JPH0960713A - プラネタリギヤの潤滑機構 - Google Patents

プラネタリギヤの潤滑機構

Info

Publication number
JPH0960713A
JPH0960713A JP21504595A JP21504595A JPH0960713A JP H0960713 A JPH0960713 A JP H0960713A JP 21504595 A JP21504595 A JP 21504595A JP 21504595 A JP21504595 A JP 21504595A JP H0960713 A JPH0960713 A JP H0960713A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
planetary gear
oil
cover
carrier
lubricating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP21504595A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuo Yoshida
一男 吉田
Hiroaki Yamada
弘昭 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Corp
Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
Suzuki Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aisin Seiki Co Ltd, Suzuki Motor Corp filed Critical Aisin Seiki Co Ltd
Priority to JP21504595A priority Critical patent/JPH0960713A/ja
Publication of JPH0960713A publication Critical patent/JPH0960713A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H57/00General details of gearing
    • F16H57/04Features relating to lubrication or cooling or heating
    • F16H57/048Type of gearings to be lubricated, cooled or heated
    • F16H57/0482Gearings with gears having orbital motion
    • F16H57/0483Axle or inter-axle differentials

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Retarders (AREA)
  • General Details Of Gearings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 構成がシンプルであって安価であり、しかも
潤滑性能の信頼性があるプラネタリギヤの潤滑機構を提
供すること。 【解決手段】 サンギヤとリングギヤ間にてキャリヤ2
2に回転自在に組付けられて動力伝達するプラネタリギ
ヤ25を備えた動力伝達装置において、キャリヤ22の
軸方向端部にプラネタリギヤ25の軸支部(ピン)24
を側方から覆う被覆部27bを有する環状のカバー27
を一体回転可能に取付け、このカバー27の外周部に内
周に向けて開口し被覆部27bを基端としてキャリヤ2
2の回転方向に延びる円弧状のオイル溜部27cを設け
るとともに同カバーの回転によって同カバー周辺の潤滑
油をかき集めてオイル溜部27cに導くオイル受部27
d,27eを設け、またキャリヤ22のプラネタリギヤ
軸支部24にプラネタリギヤ25の潤滑必要部とオイル
溜部27cの基端を接続する油路24aを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、サンギヤとリング
ギヤ間にてキャリヤに回転自在に組付けられて動力伝達
するプラネタリギヤを備えた動力伝達装置において採用
し得るプラネタリギヤの潤滑機構に関する。
【0002】
【従来の技術】プラネタリギヤを備えた動力伝達装置に
おけるプラネタリギヤの潤滑機構には、例えば実開平5
−42812号公報に示されているはねかけ式のもの
(サンギヤ等によってはね飛ばされた潤滑油でプラネタ
リギヤの潤滑必要部を潤滑するもの)と、例えば実公平
6−43567号公報に示されているオイルポンプ式の
もの(オイルポンプによって圧送される潤滑油でプラネ
タリギヤの潤滑必要部を潤滑するもの)がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記したはねかけ式の
潤滑機構においては、構成がシンプルであって安価に実
施し得るものの、プラネタリギヤの潤滑必要部に潤滑油
が的確に供給されなくて潤滑性能の信頼性が劣るといっ
た問題がある。また、上記したオイルポンプ式の潤滑機
構においては、プラネタリギヤの潤滑必要部に潤滑油が
的確に供給されて潤滑性能の信頼性があるものの、構成
が複雑であってコストアップは避けられない。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記した問題
に対処すべくなされたものであり、構成がシンプルであ
って安価であり、しかも潤滑性能の信頼性があるプラネ
タリギヤの潤滑機構を提供することを目的として、サン
ギヤとリングギヤ間にてキャリヤに回転自在に組付けら
れて動力伝達するプラネタリギヤを備えた動力伝達装置
において、前記キャリヤの軸方向端部に前記プラネタリ
ギヤの軸支部を側方から覆う被覆部を有する環状のカバ
ーを一体回転可能に取付け、このカバーの外周部に内周
に向けて開口し前記被覆部を基端として前記キャリヤの
回転方向に延びる円弧状のオイル溜部を設けるとともに
同カバーの回転によって同カバー周辺の潤滑油をかき集
めて前記オイル溜部に導くオイル受部を設け、また前記
キャリヤのプラネタリギヤ軸支部に前記プラネタリギヤ
の潤滑必要部と前記オイル溜部の基端を接続する油路を
設けて、プラネタリギヤの潤滑機構を構成した。
【0005】
【発明の作用・効果】本発明によるプラネタリギヤの潤
滑機構においては、キャリヤの回転に伴ってカバーがキ
ャリヤと一体的に回転すると、同カバーの回転によりカ
バーのオイル受部にてカバー周囲の潤滑油がかき集めら
れてカバーの円弧状オイル溜部に導かれる。また、キャ
リヤの回転中心側から遠心力やはねかけによって飛散す
る潤滑油がカバーの円弧状オイル溜部に内周開口から飛
び込んで収容される。しかして、カバーにおける円弧状
オイル溜部内の潤滑油は、カバーの回転に伴って遠心力
及び回転力により円弧状オイル溜部の基部に向けて押し
動かされて、同基部から油路を通してプラネタリギヤの
潤滑必要部に導かれ、プラネタリギヤの潤滑必要部が的
確に潤滑される。したがって、潤滑性能の信頼性が向上
する。
【0006】また、本発明によるプラネタリギヤの潤滑
機構は、キャリヤに一体回転可能に取付けたカバーと、
キャリヤのプラネタリギヤ軸支部に設けた油路によって
構成したものであり、構成がシンプルであり安価に実施
することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の一実施形態を図
面に基づいて説明する。図1は自動車用トランスファ装
置(動力分配装置)を示していて、この装置の遊星歯車
式変速機に本発明によるプラネタリギヤの潤滑機構が組
み込まれている。遊星歯車式変速機は、入力軸11のス
プロケット部11aによってチェーン12を介して回転
されるスプロケット13とともに第1出力軸14上に回
転自在に組付けられたリングギヤ21と、第1出力軸1
4上に一体回転可能かつ軸方向へ移動可能に組付けたキ
ャリヤ22と、このキャリヤ22の中心筒部外周に回転
自在かつ軸方向移動不能に組付けたサンギヤ23と、こ
のサンギヤ23と上記リングギヤ21間にてキャリヤ2
2の各軸支ピン24(周方向にて略等間隔に3個設けら
れている)に回転自在かつ軸方向移動不能に組付けたプ
ラネタリギヤ25(リングギヤ21とサンギヤ23に噛
合している)等によって構成されていて、サンギヤ23
に係合させたシフトフォーク26によってキャリヤ2
2,サンギヤ23及びプラネタリギヤ25等を一体的に
図示右方へ移動させてキャリヤ22の内周スプラインに
てスプロケット13と第1出力軸14をトルク伝達可能
に連結することにより第1出力軸14を高速で回転させ
ることが可能であり、またシフトフォーク26によって
キャリヤ22,サンギヤ23及びプラネタリギヤ25等
を一体的に図示左方へ移動させてサンギヤ23の外スプ
ラインをクラッチギヤ29の内スプラインに嵌合させる
ことにより第1出力軸14を低速で回転させることが可
能である。なお、第1出力軸14の回転は断続装置30
によって第2出力軸15に伝達可能となっている。
【0008】ところで、本発明によるプラネタリギヤの
潤滑機構は、図1〜図3に示したように、キャリヤ22
の軸方向端部外周に嵌合して一体回転可能に取付けた環
状のカバー27と、キャリヤ22の各軸支ピン24に設
けられてカバー27からプラネタリギヤ25の潤滑必要
部(ベアリング部)に潤滑油を導く軸方向及び径方向の
油路24aによって構成したものであり、構成がシンプ
ルであり安価に実施することができる。なお、潤滑油は
入力軸11と両出力軸14,15を回転自在に支持する
ケーシング40内に所定量封入されている。
【0009】カバー27は、図2〜図6に詳細に示した
ように、キャリヤ22に取付けるための断面L形で環状
の取付部27aと、各軸支ピン24を油路24aの開口
した側方から覆う被覆部27bと、内周に向けて開口し
各被覆部27bを基端としてキャリヤ22の回転方向
(図2の時計方向)に延びる円弧状のオイル溜部27c
と、同カバーの回転によって同カバー周辺の潤滑油をか
き集めて各オイル溜部27cに導くオイル受部27d,
27eと、各オイル溜部27cを接続して余剰の潤滑油
を周方向に移動させる環状の接続部27fと、同カバー
にキャリヤ22の回転を確実に伝達するための突起27
gと、キャリヤ22との係合を強めるための一対の係止
爪27h等を有している。各オイル受部27d,27e
は、各オイル溜部27cの一部を軸方向に切り起こして
形成したものであり、カバー27の回転方向に向けて開
口しており、各オイル受部27dの開口面積(図6参
照)は各オイル受部27eの開口面積(図5参照)より
大きい。なお、取付部27aは各軸支ピン24の抜け止
め用ピン28の径外方への移動を規制するストッパとし
ても機能するようになっている。
【0010】上記のように構成したプラネタリギヤの潤
滑機構においては、キャリヤ22の回転に伴ってカバー
27がキャリヤ22と一体的に回転すると、同カバー2
7の回転によりカバー27の各オイル受部27d,27
eにてカバー周囲の潤滑油がかき集められてカバー27
の各円弧状オイル溜部27cに導かれる。また、キャリ
ヤ22の回転中心側から遠心力やはねかけによって飛散
する潤滑油がカバー22の各円弧状オイル溜部27cに
内周開口から飛び込んで収容される。しかして、カバー
27における各円弧状オイル溜部27c内の潤滑油は、
カバー27の回転に伴って遠心力及び回転力により各円
弧状オイル溜部27cの基部(被覆部27b)に向けて
押し動かされて、同基部から各軸支ピン24に設けた油
路24aを通してプラネタリギヤ25の潤滑必要部に導
かれ、プラネタリギヤ25の潤滑必要部が的確に潤滑さ
れる。したがって、潤滑性能の信頼性が向上する。
【0011】上記実施形態においては、自動車用トラン
スファ装置(動力分配装置)の遊星歯車式変速機に本発
明を実施したが、本発明は他の動力伝達装置、例えば自
動車用自動変速機に採用されている遊星歯車機構にも同
様に実施し得るものである。また、上記実施形態におい
ては、カバー27の各円弧状オイル溜部27cにそれぞ
れ2個のオイル受部27d,27eを設けて実施した
が、このオイル受部の数は適宜増減可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるプラネタリギヤの潤滑機構を備
えた自動車用トランスファ装置の断面図である。
【図2】 図1に示したキャリヤ,軸支ピン,プラネタ
リギヤ及びカバー等の関係を示す正面図である。
【図3】 図2の3−3線に沿った断面図である。
【図4】 図1〜図3に示したカバー単体の背面図であ
る。
【図5】 図4の5−5線に沿った断面図である。
【図6】 図4の6−6線に沿った断面図である。
【符号の説明】
21…リングギヤ、22…キャリヤ、23…サンギヤ、
24…軸支ピン(プラネタリギヤ軸支部)、24a…油
路、25…プラネタリギヤ、27…カバー、27b…被
覆部、27c…オイル溜部、27d,27e…オイル受
部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サンギヤとリングギヤ間にてキャリヤに
    回転自在に組付けられて動力伝達するプラネタリギヤを
    備えた動力伝達装置において、前記キャリヤの軸方向端
    部に前記プラネタリギヤの軸支部を側方から覆う被覆部
    を有する環状のカバーを一体回転可能に取付け、このカ
    バーの外周部に内周に向けて開口し前記被覆部を基端と
    して前記キャリヤの回転方向に延びる円弧状のオイル溜
    部を設けるとともに同カバーの回転によって同カバー周
    辺の潤滑油をかき集めて前記オイル溜部に導くオイル受
    部を設け、また前記キャリヤのプラネタリギヤ軸支部に
    前記プラネタリギヤの潤滑必要部と前記オイル溜部の基
    端を接続する油路を設けて構成したプラネタリギヤの潤
    滑機構。
JP21504595A 1995-08-23 1995-08-23 プラネタリギヤの潤滑機構 Pending JPH0960713A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21504595A JPH0960713A (ja) 1995-08-23 1995-08-23 プラネタリギヤの潤滑機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21504595A JPH0960713A (ja) 1995-08-23 1995-08-23 プラネタリギヤの潤滑機構

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0960713A true JPH0960713A (ja) 1997-03-04

Family

ID=16665849

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21504595A Pending JPH0960713A (ja) 1995-08-23 1995-08-23 プラネタリギヤの潤滑機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0960713A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004526918A (ja) * 2001-04-23 2004-09-02 ヴィッテンシュタイン アーゲー 変速装置、特に遊星歯車式変速装置
DE102017205491A1 (de) * 2017-03-31 2018-10-04 Zf Friedrichshafen Ag Planetengetriebe
CN110219972A (zh) * 2019-05-31 2019-09-10 陕西法士特齿轮有限责任公司 一种液体导流构件

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004526918A (ja) * 2001-04-23 2004-09-02 ヴィッテンシュタイン アーゲー 変速装置、特に遊星歯車式変速装置
DE102017205491A1 (de) * 2017-03-31 2018-10-04 Zf Friedrichshafen Ag Planetengetriebe
CN110219972A (zh) * 2019-05-31 2019-09-10 陕西法士特齿轮有限责任公司 一种液体导流构件
CN110219972B (zh) * 2019-05-31 2024-01-02 陕西法士特齿轮有限责任公司 一种液体导流构件

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4501167A (en) Transmission power output shaft assembly with bearing lubricant collecting and directing member
JPH11166609A (ja) トランスアクスル
US10520030B2 (en) Structure with bearing and bearing
JPH0960713A (ja) プラネタリギヤの潤滑機構
JPH11108163A (ja) 潤滑装置
JPS6336207Y2 (ja)
US4287783A (en) Mechanism for lubricating bearings of a counter shift gear for a gear transmission
JPS6216348B2 (ja)
KR100528035B1 (ko) 수동변속기의 오일 퍼늘
JP3703177B2 (ja) 自動車用トランスファ装置
JPH0233904B2 (ja) Sharyoyosadosochi
JPH09133202A (ja) 動力伝達装置の潤滑装置
CN218818069U (zh) 一种轴承润滑结构及变速器
JPH094700A (ja) 遊星歯車機構の潤滑構造
JPH0531315Y2 (ja)
JP2606235Y2 (ja) 差動装置の潤滑構造
JPH0444928Y2 (ja)
JPH063204Y2 (ja) 歯車変速機の潤滑機構
JPH0854052A (ja) 差動機構の潤滑構造
JPH0517489Y2 (ja)
JP3742135B2 (ja) デファレンシャル装置
JPS6383462A (ja) トランスフアケ−ス
JPS60109663A (ja) 車輌用変速機における出力軸軸受の潤滑装置
JP2605989Y2 (ja) トランスファの潤滑装置
JPS5891964A (ja) 車輛用動力伝達装置の潤滑油誘導装置