JP3133109B2 - デジタルマルチメータ - Google Patents

デジタルマルチメータ

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JP3133109B2
JP3133109B2 JP03248254A JP24825491A JP3133109B2 JP 3133109 B2 JP3133109 B2 JP 3133109B2 JP 03248254 A JP03248254 A JP 03248254A JP 24825491 A JP24825491 A JP 24825491A JP 3133109 B2 JP3133109 B2 JP 3133109B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はデジタルマルチメータ
に関し、さらに詳しく言えば、コンパレータ機能を備え
たデジタルマルチメータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、デジタルマルチメータは図5の
概略的な正面図に示されているように、ロータリスイッ
チなどからなるファンクション切替スイッチ1を備え、
同スイッチ1を切り替えることにより、交流および直流
の電流、電圧測定を初めとして、抵抗測定や周波数測定
などが行なえ、その測定値がデジタル表示器(液晶表示
板)2に表示されるようになっている。
【0003】この他に、コンパレータ機能を備えた機種
もある。この機種のデジタルマルチメータにおいては、
上限値設定スイッチ4と下限値設定スイッチ5とを追加
的に備えている。
【0004】これによれば、同スイッチ4,5にて上限
および下限の比較基準値を設定することにより、部品の
選別やロジック回路のHi,Loチェックなども行なう
ことができ、異常の場合にはブザーを鳴らしてそれを報
知するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
上限値設定スイッチ4および下限値設定スイッチ5に
は、その極性を設定するスライドスイッチ4a,5a
と、例えば4桁のロータリー式デジタルスイッチ4b,
5bが用いられているため、部品点数の増加に加えて回
路構成も複雑になりコスト的に好ましくない。また、計
器自体も大型になるなどの欠点があった。
【0006】他方、コンパレータ動作時、異常が出た場
合はブザー音でしか報知されないため、周囲の騒音に掻
き消されてその異常に気付かず見逃してしまうおそれが
あった。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は上記従来の事
情に鑑みなされたもので、その構成上の特徴は、入力部
と、ファンクション切替スイッチおよび複数の操作設定
スイッチなどを含む操作設定部と、上記入力部から入力
されるアナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変
換器と、デジタル表示器と、上記A/D変換器からのデ
ジタル信号に上記操作設定部にて設定された所定の処理
を行なって測定結果などを上記デジタル表示器に表示す
る中央処理手段(CPU)とを備えているデジタルマル
チメータにおいて、コンパレータ機能スイッチを有し、
測定動作中に上記コンパレータ機能スイッチによりコン
パレータ機能が選択された場合、上記中央処理手段は、
そのコンパレータ機能が選択された時点の上記デジタル
表示器に表示されている測定表示値をホールドするとと
もに、上記所定の操作設定スイッチを置数キーとして比
較基準値を設定可能とし、上記入力部からの入力信号と
上記比較基準値とを比較し、その比較結果を上記デジタ
ル表示器を利用して表示するようにしたことにある。
【0008】なお、上記中央処理手段は、上記置数キー
が操作されることなく、引き続き上記コンパレータ機能
スイッチが選択された場合には、上記ホールドされた上
記測定表示値そのまま上記比較基準値として採用す
る。
【0009】上記構成によれば、コンパレータ用の基準
値を設定する専用スイッチによることなく、所定の操作
設定スイッチを置数キーとして比較基準値を設定するこ
とができる。また、コンパレータ機能スイッチを選択し
た場合、その時点での測定値がホールドされるため、そ
の測定値を元値として比較基準値を設定でき、比較基準
値をある決まった初期値(例えば「0000」など)か
ら設定する場合に比べて容易に設定することができる。
さらには、コンパレータ機能スイッチを2度続けて操作
した場合には、ホールドされた測定値がそのまま比較基
準値に設定されるため、ある測定値をワーストケースな
どにしたい場合にきわめて便利である。
【0010】また、デジタル表示器に比較結果が表示さ
れるため、周囲の騒音に惑わされることなく、異常など
を知ることができる。
【0011】
【実施例】図1にはこの実施例に係るデジタルマルチメ
ータの操作面が示されており、図2は同メータの概略的
なブロック線図である。
【0012】このデジタルマルチメータの操作面には、
ロータリー式のファンクション切替スイッチ10、各種
の操作設定スイッチ11、液晶表示板12および入力部
13とが設けられている。
【0013】この場合、操作設定スイッチ11として、
シフトスイッチ11a,周波数設定スイッチ11b,レ
ンジ設定スイッチ11c,ホールドスイッチ11d,ブ
ザースイッチ11e,コンパレータ機能スイッチ11
f,最大値最小値を記憶させるレコーダ機能スイッチ1
1gおよび入力信号と任意の基準値との相対値を表示さ
せるリラティブ機能スイッチ11hとが用意されてい
る。
【0014】図1において、液晶表示板12にはすべて
の機能の表示が写し出されており、また、入力部13に
は4つの端子、すなわちA(アンペア)測定時の電流入
力端子13a,mA−μA(ミリ、マイクロアンペア)
測定時の電流入力端子13b,コモン端子13cおよび
V・Ω・ダイオード測定時の電圧入力端子13dとが配
置されている。
【0015】入力部13から入力されたアナログ信号
は、A/D変換器14にてデジタル信号に変換され、中
央処理手段(CPU)15に送られる。同CPU15
は、ファンクション切替スイッチ10および操作設定ス
イッチ11にて設定された条件にしたがってそのデジタ
ル信号を処理して液晶表示板12に表示する。なお、C
PU15は、各機能を動作させるプログラムなどが書き
込まれたROM15aと、測定データなどを記憶するR
AM15bとを備えている。
【0016】次に、コンパレータ機能とする場合につい
て、図3のフローチャートを参照しながら説明する。
【0017】まず、コンパレータ機能スイッチ11fを
押す(ステップS1)。これにより、次段のステップS
2で液晶表示板12に表示されている表示値および現在
のレンジがそのままホールドされる。これは、以後のコ
ンパレータの演算や設定を容易にするためである。しか
る後、液晶表示板12の「COMP」マークが点滅状態
になるとともに、ブザーが「Hi」で鳴るように初期設
定が行なわれる(ステップS3)。
【0018】これに伴って、シフトスイッチ11a,周
波数設定スイッチ11b,レンジ設定スイッチ11cお
よびホールドスイッチ11dの各々に、コンパレータ用
比較基準値の設定機能が付与される。すなわち、これら
の各スイッチが置数キーとなる。
【0019】この場合、ホールドスイッチ11dが第1
桁目の置数キー、レンジ設定スイッチ11cが第2桁目
の置数キー、周波数設定スイッチ11bが第3桁目の置
数キーおよびシフトスイッチ11aが第4桁目の置数キ
ーとなる。
【0020】これらの置数キーを使用して比較基準値を
設定する(ステップS4)。すなわち、各桁に対応する
スイッチを押すと、その桁の表示値に「1」が加えられ
(ステップS5)、次のステップS6で最大値(この場
合「9」)を越えたかが判断される。
【0021】最大値「9」を越えていない場合にはステ
ップS4に戻る。これに対して、最大値「9」を越えた
場合で、かつ、最上位桁以外の場合には、ステップS7
で表示値を「0」とした上でステップS4に戻る。
【0022】なお、ステップS7でそれが最上位桁であ
る場合には、交流測定の時には表示値を「0」とする
が、直流測定の時には表示値を負の最大値とする。
【0023】ステップS4〜ステップS7のルーチンを
繰り返して比較基準値を設定し終えると、ブザースイッ
チ11eを使用してブザーを鳴らす条件を設定する(ス
テップS8)。
【0024】この場合、先のステップS3で入力値≧比
較基準値の時、すなわち「Hi」の時ブザーが鳴るよう
に初期設定されているため、同ステップS8でブザース
イッチ11eを1回押すと、ステップS9において、入
力値<比較基準値の時、すなわち「Lo」の時ブザーが
鳴るようにセットされる。ここで、ブザースイッチ11
eを再度押すと、ブザー鳴動なしの状態にセットされ、
さらに同ブザースイッチ11eを押すと、「Hi」の時
ブザーが鳴るようにセットされる。すなわち、ブザース
イッチ11eを1回押す毎に、「Hi」→「Lo」→
「ブザー鳴動なし」→「Hi」のようにその条件が交代
される。
【0025】上記のようにして、ステップS8でブザー
を鳴らす条件を設定し終えたなら、コンパレータ機能ス
イッチ11fを押す(ステップS10)。これにより、
今迄点滅していた「COMP」マークが常時点灯状態と
なり(ステップS11)、以後ステップS12が実行さ
れ、コンパレータ動作に入る。
【0026】なお、ステップS2でホールドされた表示
値をそのまま比較基準値とする場合には、ステップS4
をジャンプし、必要に応じてステップS8でブザー鳴動
条件を設定した後、ステップS10を実行すればい。
【0027】コンパレータ動作においては、入力値と比
較基準値との比較が行なわれるのであるが、その比較結
果は、液晶表示板12に「Hi」もしくは「Lo」の文
字にて表示される。図4には入力値≧比較基準値である
「Hi」が表示されている状態が示されている。
【0028】なお、同図には「COMP」マークの下に
「L」の文字とともにブザーマークが表示されている
が、これはブザーの鳴動条件が「Lo」の時にブザーが
鳴るようにセットされていることを示している。
【0029】したがって、「Hi」が表示されている図
4の状態ではブザーは鳴らない。「Hi」でブザーが鳴
る場合には、「H」の文字とともにブザーマークが表示
され、ブザー鳴動なしの場合には何も表示されない。な
お、この発明は上記の表示態様に限定されるものではな
い。
【0030】また、図4に例示されているように、液晶
表示板12に「Hi」「Lo」の表示とともに、その入
力信号の測定値をバーグラフ12aとして表示すること
もできる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、コンパレータ用の基準値を設定する専用スイッチに
よることなく、所定の操作設定スイッチに比較基準値を
設定することができるため、計器自体の小型化とより一
層のコストダウンを図ることができる。
【0032】また、デジタル表示器に比較結果を表示す
るようにしたことにより、周囲の騒音に惑わされること
なく、異常などを確実に知ることができる。また、コン
パレータ機能スイッチを選択した場合、その時点での測
定値がホールドされるため、その測定値を元値として比
較基準値を設定でき、比較基準値をある決まった初期値
(例えば「0000」など)から設定する場合に比べて
容易に設定することができる。さらには、コンパレータ
機能スイッチを2度続けて操作した場合には、ホールド
された測定値がそのまま比較基準値に設定されるため、
ある測定値をワーストケースなどにしたい場合にきわめ
て便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例に係るデジタルマルチメータ
の操作面を示した正面図。
【図2】同実施例の概略的なブロック線図。
【図3】同実施例のコンパレータ用比較基準値を設定す
る際のフローチャート。
【図4】液晶表示板に比較結果を表示した状態を示した
説明図。
【図5】従来例のデジタルマルチメータの操作面を概略
的に示した正面図。
【符号の説明】
10 ファンクション切替スイッチ 11 操作設定スイッチ 12 液晶表示板 13 入力部 14 A/D変換器 15 CPU

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力部と、ファンクション切替スイッチ
    および複数の操作設定スイッチなどを含む操作設定部
    と、上記入力部から入力されるアナログ信号をデジタル
    信号に変換するA/D変換器と、デジタル表示器と、上
    記A/D変換器からのデジタル信号に上記操作設定部に
    て設定された所定の処理を行なって測定結果などを上記
    デジタル表示器に表示する中央処理手段(CPU)とを
    備えているデジタルマルチメータにおいて、 コンパレータ機能スイッチを有し、測定動作中に上記コ
    ンパレータ機能スイッチによりコンパレータ機能が選択
    された場合、上記中央処理手段は、そのコンパレータ機
    能が選択された時点の上記デジタル表示器に表示されて
    いる測定表示値をホールドするとともに、上記所定の操
    作設定スイッチを置数キーとして比較基準値を設定可能
    とし、上記置数キーが操作されることなく、引き続き上
    記コンパレータ機能スイッチが選択された場合には、上
    記ホールドされた上記測定表示値を上記比較基準値に採
    用し、上記入力部からの入力信号と上記比較基準値とを
    比較し、その比較結果を上記デジタル表示器を利用して
    表示することを特徴とするデジタルマルチメータ。
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