JPH0967671A - TiN膜製造方法 - Google Patents

TiN膜製造方法

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JPH0967671A
JPH0967671A JP24382895A JP24382895A JPH0967671A JP H0967671 A JPH0967671 A JP H0967671A JP 24382895 A JP24382895 A JP 24382895A JP 24382895 A JP24382895 A JP 24382895A JP H0967671 A JPH0967671 A JP H0967671A
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Kyuzo Nakamura
久三 中村
Takashi Komatsu
孝 小松
Yasushi Mizusawa
水沢  寧
Hisashi Wada
久 和田
Tomoyasu Kondou
智保 近藤
Fumito Takasugi
文人 高杉
Hisaharu Obinata
久治 小日向
Satoshi Ikeda
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 同じTiメタルターゲットでTi膜とTiN
膜とを連続して安定に成膜できる技術を提供する。 【解決手段】 希ガスと窒素ガスとを含む反応ガスでT
iメタルターゲットをスパッタして基板上にTiN膜を
成膜する際、希ガスと窒素ガスとを含む前処理ガスで前
記Tiメタルターゲットをスパッタしてその表面を予め
窒化させておく。TiN膜を安定に成膜でき、また、大
きなスパッタ電力を投入することができる。その窒化を
行う場合、予め前記反応ガスで前記Tiメタルターゲッ
トをスパッタし、Tiメタルターゲットの表面が金属T
iからTiNに切り替わったスパッタ電力(点P2の位
置)、又は、窒素ガス割合(点P12の位置)を求めてお
き、そのスパッタ電力以下の電力を投入し、又は、その
窒素ガス割合以上の窒素ガス割合の前処理ガスを導入し
て、Tiメタルターゲットの前処理を行うとよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体デバイスを
製造する際に用いられる配線作製プロセスの分野にかか
り、特に、一つのTiメタルターゲットでTi膜とTi
N膜との成膜をする技術に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体デバイスの素子間の電気的接続に
用いられる金属には、製造が容易であり、抵抗値も低い
ことから一般にはアルミニウム(Al)が使用されてお
り、スパッタリング法で成膜されたAl薄膜をドライエ
ッチング法によってパターンニングして主配線が作られ
ている。
【0003】しかしながらこのようなAl薄膜を基板表
面に直接成膜した場合には、Siが露出しているコンタ
クトホールの底面において、AlとSiとが反応し、コ
ンタクトホール内での接続不良を引き起こすことがあ
る。それを防止するために、基板上にTiN/Ti積層
膜をバリア膜として成膜することで反応を制御し、その
上にAl薄膜を成膜することも行われている。
【0004】このようなTi薄膜やTiN薄膜は、Al
配線に用いられるばかりでなく、例えばブランケットC
VD法によって成膜されるW薄膜の下地膜としても用い
られており、WF6やHFガスに対するバリア層とし
て、また、密着性の悪いCVD膜のグルー層として広く
使用されている。
【0005】ところで、これらTiN/Ti積層膜は、
一般にはスパッタリング法によって成長され、通常で
は、Ti薄膜は200〜500Å程度、TiN薄膜は5
00〜1000Å程度の膜厚に成膜されるが、TiNタ
ーゲットをスパッタリングしてTiN膜を成膜させる
と、前記TiNターゲットからダストが発生し、膜欠陥
等の不良が発生するという問題がある。
【0006】そこで従来より、Tiメタルターゲットを
窒素ガスを含む反応ガスでスパッタリングして基板上に
TiN膜を成長させる反応性スパッタリング法による成
膜が行われている。そして、このようなTiメタルター
ゲットを用いたTiN膜の成膜は、同じチャンバー内に
基板を置きながら導入ガスを切り替えるだけでTi膜も
TiN膜も成膜できることから、特に、TiN/Ti積
層膜を成膜したい場合に便利であり、コストも低くなる
ことから広く行われるようになってきた。
【0007】しかしながら、Ti膜を成膜した後、窒素
ガスを含む反応ガスを導入して反応性スパッタリングを
行う場合には、窒素ガス割合やスパッタ電力の大きさが
成膜されるTiN膜の膜質に大きな影響を与えてしま
う。特に、基板とターゲット間の距離が大きいスパッタ
リング装置を用いる場合や、大きな成膜速度を得たい場
合等、大電力を投入してTiメタルターゲットの反応性
スパッタを行うと、TiN膜の膜質が悪くなるという現
象があり、解決が望まれていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来技
術の不都合を解決するために創作されたもので、その目
的は、Tiメタルターゲットを使用してTiN膜を安定
的に成膜できる技術を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、希ガスと窒素ガスとを含む
反応ガスでTiメタルターゲットをスパッタして基板上
にTiN膜を成膜するTiN膜製造方法であって、前記
TiN膜を成膜する前に、希ガスと窒素ガスとを含む前
処理ガスで前記Tiメタルターゲットをスパッタしてそ
の表面を窒化させる前処理を行うことを特徴とし、
【0010】請求項2記載の発明は、請求項1記載のT
iN膜製造方法であって、スパッタ電力を減少させなが
ら前記反応ガスで前記Tiメタルターゲットをスパッタ
したときに、前記Tiメタルターゲットの表面が金属T
iからTiNに切り替わったスパッタ電力の大きさを予
め求めておき、前記前処理で投入するスパッタ電力の大
きさを、前記金属TiからTiNに切り替わったスパッ
タ電力の値以下にすることを特徴とし、
【0011】請求項3記載の発明は、請求項2記載のT
iN膜製造方法であって、スパッタ電力を増加させなが
ら前記反応ガスで前記Tiメタルターゲットをスパッタ
したときに、前記Tiメタルターゲットの表面がTiN
から金属Tiに切り替わり始めるスパッタ電力の値を予
め求めておき、前記TiN膜の成膜に投入するスパッタ
電力の大きさを、前記TiNから金属Tiへ切り替わり
始めるスパッタ電力の値を超えない範囲で、できるだけ
大きくすることを特徴とし、
【0012】請求項4記載の発明は、請求項1記載のT
iN膜製造方法であって、前記反応ガス中の窒素ガス割
合を増加させながら前記Tiメタルターゲットをスパッ
タしたときに、前記Tiメタルターゲットの表面が金属
TiからTiNへ切り替わった窒素ガス割合を予め求め
ておき、前記前処理ガス中の窒素ガス割合を、前記金属
TiからTiNへ切り替わった窒素ガス割合以上の大き
さにすることを特徴とし、
【0013】請求項5記載の発明は、請求項4記載のT
iN膜製造方法であって、前記反応ガス中の窒素ガス割
合を減少させながら前記Tiメタルターゲットをスパッ
タしたときに、前記Tiメタルターゲットの表面がTi
Nから金属Tiへ切り替わり始める窒素ガス割合を予め
求めておき、前記反応ガスの窒素ガス割合を、前記Ti
Nから金属Tiへ切り替わり始める窒素ガス割合を超え
ない範囲で、できるだけ小さくすることを特徴とし、
【0014】請求項6記載の発明は、請求項2乃至請求
項5のいずれか1項記載のTiN膜製造方法であって、
前記Tiメタルターゲットの表面の金属TiからTiN
への切り替わりと、TiNから金属Tiへの切り替わり
とをスパッタ電圧の変化で検出することを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の発明者らは、Ti膜を成
膜した後で同じTiメタルターゲットを用いてTiN膜
を成長させる場合に、成膜されるTiN膜の特性が安定
しないのは、TiN膜を成膜している際のTiメタルタ
ーゲットの表面状態が、TiN膜の成膜開始直後のスパ
ッタ電力の大きさや反応ガス中の窒素ガス割合の大きさ
に影響されるためであることを見出した。
【0016】一般に、TiN膜を成膜する際のTiメタ
ルターゲットの表面状態には、金属Tiが露出している
状態と、TiNで覆われている状態との2種類の状態が
あるが、反応性スパッタリング法によってTiN膜を成
長させる場合には、プラズマ中や基板表面上でTiNを
発生させるだけでなく、Tiメタルターゲットの表面が
TiNで覆われていることが望ましいと言われている。
【0017】このようなTiメタルターゲットの2種類
の表面状態は、スパッタリング条件を変えることで互い
に切り換えることができるが、窒素ガスを含まないスパ
ッタリングガスでTiメタルターゲットをスパッタし、
基板上にTi膜を成膜した直後は、前記Tiメタルター
ゲットの表面に導電性の良好な金属Tiが露出している
ため、先ず、この状態からTiメタルターゲット表面が
TiNで覆われた状態へ切り替わる場合を説明する。
【0018】図1(a)を参照し、この図1(a)は窒素ガ
ス75%、Arガス25%の反応ガスでTiメタルター
ゲットの反応性スパッタリングを行ったときのスパッタ
電力とスパッタ電圧の関係を示すグラフであり、前記金
属Tiが露出したTiメタルターゲットに前記反応ガス
を用い14kWのスパッタ電力を投入した(点P4)。こ
のときのスパッタ電圧は、Ti膜を成膜したときと同じ
く400V程度の低電圧であり、この状態からスパッタ
電力の大きさを徐々に小さくして行くと、スパッタ電力
が大きいうちはスパッタ電圧に変化は見られず、略一定
の低電圧を示す(直線L1のP4〜P1:領域〔III〕、
〔II〕)。従ってこの状態では、Tiメタルターゲッ
トの表面は導電性の良好な金属Tiが露出したままであ
る。
【0019】更にスパッタ電力を小さくしてゆくとスパ
ッタ電圧が急に増加し始め(点P1)、それよりもスパッ
タ電力を小さくすると、スパッタ電圧は高電圧を示して
増加が停止する(点P2)(領域〔I〕)。スパッタ電圧が
高電圧であることから、そのときの前記Tiメタルター
ゲットの表面は金属Tiに比べて抵抗が大きいTiNと
なっていることが分かる。それ以上スパッタ電力を小さ
くしても、略一定の高電圧を示して推移する。
【0020】逆に前記領域〔I〕の状態からスパッタ電
力を大きくして行くと、スパッタ電圧の値は、前記高電
圧を維持し、略一定値をとる(直線L2)。
【0021】前記低電圧から前記高電圧に切り替わった
点P2、P1よりもスパッタ電力を大きくしてもスパッタ
電圧は高電圧を示し、前記Tiメタルターゲットの表面
はTiNで覆われたままである(領域〔II〕)。
【0022】そして、更にスパッタ電力を大きくする
と、スパッタ量が大きくなるのに対して前記Tiメタル
ターゲットの表面を窒化するのに必要な窒素が不足する
ようになり、スパッタ電圧は減少し始め(点P3)、スパ
ッタ電圧は低電圧となって減少は停止する(点P4)。そ
れ以降スパッタ電力を増加させた場合は、スパッタ電圧
は前記直線L1に従って推移し、略一定の低電圧を示す
(領域〔III〕)。
【0023】このように、窒素ガスを含む反応ガスでT
iメタルターゲットをスパッタリングする場合、前記直
線L2上で、前記Tiメタルターゲットの表面が金属T
iからTiNへ切り替わった前記点P2と、TiNから
金属Tiへ切り替わり始める前記点P3とではスパッタ
電力の大きさが一致せず、スパッタ電力とスパッタ電圧
との間にヒステリシスが見られる。
【0024】そこで、Ti膜成膜直後の金属Tiが露出
しているTiメタルターゲットを用いてTiN膜を成膜
する場合には、予め、TiN膜を成長させる反応ガスを
用いてスパッタ電力を減少させながら前記金属Tiが露
出したTiメタルターゲットをスパッタし、その表面が
金属TiからTiNに切り替わった前記点P2における
スパッタ電力の大きさを求めておき、TiN膜を成膜す
る前に、前記反応ガスを前処理ガスとし、該点P2より
も小さいスパッタ電力でスパッタリングを行えば、前記
Tiメタルターゲットの表面をTiNで覆うことがで
き、その後はTiN膜を安定して成膜することが可能と
なる。
【0025】但し、前記点P2のスパッタ電力ではTi
N膜の成膜速度が小さすぎるため、TiN膜を成膜する
際の反応ガスを用い、予めTiNで覆われた前記Tiメ
タルターゲットをスパッタ電圧を増加させながらスパッ
タし、その表面がTiNから金属Tiに切り替わり始め
る前記点P3におけるスパッタ電力の値を求めておき、
前記TiN膜の成膜に投入するスパッタ電力の大きさ
を、前記点P3の値を超えない範囲で、できるだけ大き
くすれば、TiN膜を安定的に、しかも効率よく成膜す
ることが可能となる。
【0026】また、上述のようなヒステリシスは、スパ
ッタ電力とスパッタ電圧との間だけでなく、反応ガス中
の窒素ガス割合とスパッタ電圧との間でも見られる現象
である。
【0027】これを説明すると、図1(b)は、12kW
のスパッタ電力でTiメタルターゲットの反応性スパッ
タリングを行った場合の、反応ガス中の窒素ガス割合と
スパッタ電圧との関係を示すグラフである。この図1
(b)を参照し、Ti膜を成膜した直後の金属Tiが露出
しているTiメタルターゲットを窒素ガス割合が70%
の反応ガスを用いて投入スパッタ電力12kWで反応性
スパッタリングを行うと、スパッタ電圧は400V程度
の低電圧を示す(点P14)。この状態から反応ガス中の窒
素ガス割合を増して行くと、窒素ガス割合が少ないうち
はスパッタ電圧は略一定の低電圧を示す(直線L3:領域
〔VI〕、〔V〕)。このときは前記Tiメタルターゲ
ットの表面はまだ導電性の良好な金属Tiである。
【0028】更に窒素ガス割合を増加させるとスパッタ
電圧が急に増加し始め(点P11)、それよりも窒素ガス割
合を増加させると、スパッタ電圧は高電圧を示して増加
は停止する(点P12)(領域〔IV〕)。この領域〔IV〕
では、前記Tiメタルターゲットの表面が金属Tiに比
べて抵抗が大きいTiNで覆われている。
【0029】逆に、前記領域〔IV〕から窒素ガス割合
を小さくして行くと、スパッタ電圧は略一定の高電圧を
示し(直線L4)、前記点P12における窒素ガス割合より
も小さくしてもスパッタ電圧は高電圧を維持し、その表
面はTiNで覆われたままである(領域〔V〕)。
【0030】更に窒素ガス割合を小さくするとスパッタ
電圧が減少し始め(点P13)、それよりも窒素ガス割合よ
りも小さくするとスパッタ電圧は低電圧のを示して減少
は停止する(点P14)。このときは前記Tiメタルターゲ
ットの表面は金属Tiに戻っている。
【0031】このように、反応ガス中の窒素ガス割合を
変化させてスパッタリングすると、Tiメタルターゲッ
トの表面が金属TiからTiNへ切り替わった前記点P
12と、TiNから金属Tiへ切り替わり始める前記点P
13とでは、窒素ガス割合が一致せず、窒素ガス割合とス
パッタ電圧との間にヒステリシスが見られる。
【0032】従って、前記反応ガス中に含まれる窒素ガ
スの割合を増加させながら金属Tiが露出した前記Ti
メタルターゲットをスパッタし、その表面が金属Tiか
らTiNへ切り替わった前記点P12での窒素ガスの割合
を予め求めておき、その割合以上の窒素ガスを含む前処
理ガスによって前記Tiメタルターゲットのスパッタリ
ングを行えば、その表面をTiNで覆うことができるの
で、以後のTiN膜の成膜を安定に行うことが可能とな
る。
【0033】但し、その窒素ガス割合が大きすぎて結晶
性のよいTiN膜を成膜できないので、予め前記反応ガ
ス中の窒素ガス割合を減少させながらTiNで覆われた
Tiメタルターゲットをスパッタし、その表面がTiN
から金属Tiへ切り替わり始める前記点P13における窒
素ガスの割合を求めておき、その割合を下回らない範囲
で、できるだけ小さい窒素ガス割合の反応ガスを用いれ
ばよい。
【0034】以上説明したように、TiNで覆う前処理
を行う際にはスパッタ電力の大きさを小さくしても、窒
素ガス割合を大きくしてもよいが、いずれの場合にも、
前記Tiメタルターゲット表面の金属TiからTiNへ
の切り替わりと、TiNから金属Tiへの切り替わりと
を求めるためには、予めスパッタ電力又は窒素ガス割合
を変化させてTiメタルターゲットの反応性スパッタリ
ングを行い、スパッタ電圧を検出すればよい。
【0035】
【実施例】本発明の一実施例を図面を用いて説明する。
図3を参照し、2は本発明に用いた全面エロージョン型
のマグネトロンスパッタリング装置であり、図示しない
真空ポンプによって真空排気される成膜チャンバー3を
有している。
【0036】前記成膜チャンバー3の天井には、表面が
前記成膜チャンバー3内に向き、裏面は大気中に向くよ
うにカソード電極4が気密に設けられており、前記カソ
ード電極4の表面にはTiメタルターゲット5が配置さ
れ、裏面には磁石回転機構9が配置されている。
【0037】前記磁石回転機構9には、前記Tiメタル
ターゲット5の表面と垂直に回転軸22が設けられ、該
回転軸22には、前記Tiメタルターゲット5の表面と
平行に回転板21が取り付けられている。前記回転板2
1の表面には、複数の磁石23が配置され、前記Tiメ
タルターゲット5表面に磁界が作られて、プラズマを高
密度に閉じ込められるように構成されている。
【0038】前記Tiメタルターゲット5と対向する前
記成膜チャンバー3の底面には、基板ステージ6が設け
られており、TiN/Ti積層膜を成膜するために、先
ず、前記成膜チャンバー3と図示しない基板搬送室との
間に設けられたアイソレーションバルブ12を開け、基
板を前記成膜チャンバー3内に搬入し、前記基板ステー
ジ6上に載置して、符号7で示す基板を前記Tiメタル
ターゲット5と平行に対向させ、前記アイソレーション
バルブ12を閉じ、真空排気しながらスパッタリングガ
スであるArガスを導入した。
【0039】前記成膜チャンバー3は接地電位に置かれ
ており、前記カソード電極4には直流電源14が接続さ
れている。前記成膜チャンバー3と前記カソード電極4
とは、絶縁部材11で電気的に絶縁されているので、前
記直流電源14を起動して前記カソード電極4を負電位
に置き、前記Tiメタルターゲット5表面にプラズマを
発生させた。
【0040】このとき、前記基板7と前記Tiメタルタ
ーゲット5との間に設けられた図示しないシャッターを
閉じておき、前記Tiメタルターゲット5表面のTiN
等の不純物を除去するためのダミースパッタを行った
後、前記シャッターを開け、前記基板7表面へのTi膜
の成膜を開始した。
【0041】成膜条件は、 スパッタ電力 …… 12kW スパッタ圧力 …… 0.1Pa とし、図4(a)に示すように、前記基板7の表面に膜厚
300ÅのTi膜54を成膜した。
【0042】前記Ti膜54の成膜後、窒素ガス75
%、Arガス25%から成る反応ガスを導入した。
【0043】このマグネトロンスパッタリング装置2で
のスパッタ電力とスパッタ電圧との関係は前記図1(a)
に示した通りの特性であり(反応ガス中の窒素ガス割合
が75%の場合)、投入するスパッタ電力を6kWより
も小さくしないと、前記Tiメタルターゲット5をTi
Nで覆うことができない。そこで、前記Tiメタルター
ゲット5表面をTiNで確実に覆うために、ここでの前
処理としてスパッタ電力を5kWにして5秒間反応性ス
パッタリングを行い、前記Tiメタルターゲット5表面
をTiNで覆った。従って、前処理条件は、 スパッタ電力 …… 5kW 窒素ガス割合 …… 75%(N2/(Ar+N2)) スパッタ圧力 …… 0.1Pa 前処理時間 …… 5秒 である。
【0044】ところで、例えばターゲット・基板間の距
離が大きいスパッタリング装置を使用する場合等、実用
的なTiN膜の成膜速度を得るためには、前記前処理で
のスパッタ電力では小さすぎるため、できるだけ大きな
スパッタ電力を投入したい。
【0045】このマグネトロンスパッタリング装置2で
は、図1(a)のグラフに示すとおり、前記Tiメタルタ
ーゲット5が一旦TiNで覆われた後は、スパッタ電力
が12kW以下の範囲であればその表面に金属チタンは
露出しない。そこで、大きな成膜速度と良質なTiN膜
を得るために、12kWのスパッタ電力で反応性スパッ
タリングを行ってTiNを堆積させ、図4(b)に示すよ
うに、前記Ti膜54上にTiN膜55を成膜した。
従って、このときのTiN膜の成膜条件は、 スパッタ電力 …… 12kW 窒素ガス割合 …… 75%(N2/(Ar+N2)) スパッタ圧力 …… 0.1Pa である。
【0046】なお、前記Ti膜54と前記TiN膜55
の成膜の際、前記回転軸22をその中心軸線回りに回転
させて前記磁石23のつくる磁界を前記Tiメタルター
ゲット5の表面上で回転移動させ、前記Tiメタルター
ゲット5表面の全面がスパッタされるようにしておい
た。
【0047】所定膜厚のTiN膜55を成膜した後、前
記アイソレーションバルブ12を開け、図示しない基板
搬出入室より前記基板7を取り出すと共に、別の基板を
前記成膜チャンバー3内に搬入し、シャッターを閉じて
Arガスでダミースパッタを行い、TiN膜を成膜した
際に生成した前記Tiメタルターゲット5表面のTiN
を除去して金属Tiを露出させた後、上述したのと同じ
Ti膜成膜条件、前処理条件、TiN膜成膜条件にてT
iN/Ti積層膜を成膜した。このように、TiN/T
i積層膜の成膜を、合計25枚の基板に対して行い、各
基板のシート抵抗(Ω/□)を測定した。図3の横軸に前
記25枚の基板を成膜したサンプル番号順に並べ、各基
板のシート抵抗を●でプロットして示す。シート抵抗は
ほぼ一定であり、TiN膜が安定に成膜されていること
が分かる。なお、前記前処理中に成膜されたTiN膜の
膜厚はTiN膜の膜厚の1/20程度であり、シート抵
抗に影響を与えていなかった。
【0048】比較例として、前記マグネトロンスパッタ
リング装置2を用い、前記前処理を行わない他は同じ条
件で、25枚の基板上にTi膜とTiN膜とを順次成膜
し、シート抵抗を測定した。その結果を、同様に、前記
図3に○でプロットして示す。前記前処理を行った基板
と比較するとばらつきが大きい。
【0049】なお、このスパッタリング装置2では、前
記成膜チャンバー3内には防着板13が設けられてお
り、前記成膜チャンバー3の内壁に前記Tiメタルター
ゲット5のターゲット材が付着しないようにされている
ので、前記TiN膜55にはパーティクルに起因する膜
欠陥は見られなかった。
【0050】次に、本発明の他の実施例を説明する。前
記マグネトロンスパッタリング装置2を用い、前述の実
施例と同様にスパッタ電力を12kW、スパッタ圧力を
0.1Paに設定し、Arガス100%で構成されるス
パッタガスを導入し、図4(a)に示すように、基板7表
面に膜厚300ÅのTi膜54を成膜した。
【0051】このマグネトロンスパッタリング装置2で
は、スパッタ電力が12kWと高出力であると、図1
(b)のグラフに示す通り、反応ガス中の窒素ガス割合を
90%以上にしないと金属Tiが露出した前記Tiメタ
ルターゲット5をTiNで覆うことができない。そこ
で、スパッタ電力は前記Ti膜成膜時の12kWにした
ままで、導入ガスを、前記100%Arガスから窒素ガ
ス90%とArガス10%の混合ガスで構成される前処
理ガスに切り替え、5秒間の反応性スパッタリングを行
った。従って、このときの前処理条件は、 スパッタ電力 …… 12kW 窒素導入量 …… 90%(N2/(Ar+N2)) スパッタ圧力 …… 0.1Pa 前処理時間 …… 5秒 である。
【0052】この窒素ガス割合90%の前処理ガスは窒
素が多すぎて、得られるTiN膜の結晶性が悪い。そこ
で、その前処理が終了した後、導入ガスを、窒素ガス7
5%、Arガス25%で構成される反応ガスに切り替
え、12kWのスパッタ電力を維持したまま前処理の終
了した前記Tiメタルターゲットの反応性スパッタリン
グを行ってTiN膜を成膜した。
【0053】このTi膜成膜条件、前処理条件、TiN
膜成膜条件で、合計25枚の基板上にTi膜とTiN膜
とをこの順で成膜してシート抵抗を測定したところ、前
記図2の●のプロットを結んだグラフと同程度の少ない
ばらつきのシート抵抗値が得られた。但し、スパッタリ
ングガスの切り替えよりも投入電力の変更が容易なこと
やプロセス追随性の面からは、前述の投入電力の大きさ
を切り替えて前処理を行う方が優れていると考えられ
る。
【0054】なお、これら実施例ではTi膜上にTiN
膜を成膜する場合を説明したが、一つの基板にTiN膜
とTi膜をこの順で成膜する場合等、要するに、本発明
は、金属Tiが露出したTiメタルターゲットを使用し
てTiN膜を成膜する場合に広く用いることが可能であ
る。
【0055】
【発明の効果】一つのTiメタルターゲットでTi膜と
TiN膜とを安定に成膜することが可能となる。膜質の
よいTiN膜を安定的に得ることができるので、特性に
ばらつきが少なく、また、大きなスパッタ電力を投入し
てTiN膜の成膜を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a):スパッタ電力とスパッタ電圧との間の
関係を示すグラフ(窒素割合75%) (b):窒素ガス
導入量とスパッタ電圧との間の関係を示すグラフ(投入
電力12kW)
【図2】 本発明の一実施例により製造したTiN膜の
シート抵抗値と、従来技術により成膜したTiN膜のシ
ート抵抗値とのばらつきの相違を比較した図
【図3】 本発明に用いることができるマグネトロンス
パッタリング装置の一例
【図4】 本発明の工程を説明するための図 (a):基板上にTi膜を成膜した段階の基板断面図 (b):そのTi膜上にTiN膜を成膜した段階の基板断
面図
【符号の説明】
5…Tiメタルターゲット 7…基板 54……T
i膜 55…TiN膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 水沢 寧 静岡県裾野市須山1220−14 日本真空技術 株式会社富士裾野工場内 (72)発明者 和田 久 静岡県裾野市須山1220−14 日本真空技術 株式会社富士裾野工場内 (72)発明者 近藤 智保 静岡県裾野市須山1220−14 日本真空技術 株式会社富士裾野工場内 (72)発明者 高杉 文人 静岡県裾野市須山1220−14 日本真空技術 株式会社富士裾野工場内 (72)発明者 小日向 久治 静岡県裾野市須山1220−14 日本真空技術 株式会社富士裾野工場内 (72)発明者 池田 智 千葉県山武郡山武町横田523番地 日本真 空技術株式会社千葉超材料研究所内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 希ガスと窒素ガスとを含む反応ガスでT
    iメタルターゲットをスパッタして基板上にTiN膜を
    成膜するTiN膜製造方法であって、 前記TiN膜を成膜する前に、希ガスと窒素ガスとを含
    む前処理ガスで前記Tiメタルターゲットをスパッタし
    てその表面を窒化させる前処理を行うことを特徴とする
    TiN膜製造方法。
  2. 【請求項2】 スパッタ電力を減少させながら前記反応
    ガスで前記Tiメタルターゲットをスパッタしたとき
    に、前記Tiメタルターゲットの表面が金属TiからT
    iNに切り替わったスパッタ電力の大きさを予め求めて
    おき、 前記前処理で投入するスパッタ電力の大きさを、前記金
    属TiからTiNに切り替わったスパッタ電力の値以下
    にすることを特徴とする請求項1記載のTiN膜製造方
    法。
  3. 【請求項3】 スパッタ電力を増加させながら前記反応
    ガスで前記Tiメタルターゲットをスパッタしたとき
    に、前記Tiメタルターゲットの表面がTiNから金属
    Tiに切り替わり始めるスパッタ電力の値を予め求めて
    おき、 前記TiN膜の成膜に投入するスパッタ電力の大きさ
    を、前記TiNから金属Tiへ切り替わり始めるスパッ
    タ電力の値を超えない範囲で、できるだけ大きくするこ
    とを特徴とする請求項2記載のTiN膜製造方法。
  4. 【請求項4】 前記反応ガス中の窒素ガス割合を増加さ
    せながら前記Tiメタルターゲットをスパッタしたとき
    に、前記Tiメタルターゲットの表面が金属TiからT
    iNへ切り替わった窒素ガス割合を予め求めておき、 前記前処理ガス中の窒素ガス割合を、前記金属Tiから
    TiNへ切り替わった窒素ガス割合以上の大きさにする
    ことを特徴とする請求項1記載のTiN膜製造方法。
  5. 【請求項5】 前記反応ガス中の窒素ガス割合を減少さ
    せながら前記Tiメタルターゲットをスパッタしたとき
    に、前記Tiメタルターゲットの表面がTiNから金属
    Tiへ切り替わり始める窒素ガス割合を予め求めてお
    き、 前記反応ガスの窒素ガス割合を、前記TiNから金属T
    iへ切り替わり始める窒素ガス割合を超えない範囲で、
    できるだけ小さくすることを特徴とする請求項4記載の
    TiN膜製造方法。
  6. 【請求項6】 前記Tiメタルターゲットの表面の金属
    TiからTiNへの切り替わりと、TiNから金属Ti
    への切り替わりとをスパッタ電圧の変化で検出すること
    を特徴とする請求項2乃至請求項5のいずれか1項記載
    のTiN膜製造方法。
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