JPH096631A - 割込み処理装置 - Google Patents

割込み処理装置

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Publication number
JPH096631A
JPH096631A JP7157720A JP15772095A JPH096631A JP H096631 A JPH096631 A JP H096631A JP 7157720 A JP7157720 A JP 7157720A JP 15772095 A JP15772095 A JP 15772095A JP H096631 A JPH096631 A JP H096631A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nmi
information processing
signal
reset
factor
Prior art date
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Pending
Application number
JP7157720A
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English (en)
Inventor
Keiji Hirata
恵司 平田
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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Publication of JPH096631A publication Critical patent/JPH096631A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 NMIの発生に基づく情報処理装置の暴走を
未然に防止する割込み処理装置を得る。 【構成】 NMI割込み要因2の入力により要因フラグ
レジスタ3の値をメインメモリ16に保存する情報処理
装置1、NMIの発生回数をカウントするNMI回数カ
ウンタ11、このカウント値が設定値以上になればリセ
ット信号を出力するNMIカウントレジスタ13、およ
び上記リセット信号を受けて情報処理装置1をリセット
するパルスを発生するパルスリセット発生回路14を備
えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、情報処理装置におい
て、システム運用のために抑止不可能とされている割込
み信号であるNMIを制御する割込み処理装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図13は、例えば特開平5−12792
2号公報に示された従来の割込み処理装置を示す構成図
であり、図において、1は情報処理装置、2はバスエラ
ー、WDT、パリティエラー等の複数のNMI割込み要
因、3はNMI割込み要因2からの信号をラッチし格納
する要因フラグレジスタ、4は要因フラグレジスタ3の
各信号に対応しゲート部5への出力をマスクするマスク
レジスタ、6はゲート部5の出力をすべてまとめてNM
I信号7として情報処理装置1へ出力するORゲート、
8はマスクレジスタ4へデータを格納しそれを制御する
マスク制御部で、9は書き込み制御信号、10はマスク
レジスタへデータを転送するデータバスである。
【0003】次に、動作について図14のフローチャー
トを参照しながら説明する。まず、温度異常、ファン停
止、電源電圧異常、非常停止スイッチ等何らかのNMI
要因が発生して、要因フラグレジスタ3に入力される
(S1)。入力のない場合は、要因フラグレジスタ3の
内容はすべて”0”となっている。ゲート部5は割り込
みのない場合はすべて解放されており、要因フラグレジ
スタ3の出力は、ORゲート6を通じて情報処理装置1
に入力するようになっている。S1で割込みが発生する
と、要因フラグレジスタ3の出力のうちいずれかが有効
となりゲート部5に入力する。情報処理装置1は、入力
したNMI信号7に対するNMI割込み要因2の種類を
マスク制御部8に通知する。マスク制御部8は、NMI
割込み要因2の優先度を比較する(S2)。つまり、N
MIのうちで優先度の高いNMIが発生した場合は、そ
れより優先度の低い他のNMIに対する処理を実行中で
あってもその処理を中断し、より優先度の高いNMIに
対する処理を行うようにする。また、逆に優先度の高い
NMIに対する処理を実行中は、それより優先度の低い
他のNMIが発生してもこれをマスクすることが必要と
なる。マスク制御部8は、このような判断に基づきマス
クデータを生成しマスクレジスタ4にセットする(S
3)。これにより、ゲート部5は優先度の高い割込み信
号を情報処理装置1へ通知することができる。一方、割
込み要因が解消したか否かを監視し(S4)、割込み要
因が解消したならば(S4でYになったとき)、マスク
制御部8はマスクレジスタ4の内容をクリアしマスクを
解除する(S5)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の割
込み処理装置では、NMIに対する処理を行うだけであ
るので、NMIに対する処理を行った後に割込み要因が
すべて解消した場合はよいが、NMIの発生によるシス
テムまたは系の何らかの異常が原因で、NMIに対する
処理を行った後もNMIが多発する場合には、それらの
異常からシステムまたは系を復旧することができず、情
報処理装置が暴走してしまうといった問題点があった。
【0005】この発明は、上述のような課題を解決する
ためになされたもので、第1の目的は、NMIの発生に
基づく情報処理装置の暴走を未然に防止する割込み処理
装置を得るものである。また、第2の目的は、NMI発
生の要因を究明できる割込み処理装置を得るものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係る割込み処
理装置においては、NMIの発生回数をカウントするカ
ウンタ、および上記カウンタのカウント値を保持し、該
カウント値が設定値以上になれば情報処理手段をリセッ
トする信号を出力するリセット出力手段を備えたもので
ある。
【0007】また、NMIの発生回数をカウントするカ
ウンタ、および上記カウンタのカウント値を保持し、該
カウント値が設定値以上になれば情報処理装置をHOL
Dする信号を出力するHOLD出力手段を備えたもので
ある。
【0008】また、NMIの発生回数をカウントするカ
ウンタ、上記カウンタのカウント値を保持し、該カウン
ト値が設定値以上になればHOLD信号を出力するHO
LD出力手段、上記HOLD出力手段からの出力を受け
て上記情報処理手段をリセットする信号を出力するリセ
ット出力手段、通常ディスエーブルを出力し上記情報処
理手段が正常にリセットされなかった場合にイネーブル
を出力する初期化判定回路、および上記HOLD出力手
段からの出力と上記初期化判定回路からの出力との両方
が存在した場合に上記情報処理手段に対してHOLD信
号を出力するANDゲートを備えたものである。
【0009】また、NMIおよびその要因である信号を
出力できる外部出力部、タイムアウト検知機能を有し上
記外部出力部からの信号が上記タイムアウト時間まで推
移しなかった場合に、上記情報処理手段にリセットをか
ける外部モニタ、NMIの発生回数をカウントするカウ
ンタ、および上記カウンタのカウント値を保持し、該カ
ウント値が設定値以上になれば上記情報処理手段をHO
LDする信号を出力するHOLD出力手段を備えたもの
である。
【0010】また、スイッチ等外部からの操作によって
NMI要因および情報処理手段をリセットする信号を出
力する外部要因リセット、S/Wリセット等内部からの
操作によって情報処理手段をリセットする信号を出力す
る内部要因リセット、および上記外部要因リセットの出
力と上記内部要因リセットの出力とリセット出力手段の
出力とのうちのいずれかが存在すれば情報処理手段に対
してリセット信号を出力するORゲートを備えたもので
ある。
【0011】また、情報処理手段が正常の場合にアクセ
スされるメインメモリ、そのメインメモリ用のアドレス
およびデータ線のメインバッファ、上記情報処理手段が
異常の場合にアクセスされるサブメモリ、そのサブメモ
リ用のアドレスおよびデータ線のサブバッファ、およ
び、情報処理手段の正常/異常を示すID信号を受け
て、該ID信号が正常を示す時は上記メインバッファを
イネーブルし、該ID信号が異常を示す時は上記メイン
バッファをディスエーブルして上記サブバッファをイネ
ーブルするID比較器を備えたものである。
【0012】
【作用】上記のように構成された割込み処理装置におい
ては、NMIの発生回数がカウントされ、このカウント
値が設定値以上になればリセット出力手段によって情報
処理手段がリセットされる。
【0013】また、NMIの発生回数がカウントされ、
このカウント値が設定値以上になればHOLD出力手段
によって情報処理手段がHOLDされる。
【0014】また、NMIの発生回数が設定値以上にな
れば、リセット出力手段によって情報処理手段がリセッ
トされ、初期化判定回路によって該リセットが正常に行
われていないと判定された場合には、情報処理手段がH
OLDされる。
【0015】また、NMIの発生回数が設定値以上にな
れHOLD出力手段によって情報処理手段がHOLDさ
れるとともに、外部モニタによってNMIおよびその要
因である信号が入力され、その信号がタイムアウト時間
を過ぎても推移しなかった場合に、上記情報処理手段に
リセットがかけられる。
【0016】また、外部要因リセットからの操作によれ
ばNMI要因および情報処理手段がリセットされ、ま
た、内部要因リセットからの操作によれば情報処理手段
のみがリセットされる。
【0017】また、ID比較器においては、ID信号を
もとに、情報処理手段が異常の場合には、アクセスされ
るメモリをメインメモリからサブメモリに切り替えられ
る。
【0018】
【実施例】
実施例1.図1は、この発明の一実施例である割込み処
理装置を示すもので、1〜10は図13に示した従来装
置のものと同一または相当部分である。11はNMI発
生回数をカウントするNMI回数カウンタ、12は情報
処理装置1からNMI回数カウンタヘのNMI回数カウ
ンタクリア、13はNMI回数カウンタのカウント値を
記憶し、その値が設定値以上になれば情報処理装置1か
らの命令でパルスリセット発生回路14へ起動をかける
NMIカウントレジスタで、15はパルスリセット発生
回路から情報処理装置へのリセット信号である。また、
16は情報処理装置のメインメモリである。
【0019】このように構成された割込み処理装置にお
ける動作について、図2(a)および図2(b)のフロ
ーチャートを参照しながら説明する。NMI割込み要因
2の中には偶発的に発生するものがあり、実際にはリセ
ットを必要とせず簡単な処置でそのNMIを解消でき
る。その場合は、処置を行った後はそのNMIの発生が
何回も連続しないといった特徴がある。それに対して、
NMIの発生によっては、メモリが破壊される等により
プログラムが暴走してしまうことがあり、即座にリセッ
トする必要がある。その場合は、処置を行った後もその
暴走によるNMIが何回も連続して発生するといった特
徴がある。したがって、処理の前段階として、NMIが
発生しても情報処理装置をリセットせずそのNMI要因
に応じた処理を行うことによってNMIが解消可能であ
るNMI発生回数の範囲を定め、その最大値を設定値N
としておく。たとえば、NMIの発生が2回まではリセ
ットを必要とせずNMI要因に応じた処理を行うことに
よってNMIを解消でき、3回になればリセットをかけ
る必要があるとするならば、設定値N=2とする。
【0020】まず、図2(a)に示したように、情報処
理装置ではNMI回数カウンタ11をクリアし(T
1)、正常処理を開始する(T2)。ここで、NMIが
発生した場合(T3でYESのとき)、要因フラグレジ
スタ3をリードしてメインメモリ16に保存したあと
(T4)、要因フラグレジスタ3をクリアする(T
5)。一方、図2(b)に示すように、NMI回数カウ
ンタでは、情報処理装置1からクリアされてカウント値
=0となった後、NMIが発生した場合は(t2でYE
Sのとき)、インクリメントを行い、カウント値が1大
きくなる(t3)。カウンタがクリアされなければ(t
4でNOのとき)、t2にもどって、NMIが発生すれ
ばカウント値が1ずつ大きくなる。情報処理装置1から
カウンタがクリアされれば(t4でYESのとき)、カ
ウント値=0にセットしてからt2にもどる。
【0021】続いて情報処理装置1では、上記のように
してカウントされているNMI回数カウンタ11のカウ
ント値であるNMIカウントレジスタ13をリードし
(T6)、NMIの発生回数であるNMIカウントレジ
スタ13の値が設定値Nより大きければ(T7でNOの
とき)、NMIが多発していると判断されるため、NM
Iカウントレジスタ13からパルスリセット発生回路1
4に対してリセットの起動を行い(T8)、H/Wで強
制復帰を試行することにより情報処理装置1の暴走を回
避させる(T9)。NMIカウントレジスタ13の値が
設定値以下であれば(T7でYESのとき)、NMI回
数カウンタ11をクリアし(T10)、NMI要因に応
じた処理を実行し(T11)、T2の正常処理に復帰す
る。以上のように、NMIの発生時にはその要因に応じ
た処理を行うとともに、NMIの発生回数によって情報
処理装置をリセットし、H/Wで強制復帰することによ
り情報処理装置の暴走を回避することができる。
【0022】実施例2.なお、上記実施例1において
は、NMI発生回数によってリセットをかけることによ
り装置の暴走を回避したが、HOLD(システムの停
止)をかけることによって装置の暴走を回避するように
してもよい。図3は実施例2による割り込み処理装置を
示すもので、図中1〜13および16は図1で示した実
施例1のものと同一または相当部分である。17はNM
Iカウントレジスタ13からの入力が発生した場合に情
報処理装置1にHOLD信号18を出力するシステムダ
ウン発生回路である。
【0023】このように構成された割込み処理装置にお
ける動作について、図4のフローチャートを参照しなが
ら説明する。図中、T1〜T7までは図2で示した実施
例1の処理の流れと同じである。T7の判断でレジスタ
の回数が設定値より大きければ(T7でNOのとき)、
NMIが多発していると判断されるため、NMIカウン
トレジスタ13からシステムダウン発生回路17に対し
てHOLD信号18の起動を行い(U1)、H/Wでシ
ステムを停止することにより情報処理装置1の暴走を回
避させる(U2)。T7の判断でレジスタの回数が設定
値以下である場合は(T7でYESのとき)、実施例1
と同様、NMI回数カウンタクリアをしたあと(T1
0)、NMI要因に応じた処理を行って(T11)、T
2にもどる。以上により、NMIの発生時にはその要因
に応じた処理を行うとともに、NMIの発生回数によっ
ては、H/Wでシステムを停止することにより情報処理
装置の暴走を回避することができる。
【0024】実施例3.なお、上記実施例1ではH/W
リセットによる復帰を行う例を示し、上記実施例2では
HOLDによる暴走停止を行う例を示したが、H/Wリ
セットによる復帰を行ったあと、それが正常に行われな
かった場合は、強制的にHOLDさせるようにすること
で、より確実にシステムの暴走を回避することができ
る。図5は本実施例3による割込み処理装置を示すもの
で、図中、1〜18は図1または図2に示した上記実施
例1または2のものと同一部分である。ただし、パルス
リセット発生回路14はシステムダウン発生回路17か
ら出力が発生した場合、情報処理装置1をリセットでき
る。19は通常ディスエーブルを出力してシステムダウ
ン発生回路17からゲート部20へのHOLD信号をマ
スクしており、情報処理装置1が正常にリセットされな
かった場合にはイネーブルを出力することによりシステ
ムダウン発生回路17へHOLDの起動をかける初期化
判定回路である。
【0025】このように構成された割込み処理装置にお
ける動作について、図6のフローチャートを参照しなが
ら説明する。まずNMI回数カウンタをクリアしたあ
と、初期化判定回路19ではディスエーブルを出力しH
OLD信号のマスク動作を含む初期化処理が行われる
(V1)。次に、初期化判定回路19は正常に初期化さ
れたか否かの判定を行い、正常に初期化されていれば
(V2でYESのとき)、図2で示した実施例1の通常
の処理T2〜T7〜T8、またはT2〜T7〜T11の
処理を行う。ただし、リセットが発生した場合は(T
8)、V1にもどって再度初期化処理が実施され、復帰
が施行される。正常に初期化されていない場合は(V2
でNOのとき)、初期化判定回路19はイネーブルを出
力して、HOLD信号のマスクを解除する(V3)。そ
して、システムダウン発生回路17へHOLDの起動を
かけ(V4)、H/Wで強制的にHOLDさせることに
より情報処理装置1の暴走を回避させる(V5)。これ
により、NMIが発生した場合にはリセットによって復
帰を施行し、それでもなお正常に復帰されなかった場合
には、強制的にシステムを停止させるので、確実にシス
テムの暴走を回避することができる。
【0026】実施例4.なお、上記各実施例においては
装置内部の系によりリセットをかけていたが、内部の系
から絶縁された外部の系からリセットをかけることによ
り、より確実にシステムを復帰させることができる。図
7は本実施例4による割込み処理装置を示すもので、図
中、1〜13、16〜18は図3に示した上記実施例2
のものと同一または相当部分である。21は要因フラグ
レジスタ3およびNMI信号7をフォトカプラなどのよ
うに系から絶縁して出力し、かつ正常時ON、異常時O
FFを出力できる外部出力部、22は内部に外部モニタ
用タイマ22aを備え、外部出力部21からの信号がタ
イムアウト時間まで推移しない場合に情報処理装置1へ
外部リセットライン23を介してリセットをかける外部
モニタである。
【0027】このように構成された割込み処理装置にお
ける動作について、図8のフローチャートを参照しなが
ら説明する。まず、NMI回数カウンタがクリアされ
(T1)、通常処理が開始される(T2)。その後、図
4で示した実施例2の処理と同様、T3〜T7〜T11
またはT3〜T7〜U2の処理が行われる。ただし、T
6においては、NMI要因をクリアするため外部モニタ
22へのNMI信号ラインはクリアされる。一方、上記
処理を行う系とは絶縁された系において後述のW1〜W
7の処理が同時に行われる。まず、T2の時点ではNM
Iは発生していないので、外部出力部21はNMI割込
み要因2の各要因をON状態で出力し、外部モニタ22
に動作が正常であることを知らせる(W1)。ここでN
MIが発生した場合(W2でYESのとき)、外部出力
部21はそのNMI要因に対応した信号の出力のみをO
FFし(W3)、外部モニタ22へNMIが発生したこ
とを知らせる。これを受けて、外部22は外部モニタ用
タイマ22aを始動させる(W4)。外部モニタ用タイ
マ22aがタイムアウトを発生していなければ(W5で
NOのとき)、W1にもどる。タイムアウトが発生して
いれば(W5でYESのとき)、情報処理装置1は正常
に動作されていないので、外部モニタ22から情報処理
装置1へリセットを発生させ(W6)、H/Wリセット
による復帰を試行する(W7)。以上のように、システ
ムの異常とは絶縁された外部からリセットをかけること
ができるので、より確実にシステムの復帰が可能とな
る。
【0028】実施例5.なお、上記実施例1において
は、一旦H/Wでリセットをかけると要因フラグレジス
タ3やマスクレジスタ4の内容がクリアされてしまう
が、これらをリセット後も保存しておくことにより、発
生したNMIの原因を究明することができる。図9は本
実施例5による割込み処理装置を示すもので、図中、1
〜16は図1に示した上記実施例1のものと同一または
相当部分である。24はパワーONやスイッチ等のよう
に外部からの操作によってのみリセットできる外部要因
によるリセットで、図中の一点斜線で示した範囲および
情報処理装置1へのリセット信号を出力する。25はS
/Wリセットのように内部からの操作によってのみリセ
ットできる内部要因によるリセットで、情報処理装置1
へのリセット信号を出力する。26は外部要因によるリ
セット24、内部要因によるリセット25、およびパル
イリセット発生回路からの出力のいずれかが存在すれば
情報処理装置1へのリセットとして知らせるORゲート
である。
【0029】このように構成された割込み処理装置にお
ける動作について、図10のフローチャートを参照しな
がら説明する。NMI発生時の処理手順T1〜T7〜T
11は実施例1と同様である。ただし、NMIの発生回
数が設定値Nより大きくなり(T7でNOのとき)、T
8でリセットが発生した場合でも、外部要因によるリセ
ット24がかからない限り、要因フラグレジスタ3、マ
スクレジスタ4、マスク制御部8、NMI回数カウンタ
11等にはリセットがかからないので、要因フラグレジ
スタ3に記憶された内容をリードする(X1)。そし
て、NMI発生の原因を究明する(X2)。以上によ
り、NMI発生の回数によってNMI要因に応じた処理
を行えるとともに、リセットを行った場合にも、発生し
たNMIの原因が究明できる。
【0030】実施例6.なお、上記実施例1において
は、NMI発生時にもメインメモリ16にアクセスがか
かって異常データが書き込まれる恐れがあったが、NM
I発生時にはアクセスするメモリを切り替えることによ
ってメインメモリ16を保存することができる。図11
は本実施例6による割込み処理装置を示すもので、図
中、1〜16は図1に示した上記実施例1のものと同一
または相当部分である。27はメインメモリ用のアドレ
スおよびデータ線のメインバッファ、28はサブメモリ
29用のアドレスおよびデータ線のサブバッファ、30
は情報処理装置1から出力されるID(正常/異常)を
入力し、正常であればメインバッファ27をイネーブル
しサブバッファ28をディスエーブル、逆に異常であれ
ばサブバッファ28をイネーブルしメインバッファ27
をディスエーブルするID比較器である。
【0031】このように構成された割込み処理装置にお
ける動作について、図12のフローチャートを参照しな
がら説明する。NMI発生時のNMI要因に応じた処理
を行うかリセットをかけるかの処理手順T1〜T7〜T
11およびT1〜T7〜T9は実施例1と同様である。
ただし本実施例では、T3でNMIが発生した場合、情
報処理装置1は異常を知らせるIDを出力する(Y
1)。ID比較器30はこの異常IDを受けてバッファ
をメインバッファ27からサブバッファ28に切り替え
る(Y2)。これにより、それ以降は異常時用のサブメ
モリ29をアクセスすることになり(Y3)、メインメ
モリ16の内容は正常時の状態を保存されることにな
る。以上により、NMI発生に応じた処理をしたあと、
システムをリスタートする場合、動作を確実に復帰させ
ることが可能となる。
【0032】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているので、以下に示すような効果を奏する。
【0033】NMIの発生時、そのNMI要因に応じた
処理を行うとともに、NMIの発生回数をカウントし、
その回数が設定値以上になれば情報処理手段をリセット
するようにしたので、システムの暴走を回避できる。
【0034】NMIの発生時、そのNMI要因に応じた
処理を行うとともに、NMIの発生回数をカウントし、
その回数が設定値以上になれば情報処理手段をHOLD
するようにしたので、システムの暴走を完全に阻止でき
る。
【0035】初期化判定回路によって情報処理手段が正
常にリセットされたか否かが判断され、正常にリセット
されなかった場合は、情報処理手段をHOLDするよう
にしたので、システムの暴走を確実に回避できる。
【0036】内部の系から絶縁された外部モニタにおい
てNMIの発生をモニタし、外部モニタから情報処理手
段にリセットをかけるようにしたので、より確実にシス
テムを復帰させることができる。
【0037】情報処理手段のみをリセットする内部要因
リセットとNMI要因をもリセットする外部要因リセッ
トとを備えたので、情報処理手段のリセット後に発生し
たNMIの原因究明が可能となる。
【0038】NMIの発生時に情報処理手段が異常を知
らせるIDを出力し、ID比較器によってアクセスする
メモリをメインメモリからサブメモリに切り替えられる
ようにしたので、NMIが発生してもメインメモリの内
容は保存され、リセット後、動作が確実に復帰される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施例1による割込み処理装置を
示す図である。
【図2】 図1の割込み処理装置の処理の流れを示すフ
ローチャートである。
【図3】 この発明の実施例2による割込み処理装置を
示す図である。
【図4】 図3の割込み処理装置の処理の流れを示すフ
ローチャートである。
【図5】 この発明の実施例3による割込み処理装置を
示す図である。
【図6】 図5の割込み処理装置の処理の流れを示すフ
ローチャートである。
【図7】 この発明の実施例4による割込み処理装置を
示す図である。
【図8】 図7の割込み処理装置の処理の流れを示すフ
ローチャートである。
【図9】 この発明の実施例5による割込み処理装置を
示す図である。
【図10】 図9の割込み処理装置の処理の流れを示す
フローチャートである。
【図11】 この発明の実施例6による割込み処理装置
を示す図である。
【図12】 図11の割込み処理装置の処理の流れを示
すフローチャートである。
【図13】 従来の割込み処理装置を示す図である。
【図14】 図13の割込み処理装置の処理の流れを示
すフローチャートである。
【符号の説明】
1 情報処理装置、2 NMI割込み要因、3 要因フ
ラグレジスタ、7 NMI信号、11 NMI回数カウ
ンター、13 NMIカウントレジスタ、14 パルス
リセット発生回路、15 リセット信号、17 システ
ムダウン発生回路、18 HOLD信号、19 初期化
判定回路、21 外部出力部、22 外部モニタ、22
a 外部モニタ用タイマ、23 外部リセットライン、
24 外部要因によるリセット、25 内部要因による
リセット、30 ID比較器。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報処理手段で演算処理中に抑止不可能
    な最優先の割込み信号(以降NMI=nonmaskable inte
    rruptという)が発生した場合、そのNMI要因に応じ
    た処理を行う割込み処理装置において、 NMIの発生回数をカウントするカウンタ、および上記
    カウンタのカウント値を保持し、該カウント値が設定値
    以上になれば上記情報処理手段をリセットする信号を出
    力するリセット出力手段を備えたことを特徴とする割込
    み処理装置。
  2. 【請求項2】 情報処理手段で演算処理中にNMIが発
    生した場合、そのNMI要因に応じた処理を行う割込み
    処理装置において、 NMIの発生回数をカウントするカウンタ、および上記
    カウンタのカウント値を保持し、該カウント値が設定値
    以上になれば上記情報処理手段をHOLDする信号を出
    力するHOLD出力手段を備えたことを特徴とする割込
    み処理装置。
  3. 【請求項3】 情報処理手段で演算処理中にNMIが発
    生した場合、そのNMI要因に応じた処理を行う割込み
    処理装置において、 NMIの発生回数をカウントするカウンタ、上記カウン
    タのカウント値を保持し、該カウント値が設定値以上に
    なればHOLD信号を出力するHOLD出力手段、上記
    HOLD信号を受けて、上記情報処理手段をリセットす
    る信号を出力するリセット出力手段、通常ディスエーブ
    ルを出力し上記情報処理手段が正常にリセットされなか
    った場合にイネーブルを出力する初期化判定回路、およ
    び上記HOLD出力手段からの出力と上記初期化判定回
    路からの出力との両方が存在した場合に上記情報処理手
    段に対してHOLD信号を出力するANDゲートを備え
    たことを特徴とする割込み処理装置。
  4. 【請求項4】 情報処理手段で演算処理中にNMIが発
    生した場合、そのNMI要因に応じた処理を行う割込み
    処理装置において、 NMIおよびその要因である信号を出力できる外部出力
    部、タイムアウト検知機能を有し上記外部出力部からの
    信号が上記タイムアウト時間まで推移しなかった場合
    に、上記情報処理手段にリセットをかける外部モニタ、
    NMIの発生回数をカウントするカウンタ、および上記
    カウンタのカウント値を保持し、該カウント値が設定値
    以上になれば上記情報処理手段をHOLDする信号を出
    力するHOLD出力手段を備えたことを特徴とする割込
    み処理装置。
  5. 【請求項5】 スイッチ等外部からの操作によってNM
    I要因および情報処理手段をリセットする信号を出力す
    る外部要因リセット、S/Wリセット等内部からの操作
    によって上記情報処理手段をリセットする信号を出力す
    る内部要因リセット、および上記外部要因リセットの出
    力と上記内部要因リセットの出力とリセット出力手段の
    出力とのうちのいずれかが存在すれば情報処理手段に対
    してリセット信号を出力するORゲートを備えたことを
    特徴とする請求項1記載の割込み処理装置。
  6. 【請求項6】 情報処理手段が正常の場合にアクセスさ
    れるメインメモリ、そのメインメモリ用のアドレスおよ
    びデータ線のメインバッファ、上記情報処理手段が異常
    の場合にアクセスされるサブメモリ、そのサブメモリ用
    のアドレスおよびデータ線のサブバッファ、および、情
    報処理手段の正常/異常を示すID信号を受けて、該I
    D信号が正常を示す時は上記メインバッファをイネーブ
    ルし、該ID信号が異常を示す時は上記メインバッファ
    をディスエーブルして上記サブバッファをイネーブルす
    るID比較器を備えたことを特徴とする請求項1または
    5に記載の割込み処理装置。
JP7157720A 1995-06-23 1995-06-23 割込み処理装置 Pending JPH096631A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009003592A (ja) * 2007-06-20 2009-01-08 Meidensha Corp コンピュータの異常検出・復旧方式

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JP2009003592A (ja) * 2007-06-20 2009-01-08 Meidensha Corp コンピュータの異常検出・復旧方式

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