JPH0962854A - グラフ表示装置 - Google Patents

グラフ表示装置

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JPH0962854A
JPH0962854A JP7217813A JP21781395A JPH0962854A JP H0962854 A JPH0962854 A JP H0962854A JP 7217813 A JP7217813 A JP 7217813A JP 21781395 A JP21781395 A JP 21781395A JP H0962854 A JPH0962854 A JP H0962854A
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Casio Computer Co Ltd
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    • G06F15/02Digital computers in general; Data processing equipment in general manually operated with input through keyboard and computation using a built-in program, e.g. pocket calculators
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    • G06F3/0489Interaction techniques based on graphical user interfaces [GUI] using specific features provided by the input device, e.g. functions controlled by the rotation of a mouse with dual sensing arrangements, or of the nature of the input device, e.g. tap gestures based on pressure sensed by a digitiser using dedicated keyboard keys or combinations thereof
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Abstract

(57)【要約】 【課題】例えば関数式を入力してグラフ表示が行なえる
グラフ表示装置において、複数の関数式に対応する個々
のグラフデータを共に表示するような場合でも、非常に
見易いグラフ表示を行なうこと。 【解決手段】「Range 」キー12g の操作により起動され
るグラフの全体座標レンジの設定処理において、4つの
異なるXY座標レンジをそれぞれ「BLACK 」「BLUE」「RE
D 」「GREEN 」の表示色に対応付けて設定すると共に、
各座標レンジにて表示させるグラフ式をその表示色に対
応付けて入力して記憶させ、「グラフ」キー12d の操作
によりグラフ表示を指示すると、前記設定された4つの
異なる座標レンジの別々のXY座標が「黒座標」「青座
標」「赤座標」「緑座標」として色分け表示されると共
に、各XY座標に対してそれぞれ同色の色指定データが対
応付けられたグラフ式のグラフデータが作成されて同じ
色で描画表示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば関数式を入
力してグラフ表示が行なえるグラフ表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、入力された関数式をグラフ化
して表示するグラフ電卓等のグラフ表示装置が実用化さ
れている。この種のグラフ表示装置では、Y=f(X)
等の関数式を入力すると、該関数式に表示部の表示範囲
に対応する具体値が代入されて演算され、グラフ描画デ
ータが生成されてグラフ表示されるもので、この場合、
従来のグラフ表示装置、特に、グラフ電卓等にあって
は、入力された関数式やそのグラフデータが、液晶表示
部により、何れも白画面に黒の同一色で表示されてい
る。
【0003】また、ある関数式のグラフ表示を行なう場
合に、例えばX座標のレンジを設定すると、液晶表示部
の全表示領域にて表示可能な最大の座標レンジに関係な
く、その設定レンジ内に対応するグラフデータのみ描画
表示されるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のグラフ表示装置のように、座標レンジを設定した場
合に、その設定レンジ内に対応するグラフデータのみ描
画表示されるのでは、グラフの全体形状を把握し難いた
め、該設定レンジ外のグラフデータも何等かの形で設定
レンジ内のグラフデータと区分けして描画表示する必要
がある。
【0005】また、入力された関数式に対応するグラフ
データは、全て黒の同一色で表示されるため、例えば複
数の関数式を入力してそのそれぞれのグラフデータを共
に表示するような場合、個々のグラフデータが非常に見
分け難くなる問題がある。
【0006】本発明は、前記のような問題に鑑みなされ
たもので、例えばある関数式に対応するグラフデータを
表示する際に、例えばそのX座標レンジを設定した場合
でも、グラフの全体形状と設定レンジ内のグラフデータ
とを明確に区分けして表示することが可能になるグラフ
表示装置を提供することを目的とする。
【0007】また、本発明は、複数の関数式に対応する
個々のグラフデータを共に表示するような場合でも、非
常に見易いグラフ表示を行なうことが可能になるグラフ
表示装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明の請求
項1に係わるグラフ表示装置は、関数式データを入力す
る式入力手段と、この式入力手段により入力された関数
式データに基づきグラフデータを作成するグラフデータ
作成手段と、このグラフデータ作成手段により作成され
るグラフデータの範囲を指定する範囲指定手段と、前記
グラフデータ作成手段により作成されたグラフデータを
前記範囲指定手段により指定された範囲に対応する部分
と該範囲外に対応する部分とを異なる表示色で表示する
グラフ表示手段とを具備したことを特徴とする。
【0009】つまり、前記請求項1に係わるグラフ表示
装置では、グラフデータ作成手段により作成されたグラ
フデータが、範囲指定手段により指定された範囲に対応
する部分と該範囲外に対応する部分とで異なる表示色で
表示されることになる。
【0010】また、本発明の請求項2に係わるグラフ表
示装置は、関数式データを入力する式入力手段と、この
式入力手段により入力された関数式データに基づきグラ
フデータを作成するグラフデータ作成手段と、このグラ
フデータ作成手段により作成されるグラフデータの範囲
を指定する範囲指定手段と、この範囲指定手段により指
定される範囲に対応する表示色を指定する色指定手段
と、前記グラフデータ作成手段により作成されたグラフ
データのうち、前記範囲指定手段により指定された範囲
に対応する部分を前記色指定手段により指定された表示
色で表示し、該範囲外に対応する部分を前記色指定手段
により指定された表示色とは異なる表示色で表示するグ
ラフ表示手段とを具備したことを特徴とする。
【0011】つまり、前記請求項2に係わるグラフ表示
装置では、グラフデータ作成手段により作成されたグラ
フデータのうち、範囲指定手段により指定された範囲に
対応する部分が、色指定手段により指定された表示色で
表示され、該範囲外に対応する部分が、色指定手段によ
り指定された表示色とは異なる表示色で表示されること
になる。
【0012】また、本発明の請求項3に係わるグラフ表
示装置は、複数の関数式データを入力する式入力手段
と、この式入力手段により入力された複数の関数式デー
タのそれぞれに対応する複数のグラフデータを作成する
グラフデータ作成手段と、このグラフデータ作成手段に
より作成された複数のグラフデータのそれぞれに対応し
て異なる表示色を指定する色指定手段と、前記グラフデ
ータ作成手段により作成された複数のグラフデータを前
記色指定手段により指定されたそれぞれ異なる表示色で
表示するグラフ表示手段とを具備したことを特徴とす
る。
【0013】つまり、前記請求項3に係わるグラフ表示
装置では、グラフデータ作成手段により作成された複数
のグラフデータが、色指定手段により指定されたそれぞ
れ異なる表示色で表示されることになる。
【0014】また、本発明の請求項4に係わるグラフ表
示装置は、複数のグラフ表示用の座標レンジをそれぞれ
異なる色データに対応付けて設定する座標レンジ設定手
段と、複数の関数式データをそれぞれ異なる色データに
対応付けて入力する式入力手段と、この式入力手段によ
り入力された複数の関数式データのグラフを作成する際
に、それぞれの関数式データに対応付けられた色データ
に対応する色データが対応付けられている前記座標レン
ジ設定手段で設定された座標レンジでそれぞれのグラフ
データを作成するグラフデータ作成手段と、前記座標レ
ンジ設定手段により設定された複数種類の座標レンジに
対応する複数の座標を、そのそれぞれに対応付けられた
異なる色データに応じた表示色で表示する座標表示手段
と、前記グラフデータ作成手段により作成された複数の
グラフデータをそれぞれのグラフデータの関数式データ
に対応付けられた色データに応じた表示色でそれぞれ前
記座標表示手段により表示された各対応する座標上に表
示するグラフ表示手段とを具備したことを特徴とする。
【0015】つまり、前記請求項4に係わるグラフ表示
装置では、座標レンジ設定手段により設定された複数の
座標レンジに対応する複数の座標が、そのそれぞれに対
応付けられた異なる色データに応じた表示色で表示され
ると共に、グラフデータ作成手段により作成された複数
のグラフデータが、それぞれのグラフデータの関数式デ
ータに対応付けられた色データに応じた表示色で各対応
する座標上に表示されることになる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下図面により本発明の実施の形
態について説明する。図1は本発明のグラフ表示装置の
実施形態に係わるグラフ表示機能付き電子計算機の電子
回路の構成を示すブロック図である。
【0017】この電子計算機は、CPU11を備えてい
る。このCPU11は、キー入力部12からのキー操作
信号に応じてROM13に予め記憶されているシステム
プログラムを起動させ、回路各部の動作制御を実行する
もので、このCPU11には、前記キー入力部12及び
ROM13の他、RAM14が接続されると共に、カラ
ーデータメモリ15及び表示駆動回路16を介してカラ
ー液晶表示部17が接続される。
【0018】前記キー入力部12には、数字キー及び機
能キー12a、「実行」キー12b、「Box」キー1
2c、「グラフ」キー12d、「グラフ/式」キー12
e、色指定キー12f(「青」12f1,「赤」12f2,
「緑」12f3)、「Range」キー12g、レンジデ
ータ選択キー12h(「△」12h1,「▽」12h2)、
カーソルキー12i(「↑」12i1,「↓」12i2,
「←」12i3,「→」12i4)等が備えられる。
【0019】数字キー及び機能キー12aは、演算式や
関数式等の所望の式,数値データを入力する際に操作さ
れる。「実行」キー12bは、各種機能の実行を指示す
る際に操作される。
【0020】「Box」キー12cは、グラフ表示画面
において所望の表示範囲を四角形(Box)で囲って識
別するためのBoxモードを設定する際に操作される。
「グラフ」キー12dは、前記数字キー及び機能キー1
2aの操作により入力された関数式に対応するグラフデ
ータを算出させて表示させる際に操作される。
【0021】「グラフ/式」キー12eは、前記関数式
のグラフ表示を行なう際に、入力された関数式の表示状
態とグラフデータの表示状態とを切換える際に操作され
る。色指定キー12f(「青」12f1,「赤」12f2,
「緑」12f3)は、入力した関数式のグラフ表示色を指
定する際に操作される。
【0022】「Range」キー12gは、グラフ表示
を行なう際のX座標及びY座標の各座標レンジを設定す
る際に操作される。レンジデータ選択キー12h
(「△」12h1,「▽」12h2)は、前記「Rang
e」キー12gの操作に伴なう座標レンジの設定に際
し、例えば4色(黒「BLACK」,青「BLUE」,
赤「RED」,緑「GREEN」)に色分けされる4種
の座標レンジを選択する際に操作される。
【0023】カーソルキー12i(「↑」12i1,
「↓」12i2,「←」12i3,「→」12i4)は、表示
画面上でのカーソル移動を行なう際に操作される。前記
ROM13には、この電子計算機における動作全体の制
御を司るシステムプログラムと共に、計算処理モード,
グラフ表示レンジ設定処理モード,グラフ式入力処理モ
ード,グラフ表示処理モード,範囲グラフ表示モード,
Box処理モードそれぞれの動作制御を司るサブプログ
ラム等が予め記憶される。
【0024】前記RAM14には、表示レジスタ18、
モードフラグレジスタM、カーソル設定フラグレジスタ
n、式レジスタ19(19a,19b,19c,…)、
指定色レジスタC20(20a,20b,20c,
…)、グラフ記憶エリア21、ワークエリア22、レン
ジレジスタ23等が備えられる。
【0025】表示レジスタ18には、前記液晶表示部1
7の表示領域における各表示ドットに1対1に対応する
データ記憶領域を有し、表示データが“1”点灯(黒表
示に対応),“0”不点灯(白表示に対応)からなるビ
ットマップデータとして記憶される。
【0026】モードフラグレジスタMには、各種動作モ
ードに応じたフラグデータがセットされる。カーソル設
定フラグレジスタnには、前記Box処理モードにける
Boxの作成に際し、第1のカーソル移動位置が決定さ
れた際に“1”にセットされる。
【0027】式レジスタ19(19a,19b,19
c,…)には、複数の入力式が個々に記憶される。指定
色レジスタC20(20a,20b,20c,…)に
は、前記式レジスタ19(19a,19b,19c,
…)に記憶された入力式それぞれの表示指定色が“1”
黒,“2”青,“3”赤,“4”緑として記憶される。
【0028】グラフ記憶エリア21には、前記式レジス
タ19(19a,19b,19c,…)に記憶された入
力式それぞれのグラフデータがその表示パターンに対応
するビットマップデータとして記憶される。
【0029】ワークエリア22には、CPU11におけ
る各種の制御処理に伴ない入出力される種々のデータが
一時的に記憶される。レンジレジスタ23には、前記グ
ラフ表示を行なう際のX座標及びY座標の各座標レンジ
の設定により得られた、4種類の座標レンジが4つの指
定色(BLACK,BLUE,RED,GREEN)に
対応付けられて記憶される。
【0030】前記カラーデータメモリ15は、前記RA
M14に備えられる表示レジスタ18と同様にした前記
液晶表示部17の表示領域における各表示ドットに1対
1に対応するデータ記憶領域を、黒「BLACK」,青
「BLUE」,赤「RED」,緑「GREEN」それぞ
れの表示色毎に4領域分有するもので、例えば前記RA
M14内の表示レジスタ18に記憶される表示データに
対し、ある部分に黒色表示が、また、ある部分に青色表
示が指定された場合には、その黒色表示として指定され
ている表示ドットデータはそのままカラーデータメモリ
15の黒表示色領域に、また、青色表示として指定され
ている表示ドットデータはそのままカラーデータメモリ
15の青表示色領域に転送され、表示駆動回路16を介
しカラー液晶表示部17にカラー表示される。
【0031】ここで、前記RAM14内の式レジスタ1
9に対応する指定色レジスタC20には、入力式の記憶
に際し、まず、黒色表示を示す“1”が初期セットされ
る。次に、前記構成によるグラフ表示機能付き電子計算
機のグラフ表示動作について説明する。
【0032】図2は前記グラフ表示機能付き電子計算機
の全体座標レンジ設定処理を示すフローチャートであ
る。図3は前記グラフ表示機能付き電子計算機のグラフ
式入力処理を示すフローチャートである。
【0033】図4は前記グラフ表示機能付き電子計算機
のグラフ表示処理を示すフローチャートである。図5は
前記グラフ表示機能付き電子計算機の全体座標レンジ設
定処理,グラフ式入力処理,グラフ表示処理に伴なうキ
ー操作対応の表示動作を示す図である。
【0034】図2における全体座標レンジの設定処理に
おいて、グラフ表示の全画面に対応する座標レンジを設
定するために、図5(A)に示すように、キー入力部1
2における「Range」キー12gを操作すると、ま
ず、黒色座標「BLACK」に対応するX座標レンジ及
びY座標レンジの設定を促す黒色レンジ設定画面「BL
ACK/Xmin?,Xmax?/Ymin?,Yma
x?」が、カラー液晶表示部17に初期表示される。
【0035】ここで、数字キー及び機能キー12aを操
作して数値データを入力すると、その数値データは、カ
ーソルkの指示位置に対応する座標レンジに入力表示さ
れ、例えば「BLACK/Xmin−10」としてRA
M14におけるレンジレジスタ23に記憶される(ステ
ップS5→S6,S7)。
【0036】そして、カーソルキー12i(「↑」12
i1,「↓」12i2,「←」12i3,「→」12i4)を操
作すると、カーソルkがその操作方向に対応して、前記
黒色レンジ設定画面「BLACK/Xmin−10,X
max?/Ymin?,Ymax?」上での他のレンジ
設定位置に移動される(ステップS3→S4)。
【0037】ここで、再び数字キー及び機能キー12a
を操作して、例えば「BLACK/Xmax10」とし
て入力すると、さらにRAM14におけるレンジレジス
タ23に記憶される(ステップS5→S6,S7)。
【0038】こうして、前記ステップS3〜S7におけ
る個々のレンジ設定処理及びカーソル移動処理を繰返
し、前記黒色座標「BLACK」に対応するX座標レン
ジ及びY座標レンジが、例えば「BLACK/Xmin
−10,Xmax10/Ymin−10,Ymax1
0」と入力設定され、RAM14内のレンジレジスタ2
3に記憶された状態で、図5(B)に示すように、レン
ジデータ選択キー12h(「▽」12h2)を操作する
と、次に、青色座標「BLUE」に対応するX座標レン
ジ及びY座標レンジの設定を促す青色レンジ設定画面
「BLUE/Xmin?,Xmax?/Ymin?,Y
max?」が、カラー液晶表示部17に表示される(ス
テップS1→S2)。
【0039】ここで、前記ステップS3〜S7における
個々のレンジ設定処理及びカーソル移動処理を繰返し、
前記青色座標「BLUE」に対応するX座標レンジ及び
Y座標レンジが、例えば「BLUE/Xmin−5,X
max15/Ymin−15,Ymax5」と入力設定
され、RAM14内のレンジレジスタ23に記憶された
状態で、図5(C)に示すように、さらに、レンジデー
タ選択キー12h(「▽」12h2)を操作すると、次
に、赤色座標「RED」に対応するX座標レンジ及びY
座標レンジの設定を促す赤色レンジ設定画面「RED/
Xmin?,Xmax?/Ymin?,Ymax?」
が、カラー液晶表示部17に表示される(ステップS1
→S2)。
【0040】さらに、前記ステップS3〜S7における
個々のレンジ設定処理及びカーソル移動処理を繰返し、
前記赤色座標「RED」に対応するX座標レンジ及びY
座標レンジが、例えば「RED/Xmin−3,Xma
x17/Ymin−5,Ymax15」と入力設定さ
れ、RAM14内のレンジレジスタ23に記憶された状
態で、図5(D)に示すように、さらに、レンジデータ
選択キー12h(「▽」12h2)を操作すると、次に、
緑色座標「GREEN」に対応するX座標レンジ及びY
座標レンジの設定を促す緑色レンジ設定画面「GREE
N/Xmin?,Xmax?/Ymin?,Ymax
?」が、カラー液晶表示部17に表示される(ステップ
S1→S2)。
【0041】ここで、さらに、前記ステップS3〜S7
における個々のレンジ設定処理及びカーソル移動処理を
繰返し、前記緑座標「GREEN」に対応するX座標レ
ンジ及びY座標レンジが、例えば「GREEN/Xmi
n−15,Xmax5/Ymin−7,Ymax13」
と入力設定されると、RAM14内のレンジレジスタ2
3に記憶される。
【0042】こうして、前記ステップS1〜S7の処理
を繰返し、4つの異なる座標レンジを入力設定し、RA
M14内のレンジレジスタ23に記憶させ、「実行」キ
ー12bを操作すると、前記4つの異なる色に対応付け
られた4種類の座標レンジ「BLACK/Xmin−1
0,Xmax10/Ymin−10,Ymax10」
「BLUE/Xmin−5,Xmax15/Ymin−
15,Ymax5」「RED/Xmin−3,Xmax
17/Ymin−5,Ymax15」「GREEN/X
min−15,Xmax5/Ymin−7,Ymax1
3」が確定される(ステップS8→S9)。
【0043】すると、図5(E)に示すように、カラー
液晶表示部17には、前記4種類の座標レンジ「BLA
CK/BLUE/RED/GREEN」のそれぞれに対
応してグラフ表示させるためのグラフ式の入力画面「Y
1 /Y2 /Y3 /Y4 」が表示される。
【0044】図3におけるグラフ式入力処理において、
キー入力部12におけるカーソルキー12i(「↑」1
2i1,「↓」12i2,「←」12i3,「→」12i4)を
操作すると、前記グラフ式の入力画面におけるカーソル
kが移動され、該カーソルkにより指示されるグラフ式
の入力位置がY1 ,Y2 ,Y3 ,Y4 の間で切換えられ
る(ステップA1→A2)。
【0045】そして、例えば前記グラフ式の入力画面に
おいて、カーソルkが第1グラフ式「Y1 」に対応して
表示されている状態で、数字キー及び機能キー12aを
操作して、関数式「X+2」と入力すると、その入力さ
れた第1グラフ式「Y1 =X+2」は、RAM14内の
第1式レジスタ19aに記憶される(ステップA3→A
4)。
【0046】ここで、前記第1式レジスタ19aに入力
記憶させた第1グラフ式「Y1 =X+2」を、前記レン
ジレジスタ23に設定記憶させた黒色座標レンジ「BL
ACK/Xmin−10,Xmax10/Ymin−1
0,Ymax10」にて表示させる場合は、指定色レジ
スタC20(20a,20b,20c,…)には、予め
黒色表示を示す“1”が初期設定されているので、ユー
ザによる色指定キー12fの操作は必要ない。
【0047】また、前記カーソルキー12i(「↑」1
2i1,「↓」12i2,「←」12i3,「→」12i
4)の操作によるグラフ式入力位置の移動処理及び数字
キー及び機能キー12aの操作による関数式の入力処理
を繰返し(ステップA1〜A5)、例えば第2グラフ式
「Y2 =2X」がRAM14内の第2式レジスタ19b
に記憶された状態で、該第2式レジスタ19bに記憶さ
せた第2グラフ式「Y2 =2X」を、前記レンジレジス
タ23に設定記憶させた青色座標レンジ「BLUE/X
min−5,Xmax15/Ymin−15,Ymax
5」にて表示させる場合は、色指定キー12fの「青」
12f1を操作すると、対応する指定色レジスタ20bに
対し青色表示を示す“2”が記憶設定される(ステップ
A6→A7)。
【0048】この後、図5(F)に示すように、前記ス
テップA1〜A7の処理を繰返し、第3グラフ式「Y3
=X−3」及びその指定色「赤」を入力し、第3式レジ
スタ19cに「Y3 =X−3」、対応する指定色レジス
タ20cに“3”と記憶されると共に、第4グラフ式
「Y4 =X2 」及びその指定色「緑」を入力し、第4式
レジスタ19dに「Y4 =X2 」、対応する指定色レジ
スタ20dに“4”と記憶された状態で、「実行」キー
12bを操作すると、4つの異なる座標レンジに対応さ
せた第1〜第4グラフ式及びその指定色のデータ入力が
確定される(ステップA8→A9)。
【0049】こうして、4種類のX/Y座標「BLAC
K」「BLUE」「RED」「GREEN」及びそのそ
れぞれに表示すべきグラフ式「Y1 」「Y2 」「Y3 」
「Y4 」が入力され、式レジスタ19(19a,19
b,19c),指定色レジスタC20(20a,20
b,20c),レンジレジスタ23にて設定記憶された
状態で、図5(G)に示すように、キー入力部12にお
ける「グラフ」キー12dを操作すると、図4における
グラフ表示処理が起動される。
【0050】すなわち、前記グラフ表示処理が起動され
ると、まず、レンジレジスタ23に記憶されている黒色
座標レンジ「BLACK/Xmin−10,Xmax1
0/Ymin−10,Ymax10」に対応して、X座
標が−10〜10/Y座標が−10〜10として目盛り
表示されたX/Y座標が、カラー液晶表示部17に黒色
で表示される(ステップB1)。
【0051】そして、黒色表示を示すフラグ“1”がセ
ットされている指定色レジスタ20aに対応する式レジ
スタ19aに記憶されている第1グラフ式「Y1 =X+
2」に対し、前記黒色座標レンジが代入されて第1グラ
フデータが作成されグラフ記憶記憶エリア21に描画記
憶される(ステップB2)。
【0052】すると、前記カラー液晶表示部17に黒色
表示されたX/Y座標に対し、前記グラフ記憶エリア2
1に作成記憶された第1グラフデータY1 が黒色で重ね
て表示される(ステップB3)。
【0053】前記黒色座標に対する第1グラフデータY
1 の描画表示が終了すると、次に、レンジレジスタ23
に記憶されている青色座標レンジ「BLUE/Xmin
−5,Xmax15/Ymin−15,Ymax5」に
対応して、X座標が−5〜15/Y座標が−15〜5と
して目盛り表示されたX/Y座標が、カラー液晶表示部
17に青色で表示される(ステップB4→B5)。
【0054】そして、青色表示を示すフラグ“2”がセ
ットされている指定色レジスタ20bに対応する式レジ
スタ19bに記憶されている第2グラフ式「Y2 =2
X」に対し、前記青色座標レンジが代入されて第2グラ
フデータが作成されグラフ記憶記憶エリア21に描画記
憶される(ステップB6)。
【0055】すると、前記カラー液晶表示部17に青色
表示されたX/Y座標に対し、前記グラフ記憶エリア2
1に作成記憶された第2グラフデータY2 が青色で重ね
て表示される(ステップB7)。
【0056】前記黒色座標及び青色座標に対する第1グ
ラフデータY1 及び第2グラフデータY2 の描画表示が
終了すると、次に、レンジレジスタ23に記憶されてい
る赤色座標レンジ「RED/Xmin−3,Xmax1
7/Ymin−5,Ymax15」に対応して、X座標
が−3〜17/Y座標が−5〜15として目盛り表示さ
れたX/Y座標が、カラー液晶表示部17に赤色で表示
される。
【0057】そして、赤色表示を示すフラグ“3”がセ
ットされている指定色レジスタ20cに対応する式レジ
スタ19cに記憶されている第3グラフ式「Y3 =X−
3」に対し、前記赤色座標レンジが代入されて第3グラ
フデータが作成されグラフ記憶記憶エリア21に描画記
憶される。
【0058】すると、前記カラー液晶表示部17に赤色
表示されたX/Y座標に対し、前記グラフ記憶エリア2
1に作成記憶された第3グラフデータY3 が赤色で重ね
て表示される(ステップB8→B9)。
【0059】さらに、前記黒色座標,青色座標,赤色座
標に対する第1グラフデータY1 ,第2グラフデータY
2 ,第3グラフデータY3 の描画表示が終了すると、次
に、レンジレジスタ23に記憶されている緑色座標レン
ジ「GREEN/Xmin−15,Xmax5/Ymi
n−7,Ymax13」に対応して、X座標が−15〜
5/Y座標が−7〜13として目盛り表示されたX/Y
座標が、カラー液晶表示部17に緑色で表示される。
【0060】そして、緑色表示を示すフラグ“4”がセ
ットされている指定色レジスタ20dに対応する式レジ
スタ19dに記憶されている第4グラフ式「Y4 =X
2 」に対し、前記緑色座標レンジが代入されて第4グラ
フデータが作成されグラフ記憶記憶エリア21に描画記
憶される。
【0061】すると、前記カラー液晶表示部17に緑色
表示されたX/Y座標に対し、前記グラフ記憶エリア2
1に作成記憶された第4グラフデータY4 が緑色で重ね
て表示される(ステップB10)。
【0062】従って、前記色分けした異なる座標レンジ
の設定に基づくグラフ式の入力・表示処理では、それぞ
れ異なる4つの座標レンジ「BLACK」「BLUE」
「RED」「GREN」に対応する4つのX/Y座標
を、対応する表示色で色分けして表示すると共に、各座
標レンジ毎のX/Y座標に対応するグラフ式「Y1 」
「Y2 」「Y3 」「Y4 」も、設定座標レンジに対応し
て色指定された表示色で色分けして表示されるので、4
つの異なる座標レンジに対応させた別々のグラフデータ
を同時表示させた場合でも、個々の座標及びそのそれぞ
れの座標に対応するグラフデータを容易に識別できるよ
うに表示することができる。
【0063】図6は前記グラフ表示機能付き電子計算機
の範囲グラフ表示処理を示すフローチャートである。図
7は前記グラフ表示機能付き電子計算機の範囲グラフ表
示処理に伴なう式入力対応の表示動作を示す図である。
【0064】すなわち、例えば図7(A)に示すよう
に、数字キー及び機能キー12aを操作してグラフ式を
「Graph Y=X2 」と入力すると共に、色分け表
示範囲を「Orange[−1,1]」と入力し、「実
行」キー12bを操作すると、入力されたグラフ式「Y
=X2 」に対応するグラフデータが、カラー液晶表示部
17の表示範囲に対応して予め設定された座標レンジに
基づき演算作成され、RAM14内のグラフ記憶エリア
21に描画記憶される(ステップC1)。
【0065】ここで、前記入力された色分け表示範囲に
基づき、X座標に対応する範囲データ[−1,1]及び
その色データ「Orange」の指定有りと判断される
と、前記グラフ記憶エリア21に作成記憶されたグラフ
データのうち、当該指定されたX座標範囲[−1,1]
に対応するグラフデータの範囲のみ指定色のオレンジ色
で色分けされて表示される(ステップC2→C3→C
4)。
【0066】これと共に、前記グラフ記憶エリア21に
作成記憶されたグラフデータのうち、前記指定座標範囲
外のグラフデータが基本色(未指定の場合「黒」)で表
示される(ステップC5,C6)。
【0067】また、例えば図7(B)に示すように、数
字キー及び機能キー12aを操作してグラフ式をその基
本色を指定して「Orange Graph Y=X
2 」と入力すると共に、色分け表示範囲を「Green
[−1,1]」と入力し、「実行」キー12bを操作す
ると、入力されたグラフ式「Y=X2 」に対応するグラ
フデータが、カラー液晶表示部17の表示範囲に対応し
て予め設定された座標レンジに基づき演算作成され、R
AM14内のグラフ記憶エリア21に描画記憶される
(ステップC1)。
【0068】ここで、前記入力された色分け表示範囲に
基づき、X座標に対応する範囲データ[−1,1]及び
その色データ「Orange」の指定有りと判断される
と、前記グラフ記憶エリア21に作成記憶されたグラフ
データのうち、当該指定されたX座標範囲[−1,1]
に対応するグラフデータの範囲のみ指定色の緑色で色分
けされて表示される(ステップC2→C3→C4)。
【0069】これと共に、前記グラフ記憶エリア21に
作成記憶されたグラフデータのうち、前記指定座標範囲
外のグラフデータが基本色として指定されたオレンジ色
で表示される(ステップC5,C6)。
【0070】また、例えば図7(C)に示すように、数
字キー及び機能キー12aを操作してグラフ式を「Gr
aph Y=X2 」と入力すると共に、色分け表示範囲
を「Orange[−1,0],Green[0,
1]」と入力し、「実行」キー12bを操作すると、入
力されたグラフ式「Y=X2 」に対応するグラフデータ
が、カラー液晶表示部17の表示範囲に対応して予め設
定された座標レンジに基づき演算作成され、RAM14
内のグラフ記憶エリア21に描画記憶される(ステップ
C1)。
【0071】ここで、前記入力された色分け表示範囲に
基づき、X座標に対応する範囲データ[−1,0],
[0,1]及びそのそれぞれの色データ「Orang
e」,「Green」の指定有りと判断されると、前記
グラフ記憶エリア21に作成記憶されたグラフデータの
うち、当該指定されたX座標範囲[−1,0]に対応す
るグラフデータの範囲は指定色のオレンジ色で色分けさ
れて表示され、X座標範囲[0,1]に対応するグラフ
データの範囲は指定色の緑色で色分けされて表示される
(ステップC2→C3→C4)。
【0072】これと共に、前記グラフ記憶エリア21に
作成記憶されたグラフデータのうち、前記指定座標範囲
外のグラフデータが基本色(未指定の場合「黒」)で表
示される(ステップC5,C6)。
【0073】一方、前記ステップC2において、X座標
に対応する範囲データの指定無しと判断されると、グラ
フ記憶エリア21に作成記憶されたグラフデータがその
まま基本の表示色(未指定の場合「黒」)で表示される
(ステップC2→C7,C6)。
【0074】さらに、前記ステップC2において、X座
標に対応する範囲データの指定有りと判断された場合で
も、ステップC3において、色データの指定無しと判断
されると、グラフ記憶エリア21に作成記憶されたグラ
フデータのうち、当該指定されたX座標範囲に対応する
グラフデータの範囲のみ赤色で色分けされて表示される
と共に、前記指定座標範囲外のグラフデータが基本色
(未指定の場合「黒」)で表示される(ステップC2→
C3→C8,C5,C6)。
【0075】従って、前記範囲グラフ表示処理では、グ
ラフ式データとそのX座標に対応する範囲データとを入
力すると、そのグラフ式に対応するグラフデータの中
で、入力された範囲データの部分のみ異なる色で表示さ
れ、それ以外のグラフデータ部分は基本の表示色で表示
されるので、グラフ式に対応するグラフデータの全体形
状とその中で指定された範囲部分のグラフ形状とを明確
に色分けした状態で把握することができる。
【0076】図8は前記グラフ表示機能付き電子計算機
のBox処理を示すフローチャートである。図9は前記
グラフ表示機能付き電子計算機のBox処理に伴なうキ
ー操作対応の表示動作を示す図である。
【0077】まず、図9(A)に示すように、例えば前
記図3におけるグラフ式入力処理を経て、2つのグラフ
式「Y1 =X2 」「Y2 =X−1」及びそのそれぞれの
表示色「GREEN」「BLUE」を入力指定して表示
させ、式レジスタ19a,19b及び指定色レジスタ2
0a,20bにそれぞれ記憶設定した状態で、図9
(B)に示すように、「グラフ」キー12dを操作する
と、前記図4におけるグラフ表示処理を経て、第1式レ
ジスタ19aに記憶されている第1グラフ式「Y1=X2
」に対応するグラフデータが、その指定色レジスタ2
0aで指定されている表示色「GREEN」に対応して
緑色で表示されると共に、第2式レジスタ19bに記憶
されている第2グラフ式「Y2 =X−1」に対応するグ
ラフデータが、その指定色レジスタ20bで指定されて
いる表示色「BLUE」に対応して青色で表示される。
【0078】こうして、所望のグラフデータがカラー液
晶表示部17にカラー表示された状態で、図9(C)に
示すように、キー入力部12における「Box」キー1
2cを操作すると、図8におけるBox処理が起動さ
れ、グラフ表示画面上の中心にカーソルkが表示される
(ステップD1)。
【0079】ここで、カーソルキー12i(「↑」12
i1,「→」12i4)を順次操作すると、グラフ表示画面
上のカーソルkは右上に移動される(ステップD2→D
3)。
【0080】この際、RAM14内のカーソル設定フラ
グレジスタnは“0”に初期セットされているので、ス
テップD4では「NO」と判断される。そして、図9
(D)に示すように、前記グラフ表示画面上のカーソル
kを第1のカーソル位置P1 に移動させた状態で、「実
行」キー12bを操作すると、前記カーソル設定フラグ
レジスタnは“0”にセットされていると判断されの
で、その第1カーソル位置P1 に対応するX/Y座標が
ワークエリア22に記憶され、カーソル設定フラグレジ
スタnに“1”がセットされる(ステップD5→D6→
D7,D8)。
【0081】そして、さらにカーソルキー12i
(「→」12i4,「↓」12i2)を順次操作すると、グ
ラフ表示画面上のカーソルkは前記第1カーソル位置P
1 から右下に移動される(ステップD2→D3)。
【0082】この際、RAM14内のカーソル設定フラ
グレジスタnは、前記第1カーソル位置P1 の設定に伴
ない“1”にセットされているので、ステップD4にて
「YES」と判断され、前記第1カーソル位置P1 と現
在のカーソルkの移動位置に対応するBoxが表示され
る(ステップD4→D9)。
【0083】そして、図9(E)に示すように、前記グ
ラフ表示画面上のカーソルkを第2のカーソル位置P2
に移動させ、そのグラフ表示画面上の所望の範囲をBo
x表示で囲んだ状態で、「実行」キー12bを操作する
と、前記カーソル設定フラグレジスタnは“1”にセッ
トされていると判断されので、前記第2カーソル位置P
2 に対応するX/Y座標もワークエリア22に記憶され
る(ステップD5→D6→D10)。
【0084】すると、グラフ記憶エリア21に記憶され
ている第1グラフ式「Y1 =X2 」に対応するグラフデ
ータ及び第2グラフ式「Y2 =X−1」に対応するグラ
フデータと、ワークエリア22に記憶されている第1及
び第2カーソル位置P1 ,P2 に対応する各X/Y座標
とに基づき、前記Boxで囲んだX/Y座標レンジ内の
グラフデータが検索され、その検索されたBox内グラ
フデータが赤色で色分けされて表示される(ステップD
11,D12)。
【0085】また、これと共に、前記第1カーソル位置
P1 から第2カーソル位置P2 への移動に伴ない表示さ
れたBox表示が消去される(ステップD13)。従っ
て、前記Box処理では、所望のグラフデータの表示画
面上において、カーソル操作に伴ないBoxで囲んだ範
囲内のグラフデータを、異なる表示色で色分けして表示
できるようになる。
【0086】したがって、前記構成のグラフ表示機能付
き電子計算機によれば、キー入力部12の「Rang
e」キー12gの操作により起動されるグラフの全体座
標レンジの設定処理において、4つの異なるX,Y座標
レンジをそれぞれ「BLACK」「BLUE」「RE
D」「GREEN」の表示色に対応付けてRAM14内
のレンジレジスタ23に設定すると共に、各座標レンジ
にて表示させるグラフ式をその表示色に対応付けて入力
してRAM14内の式レジスタ19に記憶させ、「グラ
フ」キー12dの操作によりグラフ表示を指示すると、
前記レンジレジスタ23に設定された4つの異なる座標
レンジの別々のX/Y座標が「黒座標」「青座標」「赤
座標」「緑座標」として色分け表示されると共に、各X
/Y座標に対してそれぞれ同色の色指定データが対応付
けられたグラフ式のグラフデータが作成されて同じ色で
描画表示されるので、異なる座標レンジに基づく別々の
グラフデータを同時表示させた場合でも、個々のグラフ
データを容易に識別できようになる。
【0087】また、前記構成のグラフ表示機能付き電子
計算機によれば、グラフ式を入力すると共に、例えばX
座標に対応する座標の範囲を色指定して設定し、グラフ
描画を指示すると、前記グラフ式に対応するグラフデー
タが作成され、前記設定された座標範囲のグラフデータ
のみ指定色で色分けされて表示されると共に、それ以外
の範囲のグラフデータは基本の表示色(未指定の場合
「黒」)で表示されるので、グラフデータの全体形状と
その中の設定範囲内に対応するグラフデータの形状と
を、容易に識別できる状態で表示することができる。
【0088】
【発明の効果】以上のように、本発明の請求項1に係わ
るグラフ表示装置によれば、グラフデータ作成手段によ
り作成されたグラフデータが、範囲指定手段により指定
された範囲に対応する部分と該範囲外に対応する部分と
で異なる表示色で表示されるようになる。
【0089】また、本発明の請求項2に係わるグラフ表
示装置によれば、グラフデータ作成手段により作成され
たグラフデータのうち、範囲指定手段により指定された
範囲に対応する部分が、色指定手段により指定された表
示色で表示され、該範囲外に対応する部分が、色指定手
段により指定された表示色とは異なる表示色で表示され
るようになる。
【0090】よって、本発明の請求項1又は請求項2に
係わるグラフ表示装置によれば、例えばある関数式に対
応するグラフデータを表示する際に、例えばそのX座標
レンジを設定した場合には、グラフの全体形状と設定レ
ンジ内のグラフデータとを明確に区分けして表示するこ
とが可能になる。
【0091】また、本発明の請求項3に係わるグラフ表
示装置によれば、グラフデータ作成手段により作成され
た複数のグラフデータが、色指定手段により指定された
それぞれ異なる表示色で表示されるようになる。
【0092】また、本発明の請求項4に係わるグラフ表
示装置によれば、座標レンジ設定手段により設定された
複数の座標レンジに対応する複数の座標が、そのそれぞ
れに対応付けられた異なる色データに応じた表示色で表
示されると共に、グラフデータ作成手段により作成され
た複数のグラフデータが、それぞれのグラフデータの関
数式データに対応付けられた色データに応じた表示色で
各対応する座標上に表示されるようになる。
【0093】よって、本発明の請求項3又は請求項4に
係わるグラフ表示装置によれば、複数の関数式に対応す
る個々のグラフデータを共に表示するような場合でも、
非常に見易いグラフ表示を行なうことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のグラフ表示装置の実施形態に係わるグ
ラフ表示機能付き電子計算機の電子回路の構成を示すブ
ロック図。
【図2】前記グラフ表示機能付き電子計算機の全体座標
レンジ設定処理を示すフローチャート。
【図3】前記グラフ表示機能付き電子計算機のグラフ式
入力処理を示すフローチャート。
【図4】前記グラフ表示機能付き電子計算機のグラフ表
示処理を示すフローチャート。
【図5】前記グラフ表示機能付き電子計算機の全体座標
レンジ設定処理,グラフ式入力処理,グラフ表示処理に
伴なうキー操作対応の表示動作を示す図。
【図6】前記グラフ表示機能付き電子計算機の範囲グラ
フ表示処理を示すフローチャート。
【図7】前記グラフ表示機能付き電子計算機の範囲グラ
フ表示処理に伴なう式入力対応の表示動作を示す図。
【図8】前記グラフ表示機能付き電子計算機のBox処
理を示すフローチャート。
【図9】前記グラフ表示機能付き電子計算機のBox処
理に伴なうキー操作対応の表示動作を示す図。
【符号の説明】
11 …CPU、 12 …キー入力部、 12a…数字キー及び機能キー、 12b…「実行」キー、 12c…「Box」キー、 12d…「グラフ」キー、 12e…「グラフ/式」キー、 12f…色指定キー、 12f1…「青」キー、 12f2…「赤」キー、 12f3…「緑」キー、 12g…「Range」キー、 12h…レンジデータ選択キー、 12h1…「△」キー、 12h2…「▽」キー、 12i…カーソルキー、 12i1…「↑」キー、 12i2…「↓」キー、 12i3…「←」キー、 12i4…「→」キー、 13 …ROM、 14 …RAM、 15 …カラーデータメモリ、 16 …表示駆動回路、 17 …カラー液晶表示部、 18 …表示レジスタ、 19(19a,19b,…)…式レジスタ、 20(20a,20b,…)…指定色レジスタ、 21 …グラフ記憶エリア、 22 …ワークエリア、 23 …レンジレジスタ、 M …モードフラグレジスタ、 n …カーソル設定フラグレジスタ、 k …カーソル。
フロントページの続き (72)発明者 赤座 俊輔 東京都羽村市栄町3丁目2番1号 カシオ 計算機株式会社羽村技術センター内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 関数式データを入力する式入力手段と、 この式入力手段により入力された関数式データに基づき
    グラフデータを作成するグラフデータ作成手段と、 このグラフデータ作成手段により作成されるグラフデー
    タの範囲を指定する範囲指定手段と、 前記グラフデータ作成手段により作成されたグラフデー
    タを前記範囲指定手段により指定された範囲に対応する
    部分と該範囲外に対応する部分とを異なる表示色で表示
    するグラフ表示手段とを具備したことを特徴とするグラ
    フ表示装置。
  2. 【請求項2】 関数式データを入力する式入力手段と、 この式入力手段により入力された関数式データに基づき
    グラフデータを作成するグラフデータ作成手段と、 このグラフデータ作成手段により作成されるグラフデー
    タの範囲を指定する範囲指定手段と、 この範囲指定手段により指定される範囲に対応する表示
    色を指定する色指定手段と、 前記グラフデータ作成手段により作成されたグラフデー
    タのうち、前記範囲指定手段により指定された範囲に対
    応する部分を前記色指定手段により指定された表示色で
    表示し、該範囲外に対応する部分を前記色指定手段によ
    り指定された表示色とは異なる表示色で表示するグラフ
    表示手段とを具備したことを特徴とするグラフ表示装
    置。
  3. 【請求項3】 複数の関数式データを入力する式入力手
    段と、 この式入力手段により入力された複数の関数式データの
    それぞれに対応する複数のグラフデータを作成するグラ
    フデータ作成手段と、 このグラフデータ作成手段により作成された複数のグラ
    フデータのそれぞれに対応して異なる表示色を指定する
    色指定手段と、 前記グラフデータ作成手段により作成された複数のグラ
    フデータを前記色指定手段により指定されたそれぞれ異
    なる表示色で表示するグラフ表示手段とを具備したこと
    を特徴とするグラフ表示装置。
  4. 【請求項4】 複数のグラフ表示用の座標レンジをそれ
    ぞれ異なる色データに対応付けて設定する座標レンジ設
    定手段と、 複数の関数式データをそれぞれ異なる色データに対応付
    けて入力する式入力手段と、 この式入力手段により入力された複数の関数式データの
    グラフを作成する際に、それぞれの関数式データに対応
    付けられた色データに対応する色データが対応付けられ
    ている前記座標レンジ設定手段で設定された座標レンジ
    でそれぞれのグラフデータを作成するグラフデータ作成
    手段と、 前記座標レンジ設定手段により設定された複数種類の座
    標レンジに対応する複数の座標を、そのそれぞれに対応
    付けられた異なる色データに応じた表示色で表示する座
    標表示手段と、 前記グラフデータ作成手段により作成された複数のグラ
    フデータをそれぞれのグラフデータの関数式データに対
    応付けられた色データに応じた表示色でそれぞれ前記座
    標表示手段により表示された各対応する座標上に表示す
    るグラフ表示手段とを具備したことを特徴とするグラフ
    表示装置。
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