JPH0961197A - 計測結果出力装置及び計測方法 - Google Patents

計測結果出力装置及び計測方法

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JPH0961197A
JPH0961197A JP21906195A JP21906195A JPH0961197A JP H0961197 A JPH0961197 A JP H0961197A JP 21906195 A JP21906195 A JP 21906195A JP 21906195 A JP21906195 A JP 21906195A JP H0961197 A JPH0961197 A JP H0961197A
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JP21906195A
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Yasuharu Yamazaki
康晴 山崎
Shoichi Nakamura
正一 中村
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 バスラインを介して計測器を接続させた場合
に、計測した結果が容易に判断できるようにする。 【構成】 所定の計測データを得る計測装置から計測デ
ータが供給される計測データ入力部11と、複数のパタ
ーンの音声データを記憶する音声データ記憶部30と、
計測データ入力部11に得られる計測データを判断し
て、音声データ記憶部に記憶された対応した音声データ
を読出す計測データ判断部12と、この計測データ判断
部12の制御で読出された音声データを出力する音声デ
ータ出力部15とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種データを計測
するシステムに適用して好適な計測結果出力装置及び計
測方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば電子機器の製造時に調整を
行う場合や、何らかの電気的な実験を行う場合などに、
回路部品の特性などを計測装置で計測することがある。
このような場合に使用される計測装置としては、被計測
物である回路部品などに計測装置を接続させて、例えば
電圧,電流,周波数などの特性を計測する。この場合、
計測装置には計測結果を表示する表示手段を設けてあ
り、数字やメーターなどで計測値を表示するようにして
ある。
【0003】このような測定を行う場合、1台の計測装
置で特性を測定する測定処理部と、測定結果を表示させ
る表示部とを備えて、1の計測装置だけで測定に必要な
処理を全て行うようにする場合もあるが、例えば工場内
に配設されたバスラインに接続させた計測装置で計測を
行って、得られた計測データをバスラインに送出させ、
このバスラインの別の場所に接続された計測データ処理
装置で計測データを表示させたり、集計させたりする処
理を行う場合がある。このように、バスラインを介して
計測装置などを接続することで、比較的大規模な計測を
行う場合に、計測データを集中的に管理できるようにな
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、いずれの場
合でも従来は計測結果を何らかの表示手段に表示させる
だけであったので、計測結果の判断が必ずしも判り易い
状態であるとは言えなかった。即ち、計測値を表示され
た値などから判断するためには、表示部に表示された数
字などを見て判断する必要があるので、例えば被測定物
である回路部品の状態を見ながら計測値を判断するよう
な場合には、被測定物を見ている状態から、一旦表示部
に視線をそらす必要があり、作業効率があまり良いとは
言えなかった。
【0005】また、上述したバスラインを介して集中的
に計測データを管理する場合には、複数の計測結果を同
時に表示させる必要が生じる場合があるが、複数の計測
値を同時に表示させようにするると、それだけ表示部の
大きさが大きくなって、表示部の構成が複雑になると共
に、表示された数値などから内容を判断する場合に、そ
れぞれの表示数値がどの項目の計測値であるのか等を確
認する必要があり、計測値の判断に手間がかかる不都合
があった。
【0006】本発明はこれらの点に鑑み、計測した結果
が容易に判断できるようにすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の計測結果出力装
置は、所定の計測データを得る計測装置から計測データ
が供給される計測データ入力部と、複数のパターンの音
声データを記憶する音声データ記憶部と、計測データ入
力部に得られる計測データを判断して、上記音声データ
記憶部に記憶された対応した音声データを読出す計測デ
ータ判断部と、この計測データ判断部の制御で読出され
た音声データを出力する音声データ出力部とを備えたも
のである。
【0008】かかる計測結果出力装置によると、音声を
聞くだけで計測装置で計測した計測結果が判るようにな
る。
【0009】また、本発明の計測手段により得られる計
測データをバスラインに送出し、このバスラインに送出
された計測データを入力し、この入力した計測データを
判断して対応した音声データを出力するようにしたもの
である。
【0010】かかる計測方法によると、バスラインを介
して伝送される計測データが、音声で判るようになる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を添付図
面を参照して説明する。
【0012】まず、図2を参照して本例の計測システム
全体の構成について説明する。本例においては、バスラ
イン1を介して複数の計測器3,4,‥‥を接続するよ
うにしたもので、各計測器3,4,‥‥で得られた計測
データを、バスライン1に送出するようにしてある。ま
た本例のバスライン1には、計測結果出力装置10とプ
ロッタ5とが接続してあり、計測結果出力装置10では
バスライン1を介して供給される計測データで示される
計測結果を、表示パネルに表示させると共に、音声とし
て出力させるようにしてある。また、プロッタ5では、
供給される計測データで示される計測結果を、紙などに
プリントアウトするようにしてある。
【0013】この場合、第1の計測器3と第2の計測器
4からの計測データの出力は、それぞれの計測器から所
定間隔で随時出力(或いは連続的に出力)させる場合
と、計測結果出力装置10などからの要求により出力さ
せる場合とがある。ここでは、予め決められた検査項目
についての計測データを、各計測器3,4が随時出力し
ているものとする。また、各計測器3,4で行う測定と
しては、例えば電圧値,電流値,周波数値,電力値,S
N比などの内の予め決められた特性値を測定し、その測
定結果の値をデジタルデータ化して計測データとして出
力するようにしてあり、第1の計測器3と第2の計測器
4とで違う特性を測定するようにしても良い。
【0014】ここで、バスライン1への各機器の接続状
態の例を図3に示すと、例えばバスライン1には所定間
隔で入出力部2a,2b,2c‥‥が設けられ、それぞ
れの入出力部2a,2b,2c‥‥には、各機器のコネ
クタが装着できる形状としてあり、装着されたコネクタ
と電気的に導通するようにしてある。
【0015】例えば図3に示すように、計測結果出力装
置10と接続された信号線の先端に取付けられたコネク
タ11aを入出力部2bに装着させ、第1の計測器3と
接続された信号線の先端に取付けられたコネクタ3aを
入出力部2cに装着させる。このようにして、バスライ
ン1に各機器が取付けられる。そして、本例の計測結果
出力装置10には、計測器3などから供給される計測デ
ータを数値で表示させる表示パネル14と、計測データ
を音声で出力させるスピーカ18などが配置されている
と共に、足で操作ができるスイッチであるフットスイッ
チ51が接続されている。
【0016】次に、図1を参照して、バスライン1に接
続される計測結果出力装置10の内部の構成について説
明する。バスライン1の途中に設けるられたバスライン
入出力部2に、計測結果出力装置10のインターフェー
ス回路11が接続される。このインターフェース回路1
1は、この出力装置10の各部を制御するマイクロコン
ピュータである中央制御装置12に接続され、この中央
制御装置12でバスライン1側から供給される計測デー
タを所定のタイミングで判断し、判断した計測データを
表示の計測データに変換して表示用RAM20に記憶さ
せる。
【0017】この場合、中央制御装置12にはフットス
イッチ51とインターバルタイマ52と操作キー53と
が接続してあり、フットスイッチ51又は所定の操作キ
ー53が押されたタイミングで、供給される計測データ
の判断とRAM20への記憶を行うようにしてある。ま
た、自動的に計測を行うモードが設定されている場合に
は、インターバルタイマ52が所定時間の経過をカウン
トする毎(例えば1分毎)に、供給される計測データの
判断とRAM20への記憶を行うようにしてある。
【0018】ここで、表示用RAM20への表示用計測
データの記憶状態について説明すると、例えば図4に示
すように、数値化された測定データを、1桁毎に記憶す
るエリア21,22,23,24‥‥が表示できる桁数
だけ用意されていると共に、小数点を付与する桁位置の
データを記憶するエリア29が用意されている。例え
ば、中央制御装置12で判断した測定データで示される
数値が「12.35」であるとすると、図4に示すよう
に上位桁から順に値「1」,「2」,「3」,「5」
を、エリア21,22,23,24に記憶させると共
に、エリア29には、エリア23に記憶された値「3」
の前に小数点を付与することが示される。
【0019】そして、このようにして表示用RAM20
に表示用計測データを記憶させると、この表示用計測デ
ータを中央制御装置12の制御に基づいて読出して表示
制御回路13に供給し、この表示制御回路13に接続さ
れた表示パネル14に測定値を表示させる処理を行う。
ここで、表示パネル14は、蛍光表示管や液晶表示素子
などから構成され、所定桁数の数字を表示できるように
してある。
【0020】ここまでの説明では、計測値を数字で表示
させる構成について説明したが、本例においては、計測
値を音声で出力させる構成も備える。以下その構成につ
いて説明する。
【0021】まず中央制御装置12には、音声処理用の
メモリとして、音声データ用ROM30と音声データ用
RAM40とが接続させてある。ここで、音声データ用
ROM30は、図4に示すように、音声データ記憶部3
1と発音データ記憶部32とを有する。そして、音声デ
ータ記憶部31には、各数字「1,2,3,‥‥9,
0」の音声データ「イチ,ニ,サン,‥‥キュウ,レ
イ」と、小数点の音声データ「テン」と、桁を示す音声
データ「ジュウ,ヒャク,セン,‥‥」と、測定に必要
な単位の音声データ「ボルト,アンペア,ミリボルト,
ミリアンペア,ヘルツ,オーム,‥‥」とが、それぞれ
別のエリアに予め記憶させてある。そして、発音データ
記憶部32には、このそれぞれのエリアの音声データを
音声合成で発音させる場合に必要な発音パターンデータ
が、各音声データに対応させて予め記憶させてある。
【0022】そして、音声データ用RAM40は、中央
制御装置12で判断した測定データを、1桁の値毎に音
声データに変換して記憶させる書込み可能なメモリで、
音声データに変換する際には、ROM30に記憶された
音声データを参照する。このとき、中央制御装置12の
制御に基づいて、各値の桁の音声データと、小数点の音
声データ(小数点がある場合)と、このときの測定値の
単位の音声データとを同時に記憶させる。
【0023】例えば、測定データで示される数値が「1
2.35」であり、このときに電圧の計測を行っている
ことが中央制御装置7から指示されたときには、図4に
示すように、音声データ用RAM40の第1のエリア4
1に音声データ「ジュウ」を記憶させ、第2のエリア4
2に音声データ「ニ」を記憶させ、第3のエリア43に
小数点を示す音声データ「テン」を記憶させ、第4のエ
リア44に音声データ「サン」を記憶させ、第5のエリ
ア45に音声データ「ゴー」を記憶させ、第6のエリア
46に単位を示す音声データ「ボルト」を記憶させる。
【0024】そして、このようにして音声データ用RA
M40に一組の音声データが記憶されると、この音声デ
ータを読出して、音声合成処理を行う。この音声合成処
理としては、音声データ用RAM40に記憶された音声
データを、上位の記憶エリアから順に読出し、この読出
された音声データ毎に、音声データ用ROM30から対
応した発音パターンデータを読出して音声合成回路15
に供給し、発音パターンデータによる発音処理を行って
該当する単語を発音する音声信号とし、この音声信号を
ボリューム16と出力アンプ17を介してスピーカ18
に供給し、スピーカ18から音声として出力させる。こ
の場合、ボリューム16を調整することで、出力される
音声の音量が調整できる。また、ボリューム16の出力
側にはイヤホン用端子19が引き出されてあり、このイ
ヤホン用端子19に接続されたイヤホン(図示せず)か
ら音声を出力させることも出来る。なお、イヤホンが端
子19に接続された場合には、スピーカ18から音声を
出力させないようにしても良い。
【0025】次に、本例の中央制御装置12の周辺につ
いて説明すると、本例の中央制御装置12には、計測装
置本体に取付けられた操作キー(スイッチ)53からの
各種操作指令が供給されると共に、この計測装置に接続
されたフットスイッチ51からの指令も供給されるよう
にしてある。ここで、このフットスイッチ51を使用す
るモードが設定されている場合には、フットスイッチ5
1を操作したことによる指令が供給される毎に、バスラ
イン1を介して供給される計測データを中央制御装置1
2が判断して表示用RAM20及び音声データ用RAM
40に記憶させるようにしてある。
【0026】また、中央制御装置12にはインターバル
タイマ52が接続してあり、予めモード設定などで決め
た間隔毎に、中央制御装置12に何らかのトリガ信号を
供給するようにしてあり、自動的に計測を行うモードが
設定されている場合には、タイマ52が所定間隔でトリ
ガ信号を出力する毎に、バスライン1を介して供給され
る計測データを中央制御装置12が判断して表示用RA
M20及び音声データ用RAM40に記憶させるように
してある。
【0027】そして、例えば操作キー(スイッチ)53
の操作でフットスイッチ51を使用するモードを設定し
た場合には、このフットスイッチ51が足などで押され
る毎に、バスライン1を介して供給される計測データを
中央制御装置12が判断し、計測結果を表示パネル6に
数値で表示させると共に、スピーカ18から(又は端子
19に接続されたイヤホンから)音声で数値が出力させ
る。また、インターバルタイマ52で設定された時間毎
に計測を行うモードを設定した場合には、インターバル
タイマ52が設定された時間の計時を行う毎に、バスラ
イン1を介して供給される計測データを中央制御装置1
2が判断し、計測結果を表示パネル6に数値で表示させ
ると共に、スピーカ18又はイヤホンから音声で数値が
出力させる。
【0028】次に、本例の計測結果出力装置で計測結果
を音声として出力させる場合の中央制御装置12の制御
に基づいた処理を、図5のフローチャートと、図4の各
メモリのエリア構成図を参照して説明する。ここでは、
電圧を測定した計測データが第1の計測器3からバスラ
イン1を介して供給されて、その計測データで電圧値
「12.35V」が得られたとする。
【0029】まず、フットスイッチ51の操作又はイン
ターバルタイマ52の計時に基づいて計測開始信号が中
央制御装置12に入力すると(ステップS101)、供
給される計測データを判断して表示用RAM20に記憶
させた後、この表示用RAM20に記憶された表示用デ
ータ(図4に示す表示用RAM20に「1235」と小
数点位置が記憶されたデータ)を上位桁から1桁ずつ判
断させ(ステップS102)、この判断した測定データ
を音声データに変換させる(ステップS103)。この
ときには、音声データ用ROM30に記憶されたデータ
を使用して、音声データを判断する。そして、変換され
た音声データを音声データ用RAM40に記憶させる
(ステップS104)。なお、このとき、該当する桁の
データに小数点や単位を付与する必要がある場合には、
それらの音声データも音声データ用RAM40に記憶さ
せる。図4に示す音声データ用RAM40の記憶データ
は、このときの音声データの全ての桁を記憶させた場合
の例である。
【0030】そして、ステップS104の処理後に、測
定データの全ての桁を処理したか否か判断し(ステップ
S105)、残りの桁のデータがある場合には、ステッ
プS102に戻る。そして、ステップS105で全ての
桁の測定データを処理したと判断したときには、音声デ
ータ用RAM40に記憶された音声データを上位桁から
1桁ずつ読出し(ステップS105)、読出した音声デ
ータに基づいた発音パターンデータを音声データ用RO
M30の発音データ記憶部32から読出し(ステップS
107)、読出した発音パターンデータを音声合成回路
15に供給して、音声合成処理させ、スピーカ18又は
イヤホンから音声を出力させる(ステップS108)。
【0031】そして、ステップS108の処理後に、音
声データの全ての桁を処理したか否か判断し(ステップ
S109)、残りの桁のデータがある場合には、ステッ
プS106に戻る。そして、ステップS109で全ての
桁の音声データを出力処理したと判断したときには、処
理を終了する。
【0032】このようにして他の計測器からバスライン
を介して供給される計測データが音声として出力される
ことで、この出力音声を聞くだけで計測結果が判るよう
になる。このため、例えば計測結果を監視する者が、他
の作業をしながら音声を聞くだけで計測結果を知ること
ができ、計測作業の効率が良くなる。特に本例の場合に
は、「ボルト」などの単位や小数点を示す音声を付与し
て出力させるようにしたので、音声による出力で、計測
結果が正確に判断できる。
【0033】また本例のような計測結果出力装置を1台
用意すれば、バスライン1に接続された複数の計測器
3,4‥‥での計測結果が音声で判り、簡単な構成で複
数の計測器での計測結果を音声で出力させることができ
る効果を有する。即ち、計測結果を音声で出力させるた
めの音声合成回路は、比較的複雑な構成の回路であり、
個々の計測器に設けて、それぞれの計測器から音声を出
力させるようにすると、システム全体の構成が非常に複
雑になって、計測システムに要するコストが増大してし
まう不都合があるが、本例の場合には1台の計測結果出
力装置を用意してバスラインに接続するだけで、全ての
計測器での計測結果が音声で判り、それだけシステム構
成を簡単にすることができる。
【0034】また、この場合に例えばフットスイッチ5
1の操作により計測を開始させることで、計測作業を行
う者が足でスイッチを操作したタイミングで計測が行わ
れるので、スイッチなどを手で全く操作することなく、
計測を随時行うことができ、便利である。さらに、イン
ターバルタイマ52で設定した時間毎に自動的に計測を
行うようにした場合には、計測中に全く操作をすること
なく、自動的に所定時間毎に(例えば数分毎に)計測さ
せることができ、計測作業を行う者が計測結果出力装置
から離れた場所(但しスピーカ18からの音声は届く範
囲)にいる場合でも、自動的に計測が行われると共に計
測結果を知ることができ、計測作業の効率を上げること
ができる。
【0035】また、このようにスイッチやタイマで計測
結果の音声を出力させるのではなく、計測データそのも
のに予め決めた状態が検出された場合に、計測結果の音
声を出力させるようにしても良い。即ち、計測結果出力
装置10内の中央制御装置12では、バスライン1を介
して供給される計測データ(この計測データは予め決め
られた計測器からのデータ又は全ての計測器からのデー
タ)を常時判断し、そのデータで示される計測値に所定
レベル以上の変動があったとき、或いは予め決めた閾値
を越えて異常値となったことを検出したとき、そのとき
の計測データを図5のフローチャートの処理で音声とし
て出力させるようにしても良い。このようにすること
で、例えば計測結果に何らかの変化や異常があったとき
だけ音声が出力され、効率良く計測作業を監視できるよ
うになる。
【0036】なお、上述実施例では電圧の測定を行う例
について説明したが、その他の特性の測定を行う計測装
置にも適用できる。例えば、電流,周波数,電力,温
度,歪み率,SN比,抵抗値などの各種計測を行う場合
にも適用できる。
【0037】また、上述実施例では計測装置に表示パネ
ルを設けて、この表示パネルで表示させるための計測デ
ータを音声データに変換して、音声合成処理を行うよう
にしたが、表示制御回路13や表示パネル14を省略し
て、計測結果を音声だけで出力させるようにしても良
い。
【0038】また、上述実施例のように表示パネルを設
けて、この表示パネルで計測結果を数値などにより表示
させる場合には、音声合成で出力させる計測結果と、表
示パネルで表示させる計測結果とで、別の計測結果とす
るようにしても良い。例えば、音声では電圧の計測結果
を出力させ、表示では電流の計測結果を出力させるよう
にしても良い。このようにすることで、同時に複数の特
性の計測結果を知ることができ、計測作業の効率をより
改善することができる。
【0039】また、同一の特性(例えば電圧)を、複数
箇所で計測した場合に、この複数箇所の計測結果を、表
示と音声出力とで分けるようにしても良い。例えば、第
1の計測器3で計測した主となる計測結果を表示パネル
で表示させ、第2の計測器4で計測した参考となるサブ
の計測結果を音声で出力させるようにしても良い。
【0040】また、上述実施例では計測を開始させるス
イッチ手段として、フットスイッチを使用するようにし
たが、他の手段を使用しても良い。
【0041】また、上述実施例ではバスラインを介して
計測器と計測結果出力装置とを接続して、計測データを
伝送するようにしたが、他の方法で伝送するようにして
も良い。例えば、計測器から無線伝送される計測データ
を、計測結果出力装置で受信し、その受信データを音声
で出力させるようにしても良い。
【0042】
【発明の効果】本発明の計測結果出力装置によると、音
声を聞くだけでバスラインを介して供給される計測結果
が判るようになり、例えば計測作業を行う者が表示パネ
ルで表示される数値を常時監視しなくても、計測結果を
知ることができ、計測作業の効率が良くなる。
【0043】この場合、計時手段の計時に基づいた所定
間隔で、制御部が判断した計測データに対応した音声デ
ータを出力するようにしたことで、所定間隔で自動的に
音声による計測値が出力され、計測中に音声を出力させ
るための操作をする必要がなくなる。
【0044】また、供給される計測データが予め決めた
状態となったことを判断したとき、この計測データ判断
部が判断した計測データに対応した音声データを出力す
るようにしたことで、必要なときだけ音声が出力され、
計測値を監視する効率が良くなる。
【0045】また本発明の計測方法によると、バスライ
ンを介して伝送される計測データが、音声で判るように
なり、バスラインを介して接続された計測器による計測
結果を効率良く知ることことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による装置を示す構成図であ
る。
【図2】一実施例が適用されるシステム構成を示す構成
図である。
【図3】一実施例が適用されるシステム構成を示す斜視
図である。
【図4】一実施例によるメモリのエリア構成を示す説明
図である。
【図5】一実施例による音声出力処理を示すフローチャ
ートである。
【符号の説明】
1 バスライン 2,2a,2b,2c バスライン入出力部 3 第1の計測器 4 第2の計測器 5 プロッタ 10 計測結果出力装置 12 中央制御装置(CPU) 15 音声合成回路 16 ボリューム 18 スピーカ 19 イヤホン用端子 20 表示用RAM 30 音声データ用ROM 40 音声データ用RAM 51 フットスイッチ 52 インターバルタイマ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の計測データを得る計測装置から計
    測データが供給される計測データ入力部と、 複数のパターンの音声データを記憶する音声データ記憶
    部と、 上記計測データ入力部に得られる計測データを判断し
    て、上記音声データ記憶部に記憶された対応した音声デ
    ータを読出す計測データ判断部と、 該計測データ判断部の制御で読出された音声データを出
    力する音声データ出力部とを備えた計測結果出力装置。
  2. 【請求項2】 タイマ手段を備え、該タイマ手段の計時
    に基づいた所定間隔で、上記計測データ判断部が判断し
    た計測データに対応した音声データを出力するようにし
    た請求項1記載の計測結果出力装置。
  3. 【請求項3】 上記計測データ判断部で、供給される計
    測データが予め決めた状態となったことを判断したと
    き、この計測データ判断部が判断した計測データに対応
    した音声データを出力するようにした請求項1記載の計
    測結果出力装置。
  4. 【請求項4】 計測手段により得られる計測データをバ
    スラインに送出し、 このバスラインに送出された計測データを入力し、 この入力した計測データを判断して対応した音声データ
    を出力する計測方法。
JP21906195A 1995-08-28 1995-08-28 計測結果出力装置及び計測方法 Pending JPH0961197A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006133990A1 (de) * 2005-06-17 2006-12-21 Robert Bosch Gmbh Handwerksmessgerät mit messwertspeicher und mikrofon zur eingabe von sprachnotizen
US8224646B2 (en) 2009-02-16 2012-07-17 Kabushiki Kaisha Toshiba Speech synthesizing device, method and computer program product

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