JPH02154112A - バーグラフ付きデジタルメータ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明はバーグラフによるアナログ表示部に、バーグラ
フの中心値を零として右左に正負の偏差値及びパーセン
ト偏差値を表示でき、加えてそれぞれの値の拡大・縮小
表示機能を備えたことを特徴とするバーグラフ付きデジ
タルメータ。

（従来の技術） 従来のバーグラフ付きデジタルメータでは偏差値測定を
行う場合、数字によるデジタル表示部は基準値からの偏
差値の表示を行い、バーグラフによるアナログ表示部は
通常表示の場合と同様な表示手段で左端を零として、偏
差値に比例した量をバーグラフで順次右側へ表示して、
それに極性を表す十−の記号を付けて、測定値の大きさ
及び変化を把握するようになっている。

（発明が解決しようとする問題点） 上記のように従来のバーグラフ付きデジタルメータでは
、偏差値測定を行う場合、バーグラフによるアナログ表
示部では偏差値を左端を零とじてバーグラフで表示して
いるだけで、基準値からどちら側に、どの位偏差してい
るかを見るには極性記号を確認しなければならず、極性
記号を見落としたりして、零を中心として両側に変動す
る偏差値の変化を視覚で直感的にすばやく把握すること
ができなかった。

そこで本発明は、偏差値測定を正確に、かつ視覚で直感
的に敏速に行うことのできるバーグラフ付きデジタルメ
ータを提供することを目的とする。

（問題点を解決するための手段） 上記問題点を解決するために、本発明は次の構成を備え
る。

ＬＣＤ表示板上に測定値を数字表示するためのデジタル
セグメントと、アナログ表示を行うための棒状セグメン
トを横方向に並設したバーグラフ付きデジタルメータに
おいて、表示機能切換キーを設置してこれの切り換えに
より、バーグラフの中心値を零として、右左に正負の偏
差値を表示する偏差値表示機能と、同じくバーグラフの
中心値を零として、右左に正負のパーセント偏差値を表
示する偏差値表示機能とを備え、この二つの表示機能に
拡大・縮小表示機能を具備したことを特徴とする。

（実施例） 以下、本発明の好適な実施例について、添付図面と共に
詳述する。

第１図及び第２図は、本発明のバーグラフ付きデジタル
メータを、パネルメータに用いたー態様で示し、第３図
は、前記バーグラフ付きデジタルメータを、ハンディタ
イプのデジタルマルチメータに用いた一態様で示す。

第１図のバーグラフ付きデジタルパネルメータは、ＬＣ
Ｄ表示板９上に、通常表示を行っている一態様である。

本体ケース７ａに納められたデジタル表示部１には測定
値をそのまま表示し、アナログ表示部２では、測定値を
予め指定した測定レンジのフルスケール値に対応する値
として、又は対応するパーセント値として３で表示する
。第１図では、測定レンジのフルスケール値に対し入力
値が６０パーセントであることを、Ａに示すＬＣＤセグ
メントで表示している。５は、測定レンジが直流入力で
あることを示す直流表示記号であり、各種の測定レンジ
に対応した入力信号記号が表示される。６は、直流入力
信号測定時の極性表示記号で、入力極性に応じ、正負の
表示を十−として、ＬＣＤセグメントで表示する。

第２図のバーグラフ付きデジタルパネルメータは、偏差
値表示を行っている一態様である。偏差値測定を行う時
は、偏差値測定用キー（図示なし）を機能させることに
より、測定中に、希望する一定の測定値を基準値として
入力し、その値を零に変換し零表示して、その値からの
正負の偏差値を表示する。またＯ〜９の数字で構成され
たチンキ（図示なし）による基準値の入力も可能である
。

第２図のデジタル表示部２１、アナログ表示部２２、と
もに測定値が基準値に対して、０．５ｖプラスであるこ
とを示している。偏差値が小さい場合、アナログ表示部
の偏差値表示Ｂを、１０倍、１００倍にする拡大表示機
能と、逆に偏差値が大きい場合、偏差表示を１７１０倍
、１／１００倍にする縮小表示機能とを備え、表示機能
切換キー（図示なし）を、適宜選択し表示させることが
できる。この時、各倍率はＬＣＤ表示板９上の２５に表
示される。また、標準倍率の時は、×１が表示される。

前記極性表示記号６は、偏差値測定の場合、基準値を中
心として、入力信号が大きい場合圧の記号を＋、また入
力信号が小さい場合は負の記号を−として、ＬＣＤセグ
メントで表示する。

本デジタルメータは、第１図、第２図に例示されている
表示態様以外のデジタル表示機能、及びアナログ表示機
能として、次の表示機能も備えている。

まず、デジタル表示部では、第２図の偏差値表示の場合
、測定対象を電圧値で偏差値表示しているが、基準値を
１００パーセントとして、偏差値をパーセント表示する
ことも可能である。

そしてアナログ表示部では、前記第１図のパーセント表
示の他に、測定値を測定対象である電圧値として表示す
ることができる。また、第２図において、基準値を中心
として、偏差値のパーセント表示も可能である。これら
の測定値と、アナログ表示部では前記拡大・縮小表示機
能を用いて表示することができるものである。

次に、第４図と共に、バーグラフ付きデジタルパネルメ
ータの電気的な構成について説明する。

同図において７ａは、バーグラフ付きデジタルパネルメ
ータの本体である。入力端子５１ａには、測定信号が入
力される。入力信号変換回路５２は、入力端子５１ａに
入力された測定信号をＡ／Ｄコンバータ５３の処理可能
電圧に変換する。Ａ／Ｄコンバータ５３は、入力信号変
換回路５２からのアナログ電圧信号をＣＰＵ５４へ送る
べく、デジタル信号に変換する。ＣＰＵ５４は、演算機
能、制御機能、記憶機能から成っている。

演算機能は、Ａ／Ｄコンバータ５３から送り込まれた測
定データを演算処理して偏差値、パーセント表示値を求
める。制御機能は、予め指定されたプログラムに従って
各構成部分の制御を行っている。記憶機能には、前記の
プログラムや、キー入力ボックス５５ａから入力された
各種コマンド、データ、Ａ／Ｄコンバータ５３から送ら
れてくるデジタル信号、演算機能により求められた偏差
値、パーセント値が記憶されるＲＯＭ　（図示なし）及
びＲＡＭ　（図示なし）から成っている。ＣＰＵ５４か
ら出力されたデジタル信号は、表示回路５６により表示
される。キー入力ボックス５５ａは、表示機能切り換え
キー（図示なし）として、偏差値表示キー、パーセント
表示キー、偏差値拡大・縮小表示キーと、０から９まで
の数字入力のためのテンキー（図示なし）とから成る。

このテンキーでは、必要に応じ偏差値測定時における基
準値の設定を行う。又このテンキーを表示機能切り換え
キーとして二用の機能を持たせることも可能である。５
８は駆動用電源端子であり、外部電源に接続される。又
バッテリー電源を内蔵させることも可能である。

５７は電源回路であり駆動用電源端子５８がらの電圧を
各回路に適した電圧に変換し、回路各部に供給する。　
次に、動作を第５図のフローチャートを交えて説明する
。まず電源投入を行うと、ＣＰＵ５４へ記憶機能のＲＯ
Ｍからプログラムがロードされ、ＣＰＵ５４は初期設定
される（ステップ１００）。続いて、Ａ／Ｄコンバータ
５３も初期設定される（ステップ１０２）。

使用者は、必要に応じキー入力ボックス５５ａの表示機
能切換キー（図示なし）により、通常表示及び、偏差値
表示、偏差値の拡大・縮小表示、パーセント表示の各表
示機能を選択する。また用途に応じ前記テンキーにより
、偏差基準値を入力することができる。このとき制御機
能はキー入力ボックス５５ａからの入力が有りと判断す
る（ステップ１０３．１０４）。そして、このキー入力
されたデータは、記憶機能のＲＡＭに記憶される。

入力端子５１ａから入力された測定データは、入力信号
変換回路５２で、Ａ／Ｄコンバータ５３の処理可能電圧
に変換され、Ａ／Ｄコンバータ５３でデジタル信号化さ
れ、ＣＰＵ５４へ入力される（ステップ１０５）。

偏差値測定がキーにより指定されていると、制御機能は
偏差値の演算等を行うと判断し、記憶機能のＲＡＭに記
憶されているキー入力に応じ、偏差値の演算等を行う（
ステップ１０６．１０７）。

ＣＰＵ５４で偏差値が求められると、その偏差値及び測
定データは、記憶機能のＲＡＭの指定領域に記憶され（
ステップ１０８）、次に表示回路５６へ送られ、ＬＣＤ
表示板に次の測定値が演算されるまで、測定値の表示を
行う（ステップ１０９）。

次に、第３図に本発明によるバーグラフ付きデジタルメ
ータを、ハンディタイプのデジタルマルチメータに用い
た一実施例の正面図を示す。９はＬＣＤ表示板、５５ｂ
は表示機能切り換えキー及び、偏差値の基準値を設定す
るテンキー　３３は被測定対象に応じ選択するファンク
ションスイッチ、３５は電源スィッチ、５１ｂは信号入
力端子を示す。

Ｌ記のデジタルパネルメータ及び、ハンディタイプのデ
ジタルマルチメータの実施例において、ＬＣＤ表示板に
バックライトを設けることも可能で、暗所においての使
用に好適となる。

以上、本発明の好適な実施例について種々述べてきたが
、本発明は上記の実施例に限定されるものではなく、発
明の苗神を逸脱しない範囲で多くの改変を施し得るのは
もちろんである。

（発明の効果） 以上説明したように、本発明は、偏差値測定の場合に、
アナログ表示のバーグラフ上の中心値を零として、バー
グラフで基準値を中心とした正負の偏差値、及びパーセ
ントによる偏差値表示ができるために視認性に優れ、測
定値の正負の極性及び測定値の変化が直感的にすばやく
、しかも正確に把握でき、特に、基準値を中心として変
動する被測定体では、変動幅を視覚的に把握することが
容易となり、複雑な電子測定及び電子機器の微調整に大
きな効果を与える。

【図面の簡単な説明】

第１図、第２図は、本発明のバーグラフ付きデジタルメ
ータの一実施例を示したデジタルパネルメータの正面図
、第３図は、前記バーグラフ付きデジタルメータを、ハ
ンディタイプのデジタルマルチメータに用いた一実施例
の正面図、第４図は、実施例のデジタルパネルメータの
ブロック図、第５図は、実施例のデジタルパネルメータ
の動作を示したフローチャートである。 １．２１・・・デジタル表示部、　２，２２・・アナロ
グ表示部、　７ａ・・・デジタルパネルメータ本体、　
７ｂ・・・デジタルマルチメータ本体、　９−・−ＬＣ
Ｄ表示板、　５１ａ、５１ｂ・・・入力端子、　５２・
・・入力信号変換回路、　５３・・・Ａ／Ｄコンバータ
、　５４・・ＣＰＵ、　　５５・・・キー入力ボックス
、５６・表示回路、　５７・・・電源回路。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、液晶表示板（以下ＬＣＤ）を使用して、バーグラフ
   によるアナログ表示と、数字によるデジタル表示との両
   表示機能を備えたデジタルメータにおいて、該バーグラ
   フでは、通常は入力したデータ量に応じた棒状のＬＣＤ
   セグメントを、左端を零として、順次右側へ表示してア
   ナログ表示を行い、表示機能切り換えキーを切り換えた
   場合は、バーグラフの中心値を零として、右左に正負の
   偏差値をバーグラフで表示する機能と、バーグラフの中
   心値を零として、右左に正負の偏差値をパーセントに換
   算してバーグラフで表示する機能とを備えており、加え
   て、前記バーグラフによる偏差値とパーセント値とを、
   拡大及び縮小表示する、偏差値及びパーセント偏差値拡
   大・縮小表示機能とを具備したことを特徴とするバーグ
   ラフ付きデジタルメータ。