JPH10198240A - クリーニング装置および像保持体からの像形成物質除去装置 - Google Patents
クリーニング装置および像保持体からの像形成物質除去装置Info
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- JPH10198240A JPH10198240A JP1455697A JP1455697A JPH10198240A JP H10198240 A JPH10198240 A JP H10198240A JP 1455697 A JP1455697 A JP 1455697A JP 1455697 A JP1455697 A JP 1455697A JP H10198240 A JPH10198240 A JP H10198240A
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Abstract
領域周辺における剥離ベルトの振動を抑制することによ
り、剥離ローラの振動による騒音を防止することができ
るクリーニング装置および該クリーニング装置を備えた
トナー除去装置を提供する。 【解決手段】 スパイラルローラ1と対向ローラ2との
間に、剥離ベルト3を挾持して通すことにより、スパイ
ラルローラ1で剥離ベルト3上のトナーを除去するクリ
ーニング装置および該クリーニング装置を備えたトナー
除去装置において、剥離ベルト3の進行方向におけるス
パイラルローラ1と対向ローラ1との間の挾持領域の隣
接上流側および隣接下流側で、剥離ベルト3を対向ロー
ラ2の表面に圧接させる。対向ローラ3としては、剥離
ベルト3に従動する回転体を用いることが好ましい。な
お、スパイラルローラ1の外周面に対して接触回転する
ブラシローラ3を設けてもよい。
Description
ッジを外周部に有する回転駆動されたローラ状のクリー
ニング部材と対向部材との間に、ベルト状の被クリーニ
ング体を挾持して通すことにより、該クリーニング部材
で該被クリーニング体上の付着物を除去するクリーニン
グ装置、並びに、複写機、ファクシミリ、プリンター、
印刷機等の画像形成装置で画像を形成した像保持体か
ら、該画像を構成する像形成物質を剥離部材で除去する
剥離装置と、剥離部材に付着した像形成物質を除去する
クリーニング装置とを備えた像保持体からの像形成物質
除去装置に関するものである。
面に付着した付着物を除去するクリーニング装置とし
て、スパイラル状のエッジを外周部に有する回転駆動さ
れたローラ状のクリーニング部材とその対向部材との間
に、被クリーニング体を挾持して通すことにより、該ク
リーニング部材で該被クリーニング体上の付着物を除去
するクリーニング装置が知られている。
状のエッジを外周部に有する回転駆動されたローラ状の
クリーニング部材を用いたクリーニング装置を、剥離部
材により像保持体から像形成物質を除去する像形成物質
除去装置における被クリーニング体としての剥離部材か
ら付着物としての像形成物質を除去するクリーニング装
置として用いることが提案されている(例えば、特開平
8−335012号公報参照)。このクリーニング装置
は、ブラシローラを強く圧接させて高速回転させるもの
に比して、より低い回転速度でクリーニング部材を回転
させても剥離部材上の付着物を良好に除去できるため、
騒音の点で有利である。
ラル状のエッジを外周部に有するローラ状のクリーニン
グ部材を用いたクリーニング装置では、オフィス環境下
での許容騒音レベルを満足するところまでは至っておら
ず、更なる騒音の低減が課題となっている。そこで、こ
の種のクリーニング装置から発生する騒音の原因につい
て、本発明者らが調べたところ、クリーニング部材と対
向部材との間の挾持領域およびその周辺における被クリ
ーニング体の振動が騒音の主な原因であることが分かっ
た。
に有するローラ状のクリーニング部材を用いたクリーニ
ング装置においては、経時でクリーニング性能が低下し
てしまう場合があった。このクリーニング性能の低下の
原因を調べたところ、クリーニング部材のエッジに隣接
する外周面に、被クリーニング体から除去した物質が固
着したり、クリーニング部材の被クリーニング体に接触
しない逃げ部に除去した物質が溜まったりすることによ
り、被クリーニング体に対するエッジの接触が不十分に
なることが主な原因であることがわかった。
であり、その第1の目的は、クリーニング部材と対向部
材との間の挾持領域およびその周辺における被クリーニ
ング体の振動を抑制することにより、該被クリーニング
体の振動による騒音を防止することができるクリーニン
グ装置および該クリーニング装置を備えた像保持体から
の像形成物質除去装置を提供することである。
リーニング体に対する良好なクリーニング性能を維持で
きるクリーニング装置および該クリーニング装置を備え
た像保持体からの像形成物質除去装置を提供することで
ある。
るために、請求項1の発明は、スパイラル状のエッジを
外周部に有する回転駆動されたローラ状のクリーニング
部材と対向部材との間に、ベルト状の被クリーニング体
を挾持して通すことにより、該クリーニング部材で該被
クリーニング体上の付着物を除去するクリーニング装置
において、上記被クリーニング体の進行方向における上
記クリーニング部材と上記対向部材との間の挾持領域の
隣接上流側および隣接下流側の少なくとも一方で、該被
クリーニング体を該対向部材の表面に圧接させたことを
特徴とするものである。
ルト状の被クリーニング体の進行方向におけるクリーニ
ング部材と対向部材との間の挾持領域の隣接上流側およ
び隣接下流側の少なくとも一方で、被クリーニング体を
対向部材の表面に圧接させることにより、上記挟持領域
およびその周辺部における被クリーニング体の振動を抑
制する。
グ装置において、上記対向部材として、上記被クリーニ
ング体に従動する回転体を用いたことを特徴とするもの
である。
リーニング部材との間に被クリーニング体を挟持する対
向部材として、被クリーニング体に従動する回転体を用
いることにより、クリーニング部材と対向部材との間の
挟持領域を被クリーニング体が通過するときに、対向部
材の表面と被クリーニング体が摺動しないようにする。
上記クリーニング部材に向かって凸状となった曲面を有
する部材を用いた請求項1のクリーニング装置におい
て、上記挾持領域の上流側および下流側の少なくとも一
方で、上記被クリーニング体を上記対向部材の表面に圧
接させるように該被クリーニング体の移動方向を変える
ための移動経路変更部材を設けたことを特徴とするもの
である。
記挾持領域の上流側および下流側の少なくとも一方にお
いて、移動経路変更部材で被クリーニング体の移動経路
を変えて、被クリーニング体を対向部材の表面に圧接さ
せることにより、対向部材の表面への圧接開始位置へ向
かう被クリーニング体の進入方向又は圧接終了位置から
出ていく被クリーニング体の進出方向の設定範囲を広く
する。
グ装置において、上記対向部材の上記クリーニング部材
側の表面部を弾性体で形成し、上記弾性体の硬度を、上
記クリーニング部材の上記対向部材に対する食い込み量
が該対向部材の表面加工誤差よりも大きくなるように設
定したことを特徴とするものである。
向部材の表面部を形成する弾性体の硬度を、クリーニン
グ部材の対向部材に対する食い込み量が対向部材の表面
加工誤差よりも大きくなるように設定することにより、
クリーニング部材と対向部材との間に被クリーニング体
を確実に挾持させる。
グ装置において、上記被クリーニング体の進行方向と直
交する方向における上記対向部材のクリーニング部材側
の表面の長さを該被クリーニング体の長さ以上に設定し
たことを特徴とするものである。
クリーニング体の進行方向と直交する方向における対向
部材のクリーニング部材側の表面の長さを、被クリーニ
ング体の長さ以上に設定することにより、被クリーニン
グ体の端部を対向部材の表面に確実に圧接させ、上記端
部における振動を抑制する。
グ装置において、上記被クリーニング体の進行方向と直
交する方向における上記クリーニング部材のエッジ形成
領域の長さを該被クリーニング体の長さよりも短く設定
したことを特徴とするものである。
クリーニング体の進行方向と直交する方向におけるクリ
ーニング部材のエッジ形成領域の長さを、被クリーニン
グ体の長さよりも短く設定することにより、被クリーニ
ング体の損傷を受けやすい端縁部に、クリーニング部材
のエッジが接触しないようにする。
グ装置において、上記対向部材の上記クリーニング部材
側の表面部を弾性体で形成し、上記対向部材の表面部の
うち上記挾持領域に面する部分を形成する弾性体の硬度
を、該挾持領域の外側に延在する部分を形成する弾性体
の硬度よりも大きくしたことを特徴とするものである。
向部材の表面部のうち、クリーニング部材との挾持領域
に面する部分を形成する弾性体の硬度を、該挾持領域の
外側に延在する部分を形成する弾性体の硬度よりも大き
くすることにより、クリーニング部材と対向部材との間
に加えた加圧力を挾持領域の外側に延在する部分に分散
することなく、上記加圧力のほとんどを挟持領域に作用
させる。
る像形成物質に対して、該像形成物質と該像保持体との
付着力よりも大きな付着力を発揮し得るベルト状の剥離
部材を、該像保持体上の像形成物質に接触させた後、該
剥離部材と該像保持体とを離間させることにより、該像
保持体から該像形成物質を剥離する剥離装置を備えた像
保持体からの像形成物質除去装置において、上記剥離部
材に付着した像形成物質を除去するクリーニング装置と
して、請求項1、2、3、4、5、6又は7のクリーニ
ング装置を備えたことを特徴とするものである。
除去装置では、ベルト状の被クリーニング体としての剥
離部材の進行方向におけるクリーニング部材と対向部材
との間の挾持領域の隣接上流側および隣接下流側の少な
くとも一方で、該剥離部材を該対向部材の表面に圧接さ
せることにより、上記挟持領域およびその周辺部におけ
る該剥離部材の振動を抑制する。
9の発明は、スパイラル状のエッジを外周部に有する回
転駆動されたローラ状のクリーニング部材と対向部材と
の間に、ベルト状の被クリーニング体を挾持して通すこ
とにより、該クリーニング部材で該被クリーニング体上
の付着物を除去するクリーニング装置において、上記ク
リーニング部材の外周面に対して接触回転するブラシロ
ーラを設けたことを特徴とするものである。
リーニング部材の外周面に対して接触回転するブラシロ
ーラにより、クリーニング部材のエッジに隣接する外周
面に付着した物質、およびクリーニング部材の被クリー
ニング体に接触しない逃げ部に溜まった物質を除去す
る。ここで、上記ブラシローラは、クリーニング部材と
の接触位置で該クリーニング部材の外周面と同じ方向に
表面移動するように駆動するのが好ましい。この場合に
は、上記ブラシローラによるクリーニング部材のエッジ
の損傷を受けにくい。
いる像形成物質に対して、該像形成物質と該像保持体と
の付着力よりも大きな付着力を発揮し得るベルト状の剥
離部材を、該像保持体上の像形成物質に接触させた後、
該剥離部材と該像保持体とを離間させることにより、該
像保持体から該像形成物質を剥離する剥離装置を備えた
像保持体からの像形成物質除去装置において、上記剥離
部材に付着した像形成物質を除去するクリーニング装置
として、請求項9のクリーニング装置を備えたことを特
徴とするものである。
質除去装置では、クリーニング部材の外周面に対して接
触回転するブラシローラにより、該クリーニング部材の
エッジに隣接する外周面に付着した像形成物質、および
クリーニング部材の被クリーニング体に接触しない逃げ
部に溜まった物質を除去する。
説明する。まず、本発明に係るクリーニング装置の実施
形態について説明する。図1(a)および(b)は、本
実施形態に係るクリーニング装置の概略構成を示す斜視
図および正面図である。同クリーニング装置は、スパイ
ラル状のエッジ11を外周部に有する回転駆動されたロ
ーラ状のクリーニング部材(以下「スパイラルローラ」
という)1とローラ状の対向部材(以下「対向ローラ」
という)2との間に、ベルト状の被クリーニング体3を
挾持して通すことにより、スパイラルローラ1で被クリ
ーニング体3上の付着物を除去するように構成されてい
る。そして、被クリーニング体3の進行方向におけるス
パイラルローラ1と対向ローラ2との間の挾持領域の隣
接上流側および隣接下流側で、被クリーニング体3を対
向ローラ2の表面に圧接させるように一定の長さだけ巻
き付けている。
に従動するように回転自在の回転体である。このように
回転体を用いることにより、スパイラルローラ1と対向
ローラ2との間の挟持領域を被クリーニング体3が通過
するときに、対向ローラ2の表面と被クリーニング体3
が摺動しないので、対向ローラ2の表面に対して、被ク
リーニング体3との摩擦を低下させるためのコーティン
グなどの処理をしなくても、被クリーニング体3をスム
ーズに移動させることができるとともに、対向ローラの
表面の摩耗が少なくなる。
ラ1との間には、所定の加圧力が加えられている。この
加圧力を加える方法としては、スパイラルローラ1の回
転軸をバネなどの付勢手段で付勢することによりスパイ
ラルローラ1を固定配置した対向ローラ2に押し当てる
方法や、対向ローラ2の回転軸をバネなどの付勢手段で
付勢することにより対向ローラ2を固定配置したスパイ
ラルローラ1に押し当てる方法等を採用することができ
る。
ム等の弾性体で形成されている。この表面部21を構成
する弾性体としては、スパイラルローラ1の対向ローラ
2に対するに対する食い込み量が対向ローラ2の表面加
工誤差よりも大きくなるような硬度を有するものを使用
している。これにより、対向ローラ2に表面加工誤差が
ある場合でも、スパイラルローラ1と対向ローラ2との
間に被クリーニング体3を確実に挾持できるので、クリ
ーニングムラのない良好なクリーニング特性が得られ
る。
説明するためのスパイラルローラ1と対向ローラ2との
間の挾持領域の拡大図である。図2において、スパイラ
ルローラ1の食い込み量ΔTは、数1に示す式で求める
ことができる。数1中のWは挾持領域の幅(ニップ幅)
であり、D1はスパイラルローラ1の外径であり、D2
は対向ローラ2の外径である。また、実際に測定可能な
ニップ幅は、スパイラルローラ1の外周面の弧の部分に
相当するが、直線と近似しても問題はない。
1))+((D2)/2−(E2)) (E1)2=((D1)/2)2−(W/2)2 (E2)2=((D2)/2)2−(W/2)2
0.002〜0.005mm)のスパイラルローラ1
と、JIS−A硬度が80度であるゴムからなる表面部
を有する外径D2が36mm(加工誤差:0.028〜
0.065mm)の対向ローラ2を用い、スパイラルロ
ーラ1と対向ローラ2との間の加圧力を10kgfに設
定すると、ニップ幅Wは2.5mmであった。このとき
のスパイラルローラ1の食い込み量ΔTは、数1により
ΔT=0.069mmであった。一方、スパイラルロー
ラ1と対向ローラ2の外周面が最初の一点で接触し始め
たときの両者間の最大ギャップを、上記加工誤差から見
積ると0.07mmである(この最大ギャップ値は、ほ
とんど対向ローラの加工誤差によって生じている)。し
たがって、この例示した条件下では、上記対向ローラ2
の表面部を形成する弾性体としてJIS−A硬度が80
度以下のゴム等を用いることが、良好なクリーニング特
性を得るという点で好ましい。
成する弾性体は、十分な耐久性が得られる硬度を有する
ものが好ましく、これにより、経時にわたって良好なク
リーニング特性を維持することができる。より具体的に
は、JIS−A硬度が20度以上のゴムからなる弾性体
を用いる。この場合には、例えばクリーニング装置を1
60時間稼働させても、弾性体にヒビ等の損傷が発生す
ることもなかった。また、スパイラルローラ1と対向ロ
ーラ2との間の加圧力を大きくしていったときや、スパ
イラルローラ1としてエッジ11に隣接する凹部が深い
ものを用いたときでも、弾性体が大きく変形しないた
め、被クリーニング体3にシワが入ったり、被クリーニ
ング体3が切れてしまったりすることがない。
体3の進行方向と直交する方向における対向ローラ2の
弾性体からなる表面部21の長さ(幅)Wbを、同方向
における被クリーニング体3の長さ(幅)Wc以上に設
定している。これにより、被クリーニング体3の端部を
対向部材の表面に確実に圧接させて振動を抑制するの
で、上記端部における振動による騒音を防止することが
できる。
では、対向ローラ2の表面部21の幅Wbが被クリーニ
ング体3の幅Wcよりも短くなっているが、この比較例
の場合は、図3の実施形態に係るクリーニング装置の場
合に比して、スパイラルローラ1を回転駆動したクリー
ニング稼働時における騒音が2〜5dB程度増大した。
この騒音の増大は、図9(a)の被クリーニング体3の
端部Aの振動によるものと考えられる。また、図9の比
較例の場合には、スパイラルローラ1を回転駆動せずに
被クリーニング体だけを移動させた状態すなわちアイド
ルモード動作時に、被クリーニング体の湾曲による耳障
りな低周波の駆動ノイズが2〜5秒の周期で発生した
が、図3の本実施形態に係るクリーニング装置の場合に
は、上記低周波のノイズも全く発生しなかった。
交する方向におけるスパイラルローラ1のエッジ形成領
域の長さ(幅)Wsを、被クリーニング体3の長さ
(幅)Wcよりも短く設定している。これにより、被ク
リーニング体3の端縁部にスパイラルローラ1のエッジ
11が接触しないので、被クリーニング体3の端縁部の
損傷を防止し、該端縁部を削ることによる騒音の発生を
防止している。ここで、ベルト状の被クリーニング体3
の搬送軌道を修正するために幅方向に蛇行しながら被ク
リーニング体3を駆動する場合がある。例えば、周長が
400〜1500mm程度の無端ベルト状の被クリーニ
ング体3の場合、幅方向に3〜7mm程度蛇行させる。
かかる場合には、上記被クリーニング体の蛇行による振
れ幅を考慮し、上記スパイラルローラ1のエッジ形成領
域の長さ(幅)Wsと、被クリーニング体3の長さ
(幅)Wcとの関係を設定する。
によれば、被クリーニング体3の進行方向におけるスパ
イラルローラ1と対向ローラ2の間の挾持領域の隣接上
流側および隣接下流側で、被クリーニング体3を対向ロ
ーラ2の表面に圧接させるように巻き付けることによ
り、上記挟持領域およびその周辺部における被クリーニ
ング体3の振動を抑制しているので、被クリーニング体
3の振動による騒音を防止することができる。
例に係るクリーニング装置では、被クリーニング体3が
対向ローラ2の外周面に巻き付いていないため、被ク
リーニング体3の進行方向におけるスパイラルローラ1
と対向ローラ2の間の挾持領域の隣接上流側および隣接
下流側(図中のB)で被クリーニング体3が振動した
り、上記挾持領域におけるスパイラルローラ1のエッ
ジ間の逃げ部に対応する部分(図中のC)で被クリーニ
ング体3が振動したり、前述のように被クリーニング
体3の幅方向の端部Aが振動したりする。この被クリー
ニング体3の振動により、比較的大きな騒音が発生して
しまう。
2の表面部21に硬度が一定の弾性体で形成している
が、図4に示すように、上記対向ローラ2の弾性体から
なる表面部21のうちスパイラルローラ1との挾持領域
に面する部分21aを形成する弾性体の硬度を、該挾持
領域の外側に延在する端部21bを形成する弾性体の硬
度よりも大きくするように構成してもよい。例えば、上
記端部21bをスポンジやJIS−A硬度の低い(10
度以下)ゴム材などにより構成する。この変形例の場合
には、スパイラルローラ1と対向ローラ2との間に加え
た加圧力を挾持領域の外側に延在する部分に分散するこ
となく、上記加圧力のほとんどが挟持領域に作用するの
で、該挾持領域において良好なクリーニング特性が得ら
れる。また、上記加圧力の挾持領域の外側に延在する部
分への分散を防止するために、スパイラルローラ1の軸
方向の端部の直径を、挾持領域に面する部分よりも小さ
いするような加工を行う必要もない。ここで、上記対向
ローラ2の端部21bの直径は挾持領域に面する部分2
1aと同じに設定してもいいが、図4に示すように挾持
領域に面する部分21aよりも大きくなるように設定し
てもよい。例えば、2mm程度以下の段差を形成する。
後者の場合、端部21bにおいては大きな加圧力が作用
しないので、耐久性の点でも問題はない。
に被クリーニング体3を対向ローラ2の表面に巻き付け
るように被クリーニング体3の移動経路を設定している
が、例えば、図5(a)に示すように、被クリーニング
体3を対向ローラ2の表面に巻き付けるように被クリー
ニング体3の移動経路を変える巻き付けローラ4を、被
クリーニング体3に進行方向における挾持領域の下流側
に設けてもよい。また、図5(b)に示すように、上記
巻き付けローラ4を、挾持領域の上流側と下流側の両方
に設けてもよい。このように巻き付けローラ4を設けた
場合には、巻き付けローラ4へ向かう被クリーニング体
3の進入方向又は巻き付けローラ4から出ていく被クリ
ーニング体3の進出方向の設定範囲が広くなるので、被
クリーニング体3の移動経路のレイアウト設計の自由度
が増す。
ように、スパイラルローラ1の外周面に対して接触回転
するブラシローラ5を設けてもよい。このブラシローラ
5により、スパイラルローラ1のエッジ11に隣接する
外周面(ランド部)に付着した物質を除去するので、経
時において被クリーニング体3に対する良好なクリーニ
ング性能を維持できる。ここで、上記ブラシローラ5
を、スパイラルローラ1との接触位置でスパイラルロー
ラ1の外周面と同じ方向に表面移動するように駆動する
場合には、ブラシローラ5によるスパイラルローラ1の
エッジ11の損傷を防止できる。
た像保持体からの像形成物質除去装置の実施形態につい
て説明する。図7は、本実施形態に係る像保持体からの
像形成物質除去装置の概略構成図であり、転写型の電子
写真複写機によって画像が形成された像保持体としての
転写紙11から、像形成物質としてのトナーTを除去す
るトナー除去装置の例を示している。このトナー除去装
置は、積載状態で収容しているトナー像が形成された転
写紙11を一枚づつ分離給送する給紙ユニット100
と、給紙ユニット100から送られてきた転写紙11に
水などからなるトナー除去促進液12を付与する液付与
ユニット200と、トナー除去促進液12が供給された
転写紙11からトナーTを剥離して除去する剥離手段と
してのトナー剥離ユニット300と、トナーが除去され
た転写紙11を乾燥させる乾燥ユニット400と、乾燥
ユニット400から排出される転写紙11を受ける紙受
けユニット500とを備えている。
101上に積載された転写紙11を最上部のものから給
紙ローラ102で1枚ずつ送り出され、レジストローラ
103により転写紙の間隔と線速を保持しながら次の工
程に送られる。液付与ユニット200では、駆動ローラ
201により転写紙11の進行方向が一定に保たれた状
態で塗布ローラ202から転写紙11にトナー除去促進
液12が付与される。次のトナー剥離ユニット300で
は、加熱ヒータ内蔵の加圧ローラ301と加熱ヒータ内
蔵の剥離ローラ302との挾持部において、熱および圧
力により転写紙11上のトナーTがベルト状の剥離部材
(以下「剥離ベルト」という)303の剥離面に強固に
密着させられる。そして、上記転写紙11が密着した剥
離ベルト303の進行方向を分離ローラ304でほぼ9
0度変えることにより、転写紙11から転写されたトナ
ーが付着している剥離ベルト303と、転写紙11とに
曲率分離される。剥離ベルト303から曲率分離された
トナー除去後の転写紙11は、乾燥ユニット400にお
いて仕上げドラム401と仕上げベルト402との間で
乾燥プレスされ、排紙ユニット500の排紙カセット5
01上にストックされる。
300において、剥離ベルト303は、前述の剥離ロー
ラ302および分離ローラ304の他、ベルト寄り補正
ローラ305およびクリーニング装置の対向ローラ2に
掛け回され、テンションローラ306で所定のテンショ
ンが加えられている。
ト303に付着したトナーなどの付着物を除去するクリ
ーニング装置としては、独自に回転駆動されたスパイラ
ルローラ1、剥離ベルト303に従動する回転自在の対
向ローラ2などにより構成された前述の図1に示すクリ
ーニング装置が用いている。スパイラルローラ1で剥離
ベルト303から除去されたトナーなどの付着物は、受
け容器307上に回収される。
よれば、剥離ベルト303の進行方向におけるスパイラ
ルローラ1と対向ローラ2との間の挾持領域の隣接上流
側および隣接下流側で、剥離ベルト303を対向ローラ
2の表面に圧接させることにより、上記挟持領域および
その周辺部で剥離ベルト303が振動しないので、剥離
ベルト303の振動による騒音を防止することができ
る。
具体的な実施例について、騒音を測定した結果を示す。
スパイラルローラ1としては、外径が60mmφ、ネジ
レ角(スパイラル角)が30度、ランド幅が1mm、ス
クイ角が5度、刃数が12枚、エッジ形成領域の幅(刃
幅)が310mmのものを用いた。また、対向ローラ2
としては、外径が36mmφで、JIS−A硬度が40
度のゴムからなる表面部21(厚さ1mm)を有するゴ
ムローラを用いた。このスパイラルローラ1と対向ロー
ラ2との間には、両軸端合計で14kgf(137N)
の荷重負荷(加圧力)を与えており、このときのスパイ
ラルローラ1と対向ローラ2との間の挾持領域の幅(ニ
ップ幅)は約5mmであった。また、剥離ベルト303
の対向ローラ2への巻き付け長さは約40mmであっ
た。
たトナー除去装置からの距離が1mの位置で、INTEGRAT
ING SOUND LEVEL METER(リオン工業(株)製、型番:
NL−01A)を用いて測定した。表1中に記載した測
定値である騒音レベルは、A特性での10秒間平均の騒
音レベルを意味し、3回測定した中の最大値を示してい
る。また、各測定ポイントにおいて、クリーニング動作
を行っているときの騒音レベルと暗騒音のレベルとの差
が8dBだったので、実際の測定値に−1dBの補正を
したものを表1に示した。
ラ1の回転数が100rpm(線速が314mm/s)
のときに、剥離ベルト303上のトナーをほぼ100%
除去してクリーニングすることができた。したがって、
本実施例に係るトナー除去装置の所望のクリーニング特
性が得られるクリーニング動作時における騒音は、A特
性で35dB程度の非常に小さい値となった。なお、本
実施例では、外径が60mmφのスパイラルローラ1を
100rpmで回転駆動しているが、外径が異なっても
周方向のエッジ11の間隔が本実施例と同じになるよう
にエッジを形成すれば、同じ線速に設定することによっ
て同じレベルのクリーニング特性が期待できる。
ローラ1の線速が1000mm/sに近い場合でも、ク
リーニング装置単体だけを稼働したときの騒音レベルは
47dB程度である。一方、トナー除去装置の他のユニ
ット単体をそれぞれ稼働させたときの騒音レベルは、ト
ナー剥離ユニット300単体の稼働時で51.3dB、
仕上げユニット400単体の稼働時で55.6dB、給
紙・液付与ユニットおよびその他のユニットの稼働時で
62.6dBであった。この結果により、本実施形態に
係るクリーニング装置の稼働時と非稼働時でのトナー除
去装置全体の騒音レベルは、測定誤差程度の変動しかな
いことがわかる。実際にトナー除去装置全体の騒音レベ
ルをトナー除去装置の全面から0.2mm離れた位置で
測定したところ、クリーニング装置の稼働時で65.1
dBであり、クリーニング装置の非稼働時で65.5d
Bであった。
に従来タイプのクリーニング装置を備えたトナー除去装
置の騒音の測定結果を示した。この比較例のトナー除去
装置は、本実施形態に係る図7のトナー除去装置とは異
なり、スパイラルローラ1と対向ローラ2との挾持領域
およびその周辺で剥離ベルト303がフリーとなる部分
がある。また、表2に示す騒音レベルは、トナー除去装
置のクリーニング装置から0.5m離れた位置で測定し
た値を1m離れた位置での値に換算したものである。こ
の換算は、騒音源を、スパイラルローラ1と対向ローラ
2との挾持領域の大きさの線状の音源とみなして行っ
た。また、各測定ポイントにおいて、クリーニング動作
を行っているときの騒音レベルと暗騒音のレベルとの差
が10dB以上であったので、実際の測定値に対する補
正は行わなかった。
して外径が24mmφのものを使用したので、外径を考
慮して換算した線速に基づいて表1との比較評価を試み
た。スパイラルローラ1の線速が314mm/sの測定
ポイントで比較してみると、実施例に係る表1の結果で
は35.1dBであるが、比較例の表2の結果では5
7.6dBである。この比較結果から、本実施例のクリ
ーニング装置を備えたトナー除去装置のほうが、比較例
の装置に比してはるかに小さな(約−22dB)騒音レ
ベルを達成できることがわかる。
ついて、クリーニング装置を観察したところ、剥離ベル
ト303の2つのタイプの振動が観察された。一つは、
図9(a)に示すように対向ローラ2のゴム材からなる
表面部が接触していない部分(図中のA)での剥離ベル
ト303の振動である。もう一つは、図9(b)に示す
ようにスパイラルローラ1と対向ローラ2との間の挾持
領域の隣接上流側および隣接下流側(図中のB)での剥
離ベルト303の振動である。一方、本実施例に係るク
リーニング装置では、このような剥離ベルト303の振
動は観察されなかったため、この種の剥離ベルト303
の振動の発生を抑制することにより、上記振動による騒
音を防止できたと考えられる。
置の概略構成図である。このトナー除去装置は、転写紙
11の表裏両面からトナーを除去できるようにトナー剥
離ユニット300が構成されている。このトナー剥離ユ
ニット300では、上下2つの剥離ベルト303がそれ
ぞれ分離ローラ304、ベルト寄り補正ローラ305、
テンションローラ306、クリーニング装置の対向ロー
ラ2等に掛け回されている。また、トナー剥離ユニット
300の中央にある挾持搬送部308では、2つの剥離
ベルト303が転写紙11を挾持可能な状態で重ね合わ
され、複数の加熱加圧ローラによって千鳥状の移動経路
を取るように所定の加圧力で挾持されている。
駆動された剥離ベルト303の搬送位置ずれを補正する
ものであり、上記テンションローラ306は、剥離ベル
ト303のたるみ、シワ、すべり等が生じないように剥
離ベルト303に所定のテンションを与えるものであ
り、本トナー除去装置に不可欠な部材である。しかしな
がら、これらのローラは比較的弱いバネを用いて付勢さ
れていることや、ローラの軸芯を変位させる構造となっ
ていることなどから、上記スパイラルローラ1に対向さ
せる対向ローラ2として共用することが難しい。
ベルト303をそれぞれクリーニングするクリーニング
装置として、前述の図5(b)に示したクリーニング装
置を、上記トナー剥離ユニット300のベルト寄り補正
ローラ305と挾持搬送部308への導入部との間のベ
ルト移動経路上にそれぞれ配設している。このクリーニ
ング装置は、前述のように巻き付けローラ4a,4bを
用いて剥離ベルト303(被クリーニング体3)を対向
ローラ2の表面に押圧している。したがって、巻き付け
ローラ4aへ向かう剥離ローラ303の進入方向および
巻き付けローラ4bから出ていく剥離ローラ303の進
出方向の設定範囲が広くなるので、被クリーニング体3
の移動経路のレイアウト設計の自由度が増す。
いずに剥離ベルト303を対向ローラ2の表面に圧接さ
せようとすると、クリーニング装置のところで剥離ベル
ト303の移動経路を、図中左側に凸状となった形状の
移動経路に設定しなければならないため、この移動経路
のためのスペースをトナー除去装置内に設ける必要があ
り、装置の小型化の点で不利である。更に、ベルト寄り
補正ローラ305への剥離ベルト303の巻き付け長が
短くなり、剥離ベルト303と該ローラ305との間の
摺動抵抗が小さくなるため、剥離ベルト303の搬送位
置ズレを修正しにくいという不具合もある。
ローラ1と対向ローラ2との間の挾持領域の上流側およ
び下流側で、剥離ベルト303を対向ローラ2の表面に
圧接させることができるので、剥離ベルト303の振動
による騒音の増大を防止できる。
ーラ1と対向ローラ2との間の挾持領域の上流側および
下流側の両方に、上記巻き付けローラを設けているが、
前述の図5(a)に示すように、剥離ベルト303の振
動が発生しやすい挾持領域の下流側だけに巻き付けロー
ラを設けてもよい。また、図5(a),(b)および図
8の例では巻き付けローラ4を対向ローラに接触するよ
うに設けているが、剥離ベルト303が対向ローラ2の
表面に圧接する領域を確保することができれば、対向ロ
ーラ2の表面から離して巻き付けローラを配設してもよ
い。
ト300のベルト寄り補正ローラ305と挾持搬送部3
08への導入部との間のベルト移動経路上に、クリーニ
ング装置をそれぞれ配設しているが、この配設位置に限
定されるものではなく、例えば分離ローラ304が対向
している転写紙11の出口部とテンションローラ306
との間に配設してもよい。
いて説明したが、これらのトナー除去装置に用いたクリ
ーニング装置において、経時においてクリーニング性能
が低下する場合があった。このクリーニング性能の低下
の原因について調べたところ、スパイラルローラ1のラ
ンド部の外周面にトナーが固着することが主な原因であ
ることが分かった。例えば、未使用の状態で全フレ量が
0.005mmであるスパイラルローラ1を用いて、A
4サイズ換算で1000枚の転写紙11についてトナー
除去処理を行ったところ、上記スパイラルローラ1の全
フレ量は0.028mmに変化した。この全フレ量の増
加は、スパイラルローラ1のランド部に0.023mm
/1000枚の割合でトナーが固着していることを示し
ていると考えられる。スパイラルローラ1の全フレ量が
0.05mm以上になると、クリーニング不良が発生し
た。
ていない逃げ部にトナーが溜まることも、経時における
クリーニング性能の低下の原因の一つであることがわか
った。
リーニング性能の低下を防止するために、前述の図6に
示したようにスパイラルローラ1に対して圧接回転する
ブラシローラを設けることが好ましい。例えば、0.3
〜2mmφのナイロンブラシを植毛した外径20〜30
mmφのブラシローラ5を、3〜7kgf程度の荷重を
両軸端に加えることによってスパイラルローラ1に圧接
させる。軸方向の圧接幅は、スパイラルローラ1のエッ
ジ形成領域に対応させ、例えば310mm程度に設定す
る。このブラシローラ5を、スパイラルローラ1よりも
高速に回転させる。このブラシローラ5により、スパイ
ラルローラ1のランド部に付着したトナーを除去すると
ともに、逃げ部に溜まったトナーを除去している。ま
た、上記ブラシローラ5の回転方向は、接触面がスパイ
ラルローラ1の表面と同じ方向となるように設定する。
これにより、ブラシローラ5のブラシによってスパイラ
ルローラ1のエッジ11を損傷しないようにしている。
おいて、スパイラルローラ1と対向ローラ2との間の挾
持領域に加える圧力は、剥離ベルト303のトナーをほ
ぼ100%除去でき、且つ剥離ベルト303に損傷を与
えない範囲内で設定することが望ましい。例えば、スパ
イラルローラ1として、外径が60mmφ、ネジレ角
(スパイラル角)が30度、ランド幅が1mm、スクイ
角が5度、刃数が12枚、エッジ形成領域の幅(刃幅)
が310mmのものを用い、対向ローラ2としては、外
径が36mmφで、JIS−A硬度が20度、40度又
は80度のゴムからなる表面部21(厚さ1mm)を有
するゴムローラを用いた場合について実験を行ったとこ
ろ、少なくとも0.89〜184kgf/cm2の範囲
で、剥離ベルト303のトナーをほぼ100%除去で
き、且つ剥離ベルト303に損傷を与えないことを確認
した。外径24mmφのスパイラルローラについても同
様な結果が得られた。
クリーニング体の進行方向におけるクリーニング部材と
対向部材との間の挾持領域の隣接上流側および隣接下流
側の少なくとも一方で、被クリーニング体を対向部材の
表面に圧接させることにより、上記挟持領域およびその
周辺部における被クリーニング体の振動を抑制するの
で、被クリーニング体の振動による騒音を防止すること
ができるという効果がある。
材と回転体である対向部材との間の挟持領域を被クリー
ニング体が通過するときに、対向部材の表面と被クリー
ニング体が摺動しないので、対向部材の表面に対して、
被クリーニング体との摩擦を低下させるためのコーティ
ングなどの処理をしなくても、被クリーニング体をスム
ーズに移動させることができるとともに、対向部材の表
面の摩耗が少なくなるという効果がある。
への圧接開始位置へ向かう被クリーニング体の進入方向
又は圧接終了位置から出ていく被クリーニング体の進出
方向の設定範囲が広くなるので、被クリーニング体の移
動経路のレイアウト設計の自由度が増すという効果があ
る。
加工誤差がある場合でも、クリーニング部材と対向部材
との間に被クリーニング体を確実に挾持できるので、ク
リーニングムラのない良好なクリーニング特性が得られ
るという効果がある。
体の端部を対向部材の表面に確実に圧接させて振動を抑
制するので、上記端部の振動による騒音を防止すること
ができるという効果がある。
体の端縁部にクリーニング部材のエッジが接触しないの
で、上記被クリーニング体の端縁部の損傷を防止できる
とともに、該端縁部を削ることによる騒音の発生を防止
することができるという効果がある。
材と対向部材との間に加えた加圧力を挾持領域の外側に
延在する部分に分散することなく、上記加圧力のほとん
どが挟持領域に作用するので、該挾持領域において良好
なクリーニング特性が得られるという効果がある。
リーニング体としての剥離部材の進行方向におけるクリ
ーニング部材と対向部材との間の挾持領域の隣接上流側
および隣接下流側の少なくとも一方で、剥離部材を対向
部材の表面に圧接させることにより、上記挟持領域およ
びその周辺部での剥離部材の振動を抑制するので、剥離
部材の振動による騒音を防止できるという効果がある。
材の外周面に対して接触回転するブラシローラにより、
クリーニング部材のエッジに隣接する外周面に付着した
物質等を除去するので、経時において被クリーニング体
に対する良好なクリーニング性能を維持できるという効
果がある。
部材の外周面に対して接触回転するブラシローラによ
り、クリーニング部材のエッジに隣接する外周面に付着
した像形成物質等を除去するので、経時において剥離部
材に対する良好なクリーニング性能を維持できるという
効果がある。
略構成を示す斜視図。(b)は同クリーニング装置の正
面図。
域の拡大図。
ーニング装置の正面図。
図。
す正面図。
を示す正面図。
図。(b)は同クリーニング装置の正面図。
す正面図。
Claims (10)
- 【請求項1】スパイラル状のエッジを外周部に有する回
転駆動されたローラ状のクリーニング部材と対向部材と
の間に、ベルト状の被クリーニング体を挾持して通すこ
とにより、該クリーニング部材で該被クリーニング体上
の付着物を除去するクリーニング装置において、 上記被クリーニング体の進行方向における上記クリーニ
ング部材と上記対向部材との間の挾持領域の隣接上流側
および隣接下流側の少なくとも一方で、該被クリーニン
グ体を該対向部材の表面に圧接させたことを特徴とする
クリーニング装置。 - 【請求項2】請求項1のクリーニング装置において、 上記対向部材として、上記被クリーニング体に従動する
回転体を用いたことを特徴とするクリーニング装置。 - 【請求項3】上記対向部材として、上記クリーニング部
材に向かって凸状となった曲面を有する部材を用いた請
求項1のクリーニング装置において、 上記挾持領域の上流側および下流側の少なくとも一方
で、上記被クリーニング体を上記対向部材の表面に圧接
させるように該被クリーニング体の移動方向を変えるた
めの移動経路変更部材を設けたことを特徴とするクリー
ニング装置。 - 【請求項4】請求項1のクリーニング装置において、 上記対向部材の上記クリーニング部材側の表面部を弾性
体で形成し、 上記弾性体の硬度を、上記クリーニング部材の上記対向
部材に対する食い込み量が該対向部材の表面加工誤差よ
りも大きくなるように設定したことを特徴とするクリー
ニング装置。 - 【請求項5】請求項1のクリーニング装置において、 上記被クリーニング体の進行方向と直交する方向におけ
る上記対向部材のクリーニング部材側の表面の長さを該
被クリーニング体の長さ以上に設定したことを特徴とす
るクリーニング装置。 - 【請求項6】請求項5のクリーニング装置において、 上記被クリーニング体の進行方向と直交する方向におけ
る上記クリーニング部材のエッジ形成領域の長さを該被
クリーニング体の長さよりも短く設定したことを特徴と
するクリーニング装置。 - 【請求項7】請求項5のクリーニング装置において、 上記対向部材の上記クリーニング部材側の表面部を弾性
体で形成し、 上記対向部材の表面部のうち上記挾持領域に面する部分
を形成する弾性体の硬度を、該挾持領域の外側に延在す
る部分を形成する弾性体の硬度よりも大きくしたことを
特徴とするクリーニング装置。 - 【請求項8】像保持体に付着している像形成物質に対し
て、該像形成物質と該像保持体との付着力よりも大きな
付着力を発揮し得るベルト状の剥離部材を、該像保持体
上の像形成物質に接触させた後、該剥離部材と該像保持
体とを離間させることにより、該像保持体から該像形成
物質を剥離する剥離装置を備えた像保持体からの像形成
物質除去装置において、 上記剥離部材に付着した像形成物質を除去するクリーニ
ング装置として、請求項1、2、3、4、5、6又は7
のクリーニング装置を備えたことを特徴とする像保持体
からの像形成物質除去装置。 - 【請求項9】スパイラル状のエッジを外周部に有する回
転駆動されたローラ状のクリーニング部材と対向部材と
の間に、ベルト状の被クリーニング体を挾持して通すこ
とにより、該クリーニング部材で該被クリーニング体上
の付着物を除去するクリーニング装置において、 上記クリーニング部材の外周面に対して接触回転するブ
ラシローラを設けたことを特徴とするクリーニング装
置。 - 【請求項10】像保持体に付着している像形成物質に対
して、該像形成物質と該像保持体との付着力よりも大き
な付着力を発揮し得るベルト状の剥離部材を、該像保持
体上の像形成物質に接触させた後、該剥離部材と該像保
持体とを離間させることにより、該像保持体から該像形
成物質を剥離する剥離装置を備えた像保持体からの像形
成物質除去装置において、 上記剥離部材に付着した像形成物質を除去するクリーニ
ング装置として、請求項9のクリーニング装置を備えた
ことを特徴とする像保持体からの像形成物質除去装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01455697A JP3533487B2 (ja) | 1997-01-11 | 1997-01-11 | クリーニング装置および像保持体からの像形成物質除去装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01455697A JP3533487B2 (ja) | 1997-01-11 | 1997-01-11 | クリーニング装置および像保持体からの像形成物質除去装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10198240A true JPH10198240A (ja) | 1998-07-31 |
JP3533487B2 JP3533487B2 (ja) | 2004-05-31 |
Family
ID=11864434
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP01455697A Expired - Lifetime JP3533487B2 (ja) | 1997-01-11 | 1997-01-11 | クリーニング装置および像保持体からの像形成物質除去装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3533487B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006251175A (ja) * | 2005-03-09 | 2006-09-21 | Ricoh Co Ltd | 被記録材の画像形成物質除去装置 |
JP2013218054A (ja) * | 2012-04-06 | 2013-10-24 | Canon Inc | 画像処理装置 |
-
1997
- 1997-01-11 JP JP01455697A patent/JP3533487B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2006251175A (ja) * | 2005-03-09 | 2006-09-21 | Ricoh Co Ltd | 被記録材の画像形成物質除去装置 |
JP4616669B2 (ja) * | 2005-03-09 | 2011-01-19 | 株式会社リコー | 被記録材の画像形成物質除去装置 |
JP2013218054A (ja) * | 2012-04-06 | 2013-10-24 | Canon Inc | 画像処理装置 |
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JP3533487B2 (ja) | 2004-05-31 |
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