JPH0958701A - アルカリ性固型化合物用包装袋 - Google Patents
アルカリ性固型化合物用包装袋Info
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- JPH0958701A JPH0958701A JP21211995A JP21211995A JPH0958701A JP H0958701 A JPH0958701 A JP H0958701A JP 21211995 A JP21211995 A JP 21211995A JP 21211995 A JP21211995 A JP 21211995A JP H0958701 A JPH0958701 A JP H0958701A
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- bag
- density polyethylene
- polyethylene
- low
- inner bag
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- Pending
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 包装袋に充填された水酸化アルカリ類や炭酸
アルカリ類等のアルカリ性固型化合物の着色による商品
価値の低下を防ぐこと。 【解決手段】 ポリエチレン内袋、紙外袋を含む多重包
装袋において、包装袋の透湿度が３ｇ／（ｍ2・２４
ｈ）以下であるアルカリ性固型化合物用包装袋を使用す
る。
アルカリ類等のアルカリ性固型化合物の着色による商品
価値の低下を防ぐこと。 【解決手段】 ポリエチレン内袋、紙外袋を含む多重包
装袋において、包装袋の透湿度が３ｇ／（ｍ2・２４
ｈ）以下であるアルカリ性固型化合物用包装袋を使用す
る。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、包装袋に関し、更
に詳しくは、水酸化アルカリや炭酸アルカリ等のアルカ
リ性固型化合物用の包装袋に関する。
に詳しくは、水酸化アルカリや炭酸アルカリ等のアルカ
リ性固型化合物用の包装袋に関する。
【０００２】
【従来の技術】水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等の
水酸化アルカリ類や炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等の
炭酸アルカリ類等のフレークあるいはビーズ状の固型化
合物は、化学的安定性、強度、耐透気性、耐透湿性、耐
衝撃性、取扱いやすさ、価格等の面から、一般的にポリ
エチレンの内袋とクラフト紙等の紙外袋からなる包装袋
に充填され運搬、保存等が行なわれていた。その内袋に
使用されるポリエチレンを製袋するためには、酸化防止
剤、アンチブロック剤、スリップ剤、シール改良剤等の
薬剤をポリエチレンに添加しなければならず、これら薬
剤の極微量が溶出してきて、製品が着色することがあ
る。
水酸化アルカリ類や炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等の
炭酸アルカリ類等のフレークあるいはビーズ状の固型化
合物は、化学的安定性、強度、耐透気性、耐透湿性、耐
衝撃性、取扱いやすさ、価格等の面から、一般的にポリ
エチレンの内袋とクラフト紙等の紙外袋からなる包装袋
に充填され運搬、保存等が行なわれていた。その内袋に
使用されるポリエチレンを製袋するためには、酸化防止
剤、アンチブロック剤、スリップ剤、シール改良剤等の
薬剤をポリエチレンに添加しなければならず、これら薬
剤の極微量が溶出してきて、製品が着色することがあ
る。
【０００３】このように着色することは、その本来の機
能そのものには何ら影響はないものの、外観が著しく異
なり、その商品価値を著しく損なうものである。しかし
その着色問題は一定条件で必ずしも発生するとは限ら
ず、同様条件で長時間放置しても全く発生しない場合も
あり、その対策は十分になされないままであった。
能そのものには何ら影響はないものの、外観が著しく異
なり、その商品価値を著しく損なうものである。しかし
その着色問題は一定条件で必ずしも発生するとは限ら
ず、同様条件で長時間放置しても全く発生しない場合も
あり、その対策は十分になされないままであった。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】内袋にポリエチレン包
装袋を使用した場合、充填物の着色による商品価値の低
下を防ぐことを目的とする。
装袋を使用した場合、充填物の着色による商品価値の低
下を防ぐことを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明者等は着色の原因
を鋭意研究した結果、包装袋の透湿度と着色が密接に関
係していることを見い出し、この知見に基づいて本発明
を完成した。
を鋭意研究した結果、包装袋の透湿度と着色が密接に関
係していることを見い出し、この知見に基づいて本発明
を完成した。
【０００６】即ち、本発明は、ポリエチレン内袋、紙外
袋を含む多重包装袋において、包装袋の透湿度が３ｇ／
（ｍ2・２４ｈ）以下であるアルカリ性固型化合物用包
装袋である。
袋を含む多重包装袋において、包装袋の透湿度が３ｇ／
（ｍ2・２４ｈ）以下であるアルカリ性固型化合物用包
装袋である。
【０００７】
【発明の実施の形態】包装袋の透湿度を３ｇ／（ｍ2・
２４ｈ）以下、好ましくは２．５ｇ／（ｍ2・２４ｈ）
以下にするには種々の方法が考えられる。
２４ｈ）以下、好ましくは２．５ｇ／（ｍ2・２４ｈ）
以下にするには種々の方法が考えられる。
【０００８】内袋に使用されるポリエチレンは取扱いや
すさから、通常、低密度ポリエチレンが使用され、その
厚みは０．０７〜０．１５ｍｍ、透湿度は４．０〜１
０．０ｇ／（ｍ2・２４ｈ）である。透湿度はフィルム
厚みにほぼ反比例するので、低密度ポリエチレンの厚み
を厚くするか、何枚か重ねて使用しても目的が達成され
るが、取扱いやすさ、経済性の面で問題となることがあ
る。
すさから、通常、低密度ポリエチレンが使用され、その
厚みは０．０７〜０．１５ｍｍ、透湿度は４．０〜１
０．０ｇ／（ｍ2・２４ｈ）である。透湿度はフィルム
厚みにほぼ反比例するので、低密度ポリエチレンの厚み
を厚くするか、何枚か重ねて使用しても目的が達成され
るが、取扱いやすさ、経済性の面で問題となることがあ
る。
【０００９】上記観点から好ましい態様として以下のも
のが挙げられる。
のが挙げられる。
【００１０】（１）低密度ポリエチレン内袋の外側に該
ポリエチレンより透湿度が小さいフィルムをラミネート
またはコーティングする。
ポリエチレンより透湿度が小さいフィルムをラミネート
またはコーティングする。
【００１１】該フィルムとしてはアルミニウム、ポリ塩
化ビニリデン、高密度ポリエチレン等が挙げられ、その
厚みは、フィルムの種類によって異なるが、０．０２〜
０．１０ｍｍである。
化ビニリデン、高密度ポリエチレン等が挙げられ、その
厚みは、フィルムの種類によって異なるが、０．０２〜
０．１０ｍｍである。
【００１２】（２）低密度ポリエチレン内袋の外側に必
要によりクラフト紙等の紙袋を介し、該低密度ポリエチ
レンより透湿度が小さい物質で中袋を設ける。
要によりクラフト紙等の紙袋を介し、該低密度ポリエチ
レンより透湿度が小さい物質で中袋を設ける。
【００１３】該低透湿度物質としては前記（１）のフィ
ルムに使用したものと同様のものが使用できる。
ルムに使用したものと同様のものが使用できる。
【００１４】（３）ポリエチレン内袋を表裏両面が低密
度ポリエチレンであり、その間に高密度ポリエチレン層
を少なくとも一層以上挟んだ共押出し、ラミネートまた
はコーティングした多層構造とする。
度ポリエチレンであり、その間に高密度ポリエチレン層
を少なくとも一層以上挟んだ共押出し、ラミネートまた
はコーティングした多層構造とする。
【００１５】本発明の紙外袋はおもに強度を保つために
使用されるもので通常クラフト紙等が使用され、必要に
より、何枚か重ねて使用される。
使用されるもので通常クラフト紙等が使用され、必要に
より、何枚か重ねて使用される。
【００１６】
【実施例】以下、具体的な実施例により本発明を更に詳
細に説明する。
細に説明する。
【００１７】ポリエチレンフィルム単独または他のフィ
ルムとの組み合わせで１００×１００大の二重袋を作成
し、中に９９．５％Ｋ2ＣＯ3微粒子または９５％ＫＯＨ
フレークを約８０ｇ充填し、ポリエチレンをヒートシー
ルした後、３０℃、相対湿度８０％の恒温恒湿装置内に
放置し、経時的にポリエチレンから充填物への着色状況
を観察した。その結果を第１表に示した。なお充填物が
Ｋ2ＣＯ3でもＫＯＨでも、着色状況に大差はなかった。
ルムとの組み合わせで１００×１００大の二重袋を作成
し、中に９９．５％Ｋ2ＣＯ3微粒子または９５％ＫＯＨ
フレークを約８０ｇ充填し、ポリエチレンをヒートシー
ルした後、３０℃、相対湿度８０％の恒温恒湿装置内に
放置し、経時的にポリエチレンから充填物への着色状況
を観察した。その結果を第１表に示した。なお充填物が
Ｋ2ＣＯ3でもＫＯＨでも、着色状況に大差はなかった。
【００１８】水酸化アルカリや炭酸アルカリ等のアルカ
リ性化合物袋詰め製品は通常約半年以内に使用されるこ
とが多いので、着色判定試験は６カ月とし、この時点で
殆ど着色が観察されないものは、実用上問題なしと判定
した。
リ性化合物袋詰め製品は通常約半年以内に使用されるこ
とが多いので、着色判定試験は６カ月とし、この時点で
殆ど着色が観察されないものは、実用上問題なしと判定
した。
【００１９】尚、紙外袋は透湿度にほとんど影響を与え
ないので、本実施例では省略した。
ないので、本実施例では省略した。
【００２０】また、表中の記号は以下の意味を表す。
【００２１】ＬＤＰＥ ：ローデンシティーポリエチレ
ン（低密度ポリエチレン） ＬＬＤＰＥ：リニアローデンシティーポリエチレン（低
密度ポリエチレン） ＨＤＰＥ ：ハイデンシティーポリエチレン（高密度ポ
リエチレン） サラン／ＬＤＰＥ：ポリ塩化ビニリデンと低密度ポリエ
チレンをラミネートしたもの Ａｌ ：アルミニウムフィルム ＬＤＰＥ／ＨＤＰＥ／ＬＬＤＰＥ：三者をラミネートし
たもの
ン（低密度ポリエチレン） ＬＬＤＰＥ：リニアローデンシティーポリエチレン（低
密度ポリエチレン） ＨＤＰＥ ：ハイデンシティーポリエチレン（高密度ポ
リエチレン） サラン／ＬＤＰＥ：ポリ塩化ビニリデンと低密度ポリエ
チレンをラミネートしたもの Ａｌ ：アルミニウムフィルム ＬＤＰＥ／ＨＤＰＥ／ＬＬＤＰＥ：三者をラミネートし
たもの
【表１】
【００２２】
【発明の効果】上記実施例から明らかなように透湿度が
３．０ｇ／（ｍ2・２４ｈ）以下の包装袋を使用するこ
とにより、実際の使用上問題となる６ケ月間、製品の着
色をほぼ完全に防ぐことができる。
３．０ｇ／（ｍ2・２４ｈ）以下の包装袋を使用するこ
とにより、実際の使用上問題となる６ケ月間、製品の着
色をほぼ完全に防ぐことができる。
Claims (5)
- 【請求項１】 ポリエチレン内袋、紙外袋を含む多重包
装袋において、包装袋の透湿度が３ｇ／（ｍ2・２４
ｈ）以下であるアルカリ性固型化合物用包装袋。 - 【請求項２】 ポリエチレン内袋が低密度ポリエチレン
であり、該低密度ポリエチレンの外側に該低密度ポリエ
チレンより透湿度が小さいフィルムをラミネートまたは
コーティングした請求項１記載の包装袋。 - 【請求項３】 ポリエチレン内袋が低密度ポリエチレン
であり、該内袋の外側に必要により紙袋を介して、該低
密度ポリエチレンより透湿度が小さい物質で中袋を設け
た請求項１記載の包装袋。 - 【請求項４】 ポリエチレン内袋が表裏両面が低密度ポ
リエチレンであり、その間に高密度ポリエチレン層を少
なくとも一層以上挟んだ共押出し、ラミネートまたはコ
ーティングした多層構造である請求項１記載の包装袋。 - 【請求項５】 アルカリ性固型化合物が水酸化アルカリ
または炭酸アルカリである請求項１〜４記載の包装袋。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21211995A JPH0958701A (ja) | 1995-08-21 | 1995-08-21 | アルカリ性固型化合物用包装袋 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21211995A JPH0958701A (ja) | 1995-08-21 | 1995-08-21 | アルカリ性固型化合物用包装袋 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0958701A true JPH0958701A (ja) | 1997-03-04 |
Family
ID=16617200
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21211995A Pending JPH0958701A (ja) | 1995-08-21 | 1995-08-21 | アルカリ性固型化合物用包装袋 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0958701A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006321552A (ja) * | 2005-05-20 | 2006-11-30 | Ueno Technology:Kk | 糖アルコール粉末組成物用包装袋および包装方法 |
| WO2012063343A1 (ja) * | 2010-11-11 | 2012-05-18 | 古河電気工業株式会社 | 粘着フィルム及び半導体ウエハ加工用テープ |
-
1995
- 1995-08-21 JP JP21211995A patent/JPH0958701A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006321552A (ja) * | 2005-05-20 | 2006-11-30 | Ueno Technology:Kk | 糖アルコール粉末組成物用包装袋および包装方法 |
| WO2012063343A1 (ja) * | 2010-11-11 | 2012-05-18 | 古河電気工業株式会社 | 粘着フィルム及び半導体ウエハ加工用テープ |
| CN103189459A (zh) * | 2010-11-11 | 2013-07-03 | 古河电气工业株式会社 | 粘结膜及半导体晶片加工用带 |
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