JPH04198476A - プラズマ処理装置 - Google Patents

プラズマ処理装置

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JPH04198476A
JPH04198476A JP2326075A JP32607590A JPH04198476A JP H04198476 A JPH04198476 A JP H04198476A JP 2326075 A JP2326075 A JP 2326075A JP 32607590 A JP32607590 A JP 32607590A JP H04198476 A JPH04198476 A JP H04198476A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はプラズマ処理装置、特に半導体などの製造工程
においてスパッタリング法により基板上にシリコン膜、
アルミニウム膜、酸化シリコン膜等からなる堆積膜を成
膜するための装置として有用なプラズマ処理装置に関す
る。
[従来の技術] 半導体ウェハ等からなる基板−Lに薄膜を形成する方法
の一つとしてスパッタリング法が用いられている。
一般的なスパッタリング法による成膜は、真空にし得る
槽(真空槽)内を10−3〜10−2Torr程度の真
空とし、陽極と対向し、ターゲットを保持する陰極に直
流電圧または高周波電力を印加して、これら電極間にプ
ラズマ生成用の放電を起し、陰極降下電圧を利用して陽
イオンを陰極上のターゲツト材に加速衝突させることで
ターゲツト材から放出される原子あるいは分子を基板上
に堆積させることによって行われる。
しかしながら、高周波電力を印加して成膜を行う場合、
−船釣な平行平板型のスパッタリング装置では放電領域
が陰極と陽極の電極間からその外側に広がり、電極間の
外側にプラズマの生成に有効に利用されない放電領域が
生じ、それが電極間に投入された放電用の電力の部分的
な損失となる。
この電力損失が大きいと、電極間に十分な密度のプラズ
マを発生させることができなくなり、効率良いプラズマ
処理ができなくなる。例えば、成膜装置においては、プ
ラズマ密度の低下は、成膜速度の低下や、バイアススパ
ッタリング装置等で利用される基板入射イオン量等の減
少を招く。
この投入電力の損失の問題に対する対応としては、電力
損失を見越して投入電力を増大させる方法がある。しか
しながら、大きな投入電力を用いると真空槽内壁等の所
望としない部分のスパッタリングが増長され、真空槽内
壁等から放出される原子や分子のプラズマ処理への影響
が顕著となり好ましくない。例えば、成膜においては、
真空槽内壁等から放出される原子や分子が堆積膜中に不
純物として混入し、その混入量が増大するという問題が
生じてくる。
[発明が解決しようとする課題] プラズマ処理装置における放電領域の電極間の空間より
外側への広かりを防止して、投入電力の損失を低減させ
る構成として、電極間の空間を囲むように防着板を設け
る構成が知られている。
しかしながら、実際の高周波放電を用いたプラズマ処理
においては、電極に印加した高周波が防着板に伝搬し易
いため、防着板と真空槽内壁との間に放電が生じ易くな
り、必ずしも効率的ではない。また、イオンの陰極への
加速の程度やその量を制御するために、あるいは防着板
自体のスパッタリングを防止するために、防着板にも電
位を印加することが知られているが、この方法を用いた
場合にも防着板と真空槽内壁の間に生じる放電により本
来電極間に投入されるべき高周波電力の損失が生じ、プ
ラズマ処理への影響は避けられない。
防着板と真空槽内壁の間の放電は、これらの間隔を狭め
ることによって防止できる。
しかしながら、電極に近接させた防着板にさらに真空槽
内壁を近接させて配置すること、すなわち電極と真空槽
内壁の間隔を狭めることは装置の設計−ヒ困難であり、
また、電極と真空槽内壁の間隔を狭めずに防着板を真空
槽内壁側奸寄せて配置すると、防着板と電極との間隔が
広がることになるので前述の放電領域の広がりが生じ、
投入電力の損失の増大を招く。
本発明は上述の従来のプラズマ処理装置における問題に
鑑みなされたものであり、投入電力の効率良い利用が可
能であづ、品質の良い堆積膜の成膜を生産性良く行うこ
とのできるプラズマ処理装置を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成し得る本発明のプラズマ処理装置は、真
空槽内に、プラズマ発生用の放電を起すための一対の電
極と、これら電極間の空間を含むプラズマ処理領域と該
真空槽の内壁と接触する領域を連通状態で仕切る防着板
とを有するプラズマ処理装置において、前記プラズマ処
理領域と前記真空槽の内壁と接触する領域に圧力差を生
じさせるための手段を設けたことを特徴とする。
本発明によれば、防着板によって放電用の一対の電極の
間の空間を含むプラズマ処理領域を囲み、該プラズマ処
理領域とその外部領域に圧力差を設けたことによって、
これら電極間に生じさせた放電領域の電極間より外側へ
の広がりを抑えて、放電領域のほぼ全域をプラズマ処理
に必要なプラズマの発生に利用することが可能となる。
これにより、投入電力損失を抑えた効率良いプラズマ処
理が可能となる。例えば、成膜に利用する場合において
は、防着板を設けない場合と比較して、同じ投入電力で
、より高い成膜速度を得ることができ、また基板に入射
する所望のイオンの割合を増加させてより品質の良い堆
積膜を成膜することができる。
また、本発明における防着板は、防着板本来の目的であ
る真空槽内壁部への堆積膜の形成を防ぐという効果も有
する。
更に、防着板に電位を印加することによって、防着板自
身のスパッタリングによる堆積膜中への不純物の混入を
大幅に削減することが61能となる。
以下、図面を参照しつつ本発明のプラズマ処理装置の各
種態様例について説明する。
第1図は、スパッタリンク法による成膜に用いる本発明
のプラズマ処理装置の一例の要部の断面1図である。
1はターゲツト材5を保持し得る構成を有する陰極であ
り、ローパスフィルター(LPF)を介して直流(DC
)電源と、また整合回路を介してプラズマ発生用電源で
ある高周波(RF)電源と接続されている。
2は堆積膜が成膜される基板6を保持し得る構成を有す
る陽極であり、切り替えスイッチ7によって、整合回路
を介したRF定電力びLPFを介したDC電源のいずれ
かと接続される。
3は陰極1と陽極2の間のプラズマ処理領域としての成
膜領域S1を囲むように配置された防着板であり、4は
ターゲツト材5表面でマグネトロン放電を起させる磁場
を形成するための磁石等からなる磁場発生手段である。
この装置では、電極間の空間を取り囲む防着板3が陰極
1及び陽極2に近接して配置され、防着板3に囲まれた
成膜領域S1とその外側の真空槽8内壁と接触する領域
S2とが防着板3と陰極1の設置部との間の狭められた
通路15によって連通した構成が採られており、成膜領
域S1には該領域へのガスの導入を可能とするガス導入
管14が接続されてる。
このような構成により、成膜領域S1にガスを所定の流
量で導入し、通路15によって成膜領域S1から領域S
2へのガスの流出量を制限することで、成膜領域S1内
の圧力を領域S2内の圧力よりも高くして、これらの領
域に圧力差を生じさせることができる。その結果、先に
述べた作用によって目的とする効果を得ることができる
通路15やガス導入管14を設ける位置、通路15の大
きさや形状は、装置の構成や成膜条件に応じて、防着板
3を電極1.2にできるかぎり近接させ、かつ成膜領域
S1と領域S2に有効な圧力差を生じさせることができ
るように適宜設定される。
この装置における成膜は、例えば以下のようにして行う
ことができる。
まず、ターゲツト材5及び基板6を陰極1及び陽極2の
所定位置にセットし、真空槽8内を排気ユニットにより
、例えばlXl0−’〜3X10−9Torr程度もし
くは3X10−9Torr以下の真空度とする。
次に、Arガスをガス導入管14から成膜領域S1内に
導入し、成膜領域S1と領域S2とで所定の圧力差を形
成する。
なお、成膜領域S、の圧力は成膜に必要な圧力とされ、
例えば、3X10−3〜5X10−2Torr程度の圧
力を採用することができる。
また、成膜領域S1と領域S2の圧力差に関しては、成
膜領域S1内の圧力(ps□)と領域S2内の圧力(P
S2)の比、つまりP sI/ P S2が5〜100
程度の値となるのが好ましい。
そして、Arガスの導入速度は、成膜領域S。
内の真空度が成膜に必要な程度に維持され、かつ所定の
圧力差が成膜領域S1と領域S2に形成されるように調
節される。
この状態で、陰極工にRF定電力び/またはDC電位を
、陽極にDC電力またはRF定電力所定の条件で印加し
て成膜を行う。
成膜領域S、内に導入するガスとしては、Arガスの他
に、He、Ne、Kr、Xe、Rnなとの不活性ガスを
挙げることができる。また、これら不活性ガスと一緒に
02カスを導入して酸化物の成膜、またN2ガスあるい
はNH3ガスを導入してチッ化物の成膜を行うこともで
きる。
なお、防着板3には、防着板自体のスパッタリングを防
ぐなどの目的で電位を印加できる手段が付加されてもよ
い。そのような構成を有する装置の一例を第3図に示す
第3図に示した装置は、LPFを介してDC電源16を
防着板3に接続した以外は第1図の装置と同様の構成を
有する。尚、DC電源16の極性は、正電位、負電位と
も印加範囲として含んでいる。
この装置における成膜においては、防着板3にDC電源
16から所定の電位を印加することで、防着板3自体の
スパッタリングを防止することができ、スパッタリング
により放出される不純物としての原子や分子の堆積膜へ
の混入を大幅に減少させることができる。
従って、防着板に電位を印加可能とした構成を有する装
置は、低い不純物含有量が要求される膜の成膜に好適で
ある。
F記の例では、成膜領域S1と領域S2を連通する通路
15は固定されたものでるが、第4図に示すように通路
15の開口部の面積を調整するための調整弁17をベロ
ーズ18を上下させることによって移動させ、通路15
からのガスの流出量を調整して、成膜領域S1と領域S
2の圧力差を制御することもできる。
さらに、第1図及び第3図の構成の装置では、基板の搬
出入の手段は示されていないが、例えば第5図に示すよ
うにベローズ19によって防着板3を」1下できる構成
としたり、第6図及び第7図に示すように防着板3に開
口部20及び蓋21を設は蓋21を開閉自在として、タ
ーゲツト材5及び基板6の搬出入等の操作を行うことが
できる。
なお、第6図に示した装置と第7図に示した装置の違い
は、DC電源を防着板に接続しているかいないかの違い
である。
また、本発明のプラズマ処理装置において、真空槽8に
ロードロック室を接続することによって、真空槽8内を
大気圧に戻さずに基板の交換を行うことで成膜の効率を
上げることもできる。
以上、スパッタリング法による成膜装置としての本発明
のプラズマ処理装置の各種態様例について説明したが、
本発明のプラズマ処理装置の構成はプラズマCVD処理
、リアクティブイオンエツチング処理、ドライクリーニ
ング処理、レジストアッシング処理等の他のプラズマ処
理にも適用することができる。
[実施例] 実施例1 第2図に示す各部分のサイズを以下のように設定して、
第6図に示すスパッタリング法による成膜装置を作製し
た。
陰極1及び陽極2の直径d、=90mm円筒状防看板の
内径d2=91mm 円筒状防着板の−1一端とターゲツト材表面の距離立、
=7mm 電極間距離f12=30mm なお、真空槽8、防着板3はいずれもステンレス鋼(S
US316L)で構成し、電極1.2はTa薄膜を50
騨コーテイングした鋼材で構成した。
ターゲツト材5としての円板状のアルミニウム板(直径
90mm、厚さ5mm)を陰極1に、また基板6として
の円板状のシリコンウェハ(直径50mm、厚さ0.4
mm)を陽極2上にセットし、排気ユニットを作動させ
て、真空槽8内が2XIO−9Torrとなったところ
で、ガス導入管14からArガスを30SCCMの流量
で導入して、成膜領域S、内と領域S2内の圧力が安定
したところでこれらの領域の圧力を圧力計12.13で
測定したところ、成膜領域SI内は7mTorr、領域
S2内は0.1mTorrであった。
この状態で、以1の条件でのシリコンウェハ基板6上へ
のアルミニウム堆積膜の成膜を行った。
高周波(RF電源から陰極1に印加):周波数:13.
56MHz 投入電カニ表1に示す。
陽極2の電位: アース電位(OV) 基板温度:100℃ 各投入電力における成膜速度を測定し、その結果を表1
に示した。
比較例I Arガスを真空槽内に導入可能とし、防着板を設けない
以外は実施例1で用いた装置と同様の第8図に示す構成
の成膜装置を作製し、真空槽内の成膜時の圧力を排気ユ
ニットのコンダクタンスバルブ9を調節することで7m
Torrに維持する以外は実施例1と同様の条件でシリ
コンウェハ基板上にアルミニウム堆積膜の成膜を行い、
表1に示す各投入電力における成膜速度を測定した。
得られた結果を表1に示す。
比較例2 実施例1で用いた成膜装置の円筒状防着板の内径d2を
150mmのもに代えた成膜装置を用いて、成膜領域S
1内圧力と領域S2内圧力を共にほぼ7mTorrとし
た以外は実施例1と同様の条件でシリコンウェハ基板上
にアルミニウム堆積膜の成膜を行い、表1に示す各投入
電力における成膜速度を測定した。
得られた結果を表1に示す。
表  1 表1の結果から、実施例1においては、投入電力の増加
割合に対する成膜速度の増加割合はほぼ直線的であり、
投入電力損失が効果的に抑えられて投入電力が効率良く
成膜に利用されていることが示された。
これに対して、比較例1においては、放電領域の電極間
空間の外側への広がりに起因する投入電力の損失が生じ
、同一投入電力において、実施例1よりも成膜速度が低
下した。さらに、その低下の割合は投入電力を増大させ
るほど大きくなり、防着板がない場合には、高い投入電
力においては投入電力損失も増大することが示された。
また、比較例2においては、比較例1に比べて成膜速度
は増大しているものの、成膜領域S1と領域S2に圧力
差を設けた実施例1はど成膜速度は大きくなく、実施例
1に比べて投入電力の損失が大きいことが解る。
実施例2 実施例1と同じ構成の装置を用い、実施例1の操作に従
って以下の条件でのシリコンウェハ基板上へのシリコン
堆積膜の成膜を行った。
ターゲット材二円板状のシリコンウェハ(直径90mm
、厚さ5mm) 基板:円板状のシリコンウェハ(直径50mm、厚さ0
.4mm) 高周波電力(陰極1に印加): 100MHz、100W DC電位: 陰極1 ニー200V 陽極2 : +5V Arガス導入流量:303CCM 成膜領域S1内圧力ニ7mTorr 領域S2内圧カニ0.ITorr 基板温度:表2に示す。
得られたシリコン堆積膜(膜厚1000人)の結晶状態
をその電子線解析像により調へた結果を表2に示す。
比較例3 比較例1と同じ構成の装置を用い、真空槽内の成膜時の
圧力を排気ユニットのコンダクタンスバルブ9を調節す
ることで7mTorrに維持する以外は実施例2と同様
の条件でシリコンウェハ基板上へのシリコン堆積膜の成
膜(膜厚1000人)を行い、表2に示す各基板温度に
おける堆積膜の結晶性を調べた。
表2に示された結果から明らかなように、実施例2では
、比較例2よりも低い基板温度で結晶性の良い堆積膜を
得ることができた。
表  2 電子回折像         Si膜厚:1000人0
:菊池線 ○:ストリーク × :ノ\ロー 実施例3 実施例!と同じ構成の成膜装置の防着板にLPFを介し
てDC電源16を接続した第7図に示す装置を用い、実
施例1の操作に従って以下の条件でのシリコンウェハ基
板上へのシリコン堆積膜の成膜を行った。
ターゲット材:円板状のシリコンウェハ(直径90mm
、厚さ5mm) 基板:円板状のシリコンウェハ(直径50mm、J″4
さ0.4mm) 高周波電力(陰極1に印加): 100MHz、100W DC電位(シールド電位、防着板に印加):第9図に示
す。
Arガス導入流量:303CCM 成膜領域S、内圧カニ7mTorr 領域S2内圧カニ0.ITorr 基板温度=250℃ 膜厚:1000人 シールド電位を種々変化させた際の堆積膜中へのFeの
混入量をSIMS法によって測定した。
その結果を第9図に示す。第9図に示すように、本実施
例の装置においては、防着板へのDC電位を負から正へ
増加させることによってFeの混入量を減少させること
ができ、電位(OV)の印加において後述の比較例3の
装置で得られた堆積膜よりもFe混人を低く抑えること
ができ、かつ+20V以上では検出限界以下とすること
が可能となった。
比較例4 比較例1と同じ構成の成膜装置を用い、真空槽内の成膜
時の圧力を排気ユニットのコンダクタンスパルプ9を調
節することで7mTorrに維持する以外は実施例3と
同様の条件でシリコンウェハ基板上にシリコン堆積膜の
成膜(膜厚1000人)を行い、堆積膜中へのFeの混
入量をSIMS法によって測定したところ、上述の各実
施例におけるよりも多いFe混入量が検出された。
[発明の効果] 本発明のプラズマ処理装置においては、防着板によって
放電用の一対の電極の間の空間を含むプラズマ処理領域
を囲み、かつプラズマ処理領域とそれ以外の領域に圧力
差を設けたことによって、これら電極間に生じた放電領
域の電極間より外側への広がりが抑えられ、放電領域の
ほぼ全域をプラズマ処理に必要なプラズマの発生に利用
することができる。それにより、投入電力損失を抑えた
効率良いプラズマ処理が可能となる。また、充分なプラ
ズマ密度を得ることができるので、良好なプラズマ処理
を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第7図は本発明のプラズマ処理装置の各種態様
例における要部の断面図、第8図は防着板を設けないタ
イプの従来のプラズマ処理装置の要部の断面図、第9図
は実施例3で得られたFeの混入量と防着板に印加する
シールド電位の関係を示すグラフである。 1:陰極       2:陽極 3:防着板      4:磁石 5:タゲット材    6:基板 7:スイッチ     8:真空槽 9:コンダクタンス調整バルブ 10.11.16:DC電源 12.13:圧力計 14コガス導入管   15:通路 17:弁 18.19.22:ベローズ 20:開口部     2工:蓋 特許出願人  キャノン株式会社 大   見   忠   弘

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)真空槽内に、プラズマ発生用の放電を起すための一
    対の電極と、これら電極間の空間を含むプラズマ処理領
    域と該真空槽の内壁と接触する領域を連通状態で仕切る
    防着板とを有するプラズマ処理装置において、前記プラ
    ズマ処理領域と前記真空槽の内壁と接触する領域に圧力
    差を生じさせるための手段を設けたことを特徴とするプ
    ラズマ処理装置。 2)防着板に電位を印加するための手段が設けられてい
    る請求項1に記載のプラズマ処理装置。
JP02326075A 1990-11-29 1990-11-29 プラズマ処理装置 Expired - Lifetime JP3076367B2 (ja)

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