の電極2b、2bをグラン
ド電位とし、電極2a、2aに(+)の電圧が、電極2
c、2cに(−)の電圧が与えられる。表面1aと裏面
1bそのそれぞれにおいて、電極2aと電極2b間の電
界により矢印で示す誘電分極が形成され、また電極2b
と電極2c間の電界により矢印で示す誘電分極が形成さ
れる。
【0005】この振動子本体1をX方向へ振動させる場
合には、図8(B)に示すように、中央の電極2b、2
bがグランド電位とされ、各電極2a、2aと電極2
c、2cに同相の交流駆動電圧(図7(A)参照)が与
えられる。図8(B)に示すように、ある時点で各電極
2a、2aおよび2c、2cに(+)の電圧が印加され
ると(○)を付した部分が+の歪み(伸び)、(×)を
付した部分が−の歪み(縮み)となり、中立面O−Oに
対し+X方向への正の曲がりが発生する。交流駆動電圧
により各電極に(−)の電圧が作用すると、−X方向が
正の曲りとなり、これを繰返すことにより振動子本体1
はX方向へ曲げ振動を生じる。
【0006】この種の圧電振動子は各種装置に使用され
るが、例えば振動型ジャイロスコープの場合には、X方
向へ振動している振動子本体1がZ軸回りの回転系内に
置かれると、コリオリ力により振動子本体1にY方向の
振動成分が生じ、振動子本体1は、X方向の駆動振動
と、Y方向のコリオリ力による振動とが合成され運動を
行なう。コリオリ力によるY方向への振動成分が各電極
から電圧として取り出されると、これに基づいて角速度
の検出が可能になる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図8に示すように、圧
電材料により振動子本体1が形成された圧電振動子で
は、圧電材料の歪みを恒弾性材料に伝達して振動させる
構造に比べ、振動駆動効率がよくなる。しかし、図8に
示す従来例では、振動子本体1の表面1aと裏面1bに
おいて、誘電分極が、同じ面内に並ぶ電極の間に形成さ
れているだけである。そのため、駆動時に、誘電分極が
形成された表面1aと裏面1bに+の歪み(○印)と−
の歪み(×印)が生じても、この歪みによるX方向への
曲げモーメントが比較的小さいものとなる。すなわち、
図8(B)に示すように、ある時点で、表面1aにおい
て電極2aと2bの間に+の歪みが生じ、電極2bと2
cの間に−の歪みが生じるが、この歪みは表面1aと裏
面1bの面内に生じるものであるため、中立面O−Oを
中心とした大きな曲げモーメントを発生させることがで
きない。
【0008】したがって、振動子本体1をX方向へ駆動
する場合の駆動効率の向上に限界があり、振動子本体1
をX方向へ大きな振幅で駆動するためには、各電極2
a、2bに大きな交流駆動電圧を与えることが必要とな
り、低電力による大振幅の駆動を実現することができな
い。
【0009】本発明は上記従来の課題を解決するもので
あり、圧電材料により振動子本体を形成した場合に、電
極に与えられた駆動電力により、中立面に対する大きな
曲げモーメントを与えることを可能として、低電力で大
きな振動振幅を得ることができるようにした圧電振動子
およびこれを用いた振動型ジャイロスコープを提供する
ことを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、圧電材料によ
り形成された振動子本体と、この振動子本体の互いに平
行な表裏両面に形成された電極とを有し、前記電極に与
えられる交流電力により振動子本体が前記電極が形成さ
れた面に沿う方向へ振動させられる圧電振動子におい
て、前記振動子本体では、同じ面に形成された電極の間
で分極が施されているとともに、表面の電極と裏面の電
極との間にも分極が施されていることを特徴とするもの
である。
【0011】上記のような誘電分極は、圧電材料により
形成された振動子本体に対し、表面と裏面にて同じ面内
に並ぶ電極間に電圧を与えると共に、表面と裏面にて互
いに対向する電極間にも電圧を与えることにより実現で
きる。駆動時に各電極に交流駆動電力が与えられると、
表面と裏面にて面内に歪みが発生すると共に、表面と裏
面間に位置する圧電材料にも歪みが生じ、よって振動子
本体に、中立面に対して大きな曲げモーメントが作用
し、大きな振幅にて振動を生じる。
【0012】上記において、振動子本体の振動方向に沿
う方向を幅方向としたときに、振動子本体の表面と裏面
では、幅方向の両縁部に電極が形成され、表面の縁部に
位置する電極と裏面の縁部に位置する電極の間で、前記
幅方向と直交する方向に分極が施されているものとする
ことが好ましい。
【0013】この圧電振動子では、振動子本体の幅方向
の両縁部に位置する電極に駆動電力が与えられたとき
に、この両縁部にて表面の電極と裏面の電極の間に位置
する圧電材料に歪みが発生する。この歪みは中立面から
最も離れた位置に発生するため、振動子本体に作用する
曲げモーメントは非常に大きくなり、低電力で大きな曲
げモーメントを発生させることが可能になる。
【0014】さらに、表面の縁部に位置する電極と裏面
の縁部に位置する電極に所定の電圧が与えられたとき
に、前記電極と、同じ面内に位置する他の電極との間に
与えられる電界強度に対し、表面の電極と裏面の電極の
間に作用する電界強度が等しいかあるいはそれ以上であ
ることが好ましい。
【0015】前記縁部に位置する電極と同じ面内に位置
する他の電極との間に作用する電界強度と、縁部に位置
する表裏の電極間に作用する電界強度とが同じである
と、中立面に対して一方の側にある圧電材料において、
表面と裏面に生じる歪みの大きさと、表面と裏面間に存
在する圧電材料に生じる歪みの大きさとのバランスが良
くなり、振動子本体の曲げ歪みが均一になって、駆動バ
ランスが良くなる。また縁部に位置する電極に所定の電
圧が与えられたときに、表面と裏面に作用する電界強度
よりも、表面と裏面の縁部に位置する電極間に作用する
電界強度の方が大きい場合には、中立面から離れるにし
たがって歪みが大きくなり、曲げ振動の駆動効率がよく
なる。
【0016】次に、本発明の振動型ジャイロスコープ
は、上記いずれかの圧電振動子の振動子本体に検出用電
極が設けられ、前記圧電振動子が振動しながら回転系内
に置かれたときに、コリオリ力により前記振動子本体に
与えられる振動成分が、前記検出用電極により検出され
ることを特徴とするものである。
【0017】例えば、3個の振動子本体が、基部から平
行に分離されて形成されて、前記電極に与えられる駆動
電力により両側の振動子本体と中央の振動子本体とが逆
の位相で振動させられるものでは、いずれかの振動子本
体に設けられた検出用電極によりコリオリ力の振動成分
が検出されるものとなる。
【0018】この振動型ジャイロスコープでは、振動子
本体の振動駆動効率が良くなるため、低電力で駆動する
ことが可能になる。
【0019】
【実施例】図5は、本発明の圧電振動子を用いた装置の
一例として3脚型の振動型ジャイロスコープを示す斜視
図である。この振動型ジャイロスコープは、全体が圧電
セラミックなど圧電材料で形成された板10の先部に、
互いに平行に分離された3個の振動子本体が形成されて
いる。この振動型ジャイロスコープでは、両側の振動子
本体が同じ位相で振動するため、この両側の振動子本体
を同じ符号11で示している。また中央の振動子本体は
両側の振動子本体と異なる位相で振動するため、両側の
振動子本体11と異なる符号12で示している。
【0020】図1ないし図4は、図5に示す3個の振動
子本体11、12、11をI方向から見た端面図であ
る。図1(A)に代表して示されるように、左右両側の
振動子本体11の表面11aには電極15a、15b、
15cが、裏面11bには、電極16a、16b、16
cが形成されている。中央の振動子本体12では、表面
12aに電極17a、17b、17cが形成され、裏面
12bに、電極18a、18b、18cが形成されてい
る。図5に示すように、各電極は、Z軸方向に沿って各
振動子本体11と12の長軸方向の全長にわたって延び
ている。
【0021】各振動子本体11と12の振動駆動方向は
X方向である。各振動子本体11と12において、振動
駆動方向であるX方向を幅方向としたとき、電極15
a、15c、16a、16c、17a、17c、18
a、18cはそれぞれ、振動子本体11と12の幅方向
の両縁部に設けられている。また電極15b、16b、
17b、18bは、各振動子本体11と12の幅方向
(X方向)の中央に位置している。各振動子本体11と
12はX方向へ振動駆動されるため、駆動方向への曲げ
の中立面O−Oは、図6に示すように、各振動子本体1
1と12のX方向の中心に位置している。
【0022】図1は第1実施例、図2は第2実施例、図
3は第3実施例、図4は第4実施例を示している。各図
において(A)は誘電分極を施すために各電極に与えら
れる電圧を示しており、誘電分極を与えるための電圧の
正負は各図(A)において(+)(−)で示しまたグラ
ンド電位をGで示している。各図の(B)以下は、各振
動子本体11と12をX方向へ駆動する際に各電極に与
えられる交流駆動電圧の位相を示している。各図の
(B)以下において、ある電極に(+)の表示が他の電
極に(−)の表示がなされている場合、この両電極に
は、図7(A)(B)に示すように180度(π)の位
相差の交流駆動電圧がそれぞれ印加されることを意味し
ている。また各図の(B)以下において○印は+の歪み
(伸び)を示し、×印は−の歪み(縮み)を示してい
る。
【0023】第1実施例では、誘電分極を施すために、
図1(A)に示すように各電極に電圧が与えられる。両
側の振動子本体11では、表裏両面にて幅方向の中心に
位置する電極15bと16bがグランド電位である。表
面11aでは、幅方向両縁部に位置する電極15aと1
5cに負の電圧が与えられ、裏面11bでは幅方向両縁
部に位置する電極16aと16cに正の電圧が与えられ
る。中央の振動子本体12では、中央に位置する電極1
7bと18bがグランド電位である。表面12aでは幅
方向の両縁部に位置する電極17aと17cに負の電圧
が与えられ、裏面12bでは幅方向の両縁部に位置する
電極18aと18cに正の電圧が与えられる。図1
(A)に示す矢印は、電極間に与えられる電界の方向で
あり、この電界方向に沿って誘電分極が施される。
【0024】図1(A)にて矢印で示すように、振動子
本体11と12の表面11a、12aでは、中央の電極
15b、17bから左右両縁部に位置する電極15a、
15cおよび17a、17cに向けて誘電分極が施さ
れ、振動子本体11と12の裏面11b、12bでは、
両縁部の電極16a、16cおよび18a、18cか
ら、中央の電極16b、18bに向けて誘電分極が施さ
れる。また、振動子本体11では、幅方向の両縁部にお
いて裏面11bの電極16aと16cから、表面11a
の電極15a、15cに向けて誘電分極が施されてい
る。また、振動子本体12では、幅方向の両縁部におい
て、裏面12bの電極18aと18cから、表面12a
の電極17a、17cに向けて誘電分極が施されてい
る。
【0025】このように、誘電分極を施す際に、厚さ方
向(Y方向)に対向する電極間(15aと16a、15
cと16c、17aと18a、17cと18c)に電界
を与えることにより、Y方向へ誘電分極を施すことが可
能になる。すなわち、振動子本体11と12の幅方向の
両縁部に位置する電極間にY方向への電界が与えられて
誘電分極が施されるため、振動子本体11の振動駆動方
向(X方向)の側面11cと11dにY方向への誘電分
極が形成され、振動子12のX方向の側面12cと12
dにおいても、Y方向への誘電分極が形成されたものと
なる。
【0026】図1(B)に示す振動駆動方法の一例で
は、各振動子本体11と12の中央の電極15b、16
bおよび17b、18bをグランド電位とする。そして
振動子本体11では、電極15cと16aに、また振動
子本体12では電極17aに、それぞれ同じ位相の交流
駆動電圧(図7(A))が与えられ、振動子本体11で
は、電極15aと16cに、また振動子本体12では電
極17cに、前記と逆の位相の交流駆動電圧(図7
(B))が与えられる。
【0027】その結果、左右両側の振動子本体11の表
面11aおよび裏面11bでは、ある時点で、電極15
aと15bの間および電極16aと16bの間で+の歪
み(○)となり、電極15bと15cの間および電極1
6bと16cで−の歪み(×)となる。また電極15a
と16aの間すなわち側面11cでは+の歪み(○)と
なり、電極15cと16cの間すなわち側面11dでは
−の歪み(×)となる。中央の振動子本体12では、表
面12aにおいて、電極17aと17b間で、−の歪み
(×)となり、電極17bと17cの間で+の歪み
(○)となる。したがって、図1(B)に示されるある
時点では、両側の振動子本体11、11の振幅方向が+
X方向となり、中央の振動子本体12の振幅は−X方向
となるように曲げ振動を生じる。両側の振動子本体1
1、11と、中央の振動子本体12は、互いに逆の位相
で振動することになる。
【0028】図1(B)に示すように、両側の振動子本
体11では、表面11aと裏面11bでの誘電分極によ
る歪みのみならず、Y方向に対向する電極15aと16
aおよび電極15cと16cの間の誘電分極によっても
歪みが生じるため、振動子本体11をX方向へ曲げ変形
させるためモーメントが大きくなる。特に、電極15a
と16aの間および電極15cと16cの間の誘電分極
によって振動子本体11の両側面11cと11dに生じ
る歪みは、中立面O−O(図6参照)からの距離が長い
ため、この側面11cと11dの歪みにより大きな曲げ
モーメントが作用する。左右の振動子本体11、11は
同じ位相でX方向へ振動し、中央の振動子本体12は、
両側の振動子本体11と逆の位相でX方向へ振動する
が、前記のように両側の振動子本体11が大きなモーメ
ントによりX方向へ大きな振幅により振動するため、中
央の振動子本体12は、その反作用で、X方向へ大きな
振幅にて振動するようになる。
【0029】この振動型ジャイロスコープがZ軸回りの
回転系内に置かれると、コリオリ力により振動方向と直
交するY方向への力が作用する。左右の振動子本体1
1、11と中央の振動子本体12は、X方向へ逆の位相
で振動駆動されているため、コリオリ力による振動成分
は、両側の振動子本体11、11と中央の振動子本体1
2とで逆位相となり、例えば両側の振動子本体11、1
1のある時点での振幅方向が+Y方向であるとき、中央
の振動子本体12の振幅方向は−Y方向である。
【0030】前記コリオリ力による振動成分は、中央の
振動子本体12の裏面12bに設けられた電極18aと
18cとから検出される。電極18aが設けられている
部分と電極18cが設けられている部分では、圧電材料
の誘電分極方向が同じであり、またコリオリ力による振
動成分の振幅方向はY方向であるため、電極18aが設
けられた部分と電極18cが設けられた部分では、同じ
歪みとなる。よって電極18aと18cとからは、コリ
オリ力による振動成分に応じた検出電圧が同じ位相で取
り出される。
【0031】次に、図1(C)は、図1(A)に示す分
極方向となる各振動子本体に対する他の駆動方法を示し
ている。図1(C)では、両側の振動子本体11におい
て、電極15aと16cをグランド電位とし、電極15
cと16aに同じ位相の交流駆動電圧が与えられ、中央
の振動子本体12の電極17aにもこれと同じ位相の交
流駆動電圧が与えられる。そして中央の振動子本体12
の電極17cは、前記と逆の位相の交流駆動電圧が与え
られる。
【0032】図1(C)に示すある時点での各振動子本
体11と12に作用する歪みの方向(○または×)は図
1(B)と同じである。ただし、振動子本体11の表面
11aにおいて、図1(B)では、電極15aと15c
の間で、互いに逆位相の交流駆動電圧が与えられ、図1
(C)では、電極15aと15c間で一方をグランド電
位とし他方に交流駆動電圧が与えられる。よって、ある
時点で、図1(B)では電極15aと15cの間に印加
される電圧が((+)−(−))となるが、図1(C)
では、電極15aと15cの間に印加される電圧が
((+)−G)である。このように図1(C)では図1
(B)に比べて電極15aと15bの間の電位差が小さ
くなる。
【0033】したがって、振動子本体11では、電極1
5aと15b間および電極16aと16b間での歪み量
は図1(B)より小さく、電極15bと15c間および
電極16bと16c間でも同じである。このように表面
11aと11bでの歪みは図1(B)に比べて小さくな
る。ただし図1(C)においても、振動子本体11の電
極15aと16aとの間の誘電分極により側面11cに
歪みが発生し、電極15cと16cとの間の誘電分極に
より側面11dで歪みが発生する。この両歪みは中立面
O−Oから離れた位置に発生するため、両側の振動子本
体11と11は、比較的大きなモーメントを受けてX方
向へ駆動できるものとなる。
【0034】なお、図1(C)での中央の振動子本体1
2は、図1(B)と同じであり、中央の電極17bがグ
ランド電位で、電極17aと17cに逆の位相の交流駆
動電圧が与えられる。よって中央の振動子本体12は、
両側の振動子本体11、11と逆の位相で振動する。ま
たコリオリ力による振動成分は、電極18aと18cで
同じ位相の電圧として検出される。
【0035】図2は第2実施例を示している。この実施
例では、図2(A)に示すように、誘電分極を施す際
に、電極15b、16b、17b、18bをグランド電
位とし、電極15a、16c、17c、18aに正の電
圧を印加し、電極15c、16a、17a、18cに負
の電圧を印加する。各電極間にかかる電界強度により、
誘電分極は図2(A)にて矢印で示す方向に形成され
る。
【0036】図2(B)(C)(D)は駆動方法を示し
ている。図2(B)では、電極15b、16b、17
b、18bがグランド電位であり、電極15a、15
c、17a、17cに同じ位相の交流駆動電圧が与えら
れ、電極16a、16cに前記と逆の位相の交流駆動電
圧が与えられる。その結果、左右の振動子本体11、1
1と、中央の振動子本体12では、X方向へ逆の位相に
より駆動される。図2(C)と図2(D)は、交流駆動
電圧の印加のしかたが図2(A)と相違しているが、こ
の図2(C)(D)においても、両側の振動子本体1
1、11と中央の振動子本体12が、X方向へ逆の位相
で振動駆動される。
【0037】図2(B)(C)(D)では、いずれも中
央の振動子本体12の裏面12bの電極18aと18c
が、コリオリ力による振動成分を検出する電極となる。
電極18aと18cが設けられている部分では誘電分極
の方向が逆であり、またコリオリ力によるY方向への振
動成分の歪みの正負は、電極18aと18cが設けられ
ている部分において同じである。よって電極18aと1
8cでは、コリオリ力による振動成分が異なる位相によ
り取り出される。この異なる位相の検出電圧は差動回路
を経て検出電圧とされる。
【0038】図2(B)(D)に示す駆動方法では、振
動子本体11の表面11aと11bにおいて、電極15
aと15b間、電極15bと15c間および電極16a
と16b間、電極16bと16c間に歪みが生じ、さら
に側面11cと11dにおいて電極15aと16a間お
よび電極15cと16c間に歪みが生じて、これらの各
歪みにより振動子本体11がX方向へ駆動される。よっ
て振動子本体11は低電力で大きな振幅で駆動されるこ
とになる。
【0039】また図2(C)では、振動子本体11の表
面11aにおいて、電極15aと15cの間で電位が一
定であり、裏面11bでも、電極16aと16cの間で
電位が一定である。よって図2(C)では表面11aと
裏面11bに歪みが発生せず、側面11cと11dにお
いてのみ、電極15aと16aの間および電極15cと
16cの間で歪みが発生する。振動子本体は、側面11
cと11dに生じる歪みによりX方向へ駆動されるが、
中立面O−Oから離れた位置に歪みが生じるため、振動
子本体11は、比較的大きなモーメントによりX方向へ
駆動されることになる。
【0040】図3は第3実施例を示している。この実施
例では、分極を施す際に、図3(A)に示すように、電
極15a、16c、17c、18aに正の電圧が与えら
れ、電極15c、16a、17a、18cに負の電圧が
印加される。また各振動子本体11、12での幅方向の
中央に位置する電極15b、16bおよび17b、18
bには何の電位も与えられない。したがって、振動子本
体11の表面11aでは、電極15aから電極15cへ
電界が与えられ、裏面11bでは電極16cから電極1
6aに電界が与えられる。中央の振動子本体12の表面
12aおよび裏面12bでも同様に、電極17cから電
極17aに、また電極18aから18cに電界が与えら
れる。この電界の方向が誘電分極の方向である。
【0041】また振動子本体11の幅方向(X方向)の
両側部では、電極15aから電極16aへ、また電極1
6cから電極15cへ電界が与えられ、この電界方向へ
分極が施される。振動子本体12でも、同様に、電極1
8aから電極17aに、また電極17cから電極18c
に電界が与えられ、その方向へ誘電分極が施される。
【0042】図3(B)(C)(D)は、駆動方法を示
している。各図に示すように交流駆動電圧が印加される
ことにより、両側の振動子本体11、11と中央の振動
子本体12とで、X方向へ逆の位相で駆動される。コリ
オリ力によるY方向の振動成分は、中央の振動子本体1
2の電極18aと18cから検出される。図3の実施例
では、コリオリ力の振動成分が電極18aと18cとか
ら逆の位相として取出され、その差動をとることにより
出力が得られる。
【0043】なお、図3(C)では、振動子本体11の
表面11aと裏面11bにおいて、電極15aと電極1
5c間、および電極16aと電極16c間で電位が一定
である。よって表面11aと11bでは歪みが発生しな
い。そして側面11cにおいて電極15aと16aの間
に歪みが発生し、側面11dにおいて電極15cと電極
16cとの間に歪みが発生し、この両側面11cと11
dの歪みにより、振動子本体11がX方向へ振動駆動さ
れるものとなる。この場合も、側面11cと11dでの
歪みは中立面O−Oに対して離れた位置に作用している
ので、振動子本体11に対してX方向への大きな曲げモ
ーメントを与えることができる。
【0044】図4は第4実施例を示している。この実施
例では、分極を施すときに、図4(A)に示すように、
振動子本体11の電極15a、15c、16bと、振動
子本体12の電極17a、17c、18bをグランド電
位とし、電極16a、16c、18a、18cに正の電
圧が、電極15b、17bに負の電圧が印加される。よ
って両側の振動子本体11では、表面11aにおいて電
極15aから電極15bへ、電極15cから電極15b
に向けて電界が形成され、裏面11bでは電極16aか
ら電極16bへ、電極16cから電極16bへ電界が与
えられる。また表面11aと裏面11bの間では、電極
16aから電極15aと15bに向けて電界が与えら
れ、電極16cから電極15bと15cに向けて電界が
与えられる。この各電界方向に沿って誘電分極が施され
る。
【0045】中央の振動子本体12においても同様であ
り、表面12aでは電極17aから電極17bへ、また
電極17cから電極17bに向けて電界が与えられ、裏
面12bでは、電極18aから電極18bへ、また電極
18cから電極18bに向けて電界が与えられる。また
電極18aから電極17aと17bに、また電極18c
から電極17bと電極17cに向けて電界が与えられ、
この各電界の方向に誘電分極が施される。
【0046】図4(B)は上記の分極が形成された振動
子本体11、11および12の駆動方法を示している。
両側の振動子本体11では、電極15bと電極16bが
グランド電位であり、電極16aと電極16cに互いに
逆の位相の交流駆動電圧が与えられる。ある時点では、
電極16aと16b間に+の歪み(○)が、また電極1
6aと電極15b間に+の歪み(○)が発生し、電極1
6cと16b間および電極16cと電極15b間では−
の歪み(×)が発生する。また中央の振動子本体12で
は、電極17bと電極18bがグランド電位であり、電
極18aには前記電極16aと逆の位相の交流駆動電圧
が与えられ、電極18cには電極16cと逆の位相の交
流駆動電圧が与えられる。よって、ある時点で電極18
aと18b間および電極18aと17b間で−の歪み
(×)が発生し、電極18bと電極18cの間、および
電極18cと電極17bの間で+の歪み(○)が発生す
る。
【0047】よって左右の振動子本体11、11と中央
の振動子本体12はX方向へ逆の位相で振動する。振動
子本体11では、裏面11bの部分の歪みならず、電極
16aと電極15b間、および電極16cと電極15b
間での歪みが発生し、振動子本体12でも、電極18a
と電極17bの間、および電極18cと電極17bの間
に歪みが生じるため、各振動子本体11、11および1
2の前記X方向への振動のモーメントが大きくなり、X
方向へ大きな振幅で振動できる。
【0048】またコリオリ力の振動成分は、振動子本体
11の表面11aに設けられた電極15a、15cと、
中央の振動子本体12の表面12aに設けられた電極1
7a、17cから検出される。両側の振動子本体11と
中央の振動子本体12は、コリオリ力によりY方向へ逆
の位相で振動させられるため、両側の振動子本体11の
電極15a、15cからの検出電圧と、中央の振動子本
体12の電極17a、17cからの検出電圧は逆位相で
ある。よって、これらの出力の差動をとることにより、
コリオリ力による振動成分を検出することが可能にな
る。
【0049】ここで、図6は、図1に示す振動子本体1
1を拡大して示したものである。まず、図6において、
振動子本体11のX方向の幅寸法とY方向の幅寸法が同
じであるとする(L2=2・L1)。誘電分極を施す際
に、グランド電位を基準として電極15aに−Vの電圧
を印加し、電極16aに+Vを印加したとすると、電極
15aと15b間の電位差はVであり、電極15aと1
6aとの電位差は2・Vである。ただし、Y方向に対向
する電極15aと16aとの距離L2は、電極15aと
15bとの距離L1の2倍である。よって、電極15a
と15b間の電界密度と、電極15aと16aとの間の
電界密度は同じであり、電極15aと15b間、および
電極15aと16a間とで分極率は同じになる。
【0050】この場合に、図1(B)に示す駆動時にお
いて、電極15aと電極16aに対し図7(A)(B)
に示す逆位相の交流駆動電圧が与えられると、電極15
aと電極15bとの間のある部分での圧電材料と、電極
15aと電極16aとの間のある部分での圧電材料にか
かる電界の強度は同じである。よって表面11aと裏面
11bのある部分での圧電効果による+の歪み量と、側
面11cのある部分での圧電効果による+の歪みの量は
等しくなる。したがって、中立面O−Oよりも左側の部
分の表面11a、裏面11bおよび、側面11cでは、
歪みの分布が一定になり、よって、振動子本体11はX
方向へバランス良く駆動されることになる。
【0051】また、振動子本体11をX方向へ効率良く
曲げ振動させるためには、電極15aと15bの間およ
び電極16aと16bの間の各部分の歪み量よりも、側
面11cでの各部分の歪み量が大きい方が良い。これを
実現するためには、駆動時に側面11cの各部分での電
界の強度が、電極15aと15bの間および電極16a
と16bの間の各部分での電界の強度よりも大きくすれ
ばよい。そのためには、振動子本体11のY方向の厚さ
寸法L2を、X方向の幅寸法2・L1よりも短くし、図1
(A)の誘電分極形成時に、電極15aに−V、電極1
6aに+Vの電圧を印加すれば、電極15aと16a間
での圧電材料の分極率を高くでき、駆動時に作用する電
界を大きくできて、大きな歪みを発生することが可能に
なる。なお、本発明の圧電振動子は、振動型ジャイロス
コープに限られず、他の装置、例えば圧電ベルなどに実
施することが可能である。
【0052】
【発明の効果】以上のように本発明での、圧電振動子で
は、振動子本体の表面と裏面に誘電分極を形成するのみ
ならず、表面と裏面の電極間にも誘電分極を形成してい
るため、振動駆動時に歪みが振動のモーメントに大きく
寄与するようになり、振動駆動効率が向上される。特
に、振動子本体の幅方向の両縁部において、厚み方向へ
の誘電分極を形成しておくと、駆動時に中立面から離れ
た位置での歪みが大きくなり、低電力で大きな振幅の振
動を生じさせることが可能になる。
【0053】また上記振動子本体を使用した振動型ジャ
イロスコープでは、低電力で効率の良い振動駆動が可能
になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】振動型ジャイロスコープの各振動子本体の誘電
分極の第1実施例を示す図5のI矢視の端面図であり、
(A)は誘電分極を形成する際に各電極に与える電圧を
示し、(B)(C)は各振動子本体をX方向へ駆動する
際の各電極への交流駆動電圧の付与方法を示す、
【図2】誘電分極の第2実施例を示す端面図であり、
(A)は誘電分極を形成する際に各電極に与える電圧を
示し、(B)(C)(D)は各振動子本体をX方向へ駆
動する際の各電極への交流駆動電圧の付与方法を示す、
【図3】誘電分極の第3実施例を示す端面図であり、
(A)は誘電分極を形成する際に各電極に与える電圧を
示し、(B)(C)(D)は各振動子本体をX方向へ駆
動する際の各電極への交流駆動電圧の付与方法を示す、
【図4】誘電分極の第4実施例を示す端面図であり、
(A)は誘電分極を形成する際に各電極に与える電圧を
示し、(B)は各振動子本体をX方向へ駆動する際の各
電極への交流駆動電圧の付与方法を示す、
【図5】3脚型の振動型ジャイロスコープを示す斜視
図、
【図6】図1に示す振動子本体11の拡大端面図、
【図7】(A)(B)は互いに位相が180度相違する
交流駆動電圧の波形図、
【図8】従来の圧電振動子の分極方向を示すものであ
り、(A)は誘電分極を形成する際の電圧印加を示す説
明図、(B)は駆動時の説明図、
【符号の説明】
10 圧電材料の板 11、12 振動子本体 11a、12a 表面 11b、12b 裏面 15a、15b、15c 表面の電極 16a、16b、16c 裏面の電極 17a、17b、17c 表面の電極 18a、18b、18c 裏面の電極

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧電材料により形成された振動子本体
    と、この振動子本体の互いに平行な表裏両面に形成され
    た電極とを有し、前記電極に与えられる交流電力により
    振動子本体が前記電極が形成された面に沿う方向へ振動
    させられる圧電振動子において、前記振動子本体では、
    同じ面に形成された電極の間で分極が施されているとと
    もに、表面の電極と裏面の電極との間にも分極が施され
    ていることを特徴とする圧電振動子。
  2. 【請求項2】 振動子本体の振動方向に沿う方向を幅方
    向としたときに、振動子本体の表面と裏面では、幅方向
    の両縁部に電極が形成され、表面の縁部に位置する電極
    と裏面の縁部に位置する電極の間で、前記幅方向と直交
    する方向に分極が施されている請求項1記載の圧電振動
    子。
  3. 【請求項3】 表面の縁部に位置する電極と裏面の縁部
    に位置する電極に所定の電圧が与えられたときに、前記
    電極と、同じ面内に位置する他の電極との間に与えられ
    る電界強度に対し、表面の電極と裏面の電極の間に作用
    する電界強度が等しいかあるいはそれ以上である請求項
    2記載の圧電振動子。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3に記載された圧電振動
    子の振動子本体に検出用電極が設けられ、前記圧電振動
    子が振動しながら回転系内に置かれたときに、コリオリ
    力により前記振動子本体に与えられる振動成分が、前記
    検出用電極により検出されることを特徴とする振動型ジ
    ャイロスコープ。
  5. 【請求項5】 3個の振動子本体が、基部から平行に分
    離されて形成されて、前記電極に与えられる駆動電力に
    より両側の振動子本体と中央の振動子本体とが逆の位相
    で振動させられ、いずれかの振動子本体に設けられた検
    出用電極によりコリオリ力の振動成分が検出される請求
    項4記載の振動型ジャイロスコープ。
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