JPH10340200A - 情報処理装置 - Google Patents

情報処理装置

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JPH10340200A
JPH10340200A JP9149777A JP14977797A JPH10340200A JP H10340200 A JPH10340200 A JP H10340200A JP 9149777 A JP9149777 A JP 9149777A JP 14977797 A JP14977797 A JP 14977797A JP H10340200 A JPH10340200 A JP H10340200A
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arithmetic processing
setting
change
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processing unit
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JP9149777A
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English (en)
Inventor
Yuuji Ueki
雄詞 上木
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レディ信号端子17を演算処理装置8や汎用
ポートなどに切り替えて使用する情報処理装置1におい
て、当該レディ信号端子17を汎用ポートなどに使用し
ている際に、演算処理装置8の暴走により設定がレディ
信号入力用に変更されて、演算処理装置8の動作が完全
に停止してしまうことを防止する。 【解決手段】 情報処理装置1のレディ信号端子17か
ら演算処理装置8までのレディ信号の信号線24上に、
レディ信号端子17の内部接続先を切り換える入出力制
御回路16を設けるとともに、演算処理装置8の設定変
更に関わらず上記内部接続先が上記演算処理装置8とな
る設定への変更を禁止する機能選択回路14を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、各種の命令を実
行するCPU(Central Processing
Unit)などの演算処理装置を有し、この演算処理
装置が外部メモリなどの外部装置にアクセスしてデータ
などの情報交換を行う情報処理装置に係り、詳しくは、
上記演算処理装置の動作を一時的に停止するレディ信号
を入力するためのレディ信号端子を他の機能用端子とし
て使用することができる情報処理装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】図18は、従来のレディ信号端子を他の
機能用端子として使用することができる情報処理装置を
使用した情報処理システムの一例の回路構成図である。
同図において、1は情報処理装置、2は当該情報処理装
置1の実行プログラムやデータを記憶する外部メモリ、
3は上記情報処理装置1が当該外部メモリ2にアクセス
する際にデータを授受する外部データバス、4は外部端
子、5は当該外部端子4とレディ信号端子17に接続す
る外部端子用データ線、6は情報処理システム全体を初
期状態に復帰させるリセット信号を出力するリセットス
イッチ、7はリセットスイッチ6が出力するリセット信
号を情報処理装置1に入力させる外部リセット信号線で
ある。
【0003】また、同図に示す情報処理装置において、
8は各種の命令を実行する演算処理装置、9はこの演算
処理装置8がデータの授受に使用する内部データバス、
10は演算処理装置8の命令に応じて上記外部データバ
ス3を内部データバス9に接続するI/Oポート、13
は上記外部リセット信号線7からのリセット信号や演算
処理装置1からのソフトリセット信号(11)が入力さ
れると情報処理装置を初期化するための内部リセット信
号(12)を出力するリセット回路、14は上記演算処
理装置8による設定に応じた機能選択信号(15)を出
力する機能選択回路、16はこの機能選択信号(15)
に応じて上記レディ信号端子17の内部接続先を演算処
理装置8と他の内部装置(例えば汎用ポートレジスタな
ど)との間で切り替える入出力制御回である。
【0004】図19は上記機能選択回路14の詳細なブ
ロック図である。図において、35は上記演算処理装置
8により書き込み可能な選択レジスタを有する選択回路
であり、当該演算処理装置8が上記内部データバス9を
用いて当該選択レジスタに書き込みを行うことで所定の
機能選択信号(15)を出力する。なお、上記外部リセ
ット信号(7)およびソフトリセット信号(11)は、
情報処理システムに何らかの異常が発生した場合や、初
期設定条件を変更して再立ち上げをする場合などにおい
て出力されるものであり、これらの信号(7,11)に
応じて出力される内部リセット信号(12)により選択
レジスタや汎用ポートレジスタなどの内容は初期設定に
変更される。
【0005】なお、このような情報処理システムにおい
て、外部メモリ2などの外部装置と情報処理装置1と
は、上記情報処理装置1に設けられた複数のレディ信号
端子17に外部データバス3や各種の信号線5,7を接
続することで、情報交換を行うことができる。
【0006】次に、この情報処理システムの動作につい
て説明する。図20のタイミングチャートに示すよう
に、このシステムではリセット(T1)直後の初期状態
では、選択回路35の選択レジスタの内容はレディ信号
入力に設定されている。従って、演算処理装置8はリセ
ット後にセットアッププログラムを外部メモリ2から読
み出してこの設定レジスタの内容を汎用ポート信号入力
の設定に変更する(T21)。これにより、上記演算処
理装置8は、汎用ポートレジスタにアクセスすることに
よりレディ信号端子17を介して外部端子4との間でデ
ータの授受を行うことができる。
【0007】このセットアップ後、演算処理装置8は、
内部データバス9と外部データバス3とをI/Oポート
10を介して接続して、外部メモリ2から実行プログラ
ムを取り込んでその命令に従って各種の演算処理を行
い、その演算結果を演算処理装置8内部のレジスタや上
記外部メモリ2に記憶させる。そして、この動作を外部
メモリ2に記憶された実行プログラムに従って繰り返す
ことで所定の情報処理を実現する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このような情報処理シ
ステムは、以上のように構成されているので、レディ信
号端子17の内部接続先を汎用ポートレジスタに変更し
た状態で演算処理装置8が暴走してしまった場合には、
演算処理装置8の動作が完全に停止してしまい、次のプ
ログラムを全く実行することができなくなってしまうと
いう恐れがある。
【0009】具体的に説明すると、レディ信号とは、演
算処理装置8が外部メモリ2などにアクセスした場合
に、その外部メモリ2が外部データバス3上にデータを
セットするまでの間や、外部データバス3上のデータを
読み取るまでの間、演算処理装置8の動作を一時的に停
止するために使用するものである。これにより、演算処
理装置8と外部メモリ2との間で正しいデータの授受を
行うことができる。従って、レディ信号端子17に汎用
ポートレジスタ用のデータがセットされている状態で演
算処理装置8が暴走し、選択レジスタの設定がレディ信
号入力に変更されてしまった場合には、上記汎用ポート
レジスタ用のデータとしてレディ信号端子17にセット
されたデータを演算処理装置8がレディ信号入力と誤っ
て判断してしまい、演算処理装置8は永遠にその動作を
停止し続けてしまうことになる。そのような動作状態に
至る一例を図20に併せて示す。リセット後にレディ信
号端子17を汎用ポートに設定するとともに(T21)
当該レディ信号端子17にローレベルのデータを入力し
た状態で、演算処理装置8が暴走して設定レジスタがレ
ディ信号入力に書き替えられてしまうと、演算処理装置
8に永久的にレディ信号(24)が入力されてロック状
態に至ってしまうことが図20から判る(T22)。
【0010】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、演算処理装置の暴走によりレディ
信号端子の設定が誤ってレディ信号入力用に変更され
て、演算処理装置の動作が完全に停止してしまうことが
無い情報処理装置を得ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明に係
る情報処理装置は、レディ信号端子から演算処理装置ま
でのレディ信号の信号経路上に設けられ、上記演算処理
装置による設定変更に応じて上記レディ信号端子の内部
接続先を上記演算処理装置を含む複数の内部装置の間で
切り換える選択手段と、上記内部接続先が上記演算処理
装置となる設定への変更を禁止する変更防止手段とを設
けたものである。
【0012】請求項2記載の発明に係る情報処理装置
は、選択手段は、レディ信号端子の内部接続先を演算処
理装置と汎用ポートレジスタとの間で切り替える切替部
と、当該演算処理装置の設定に応じた機能選択信号を出
力する選択部とからなるものである。
【0013】請求項3記載の発明に係る情報処理装置
は、選択手段が、レディ信号端子を演算処理装置に接続
するように初期設定を行う一方で、変更防止手段は、上
記レディ信号端子の内部接続先が他の内部装置に切り替
えられた後に、再度、上記レディ信号端子の内部接続先
が上記演算処理装置に戻されるのを防止するものであ
る。
【0014】請求項4記載の発明に係る情報処理装置
は、変更防止手段は、選択部から出力される機能選択信
号を監視するとともに、当該機能選択信号が変更された
後には当該選択部に対して内部接続先が演算処理装置と
なる設定変更を禁止する信号を出力するものである。
【0015】請求項5記載の発明に係る情報処理装置
は、変更防止手段は、演算処理装置が選択手段に対して
所定のアクセスを実行したら、その後の設定の変更を禁
止するものである。
【0016】請求項6記載の発明に係る情報処理装置
は、変更防止手段は、演算処理装置による選択手段に対
するアクセスを監視すると共に、当該演算処理装置によ
る設定変更動作が一度なされた後には設定の変更を禁止
するものである。
【0017】請求項7記載の発明に係る情報処理装置
は、変更防止手段は、演算処理装置による選択手段に対
するアクセスを監視すると共に、当該演算処理装置によ
る設定の読み出し動作がなされた後には設定の変更を禁
止するものである。
【0018】請求項8記載の発明に係る情報処理装置
は、変更防止手段は、演算処理装置によりアクセス可能
な設定禁止レジスタを有し、当該設定禁止レジスタへの
アクセスがなされた後には、当該演算処理装置による選
択手段に対する設定の変更を禁止するものである。
【0019】請求項9記載の発明に係る情報処理装置
は、変更防止手段は、演算処理装置によりリセットされ
るタイムカウンタを有し、当該タイムカウンタのカウン
ト時間が一定の経過時間以上となったら、上記演算処理
装置への接続となる設定を禁止させるものである。
【0020】請求項10記載の発明に係る情報処理装置
は、変更防止手段は、選択手段から演算処理装置までの
レディ信号の信号経路上に設けられ、上記演算処理装置
に入力される上記レディ信号の連続入力時間を計測し、
一定時間以上の連続入力時間となった場合には、上記演
算処理装置への接続となる設定への変更を禁止させるも
のである。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1は本願発明の情報処理装置を使用し
た情報処理システムの回路構成図である。同図におい
て、1はレディ信号端子17を有する情報処理装置、2
は当該情報処理装置1の実行プログラムやデータを記憶
する外部メモリ、3は上記情報処理装置1が当該外部メ
モリ2にアクセスする際にデータを授受する外部データ
バス、4は外部端子、5は上記レディ信号端子17と外
部端子4とを接続する外部端子用データ線、6は情報処
理システム全体を初期状態に復帰させるリセット信号
(7)を出力するリセットスイッチ、7はリセットスイ
ッチ6が出力するリセット信号(7)を情報処理装置1
に入力させる外部リセット信号線である。
【0022】また、同図に示す情報処理装置1におい
て、8は各種の命令を実行する演算処理装置、9はこの
演算処理装置8がデータの授受に使用する内部データバ
ス、10は演算処理装置8の命令に応じて上記外部デー
タバス3を内部データバス9に接続するI/Oポート、
13は上記外部リセット信号線7からのリセット信号や
演算処理装置8からのソフトリセット信号線11から信
号が入力されると情報処理装置1を初期化するための内
部リセット信号を内部リセット信号線12に出力するリ
セット回路、14は上記演算処理装置8による設定に応
じた所定の機能選択信号を機能選択信号線15に出力す
る機能選択回路、16はこの機能選択信号に応じてレデ
ィ信号端子17の内部接続先を切り替える入出力制御回
路である。なお、図において、24は入出力制御回路1
6から演算処理装置8へレディ信号を入力するレディ信
号線である。
【0023】なお、外部データバス3や各種の信号線
5,7は、上記情報処理装置1に設けられた複数のレデ
ィ信号端子17を介して情報処理装置1の各内部装置1
0,13,16に接続されている。
【0024】図2は上記機能選択回路14の内部構成を
示すブロック図である。図において、18は演算処理装
置8による設定を保持するとともにその設定に応じた機
能選択信号(15)を出力する選択回路(選択部,選択
手段)、20は機能選択信号(15)を監視するととも
に、当該機能選択信号(15)が初期設定のレディ入力
設定から汎用ポート入力設定に変更され、更にレディ入
力設定に再変更されたら上記選択回路18へのレディ解
除信号線19上にレディ解除信号を出力するモニタ回路
(変更防止手段)であり、上記選択回路18はこのレデ
ィ解除信号(19)が入力されるとそれ以降の設定変更
を禁止する。具体的には、図3に示すように、上記選択
回路18は、選択された機能を保持するとともにその設
定を機能選択信号(15)として出力する選択レジスタ
21と、内部データバス9が入力され、この入力に応じ
て上記選択レジスタ21の内容を書き替えるリードライ
ト制御回路22とで構成されている。また、上記レディ
解除信号(19)は上記選択レジスタ21に入力され、
この選択レジスタ21はレディ解除信号(19)が入力
されるとレディ信号入力以外の設定、つまり汎用ポート
入力の設定となるように内容を変更する。なお、図3に
おいて23はリードライト制御回路22から選択レジス
タ21への選択信号線である。
【0025】また、上記選択回路18およびモニタ回路
20は、リセット回路13からの内部リセット信号(1
2)が入力されることで初期化され、特に上記選択回路
の選択レジスタ21の内容は初期化されるとレディ信号
入力を選択するように変更される。
【0026】図4は上記入出力制御回路16の内部構成
を示すブロック図である。図において、25は演算処理
装置8が内部データバス9を介してアクセス可能な汎用
ポートレジスタ、26は上記機能選択信号(15)に応
じてレディ信号端子17の内部接続先を上記演算処理装
置8と上記汎用ポートレジスタ25との間で切り替える
切替スイッチ(切替部)である。図に示すように、この
実施の形態1では、演算処理装置8と汎用ポートレジス
タ25との2つの内部装置の間で切替えを行うので、上
記選択回路の選択レジスタ21は1ビットのメモリで構
成し、各内部装置それぞれに切替スイッチ26,26を
介してレディ信号端子17を接続するとともに、上記選
択レジスタ21から出力される機能選択信号(15)を
インバータ36で反転させた信号を作って、各スイッチ
26,26に対して異なる極性にて与えることで択一的
な選択を行っている。
【0027】次に、この情報処理システムの動作につい
て説明する。図5のタイミングチャートに示すように、
このシステムではリセット直後の初期状態では(T
1)、選択回路の選択レジスタ21の内容はレディ信号
入力に設定されている。従って、演算処理装置8はリセ
ット後にセットアッププログラムを外部メモリ2から読
み出してこの設定レジスタ21の内容を汎用ポート信号
入力の設定に変更する(T2)。
【0028】このセットアップ後、演算処理装置8は、
内部データバス9と外部データバス3とをI/Oポート
10を介して接続して外部メモリ2から実行プログラム
を取り込んでその命令に従って各種の演算処理を行い、
その演算結果を演算処理装置8の内部レジスタや上記外
部メモリ2に記憶させる。そして、この動作を外部メモ
リ2に記憶された実行プログラムに従って繰り返すこと
で所定の情報処理を実現する。
【0029】しかる後に、上記実行プログラムの実行最
中に演算処理装置8が暴走して上記選択回路の選択レジ
スタ21の内容をレディ信号入力の設定に書き替えてし
まった場合には(T3)、上記モニタ回路20が機能選
択信号(15)のレディ信号入力への再変更を検知して
レディ解除信号(19)を出力し、その結果、選択レジ
スタ21は汎用ポート入力の設定に内容を戻す(T2
3)。
【0030】従って、この実施の形態1の情報処理シス
テムでは、上記実行プログラムの実行最中に演算処理装
置8が暴走して上記選択回路の選択レジスタ21の内容
を書き替えてしまったとしても(T3)、レディ解除信
号(19)の入力に応じて選択レジスタ21はその内容
をレディ信号入力の設定以外の設定に戻されるので(T
23)、レディ信号端子17にセットされた汎用ポート
のデータが演算処理装置8に対して誤って永続的にレデ
ィ信号(24)として入力されてしまうことはない。そ
れ故、情報処理装置1全体が完全にストップしてしまう
こともない。
【0031】以上のように、この実施の形態1によれ
ば、リセット後のセットアップ動作において選択回路の
選択レジスタ21の内容を変更した後は、モニタ回路2
0からリードライト制御回路22にレディ解除信号(1
9)が入力されて上記選択レジスタ21の設定が再度レ
ディ信号入力の設定に変更されてしまうことがないよう
になっているので(T2)、実行プログラムの実行最中
に演算処理装置8が暴走したとしても上記選択レジスタ
21の内容がレディ信号入力に変更されてしまうること
はなく(T3)、演算処理装置8に対して誤ったレディ
信号(24)が入力されて情報処理装置1全体が完全に
ストップしてしまうことはない。
【0032】また、この実施の形態1では、モニタ回路
20は選択回路18の出力である機能選択信号(15)
のリセット後の変化を監視して、この信号が変化したら
レディ解除信号(19)を出力するように構成されてい
るので、非常に簡便な監視回路の構成で上記選択レジス
タ21の内容がレディ信号入力へ再変更されることを防
止している。
【0033】なお、この実施の形態1では、機能選択信
号(15)が汎用ポート入力設定からレディ信号入力設
定に再変更されたことを検知してレディ解除信号(1
9)を出力するようにモニタ回路20を構成している
が、機能選択信号(15)がレディ信号入力設定から汎
用ポート入力設定に変更されたことを検知してレディ解
除信号(19)を出力するようにしても上記ロック防止
効果などを得ることができる。
【0034】また、選択回路の選択レジスタ21の内容
は演算処理装置8によって読み出し可能となっていても
よい。更に、レディ解除信号(19)が発生した際に、
選択レジスタ21の内容を汎用ポート入力の設定に変更
するようにしても、させなくてもよい。
【0035】実施の形態2.この実施の形態2の情報処
理システムの構成は、機能選択回路14の一部の構成が
異なる以外は、図1、図3および図4に示す実施の形態
1のものと同様の構成である。
【0036】図6は機能選択回路14の内部構成を示す
ブロック図である。図において、18は演算処理装置8
による設定を保持するとともにその設定に応じた機能選
択信号(15)を出力する選択回路、28は選択回路1
8への書き込み動作を検出して検出信号線27に検出信
号を出力する書き込み検出回路(変更防止手段)、29
はこの検出信号(27)および内部リセット信号(1
2)が入力されて、リセット後に検出信号(27)が入
力されたら変更禁止信号線(変更防止手段)32上に変
更禁止信号を出力する判別回路(変更防止手段)であ
り、上記選択回路18はこの変更禁止信号(32)が入
力されるとそれ以降の選択レジスタ21の設定変更を禁
止する。
【0037】また、上記選択回路18および判別回路2
9には、リセット回路13からの内部リセット信号(1
2)が入力されることで初期化される。なお、上記選択
回路の選択レジスタ21は初期化後の内容は、レディ信
号入力の設定であっても、汎用ポート信号入力の設定で
あってもかまわないが、この実施の形態2では実施の形
態1と同様にレディ信号入力の設定となるように設定し
た。
【0038】図7は上記選択回路18の詳細なブロック
図である。図において、21は選択された機能を保持す
るとともにその設定を機能選択信号(15)として出力
する選択レジスタ21、22は変更禁止信号(32)お
よび内部データバス9が入力され、これらの入力状態に
応じて上記選択レジスタ21の内容を書き替えるリード
ライト制御回路、23はリードライト制御回路22から
選択レジスタ21への選択信号線である。上記リードラ
イト制御回路22が上記変更禁止信号(32)が入力さ
れた状態においては選択レジスタ21へのアクセスを停
止することで選択レジスタ21の設定を変更する動作を
禁止している。
【0039】また、上記選択回路18およびモニタ回路
20は、リセット回路13からの内部リセット信号12
が入力されることで初期化され、特に上記選択回路の選
択レジスタ21の内容は初期化されるとレディ信号入力
を選択するように変更される。
【0040】次に、この情報処理システムの動作につい
て説明する。図8のタイミングチャートに示すように、
このシステムではリセット直後の初期状態では(T
1)、選択回路の選択レジスタ21の内容はレディ信号
入力を選択している。従って、演算処理装置8はリセッ
ト後のセットアッププログラムを外部メモリ2から読み
出してこの選択レジスタ21の内容を汎用ポート信号入
力に変更する(T4)。すると、上記書き込み検出回路
28から検出信号(27)が出力され、更に上記判別回
路29から変更禁止信号(32)が出力される。その結
果、選択回路のリードライト制御回路22は、それ以
降、選択レジスタ21の内容を変更しなくなる(T
5)。
【0041】このセットアップ後、演算処理装置8は、
内部データバス9と外部データバス3とをI/Oポート
10を介して接続して外部メモリ2から実行プログラム
を取り込んでその命令に従って各種の演算処理を行い、
その演算結果を演算処理装置8の内部レジスタや上記外
部メモリ2に記憶させる。そして、この動作を外部メモ
リ2に記憶された実行プログラムに従って繰り返すこと
で所定の情報処理を実現する。
【0042】従って、この実施の形態2の情報処理シス
テムでは、上記実行プログラムの実行最中に演算処理装
置8が暴走して上記選択回路の選択レジスタ21の内容
を書き替えようとしても(T6)、リードライト制御回
路22が選択レジスタ21の内容を変更してしまうこと
はないので、レディ信号端子17にセットされた汎用ポ
ート用のデータが演算処理装置8に対して誤ってレディ
信号(24)として入力されてしまうことはない。それ
故、情報処理装置1全体が完全にストップしてしまうこ
ともない。
【0043】以上のように、この実施の形態2によれ
ば、リセット後のセットアップ動作において選択回路の
選択レジスタ21の内容を変更した後は、判別回路29
からリードライト制御回路22に変更禁止信号(32)
が入力されて上記選択レジスタ21の設定が再度レディ
信号入力の選択に変更されてしまうことがないように構
成されているので(T5)、実行プログラムの実行最中
に演算処理装置8が暴走したとしても上記選択レジスタ
21の内容がレディ信号入力の設定に変更されてしまう
ことはなく、演算処理装置8に対して誤ったレディ信号
(24)が入力されて情報処理装置1全体が完全にスト
ップしてしまうことはない。
【0044】実施の形態3.この実施の形態3の情報処
理システムの構成は、図9に示すように、書き込み検出
回路28代わりに、演算処理装置8による選択回路18
への読み出し動作を検出して検出信号(27)を出力す
る読み出し検出回路(変更防止手段)30を設けるとと
もに、判別回路29がこの読み出し検出回路の検出信号
(27)に応じて変更禁止信号(32)を出力するよう
に変更した以外は、実施の形態2のものと同様の構成で
ある。
【0045】次に、この情報処理システムの動作につい
て説明する。図10のタイミングチャートに示すよう
に、このシステムではリセット直後の初期状態では(T
1)、選択回路の選択レジスタ21の内容はレディ信号
入力を選択している。従って、演算処理装置8はリセッ
ト後のセットアッププログラムを外部メモリ2から読み
出してこの選択レジスタ21の内容を汎用ポート信号入
力に変更する(T7)。その後、演算処理装置8が選択
回路18に対してリードアクセスすると、上記読み出し
検出回路30から検出信号(27)が出力され、更に上
記判別回路29から変更禁止信号(32)が出力され
る。その結果、選択回路のリードライト制御回路22
は、それ以降、選択レジスタ21の内容を変更しなくな
る(T8)。
【0046】この一連の動作の後、演算処理装置8は、
内部データバス9と外部データバス3とをI/Oポート
10を介して接続して外部メモリ2から実行プログラム
を取り込んでその命令に従って各種の演算処理を行い、
その演算結果を演算処理装置8の内部レジスタや上記外
部メモリ2に記憶させる。そして、この動作を外部メモ
リ2に記憶された実行プログラムに従って繰り返すこと
で所定の情報処理を実現する。
【0047】従って、この実施の形態3の情報処理シス
テムでは、演算処理装置8による選択回路18へのリー
ドアクセス(T8)の後においては、実行プログラムの
実行最中に演算処理装置8が暴走して上記選択回路の選
択レジスタ21の内容を書き替えようとしても(T
9)、リードライト制御回路22が選択レジスタ21の
内容を変更してしまうことはないので、レディ信号端子
17にセットされた汎用ポート用のデータが演算処理装
置8に対して誤ってレディ信号(24)として入力され
てしまうことはない。それ故、情報処理装置1全体が完
全にストップしてしまうこともない。
【0048】以上のように、この実施の形態3によれ
ば、リセット後の演算処理装置による選択回路18への
リードアクセスの後は(T8)、判別回路29からリー
ドライト制御回路22に変更禁止信号(32)が入力さ
れ、上記選択レジスタ21の設定が再度レディ信号入力
の選択に変更されてしまうことがないようになっている
ので、実行プログラムの実行最中に演算処理装置8が暴
走したとしても上記選択レジスタ21の内容がレディ信
号入力に変更されてしまうことはなく(T9)、演算処
理装置8に対して誤ったレディ信号(24)が入力され
て情報処理装置1全体が完全にストップしてしまうこと
はない。
【0049】また、この実施の形態3では、選択回路1
8に対する書き込み動作とは別の読み取り動作によって
選択回路18に対する設定変更を禁止するようにしたの
で、任意のタイミングにて必要に応じて設定変更の禁止
を設定することができる。そして、その禁止設定を行う
までは選択回路18に対して何度でも書き込みを行うこ
とができる。
【0050】実施の形態4.この実施の形態4の情報処
理システムの構成は、図11に示すように、書き込み検
出回路28の代わりに、演算処理装置8によりアクセス
されると検出信号(27)を出力する禁止レジスタ(変
更防止手段)31を設けるとともに、判別回路29では
リセット後にこの検出信号(27)が入力されると変更
禁止信号線32上に変更禁止信号を出力し、選択回路1
8はリセット後にこの変更禁止信号(32)が入力され
た後は選択レジスタ21の内容の変更を禁止するように
した。それ以外の構成は実施の形態2のものと同様の構
成である。
【0051】次に、この情報処理システムの動作につい
て説明する。図12のタイミングチャートに示すよう
に、このシステムではリセット直後の初期状態では(T
1)、選択回路の選択レジスタ21の内容はレディ信号
入力を選択している。従って、演算処理装置8はリセッ
ト後のセットアッププログラムを外部メモリ2から読み
出してこの選択レジスタ21の内容を汎用ポート信号入
力に変更する(T10)。その後、演算処理装置8が上
記禁止レジスタ31に対してリードアクセスあるいはラ
イトアクセスすると、上記禁止レジスタ31から検出信
号(27)が出力され、更に上記判別回路29から変更
禁止信号(32)が出力される。その結果、選択回路の
リードライト制御回路22は、それ以降、選択レジスタ
21の内容を変更しなくなる(T11)。
【0052】この一連の動作の後、演算処理装置8は、
内部データバス9と外部データバス3とをI/Oポート
10を介して接続して外部メモリ2から実行プログラム
を取り込んでその命令に従って各種の演算処理を行い、
その演算結果を演算処理装置8の内部レジスタや上記外
部メモリ2に記憶させる。そして、この動作を外部メモ
リ2に記憶された実行プログラムに従って繰り返すこと
で所定の情報処理を実現する。
【0053】従って、この実施の形態4の情報処理シス
テムでは、演算処理装置8による禁止レジスタ31への
アクセス(T11)の後においては、実行プログラムの
実行最中に演算処理装置8が暴走して上記選択回路の選
択レジスタ21を書き替えようとしても(T12)、リ
ードライト制御回路22が選択レジスタ21の内容を変
更してしまうことはなく、レディ信号端子17にセット
された汎用ポートのデータが演算処理装置8に対して誤
ってレディ信号(24)として入力されてしまうことは
ない。それ故、情報処理装置1全体が完全にストップし
てしまうこともない。
【0054】以上のように、この実施の形態4によれ
ば、リセット後の演算処理装置による禁止レジスタ31
へのアクセス(T11)の後は、判別回路29からリー
ドライト制御回路22に変更禁止信号(32)が入力さ
れて上記選択レジスタ21の設定が変更されてしまうこ
とがないようになっているので、実行プログラムの実行
最中に演算処理装置8が暴走したとしても(T12)選
択レジスタ21の内容がレディ信号入力に変更されてし
まうことはなく、演算処理装置8に対して誤ったレディ
信号(24)が入力されて情報処理装置1全体が完全に
ストップしてしまうことはない。
【0055】また、この実施の形態4では、選択回路1
8に対する書き込み動作とは別の動作によって選択回路
18に対する設定変更を禁止するようにしたので、任意
のタイミングにて必要に応じて設定変更の禁止を設定す
ることができる。そして、その禁止設定を行うまでは選
択回路18に対して何度でも書き込みを行うことができ
る。
【0056】実施の形態5.この実施の形態5の情報処
理システムの構成は、図13に示すように、禁止レジス
タ31や判別回路29の代わりに、演算処理装置8によ
りアクセス可能な監視タイマ(変更防止手段)33を設
けるととともに、図14に示すように、選択回路18の
一部の構成を変更した以外は実施の形態4と同様の構成
である。
【0057】上記監視タイマ33は、演算処理装置8に
よりアクセスされるとリセットされるタイムカウンタを
有し、このタイムカウンタのカウント時間が一定の経過
時間以上となったら、変更禁止信号(32)を出力して
上記選択回路18の選択レジスタ21内容をレディ信号
入力以外の設定、つまり汎用ポート信号の設定に強制的
に変更するものである。
【0058】他方、上記選択回路のリードライト制御回
路22は、常に演算処理装置8のアクセスに従って上記
選択レジスタ21の内容を変更する。
【0059】次に、この情報処理システムの動作につい
て説明する。図15のタイミングチャートに示すよう
に、このシステムではリセット直後の初期状態では(T
1)、選択回路の選択レジスタ21の内容はレディ信号
入力を選択している。従って、演算処理装置8はリセッ
ト後のセットアッププログラムを外部メモリ2から読み
出してこの選択レジスタ21の内容を汎用ポート信号入
力に変更する(T13)。また、この一連の動作の後、
演算処理装置8は、内部データバス9と外部データバス
3とをI/Oポート10を介して接続して外部メモリ2
から実行プログラムを取り込んでその命令に従って各種
の演算処理を行い、その演算結果を演算処理装置8の内
部レジスタや上記外部メモリ2に記憶させる。そして、
この動作を外部メモリ2に記憶された実行プログラムに
従って繰り返すことで所定の情報処理を実現する。これ
らの動作の間、演算処理装置8は上記所定の経過時間が
過ぎる前に所定の周期毎に監視タイマ33にアクセスし
て、当該監視タイマ33がタイムアウトとなって変更禁
止信号(32)を出力してしまわないように動作してい
る。
【0060】このような情報処理システムにおいて、演
算処理装置8が暴走すると(T14)、上記監視タイマ
33への定期的なアクセスが中断されてしまうので、上
記監視タイマ33がタイムアウトして変更禁止信号(3
2)を出力する(T15)。そして、選択回路の選択レ
ジスタ21の内容は汎用ポート信号の設定に強制的に変
更される(T16)。従って、この強制的な復旧動作の
前に演算処理装置8が暴走により誤って上記リードライ
ト制御回路22にアクセスして選択レジスタ21の設定
を変更してしまったとしても(T14〜T16)、その
後に上記復旧動作が行われるので、レディ信号端子17
にセットされた汎用ポートのデータが演算処理装置8に
対して誤って永続的なレディ信号(24)として入力さ
れてしまうことはない。それ故、情報処理装置1全体が
完全にストップしてしまうこともない。
【0061】以上のように、この実施の形態5によれ
ば、演算処理装置8が暴走した場合には(T14)監視
タイマ33が選択回路の選択レジスタ21の内容を強制
的にレディ信号入力以外の設定に変更するので(T1
5,T16)、その復旧動作以前において当該選択レジ
スタ21の内容が誤ってレディ信号入力の設定に変更さ
れてしまっていたとしても、演算処理装置8に対して誤
ったレディ信号が永続的に入力されて情報処理装置1全
体が完全にストップしてしまうことはない。
【0062】実施の形態6.この実施の形態6の情報処
理システムの構成は、図16に示すように、演算処理装
置の監視タイマ33の代わりに、入出力制御回路16か
ら演算処理装置8へのレディ信号線24上に設けられ、
演算処理装置8に入力されるレディ信号(24)の連続
入力時間を計測し、一定時間以上の連続入力時間となっ
た場合には、選択回路の選択レジスタ21の内容を強制
的にレディ信号入力以外の設定、つまり汎用ポート信号
の設定に変更する強制解除回路(変更防止手段)34を
設けた以外は、実施の形態5と同様の構成である。
【0063】次に、この情報処理システムの動作につい
て説明する。図17のタイミングチャートに示すよう
に、このシステムではリセット直後の初期状態では(T
1)、選択回路の選択レジスタ21の内容はレディ信号
入力を選択している。従って、演算処理装置8はリセッ
ト後のセットアッププログラムを外部メモリ2から読み
出してこの選択レジスタ21の内容を汎用ポート信号入
力に変更する(T17)。また、この一連の動作の後、
演算処理装置は、内部データバス9と外部データバス3
とをI/Oポート10を介して接続して外部メモリ2か
ら実行プログラムを取り込んでその命令に従って各種の
演算処理を行い、その演算結果を演算処理装置8の内部
レジスタや上記外部メモリ2に記憶させる。そして、こ
の動作を外部メモリ2に記憶された実行プログラムに従
って繰り返すことで所定の情報処理を実現する。
【0064】そして、このような情報処理システムにお
いて、演算処理装置8が暴走して選択回路の選択レジス
タ21の内容がレディ信号入力の設定に変更されてしま
った場合には(T18)、そのレディ信号(24)の連
続入力時間を強制解除回路34がカウントし、一定時間
以上の連続入力時間となった場合には変更禁止信号(3
2)を出力し(T19)、選択回路の選択レジスタ21
の内容を汎用ポート信号の設定に変更する(T20)。
従って、この強制的な復旧動作の前に演算処理装置8が
誤って上記リードライト制御回路22にアクセスして選
択レジスタ21の内容を変更してしまったとしても(T
18〜T20)、その後に上記復旧動作が行われるの
で、レディ信号端子17にセットされた汎用ポートのデ
ータが演算処理装置8に対して誤って永続的なレディ信
号(24)として入力されてしまうことはない。それ
故、情報処理装置1全体が完全にストップしてしまうこ
ともない。
【0065】以上のように、この実施の形態6によれ
ば、演算処理装置8が暴走した場合には(T18)強制
解除回路34が選択回路の選択レジスタ21の内容を強
制的にレディ信号入力以外の設定に変更してしまう(T
19,T20)ので、その復旧動作以前において当該選
択レジスタ21の内容がレディ信号入力の設定に変更さ
れてしまったとしても、演算処理装置に対して誤ったレ
ディ信号(24)が永続的に入力されて情報処理装置1
全体が完全にストップしてしまうことはない。
【0066】また、この実施の形態6では、実施の形態
5に比べて、演算処理装置8が何度も暴走してしまった
としても、その度に演算処理装置8のロック状態を強制
的に解除することができる。更に、実施の形態5では、
強制解除動作の後に演算処理装置8が選択レジスタ21
の内容を変更してしまった場合には有効な対策を行うこ
とができないが、この実施の形態6ではそのような問題
が発生することはなくより確実にロック状態を解除する
ことができる。
【0067】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明によ
れば、レディ信号端子から演算処理装置までのレディ信
号の信号経路上に設けられ、上記演算処理装置による設
定変更に応じて上記レディ信号端子の内部接続先を上記
演算処理装置を含む複数の内部装置の間で切り換える選
択手段と、上記内部接続先が上記演算処理装置となる設
定への変更を禁止する変更防止手段とを設けたので、演
算処理装置の暴走によりレディ信号端子の設定が誤って
レディ信号入力用に戻されてしまって演算処理装置の動
作が完全に停止してしまうことを防止できる効果があ
る。
【0068】請求項2記載の発明によれば、選択手段
は、レディ信号端子の内部接続先を演算処理装置と汎用
ポートレジスタとの間で切り替える切替部と、当該演算
処理装置の設定に応じた機能選択信号を出力する選択部
とからなるので、演算処理装置の暴走によりレディ信号
端子の設定が誤ってレディ信号入力用に戻されてしまっ
て演算処理装置の動作が完全に停止してしまうことを防
止できる効果がある。
【0069】請求項3記載の発明によれば、選択手段
が、レディ信号端子を演算処理装置に接続するように初
期設定を行う一方で、変更防止手段は、上記レディ信号
端子の内部接続先が上記他の内部装置に切り替えられた
後に、再度上記レディ信号端子の内部接続先が上記演算
処理装置に戻されるのを防止するので、何ら特別な動作
を演算処理装置に行わせることなく、確実に、演算処理
装置の暴走によりレディ信号端子の設定が誤ってレディ
信号入力用に戻されてしまって演算処理装置の動作が完
全に停止してしまうことを防止できる効果がある。
【0070】請求項4記載の発明によれば、変更防止手
段は、選択部から出力される機能選択信号を監視すると
ともに、当該機能選択信号が変更された後には当該選択
部に対して内部接続先が演算処理装置となる設定変更を
禁止する信号を出力するので、何ら特別な動作を演算処
理装置に行わせることなく、簡易な監視回路構成にて確
実に、演算処理装置の暴走によりレディ信号端子の設定
が誤ってレディ信号入力用に戻されてしまって演算処理
装置の動作が完全に停止してしまうことを防止できる効
果がある。
【0071】請求項5記載の発明によれば、変更防止手
段は、演算処理装置が選択手段に対して所定のアクセス
を実行したら、その後の設定の変更を禁止するので、必
要に応じて適宜、演算処理装置の暴走によりレディ信号
端子の設定が誤ってレディ信号入力用に戻されてしまっ
て演算処理装置の動作が完全に停止してしまうことを防
止できる効果がある。
【0072】請求項6記載の発明によれば、変更防止手
段は、演算処理装置による選択手段に対するアクセスを
監視すると共に、当該演算処理装置による設定変更動作
が一度なされた後には設定の変更を禁止するので、必要
が生じた時に設定変更することにより、演算処理装置の
暴走によりレディ信号端子の設定が誤ってレディ信号入
力用に戻されてしまって演算処理装置の動作が完全に停
止してしまうことを防止できる効果がある。
【0073】請求項7記載の発明によれば、変更防止手
段は、演算処理装置による選択手段に対するアクセスを
監視すると共に、当該演算処理装置による設定の読み出
し動作がなされた後には設定の変更を禁止するので、必
要に応じて適宜読み出し動作をすることにより、演算処
理装置の暴走によりレディ信号端子の設定が誤ってレデ
ィ信号入力用に戻されてしまって演算処理装置の動作が
完全に停止してしまうことを防止できる効果がある。
【0074】請求項8記載の発明によれば、変更防止手
段は、演算処理装置によりアクセス可能な設定禁止レジ
スタを有し、当該設定禁止レジスタへのアクセスがなさ
れた後には、当該演算処理装置による選択手段に対する
設定の変更を禁止するので、必要に応じて適宜上記アク
セスをすることにより、演算処理装置の暴走によりレデ
ィ信号端子の設定が誤ってレディ信号入力用に戻されて
しまって演算処理装置の動作が完全に停止してしまうこ
とを防止できる効果がある。
【0075】請求項9記載の発明によれば、変更防止手
段は、演算処理装置によりリセットされるタイムカウン
タを有し、当該タイムカウンタのカウント時間が一定の
経過時間以上となったら、上記演算処理装置への接続と
なる設定を禁止させるので、何ら特別な動作を演算処理
装置に行わせることなく、確実に、演算処理装置の暴走
によりレディ信号端子の設定が誤ってレディ信号入力用
に戻されてしまって演算処理装置の動作が完全に停止し
てしまうことを防止できる効果がある。
【0076】請求項10記載の発明によれば、変更防止
手段は、選択手段から演算処理装置までのレディ信号の
信号経路上に設けられ、上記演算処理装置に入力される
上記レディ信号の連続入力時間を計測し、一定時間以上
の連続入力時間となった場合には、上記演算処理装置へ
の接続となる設定への変更を禁止させるので、何ら特別
な動作を演算処理装置に行わせることなく、確実に、演
算処理装置の暴走によりレディ信号端子の設定が誤って
レディ信号入力用に戻されてしまって演算処理装置の動
作が完全に停止してしまうことを防止できる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による情報処理シス
テムを示すブロック図である。
【図2】 図1の機能選択回路の内部構成を示すブロッ
ク図である。
【図3】 図2の選択回路の内部構成を示すブロック図
である。
【図4】 図1の入出力制御回路の内部構成を示すブロ
ック図である。
【図5】 図1の情報処理システムの動作タイミングチ
ャートの例である。
【図6】 実施の形態2における機能選択回路の内部構
成を示すブロック図である。
【図7】 図2の選択回路の内部構成を示すブロック図
である。
【図8】 実施の形態2の情報処理システムの動作タイ
ミングチャートの例である。
【図9】 実施の形態3における機能選択回路の内部構
成を示すブロック図である。
【図10】 実施の形態3の情報処理システムの動作タ
イミングチャートの例である。
【図11】 実施の形態4における機能選択回路の内部
構成を示すブロック図である。
【図12】 実施の形態4の情報処理システムの動作タ
イミングチャートの例である。
【図13】 実施の形態5における機能選択回路の内部
構成を示すブロック図である。
【図14】 図13の選択回路の内部構成を示すブロッ
ク図である。
【図15】 実施の形態5の情報処理システムの動作タ
イミングチャートの例である。
【図16】 実施の形態6における機能選択回路の内部
構成を示すブロック図である。
【図17】 実施の形態6の情報処理システムの動作タ
イミングチャートの例である。
【図18】 従来の技術にて説明する情報処理システム
を示すブロック図である。
【図19】 図18の機能選択回路の内部構成を示すブ
ロック図である。
【図20】 図18の情報処理システムの動作タイミン
グチャートの例である。
【符号の説明】
8 演算処理装置、17 レディ信号端子、18 選択
回路(選択部、選択手段)、20 モニタ回路(変更防
止手段)、26 切替スイッチ(切替部)、28 書き
込み検出回路(変更防止手段)、29 判別回路(変更
防止手段)、30 読み出し検出回路(変更防止手
段)、31 禁止レジスタ(変更防止手段)、32 変
更禁止信号線(変更防止手段)、33 監視タイマ(変
更防止手段)、34 強制解除回路(変更防止手段)。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各種の命令を実行する演算処理装置と、
    当該演算処理装置が外部装置との間で情報交換を行う際
    に使用される端子の内の1つであるレディ信号端子から
    のレディ信号入力に応じて上記演算処理装置が動作を一
    時的に停止する情報処理装置において、上記レディ信号
    端子から上記演算処理装置までのレディ信号の信号経路
    上に設けられ、上記演算処理装置による設定変更に応じ
    て上記レディ信号端子の内部接続先を上記演算処理装置
    を含む複数の内部装置の間で切り換える選択手段と、上
    記内部接続先が上記演算処理装置となる設定への変更を
    禁止する変更防止手段とを設けたことを特徴とする情報
    処理装置。
  2. 【請求項2】 選択手段は、レディ信号端子の内部接続
    先を演算処理装置と汎用ポートレジスタとの間で切り替
    える切替部と、当該演算処理装置の設定に応じた機能選
    択信号を出力する選択部とからなることを特徴とする請
    求項1記載の情報処理装置。
  3. 【請求項3】 選択手段が、初期設定においては上記レ
    ディ信号端子を演算処理装置に接続するように初期設定
    を行う一方で、変更防止手段は、上記レディ信号端子の
    内部接続先が上記他の内部装置に切り替えられた後に、
    再度、上記レディ信号端子の内部接続先が上記演算処理
    装置に戻されるのを防止することを特徴とする請求項1
    記載の情報処理装置。
  4. 【請求項4】 変更防止手段は、選択部から出力される
    機能選択信号を監視するとともに、当該機能選択信号が
    変更された後には当該選択部に対して内部接続先が演算
    処理装置となる設定変更を禁止する信号を出力すること
    を特徴とする請求項3記載の情報処理装置。
  5. 【請求項5】 変更防止手段は、演算処理装置が選択手
    段に対して所定のアクセスを実行したら、その後の設定
    の変更を禁止することを特徴とする請求項1記載の情報
    処理装置。
  6. 【請求項6】 変更防止手段は、演算処理装置による選
    択手段に対するアクセスを監視すると共に、当該演算処
    理装置による設定変更動作が一度なされた後には設定の
    変更を禁止することを特徴とする請求項4記載の情報処
    理装置。
  7. 【請求項7】 変更防止手段は、演算処理装置による選
    択手段に対するアクセスを監視すると共に、当該演算処
    理装置による設定の読み出し動作がなされた後には設定
    の変更を禁止することを特徴とする請求項3記載の情報
    処理装置。
  8. 【請求項8】 変更防止手段は、演算処理装置によりア
    クセス可能な設定禁止レジスタを有し、当該設定禁止レ
    ジスタへのアクセスがなされた後には、当該演算処理装
    置による選択手段に対する設定の変更を禁止することを
    特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  9. 【請求項9】 変更防止手段は、演算処理装置によりリ
    セットされるタイムカウンタを有し、当該タイムカウン
    タのカウント時間が一定の経過時間以上となったら、上
    記演算処理装置への接続となる設定を禁止させることを
    特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  10. 【請求項10】 変更防止手段は、選択手段から演算処
    理装置までのレディ信号の信号経路上に設けられ、上記
    演算処理装置に入力される上記レディ信号の連続入力時
    間を計測し、一定時間以上の連続入力時間となった場合
    には、上記演算処理装置への接続となる設定への変更を
    禁止させることを特徴とする請求項1記載の情報処理装
    置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7500021B2 (en) 2003-07-31 2009-03-03 Fujitsu Microelectronics Operation mode control circuit, microcomputer including the same, and control system using the microcomputer
JP2009104653A (ja) * 2003-07-31 2009-05-14 Fujitsu Microelectronics Ltd 動作モード制御回路、及びマイクロコンピュータ

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