JP4089050B2 - グラフ表示装置及びグラフ表示プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

グラフ表示装置及びグラフ表示プログラムを記録した記録媒体 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、グラフデータを表示するグラフ表示装置及びグラフ表示プログラムを記録した記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
関数計算機能を備えた電子計算機において、グラフモードを設定して任意の関数式や統計データ等を入力し、グラフの描画を指示すると、当該入力された関数式や統計データに対応するグラフが描画表示されるグラフ関数電卓なる電子計算機が実用化されている。
【0003】
そして、このようなグラフ関数電卓では、複数の関数式を入力してグラフの描画を行なった際には、該複数の関数式のそれぞれに対応した複数のグラフが同一画面上に共に描画表示されるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来のグラフ表示機能を有する電子計算機では、複数の関数式にそれぞれ対応する複数のグラフを同一画面上にて共に描画表示することはできるものの、この複数のグラフ同士を関係付けての解析処理等を行なう機能は備えていない問題がある。
【0005】
本発明は、前記のような問題に鑑みなされたもので、複数のグラフ同士が交差して描画表示された際に、その一方のグラフを他方のグラフに対して反射させて描画表示することが可能になるグラフ表示装置及びグラフ表示プログラムを記録した記録媒体を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本発明の請求項1に係わるグラフ表示装置は、複数の関数式を入力する式入力手段と、この式入力手段により入力された複数の関数式のそれぞれに対応するグラフを描画表示するグラフ表示手段と、このグラフ表示手段により表示された複数のグラフ同士の交点を検出する交点検出手段と、この交点検出手段により検出された交点で交差している一方のグラフを他方のグラフに対し該交点を始点として反射させたグラフを描画表示する反射グラフ表示手段とを具備したことを特徴とする。
【0007】
つまり、本発明の請求項1に係わるグラフ表示装置では、式入力手段により入力された複数の関数式のそれぞれに対応するグラフが描画表示されると、この表示された複数のグラフ同士の交点が検出され、この検出された交点で交差している一方のグラフが他方のグラフに対し該交点を始点として反射されたグラフが描画表示されるので、交差するグラフ同士を関係付けた解析処理を行なうことができる。
【0008】
また、本発明の請求項2に係わるグラフ表示装置は、前記請求項1に係わるグラフ表示装置にあって、さらに、前記反射グラフ表示手段により反射されて描画表示されたグラフの部分に対応する反射前のグラフの部分を識別して表示する識別表示手段を備えたことを特徴とする。
【0009】
つまり、本発明の請求項2に係わるグラフ表示装置では、反射されて描画表示されたグラフの部分に対応する反射前のグラフの部分が識別されて表示されるので、反射前後のグラフを対比することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下図面により本発明の実施の形態について説明する。
【0011】
図1は本発明のグラフ表示装置の実施形態に係わる関数計算機能付き電子計算機の電子回路の構成を示すブロック図である。
【0012】
制御部(CPU)11は、キー入力部12から入力されるキー入力データや、カラー表示を行なうことができる液晶表示部13の表示画面上に重ねて設けられたタブレット14から位置検出回路15を介して入力されるタッチペンによるタッチ位置データに応じて、ROM16に予め記憶されているシステムプログラムを起動させ、あるいは外部記録媒体20に予め記憶されている計算機制御用プログラムを記録媒体読み取り部19により読み取らせて起動させ、RAM17をワークメモリとして回路各部の動作制御を行なうものである。
【0013】
この制御部(CPU)11には、前記キー入力部12、液晶表示部13、タブレット14、位置検出回路15、ROM16、RAM17、記録媒体読み取り部19が接続され、また、液晶表示部13は表示駆動回路18を介して接続される。
【0014】
キー入力部12には、テンキー,アルファベットキー,演算子キー,関数キー等の文字・記号キー群からなるデータ入力キー12aが備えられると共に、任意の関数式に対応するグラフ表示処理を行なうグラフモード,任意の入力式に対応する計算処理を行なう計算モード,任意の入力プログラムに対応する計算処理を行なうプログラムモード等の各種動作モードを選択設定する際に操作される「モード」キー12b、前記グラフモードにおいて入力された関数式に対応するグラフの描画を指示する際に操作される「グラフ」キー12c、前記グラフモードにおいて入力された関数式に対応するグラフの描画表示色を指定する際に操作される「カラー」キー12d、複数の関数式にそれぞれ対応する複数のグラフが交差して描画表示された際に一方のグラフに対し他方のグラフのその交点を反射点(中心)にした反射のグラフを描画表示させる際に操作される「反射」キー12e、各種設定データの確定及び設定データに基づく機能の実行を指示する際に操作される「EXE」キー12f、表示されたデータの選択,送り操作やカーソルの移動操作を行なう際に操作される上下左右の各カーソルキー12g、及び関数式に対応して描画表示されたグラフに対し交差する任意の線分を描画表示させその交点を反射点(中心)にした反射のグラフを描画表示させる際に操作される「線分反射」キー12h等が備えられる。
【0015】
タブレット14は、液晶表示部13の表示画面上に重ねて設けられ、ペンによりタッチされた位置に応じた電圧信号を発生するもので、このタブレット14から出力されるタッチ位置に応じた電圧信号に基づき、位置検出回路15により表示画面に対応させた座標が検出され、このタッチ位置座標に応じて制御部(CPU)11により操作の内容が判断される。
【0016】
ROM16には、本電子計算機の電子回路におけるの全体の処理を司るシステムプログラムデータが予め記憶されると共に、図2・図3に示すグラフモード等、各種の動作モードの処理を司るサブプログラムデータである制御プログラムデータも予め記憶される。
【0017】
RAM17には、表示データメモリ17a、グラフ式データメモリ17b、レンジデータメモリ17c、反射グラフ設定メモリ17d、入射方向設定メモリ17e、入射角度メモリ17f、反射式メモリ17g、グラフデータメモリ17h、ワークメモリ17i等が備えられる。
【0018】
表示データメモリ17aには、液晶表示部13に表示すべき表示データがビットマップのパターンデータとして記憶される。
【0019】
グラフ式データメモリ17bには、グラフモード処理において入力された複数のグラフ式(関数式)データがその個々の表示指定色と対応付けられて記憶される。
【0020】
レンジデータメモリ17cには、オペレータにより任意に入力され、前記グラフ式データメモリ17bに記憶されたグラフ式に対応するグラフデータの描画範囲を指定するレンジデータ(Xmin,Xmax,Ymin,Ymax)が記憶される。
【0021】
反射グラフ設定メモリ17dには、複数のグラフが描画表示された状態で前記「反射」キー12eが操作された際に、反射の対象となるグラフ(グラフ式)の番号(1,2,…)が設定されて記憶される。
【0022】
入射方向設定メモリ17eには、この反射の対象となるグラフの入射方向(上/下)が設定されて記憶される。
【0023】
入射角度メモリ17fには、反射の対象となるグラフ(線分)の入射方向からの交差する他のグラフに対する入射角度θが計算されて記憶される。
【0024】
反射式メモリ17gには、グラフ(線分)の反射表示による反射後のグラフ式が計算されて記憶される。
【0025】
グラフデータメモリ17hには、前記レンジデータメモリ17cに記憶されたレンジデータに従い前記グラフ式データメモリ17bに記憶されたグラフ式に対応するグラフ、及び反射処理されたグラフそれぞれの各描画ドット点の座標が1描画ドット毎に計算され、順次各対応する描画点がビットマップデータとして書き込まれグラフデータとして描画記憶される。
【0026】
ワークメモリ17iには、各種動作モードの制御処理に伴ない制御部(CPU)11により入出力されるデータが一時的に記憶される。
【0027】
次に、前記構成による関数計算機能付き電子計算機の動作について説明する。
【0028】
図2は前記電子計算機によるグラフモード処理(その1)を示すフローチャートである。
【0029】
図3は前記電子計算機によるグラフモード処理(その2)を示すフローチャートである。
【0030】
図4は前記電子計算機によるグラフモード処理に伴なうグラフの描画及び反射処理状態を示す図である。
【0031】
図5は前記電子計算機によるグラフモード処理に伴なうグラフの描画及び線分反射処理状態(その1)を示す図である。
【0032】
図6は前記電子計算機によるグラフモード処理に伴なうグラフの描画及び線分反射処理状態(その2)を示す図である。
【0033】
キー入力部12の「モード」キー12bの操作によりグラフモードに設定され、図2・図3におけるグラフモード処理が起動された状態で、図4(A)に示すように、データ入力キー12aの操作によりグラフ化したい例えば2つの関数式(グラフ式)「y=x+2」「y=2x」が入力されると共に、各グラフ式に対応するグラフの表示指定色「赤」「青」が「カラー」キー12dの操作に応じて入力されると、この入力された2つのグラフ式及び各対応する表示指定色は、RAM17内のグラフ式データメモリ17bにそれぞれ記憶されると共に、液晶表示部13に表示される(ステップS1→S2,S3)。
【0034】
なお、前記各グラフ式に対する表示指定色は、「カラー」キー12dを操作する毎に「赤」→「青」→「黄」…と順次切り換え表示されて任意の表示色に選択設定される。
【0035】
また、前記入力された2つのグラフ式を表示画面上でグラフ化した場合の描画範囲を設定するためのXY座標レンジ(Xmin,Xmax/Ymin,Ymax)が入力されると、この入力された座標レンジはRAM17内のレンジデータメモリ17cに記憶されると共に、液晶表示部13に表示される(ステップS1→S2,S3)。
【0036】
こうして、任意の2つのグラフ式とレンジデータが入力されて記憶された状態で、図4(B)に示すように、「グラフ」キー12cが操作されると、液晶表示部13の画面領域に対応させた前記レンジデータメモリ17cに記憶されているXY座標のレンジデータに従って、前記グラフ式データメモリ17bに記憶されている第1のグラフ式「y=x+2」に対応するグラフを構成する描画ドット点の座標が順次計算され、グラフデータメモリ17hに描画されて記憶されると共に、表示データメモリ17aに転送記憶され、カラー液晶表示部13に対し、前記グラフ式データメモリ17bにて対応設定されている表示指定色「赤」により表示される(ステップS4→S5,S6,S7)。
【0037】
さらに同様に、前記グラフ式データメモリ17bに記憶されている第2のグラフ式「y=2x」に対応するグラフを構成する描画ドット点の座標が順次計算され、グラフデータメモリ17hに描画されて記憶されると共に、表示データメモリ17aに転送記憶され、カラー液晶表示部13に対し、前記グラフ式データメモリ17bにて対応設定されている表示指定色「青」により表示される(ステップS7→S5,S6,S7)。
【0038】
このように、液晶表示部13に表示された2つのグラフが交差して描画表示された際に、その交点Pを始点とする一方のグラフを基準とする他方のグラフの反射のグラフを描画表示させるために、図4(C)に示すように、キー入力部12の「反射」キー12eが操作されると、反射の対象となるグラフを番号を指定して設定すると共に、その反射対象として設定したグラフの前記交点Pに対する反射の入射方向を上下選択して設定するための反射設定画面Gが、液晶表示部13に対し表示される(ステップS8→S9)。
【0039】
この反射設定画面Gの表示状態において、例えば第1のグラフy1(=x+2)を第2のグラフy2(=2x)に対して反射させるのに、反射対象となるグラフの番号として数値入力操作により「1」として指定すると、そのグラフ番号「1」がRAM17内の反射グラフ設定メモリ17dに記憶設定される(ステップS10)。
【0040】
続いて、同反射設定画面Gの表示状態において、前記反射対象として設定した第1のグラフy1(=x+2)の第2のグラフy2(=2x)に対する反射の入射方向をカーソル操作により「下」と選択して指定すると、その入射方向「下」がRAM17内の入射方向設定メモリ17eに記憶設定される(ステップS11)。
【0041】
こうして、前記反射設定画面Gにおいて、反射対象となるグラフが第1のグラフy1(=x+2)として記憶設定されると共に、その入射の方向が「下」からとして記憶設定された状態で、図4(D)に示すように、キー入力部12の「EXE」キー12fが操作されると、前記の反射設定処理が終了され、前記第1のグラフy1(=x+2)の描画ドット点の座標と第2のグラフy2(=2x)の描画ドット点の座標に基づき、それぞれ同一の描画ドット点座標、つまり、第1のグラフy1と第2のグラフy2との交点Pが検出される(ステップS12→S13)。
【0042】
すると、前記第1のグラフy1と第2のグラフy2との交点Pの座標と、該交点Pにおける第2のグラフy2の垂直二等分線Oを中心とする「下」からの入射グラフΔy1aの任意の座標点Qでの線対象の座標点(反射座標)Q′との2点の座標データ(P,Q′)に基づき、反射後のグラフy1′のグラフ式「y=Ax+B」が計算され、RAM17内の反射式メモリ17gに記憶される(ステップS14)。
【0043】
また、反射対象として設定されている第1のグラフy1の、第2のグラフy2に対する前記交点Pを反射点とした「下」からの入射グラフΔy1aと、第2のグラフy2とのなす角度が、第1及び第2のグラフy1,y2それぞれの傾きの差に基づき反射対象グラフy1の入射角度θとして計算され、RAM17内の入射角度メモリ17fに記憶される(ステップS15)。
【0044】
すると、前記RAM17内の反射式メモリ17g及び入射角度メモリ17fにそれぞれ計算されて記憶された、反射後のグラフy1′のグラフ式「y=Ax+B」及び入射(反射)角度θがそれぞれ読み出され、第1のグラフy1と第2のグラフy2とのグラフ表示状態にある液晶表示部13の空きエリアに表示されると共に、前記反射対象グラフy1の入射グラフΔy1aを、交点Pを中心に前記第2のグラフy2の垂直二等分線Oを境にして線対称に回転移動させた反射後のグラフy1′が、例えば前記2点の座標データ(P,Q′)を結ぶ線分としてグラフデータメモリ17hに描画され、表示データメモリ17aに書き込まれ、液晶表示部13に表示される(ステップS16,S17)。
【0045】
そして、前記反射対象グラフy1の交点Pより「上」に位置する反射前の元グラフΔy1bが、点線表示に変更されて識別表示される(ステップS18)。
【0046】
したがって、前記構成の関数計算機能付き電子計算機によれば、例えば2つのグラフ式を入力し「グラフ」キー12cの操作により対応する2つのグラフが交差する形態で液晶表示部13に描画表示された際に、「反射」キー12eを操作して反射設定画面Gを表示させ、反射対象となる一方のグラフ番号「1」及び他方のグラフ「2」に対し反射させるべき入射の方向「下」を設定すると、2つのグラフの交点Pが検出されると共に、この交点Pにおける他方のグラフ「2」の垂直二等分線Oを中心に、前記設定入射方向「下」から入射している反射対象グラフ「1」の入射グラフΔy1aが、線対称に回転移動された反射グラフy1′として描画表示されるので、複数のグラフを同一画面上にて共に描画表示するだけでなく、この複数のグラフ同士を関係付けての解析処理等を行なうことができるようになる。
【0047】
そして、前記構成の関数計算機能付き電子計算機によれば、反射対象となる一方のグラフ「1」の他方のグラフ「2」に対する入射角度θ及び反射後のグラフy1′のグラフ式「y=Ax+B」が計算され、グラフ表示と共に表示されるようになる。
【0048】
また、前記構成の関数計算機能付き電子計算機によれば、反射対象となる一方のグラフ「1」の反射前の元グラフΔy1bが、点線表示に変更されて識別表示されるようになる。
【0049】
次に、任意の関数式に対応して描画表示されたグラフに対し交差する任意の線分を描画表示させ、その交点を反射点(中心)にした反射のグラフを描画表示させるために、例えば図5(A)に示すように、キー入力部12の「グラフ」キー12cが操作されることによりRAM17内のグラフ式データメモリ17bに記憶されているグラフ式(関数式)「x=A(y−K)2 +H」(A=0.125 K=0 H=0)に対応するグラフxがグラフデータメモリ17hに描画され、表示データメモリ17aに書き込まれて液晶表示部13に表示された状態(ステップS4〜S7)で、図5(B)に示すように、「線分反射」キー12hが操作されると、グラフxの表示画面上の適当な位置に線分始点Aが表示される(ステップS19→S20)。
【0050】
ここで、図5(C)に示すように、キー入力部12のカーソルキー12gが操作されると、そのカーソル指示の方向「↑」に応じて前記表示画面上に表示されている線分始点Aが破線矢印aで示すように移動され、任意の位置に表示される(ステップS21→S22)。
【0051】
前記線分始点Aを表示画面上の任意の位置に表示させた状態で、図5(D)に示すように、キー入力部12の「EXE」キー12fが操作されると、当該線分始点Aの座標が確定されてRAM17内のワークメモリ17iに記憶される(ステップS23→S24)。
【0052】
すると、前記既に表示されているグラフx上の適当な位置に線分終点Bが表示されると共に、前記線分始点Aとを結ぶ線分(グラフ)ABが表示される(ステップS25,S26)。
【0053】
ここで、図6(E)に示すように、キー入力部12のカーソルキー12gが操作されると、そのカーソル指示の方向「↑」に応じて前記グラフx上に表示されている線分終点Bが当該グラフx上を破線矢印bで示すように移動され、これに伴ない前記線分終点Bをグラフxとの交点とする線分(グラフ)ABも任意の位置に移動表示される(ステップS27→S28)。
【0054】
前記線分終点Bを表示画面におけるグラフx上の任意の位置に表示させることで、グラフxに交差する線分ABも任意の位置に移動表示させた状態で、図6(F)に示すように、キー入力部12の「EXE」キー12fが操作されると、当該線分終点Bの座標が確定されてRAM17内のワークメモリ17iに記憶される(ステップS29→S30)。
【0055】
すると、前記グラフxの描画ドット点の座標と線分ABの描画ドット点の座標に基づき、それぞれ同一の描画ドット点座標、つまり、グラフxと線分ABとの交点B(線分終点)が検出される(ステップS31)。
【0056】
すると、前記グラフxと線分ABとの交点Bの座標と、該交点Bにおけるグラフxの接線の垂直二等分線Oを中心とする線分AB(入射グラフ)の任意の座標点Qでの線対象の座標点(反射座標)Q′との2点の座標データ(B,Q′)に基づき、反射後のグラフy1のグラフ式「y=Ax+B」が計算され、RAM17内の反射式メモリ17gに記憶される(ステップS32)。
【0057】
また、グラフxに対する前記交点Bを反射点とした反射対象の線分(グラフ)ABと、該グラフxとの交点Bにおける接線とのなす角度が、線分(グラフ)AB及びグラフxそれぞれの傾きの差に基づき反射対象線分(グラフ)ABの入射角度θとして計算され、RAM17内の入射角度メモリ17fに記憶される(ステップS33)。
【0058】
すると、前記RAM17内の反射式メモリ17g及び入射角度メモリ17fにそれぞれ計算されて記憶された、反射後のグラフy1のグラフ式「y1=Ax+B」及び入射(反射)角度θがそれぞれ読み出され、線分ABとグラフxとのグラフ表示状態にある液晶表示部13の空きエリアに表示されると共に、前記反射対象線分(グラフ)ABを、交点Bを中心に前記グラフxの垂直二等分線Oを境にして線対称に回転移動させた反射後のグラフy1が、例えば前記2点の座標データ(B,Q′)を結ぶ線分としてグラフデータメモリ17hに描画され、表示データメモリ17aに書き込まれ、液晶表示部13に表示される(ステップS34,S35)。
【0059】
こうして、前記グラフxに対して交わる任意の線分(グラフ)ABの交点Bを反射点とする反射後のグラフy1が描画表示されると、該反射後のグラフy1と他のグラフとの交点、この場合にはグラフxとの交点Cの座標が検出されて表示される(ステップS36)。
【0060】
この後さらに、図6(G)に示すように、グラフxに対して交差する線分A′B′を描画表示させて「EXE」キー12fが操作されると(ステップS19〜S29)、その線分終点B′が交点(反射点)として検出され、前記同様にして、反射グラフy2のグラフ式「y2=A′x+B′」の計算記憶表示処理、入射角度θ′の検出記憶表示処理、該反射グラフy2の表示処理が行なわれ、他のグラフとの交点、この場合にはグラフxとの交点C′及びグラフy1との交点Dそれぞれの座標が検出されて表示される(ステップS29〜S36)。
【0061】
さらに、図6(H)に示すように、グラフxに対して交差する線分A″B″を描画表示させて「EXE」キー12fが操作されると(ステップS19〜S29)、その線分終点B″が交点(反射点)として検出され、前記同様にして、反射グラフy3のグラフ式「y3=A″x+B″」の計算記憶表示処理、入射角度θ″の検出記憶表示処理、該反射グラフy3の表示処理が行なわれ、他のグラフとの交点、この場合にはグラフxとの交点C″及びグラフy1,y2との交点Dそれぞれの座標が検出されて表示される(ステップS29〜S36)。
【0062】
したがって、前記構成の関数計算機能付き電子計算機によれば、任意のグラフ式を入力し「グラフ」キー12cの操作により対応するグラフxを液晶表示部13に描画表示させた状態で、「線分反射」キー12hを操作して前記グラフxに対し終点Bで交差する任意の線分ABを表示させると、グラフxに対する線分ABの交点Bが検出されると共に、この交点Bにおけるグラフxの垂直二等分線Oを中心に、前記反射対象の線分(グラフ)ABが線対称に回転移動された反射グラフy1として描画表示されるので、複数の任意のグラフ(線分)を同一画面上にて共に描画表示するだけでなく、この複数のグラフ同士を関係付けての解析処理等を行なうことができるようになる。
【0063】
そして、前記構成の関数計算機能付き電子計算機によれば、反射対象となる線分(グラフ)のグラフxに対する入射角度θ及び反射後のグラフy1のグラフ式「y1=Ax+B」が計算され、グラフ表示と共に表示されるようになる。
【0064】
なお、前記実施形態において記載した手法、すなわち、図2・図3のフローチャートに示すグラフモード処理等の各手法は、コンピュータに実行させることができるプログラムとして、メモリカード(ROMカード、RAMカード等)、磁気ディスク(フロッピーディスク、ハードディスク等)、光ディスク(CD−ROM、DVD等)、半導体メモリ等の外部記録媒体20に格納して配布することができる。そして、コンピュータは、この外部記録媒体20に記録されたプログラムを記録媒体読み取り部19によって読み込み、この読み込んだプログラムによって動作が制御されることにより、前記実施形態において説明したグラフの描画表示機能を実現し、前述した手法による同様のグラフ(線分)の反射表示処理を実行することができる。
【0065】
【発明の効果】
以上のように、本発明の請求項1に係わるグラフ表示装置によれば、式入力手段により入力された複数の関数式のそれぞれに対応するグラフが描画表示されると、この表示された複数のグラフ同士の交点が検出され、この検出された交点で交差している一方のグラフが他方のグラフに対し該交点を始点として反射されたグラフが描画表示されるので、交差するグラフ同士を関係付けた解析処理を行なうことができる。
【0066】
また、本発明の請求項2に係わるグラフ表示装置によれば、反射されて描画表示されたグラフの部分に対応する反射前のグラフの部分が識別されて表示されるので、反射前後のグラフを対比することができる。
【0067】
よって、本発明によれば、複数のグラフ同士が交差して描画表示された際に、その一方のグラフを他方のグラフに対して反射させて描画表示することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のグラフ表示装置の実施形態に係わる関数計算機能付き電子計算機の電子回路の構成を示すブロック図。
【図2】前記電子計算機によるグラフモード処理(その1)を示すフローチャート。
【図3】前記電子計算機によるグラフモード処理(その2)を示すフローチャート。
【図4】前記電子計算機によるグラフモード処理に伴なうグラフの描画及び反射処理状態を示す図。
【図5】前記電子計算機によるグラフモード処理に伴なうグラフの描画及び線分反射処理状態(その1)を示す図。
【図6】前記電子計算機によるグラフモード処理に伴なうグラフの描画及び線分反射処理状態(その2)を示す図。
【符号の説明】
11 …制御部(CPU)、
12 …キー入力部、
12a…データ入力キー、
12b…「モード」キー、
12c…「グラフ」キー、
12e…「反射」キー、
12f…「EXE」キー、
12g…カーソル「↑」「↓」「←」「→」キー、
12h…「線分反射」キー、
13 …液晶表示部、
14 …タブレット、
16 …ROM、
17 …RAM、
17a…表示データメモリ、
17b…グラフ式データメモリ、
17c…レンジデータメモリ、
17d…反射グラフ設定メモリ、
17e…入射方向設定メモリ、
17f…入射角度メモリ、
17g…反射式メモリ、
17h…グラフデータメモリ、
P、B…グラフ(線分)反射交点、
Δy1a、AB…入射グラフ(線分)、
y1′、y1…反射グラフ、
θ …入射角度。

Claims (5)

  1. 複数の関数式を入力する式入力手段と、
    この式入力手段により入力された複数の関数式のそれぞれに対応するグラフを描画表示するグラフ表示手段と、
    このグラフ表示手段により表示された複数のグラフ同士の交点を検出する交点検出手段と、
    この交点検出手段により検出された交点で交差している一方のグラフを他方のグラフに対し該交点を始点として反射させたグラフを描画表示する反射グラフ表示手段と
    を具備したことを特徴とするグラフ表示装置。
  2. さらに、
    前記反射グラフ表示手段により反射されて描画表示されたグラフの部分に対応する反射前のグラフの部分を識別して表示する識別表示手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載のグラフ表示装置。
  3. 関数式を入力する式入力手段と、
    この式入力手段により入力された関数式に対応するグラフを描画表示するグラフ表示手段と、
    このグラフ表示手段により表示されたグラフに対し交差する任意の線分を表示する線分表示手段と、
    前記グラフ表示手段により表示されたグラフと前記線分表示手段により表示された線分との交点を検出する交点検出手段と、
    この交点検出手段により検出された交点で交差している線分をグラフに対し該交点を始点として反射させたグラフを描画表示する反射グラフ表示手段と
    を具備したことを特徴とするグラフ表示装置。
  4. コンピュータを、
    式入力手段により入力された複数の関数式のそれぞれに対応するグラフを描画表示するグラフ表示手段、
    このグラフ表示手段により表示された複数のグラフ同士の交点を検出する交点検出手段、
    この交点検出手段により検出された交点で交差している一方のグラフを他方のグラフに対し該交点を始点として反射させたグラフを描画表示する反射グラフ表示手段、
    として機能させるためのグラフ表示プログラムを記録した記録媒体。
  5. コンピュータを、
    式入力手段により入力された関数式に対応するグラフを描画表示するグラフ表示手段、
    このグラフ表示手段により表示されたグラフに対し交差する任意の線分を表示する線分表示手段、
    前記グラフ表示手段により表示されたグラフと前記線分表示手段により表示された線分との交点を検出する交点検出手段、
    この交点検出手段により検出された交点で交差している線分をグラフに対し該交点を始点として反射させたグラフを描画表示する反射グラフ表示手段、
    として機能させるためのグラフ表示プログラムを記録した記録媒体。
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