JPH0961578A - 発電プラントの建設工法 - Google Patents
発電プラントの建設工法Info
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- JPH0961578A JPH0961578A JP7218865A JP21886595A JPH0961578A JP H0961578 A JPH0961578 A JP H0961578A JP 7218865 A JP7218865 A JP 7218865A JP 21886595 A JP21886595 A JP 21886595A JP H0961578 A JPH0961578 A JP H0961578A
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Abstract
ト造の建屋の建設に際して、天井走行クレーンの早期稼
働を可能とし、更に製品の組み立て、加工を運転床上で
行うことによって完成製品の建屋への搬入作業を軽減
し、かつ製品の組み立てのための建屋廻りのヤードスペ
ースを削減する。 【構成】鉄骨構造物を天井走行クレーン5の設置可能な
レベル以上まで立ち上げた後、天井走行クレーン5を据
え付け、かつ運転床のレベルに製品組立床として可動床
2を設置し、建屋内に据え付ける製品8を可動床上で組
立、加工し、この組立加工した製品を仮設揚重機を用い
ずに天井走行クレーンを利用して可動床の下方に据え付
けるとともに、並行して可動床下方の躯体工事を進め
る。
Description
たは鉄骨鉄筋コンクリート造のタービン建屋、原子炉建
屋等の建屋を含む発電プラントの建設工法に係わり、特
に、大物製品据え付け用天井走行クレーンの早期稼働を
可能とする火力、原子力発電プラントの建設工法に関す
る。
屋であるタービン建屋には、大型で、特に重量の大きな
復水器、タービン、発電機をはじめとする大型、大重量
の製品、資材が大量に据え付けられる。しかしながら、
このような建屋の一般的建設工法においては、復水器、
タービン、発電機等の設定範囲を稼働範囲とするタービ
ン建屋に本設設置の天井走行クレーンは、大きな揚重能
力を有しているにも係わらず、タービン、発電機が据え
付けられる操作床面が完成した後に施工される鉄骨架構
構造が天井レベルまで完成した後に、はじめて稼働可能
な状態になるため、タービン建屋内に設定される主要な
大型大重量製品の据え付けに十分活用できていなかっ
た。そこで、大重量機器、設備を据え付けるには、建屋
外部に設置の仮設の大型揚重設備で、未完成の建屋屋根
部分から吊り込むか、建屋側壁に設けた開口部分からト
ランスポーター等の輸送機器で進入し、仮設の揚重設備
で、設定レベルまで一端吊り上げ(吊り降ろし)た後、
ジャッキ等を用いてコロ引きして設定位置まで移動する
か、天井走行クレーンの稼働開始を待って設定するしか
なかった。
は、天井クレーンをタービン建屋の建設開始直後から建
屋躯体工事の資材搬入及び機器の搬入据え付けに使用す
ることにより、原子力発電所の建設工期を短縮すると共
に、仮設設備費用を低減させる建設工法が提案されてい
る。すなわち、同公報では、鉄骨構造物を最上階まで建
て上げた後、その上部位置にクレーンガータを設置し、
次に、天井クレーンの組立作業と並行して、鉄骨構造物
の最上部にデッキプレートを敷き詰め、また側壁には、
雨、風が侵入しないよう鉄板等で養生し、この後、天井
クレーンを使用し、搬入構台を経て鉄筋、配管等の資材
をタービン建屋内に取り込み、建屋躯体工事を行い、更
にタービン本体、発電機等の各機器の搬入を行う。ター
ビン建屋が完成して、大物搬入口が使用できるようにな
れば、搬入構台を撤去し、本エリアの躯体工事及びエリ
ア内の各工事を実施する。
術による火力、原子力発電所の一般的建設工法には次の
ような問題がある。
るためには、コンクリート打設後機械設備が搬入可能に
なるまでにはかなりの養生期間が必要となり、逆に、機
械設備の搬入が完了しないと躯体工事が行えないといっ
たケースがあった。
るのは、天井レベルまでの建築工事が完了した後からで
あるため、利用できるようになる時期が遅い。そのた
め、天井走行クレーンを利用して搬入据え付けできる製
品は、限られたものになっていた。
品、資材の搬入、据え付けにおいては、建屋内への搬入
の際は、建屋側壁に仮開口を設けて横からコロ引き等に
より搬入する方法をとっていた。その場合、搬入作業に
付随する仮設設備の準備、撤去及び仮開口の復旧作業が
発生していた。
影響によって、作業エリアが占有され、他の作業に影響
していた。
時間が必要だった。
期の短縮を強く求められており、更に、労働時間の短
縮、週休2日制の導入要求等の問題により、大幅な作業
効率の向上が必要である。
記載の建設工法では、建屋内にて製品の組み立て、加工
を実施することは考えられておらず、製品の組立て、加
工スペースとして建屋廻りに組立てスペースが必要とな
り(上記(5)の問題点)、かつ組み立てられた製品を
建屋内へ輸送する作業が発生する。この時、製品が大重
量物である場合、大がかりな輸送用の設備が必要とな
る。
ても同様の問題がある。
は鉄骨鉄筋コンクリート造の原子力発電所建屋等の建設
に際して、大物製品据え付け用天井走行クレーンの早期
稼働を可能とすると共に、製品の組み立て、加工を運転
床上で行うことによって完成製品の建屋への搬入作業を
軽減し、かつ製品の組み立てのための建屋廻りのヤード
スペースを削減する発電プラントの建設工法を提供する
ことである。
建設工法は上記目的を達成するために次の工程を採用す
る。すなわち、操作床の下方に据え付けられた複数の大
規模な製品を内包し、かつ天井走行クレーンを設けるタ
イプの鉄骨コンクリート造または鉄骨鉄筋コンクリート
造の建屋を含む発電プラントの建設工法において、先
ず、前記建屋の自立する鉄骨構造物を前記天井走行クレ
ーンの設置可能なレベル以上まで立ち上げ、次いでこの
鉄骨構造物に前記天井走行クレーンのレール及び天井走
行クレーンを据え付けるとともに、前記操作床のレベル
に製品組立床を設置し、前記建屋内に据え付けられる製
品を前記製品組立床上で組立、加工し、この組立加工し
た製品を仮設揚重機を用いずに前記天井走行クレーンを
利用して前記操作床のレベルの下方に据え付けるととも
に、これと並行して前記製品組立床より下方の建屋の躯
体工事を進めるものである。
運転床又は原子炉建屋の燃料取替床である。
ましくは、前記製品組立床を、前記運転床のレベルに設
置したレールと、このレール上を移動可能な部分的な床
面積を持つ仮設の可動床とで構成し、前記可動床上で組
立、加工した製品をその可動床のない空間から吊り下ろ
すことにより、前記製品を横引きすることなしに前記操
作床のレベルの下方に前記製品を据え付ける。この場
合、前記製品を据え付け後、前記可動床とレールを撤去
し、前記建屋の本設の操作床を設置する。
記製品組立床に開口を設け、前記製品組立床上で組立、
加工した製品をその開口より前記天井走行クレーンを用
いて吊り下ろし、その後水平方向へは横引きすることに
より前記操作床のレベルの下方に前記製品を据え付けて
もよい。この場合、前記製品を据え付け後、前記製品組
立床の開口を閉じ、前記製品組立床を前記建屋の本設の
操作床とする。
上げに際して、前記天井走行クレーン用の鉄骨フレーム
構造及びレールを建屋外まで延長して設置し、前記製品
の組立に用いる部品の建屋内への搬入を前記天井走行ク
レーンを用いて行う。
トの建設時には、前記天井走行クレーン及び可動床がプ
ラント双方の建屋に乗り込み可能なようにそれらのレー
ルを引き込んでおき、前記可動床及び天井走行クレーン
をプラント双方の建屋間を移動させ、製品の組立に用い
る部品の搬入、設定を行うことができる。
ンのレール及び天井走行クレーンの据え付けに先行し
て、建屋の自立する鉄骨構造物を天井走行クレーンの設
置可能なレベル以上まで立ち上げることにより、鉄骨構
造物は天井クレーン自重及び吊り込み製品の重量に耐え
得る構造にできるので、天井走行クレーンを建設時の機
器搬入用として使用可能となり、これによりコンクリー
ト強度の確保に頼らず天井走行クレーンの据え付けが可
能となり、天井走行クレーンの早期稼動が可能になる。
すなわち、上記(1)及び(2)の課題が解決される。
し、建屋内に据え付けられる製品をその製品組立床上で
組立、加工し、この組立加工した製品を仮設揚重機を用
いずに天井走行クレーンを利用して製品組立床の下方に
据え付けることにより、建屋外部で組み立て加工した製
品を建屋内に搬入、据え付ける作業が不要となり、完成
製品の建屋への搬入作業を軽減し、かつ製品の組立のた
めの建屋廻りのヤードスペースを削減できるなど、上記
(3)〜(5)の課題が解決される。
輸送し、据え付けるのではなく、建屋内にて組み立て、
加工した製品を天井クレーンの1次輸送のみにて設置す
るので、製品が大重量物である場合も大がかりな輸送用
の設備等を必要とせず、製品の据え付けに要する時間が
短縮される。また、建屋内での製品の組立、据え付けに
並行して製品組立床より下側の建屋の躯体工事を行うの
で、製品の据え付け作業の進捗と同時に躯体工事が進め
られる。これらにより建設工期が短縮され、上記(6)
の課題が解決される。
加工スペースとして、平坦で広いスペースを有するター
ビン建屋の運転床や原子炉建屋の燃料取替床を利用する
ことにより、建屋内での大型の製品の組み立てが容易に
なる。
とにより、製品組立床を所望の位置に動かして製品の組
立、加工スペースを確保できるので、製品の組立エリア
の位置に関して平面的自由度が増す。また、製品組立床
下方へ吊り下ろした製品を横引き作業を行わず、設置す
ることができる。
口を設けることにより、製品据え付け後、製品組立床の
開口を閉じることにより製品組立床を本設の操作床とす
ることができ、製品組立床の搬出、撤去が不要となる。
クレーン用の鉄骨フレーム構造及びレールを建屋外まで
延長して設置し、製品の部品の搬入を天井走行クレーン
を用いて行うことにより、製品の部品の搬入が容易とな
る。
設時には、天井走行クレーンのレール及び可動床のレー
ルを天井走行クレーン及び可動床がプラント双方の建屋
に乗り込み可能なように引き込んでおき、可動床及び天
井走行クレーンをプラント双方の建屋間を移動させ、製
品の組立に用いる部品の搬入、設定を行うことにより、
ツインプラントの建設時期差による工事の繁閑に対応し
て天井走行クレーン及び可動床を利用できる。
しくは鉄骨鉄筋コンクリート造のタービン建屋の建設に
本発明を適用した場合について、本発明の実施例を図面
を用いて説明する。
により説明する。
の初期段階での工事状況を示しており、タービン建屋1
の躯体の建設以前に階段9や鉄骨柱10及び鉄骨梁11
を組み上げ、建屋の自立する鉄骨構造物を天井走行クレ
ーンの設置可能なレベル以上まで立ち上げる。次いで、
鉄骨柱10の運転床が設置されるレベルに鉄骨梁11a
を支持し、この鉄骨梁11a上に可動床用レール4を設
置し、更に可動床2を建屋外に設置の大型揚重機3によ
り建屋内へ吊り込み、可動床用レール4上に据え付け
る。
井走行クレーンの設置レベルに鉄骨梁11bを支持し、
鉄骨梁11b上に天井クレーン走行用のレール6を設置
し、更にその後、図1に示した大型揚重機3を用い、天
井走行クレーン5を建屋内に吊り込みレール6上に据え
付ける。
及び据え付けに用いる建屋外部に設置の大型揚重機3と
して、図1及び図2ではタワークレーンの例を示してい
るが、タワークレーンの他に、地上移動式クレーン、フ
ローティングクレーン等を用いていもよい。
ン5を据え付けた後、図3に示すように、屋根トラス1
2を据え付ける。ここで、この後に行われる建屋内の製
品組み立てには可動床2を製品組立床として用い、天井
走行クレーン5の下部と可動床2とに狭まれた空間で、
かつ天井走行クレーン可動範囲下にあるスペース7で製
品が組み立てられる。
り、可動床2が平面的に建屋全体をカバーしていない部
分的な床面積を持つものであることを示している。ま
た、図2に示す天井走行クレーン5用の鉄骨梁11b及
びレール6の据え付けに際しては、天井走行クレーン5
用の鉄骨梁11b及びレール6を建屋1外まで延長して
設置し、鉄骨柱10aにて支持する。ここで、可動床2
には稼動用の図示しない動力源、例えば電動モータが組
み込まれており(後述)、その電源としては工事用仮設
電源あるいは天井クレーン用電源が用いられる。
付けられる腹水器、タービン、発電機等の製品に用いる
部品23をトランスポーター13により建屋1外まで延
長した鉄骨梁11b及び天井クレーン用レール6の下方
に運搬し、部品23を天井走行クレーン5により矢印2
4のように建屋1内の可動床2上に搬入し、この可動床
2上のスペース7で製品8を組立、加工する。
工した製品8を天井走行クレーン5によって可動床2の
下方の所定の据え付け位置に設定する。また、図5及び
図6に示すように、部品23の搬入及び製品8の組立、
加工及び据え付け作業と並行して可動床2より下側の建
屋躯体15の工事を進めるここで、製品8の輸送は、天
井走行クレーン5のみによる1次輸送であり、かつその
輸送距離は建屋外部で組み立て、その後、搬入、据え付
ける従来の一般的な建設工法よりも短くなる。また、可
動床2を予め製品据え付け場所の上方を避けて位置決め
しておけば、製品吊り下ろし後の横引き作業も不要とな
る。更に、製品8の組立て、据え付け作業と並行して建
屋躯体15の工事を行うため、建屋内への製品8の据え
付け作業の進捗と同時に躯体工事を進めることができ
る。
特に製品8がモジュール製品である場合に効率的な運用
となると考えられる。
の機器の建屋1内での組み立て、加工及び据え付けが完
了した後、不要となった可動床2は、図7に示すよう
に、建屋1外まで延長した鉄骨梁11b及び天井クレー
ン用レール6上を天井走行クレーン5により建屋1外ま
で吊り出し、トランスポーター13に積み込み、撤去す
る。また、その後、同様に可動床用レール4は運搬可能
な長さに解体された後、同経路にて天井走行クレーン5
により建屋外へ吊り出され、トランスポーター13によ
り撤去される。
後、本設運転床の施工用のデッキプレートや、運転床用
の配筋等を搬入を搬入し、本設運転床を施工し、残りの
躯体工事を進めて建屋1を完成する。ここで、本設運転
床の施工時におけるデッキプレートや、運転床用配筋等
の搬入の際にも、上記部品23の搬入ルートと同ルート
にて天井走行クレーン5により搬入を行う。
送手段としてトランスポーター13を示しているが、ト
レーラー、トラック等を用いてもよい。
クリート強度の確保に頼らず天井走行クレーンの据え付
けが可能となり、天井走行クレーン5の早期稼動が可能
になるので、天井走行クレーン5の効率的な利用が可能
となり、建屋1内への製品据え付けのための仮設揚重機
を削減できる。また、製品の組立、加工エリアが建屋内
であるので、完成製品の建屋への搬入作業を軽減し、か
つ製品の組立のための建屋廻りのヤードスペースを削減
できる。
品を天井走行クレーン5の1次輸送のみにて据え付ける
ので、製品が大重量物である場合も大がかりな輸送用の
設備等を必要とせず、製品の据え付けに要する時間が短
縮される。また、建屋1内での製品の組立、据え付けに
並行して運転床下側の建屋の躯体工事を行うので、製品
の据え付け作業の進捗と同時に躯体工事が進められる。
これらにより建設工期の短縮及び作業効率の向上が図れ
る。
品の組立、加工スペースを確保できるので、製品の組立
エリアの位置に関して平面的自由度が増し、作業性が向
上する。また、可動床2の下方へ吊り下ろした製品を横
引き作業を行わず、据え付けることができる。
を建屋外まで延長して設置し、製品の部品の搬入を天井
走行クレーン5を用いて行うので、天井走行クレーン5
の皿なる有効利用が可能となる。
いたが、複数の可動床を設置し、異なる作業エリアで複
数の製品を同時に組み立て加工するようにしてもよい。
り説明する。本実施例は可動床を用いずに運転床の下方
に製品を据え付けるものである。
床2の代わりに、本実施例では、図8に示すように、本
設設置の運転床16を設置し、この運転床16に製品吊
り下ろし用の開口14を設ける。図9はこの運転床16
を上方から見た図であり、符号7はタービン頂部が位置
する開口を示す。この図から分かるように、タービン開
口7の左側に製品吊り下ろし用の開口14が形成され、
左側の空間を製品組立用のスペース7として利用する。
施例の図5に示すように天井走行クレーン5を用いて行
い、運転床16のスペース7で製品8に組み立て、加工
し、その製品8を開口14より天井走行クレーン5を用
いて吊り下ろし、その後水平方向へは必要に応じ横引き
することにより運転床16の下方に製品8を据え付け
る。製品8の据え付け後は、運転床16開口14を閉
じ、本設の運転床とする。
て、第1の実施例のような床2を可動とする設備(可動
床用レール4や、電動モータ及びその電源供給設備)を
設けなくとも、建屋内での製品の組み立て及び天井走行
クレーン5での一次搬入による製品の据え付けが可能と
なる。建設の順序としては建屋1の下層より、床工事
(デッキプレート、配筋の設定及びコンクリート打
設)、製品8の据え付け、これに並行して行う壁工事
(配筋設定、型枠設定、コンクリート打設)を繰返し、
運転床16のレベルまで一階層づつ立ち上げてゆく。
床として利用した後、開口14を閉じれば床16がその
まま本設の運転床となるので、製品据え付け後に床の搬
出、撤去が不要となる効果がある。
する。本実施例は可動床の搬出入、製品の部品の搬入の
他の例を示すものである。
に示す製品8の部品の搬入、可動床2の搬出入、更には
本設の運転床の搬入方法として、天井走行クレーンを用
いるのではなく、外部設置の大型揚重機3を用いる。こ
の場合は、屋根トラス12の設置を可動床2の搬出及び
本設運転床の搬入後に行うことになる。
効果が得られる。
により説明する。本実施例は建屋が2つ並設されるツイ
ンプラントの建設に本発明を適用したものである。
鉄骨梁11b及びレール6を2つの建屋1,1間に天井
走行クレーン5がプラント双方の建屋1,1に乗り込み
可能なように引き込んでおき、その後、可動床2をトラ
ンスポーター13により2つの建屋間1,1間に移送
し、天井走行クレーン5を用いて可動床用レール4上に
据え付ける。
に、2つの建屋1,1間に更に可動床用レール4を可動
床2がプラント双方の建屋1,1に乗り込み可能なよう
に引き込んでおき、天井走行クレーン5及び可動床2を
プラント双方の建屋1,1間を移動させ、製品8の組立
に用いる部品の搬入、設定、製品8の組立、加工、吊り
下ろし、据え付けを行う。製品8の据え付け完了後、建
屋1,1間の可動床用レール4は撤去し、可動床2の搬
出、撤去も天井走行クレーン5を用いて行う。これによ
り、ツインプラントそれぞれの工程の繁困に対応して隣
設プラントの本設天井クレーン5を活用し、効率的に作
業を行うことができる。
について図13及び図14を用いて説明する。
ム30が取り付けられ、各走行フレーム30にシャフト
31を介して2つの車輪32が回転自在に支持されてい
る。可動床用レール支持用鉄骨梁11a上に可動床用レ
ール4が設置され、車輪32はそのレール4上に載置さ
れる。車輪32の1つの駆動輪となり、そのシャフト3
1の一端に駆動用の電動モータ33が装着されている。
したがって、可動床2は電動モータ33を回転させるこ
とにより可動床用レール4に沿って移動可能となる。ま
た、可動床2の制動機構として、各走行フレーム30の
内側には車輪32の両側を挟み付けるよう1対のパッド
34,34が設けられ、パッド34,34の間にはブレ
ーキ用電磁石35が取り付けられ、ブレーキ用電磁石3
5を励磁するとパッド34,34が吸引されて車輪32
を挟み付け、車輪32の回転を停止させる。
建屋の建設に適用したが、燃料取替床を有する原子炉建
屋等、操作床の下方に据え付けられた製品を内包し、か
つ天井走行クレーンを設けるタイプの鉄骨コンクリート
造または鉄骨鉄筋コンクリート造の建屋を含む発電プラ
ントであれば、同様に本発明を適用し、同様の効果が得
られる。
たは鉄骨鉄筋コンクリート造の原子力発電所建屋等の建
設に際して、大物製品据え付け用天井走行クレーンの早
期稼働を可能とし、天井クレーンを効率的に利用し、建
屋内への製品据え付けのための仮設揚重機の削減を図る
ことができる。また、製品の組み立て、加工エリアを建
屋内床上で行うので、完成製品の建屋への搬入作業を軽
減し、かつ製品の組み立てのための建屋廻りのヤードス
ペースを削減することができる。
法の初期段階において可動床を吊り込んでいる状況を示
す図である。
ンを建屋外部に設置の大型揚重機を用いて吊り込んでい
る状況を示す図である。
屋の鉄骨部分が天井レベルまで完成した状況を示す図で
ある。
る。
井走行クレーンにより搬入している状況を示す図であ
る。
ュール製品を据え付けのために天井クレーンにより吊り
上げ、同時に建屋躯体の工事も進捗している状況を示す
図である。
て、クレーン用レールを建屋外部まで延長し天井走行ク
レーンを用いて行っている状況を示す図である。
て、可動床を用いる代わりに、運転床に開口を設け、そ
の開口の直下へ製品を吊り下ろしている状況を示す図で
ある。
図である。
て、可動床の搬入出方法として建屋外部設置の大型揚重
機により行っている状況を示す図である。
て、天井走行クレーン用レールを天井走行クレーンがツ
インプラント双方の建屋に乗り入れ可能なように引き込
み、天井走行クレーンを用いて可動床を搬入し、据え付
けている状況を示す図である。
動床がツインプラント双方の建屋に乗り入れ可能なよう
に引き込み、片方のプラント建屋に隣設プラント建屋の
本設天井クレーンを乗り入れ、作業することにより、効
率的に作業の進捗を図っている状況を示す図である。
示す側面図である。
Claims (8)
- 【請求項1】 操作床の下方に据え付けられた複数の大
規模な製品を内包し、かつ天井走行クレーンを設けるタ
イプの鉄骨コンクリート造または鉄骨鉄筋コンクリート
造の建屋を含む発電プラントの建設工法において、 先ず、前記建屋の自立する鉄骨構造物を前記天井走行ク
レーンの設置可能なレベル以上まで立ち上げること;次
いでこの鉄骨構造物に前記天井走行クレーンのレール及
び天井走行クレーンを据え付けるとともに、前記操作床
のレベルに製品組立床を設置すること;前記建屋内に据
え付けられる製品を前記製品組立床上で組立、加工し、
この組立加工した製品を仮設揚重機を用いずに前記天井
走行クレーンを利用して前記操作床のレベルの下方に据
え付けること;前記製品の組立、据え付け作業に並行し
て前記製品組立床より下方の建屋の躯体工事を進めるこ
とを特徴とする発電プラントの建設工法。 - 【請求項2】 請求項1記載の発電プラントの建設工法
において、前記操作床がタービン建屋の運転床又は原子
炉建屋の燃料取替床であることを特徴とする発電プラン
トの建設工法。 - 【請求項3】 請求項1記載の発電プラントの建設工法
において、前記製品組立床を、前記運転床のレベルに設
置したレールと、このレール上を移動可能な部分的な床
面積を持つ仮設の可動床とで構成し、前記可動床上で組
立、加工した製品をその可動床のない空間から吊り下ろ
すことにより、前記製品を横引きすることなしに前記操
作床のレベルの下方に前記製品を据え付けることを特徴
とする発電プラントの建設工法。 - 【請求項4】 請求項3記載の発電プラントの建設工法
において、前記製品を据え付け後、前記可動床とレール
を撤去し、前記建屋の本設の操作床を設置することを特
徴とする発電プラントの建設工法。 - 【請求項5】 請求項1記載の発電プラントの建設工法
において、前記製品組立床に開口を設け、前記製品組立
床上で組立、加工した製品をその開口より前記天井走行
クレーンを用いて吊り下ろし、その後水平方向へは横引
きすることにより前記操作床のレベルの下方に前記製品
を据え付けることを特徴とする発電プラントの建設工
法。 - 【請求項6】 請求項5記載の発電プラントの建設工法
において、前記製品を据え付け後、前記製品組立床の開
口を閉じ、前記製品組立床を前記建屋の本設の操作床と
することを特徴とする発電プラントの建設工法。 - 【請求項7】 請求項1記載の発電プラントの建設工法
において、前記鉄骨構造物の建ち上げに際して、前記天
井走行クレーン用の鉄骨フレーム構造及びレールを建屋
外まで延長して設置し、前記製品の組立に用いる部品の
建屋内への搬入を前記天井走行クレーンを用いて行うこ
とを特徴とする発電プラントの建設工法。 - 【請求項8】 請求項3記載の発電プラントの建設工法
において、前記建屋が2つ並設されるツインプラントの
建設時には、前記天井走行クレーン及び可動床がプラン
ト双方の建屋に乗り込み可能なようにそれらのレールを
引き込んでおき、前記可動床及び天井走行クレーンをプ
ラント双方の建屋間を移動させ、製品の組立に用いる部
品の搬入、設定を行うことを特徴とする発電プラントの
建設工法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21886595A JP3274793B2 (ja) | 1995-08-28 | 1995-08-28 | 発電プラントの建設工法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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JP5758529B1 (ja) * | 2014-06-26 | 2015-08-05 | 三菱日立パワーシステムズ株式会社 | ガスタービンの部品の取付又は取外し方法、この方法を実行する装置、この装置の設置方法 |
JP2015200180A (ja) * | 2014-04-04 | 2015-11-12 | 三菱日立パワーシステムズ株式会社 | 架台設置工法及び架台設置構造 |
JP2019015077A (ja) * | 2017-07-06 | 2019-01-31 | 大成建設株式会社 | 建屋の施工方法 |
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1995
- 1995-08-28 JP JP21886595A patent/JP3274793B2/ja not_active Expired - Fee Related
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