JP2010156651A - 測定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】装置の大形化を招くことなく、測定値の概要を短時間で把握可能としつつ、必要に応じて測定値を詳細に表示し得る測定装置を提供する。
【解決手段】測定対象体についての電気的パラメータ(例えば、抵抗値)を測定する測定部と、測定部の測定結果に基づく測定値を表示部に数値で表示させる制御部とを備えた測定装置であって、制御部は、測定結果が予め規定された測定値範囲内(0.090MΩ以上、0.200MΩ以下の範囲内)のときに小数第3位までを表示する第1の表示態様で測定値を表示部に表示させ、測定結果が測定値範囲の下限値(0.090MΩ)を下まわっているときに小数第2位までのみを表示する第2の表示態様で測定値を表示部に表示させ、測定結果が測定値範囲の上限値(0.200MΩ)を超えているときに小数第1位までのみを表示する第3の表示態様で測定値を表示部に表示させる。
【選択図】図2

Description

本発明は、測定結果に基づく測定値を表示部に数値で表示させる測定装置に関するものである。
この種の測定装置として、測定値をデジタル表示するデジタル絶縁抵抗計(以下、単に「抵抗計」ともいう)が特許第2929760号公報に開示されている。この抵抗計は、測定値を数値(4桁のセグメント表示)で表示するデジタル表示部と、測定値をバーグラフで表示するバーグラフ表示部とが表示部内に設けられている。この場合、この種の抵抗計では、抵抗値の測定(測定値の表示)を開始してから、測定値における小数点以下の下位の表示値を正確に表示することができるようになるまでにある程度の時間を要する。このため、測定開始直後においては、測定値の下位の表示値がふらついて(測定値の下位の表示値が小刻みに変動して)測定値の読み取り(把握)が困難となっている。
一方、この抵抗計では、デジタル表示部に対する測定値の通常表示に加え、一例として、デジタル表示部に表示させている測定値の1/10程度の精度でバーグラフ表示部に測定値を表示させる構成を採用している。具体的には、この抵抗計では、デジタル表示部に小数点以下の下位側の表示値まで測定値を詳細に表示させると共に、バーグラフ表示部に小数点以下の上位側の値に相当するバーによって測定値の概要を表示させる構成が採用されている。これにより、この抵抗計では、測定開始直後においてデジタル表示部に表示させた測定値における小数点以下の下位側の表示値がふらついている状態においても、バーグラフ表示部を参照することで、測定値の概要を把握すること可能となっている。
特許第2929760号公報(第1−4頁、第2−4図)
ところが、従来の抵抗計には、以下の問題点が存在する。すなわち、従来の抵抗計では、測定値の概要を把握可能とするためのバーグラフ表示部と、詳細な測定値を把握可能とするためのデジタル表示部とが表示部内に別個に設けられている。したがって、バーグラフ表示部およびデジタル表示部の2つを表示するための広い表示領域を有する大きな表示部が必要となるため、従来の抵抗計には、装置本体が大形化しているという問題点がある。また、従来の抵抗計では、バーグラフ表示によって測定値の概要を短時間で把握させようとしている。しかしながら、実際には、極く小さなバーの点灯状態によって測定値を表示するバーグラフ表示の読み取りが困難であるため、測定値の概要を瞬間的に把握するのが困難となっているという問題点もある。
この場合、この種の測定装置(抵抗計)の使用形態として、例えば、「測定対象体が規格で定められた基準値(一例として、「0.1MΩ」)以上の抵抗値を有しているか」を検査するといった使用形態が挙げられる。このような使用形態において、測定値が基準値を大きく超えている場合(例えば、抵抗値が0.5MΩ弱の場合)には、その測定値が例えば「0.489MΩ」や「0.491MΩ」のいずれであっても(小数第2位や小数第3位がどのような表示値であっても)規格を満たしていることに変わりはないため、小数点以下の下位の表示値が落ち着くまで待機しなくても、上位の表示値が表示された時点において、基準値以上の抵抗値を有しているとして検査(測定処理)を終了することができる。
しかしながら、この種の装置を使用した測定処理に不慣れな利用者にとっては、上記の例における小数第2位や小数第3位の表示値がふらついている状態において、測定値が「0.4MΩ以上」であると瞬間的に把握するのが困難となっている。このため、不慣れな利用者がデジタル表示部の表示を見て「測定対象体が基準値以上の抵抗値を有している」と認識するためには、結果として、デジタル表示部に詳細な測定値が表示されるまでに要する時間(測定値における下位の表示値が落ち着いて、不慣れな利用者でも測定値を瞬間的に把握することができる状態となるまでに要する時間)と同程度の長い時間を要しているという現状がある。
一方、測定値における小数点以下の表示桁数を減らして(下位側の表示値を四捨五入、切り捨て、または切り上げして)、不慣れな利用者であっても測定値の概要を瞬間的に把握することができるように測定値を表示させる構成を採用する方法が考えられる。しかしながら、例えば、実際の抵抗値が「0.099MΩ」の場合には、その測定対象体が規格を満たしていないと判定され、抵抗値が「0.101MΩ」の場合には、その測定対象体が規格を満たしていると判定されることとなるため、実際の抵抗値が基準値に近い値の場合には、小数点以下の下位側の表示値についても詳細に表示させる必要がある。
本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたものであり、装置の大形化を招くことなく、測定値の概要を短時間で把握可能としつつ、必要に応じて測定値を詳細に表示し得る測定装置を提供することを主目的とする。
上記目的を達成すべく請求項1記載の測定装置は、測定対象体についての電気的パラメータを測定する測定部と、当該測定部の測定結果に基づく測定値を表示部に数値で表示させる制御部とを備えた測定装置であって、前記制御部は、前記測定結果が予め規定された測定値範囲内のときに小数第N位(Nは、自然数)までを表示する第1の表示態様で前記測定値を前記表示部に表示させ、前記測定結果が前記測定値範囲の下限値を下まわっているときに小数第M位(Mは、(N−1)以下の整数)までのみを表示する第2の表示態様で前記測定値を前記表示部に表示させ、前記測定結果が前記測定値範囲の上限値を超えているときに小数第L位(Lは、(N−1)以下の整数)までのみを表示する第3の表示態様で前記測定値を前記表示部に表示させる。なお、本発明における「M」や「L」が「0」の状態(すなわち、「小数第0位までのみを表示する」との状態)は、小数点や小数部が存在しない整数部のみで測定値を表示する状態を意味する。
また、請求項2記載の測定装置は、請求項1記載の測定装置において、前記制御部が、前記測定値を前記表示部に右寄せ表示させる。
また、請求項3記載の測定装置は、請求項1または2記載の測定装置において、前記制御部が、前記第1の表示態様で前記測定値を表示させているか否かを特定可能に報知する。
請求項1記載の測定装置によれば、測定結果が予め規定された測定値範囲内のときに小数第N位までを表示する第1の表示態様で測定値を表示部に表示させ、測定結果が測定値範囲の下限値を下まわっているときに小数第M位までのみを表示する第2の表示態様で測定値を表示部に表示させ、測定結果が測定値範囲の上限値を超えているときに小数第L位までのみを表示する第3の表示態様で測定値を表示部に表示させることにより、測定部の測定結果が、例えば規格で定められた基準値に近い値のとき(測定値範囲内のとき)には、小数第N位までを表示する第1の表示態様で測定値が表示され、測定部の測定結果が、上記の基準値から大きく外れているとき(測定値範囲の下限値を下まわっているとき、または、測定値範囲の上限値を超えているとき)には、小数点以下の表示桁数が小数第N位までを表示する第1の表示態様よりも少ない第2の表示態様または第3の表示態様で測定値が表示されるため、デジタル表示部およびバーグラフ表示部の2つの表示領域を表示部内に別個に設ける従来の抵抗計とは異なり、測定装置の大形化を招くことなく、しかも、測定対象体についての測定結果が基準値に近いときには測定値を詳細に表示してその詳細な測定値を把握することができると共に、測定対象体についての測定結果が基準値から遠いときには、表示された概数(測定値の概要)を瞬時に読み取ることができる。
また、請求項2記載の測定装置によれば、測定値を表示部に右寄せ表示させることにより、第2の表示態様や第3の表示態様で表示部に測定値が表示された状態において測定値の右側(「測定値」と「単位」を示す記号との間)に不要なスペースが生じた状態(右寄せ表示しない状態)よりも測定値を確実かつ容易に読み取ることができる。
また、請求項3記載の測定装置によれば、第1の表示態様で測定値を表示させているか否かを特定可能に報知することにより、第2の表示態様や第3の表示態様で表示部に測定値が表示された状態において、表示されている測定値が、小数第M位や小数第L位までの測定結果に基づく測定値なのか、小数第N位以下まで求められた詳細な測定値の概要を小数第M位や小数第L位までの数値によって表示しているものなのかを直感的に認識させることができる。
測定装置1のブロック図である。 測定装置1による測定値の表示態様について説明するための説明図である。 測定値表示処理10のフローチャートである。 本発明における第1の表示態様で測定値を表示している状態の表示画面図である。 本発明における第2の表示態様で測定値を表示している状態の表示画面図である。 本発明における第3の表示態様で測定値を表示している状態の表示画面図である。
以下、本発明に係る測定装置の実施の形態について、添付図面を参照して説明する。
最初に、測定装置1の構成について、添付図面を参照して説明する。
図1に示す測定装置1は、本発明に係る測定装置の一例であって、測定部2、操作部3、表示部4、記憶部5および制御部6を備えて測定対象体Xについての電圧値、電流値および抵抗値等の各種電気的パラメータを測定してその測定結果に基づく測定値を数値で表示することができるように構成されている。測定部2は、電源部、電流・電圧検出回路、A/D変換回路および演算回路等(図示せず)を備え、制御部6の制御に従って測定対象体Xについての電気的パラメータを測定して測定データD1(本発明における「測定結果」の一例)を出力する。なお、以下の説明においては、本発明についての理解を容易とするために、一例として、測定対象体Xの抵抗値を測定する例について説明する。また、実際には、測定対象体Xと測定部2とを相互に接続するテストリード(測定用ケーブル)等を備えているが、その図示および説明を省略する。
操作部3は、測定装置1の測定モードや測定部2による測定処理の測定レンジ等を切り替える切替えスイッチ等(図示せず)を供え、スイッチ操作に応じた操作信号を制御部6に出力する。なお、測定モードや測定レンジの切替え操作、および操作に伴って測定部2や制御部6によって実行される処理については公知のため、本発明についての理解を容易とするために、これらに関する説明を省略する。表示部4は、一例として、LCDパネルで構成され、後述するように、制御部6の制御に従って測定部2の測定結果に基づく測定値を数値で表示する。なお、測定値を表示するための表示部4を備えた測定装置1を例に挙げて説明するが、外部装置としての表示器に測定値を表示させる構成を採用することもできる。記憶部5は、本発明における測定値範囲についての情報や本発明における測定値の各表示態様に関する情報で構成された表示手順データD0を記憶する。
この場合、表示手順データD0としては、一例として、図2に示すように、測定部2によって測定された測定対象体Xの抵抗値(本発明における「測定結果」)が0.090MΩ以上0.200MΩ以下の範囲(本発明における「予め規定された測定値範囲」の一例)内のときには、小数第3位(「N=3」の例)までを表示する表示態様(本発明における「第1の表示態様」の一例)で測定値を表示部4に表示させ、測定された測定対象体Xの抵抗値が上記の範囲の下限値(この例では、「0.090MΩ」)を下まわっているときには、上記の第1の表示態様での表示(小数第3位までの表示)よりも小数点以下の表示桁数が少ない表示であって、後述する第3の表示態様での表示(小数第1位までのみの表示)よりも小数点以下の表示桁数が多い表示(小数第2位(「M=2」の例)までのみを表示する表示態様(本発明における「第2の表示態様」の一例))で測定値を表示部4に表示させ、測定された測定対象体Xの抵抗値が上記の範囲の上限値(この例では、「0.200MΩ」)を超えているときには、小数第1位(「L=1」の例)までのみを表示する表示態様(本発明における「第3の表示態様」の一例)で測定値を表示部4に表示させるとの情報が記録されて構成されている。
なお、上記の表示手順データD0は、一例として、各種の規格等に従って測定装置1の製造メーカによって規定された上記の範囲や表示態様に基づいて生成されているが、本発明における「予め規定された測定値範囲」や、各表示態様毎の小数点以下の表示桁数については、測定装置1の利用者が測定処理の開始に先立って任意に設定するように構成することもできる。制御部6は、測定装置1を総括的に制御する。具体的には、制御部6は、測定部2を制御して測定対象体Xについての電気的パラメータの測定を実行させると共に、後述するように、図3に示す測定値表示処理10を実行して、測定部2から出力される測定データD1に基づき、表示部4に測定値を表示させるための測定値データD2を生成する。また、制御部6は、生成した測定値データD2を表示部4に出力することにより、測定部2による測定結果に基づく測定値を数値で表示させる。
次に、測定装置1を用いた抵抗値の測定処理について、図面を参照して説明する。
この測定装置1を使用して、例えば「測定対象体Xが規格で定められた基準値(一例として「0.1MΩ」)以上の抵抗値を有しているか」との検査を実行する際には、まず、測定部2を測定対象体Xに接続した状態において、操作部3を操作して抵抗値の測定処理を開始させる。この際に、制御部6は、操作部3からの制御信号に従い、測定部2を制御して測定対象体Xの抵抗値を測定させる。これに応じて、測定部2が測定対象体Xについての測定結果(この例では、抵抗値)を測定データD1として制御部6に出力する。一方、制御部6は、測定部2からの測定データD1の出力に伴い、図3に示す測定値表示処理10を開始する。この測定値表示処理10では、制御部6は、測定部2から出力された測定データD1(測定対象体Xについての測定結果)が記憶部5に記憶されている表示手順データD0に基づく測定値範囲(この例では、0.090MΩ以上0.200MΩ以下の範囲)内の値であるか否かを判別する(ステップ11)。
この際に、一例として、測定データD1が「0.101MΩ」との値を示しているときには(「測定結果が測定値範囲内のとき」との一例)、制御部6は、表示手順データD0に従い、表示手順データD0に基づく測定値を小数第3位までを表示する表示態様で表示させるための測定値データD2を生成して表示部4に出力する。この際には、図4に示すように、「0.101MΩ」との詳細な測定値21が表示部4に右寄せ表示される(ステップ12)。この場合、この測定装置1では、上記の例に限らず、測定データD1によって示される値が0.090MΩ以上、0.200MΩ以下の範囲内のとき、すなわち、測定部2による測定結果が、規格で定められた基準値に近い値のときに、小数第3位までを表示する表示態様で測定値21が表示部4に表示される。したがって、表示部4に表示された測定値21に基づき、測定対象体Xが規格を満たしているか否か(基準値以上の抵抗値を有しているか否か)を的確に判断することが可能となっている。
一方、測定データD1の値が上記の測定値範囲外の値で(ステップ11)、一例として、測定データD1が「0.075MΩ」との値を示しているときには(「測定結果が測定値範囲の下限値を下まわっているとき」との一例:ステップ13)、制御部6は、表示手順データD0に従い、表示手順データD0に基づく測定値を小数第2位までのみを表示する表示態様で表示させるための測定値データD2を生成して表示部4に出力する。この際に、制御部6は、「0.075MΩ」との測定結果のうちの小数第3位以下の値を切り捨てて測定値データD2を生成する。この際には、図5に示すように、「0.07MΩ」との測定値21が表示部4に右寄せ表示される(ステップ14)。この場合、小数第3位以下の値が切り捨てられて測定値データD2が生成されているため、測定部2から順次出力される測定データD1(測定結果)における小数第3位以下の値がふらついていたとしても、この小数第3位以下の値が非表示となっていることで、表示部4に表示された測定値21を瞬間的に読み取ることが可能となっている。
また、制御部6は、測定部2による測定結果における小数点以下の最下位の表示値(小数第3位の表示値)を切り捨てて測定値の概数を表示している旨を特定可能に(本発明における「第1の表示態様」ではない表示態様で測定値を表示している旨を特定可能に)、一例として「概数表示中」との報知表示22を点滅表示させる(ステップ15)。これにより、報知表示22を見た利用者は、測定値21が実際の測定値の概数である旨を把握する。この場合、この測定装置1では、上記の例に限らず、測定データD1によって示される値が0.090MΩを下まわっているとき、すなわち、測定部2による測定結果が、規格で定められた基準値を大きく下まわっているときに、小数第2位までのみを表示する表示態様で測定値21が表示部4に表示されると共に報知表示22が点滅表示される。したがって、表示部4に表示されている測定値21が概数である旨、および測定対象体Xが規格を満たしているか否か(この例では、基準値以上の抵抗値を有していない旨)を瞬時に把握することが可能となっている。
また、測定データD1の値が上記の測定値範囲外の値で(ステップ11)、一例として、測定データD1が「0.489MΩ」との値を示しているときには(「測定結果が測定値範囲の上限値を超えているとき」との一例:ステップ13)、制御部6は、表示手順データD0に従い、表示手順データD0に基づく測定値を小数第1位までのみを表示する表示態様で表示させるための測定値データD2を生成して表示部4に出力する。この際に、制御部6は、「0.489MΩ」との測定結果のうちの小数第2位以下の値を切り捨てて測定値データD2を生成する。この際には、図6に示すように、「0.4MΩ」との測定値21が表示部4に右寄せ表示される(ステップ16)。この場合、小数第2位以下の値が切り捨てられて測定値データD2が生成されているため、測定部2から順次出力される測定データD1(測定結果)における小数第2位以下の値がふらついていたとしても、小数第2位以下の値が非表示となっていることで、表示部4に表示された測定値21を瞬間的に読み取ることが可能となっている。
また、制御部6は、測定部2による測定結果における小数第2位以下の表示値(小数第2位および小数第3位の表示値)を切り捨てて測定値の概数を表示している旨を特定可能に(本発明における「第1の表示態様」ではない表示態様で測定値を表示している旨を特定可能に)、一例として「概数表示中」との報知表示22を点滅表示させる(ステップ17)。これにより、報知表示22を見た利用者は、測定値21が実際の測定値の概数である旨を把握する。この場合、この測定装置1では、上記の例に限らず、測定データD1が示す値が0.200MΩを超えているとき、すなわち、測定部2による測定結果が、規格で定められた基準値を大きく超えているときに、小数第1位までのみを表示する表示態様で測定値21が表示部4に表示されると共に報知表示22が点滅表示される。したがって、表示部4に表示されている測定値21概数である旨、および測定対象体Xが規格を満たしているか否か(この例では、基準値以上の抵抗値を有している旨)を瞬時に把握することが可能となっている。
このように、この測定装置1によれば、測定部2による測定結果(測定データD1の値)が予め規定された測定値範囲内のとき(この例では、0.090MΩ以上0.200MΩ以下の範囲内のとき)に小数第3位までを表示する第1の表示態様で測定値を表示部4に表示させ、測定結果が上記の測定値範囲の下限値(この例では、0.090MΩ)を下まわっているときに小数第2位までのみを表示する第2の表示態様で測定値を表示部4に表示させ、測定結果が上記の測定値範囲の上限値(この例では、0.200MΩ)を超えているときに小数第1位までのみを表示する第3の表示態様で測定値を表示部4に表示させることにより、測定部2の測定結果(測定データD1の値)が、例えば規格で定められた「0.1MΩ」との基準値に近い値のとき(この例では、「0.090MΩ以上、0.200MΩ以下の範囲内」のとき)には、小数第3位までを表示する表示態様(本発明における第1の表示態様)で測定値21が表示され、測定部2の測定結果(測定データD1の値)が、上記の基準値から大きく外れているとき(この例では、「0.090MΩを下まわっている」との状態、または「0.200MΩを超えている」との状態のいずれかのとき)には、小数第2位または小数第1位までのみを表示する表示態様(本発明における第2の表示態様または第3の表示態様)で測定値21が表示されるため、デジタル表示部およびバーグラフ表示部の2つの表示領域を表示部内に別個に設ける従来の抵抗計とは異なり、測定装置1の大形化を招くことなく、しかも、測定対象体Xについての測定結果が基準値に近いときには測定値21を詳細に表示してその詳細な測定値を把握することができると共に、測定対象体Xについての測定結果が基準値から遠いときには、表示された概数を瞬時に読み取ることができる。
また、この測定装置1によれば、測定値を表示部4に右寄せ表示させることにより、本発明における第2の表示態様や第3の表示態様で表示部4に測定値21が表示された状態において測定値21の右側(「測定値」と「単位」を示す記号との間)に不要なスペースが生じた状態(右寄せ表示しない状態)よりも測定値21を確実かつ容易に読み取ることができる。
さらに、この測定装置1によれば、第1の表示態様で測定値を表示させているか否かを特定可能に報知する(この例では、第2の表示態様および第3の表示態様で測定値を表示させているときに「概数表示中」との報知表示22を表示部4に表示させる)ことにより、本発明における第2の表示態様や第3の表示態様で表示部4に測定値21が表示された状態において、表示されている測定値21が、小数第2位や小数第1位までのみの測定結果に基づく測定値21なのか、小数第3位以下まで求められた詳細な測定値の概要を小数第2位や小数第1位までのみの数値によって表示しているものなのかを直感的に認識させることができる。
なお、本発明は、上記の構成に限定されない。例えば、本発明における「N」、「M」および「L」をそれぞれ「3」「2」および「1」とした例について説明したが、本発明における各表示態様(上記の「N」、「M」および「L」)はこれに限定されない。また、本発明における第2の表示態様として小数第2位までのみの数値で測定値を表示すると共に(「M=2」の例)、第2の表示態様よりも小数点以下の数値を少なくして本発明における第3の表示態様として小数第1位までのみの数値で測定値を表示する(「L=1」の例)形態を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されず、本発明における第2の表示態様および本発明における第3の表示態様の双方において同じ桁数の数値で測定値を表示する構成(「M=L」の例)を採用することもできる。さらに、各表示態様毎に測定値を右寄せ表示する例について説明したが、本発明はこれに限定されず、測定値を右寄せ表示することなく、「.(小数点)」の表示位置を固定して測定値を表示させる構成を採用することもできる。
これらの各種構成を採用した場合においても、上記の測定装置1と同様にして、測定部2の測定結果(測定データD1の値)が、例えば規格で定められた「0.1MΩ」との基準値に近い値のときには、小数第N位までを表示する表示態様(本発明における第1の表示態様)で測定値21が表示され、測定部2の測定結果(測定データD1の値)が、上記の基準値から大きく外れているときには、小数点以下の表示桁数が小数第N位までを表示する表示態様よりも少ない表示態様(本発明における第2の表示態様または第3の表示態様)で測定値21が表示されるため、デジタル表示部およびバーグラフ表示部の2つの表示領域を表示部内に別個に設ける従来の抵抗計とは異なり、測定装置1の大形化を招くことなく、しかも、測定対象体Xについての測定結果が基準値に近いときには詳細な測定値を把握することができると共に、測定対象体Xについての測定結果が基準値から遠いときには、表示された概数を瞬時に読み取ることができる。
また、「概数表示中」との文字列からなる報知表示22を点滅表示させることによって第1の表示態様で測定値21を表示させているか否かを特定可能に報知する構成の測定装置1を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されず、上記の報知表示22に代えて、第1の表示態様で測定値21を表示させているか否かを特定可能に報知するためのインジケータを点灯または消灯する構成や、第1の表示態様で表示している測定値21自体や第2または第3の表示態様で表示している測定値21自体を点滅表示または連続表示させることで第1の表示態様で測定値21を表示させているか否かを特定可能に報知する構成を採用することもできる。このような構成を採用した場合においても、上記の測定装置1と同様にして、本発明における第2の表示態様や第3の表示態様で表示部4に測定値21が表示された状態において、表示されている測定値21が、小数第2位や小数第1位までのみの測定結果に基づく測定値21なのか、小数第3位以下まで求められた詳細な測定値の概要を小数第2位や小数第1位までのみの数値によって表示しているものなのかを直感的に認識させることができる。
1 測定装置
2 測定部
3 操作部
4 表示部
5 記憶部
6 制御部
10 測定値表示処理
21 測定値
22 報知表示
D0 表示手順データ
D1 測定データ
D2 測定値データ
X 測定対象体

Claims (3)

  1. 測定対象体についての電気的パラメータを測定する測定部と、当該測定部の測定結果に基づく測定値を表示部に数値で表示させる制御部とを備えた測定装置であって、
    前記制御部は、前記測定結果が予め規定された測定値範囲内のときに小数第N位(Nは、自然数)までを表示する第1の表示態様で前記測定値を前記表示部に表示させ、前記測定結果が前記測定値範囲の下限値を下まわっているときに小数第M位(Mは、(N−1)以下の整数)までのみを表示する第2の表示態様で前記測定値を前記表示部に表示させ、前記測定結果が前記測定値範囲の上限値を超えているときに小数第L位(Lは、(N−1)以下の整数)までのみを表示する第3の表示態様で前記測定値を前記表示部に表示させる測定装置。
  2. 前記制御部は、前記測定値を前記表示部に右寄せ表示させる請求項1記載の測定装置。
  3. 前記制御部は、前記第1の表示態様で前記測定値を表示させているか否かを特定可能に報知する請求項1または2記載の測定装置。
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