JPH0962157A - 像保持体からの像形成物質除去装置 - Google Patents

像保持体からの像形成物質除去装置

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JPH0962157A
JPH0962157A JP24526895A JP24526895A JPH0962157A JP H0962157 A JPH0962157 A JP H0962157A JP 24526895 A JP24526895 A JP 24526895A JP 24526895 A JP24526895 A JP 24526895A JP H0962157 A JPH0962157 A JP H0962157A
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JP
Japan
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image
peeling member
forming substance
cleaning
image forming
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JP24526895A
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English (en)
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Masaru Magai
勝 真貝
Toru Maruyama
徹 丸山
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 クリーニング部における剥離部材の振動を生
じることなく、しかも、前記剥離部材に対するクリーニ
ング用回転体の当たり幅を大きくするために、前記クリ
ーニング用回転体の押圧荷重を過剰に増大させることな
く、クリーニング性を向上させる。 【解決手段】 オフセットベルト301を挾んでブラシ
ローラ307に対向する位置に、ブラシローラ307に
よって押圧されているオフセットベルト301を支持す
るベルト支持体としてのベルト支持板310を設ける。
このベルト支持板310は、例えば基層310aと、厚
さ5mm、ゴム硬度17度のゴム層310bとで構成し、
ゴム層310bの表面がオフセットベルト301に接触
するように配設する。また、このベルト支持板310の
ゴム層310bを、平面又はブラシローラ307より大
きい曲率を有する凹曲面にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、ファクシ
ミリ、プリンター、印刷機等の画像形成装置で画像を形
成した像保持体から該画像を構成する像形成物質を除去
する像保持体からの像形成物質除去装置に係り、詳しく
は像形成物質除去装置に用いる剥離部材のクリーニング
技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、資源の有効利用等の観点から、像
保持体を再利用するために像保持体から像形成物質を除
去する像形成物質除去方法及びその装置が各種提案され
ている(例えば、特開平1−101576号公報、特開
平2−55195号公報、特開平4−64472号公
報、特開平4−82983号公報、特開平4−3003
95号公報参照)。特に、像保持体を比較的損傷するこ
となく、像形成物質のみを除去するために、本出願人
は、水、界面活性剤を含む水溶液、水溶性ポリマーを含
む水溶液、及び界面活性剤と水溶性ポリマーとを含む水
溶液よりなる群から選ばれた少なくとも1種の水あるい
は水溶液を像保持体に保持させ、像保持体上の像形成物
質を溶融又は軟化させるように加熱し、像形成物質に、
像保持体と像形成物質との付着力より大きい付着力を発
揮しうる剥離部材を接触させ、該剥離部材と像保持体と
を分離させる際に像形成物質を像保持体から剥離して除
去するものを提案している(例えば、特願平4−255
916号、特願平5−239075号参照)。
【0003】このような像保持体からの像形成物質除去
方法においては、上記剥離部材の剥離性能を維持するた
めに像保持体から除去されて剥離部材上に付着した像形
成物質を除去してクリーニングするのが好ましい。そこ
で、先に本出願人は、例えば特願平5−201172号
の明細書の中で、上記剥離部材の表面をクリーニングす
るクリーニング装置として、高速回転するクリーニング
用回転体としてのブラシローラを、支持ローラに巻きつ
いているベルト状剥離部材であるトナーオフセット用ベ
ルトの表面に、前記支持ローラに対向するように接触さ
せ、前記支持ローラでブラシローラをバックアップする
ことにより、前記ベルト上の像形成物質を欠き落すもの
を開示している。このように前記剥離部材が前記支持ロ
ーラによってバックアップされているのは、前記ブラシ
ローラが、前記支持ローラ間の展張部に食い込むように
配設される場合とは異なり、前記剥離部材の振動等によ
るクリーニング不良を少なくするためである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】また、先に本出願人
は、例えば特願平7−18557号の明細書の中で、上
記ブラシローラに使用するフィラメントの線径によっ
て、前記ブラシローラを、前記剥離部材側に押し当てた
ときの当たり幅が異なり、前記剥離部材のクリーニング
効果に影響を及ぼすことを指摘している。すなわち、前
記ブラシローラを、押し当て荷重10〜30Kgfで前
記剥離部材側に押し当てたときの、前記フィラメントの
線径が25μmの場合、前記剥離部材への当たり幅が6
〜11mmであるのに対し、従来の複写機で感光体のクリ
ーニング用に使用されているブラシの仕様とほぼ同様
に、フィラメントの線径が12μmである場合、上記押
し当て荷重に対し、ブラシローラの剥離部材への当たり
幅は1〜5mmとなる。そして、1cm角以上の黒ベタ部の
ある画像では、前者の場合は該剥離部材表面のクリーニ
ングが100%実行できるのに対し、後者の場合は、ク
リーニングが100%実行できなくなることがわかって
いる。そして、このようなクリーニング効果の低下は、
前記剥離部材から剥離されなかった像形成物質が、後続
する像保持体からの像形成物質の分離不良の原因とな
り、装置内でジャムを発生させることが指摘されてい
る。
【0005】このため、このような線径の小さなフィラ
メントを用いた場合でも、所望のクリーニング効果を得
るためには、前記剥離部材に対する押し当て荷重を大き
くしてブラシ当たり幅を広げなければならない。
【0006】ところが、ブラシ当たり幅を広げるため
に、押し当て荷重を大きくしていくと、上記ブラシロー
ラの芯金が荷重でたわんでしまい、逆にクリーニングの
均一性が低下する部分が生じてしまうという不具合があ
る。更に、押し当て荷重の増加は、ブラシローラ用のモ
ータに対する負荷トルクの増大にもつながるため、トル
クの大きいモータを用いなければならなず、モータの容
積が大型化し、装置スペース上の問題が生じる。
【0007】本発明は以上の問題点に鑑みなされたもの
であり、その目的とするところは、クリーニング部にお
ける剥離部材の振動を生じることなく、しかも、前記剥
離部材に対するクリーニング用回転体の当たり幅を大き
くするために、前記クリーニング用回転体の押圧荷重を
過剰に増大させることなく、クリーニング性を向上させ
ることができる像保持体からの像形成物質除去装置を提
供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の像保持体からの像形成物質除去装置は、
表面が、像保持体に接触する領域を含む閉じた経路内で
無端移動するように駆動され、像保持体に付着している
像形成物質に対して、像形成物質と像保持体との付着力
よりも大きな付着力を発揮しうる剥離部材を、像保持体
上の像形成物質に接触させた後、離間させることによ
り、像保持体から像形成物質を剥離する剥離装置を備
え、前記剥離装置に、像保持体から剥離された像形成物
質が付着している前記剥離部材の表面に接触しながら接
触面が移動するように回転駆動されるクリーニング用回
転体により、前記剥離部材上に付着した像形成物質を除
去して前記剥離部材をクリーニングするクリーニング装
置を有する像保持体からの像形成物質除去装置におい
て、前記剥離部材を挾んで前記クリーニング用回転体と
対向する位置に、前記剥離部材と接触する表面部が、平
面あるいは前記クリーニング用回転体より大きい曲率を
有する凹曲面である剥離部材支持体を設けたことを特徴
とするものである。
【0009】この請求項1の像保持体からの像形成物質
除去装置においては、剥離部材を挾んでクリーニング用
回転体と対向する位置に設けられた剥離部材支持体によ
り、前記剥離部材がクリーニング用回転体との間で挾ま
れるので、前記剥離部材支持体を有しない場合に比し
て、前記剥離部材の移動に伴う振動を抑えられる。ま
た、前記剥離部材支持体で支持された剥離部材に対して
前記クリーニング用回転体を押圧する。前記剥離部材と
接触する前記剥離部材支持体の表面部は、平面又は凹曲
面であるため、同じ押圧荷重であるとすると、前記表面
部が凸曲面である場合に比して、前記クリーニング用回
転体と前記剥離部材との当たり幅が大きくなる。よっ
て、従来とは異なり、押圧荷重の増大ではなく、前記剥
離部材支持体の表面部の形状によって前記当たり幅を大
きくして、クリーニング性を向上させることができる。
【0010】特に、請求項2の像保持体からの像形成物
質除去装置は、請求項1の像保持体からの像形成物質除
去装置において、上記剥離部材支持体の基体上に表面層
を設け、該表面層の材質が、前記剥離部材に対する前記
基体の材質の摩擦抵抗よりも低い摩擦抵抗を有する材質
であることを特徴とするものである。
【0011】この請求項2の像保持体からの像形成物質
除去装置においては、上記剥離部材に接触する上記剥離
部材支持体の表面層の前記剥離部材に対する摩擦抵抗
が、前記剥離部材支持体の基体が前記剥離部材に直接接
触する場合の摩擦抵抗よりも低いことから、上記前記剥
離部材を駆動させる駆動手段の負荷トルクが低減する。
【0012】特に、請求項3の像保持体からの像形成物
質除去装置は、請求項1の像保持体からの像形成物質除
去装置において、上記剥離部材支持体を、該剥離部材支
持体の表面部が、上記剥離部材に接触する領域を含む閉
じた経路内で無端移動するように構成し、かつ前記剥離
部材支持体が前記剥離部材とともに連れ回るように構成
したことを特徴とするものである。
【0013】この請求項3の像保持体からの像形成物質
除去装置においては、上記剥離部材支持体の表面部が、
上記剥離部材に接触する領域を含む閉じた経路内で、前
記剥離部材とともに連れ回ることにより、前記剥離部材
支持体と前記剥離部材との摺動を生じなくなる。
【0014】また、請求項4の像保持体からの像形成物
質除去装置は、表面が、像保持体に接触する領域を含む
閉じた経路内で無端移動するように駆動され、像保持体
に付着している像形成物質に対して、像形成物質と像保
持体との付着力よりも大きな付着力を発揮しうる剥離部
材を、像保持体上の像形成物質に接触させた後、離間さ
せることにより、像保持体から像形成物質を剥離する剥
離装置を備え、前記剥離装置に、像保持体から剥離され
た像形成物質が付着している前記剥離部材の表面に接触
しながら接触面が移動するように回転駆動されるクリー
ニング用回転体により、前記剥離部材上に付着した像形
成物質を除去して前記剥離部材をクリーニングするクリ
ーニング装置を有する像保持体からの像形成物質除去装
置において、前記剥離部材を、前記クリーニング用回転
体の周面に沿って、所定周長巻きつくようにガイドする
剥離部材ガイド部材を、前記剥離部材を挾んで前記クリ
ーニング用回転体に対向するように配設したことを特徴
とするものである。
【0015】この請求項4の像保持体からの像形成物質
除去装置においては、上記剥離部材を挾んで上記クリー
ニング用回転体に対向するように配設された剥離部材ガ
イド部材が、前記剥離部材を、前記クリーニング用回転
体の周面に沿って、所定周長巻きつくようにガイドする
ことにより、前記剥離部材と前記クリーニング用回転体
との当たり幅を増大させる。また、前記剥離部材が、前
記剥離部材ガイド部材でガイドされるので、前記剥離部
材のクリーニング部における振動を抑え、該振動による
クリーニング不良を防止する。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明を転写型の電子写真
複写機によって画像が形成された像保持体としての転写
紙から、像形成物質としての熱溶融性トナー(以下、ト
ナーという)を除去するトナー除去装置に適用した実施
形態について説明する。図1は、本発明が適用可能なト
ナー除去装置の一構成例を示す概略構成図である。ま
ず、全体の概略を説明すると、このトナー除去装置は、
積載状態で収容しているトナー像が形成された転写紙1
を一枚づつ分離給送する給紙ユニット100と、給紙ユ
ニット100から送られてきた転写紙1に不安定化液を
付与する不安定化液付与手段としての液付与ユニット2
00と、該液付与ユニット200に後述する処理液2を
供給する液供給装置207と、不安定化液が供給された
転写紙1からトナーを剥離して除去する剥離手段として
のトナー剥離ユニット300と、トナーが除去された転
写紙1を乾燥させる乾燥ユニット400と、乾燥ユニッ
ト400から排出される転写紙1を受ける紙受けユニッ
ト500とを備えている。
【0017】上記給紙ユニット100は、底板101上
に積載された転写紙1を最上部のものから給紙ローラ1
02で給紙し、フィードローラ103及びセパレートロ
ーラ104からなる分離機構で重送紙を分離して一枚の
転写紙1のみを送り出すものである。この給紙ユニット
100で送り出された転写紙1は搬送ローラ対105で
搬送され、レジストローラ対106でタイミング調整及
びスキュー補正が行なわれて次の液付与ユニット200
に送られる。なお、上記給紙ユニット100などの具体
的な構成及び動作は電子写真複写機における給紙機構と
同様であるので、詳細な説明は省略する。
【0018】上記液付与ユニット200は、転写紙1と
トナーとの付着状態を不安定状態にする不安定化液とし
ての処理液2を所定量満した液容器と、該液容器中の液
中に部分的に没するように設けられた液塗布ローラとか
ら液塗布器201,202を、搬送方向に2段備えてい
る。それぞれの塗布器の液塗布ローラ上方には、所定の
間隔をおいて表面同士が対向するように紙規制ローラ2
03,204が設けられている。そして、転写紙1の搬
送方向において、1段目の液塗布器201と2段目の塗
布器202との間、及び、2段目の塗布器202の下流
側には、転写紙を搬送する中継ローラ対205,206
が設けられている。そして、各液塗布器201,202
や中継ローラ対205,206などの下方には、液受け
タンク215が設けられている。
【0019】上記処理液2としては、水、水溶性ポリマ
ーを含む水溶液、界面活性剤を含む水溶液、及び水溶性
ポリマーと界面活性剤とを含む水溶液よりなる群から選
ばれた少なくとも1種の水あるいは水溶液を用いること
ができる。
【0020】上記液供給装置207は、装置下部に設け
られ、交換自在の補充液ボトル208、補充液ボトル2
08から電磁ポンプ209で適宜処理液2が補給される
処理液タンク210、処理液タンク210に内蔵された
羽根ポンプ等の給液ポンプ211、給液ポンプ211を
回転駆動するポンプモータ212、給液ポンプ211か
らの処理液2を液容器201,202に送るための給液
パイプ213、液容器201a,202aの下部に設け
られた液排出口から液受けタンク215に排出された処
理液2を処理液タンク210内に戻すための回収パイプ
214等で構成されている。ここで、給液ポンプ211
で送られた処理液2は、給液パイプ213内を通って液
塗布器201,202の液容器に供給される。そして、
該液容器から流出して上記液受けタンク215で受けら
れた処理液2は回収パイプ214を通って処理液タンク
210内に戻されて循環する。このような処理液2の定
常的な循環動作中、各液塗布器201,202におい
て、液塗布ローラが液容器内の処理液2中に所定量だけ
没するように、給液ポンプ211による給液量等が設定
されている。
【0021】上記トナー剥離ユニット300は、複数の
支持ローラ302(駆動ローラ),303等に掛け回さ
れたベルト状の剥離部材としてのトナーオフセット用ベ
ルト(以下、オフセットベルトという)301と、オフ
セットベルト301を挟んで互いに圧接し合うように設
けられた加熱ランプ内蔵の加熱ブロック304及び上加
熱ローラ305と、オフセットベルト301に所定の張
力を与えるテンションローラ306と、オフセットベル
ト301表面に付着したトナーを冷却する冷却手段とし
ての送風ファン316と、オフセットベルト301の表
面をクリーニングするクリーニング装置と、このクリー
ニング装置でクリーニング後のオフセットベルト301
表面を拭きとるブレード309とを備えている。なお、
クリーニング装置については後で詳述する。
【0022】ここで、上記加熱ブロック304及び上加
熱ローラ305は、転写紙1のトナー像面をオフセット
ベルト301に密着させるとともに転写紙1に固着して
いるトナーを加熱して軟化させるものである。
【0023】また、上記オフセットベルト301の少な
くともトナーと接触する側の表面は、軟化したトナーに
対して、転写紙1の表面と該トナーとの付着力より大き
い付着力を発揮し得る材料で形成されている。例えば、
ベルト自体がアルミ系、銅系、ニッケル系など金属材
料、又は酸化チタンを分散させたポリエチレンテレフタ
レート(PET)などの高分子系材料で形成されてい
る。また、オフセットベルト16を複数層で構成し、そ
の少なくとも1層を強度及び耐熱性に優れた耐熱層と
し、トナーと接する層をトナーとの付着性に優れた接着
層としてもよい。
【0024】また、上記加熱ブロック304の上加熱ロ
ーラ305との圧接部よりオフセットベルト301の移
動方向の下流側には、所定の曲率半径でオフセットベル
ト301の移動方向を略90度変化させる屈曲部が形成
されており、この屈曲部の回りで、ベルトの移動方向を
急激に変化させて、オフセットベルト301からの転写
紙1の曲率分離を行うようになっている。
【0025】上記乾燥ユニット400は、例えば転写紙
1の液保持量が紙重量の10%以下になるように転写紙
1を乾燥させるものであり、加熱ランプ内蔵の例えばア
ルミからなる加熱ドラム401と、複数の支持ローラに
掛け渡され、該加熱ドラム401の周面に一定角度巻き
ついた状態で無端移動する紙押圧用ベルト402とから
構成されている。上記紙押圧用ベルト402の材質とし
ては、耐熱性や通気性を備えた材質、例えばキャンバス
地、木綿地、テトロン地などの布を用いることができ
る。
【0026】上記紙受けユニット500は、乾燥ユニッ
ト400からの転写紙1を搬送するためのの搬送ローラ
対501、分岐爪502、排出ローラ対503,50
4、内蔵排紙トレイ505、外部排紙トレイ(不図示)
等により構成され、必要に応じて、内蔵排紙トレイ50
5又は外部排紙トレイへの排出が選択できるようになっ
ている。ここで、上記内蔵排紙トレイ505は、装置手
前側に引き出すことができるようにスライド自在に構成
されている。
【0027】以上の構成のトナー除去装置において、給
紙ユニット100から送られた転写紙1は、液付与ユニ
ット200でそのトナー像面(図中の下面)に処理液2
が付与され、トナー剥離ユニット300に送られる。例
えば、A4サイズの転写紙1で2g以上の処理液2が付
与される。このトナー剥離ユニット300で、転写紙1
に固着しているトナーが加熱ブロック304及び上加熱
ローラ305からの加熱で軟化し、オフセットベルト3
01表面に付着する。そして、加熱ブロック304の屈
曲部の回りで転写紙1とオフセットベルト301から分
離する際に、オフセットベルト301表面に付着したト
ナーが転写紙1から剥離し、これにより、転写紙1から
トナーが除去される。トナーが除去された転写紙1は乾
燥ユニット400で乾燥され、排紙ローラ対503で紙
受けユニット500の内蔵排紙トレイ505上に排出さ
れる。以上のトナー除去処理により、トナーが付着した
転写紙1に液を供給して転写紙1のトナーとの界面部に
液を浸透させた状態でトナーを剥離させるので、紙繊維
を傷めることなく、トナーを除去できる。 (以下、余白)
【0028】次に、オフセットベルト301の表面をク
リーニングするクリーニング装置について詳しく説明す
る。このクリーニング装置は、図2(a)に示すよう
に、上記加熱ブロック304などの加熱で粘着性が大き
くなったオフセットベルト301上のトナーを冷却する
送風ファン316が設けられている位置よりも、オフセ
ットベルト301の移動方向下流側に設けられている。
なお、このクリーニング装置は、図2(b)に示す位置
に設けても良い。そして、このクリーニング装置は、図
示しない駆動手段によって回転駆動され、オフセットベ
ルト301の表面に接触しながら回転してトナーを除去
するクリーニング用回転体としてのブラシローラ307
を備えており、このブラシローラ307は、図示しない
押圧手段により、所定の加圧荷重でオフセットベルト3
01側に押圧されている。また、このブラシローラ30
7の表面部307aには、例えば、上記特願平7−18
557号で開示したのとほぼ同仕様のループ状のブラシ
材を用いている。表1は、前記特願平7−18557号
で開示したブラシローラ307の仕様である。
【0029】ここで、ブラシローラ307の加圧荷重と
クリーニング率との関係を図3に示す。図3によれば、
オフセットベルト301へのブラシローラ307の加圧
荷重が低くなると、クリーニング率が低下することがわ
かる。例えば、ブラシローラ307荷重が10Kgfの
ときでは、オフセットベルト301のクリーニングが十
分に行われなくなる。これは、表2に示すように、面圧
が低下するとともにオフセットベルト301に対するブ
ラシの当たり幅Wが小さくなることから、ブラシローラ
307によるオフセットベルト301からのトナー分離
が難しくなるためである。 (以下、余白)
【表1】
【表2】
【0030】そして、クリーニング率が低下すると、転
写紙10とオフセットベルト301が良好に分離できな
くなることによる分離ジャムや、転写紙10の紙繊維の
剥奪を引き起こしてしまう。このため、クリーニングが
十分に行われるための条件としては、15Kgf程度の
荷重が必要となる。
【0031】また、オフセットベルト301に対するブ
ラシローラ307の荷重条件を変えると、例えば、ブラ
シローラ307を駆動させるための駆動装置としてのモ
ータ(不図示)にかかるトルク負荷が、図4に示すよう
に、荷重の増大に比例して大きくなるため、トルクの大
きなモータが必要になる。
【0032】ところが、トルクの大きなモータを採用す
ることは、装置内に大きなスペースを必要とするととも
に、消費電力も増大するため、装置の小型化、省エネル
ギー化という点から好ましくない。
【0033】また、図3に示したクリーニング率は、ブ
ラシローラ307の回転数をあげるほど良くなることも
わかる。これは、ブラシローラ307のオフセットベル
ト301の単位長さ当たりの摺擦回数が増加したことに
よるものと考えられる。また、図5に示したブラシロー
ラ307の回転数と駆動モータのトルク負荷との関係を
示すグラフからは、ブラシローラ307の回転数を変化
させても、駆動モータのトルク負荷にはほとんど影響し
ないことがわかる。しかしながら、ブラシローラ307
の回転数を増加させると、クリーニング率が向上する一
方で、装置の騒音が増大し、耳ざわりな音を発生させる
ようになるため、回転数を増加させることにより、クリ
ーニング率を向上させるには限界がある。
【0034】そこで、本実施形態では、図2(a)ある
いは(b)に示すように、オフセットベルト301を挾
んでブラシローラ307に対向する位置に、ブラシロー
ラ307によって押圧されているオフセットベルト30
1をバックアップするためのベルト支持体としてのベル
ト支持板310を設けている。そして、このベルト支持
板310は、基層310aと、厚さ5mm、ゴム硬度17
度のゴム層310bとからなり、ゴム層310bの表面
がオフセットベルト301に接触するようになってい
る。また、このベルト支持板310は、図6(a)ある
いは(b)に示すように、オフセットベルト301に接
触する表面部、すなわちゴム層310bが、平面かある
いはブラシローラ307より大きい曲率を有する凹曲面
になっている。
【0035】これによれば、ベルト支持板310がオフ
セットベルト301をバックアップすることによってオ
フセットベルト301駆動時の振動を抑え、振動による
クリーニング不良を防止することができることに加え、
例えば、オフセットベルト301の支持ローラ302が
ベルト支持体を兼用している場合、つまり、凸曲面がオ
フセットベルト301に対して当接している場合に比し
て、ブラシローラ307の径が同じであれば、ブラシロ
ーラ307のオフセットベルト301に対する当たり幅
Wを大きくとることができる。なお、本実施形態では、
荷重10Kgfのときの当たり幅Wは19mmとなり、荷
重5Kgfのときの当たり幅Wは15mmとなった。
【0036】そして、上記ブラシローラ307の回転数
を250RPMに設定して、オフセットベルト301
(東レ社製 PETフィルム ルミラーE20)のクリ
ーニングを行ったところ、100%クリーニングするこ
とができた。また、このときのブラシローラ307の駆
動に必要なモータのトルクは、荷重10Kgfのときで
12Kgf・cm、荷重5Kgfのときで6Kgf・cmで
あった。このトルク値は、当たり幅Wが増大した分、荷
重10Kgf、5Kgfのそれぞれに対し、図4の特性
線から得られるトルク値よりも、やや大きめの値となっ
たが、それでも100%クリーニング可能な範囲で荷重
を低減できたので、荷重15Kgfでブラシローラ30
7を押圧しなければ100%クリーニングできなかった
従来装置に比してトルクの低減化を図ることができた。
【0037】ここで、表3は、本実施形態に適用できる
ブラシローラ307駆動用のモータの例として、オリエ
ントモータ社製のモータを示している。表3のうち、従
来装置で使用される、荷重25Kgfでのトルク約30
Kgf・cmを許容できるKLB6180A−AMKのモ
ータの容積を100%とすると、オフセットベルト30
1をブラシローラ307側に荷重10Kgfで押圧した
場合には、KLB460A−AMKのモータを用いるこ
とができ、荷重5Kgfで押圧した場合には、KLB2
30A−AMKのモータを用いることができるので、モ
ータの容積はそれぞれ従来比で約50%、25%にな
る。
【表3】
【0038】このように、本実施形態によれば、オフセ
ットベルト301に対し、従来装置のように、ブラシロ
ーラ307を大きな荷重をかけて押し当て、当たり幅W
を増大させるものとは異なり、小さな押し当て荷重でも
オフセットベルト301を100%クリーニングできる
程度の当たり幅Wを稼ぐことができるので、ブラシロー
ラ307の芯金が荷重でたわむような不具合を生じるこ
とがない。また、ブラシローラ307の押し当て荷重を
従来装置に比して小さくできることで、ブラシローラ3
07駆動用のモータに必要とされるトルクも小さくなる
ため、従来に比して小型のモータを採用することがで
き、消費電力の低減につながるとともに、装置本体の省
スペース化を図ることができる。
【0039】図7は、上記ベルト支持体の変形例を示す
正面図である。この例では、上記ベルト支持板310の
ゴム層310bがオフセットベルト301と接触する面
に、表面層として、厚さが100μmのテフロンテープ
310c(中興化成工業社製チューコーフロー粘着テー
プ ASF−100)を貼り付けている。これによれ
ば、例えば、表4に示すように、オフセットベルト30
1駆動用の駆動モータにかかる負荷トルクを低減するこ
とが可能になるので、支持ローラ302を駆動させる駆
動モータは、テフロンテープ310cなしの場合より
も、回転負荷トルクの小さい小型のモータを用いること
ができるという利点がある。また、表4のクリーニング
押し当て荷重が10Kgfのときについて、例えば、表
5、6に示すようなモータを用いた場合で比較すると、
スペース的にも、テフロンテープ310cなしの場合よ
りも、従来比で約30〜50%の省スペース化が可能と
なる。更に、上記ベルト支持板310の表面に、テフロ
ンテープ310cがあることにより、ベルト支持板31
0のゴム層310bがオフセットベルト301と直接接
触する場合とは異なり、オフセットベルト301との摺
動によるゴムの摩耗がなくなり、ゴムかすを除去するた
めの手間が省略できる。よって、メインテナンス性が向
上するという利点がある。なお、テフロンテープ310
cが、オフセットベルト301の滑りを良くすることか
ら、オフセットベルト301駆動用モータに必要とされ
るトルクは小さくなるが、それでも少しづつテフロンテ
ープが摩耗によって削れていくので、耐用枚数には限界
があり、このテフロンテープの寿命は、A4サイズの処
理枚数にして約1万枚程度である。
【表4】
【表5】
【表6】
【0040】図8は、上記ベルト支持体の他の変形例を
示す正面図である。この例では、固定した支持板の代わ
りに、2本の支持ローラ311a,311bに掛け回さ
れたオフセットベルト301支持用のゴムベルト312
によって、オフセットベルト301を支持するように上
記ベルト支持体を構成している。そして、このゴムベル
ト312は、オフセットベルト301の移動とともに連
れ回るようになっている。これによれば、オフセットベ
ルト301とゴムベルト312との接触部における摺動
が無くなるので、固定した支持板の表面層に摺動時の摩
擦抵抗を低減するような部材を設けた場合に比して、オ
フセットベルト301駆動用の駆動モータの負荷トルク
が更に約5Kgf減少する。よって、更に小型の駆動モ
ータを用いることができる。なお、この場合のゴムベル
トの寿命は、使用時間にして約5000時間分に相当
し、処理枚数では、A4サイズ約15万枚程度である。
【0041】図9は、上記ベルト支持体の更に他の変形
例を示す正面図である。この例では、オフセットベルト
301を挾んでブラシローラ307と対向する位置に、
直径10mm以上の外径を有する2本のテンションローラ
313a,313bが配設され、このテンションローラ
313a,313bによって、オフセットベルト301
が所定長さにわたりブラシローラ307に巻きつけるよ
うにガイドされている。そして、ブラシローラ307で
荷重を与えるのと同じ力が、ブラシローラ307の反力
によってオフセットベルト301側にかかるように、上
記テンションローラ306でベルトテンションF(Kg
f)が調整されている。なお、2本のテンションローラ
313a,313bは、オフセットベルト301の移動
とともに連れ回るようになっている。これによれば、ブ
ラシローラ307をオフセットベルト301側に押圧す
る押圧手段を設けることなく、オフセットベルト301
に対するブラシローラ307の当たり幅Wを増大させる
ことができる。また、ブラシローラ307を押圧する押
圧手段が不要となる分、部品点数を少なくすることがで
き、低コスト化を図ることができる。なお、このように
すれば、ブラシローラ307をオフセットベルト301
の展張部に食い込ませるように配設する場合とは異な
り、オフセットベルト301が2本のテンションローラ
313a,313bによって、ブラシローラ307の周
面に沿うようにガイドされるため、オフセットベルト3
01の振動を抑えることができ、オフセットベルト30
1の振動によるクリーニング不良を生じることはない。
【0042】ただし、テンションローラ313a,31
3bのローラ径があまり小径であると、ベルトテンショ
ンFの設定によっては、オフセットベルト301の張力
で、テンションローラ313a,313bの長手方向中
央部が周辺部に比較して半径方向にたわんでしまうこと
がある。そして、このようなテンションローラ313
a,313bにたわみが生じても、クリーニング率の低
下につながる。本変形例のように直径10mmの外径を有
するテンションローラ313a,313bでは、このよ
うなクリーニング率の低下は生じなかったが、比較のた
めに、直径が8mmのテンションローラ313a,313
bを使用し、ベルト幅320mmのオフセットベルト30
1に対して10KgfのベルトテンションFをかけた。
これによれば、テンションローラ313a,313b軸
の長手方向中央部が周辺部に比較して半径方向に0.2
〜0.3mmたわみ、その結果、中央部のクリーニング率
が周辺部に比較して10〜20%低下することがわかっ
た。したがって、ベルトテンションFの設定に応じて、
オフセットベルト301の張力でたわみを生じない程度
の外径を有するテンションローラ313a,313bを
用いることが望ましい。
【0043】なお、上記実施形態では、クリーニング用
回転体として、ブラシローラを用いた場合について説明
したが、本発明は、このブラシローラを用いた場合に限
定されるものではない。
【0044】
【発明の効果】請求項1乃至3の像保持体からの像形成
物質除去装置によれば、剥離部材を剥離部材支持体とク
リーニング用回転体とで挾むことで、クリーニング部に
おける前記剥離部材の振動を抑えることができる。ま
た、従来とは異なり、前記クリーニング用回転体を前記
剥離部材側に押圧する押圧荷重の増大ではなく、前記剥
離部材支持体の表面部の形状を平面又は凹曲面にするこ
とによって、前記クリーニング用回転体を前記剥離部材
側に押圧する押圧荷重が同じ条件であっても、前記剥離
部材に対する前記クリーニング用回転体の当たり幅を大
きくすることができる。よって、前記クリーニング部に
おける前記剥離部材の振動を生じることなく、しかも、
前記当たり幅を大きくするために、前記クリーニング用
回転体の押圧荷重を過剰に増大させることなく、クリー
ニング性を向上させることができるという優れた効果が
ある。また、クリーニング性向上のために、前記押圧荷
重を増大させる必要がないので、前記押圧荷重の増大に
伴う前記クリーニング用回転体や前記剥離部材を駆動さ
せる駆動手段に対するトルク負荷が低減され、前記駆動
手段の大型化を避けることができる。よって、前記駆動
手段の大型化に伴う装置本体のスペースの増大や消費電
力の増大を避けることができる。
【0045】特に、請求項2の像保持体からの像形成物
質除去装置によれば、上記剥離部材を駆動させるために
要する駆動手段の駆動トルクが小さくなるので、更に小
型の駆動手段を用いることができ、消費電力の低減化及
び装置本体の省スペース化を図ることができる。また、
前記剥離部材との摺擦による前記剥離部材支持体自体の
摩耗を低減できるため、経時使用による前記剥離部材支
持体の寿命を長くすることができ、クリーニング装置の
メインテナンス性を向上させることができるという利点
がある。
【0046】特に、請求項3の像保持体からの像形成物
質除去装置によれば、上記剥離部材支持体の表面部が、
上記剥離部材に接触する領域を含む閉じた経路内で、前
記剥離部材とともに連れ回ることにより、前記剥離部材
支持体と前記剥離部材との接触部における摺動がなくな
るため、前記剥離部材支持体の摩耗かすを生じない。よ
って、経時使用による前記剥離部材支持体の寿命を長く
することができ、クリーニング装置のメインテナンス性
を向上させることができる。
【0047】また、請求項4の像保持体からの像形成物
質除去装置によれば、剥離部材ガイド部材によって、剥
離部材をクリーニング用回転体の周面に沿って移動する
ようにガイドして、前記剥離部材と前記クリーニング用
回転体との当たり幅を増大させるので、駆動時の前記剥
離部材の振動を抑えることができるとともに、前記クリ
ーニング用回転体を前記剥離部材側に押圧して当たり幅
を大きくするための特別な押圧機構を必要とせずにクリ
ーニング率を向上させることができるという優れた効果
がある。また、前記当たり幅を大きくするための特別な
押圧機構を必要としないので、クリーニング装置を構成
する部品点数を少なくすることができ、低コスト化を図
ることができる。なお、前記剥離部材ガイド部材を用い
ることなく、前記クリーニング用回転体を前記剥離部材
の展張部に食い込ませるように配設して前記当たり幅を
増大させる場合とは異なり、前記剥離部材の移動経路を
確保するための装置レイアウト上の制約が少なくなると
いう利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係るトナー除去装置の概略構成を示す
正面図。
【図2】同トナー除去装置のトナー剥離ユニットの拡大
図。
【図3】ブラシローラの加圧荷重とクリーニング率との
関係を示す説明図。
【図4】ブラシローラの押し当て荷重とモータにかかる
負荷トルクとの関係を示す説明図。
【図5】ブラシローラの回転数とオフセットベルトにか
かる面圧との関係を示す説明図。
【図6】実施形態に係るクリーニング装置の概略構成を
示す正面図。
【図7】変形例に係るベルト支持体の概略構成を示す正
面図。
【図8】他の変形例に係るベルト支持体の概略構成を示
す正面図。
【図9】更に他の変形例に係るベルト支持体の概略構成
を示す正面図。
【符号の説明】 301 オフセットベルト 302 支持ローラ 304 加熱ブロック 305 上加熱ローラ 306 テンションローラ 307 ブラシローラ 309 クリーニングブレード 310 ベルト支持板 310a 基層 310b ゴム層 310c テフロンテープ 311a,b 支持ローラ 312 ゴムベルト 313a,b テンションローラ 316 送風ファン

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表面が、像保持体に接触する領域を含む閉
    じた経路内で無端移動するように駆動され、像保持体に
    付着している像形成物質に対して、像形成物質と像保持
    体との付着力よりも大きな付着力を発揮しうる剥離部材
    を、像保持体上の像形成物質に接触させた後、離間させ
    ることにより、像保持体から像形成物質を剥離する剥離
    装置を備え、 前記剥離装置に、像保持体から剥離された像形成物質が
    付着している前記剥離部材の表面に接触しながら接触面
    が移動するように回転駆動されるクリーニング用回転体
    により、前記剥離部材上に付着した像形成物質を除去し
    て前記剥離部材をクリーニングするクリーニング装置を
    有する像保持体からの像形成物質除去装置において、 前記剥離部材を挾んで前記クリーニング用回転体と対向
    する位置に、前記剥離部材と接触する表面部が、平面あ
    るいは前記クリーニング用回転体より大きい曲率を有す
    る凹曲面である剥離部材支持体を設けたことを特徴とす
    る像保持体からの像形成物質除去装置。
  2. 【請求項2】請求項1の像保持体からの像形成物質除去
    装置において、 上記剥離部材支持体の基体上に表面層を設け、 該表面層の材質が、前記剥離部材に対する前記基体の材
    質の摩擦抵抗よりも低い摩擦抵抗を有する材質であるこ
    とを特徴とする像保持体からの像形成物質除去装置。
  3. 【請求項3】請求項1の像保持体からの像形成物質除去
    装置において、 上記剥離部材支持体を、該剥離部材支持体の表面部が、
    上記剥離部材に接触する領域を含む閉じた経路内で無端
    移動するように構成し、かつ前記剥離部材支持体が前記
    剥離部材とともに連れ回るように構成したことを特徴と
    する像保持体からの像形成物質除去装置。
  4. 【請求項4】表面が、像保持体に接触する領域を含む閉
    じた経路内で無端移動するように駆動され、像保持体に
    付着している像形成物質に対して、像形成物質と像保持
    体との付着力よりも大きな付着力を発揮しうる剥離部材
    を、像保持体上の像形成物質に接触させた後、離間させ
    ることにより、像保持体から像形成物質を剥離する剥離
    装置を備え、 前記剥離装置に、像保持体から剥離された像形成物質が
    付着している前記剥離部材の表面に接触しながら接触面
    が移動するように回転駆動されるクリーニング用回転体
    により、前記剥離部材上に付着した像形成物質を除去し
    て前記剥離部材をクリーニングするクリーニング装置を
    有する像保持体からの像形成物質除去装置において、 前記剥離部材を、前記クリーニング用回転体の周面に沿
    って、所定周長巻きつくようにガイドする剥離部材ガイ
    ド部材を、前記剥離部材を挾んで前記クリーニング用回
    転体に対向するように配設したことを特徴とする像保持
    体からの像形成物質除去装置。
JP24526895A 1995-08-29 1995-08-29 像保持体からの像形成物質除去装置 Withdrawn JPH0962157A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0903647A2 (en) * 1997-09-22 1999-03-24 Xerox Corporation Ramped backer and shock absorbing material for reduced photoreceptor impact in a retractable cleaner

Cited By (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0903647A2 (en) * 1997-09-22 1999-03-24 Xerox Corporation Ramped backer and shock absorbing material for reduced photoreceptor impact in a retractable cleaner
EP0903647A3 (en) * 1997-09-22 2001-01-24 Xerox Corporation Ramped backer and shock absorbing material for reduced photoreceptor impact in a retractable cleaner

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