JP2614507B2 - テストメーター - Google Patents

テストメーター

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JP2614507B2
JP2614507B2 JP63504816A JP50481688A JP2614507B2 JP 2614507 B2 JP2614507 B2 JP 2614507B2 JP 63504816 A JP63504816 A JP 63504816A JP 50481688 A JP50481688 A JP 50481688A JP 2614507 B2 JP2614507 B2 JP 2614507B2
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ストーラー、イアン、ケー
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オメガ エンジニアリング インコーポレーテッド
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R31/00Arrangements for testing electric properties; Arrangements for locating electric faults; Arrangements for electrical testing characterised by what is being tested not provided for elsewhere
    • G01R31/28Testing of electronic circuits, e.g. by signal tracer
    • G01R31/2832Specific tests of electronic circuits not provided for elsewhere
    • G01R31/2834Automated test systems [ATE]; using microprocessors or computers

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Testing Or Calibration Of Command Recording Devices (AREA)
  • Measuring Instrument Details And Bridges, And Automatic Balancing Devices (AREA)
  • Indicating Measured Values (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 発明の分野 本発明はテストメータに関し、とくに1つ乃至複数の
パラメータのための電気回路又は電気部品を試験するこ
とができる試験用メータ、例えば、マルチメータに関
し、その使用上の利便性と能率を大巾に向上させた改良
物を提供するものである。
電圧、電流、抵抗等を単一の装置でテストすることに
ついて電子光学、調査研究、故障検査等の分野ではマル
チメータがよく知られている。この種の計器では温度を
感知することができるものもある。斯かる計器の多くは
一般的にテスト結果を知らせるための視覚表示器と、所
望のパラメータやスケールレンジを選択するための1つ
乃至それ以上のスイッチとを備えている。通常、被試験
物のテスト点に接触させるものとして手持ち式の探触子
が用いられている。
こうした計器で一度に種々のテストを行なわなければ
ならない場合には、いちいち探触子を外し、スイッチを
切り換え、そして再び探触子を所望のテスト点に接触さ
せねばならず、不便である。
また、場合によっては、オペレータはテスト点から視
覚表示部の位置まで見る方向を変えなければならず、こ
れもまた不便である。音声でテスト結果を知らせる計器
も知られているが、そのレポート用フォーマットは多く
の状況においてその決まったアピール内容に適っていな
い。テスト用探触子をテスト点から動かさずに複数のテ
ストフォーマットやレポートフォーマットの切り換えを
可能とし、及び/又は、音声によるレポートのフォーマ
ットを多種類用意することを可能とすることにより、上
記したような不便の少なくとも1つを解消するテストメ
ータを得ることができれば好都合であろう。
背景技術 米国特許第4,563,770号において、レメルソンとグラ
ンド(Lemelson and Grund)は測定結果を視覚的に表
示するとともに、合成音声によっても表わすことができ
る、マルチメータのような、電気測定器を開示してい
る。このメータは測定過程において発生する分析信号の
ための電気回路を有し、該回路は分析信号が安定するま
では音声によるレポートがなされないようにするもので
ある。足で操作され通常開成状態にあるスイッチは、合
成音声を発することが望ましい場合に操作者が音声の合
成操作をスタートさせることを可能にするとともに、操
作者が前回の測定結果の音声表示を確実に聞いていなか
ったような場合に直前の測定結果を復唱させる手段を操
作者に与えるものである。
この発明の目的は音声によって結果を知らせることに
より目の見えない人々がより容易にメータを使用し得る
ようにすることにあるが、このメータは従来の視覚的な
表示を行なうメータが持つ幾つかのより厄介な問題を解
決していない。
結果を知らせるために用いる手段が視覚的なもの音声
的なものであるかに関わらず、テストメータには、オペ
レータの手と視覚がテスト点の範囲に向けられなければ
ならないという一般的な問題がある。多くの場合、複数
のテスト又は表示形式の中から切替えることが望ましい
が、レメルソンとグランド(Lemeson and Grund)の
装置にはそのための装備がなされていない。例えば、オ
レペータの両手が複雑な電気的被試験物で働いていると
きに、電圧と電流によって定まる抵抗を調べたい場合、
彼はテスト用探触子をテスト点の位置から離して手動で
メータをリセットし、再びテスト点を探し出さなければ
ならない。
テッドとケネディ(Tedd and Kennedy)は米国特許
第4,604,569号に於いて、テストフォーマットと、テス
トフォーマットと矛盾するセッティングを警告する音声
による警報と、をコントロールする2つのスライドスイ
ッチを備えたマルチメータを記載している。各々のスイ
ッチは、異なった測定機能をコントロールするよう操作
する者によってセットされる。オペレータが2つの矛盾
するセッティングを選択するとブザーが鳴る。この特徴
は有利であるが、手動によるスイッチのセットが必要
で、矛盾するセッティングがなされることを許容する。
離れた位置、即ち操作する者が手を使って回路のテスト
を行なっている位置からセットすることができ、且つ矛
盾したテストフォーマットが選択されることを許容せ
ず、オペレータにそのことを音声によって知らせる回路
を含むメータがあればより望ましい。
ブラッドショウとエバンス(Bradshow and Evans)
は米国特許第4,633,211号に於いて、自動的に短いサイ
クルでレンジを決定するデュアルスロープ式アナログ−
デジタル変換器を含むマルチメータを記載している。こ
の変換器は異ったレンジの入力信号を受け入れるため、
信号の位相周期を調整する。レンジの選択は、読み取っ
ているレンジの外れを表示することなく自動的且つ迅速
に行なわれる。このことは、典型的な自動レンジ調整の
メータの使い勝手を向上させるように思えるが、操作す
る者が被試験物から手や注意をそらすことなく、望むテ
ストフォーマットを選択することができるメータが望ま
しい。平易な英語又は選択された他の言語で、オペレー
タにどのテストフォーマット又はパラメータ及びスケー
ルが選択されたかを知らせるメータが望ましい。
メータが結果を合成音声でレポートし得るようにする
ことは、使用上の都合及び効率に関する問題に対する完
全な解決ではない。単純にレポートを言葉にすること
は、多くの場合、情報の殆どは繰り返しであり、レポー
トする必要がないという点で不都合がある。例えば、1
つのパラメータの長い一連のテストが呼び出された場
合、全ての段階でそのパラメータ及び小数点の位置をレ
ポートする必要はない。テストされるパラメータを一度
だけレポートし、引き続いて各々のテスト点の桁数を連
続してレポートするようなフォーマットは適切なだけで
なく、望ましい。本発明に於いては、テストフォーマッ
トを遠隔から選択することが出来、選択されたテストフ
ォーマットを音声によってレポートし得ることは有利で
ある。
発明の開示 本発明の目的は、少なくとも1つの物理的パラメータ
をテストでき、多数の選択的なフォーマットで可聴的に
テスト情報をレポートできるメータを提供することにあ
る。
本発明の他の主な目的は、メータから離れた位置から
多数のテストフォーマットおよび/またはレポートフォ
ーマットの内のどれかを選択する手段を有するテストメ
ータを提供するにある。
本発明の更なる目的は、多数のテストフォーマットお
よび/またはレポートフォーマットの内のどれかを選択
する手段を含む少なくとも1つのテスト探触子を有する
テストメータを提供するにある。
本発明の更なる目的は、少なくとも1つの物理的パラ
メータをテストでき、多数の選択可能なフォーマットで
異なる言語に都合良く適合できる合成音声としてテスト
情報をレポートできるメータを提供するにある。
本発明のより特殊な目的は、電圧、電流、抵抗、及び
好適な温度をテストでき、テストパラメータ及び検知さ
れたパラメータの値のスケールを含むテスト情報を多数
の選択可能なフォーマットで合成音声としてレポートで
きる電気テストメータの提供であり、更に該メータの遠
隔位置から多数のテストフォーマットおよび/またはレ
ポートフォーマットの内のどれかを選択する手段を備え
ることができる電気テストメータを提供するにある。
本発明の更なる目的は、電圧、電流、及び抵抗をテス
トでき、テストメータやスケール域は検知値等のテスト
情報を多数の選択可能なフォーマットの下で合成音声と
してレポートでき、更に多数のテストフォーマットおよ
び/またはレポートフォーマットの内のどれかを選択す
る手段を有する少なくとも1つのテスト探触子を備える
ことができる電気テストメータを提供するにある。
上述した目的及び他の目的は数々の改良を提供する本
発明に従って達成される。此等改良は、種々の実際の状
況下でのテストメータの使用における便益や効率を向上
させるため、個々別々に域は組み合わせて用いられる。
本発明の1つの実施例に従えば、テストメータは多数
の選択可能なテストフォーマットおよび/またはレポー
トフォーマットを有して提供されており、前記テストメ
ータは、該メータを望ましいテストおよび/またはレポ
ートフォーマットの下で作動させるため遠隔刺激に応じ
て動作可能な選択手段と、テスト点に接触し且つ該テス
ト点でのパラメータの値を示すテスト信号を前記メータ
に伝達する手段と、前記信号に応答して前記値をレポー
トするための手段と、を備える。前記遠隔刺激は、例え
ば、電磁 射線、音波、或は電気接触または近傍スイッ
チ等により提供され得る。
好ましくは、前記テスト点接触手段は、手動にて望ま
しいテスト点に保持及び位置付される形状である接触探
触子を備えており、該探触子がテスト点の場所に保持さ
れている一方、手動にて作動可能な電気スイッチを有す
る。最も好適には、前記探触子は、テストフォーマット
を制御するために前記選択手段に連結したスイッチとレ
ポートフォーマットを制御するために前記選択手段に連
結したスイッチとの手動により動作可能な2つのスイッ
チ手段を含むことになる。望ましくは、前記メータは、
テスト結果をレポートする視覚的表示部と、多数の選択
可能なレポートフォーマットを記憶する手段、音声合成
器、選択されたレポートフォーマットを前記音声合成器
に使用させるように制御すべくプログラムされたマイク
ロプロセッサ、増幅器、及び前記選択レポートフォーマ
ットの下で音声としてテスト情報をレポートするスピー
カを含む可聴的にテスト情報をレポートする手段と、を
備えることになる。
他の実施例に従えば、本発明は、多数の選択可能なレ
ポートフォーマットの内の如何なる1の下でも音声とし
てテスト結果をレポートできるテストメータを提供する
ものであり、該テストメータは、テスト信号を受信し且
つ1つのパラメータの測定値を示すメータ出力を発生し
て該メータ出力をマイクロプロセッサに導く手段と、多
数の選択可能なレポートフォーマットを記憶し且つ選択
されたフォーマットを前記マイクロプロセッサに導く手
段と、前記マイクロプロセッサへ特定レポートフォーマ
ットが導かれるようになす選択手段と、音声合成器と、
前記メータ出力を受けて前記音声合成器に1つの選択さ
れたフォーマットでテスト結果の可聴的なレポートを行
なわせるべくプログラムされたマイクロプロセッサと、
を備える。その他の実施例のように、前記テストメータ
は、好適にはテスト結果をレポートするための視覚的表
示部をも含み、前記選択手段は遠隔刺激に応じて動作す
ることになる。好適には、前記テスト信号受信手段は、
手動にて保持及び位置付されるべく形成された探触子を
備え、該探触子が所望のテスト点に接触保持されている
一方、手動にて作動可能な電気的スイッチを含む。最も
好適には、前記スイッチの2つは前記探触子上に設置さ
れ手動にて作動されることになり、該スイッチの内の一
方はテストフォーマットを制御するために用いられ、他
方のスイッチはレポートフォーマットを制御するために
用いられる。
本発明の1つの好適実施例に従えば、2つの主要特徴
を組み合せてマルチメータを提供するものであり、前記
マルチメータは、要求される混乱の最少限で該メータと
相互に影響し合う操作者の向上された能力により、更に
改良された操作効率及び操作方法を提供するものであ
る。本発明のこの特徴に従うマルチメータは、メータ上
のスイッチング手段と同様に遠隔刺激に応じて動作可能
であり、所望のテストフォーマット及びレポートフォー
マットでメータを作動させるためのマイクロプロセッサ
を含む選択手段と、テスト信号を受ける探触子手段と、
前記テスト信号に応じてパラメータの測定値を示し得る
メータ出力を発生でき且つ該メータ出力をマイクロプロ
セッサに送るオートレンジングマルチメータ回路と、多
数の選択可能なレポートフォーマットを記憶し選択され
たレポートフォーマットを前記マイクロプロセッサに送
る手段と、前記マイクロプロセッサへ特定レポートフォ
ーマットが送られるようにする選択手段と、音声合成器
と、前記メータ出力を受けて音声合成器に選択フォーマ
ットでテスト結果を可聴的にレポートさせるべくプログ
ラムされたマイクロプロセッサと、を備える。
本発明に従う他の実施例では、第1のマイクロプロセ
ッサが、オートレンジング、探触子入力応答、及び表示
供給を含むその動作を制御している発声マルチメータが
提供される。発声チップ及び前記第1プロセッサと該発
声チップとの間に連結された第2のマイクロプロセッサ
を有する交換可能な発声モジュールが用いられる。第1
プロセッサはメータデータをこの第2マイクロプロセッ
サに送る。これは、コマンド信号を発声チップに送るこ
とにより、該発声チップに第2プロセッサ内にプログラ
ムされた言語ルールに従って表示されたメータデータを
発声させるようにする。このように、発声モジュールは
地方言語を発声させるべく変更される一方、世界のどこ
であろうが、メータ本体設計は同一に維持される。
図面の簡単な説明 以下に詳述する発明を実施するための最良の形態の記
載により、特に次に説明する添付図面を参照して読むこ
とにより本発明はより良く理解されるものであり、その
優位性等はより明確になるであろう。
第1図は本発明に係るマルチメータの外観を示す斜視
図、 第2図は本発明の特殊化された探触子のためのマルチ
メータにおけるフロントパネル上の雌コネクタの詳細
図、 第3図は第2図に示す雌コネクタによって本発明の特
殊化された探触子をメータに合致させるための雄コネク
タの詳細を示す斜視図、 第4図はマルチメータの後部におけるスピーカを示す
本発明の好適実施例の斜視図、 第5図は本発明の特殊化された探触子を一部省略して
示す概略部分断面図、 第6図は本発明の好適実施例に用いられる回路要素の
配列を示すブロック図、 第7図は本発明に係る他の音声出力式テストメータの
斜視図、 第8図は第7図に示すメータの後端面図、 第9図は第7図に示すメータの右側面図、 第10図は第7図に示すメータの左側面図、 第11図は第7図に示すテストメータに用いられる電気
回路のブロック図、 第12図は第7図に示すテストメータの第1プロセッサ
の動作のフローチャート、 第13図は本発明のテストメータに用いられる音声モジ
ュールの動作の一般的なフローチャート、 第14図は本発明のテストメータに用いられる音声モジ
ュールのためのより詳細化されたフローチャート、 第15図は本発明のテストメータに用いられる第1プロ
セッサから音声モジュールへ転送された全データのリス
ト、 第16図は本発明のテストメータに用いられる音声チッ
プ内にディジタルフォーマットで格納された言葉リス
ト、 第17図は本発明のテストメータに用いられる音声モジ
ュールを作動させるステップのより詳細化されたフロー
チャート、 第18図乃至第21図は異なる基数ルーチンのそれぞれを
用いての測定結果の発声のためのに使用される各フロー
チャートである。
発明を実施するための最良の形態 本発明に係る改良は、一つまたは複数の物理的パラメ
ータをテストするメータに適用することができる。斯か
るメータは、一つまたは複数の探触子、或は他のセンサ
を使用することができる。しかしながら、本発明の効果
の実際的な意味は、少くとも2つの探触子を用いる複数
のテスト又はレポートフォーマットを有するテスト用メ
ーターにおいて最も容易に認識し得る。本発明の説明の
便宜上、本発明による改良点を電圧、電流および抵抗を
テストすることの可能な電子マルチメータに関して以下
説明する。第1図に示したメータはかかる型式の手持ち
式メータであり、温度測定機能も有している。
第1図に示したメータ10はハウジング12を含み、2本
の手持ち式接触針14,16を備えている。好適には接触針1
4を低圧側として負すなわち接地テスト点に接続、探触
子16を高圧側として正のテスト点に接続する。ここで
「テスト点」とは被試験回路等の構成部材を云う。
第5図に探触子16の一部省略かつ断面図によりその内
部構造を詳細に示す。軸部18は適当なプラスチック材料
により構成され、その前端に金属接点20を有する。接点
20は導体22よりメータに電気的に接続されるものであ
り、任意の型式および構造の熱電体26のような他のセン
サーを保持する中空部を有する。熱電体26からは導線2
8,30が延びメータに接続される。探触子16は更に2つの
スイッチ32,40を有し、少くともその一方(好適には3
2)は、探触子16がテスト点の場所に保持されている時
に、手動可能となるように配置されている。
図示実施例においては、これらのスイッチ32,40はメ
ータ本体から離れた点よりセレクタ手段へ刺激を与えメ
ータを所望のテスト及び/又はレポートフォーマットで
作動させる。セレクタ手段は好適には遠隔信号に応答し
てメータ動作を制御するようプログラムされたマイクロ
プロセッサならびにメータ上のスイッチ手段より成り、
以下詳細に説明する。
図示した装置では探触子上の前記接点スイッチにより
遠隔地点から刺激を与えているが、他の刺激を遠方から
与えることができる。例えば、近傍スイッチよりの信号
や、スイッチング装置を作動することの出来る電波、
熱、光(可視光、紫外線、赤外線、)のような電磁信
号、スイッチング装置を作動することの出来る音声、舌
打ち音、口笛、その他のような音信号、更にスイッチン
グ信号を送信することの出来る他の遠隔刺激、例えば、
刺激与え報告を受信することの出来る遠隔電話の信号、
を用いることが出来る。
スイッチ32は押しボタン式の常開接点スイッチであり
その接点34,36はメータに接続される導線38,39に電気的
に接続されている。スイッチ40も常開接点スイッチであ
り、その接点はメータに接続される導線46,48に電気的
に接続されている。好適にはこれらのスイッチのうち32
はセレクタ手段に接続されてテストフォーマットを制御
し、40は同様に接続されてレポートフォーマットを制御
する。好適実施例において、これらスイッチは探触子を
おろすことなく動作可能である。例えばスイッチ32は人
さし指で動作し得るよう、またスイッチ40は親指で動作
し得るよう配設可能である。
メータの位置から離れたテスト場所においてオペレー
ターがフォーマットを制御出来ることは極めて有利であ
る。ここで「テストフォーマット」とは、テストすべき
パラメータの確認、使用すべきスケール、そしてテスト
結果を正確に測定レポートするためにメータ回路が必要
とするテスト手順を定める他の機能、を含む諸変数の組
合せを必要とするテスト順序を意味する。また「レポー
トフォーマット」とは、テストされているパラメータの
確認、スケールレンジ、警報あるいは従うべき特別の手
順、レポートの頻度、レポートされた有効数字の数、そ
して十分詳細に明確かつ簡潔なレポートを行なうのに重
要な上記および他の変数をレポートする順序、を含む諸
変数の組合せをレポートする順序を意味する。
後述するように、ROMチップに代表される複数の異な
るレポートフォーマットを記憶する手段が設けられてお
り、該レポートフォーマットは遠方信号またはメータ上
のスイッチング手段の動作に応じてセレクタ手段により
アクセス可能である。セレクタ手段より指示が発せられ
ると、所望のフォーマットはマイクロプロセッサに送ら
れてメータを該所望のフォーマットで機能せしめる。後
述する如く、レポートは視覚表示により、または第4図
に示したスピーカ15を介して出力する合成音声のような
可聴信号により、または両者の組合せによって行なうこ
とが出来る。最も典型的なものとしては第1図において
13で示したLCDのような視覚表示装置が標準フォーマッ
トで動作するように、制御される。かかる標準フォーマ
ットは例えば測定中のパラメータ、レンジスケール、AC
またはDC電流の別、そして表示可能な全数字を表示する
ものである。
第2図および第3図において、第5図に図示した探触
子16に使用する雄雌コネクタの好適な組合せを示す。雄
コネクタ100は雌コネクタ200のプラグレセプタクル222
と接合することにより探触子16をメータに電気的に接続
するための雄部材122を有する。雄部材128,130は好適に
は通常の熱電対雄コネクタとしてのサイズを有し、熱電
対26を雄コネクタ200のスロット228,230に電気的に接続
する。同様に、雄部材138,139はテストフォーマットセ
レクタスイッチをメータに電気的に接続する。また雄部
材146,148は雌部材246,248と接合してレポートフォーマ
ットセレクタスイッチをメータに電気的に接続する。ス
リーブ150のキー152はキー溝252を有する孔250に挿入す
ることによって雄プラグ100を雌レセプタクル200に正確
に合致せしめる。レセプタクル254は高アンペア数テス
ト時に標準雄探触子プラグを収容する。
図示した構成の雌コネクタ200は、特殊な雄コネクタ1
00に用いることが出来、あるいは所望ならば例えば特殊
な熱電対が必要ならば、通常の熱電対雄コネクタを収受
することが出来、そして所望ならば標準テスト探触子雄
コネクタも収受することができるという利点がある。遠
隔テストモードセレクタスイッチを操作することによっ
て、セレクタ手段は所定の順で各種テストフォーマット
を、例えばまずACまたはDC、そして次に抵抗、電流、電
圧そして温度、という具合に段階的に選択する。好適な
実施例のようにメータがオートレンジ型の場合、スケー
ルのレンジを手動で選択する必要はない。しかしなが
ら、セレクタ手段のマイクロプロセッサは、例えば2つ
のスイッチングパルスを順次早く発生することにより種
々のスケールレンジを段階的に進むようにプログラムす
ることが出来る。
セレクタスイッチ32により制御されるのと同じテスト
フォーマットそして異なるテストフォーマットを選択す
るための手動のメータ上の電子テストフォーマットセレ
クタスイッチが必要に応じて設けられる。第1図に示し
たメータ上のテストフォーマットスイッチパネル300は
好適には、より複雑で高価な機械式スイッチを必要とし
ない、電子スイッチングを行なう薄膜パネルである。パ
ネル30上にはスイッチ圧力印加点に8個のテストフォー
マットが示されている。これらのテストフォーマットは
20ミリアンペア(20ma)、200ミリアンペア(200ma)そ
して10アンペア(10a)のスケールによるアンペア数、
オーム(Ω)、電圧(V)、摂氏温度(℃)、ACまたは
DC(AC/DC)、そして回路導通のテストを可能とする。
他の所望のテストフォーマットを選択するようにプログ
ラムすることも勿論可能である。選択されたテストフォ
ーマットを視覚表示装置13に表示し、更にこの選択情報
を種々の可聴レポートフォーマットが要求するように供
給することが望ましい。
パネル300の他に押しボタン式スイッチ302,304,306,3
08が種々のメータ制御機能を行なうために設けられてい
る。スイッチ302は例えば電源スイッチで、スイッチ304
は視覚表示装置を現在の表示内容にロックするスイッ
チ、スイッチ306はメータを特定のレポートフォーマッ
トにロックするスイッチ、そしてスイッチ308はメータ
を特定のテストフォーマットにロックするスイッチであ
る。
パネル400はパネル300に類似した構成を有し、所望の
レポートフォーマットを選択するための8個のセレクタ
スイッチを持つ。メモリスイッチ(M)は一連のテスト
レポートをメモリの容量限度まで先入れ先出し方式で記
憶して後で検討したり記録する。デルタフォーマット
(Δ)の場にはメータはオペレータにより選択されたあ
るいはオートレンジメータにより指令されたテストフォ
ーマットの変更をレポートする。定期レポートフォーマ
ト(T)では、テストレポートが例えば毎5秒に一度繰
り返されドリフトあるいは量的変化がチェックされる。
単一レポートフォーマット(S)では、メータは例えば
1秒または2秒間だけ時間を遅らせてテスト読取値を安
定させ、それから繰り返すことなく単一のレポートを行
なう。あるいは単一レポートフォーマットではテスト信
号を電子的にテストして単一のレポートを出す前にその
安定性を確保することが出来る。レポートフォーマット
選択パネル400の残りのスイッチ(1),(2),
(3),(4)はレポートに用いる有効数字の数の選択
を行なう。メータまたは回路が損傷する恐れのある時、
あるいはテストフォーマットに関して矛盾する指示が与
えられマイクロプロセッサがこれら指示をオーバーライ
ドした時、いずれのフォーマットもオペレータに注意お
よびオーバーライドメッセージを与えることが出来る。
テストおよびレポートフォーマット指令を受信しテス
ト結果または警報を発信するためのテレホンジャックお
よび/またはRS232ポートのような適当なインク・フェ
ースを含めることも望ましい。例えば、固定探触子を用
いた進行中のテストが所定の望ましいあるいは望ましく
ない値または状態を感知する場合にメータにより電話通
話を開始することが出来る。レポートを、遠隔オペレー
タが更に指令を与える能力を有する場合、音声で行なう
ことが出来る。またテスト情報を連続的または周期的に
コンピュータに伝送して記憶および/または分析させる
こともできる。
第6図は本発明の好適な態様における基本的回路要素
の相互関係を示すブロック図である。第6図の中心に好
適には以下のようにプログラムされたマイクロプロセッ
サ500を示す。
遠隔502および本体504(メータハウジング上)スイッ
チを含むテストフォーマットスイッチング手段からの信
号を受信し、テストフォーマット選択信号を発生してこ
のテストフォーマット選択信号をメータ回路510へ送信
しメータを選択されたフォーマットで動作させること
(好適にはメータはマイクロプロセッサからの指令時に
テスト探触子または他の入力装置からの適切なアナログ
入力を選択する内部テストフォーマットスイッチング回
路506を含む);パラメータの測定値を示すメータ出力
信号を受信し選択されたレポートフォーマットによるレ
ポート信号を発生すること;遠隔508および本体509スイ
ッチを含むレポートフォーマットスイッチング手段から
の信号を受信し、レポートフォーマット選択信号を発生
し、複数のレポートフォーマットを記憶する手段520へ
フォーマット選択信号を送って選択されたレポートフォ
ーマットをマイクロプロセッサへ送ること;選択された
レポートフォーマットを受信して該選択されたレポート
フォーマットによるレポート信号を発生すること;そし
て、所望のレポートを示す信号を発生しその信号を視覚
表示装置530および/または音声合成器540へ送ってテス
ト結果を合成音声により選択されたレポートフォーマッ
トにおいて可聴音でレポートする。NEC 7503のようなマ
イクロプロセッサを使用することが出来る。
音声合成器としてはNEC 7759が適切である。好適には
NEC 23C100のような交換可能なROMチップを用いて音声
合成器を多数の望ましい言語のうちいずれかで動作させ
る。音声合成器は所望のレポートを示す信号を受信し、
増幅器542およびスピーカ544と共働してテスト結果およ
び他の所望のテスト情報を選択されたレポートフォーマ
ットおよび所望の言語により可聴音でレポートする。こ
こで「スピーカ」は包括的な意味で用いられており、可
聴音声をレポートするのに有効なすべての電気音響変換
器を含み、かかる装置、イヤホン、等を含むものであ
る。必要ならば単純なオンオフスイッチをメータ上でま
たは遠隔式に動作してスピーカもオンオフすることが出
来る。
種々のレポートフォーマットを記憶する手段520は上
記のようなROMチップでもあるいはプロセッサ内のROMチ
ップでも良い。
第7図ないし第10図に本発明による音声出力式テスト
用メータ550の他の態様を示す。メータ550は略矩形断面
のハウジング552を有し、該ハウジング552はスロット領
域568後方にスピーカ556(第11図参照)を収容する第1
の部分554を含む。他の部分560はハウジング552内の多
位置スイッチのボールに接続された回転式機能セレクタ
562より成る制御装置を収容している。機能セレクタ562
はメータ550に温度、ミリボトル、ボルト、オーム、ミ
リアンペア、そしてアンペアの測定をさせる機能信号を
発生する。これらの測定のために、第1図において14,1
6で示したような探触子を接触コネクタ564.1〜564,3に
挿入する。温度はハウジング552の後部にある温度レセ
プタクル566.1,566.2に接続された1つあるいは幾つか
の熱電対探触子により測定する。メータ550には枢動ハ
ンドル553が備えられ、オートレンジ機能を有する。
機能セレクタ562の種々のセッチングにおいて、異な
る動作モードはデイジタル式の4個の10進法数値表示装
置572の上方に位置するモード選択スイッチ570.1ないし
570.5を備えている。モードスイッチ570はその各々の動
作により、スイッチ570.1を介してACまたはDCモード;
スイッチ570.4を介して単一の熱電対T1またはT2または
それらの差T1−T2を用いたスイッチ570.4を介しての温
度の選択;スイッチ570.5を介しての摂氏または華氏温
度スケールセレクタ;スイッチ570.3を介しての連続的
音声パターンまたは指令よってのみ動作する音声パター
ンまたは選択された間隔で動作する音声パターン、そし
て表示内容を小数点の右側に限定することが出来る表示
切捨てセレクタ572.2を提供する。後述するように表示
された数字は音声で出力されるものである。いずれかの
スイッチによりいずれかのモードを選択するにはそのス
イッチが制御するすべてのモードを順次反復するようス
イッチを繰返し動作させて行なう。メータにおいてある
値の音声出力を発生するため音声要求信号発生スイッチ
571が設けられている。マキシム社(Maxim Corporatio
n)製造によるMAX 133のような通常入手可能なマルチメ
ータチップを使用する。
第7図ないし第10図に示した実施例においては、テス
ト用メータの音声出力機能は特に異なる言語に適合する
ようにすることが適切である。これは第11図に示すよう
にメインマイクロプロセッサ590に加えて交換可能な音
声モジュール592を使用することによって行なう。音声
モジュール592はスレーブマイクロプロセッサ594および
音声チップ596を含む。音声チップはスピーカ556を介し
てメータ機能、モードそしてパラメータ値を発声するた
めに音声出力されるべき種々のディジタルサンプルを記
憶している。音声チップはNEC 7554のような標準的装置
であり、スレーブマイクロプロセッサ594からの制御信
号に応答する。スレーブマイクロプロセッサ594は発生
すべきメータデータを信号に変換し、この信号により音
声チップは正しい方法でメータデータを発声する。
従って、音声チップ596と共に交換可能なスレーブマ
イクロプロセッサ594は発声すべき特定の言語の法則に
従ってプログラムすることが出来るが、テスト用メータ
ならびにそのメインプロセッサ590はそのままである。
これによりテスト用メータ590は遭遇する種々の言語の
複雑な点を処理可能でありながらも構成が簡単であると
いう利点を有する。
メインプロセッサ590および音声モジュール592間の通
信は制御ラインおよび使用中または使用可ライン600を
介しシリアルポート598を通して行なわれる。メーター5
50が音声出力フォーマットを必要とする時にはデータは
ビットパルスの一定シリアル列によりメインプロセッサ
590から伝送される。
メインプロセッサ590の作用は第12図の各ステップに
より概略的に示されている。種々の自動動作が行なわれ
るが、そのうちいくつかは周知である。例えばステップ
602において様々なフラグ、レジスタそしてメモリ領域
がリセットまたは初期値にセットされる。ステップ604
では種々の選択されたメータ機能およびモードが記憶さ
れ、オペレータによる新しい選択の発生が適当なフラグ
をセットすることにより記憶される。表示設定値ならび
に、表示すべき数字の数に相当する適当な切捨て数がス
テップ606で確認される。
通常テスト用メータ550は4個の数字でパラメータ値
を表示することが出来る。例えばより小さいスケールえ
は1個の数字を小数点の左側にそして3個の数字を右側
に表示する。しかしながらパラメータの測定ならびに発
声においては、オペレータは4個の数字の中2個にの
み、すなわち小数点の左側の1個そして右側の1個にの
み関心があり、すべての4個の数字の発声を聞くことは
煩わしくかつ不要である場合がある。
従って本発明のメータにおいてはオペレータはモード
スイッチ170.2で切捨て信号を発生することにより所望
の数字の表示を選択することが出来る。このスイッチを
順次作動すれば表示はスケールに応じて小数点の右側に
1個または2個または3個の数字を反復して示す。メイ
ンプロセッサ590はステップ606においてこの切捨て数を
確認する。
ステップ608においては被テストパラメータを測定し
その値を記憶かつ表示する。次にステップ610におい
て、モードスイッチ570.3により選択された指令時にの
みパラメータ測定の音声出力フォーマトが必要がどうか
を調べる。かかる指令は探触子32またはスイッチ571が
作動された時に発生される(第5図および第11図参
照)。もし音声出力フォーマットが必要ならばかかる指
令の存在をステップ612で調べる。指令がない場合ステ
ップ604に戻る。
指令がある場合、あるいはモードスイッチ570.3で選
択された音声要求間の通常の間隔がステップ614でチェ
ックされて終了した場合、ステップ616において音声出
力ルーチンに入る。ステップ618においてメータデータ
が音声モジュール592に伝送され、ステップ604に戻る。
第11図に示すスレーブマイクロプロセッサ594は音声
指令に対して要求が出た時にリードオンリーメモリーが
応答するようにプログラムされている。プロセッサ594
は第13図に示すように動作する。すなわちステップ620
においてリセット、フラグ設定等を含む種々のプログラ
ム開始ルーチンを開始する。ステップ622において音声
出力要求をメインプロセッサはこの待機モードを継続す
る。受け取った場合、最新の測定値を含むメインプロセ
ッサ590からのデータはステップ624においてスレーブプ
ロセッサ626に伝送される。伝送されたデータは第15図
の630で示したような情報より成り、第11図に示したメ
モリ626にシリアルフォーマットで伝送される。これに
応答してスレーブマイクロプロセッサ594はライン600
(第11図参照)に使用中信号を送り、第13図のステップ
640において音声チップ596のリセットおよび初期化を開
始する。
ステップ642ではプロセッサ596より受け取った新機能
フラグをチェックしてオペレータが新機能または新モー
ドを選択したかどうかを判定する。選択した場合、現在
の機能をステップ646で確認し、ステップ648で音声チッ
プに指示して機能を可聴音で発声する。ステップ650で
は現在のモードを確認し、その発声フォーマットをステ
ップ652において実行する。ステップ654で元に戻りステ
ップ622で次の音声要求を待つ。
このようにしてオペレータは機能またはモードの変更
を行なうが、探触子はおそらくまだ適切なテスト点に接
触していないので測定結果の音声出力は多分無駄であり
行なわれない。
ステップ642での判定の結果新機能またはモードが選
択されなかった場合、プロセッサ594は音声チップ596に
指示してステップ660において現在のモードを発声し、
表示装置で実行された切捨てによる測定値をステップ66
2で確認し、この測定値をステップ664で発声する。そし
てプログラムは元に戻りステップ622で音声出力要求を
待つ。
音声チップ596は、すべてのテスト用メータ機能、モ
ードおよび測定を表現するのに必要な言葉のアナログ音
声のディジタル化されたサンプルを示すディジタル言葉
を格納している。このチップにより生成される音声はプ
ロセッサ594により指令された順序における言葉の組合
せを含む、これらの言葉はD/Aコンバーターによりアナ
ログ信号に再変換され、その出力はスピーカ556を駆動
する増幅器670(第11図参照)に印加される。
第16図は音声チップ596に格納された言葉を672で示
す。格納されている言葉は0から20までの整数、90まで
の10毎の数字、そして図示された他の言葉を含む、音声
の法則によりこれらの言葉を組合せて例えば256.3オー
ムの測定値については「ニヒャクゴジュウロクテンサン
オーム」(two hundred fifty six point three
ohms)と発声する。
第14図にスレーブプロセッサ594の動作ステップを更
に詳細に示す。ステップ642においてある現在の機能お
よびモードについて新測定を発声すべきであると判定さ
れた後、ステップ674においてオーバーレンジ状態とな
ったかどうか判定する。この判定は第15図に示したオー
バーレンジフラグを調べることにより行ない、メインプ
ロセッサ590による高過ぎるまたは低過ぎる測定値に相
当する。もしオーバーレンジの場合、次のステップ676
において抵抗の測定中であるかどうかを判定しその後の
ステップ678において短絡状態かまたは開放状態かを判
定する。対応する言葉をステップ680または682、そして
ステップ684で発声してから第13図のステップ622へ戻
る。
抵抗の測定中でない場合、ステップ686で「オーバー
レンジ」と発声し第13図のステップ622へ戻る。
オーバーレンジ状態が存在しない場合、ステップ692
の後でステップ690において温度モードを発声した後
で、ステップ694において第15図における符号フラグを
チェックすることにより負の測定値を調べる。負の場合
にはその言葉をステップ696において発声する。
ステップ698において正しい基数ルーチンを選択し、
ステップ700で実際に表示された数を発声する。この数
で示された単位をステップ702で発声し、第13図のステ
ップ622へ戻る。
第17図は新しい機能が選択された場合の第13図のステ
ップをより詳細に示す。図には温度が新しい機能である
場合の詳細な各ステップが示されており、その後に他の
発声要求が続いて特定の温度測定のための発声ルーチン
を示す。
ステップ712において新しいフラグとして確認された
新機能が温度であるかどうかを判定する。
温度でない場合には新機能がミリボトルであるかどう
かをステップ714で判定する。既述の各機能についてス
テップ716,718および720において続けて判定し、最後に
は消去法によって新機能はアンペアとなる。これをステ
ップ722で発声し、DCまたはACモードがステップ724で確
認された後、これらモードがステップ726または728で発
声される。他の機能も同様に処理される。
温度が新機能または新モードである時には、740のル
ーチンに入って最初に温度モードを発声する。ステップ
742においてTIポートにおける熱電対が使用されている
かどうかを判定する。使用されていない場合、ステップ
744において「T2」モードを発声する。上記熱電対が使
用されている場合、ステップ746においてTIを発声しそ
してステップ748において差異モードT1−T2が使用され
ていることを確認した後、ステップ750において言葉
「マイナス」をそしてその後ステップ744において「T
2」を発声する。
ステップ752においては温度が摂氏または華氏で測定
されているかどうかを判定し、適切なモードをステップ
754または756において発声する。
新しい温度機能またはモードが発声されたら、図示し
たステップに続いてステップ760,762および764において
表示されている基数を判定する。かかる表示基数が確認
された場合、ルーチン766,768,770および772によって適
切な数が発声され、その後ステップ774においてその測
定値の単位(この場合℃またはF゜)が発声される。
第18図ないし第20図は異なる基数を用いる数字発声ル
ーチンを示す。基数が4の場合(第18図参照)1000の位
の数字をそれが0でない限りステップ780で発声する。
次に100の位の数字をそれが0でない限りステップ782
で、10の位の数字をそれが0でない限りステップ784
で、そして最後に1の位の数字をステップ786で発声す
る。ステップ788では13から19までの数字を発声してそ
の後10の位および1の位の数字の発声はしない。
従って数字発声ルーチンは英語特有の法則に従うもの
であり、もし他の言葉を用いる場合には異なる数字発声
ルーチンが必要となる。
第19〜21図においては、メータが4個の数字の測定を
行なうので小数点以下に数字が出るかどうかも判定す
る。例えばステップ794では第15図に示したメインプロ
セッサデータに示したように小数点以下に数字があるか
どうかが判定される。そのような数字がある場合、ステ
ップ796で小数「点」と発声され、その後ステップ798で
小数点以下の最初の数字が発声される。
第20図においては基数が2の場合には小数点以下には
2つの数字が存在可能であるが、ステップ800の判定の
結果2番目の数字が0の場合それは発声されない。第21
図においては小数点の右側にある表示された全ての数字
はステップ802において発声される。
上記の説明は当業者に対して本発明の実施方法を教示
するものであって、この説明を読めば当業者にとっては
明確となるすべての自明な変形例や改変例を列挙したも
のではない。かかるすべての自明な変形例や改変例は特
許請求の範囲で示された本発明の範囲に含まれるもので
ある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 マッキンリー、ウィリアム、アール アメリカ合衆国 06907 コネティカッ ト州、スタンフォード、ノックスロード 77 (72)発明者 クリミンス、ジェイムス、パトリック アメリカ合衆国 06880 コネティカッ ト州、ウェストポート、ポストロードイ ースト 14 (72)発明者 ストーラー、イアン、ケー アメリカ合衆国 06880 コネティカッ ト州、ウェストポート、シャーウッドド ライブ 20 (56)参考文献 特開 昭56−164496(JP,A) 特開 昭56−19477(JP,A) 実開 昭59−64575(JP,U)

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のパラメータをテストおよび表示し、
    複数のフォーマットでその結果を報告するテストメータ
    であって、 遠隔(502)および本体(504)スイッチを含み、所定の
    順序でテストメータ(10)のテストフォーマットを変更
    するテストフォーマットスイッチング手段と、 遠隔(508)および本体(509)スイッチを含み、所定の
    順序でテストメータ(10)のレポートフォーマットを変
    更するレポートフォーマットスイッチング手段と、 マイクロプロセッサ手段(500)と、 テスト信号を受け取り、測定されたパラメータの値を表
    わす出力信号を発生し、該出力信号を前記マイクロプロ
    セッサ手段(500)に向けて出力するメータ回路(510)
    と、 テスト情報を音響的にレポートするための音声合成器
    (540)と、 から成り、 前記マイクロプロセッサ手段(500)は、前記テストフ
    ォーマットスイッチング手段からの信号を受信しテスト
    フォーマット選択信号を発生してこのテストフォーマッ
    ト選択信号を前記メータ回路(510)へ送信し該メータ
    回路(510)を選択されたフォーマットで動作させる機
    能と、前記パラメータの測定値を示すメータ出力信号を
    受信し前記選択されたテストフォーマットによるテスト
    信号を発生する機能と、前記レポートフォーマットスイ
    ッチング手段からの信号を受信し前記レポートフォーマ
    ット選択信号を発生して複数のレポートフォーマットを
    記憶する手段(520)へ前記レポートフォーマット選択
    信号を送って該選択されたレポートフォーマットをマイ
    クロプロセッサ(500)へ送る機能と、前記選択された
    レポートフォーマットを受信して該選択されたレポート
    フォーマットによるレポート信号を発生する機能とを有
    し、 所望のレポートを示す信号を発生し、該信号を視覚表示
    器(530)及び前記音声合成器(540)へ送って、テスト
    結果を合成音声により選択されたレポートフォーマット
    において可聴音で報告するようにしたことを特徴とする
    テストメータ。
  2. 【請求項2】前記遠隔スイッチ(508,502)は、独立し
    て位置付け、および移動自在でテスト信号を受取る探触
    子手段に設けられ、一方のスイッチ(32)はテストフォ
    ーマット制御し、他方のスイッチ(40)はレポートフォ
    ーマットを制御することを特徴とする請求項1に記載の
    テストメータ。
  3. 【請求項3】前記探触子手段は、その先端に温度を検知
    する熱電対(26)を更に含んでいることを特徴とする請
    求項2に記載のテストメータ。
  4. 【請求項4】複数のテストフォーマットメッセージを記
    憶し、その中から選択されたメッセージを前記マイクロ
    プロセッサ(500)に向けて出力するメモリ手段を更に
    備え、前記マイクロプロセッサ(500)は、所定のテス
    トフォーマットの選択に応じて、前記音声合成器(54
    0)にテストフォーマットメッセージを音響的にレポー
    トするようにしたことを特徴とする請求項1に記載のテ
    ストメータ。
  5. 【請求項5】相異なる複数のパラメータの中から選択さ
    れた一つのパラメータを測定して表示すると共に、選択
    されたパラメータの音声を発生する音声発生手段を有す
    るテストメータであって、 前記テストメータの現在の作動および前記選択されたパ
    ラメータの測定値に関連する複数のメータデータ信号を
    発生する第一のマイクロプロセッサ手段(590)と、 前記第一のマイクロプロセッサ手段(590)に作用的に
    接続され、所望の言語で音響的に再生され、前記テスト
    メータによって測定されて表示されるパラメータに関連
    する種々の測定値、機能およびモードを表わす言葉を記
    憶する第二のマイクロプロセッ手段(596)と、 前記第一のマイクロプロセッサ手段(590)と前記第二
    のマイクロプロセッサ手段(596)との間に接続され、
    前記第一のマイクロプロセッサ手段(590)からの前記
    複数のメータデータ信号に基づいて、複数の指令信号を
    前記第二のマイクロプロセッサ手段(596)に送り、前
    記第二のマイクロプロセッサ手段(596)に前記所望の
    言語に適用される規則に従って前記複数の信号から選択
    された信号を音響的に再生させる第三のマイクロプロセ
    ッサ手段(594)と、からなり、 前記第二のマイクロプロセッサ手段(596)と第三のマ
    イクロプロセッサ手段(594)は協同して、前記第一の
    マイクロプロセッサ手段(590)とは独立して、着脱自
    在で交換可能な音声モジュール(592)を構成するよう
    にしたことを特徴とするテストメータ。
  6. 【請求項6】前記第三のマイクロプロセッサ手段(59
    4)に設けられ、所望の言語に適合する前記可聴な再生
    音を発生するのに必要な一連の指令信号を決定する音声
    規則信号を記憶する手段(626)を更に含んでいること
    を特徴とする請求項5に記載のテストメータ。
  7. 【請求項7】前記テストメータに接続され、独立して位
    置付けおよび移動可能な探触子と、前記探触子に設けら
    れ、前記第一のマイクロプロセッサ手段(590)からの
    前記音声要求信号を開始するスイッチ手段を更に含んで
    いることを特徴とする請求項5に記載のテストメータ。
  8. 【請求項8】表示されたパラメータ測定値を小数点以下
    の所望の位で切り捨てると共に、その値を表わす前記切
    り捨て信号を発生する手段と、前記切り捨て信号に応じ
    て、指令信号の選択を制御して表示されたパラメータ測
    定値を音響的に再生する手段と、を更に含んでいること
    を特徴とする請求項5に記載のテストメータ。
  9. 【請求項9】第一の温度用探触子によって測定された測
    定値を表わす第一の温度信号を発生する手段と、第二の
    温度用探触子によって測定された測定値を表わす第二の
    温度信号を発生する手段と、前記第一の温度信号と第二
    の温度信号との差を表わす信号を発生する手段と、を更
    に含んでいることを特徴とする請求項5に記載のテスト
    メータ。
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