JP5717344B2 - 測定装置および測定方法 - Google Patents

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Description

本発明は、測定結果に基づく測定値を表示部に数値で表示させる測定装置および測定方法に関するものである。
この種の測定装置として、測定値をデジタル表示するデジタル絶縁抵抗計(以下、単に「抵抗計」ともいう)が特許第2929760号公報に開示されている。この抵抗計は、測定値を数値(4桁のセグメント表示)で表示するデジタル表示部と、測定値をバーグラフで表示するバーグラフ表示部とが表示部内に設けられている。この場合、この種の抵抗計では、抵抗値の測定(測定値の表示)を開始してから、測定値における小数点以下の下位の表示値を正確に表示することができるようになるまでにある程度の時間を要する。このため、測定開始直後においては、測定値の下位の表示値がふらついて(測定値の下位の表示値が小刻みに変動して)測定値の読み取り(把握)が困難となっている。
一方、この抵抗計では、デジタル表示部に対する測定値の通常表示に加え、一例として、デジタル表示部に表示させている測定値の1/10程度の精度でバーグラフ表示部に測定値を表示させる構成を採用している。具体的には、この抵抗計では、デジタル表示部に小数点以下の下位側の表示値まで測定値を詳細に表示させると共に、バーグラフ表示部に小数点以下の上位側の値に相当するバーによって測定値の概要を表示させる構成が採用されている。これにより、この抵抗計では、測定開始直後においてデジタル表示部に表示させた測定値における小数点以下の下位側の表示値がふらついている状態においても、バーグラフ表示部を参照することで、測定値の概要を把握すること可能となっている。
特許第2929760号公報(第1−4頁、第2−4図)
ところが、従来の抵抗計には、以下の問題点が存在する。すなわち、従来の抵抗計では、測定値の概要を把握可能とするためのバーグラフ表示部と、詳細な測定値を把握可能とするためのデジタル表示部とが表示部内に別個に設けられている。したがって、バーグラフ表示部およびデジタル表示部の2つを表示するための広い表示領域を有する大きな表示部が必要となるため、従来の抵抗計には、装置本体が大形化しているという問題点がある。また、従来の抵抗計では、バーグラフ表示によって測定値の概要を短時間で把握させようとしている。しかしながら、実際には、極く小さなバーの点灯状態によって測定値を表示するバーグラフ表示の読み取りが困難であるため、測定値の概要を瞬間的に把握するのが困難となっているという問題点もある。
本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたものであり、ふらつきの少ない状態で、かつ概要を容易に把握し得る状態で測定値を表示部に表示させ得る測定装置および測定方法を提供することを主目的とする。
上記目的を達成すべく請求項1記載の測定装置は、測定対象体についての電気的パラメータを測定する測定部と、当該測定部の測定結果に基づく測定値を表示部に数値で表示させる制御部とを備えた測定装置であって、前記測定部による測定範囲を分割して規定した複数の分割測定範囲を示す範囲情報と、当該分割測定範囲毎に当該各分割測定範囲内で予め規定した1つの値を示す数値情報とを対応させて記憶する記憶部を備えて、前記測定範囲は、前記電気的パラメータが絶縁抵抗値のときにはJISC1302:2002で規定された目盛の区分に基づいて前記複数の分割測定範囲に分割されると共に前記数値情報は当該各分割測定範囲の下限値に規定され、前記電気的パラメータが電流値または電圧値のときにはJISC1102−1:2007で規定された目盛の区分に基づいて前記複数の分割測定範囲に分割されると共に前記数値情報は当該各分割測定範囲の上限値に規定され、前記制御部は、前記複数の分割測定範囲のうちの前記測定結果を含む1つの分割測定範囲に対応する前記数値情報を特定し、当該特定した数値情報を前記測定値として前記表示部に表示させる第1の測定処理を実行する。
また、請求項記載の測定装置は、請求項1記載の測定装置において、前記測定部は、前記第1の測定処理、および予め規定された分解能で前記測定値を前記表示部に表示させる第2の測定処理のうちから選択された一方の測定処理を実行する。
また、請求項記載の測定装置は、請求項記載の測定装置において、前記測定部は、前記第1の測定処理および前記第2の測定処理のうちの現在実行している測定処理を示す情報を前記表示部に表示させる。
また、請求項記載の測定方法は、測定対象体についての電気的パラメータを測定し、当該測定による測定結果に基づく測定値を表示部に数値で表示させる測定方法であって、前記測定における測定範囲を分割して規定した複数の分割測定範囲を示す範囲情報と、当該分割測定範囲毎に当該各分割測定範囲内で予め規定された1つの値を示す数値情報とが対応して記憶部に記憶されて、前記測定範囲は、前記電気的パラメータが絶縁抵抗値のときにはJISC1302:2002で規定された目盛の区分に基づいて前記複数の分割測定範囲に分割されると共に前記数値情報は当該各分割測定範囲の下限値に規定され、前記電気的パラメータが電流値または電圧値のときにはJISC1102−1:2007で規定された目盛の区分に基づいて前記複数の分割測定範囲に分割されると共に前記数値情報は当該各分割測定範囲の上限値に規定されている状態において、前記複数の分割測定範囲のうちの前記測定結果を含む1つの分割測定範囲に対応する前記数値情報を特定し、当該特定した数値情報を前記測定値として前記表示部に表示させる。
請求項1記載の測定装置および請求項記載の測定方法によれば、表示部に表示される電気的パラメータの測定値を示す数値は、記憶部に予め記憶されている数値情報(分割測定範囲毎に予め1つだけ規定された値)のいずれかとなるため、測定部で測定された電気的パラメータの測定結果がふらついたとしても、表示部に表示される電気的パラメータの測定値を示す数値のふらつきを抑えたり、低減したりすることができる結果、表示部に表示される測定値を示す数値に基づいて、現時点での電気的パラメータの測定値の概要(大まかな電気的パラメータの測定値)を確実かつ容易に把握することができる。
また、この測定装置によれば、各電気的パラメータの測定範囲について、JISで規定された目盛の区分に基づいて分割して分割測定範囲を規定し、かつ各分割測定範囲の上限値または下限値を各分割測定範囲に対応する数値情報として規定したことにより、表示部に表示される電気的パラメータの測定値を直動式計測器の目盛の数値のみとすることができるため、電気的パラメータの測定値を数値で表示させるデジタル式測定装置でありながら、電流値、電圧値および抵抗値などの電気的パラメータの測定値の概要を直動式計測器に表示された目盛の数値単位で把握することができる結果、指針によるアナログ式の直動式計測器と同等の使い勝手を実現することができる。
また、請求項記載の測定装置によれば、上記したような表示部に表示される電気的パラメータの測定値のふらつきを抑えるなどして、現時点での電気的パラメータ値の概要を確実かつ容易に把握することができるという効果だけでなく、第2の測定処理を選択することにより、測定部で測定された電気的パラメータの測定値そのものを表示部に表示させることができるため、予め規定された分解能で電気的パラメータの測定値を測定することもできる。
また、請求項記載の測定装置によれば、制御部が現在実行している測定処理を示す情報が表示部に表示されるため、表示部に表示されている数値情報が、どの測定処理によって測定されたものなのかを確実に把握することができる。
測定装置1のブロック図である。 JISC1102−2の7.3で規定されている測定範囲の上限値として60Aを選択したときの目盛の区分の例を示す説明図である。 図2の目盛の区分に基づいて測定範囲を分割して分割測定範囲を規定して作成した電流値についての簡易測定用数値情報テーブルである。 JISC1102−2の7.3で規定されている測定範囲の上限値として150Vを選択したときの目盛の区分の例を示す説明図である。 図4の目盛の区分に基づいて測定範囲を分割して分割測定範囲を規定して作成した電圧値についての簡易測定用数値情報テーブルである。 JISC1302で規定されている測定範囲の上限値として100MΩを選択したときの目盛の区分の例を示す説明図である。 図6の目盛の区分に基づいて測定範囲を分割して分割測定範囲を規定して作成した抵抗値についての簡易測定用数値情報テーブルである。
以下、測定装置および測定方法の実施の形態について、添付図面を参照して説明する。
最初に、測定装置1の構成について、添付図面を参照して説明する。
図1に示す測定装置1は、デジタルマルチメータであって、測定部2、操作部3、表示部4、記憶部5および制御部6を備えて測定対象体Xについての電気的パラメータとしての電圧、電流および抵抗についての値(電気的パラメータ値(電圧値、電流値および抵抗値))を測定してその測定結果に基づく測定値を数値で表示することができるように構成されている。
測定部2は、電圧生成回路、電流検出回路、電圧検出回路、A/D変換回路および演算回路等(いずれも図示せず)を備え、測定対象体Xについての電気的パラメータを予め規定された周期で繰り返し測定して、その電気的パラメータ値を測定データD1として出力する。この場合、測定部2は、制御部6によって制御されて、電圧、電流および抵抗(本例では抵抗の一例として絶縁抵抗)のうちから指定された1つの電気的パラメータについて、指定された測定範囲で測定する。
具体的には、測定部2は、測定対象体Xに発生する電圧の電圧値を測定する場合には、電圧検出回路が、指定された測定範囲(つまり測定レンジ)で測定対象体Xの両端間に発生する電圧信号を検出し、A/D変換回路が、この電圧信号をこの信号の振幅を示すデジタルデータに変換し、演算回路が、このデジタルデータと、指定された測定範囲の情報(具体的には測定範囲の上限値、つまり測定レンジを示す数値情報(例えば100Vレンジであれば、数値情報である数値「100」))とに基づいて電圧値を算出して、測定データD1として出力する。また、測定部2は、測定対象体Xに流れる電流の電流値を測定する場合には、電流検出回路が、指定された測定範囲(つまり測定レンジ)で測定対象体Xに流れる電流信号を検出し、A/D変換回路が、この電流信号をこの信号の振幅を示すデジタルデータに変換し、演算回路が、このデジタルデータと、指定された測定範囲の情報(具体的には測定範囲の上限値、つまり測定レンジを示す数値情報(例えば1Aレンジであれば、数値情報である数値「1」)とに基づいて電流値を算出して、測定データD1として出力する。
また、測定部2は、測定対象体Xの抵抗値を測定する場合には、電圧生成回路が、測定用電圧を生成すると共に測定対象体Xに印加し、この状態において、電圧検出回路が、指定された測定範囲(指定された抵抗値の測定範囲に対応する電圧値の測定範囲)で測定対象体Xの両端間に発生する電圧信号を検出し、かつ電流検出回路が、指定された測定範囲(指定された抵抗値の測定範囲に対応する電流値の測定範囲)で測定対象体Xに流れる電流信号を検出する。次いで、A/D変換回路が、この電圧信号および電流信号を各信号の振幅を示すデジタルデータに順次変換する。続いて、演算回路が、まず、電圧値についてのデジタルデータと上記のように電圧について指定された測定範囲の情報(具体的には測定範囲の上限値)とに基づいて測定対象体Xに発生する電圧の電圧値を算出すると共に、電流値についてのデジタルデータと上記のように電流について指定された測定範囲の情報(具体的には測定範囲の上限値)とに基づいて測定対象体Xに流れる電流の電流値を算出し、次いで、この算出した電圧値と電流値とに基づいて、測定対象体Xの抵抗値を算出して、測定データD1として出力する。
ここで、測定範囲とは、一例としてJISにおいて各電気的パラメータについて規定された測定範囲であり、例えば、電気的パラメータが抵抗値(例えば絶縁抵抗値)の場合には、JISC1302:2002で規定されているように、定格測定電圧が500ボルトの条件下で、0MΩ〜50MΩ(有効最大表示値:50MΩ)、0MΩ〜100MΩ(有効最大表示値:100MΩ)および0MΩ〜1000MΩ(有効最大表示値:1000MΩ)の3つの測定範囲が規定されている。また、電気的パラメータが電流値の場合には、JISC1102−2の7.3で規定されている推奨値(測定範囲の上限値についての推奨値)から選択された一例として3つの推奨値で規定される測定範囲、すなわち、0A(アンペア)〜1A(有効最大表示値(上限値):1A)、0A〜10A(有効最大表示値:10A)および0A〜60A(有効最大表示値:60A)の3つの測定範囲が規定されている。また、電気的パラメータが電圧値の場合にも、JISC1102−2の7.3で規定されている推奨値から選択された一例として3つの推奨値で規定される測定範囲、すなわち、0V(ボルト)〜1V(有効最大表示値(上限値):1V)、0V〜50V(有効最大表示値:50V)および0V〜150V(有効最大表示値:150V)の3つの測定範囲が規定されている。
操作部3は、測定装置1の測定モード、測定部2で測定する電気的パラメータ、および測定部2で測定する電気的パラメータについての測定範囲を選択する選択スイッチ等(図示せず)を供え、選択スイッチの選択状態を示す操作信号S1を制御部6に出力する。ここで、測定モードとして、制御部6が、測定部2から出力される測定データD1を後述する数値情報Ddとしてそのまま表示部4に出力する通常測定処理(第2の測定処理)を実行する通常測定モードと、測定部2から出力される測定データD1に代えて、測定データD1が含まれる分割測定範囲に対応する数値情報を特定し、この特定した数値情報を数値情報Ddとして表示部4に出力する簡易測定処理(第1の測定処理)を実行する簡易測定モードとが規定されている。
表示部4は、一例として、LCDパネルで構成され、後述するように、制御部6から出力される数値情報Ddに基づいて、測定部2で測定された測定値として、この測定値の単位を示す記号(電流の場合には「A」、電圧の場合には「V」、抵抗の場合には「Ω」)と共に数値で表示する。また、表示部4は、後述するように、制御部6から出力されるモード情報Dmに基づいて、表示している数値情報Ddを測定した測定モード(つまり、数値情報Ddを測定する際に制御部6が実行している測定処理(簡易測定処理または通常測定処理))を示す情報(文字情報や記号情報(本例では記号情報の一例としてのマーク))を表示する。なお、測定値を表示するための表示部4を備えた測定装置1を例に挙げて説明するが、外部装置としての表示器に測定値を表示させる構成を採用することもできる。
記憶部5は、例えば、ROMおよびRAMなどの半導体メモリや、HDDで構成されている。また、記憶部5には、例えば、各電気的パラメータについての測定範囲毎の有効最大表示値(上限値)、および各電気的パラメータについての測定範囲毎の分割測定範囲と各分割測定範囲に対応する数値情報とを示す簡易測定用数値情報テーブルが予め記憶されている。
具体的には、各電気的パラメータについての測定範囲として、電流値については、0A〜1Aの測定範囲、0A〜10Aの測定範囲、および0A〜60Aの測定範囲が記憶されている。また、電圧値については、0V〜50Vの測定範囲、0V〜150Vの測定範囲、および0V〜500Vの測定範囲が記憶されている。また、抵抗値については、0MΩ〜50MΩの測定範囲に対応する電流値および電圧値の各測定範囲、0MΩ〜100MΩの測定範囲に対応する電流値および電圧値の各測定範囲、および0MΩ〜1000MΩの測定範囲に対応する電流値および電圧値の各測定範囲が記憶されている。なお、抵抗値の各測定範囲に対応する電流値および電圧値の各測定範囲のうちの電圧値の測定範囲については、例えば、電圧生成回路が測定対象体Xに印加する測定用電圧を含む測定範囲が指定され、電流の測定範囲については、この測定用電圧の印加時に測定対象体に流れる電流値を含む測定範囲が指定される。
また、簡易測定用数値情報テーブルとして、電流値については、上記した3つの測定範囲毎に簡易測定用数値情報テーブルがそれぞれ記憶されている。電流値についての簡易測定用数値情報テーブルには、図3に示す0A〜60Aの測定範囲についての簡易測定用数値情報テーブルのように、この測定範囲についての各分割測定範囲を示す範囲情報と、各分割測定範囲に対応する数値情報とが対応して記憶されている。また、電流値についての簡易測定用数値情報テーブルでは、各分割測定範囲に対応する数値情報として、例えば、分割測定範囲の上限値(分割測定範囲内で規定した1つの値の一例)を示す数値が記憶されている。この場合、測定範囲についての各分割測定範囲は、図2に示すように、一例として0A〜60Aを測定範囲とする直動式電流計において一般的に使用されている目盛の区分(例えばJISで規定された目盛の区分)に準じて規定されている。図示はしないが、電流値についての他の2つの測定範囲についても、0A〜60Aの測定範囲と同様にして、直動式電流計において測定範囲について一般的に使用されている目盛の区分に準じて各分割測定範囲が規定され、各分割測定範囲の上限値を示す数値が数値情報として各分割測定範囲に対応して記憶されている。
また、簡易測定用数値情報テーブルとして、電圧値については、上記した3つの測定範囲毎に簡易測定用数値情報テーブルがそれぞれ記憶されている。電圧値についての簡易測定用数値情報テーブルには、図5に示す0V〜150Vの測定範囲についての簡易測定用数値情報テーブルのように、この測定範囲についての各分割測定範囲を示す範囲情報と、各分割測定範囲に対応する数値情報とが対応して記憶されている。また、電圧値についての簡易測定用数値情報テーブルでは、各分割測定範囲に対応する数値情報として、例えば、分割測定範囲の上限値(分割測定範囲内で規定した1つの値の一例)を示す数値が記憶されている。この場合、測定範囲についての各分割測定範囲は、図4に示すように、一例として0V〜150Vを測定範囲とする直動式電圧計において一般的に使用されている目盛の区分(例えばJISで規定された目盛の区分)に準じて規定されている。図示はしないが、電圧値についての他の2つの測定範囲についても、0V〜150Vの測定範囲と同様にして、直動式電圧計において測定範囲について一般的に使用されている目盛の区分に準じて各分割測定範囲が規定され、各分割測定範囲の上限値を示す数値が数値情報として各分割測定範囲に対応して記憶されている。
また、簡易測定用数値情報テーブルとして、抵抗値(絶縁抵抗値)については、上記した3つの測定範囲毎に簡易測定用数値情報テーブルがそれぞれ記憶されている。抵抗値についての簡易測定用数値情報テーブルには、図7に示す0MΩ〜100MΩの測定範囲についての簡易測定用数値情報テーブルのように、この測定範囲についての各分割測定範囲を示す範囲情報と、各分割測定範囲に対応する数値情報とが対応して記憶されている。また、抵抗値についての簡易測定用数値情報テーブルでは、各分割測定範囲に対応する数値情報として、例えば、分割測定範囲の下限値(分割測定範囲内で規定した1つの値の一例)を示す数値が記憶されている。この場合、測定範囲についての各分割測定範囲は、図6に示すように、一例として0MΩ〜100MΩを測定範囲とする直動式絶縁抵抗計において一般的に使用されている目盛の区分(例えばJISで規定された目盛の区分)に準じて規定されている。図示はしないが、抵抗値についての他の2つの測定範囲についても、0MΩ〜100MΩの測定範囲と同様にして、直動式抵抗計において測定範囲について一般的に使用されている目盛の区分に準じて各分割測定範囲が規定され、各分割測定範囲の下限値を示す数値が数値情報として各分割測定範囲に対応して記憶されている。
また、本例では一例として、安全を考慮して、電圧値および電流値についての各分割測定範囲に対応する数値情報については、上記したように各分割測定範囲の上限値に規定し、抵抗値についての各分割測定範囲に対応する数値情報については、上記したように各分割測定範囲の下限値に規定している。なお、本例では、電圧値、電流値および抵抗値についての各分割測定範囲に対応する数値情報については、表示部4に表示される電圧値、電流値および抵抗値をJISで規定される直動式計測器(直動式電流計、直動式電圧計および直動式抵抗計)の目盛で示される数値に対応させるために、各分割測定範囲の上限値または下限値に規定しているが、このような直動式計測器の目盛で示される数値に対応させる必要がない場合には、各分割測定範囲内で規定した任意の1つの値(上限値および下限値を除く他の値(例えば、分割測定範囲の中間値))とすることもできる。
なお、上記した電流値、電圧値および抵抗値についての各測定範囲の上限値および下限値を示す数値は、絶対値が1以上の場合には、整数で表記され、絶対値が1未満の場合には、最小桁の数値がゼロ以外の数値(1〜9)となる小数で表記される。
制御部6は、CPU(図示せず)を備えて構成されて、測定装置1に含まれている各構成要素を制御する。具体的には、制御部6は、操作部3からの操作信号S1に従い、測定部2を制御して測定対象体Xについての電気的パラメータ(電流値、電圧値および抵抗値)の測定を実行させる。また、制御部6は、操作信号S1に従い、測定された電気的パラメータを通常測定モードまたは簡易測定モードで処理して(通常測定処理または簡易測定処理を実行して)、表示部4に出力する数値情報Ddを特定し、特定した数値情報Ddを表示部4に出力して表示させる。また、制御部6は、数値情報Ddの特定に際して実行している測定モードを示すモード情報Dmを表示部4に出力して、実行している測定モードを表すマークを表示させる。
次に、電気的パラメータの測定方法および測定装置1による電気的パラメータの測定動作について、図面を参照して説明する。
まず、操作部3の各選択スイッチに対する操作が行われて、簡易測定モードが選択され、電気的パラメータとして電流値が選択され、電流値についての測定範囲が選択されたときには、操作部3は、各選択スイッチのこの選択状態を示す操作信号S1を制御部6に出力する。制御部6は、この操作信号S1に基づいて、簡易測定処理を実行して、測定対象体Xに流れる電流の電流値を、選択された測定範囲で測定する。なお、操作部3の各選択スイッチに対する操作に先立ち、電流値の測定を測定部2で行えるように、プローブ(不図示)などを介して測定対象体Xに測定部2が接続されているものとする。
具体的に、0A〜60Aの測定範囲が選択された場合を例に挙げて説明する。この際に、制御部6は、測定部2に対する制御を実行して、測定対象体Xに流れる電流の電流値を、選択された0A〜60Aの測定範囲で測定する動作を測定部2に開始させる。これにより、測定部2は、測定対象体Xに流れる電流の電流値を規定された周期で繰り返し測定して、測定した電流値を示す測定データD1をこの周期で出力する。
制御部6は、新たな測定データD1を測定部2から入力する都度、電流値についての3つの簡易測定用数値情報テーブルのうちの選択された測定範囲に対応する簡易測定用数値情報テーブルを参照して、測定部2から入力した測定データD1で示される電流値が含まれる分割測定範囲に対応する数値情報を特定する特定処理と、この特定処理によって特定した数値情報を数値情報Ddとして表示部4に出力して表示させると共に、実行している測定モード(この場合には簡易測定モード)を示すモード情報Dmを表示部4に出力して、実行している測定モードを示すマークを表示させる表示処理とを実行する。
これにより、表示部4に表示される電流値を示す数値は、図3に示す簡易測定用数値情報テーブルに予め記憶されている数値情報のいずれかとなり、測定部2で測定された電流値がある1つの分割測定範囲内でふらついたとしても、このふらつきの影響を受けることなく、一定となる。また、測定部2で測定された電流値が隣接する2つの分割測定範囲間を行き来するようにふらついたとしても、表示部4に表示される電流値を示す数値は、この2つの分割測定範囲に対応する2つの数値情報のいずれか一方となる。この結果、測定対象体Xに流れる電流の電流値がふらついた場合であっても、表示部4に表示される電流値を示す数値に基づいて、現時点での電流値の概要(大まかな電流値)を確実かつ容易に把握することが可能となっている。
また、測定部2で測定された電流値が3つ以上の分割測定範囲に亘って大きく変化する場合であっても、表示部4には、各分割測定範囲に対応する数値情報のいずれかが、算出された電流値の変動周期よりもゆっくりした周期で順次表示されるため、この表示部4に表示される電流値を示す数値に基づいて、大きく変動する電流値の変化についての概要(電流値の大まかな変化の様子)についても、確実かつ容易に把握することが可能となっている。また、表示部4には、制御部6が実行している測定モード(簡易測定モード)を示すマークが表示されるため、表示されている数値がいずれの測定モードでの数値なのかを確実に把握することができる。
一方、操作部3の各選択スイッチに対する操作が行われて、通常測定モードが選択され、電気的パラメータとして電流値が選択され、電流値についての測定範囲が選択されたときには、操作部3は、各選択スイッチのこの選択状態を示す操作信号S1を制御部6に出力する。制御部6は、この操作信号S1に基づいて、通常測定処理を実行して、測定対象体Xに流れる電流の電流値を、選択された測定範囲で測定する。
この通常測定モードでは、制御部6は、新たな測定データD1を測定部2から入力する都度、測定部2から入力した測定データD1で示される電流値をそのまま数値情報Ddとして特定して表示部4に表示させると共に、実行している測定モード(この場合には通常測定モード)を示すマークを表示させる。これにより、表示部4に表示される電流値を示す数値は測定部2で測定された電流値そのものとなり、併せて通常測定モードを示すマークが表示されるため、測定対象体Xに流れる電流の電流値を、予め規定された分解能(測定精度)で測定することが可能となっている。
次いで、操作部3の各選択スイッチに対する操作が行われて、簡易測定モードが選択され、電気的パラメータとして電圧値が選択され、電圧値についての測定範囲が選択されたときには、操作部3は、各選択スイッチのこの選択状態を示す操作信号S1を制御部6に出力する。制御部6は、この操作信号S1に基づいて、簡易測定処理を実行して、測定対象体Xに発生する電圧の電圧値を、選択された測定範囲で測定する。なお、操作部3の各選択スイッチに対する操作に先立ち、電圧値の測定を測定部2で行えるように、プローブ(不図示)などを介して測定対象体Xに測定部2が接続されているものとする。
具体的に、0V〜150Vの測定範囲が選択された場合を例に挙げて説明する。この際に、制御部6は、測定部2に対する制御を実行して、測定対象体Xに発生する電圧の電圧値を、選択された0V〜150Vの測定範囲で測定する動作を測定部2に開始させる。これにより、測定部2は、測定対象体Xに発生する電圧の電圧値を規定された周期で繰り返し測定して、測定した電圧値を示す測定データD1をこの周期で出力する。
制御部6は、新たな測定データD1を測定部2から入力する都度、電圧値についての3つの簡易測定用数値情報テーブルのうちの選択された測定範囲に対応する簡易測定用数値情報テーブルを参照して、測定部2から入力した測定データD1で示される電圧値が含まれる分割測定範囲に対応する数値情報を特定する特定処理と、この特定処理によって特定した数値情報を数値情報Ddとして表示部4に出力して表示させると共に、実行している測定モード(この場合には簡易測定モード)を示すモード情報Dmを表示部4に出力して、実行している測定モードを示すマークを表示させる表示処理とを実行する。
これにより、表示部4に表示される電圧値を示す数値は、図5に示す簡易測定用数値情報テーブルに予め記憶されている数値情報のいずれかとなり、上記した電流値のときと同様にして、測定対象体Xに発生する電圧値がふらついた場合であっても、表示部4に測定モード(簡易測定モード)を示すマークと共に表示される電圧値を示す数値に基づいて、現時点での電圧値の概要(大まかな電圧値)を確実かつ容易に把握することが可能となっている。
また、測定部2で測定された電圧値の数値が3つ以上の分割測定範囲に亘って大きく変化する場合であっても、表示部4には、各分割測定範囲に対応する数値情報のいずれかが、算出された電圧値の変動周期よりもゆっくりした周期で順次表示されるため、この表示部4に表示される電圧値を示す数値に基づいて、大きく変動する電圧値の変化についての概要(電圧値の大まかな変化の様子)についても、確実かつ容易に把握することが可能となっている。
一方、操作部3の各選択スイッチに対する操作が行われて、通常測定モードが選択され、電気的パラメータとして電圧値が選択され、電圧値についての測定範囲が選択されたときには、操作部3は、各選択スイッチのこの選択状態を示す操作信号S1を制御部6に出力する。制御部6は、この操作信号S1に基づいて、通常測定処理を実行して、測定対象体Xに発生する電圧の電圧値を、選択された測定範囲で測定する。
この通常測定モードでは、制御部6は、新たな測定データD1を測定部2から入力する都度、測定部2から入力した測定データD1で示される電圧値をそのまま数値情報Ddとして特定して表示部4に表示させると共に、実行している測定モード(この場合には通常測定モード)を示すマークを表示させる。これにより、表示部4に表示される電圧値を示す数値は測定部2で測定された電圧値の数値そのものとなるため、測定対象体Xに発生する電圧の電圧値を、予め規定された分解能で測定することが可能となっている。
続いて、操作部3の各選択スイッチに対する操作が行われて、簡易測定モードが選択され、電気的パラメータとして抵抗値が選択され、抵抗値についての測定範囲が選択されたときには、操作部3は、各選択スイッチのこの選択状態を示す操作信号S1を制御部6に出力する。制御部6は、この操作信号S1に基づいて、簡易測定処理を実行して、測定対象体Xの抵抗値を、選択された測定範囲で測定する。なお、操作部3の各選択スイッチに対する操作に先立ち、抵抗値の測定を測定部2で行えるように、プローブ(不図示)などを介して測定対象体Xに測定部2が接続されているものとする。
具体的に、0MΩ〜100MΩの測定範囲が選択された場合を例に挙げて説明する。この際に、制御部6は、測定部2に対する制御を実行して、測定対象体Xへの測定用電圧の印加を測定部2に開始させると共に、この状態において測定対象体Xに流れる電流の電流値および測定対象体Xに発生する電圧の電圧値を、抵抗値の測定範囲(この例では0MΩ〜100MΩの測定範囲)に対応して予め規定された電流値および電圧値についての各測定範囲で測定する動作を測定部2に開始させる。これにより、測定部2は、測定対象体Xに発生する電流の電流値および電圧の電圧値を規定された周期で繰り返し測定すると共に、測定した電流値および電圧値に基づいて抵抗値を算出して、算出した抵抗値を示す測定データD1をこの周期で出力する。
制御部6は、新たな測定データD1を測定部2から入力する都度、抵抗値についての3つの簡易測定用数値情報テーブルのうちの選択された測定範囲に対応する簡易測定用数値情報テーブルを参照して、測定部2から入力した測定データD1で示される抵抗値が含まれる分割測定範囲に対応する数値情報を特定する特定処理と、この特定処理によって特定した数値情報を数値情報Ddとして表示部4に出力して表示させると共に、実行している測定モード(この場合には簡易測定モード)を示すモード情報Dmを表示部4に出力して、実行している測定モードを示すマークを表示させる表示処理とを実行する。
これにより、表示部4に表示される抵抗値を示す数値は、図7に示す簡易測定用数値情報テーブルに予め記憶されている数値情報のいずれかとなり、上記した電流値のときと同様にして、測定対象体Xの抵抗値がふらついた場合であっても、表示部4に測定モード(簡易測定モード)を示すマークと共に表示される抵抗値を示す数値に基づいて、現時点での抵抗値の概要(大まかな抵抗値)を確実かつ容易に把握することが可能となっている。
また、測定部2で測定された抵抗値の数値が3つ以上の分割測定範囲に亘って大きく変化する場合であっても、表示部4には、各分割測定範囲に対応する数値情報のいずれかが、算出された抵抗値の変動周期よりもゆっくりした周期で順次表示されるため、この表示部4に表示される抵抗値を示す数値に基づいて、大きく変動する抵抗値の変化についての概要(抵抗値の大まかな変化の様子)についても、確実かつ容易に把握することが可能となっている。
一方、操作部3の各選択スイッチに対する操作が行われて、通常測定モードが選択され、電気的パラメータとして抵抗値が選択され、抵抗値についての測定範囲が選択されたときには、操作部3は、各選択スイッチのこの選択状態を示す操作信号S1を制御部6に出力する。制御部6は、この操作信号S1に基づいて、通常測定処理を実行して、測定対象体Xの抵抗値を、選択された測定範囲で測定する。
この通常測定モードでは、制御部6は、新たな測定データD1を測定部2から入力する都度、測定部2から入力した測定データD1で示される抵抗値をそのまま数値情報Ddとして特定して表示部4に表示させると共に、実行している測定モード(この場合には通常測定モード)を示すマークを表示させる。これにより、表示部4に表示される抵抗値を示す数値は測定部2で測定された抵抗値の数値そのものとなるため、測定対象体Xの抵抗値を、予め規定された分解能で測定することが可能となっている。
このように、この測定装置1では、測定対象体Xについての電気的パラメータ(電流、電圧および抵抗)の測定範囲が予め規定された規則に基づいて分割されて規定された複数の分割測定範囲を示す範囲情報、および各分割測定範囲の上限値または下限値を示す数値情報が対応して記憶された記憶部5を備え、制御部6が、簡易測定モードのときには、測定部2から新たな測定データD1を入力する都度、電気的パラメータについての3つの簡易測定用数値情報テーブルのうちの選択された測定範囲に対応する簡易測定用数値情報テーブルを参照して、入力した測定データD1で示される電気的パラメータ値(電流値、電圧値および抵抗値)が含まれる分割測定範囲に対応する数値情報を特定すると共に、この特定した数値情報を数値情報Ddとして表示部4に出力して表示させる。
したがって、この測定装置1によれば、表示部4に表示される電気的パラメータ値を示す数値は、簡易測定用数値情報テーブルに予め記憶されている数値情報(分割測定範囲毎に1つだけ規定された値)のいずれかとなるため、測定部2で測定された電気的パラメータ値がふらついたとしても、表示部4に表示される電気的パラメータ値のふらつきを抑えたり、低減したりすることができる結果、表示部4に表示される電気的パラメータ値を示す数値に基づいて、現時点での電気的パラメータ値の概要(大まかな電気的パラメータ値)を確実かつ容易に把握することが可能となっている。
また、この測定装置1によれば、各電気的パラメータの測定範囲について、JISで規定される直動式計測器(直動式電流計、直動式電圧計および直動式抵抗計)の目盛の区分に基づいて分割して分割測定範囲を規定し、かつ各分割測定範囲の上限値または下限値を各分割測定範囲に対応する数値情報として規定したことにより、表示部4に表示される電気的パラメータ値を直動式計測器の目盛の数値のみとすることができるため、電気的パラメータ値を数値で表示させるデジタル式測定装置でありながら、電流値、電圧値および抵抗値などの電気的パラメータ値の概要を直動式計測器に表示された目盛の数値単位で把握することができる結果、指針によるアナログ式の直動式計測器と同等の使い勝手を実現することができる。
また、この測定装置1によれば、簡易測定処理を実行する簡易測定モードおよび通常測定処理を実行する通常測定モードのいずれかの測定モードを選択して制御部6に実行させることができるため、上記したような表示部4に表示される電気的パラメータ値のふらつきを抑えるなどして、現時点での電気的パラメータ値の概要を確実かつ容易に把握することができるという効果だけでなく、通常測定モードを選択することにより、測定部2で測定された電気的パラメータ値そのものを表示部4に表示させることができるため、電気的パラメータ値を、予め規定された分解能で測定することもできる。
また、この測定装置1によれば、簡易測定処理を実行する簡易測定モードおよび通常測定処理を実行する通常測定モードのうちの制御部6が現在実行している測定モード、言い換えれば、簡易測定処理および通常測定処理のうちの制御部6が現在実行している測定処理を示す情報がマークで表示部4に表示されるため、表示部4に表示されている数値情報が、どの測定モードによって測定されたものなのかを確実に把握することができる。
なお、上記の測定装置1では、制御部6が簡易測定処理を実行する簡易測定モードおよび通常測定処理を実行する通常測定モードを選択し得る構成を採用しているが、制御部6が簡易測定処理を実行する簡易測定モードのみを実行する構成を採用することもできる。この構成によれば、簡易測定モードのみに特化した測定装置を実現することができ、これによって操作部3に対する操作を簡略化することができる。
また、上記の測定装置1では、測定対象体Xについての電流、電圧および抵抗の3種類の電気的パラメータを選択的に測定し得る構成を採用したが、電流のみを測定する構成を採用して測定装置を電流測定装置としたり、電圧のみを測定する構成を採用して測定装置を電圧測定装置としたり、抵抗のみを測定する構成を採用して測定装置を抵抗測定装置とすることもできる。また、電流、電圧および抵抗の3種類の電気的パラメータのうちの任意の2つの電気的パラメータを測定する構成を採用することもでき、例えば、電流と電圧とを測定する構成を採用することにより、測定装置を電流電圧測定装置とすることもできる。
また、上記の測定装置1では、各電気的パラメータの測定範囲を、JISに規定される直動式計測器の目盛の区分に基づいて複数の分割測定範囲に分割する構成を採用しているが、この規定以外の規定に基づいて測定範囲を分割して分割測定範囲を規定してもよいのは勿論である。
1 測定装置
2 測定部
3 操作部
4 表示部
5 記憶部
6 制御部
X 測定対象体

Claims (4)

  1. 測定対象体についての電気的パラメータを測定する測定部と、当該測定部の測定結果に基づく測定値を表示部に数値で表示させる制御部とを備えた測定装置であって、
    前記測定部による測定範囲を分割して規定した複数の分割測定範囲を示す範囲情報と、当該分割測定範囲毎に当該各分割測定範囲内で予め規定した1つの値を示す数値情報とを対応させて記憶する記憶部を備えて、前記測定範囲は、前記電気的パラメータが絶縁抵抗値のときにはJISC1302:2002で規定された目盛の区分に基づいて前記複数の分割測定範囲に分割されると共に前記数値情報は当該各分割測定範囲の下限値に規定され、前記電気的パラメータが電流値または電圧値のときにはJISC1102−1:2007で規定された目盛の区分に基づいて前記複数の分割測定範囲に分割されると共に前記数値情報は当該各分割測定範囲の上限値に規定され、
    前記制御部は、前記複数の分割測定範囲のうちの前記測定結果を含む1つの分割測定範囲に対応する前記数値情報を特定し、当該特定した数値情報を前記測定値として前記表示部に表示させる第1の測定処理を実行する測定装置。
  2. 前記測定部は、前記第1の測定処理、および予め規定された分解能で前記測定値を前記表示部に表示させる第2の測定処理のうちから選択された一方の測定処理を実行する請求項1記載の測定装置。
  3. 前記測定部は、前記第1の測定処理および前記第2の測定処理のうちの現在実行している測定処理を示す情報を前記表示部に表示させる請求項記載の測定装置。
  4. 測定対象体についての電気的パラメータを測定し、当該測定による測定結果に基づく測定値を表示部に数値で表示させる測定方法であって、
    前記測定における測定範囲を分割して規定した複数の分割測定範囲を示す範囲情報と、当該分割測定範囲毎に当該各分割測定範囲内で予め規定された1つの値を示す数値情報とが対応して記憶部に記憶されて、前記測定範囲は、前記電気的パラメータが絶縁抵抗値のときにはJISC1302:2002で規定された目盛の区分に基づいて前記複数の分割測定範囲に分割されると共に前記数値情報は当該各分割測定範囲の下限値に規定され、前記電気的パラメータが電流値または電圧値のときにはJISC1102−1:2007で規定された目盛の区分に基づいて前記複数の分割測定範囲に分割されると共に前記数値情報は当該各分割測定範囲の上限値に規定されている状態において、
    前記複数の分割測定範囲のうちの前記測定結果を含む1つの分割測定範囲に対応する前記数値情報を特定し、
    当該特定した数値情報を前記測定値として前記表示部に表示させる測定方法。
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