JPS6333561A - 薄膜形成方法 - Google Patents

薄膜形成方法

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Publication number
JPS6333561A
JPS6333561A JP17403386A JP17403386A JPS6333561A JP S6333561 A JPS6333561 A JP S6333561A JP 17403386 A JP17403386 A JP 17403386A JP 17403386 A JP17403386 A JP 17403386A JP S6333561 A JPS6333561 A JP S6333561A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
thin film
target
film
holding part
Prior art date
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Pending
Application number
JP17403386A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideo Kobayashi
英夫 小林
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP17403386A priority Critical patent/JPS6333561A/ja
Publication of JPS6333561A publication Critical patent/JPS6333561A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、薄膜形成方法に係り、特に不純物の混入を防
止し、膜質の優れた薄膜を形成する方法に関する。
〔従来技術およびその問題点j 例えば、磁気記録ヘッド、磁気記録媒体等の薄膜化に伴
い、軟磁性薄膜が広く用いられるようになってきている
この軟磁性薄膜の形成手段としては、 (i)膜形成材料に熱エネルギーを与えて蒸発させ、そ
れを基板上に析出せしめ膜形成を行なう蒸着法。
(ii)膜形成材料をターゲットとして、これに陽イオ
ンを衝突せしめ、このエネルギーによって膜形成材料を
たたき出し、基板上に析出せしめるスパッタリング法。
(iii)チャンバー内に反応性ガスを導入し、化学反
応により基板上に膜を形成する化学的気相成長法(CV
D法)等がある。
これらのうち、高エネルギーを付加することが可能で、
基板上への析出時に急冷効果が大きく、膜質の良好な軟
磁性薄膜を高速で形成できることから、スパッタリング
法が主に用いられている。
しかしながら、この方法では、陽イオンの生成にアルゴ
ン(Ar)、ヘリウム(He)等のガス導入が不可欠で
あるため、ガス中に混入する酸素(02)、窒素(N2
)、水蒸気(H20>等が、膜中にとり込まれ、このた
めに膜の軟磁性を劣化させるという避けることのできな
い問題があった。
そこで第4図に示す如く、薄膜を形成すべき基板S上に
負バイアスを印加するという方法がとられている。これ
は、通常“選択的な再スパツタ効果″と呼ばれ、負バイ
アスの印加により基板側へもAr十等の陽イオンを引き
寄せ、再スパツタすることにより、基板表面に付着した
不純物をたたき出し、膜中への不純物の混入誉防止する
ものである。
しかし、絶縁性材料からなる基板に上述の如く負バイア
スを印加した場合、第4図に示す如く、陽イオンは初期
的には基板に衝突し、不純物をたたき出すが、電荷が基
板上にチャージされるため、電位分布は第5図に示す如
くなる。この結果、第5図に示す如き電位分布となった
後は、陽イオンは基板ホルダ6aやホルダーを保持して
いるホルダー基台6bに引き寄せられ、゛′選択的な再
スパツタ効果”を得ることができないという欠点があっ
た。
本発明は、前記実情に鑑みてなされたもので、゛選択的
な再スパツタ効果”を十分に発揮せしめ、膜質の優れた
薄膜形成を行なうことを目的とする。
[問題点を解決するための手段] そこで本発明では、絶縁性の基板上にスパッタリング法
を用いて薄膜形成を行なうに際し、基板の支持手段に対
して正バイアスを印加するようにしている。
[作用] 第1図(a)は、基板ホルダーおよびホルダー基台への
正バイアス印加直後の電位分布を示す図である。
まず、陽イオン発生時に同時に生成される電子が基板8
1基板ホルダー6aおよびホルダー基台6bに引かれる
。(第1図(a)) その後、電子は、基板ホルダー6aおよびホルダー基台
6bから逃げていくが、基板S上の電子は逃げられず、
基板表面は負にチャージする。このため、第1図(b)
に示す如き電位分布が形成される。従って、飛翔する陽
イオンは基板ホルダーやホルダー基台を避け、基板上に
引き寄せられる。
このようにして、゛選択的スパッタ効果”を良好に発揮
することができる。
[実施例] 以下、本発明の実施例について図面を参照しつつ詳細に
説明する。
第2図は、本発明実施例の薄膜形成に用いる高周波(R
F)スパッタ装置を示す図である。
この高周波(RF)スパッタ装置は接地されたチャンバ
ー1内に電極2と、該電極2に対向して配設された基板
保持部旦とを具備しており、該電極2は、高周波電力を
供給する高周波電源4を具備すると共に、ターゲット5
を担持している。
また、基板保持部旦は、基板Sを保持するための基板ホ
ルダー6aと、これを担持するホルダー基台6bとから
なり、基板エツチング用電源7、および基板ホルダーお
よびホルダー基台に正バイアスを印加するためのバイア
ス電源8とが夫々スイッチSWI、SW2を介してこれ
に接続されている。
そして、チ↑・ンバー1の両端にはガスを導入するため
のガス供給部9とガスを排出するためのガス排出部10
とが相対向して設けられている。
次に、このRFスパッタ装置を用いて、結晶化ガラスか
らなる基板S上にコバルト(Co)−ジルコン(Zr)
系合金1110を形成する方法について説明する。
まず、チャンバー1内の基板ホルダー6aに基板Sを載
置すると共に、第1の電極2にターゲット5としてCo
−Zr合金を設置する。
そして、チャンバー1内を1 x 10 ’ (Tor
r)程度の真空に排気する。
次いで、アルゴンガスをガス供給部9からチャンバー内
に導入し、10−2 Torr程度となるようにすると
同時に、スイッチSW1をONにし基板保持部品とチャ
ンバー1との間に、基板エツチング用電源7から高周波
電圧を印加し、基板Sとチャンバーとの間でRFスパッ
タリングを行ない膜形成用の基板Sの表面を清浄化する
この後、スイッチSW2によって基板保持部品にバイア
ス電源8を接続し、基板Sに正バイアスを印加すると同
時に高周波電源4をONにし、ターゲット5とチャンバ
ー1との間でRFスパッタリングを行ない、Ar+イオ
ンによってターゲット5をたたき出し、基板Sの表面に
Co−Zr系合金薄膜を形成する。
このように、2II膜形成に際して基板保持部品には正
バイアスが印加されているため、Ar+イオンは、良好
に基板Sを再スパツタし、膜中に混入する不純物を選択
的にたたき出すことができ、膜特性の優れたQo−Zr
系合金薄膜が形成される。
このような方法により形成されたQo−Zr合金′a膜
のバイアス値による特性(透磁率)の変化を第3図に示
す。ここでは、形成された(CO−Zr合金薄膜を磁界
中で回転焼鈍した後に測定したものである。この図から
も明らかなように、正バイアスの印加によって透磁率が
大幅に向上していることがわかる。
なお、実施例では軟磁性膜の形成方法について説明した
が、軟磁性膜のみならず、金属薄膜あるいは金属酸化物
、薄膜、半導体薄膜等、他の薄膜の形成に際しても適用
可能である。
[効果] 以上説明してきたように、本発明では、基板ホルダー、
ホルダー基台等の基板保持部に対して正バイアスを印加
した状態で薄膜形成を行なうようにしているため、“再
スパツタ効果”を良好に発揮せしめ不純物を混入するこ
となく膜質の良好な薄膜形成を行なうことが可能となる
【図面の簡単な説明】
第1図(a)および(b)は、本発明の原理を示す図、
第2図は、本発明実施例の方法で用いるRFスパッタ装
置を示す図、第3図は、該RFスパッタ装置によって軟
磁性膜を形成する際のバイアス値と透磁率との関係を示
す図、第4図は従来のRFスパッタ装置、第5図は、従
来例の方法による薄膜形成過程における電位分布を示す
図である。 1・・・チャンバー、2・・・電極、旦・・・基板保持
部、4・・・高周波電源、5・・・ターゲット、S・・
・基板、6a・・・基板ホルダー、6b・・・ホルダー
基台、7・・・基板エツチング用電源、8・・・バイア
ス電源、SWl、SW2・・・スイッチ、S・・・基板
、9・・・ガス供給部、10・・・ガス排出部。 魁田長

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ターゲットと陽イオンとの物理的な衝突によりタ
    ーゲットの構成元素をたたき出し、絶縁性の基板上に薄
    膜を形成するスパッタリング法において、 前記基板を支持する支持手段に対して正バイアスを印加
    するようにしたことを特徴とする薄膜形成方法。
  2. (2)前記薄膜は軟磁性膜であることを特徴とする特許
    請求の範囲第(1)項記載の薄膜形成方法。
JP17403386A 1986-07-24 1986-07-24 薄膜形成方法 Pending JPS6333561A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04340220A (ja) * 1988-06-17 1992-11-26 Tadahiro Omi 半導体装置の製造方法
US5354583A (en) * 1992-11-09 1994-10-11 Martin Marietta Energy Systems, Inc. Apparatus and method for selective area deposition of thin films on electrically biased substrates

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04340220A (ja) * 1988-06-17 1992-11-26 Tadahiro Omi 半導体装置の製造方法
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