JP2931885B2 - ブロッコリー又は(及び)カリフラワーの鮮度保持方法 - Google Patents

ブロッコリー又は(及び)カリフラワーの鮮度保持方法

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JP2931885B2 JP19299392A JP19299392A JP2931885B2 JP 2931885 B2 JP2931885 B2 JP 2931885B2 JP 19299392 A JP19299392 A JP 19299392A JP 19299392 A JP19299392 A JP 19299392A JP 2931885 B2 JP2931885 B2 JP 2931885B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はブロッコリー又は(及
び)カリフラワーの鮮度保持方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ブロッコリーやカリフラワーは食形態の
洋風化に伴って消費量が増大している。そのため栽培地
は年々増大し、低地から高原地に亙って栽培され、気温
の違いを利用してほぼ周年出荷が行われている。
【0003】しかしながらブロッコリーやカリフラワー
は花の蕾であるために、急速に生長している部分であ
り、代謝活性が非常に高く、輸送及び貯蔵に際しては極
めて取扱いにくい野菜の一種である。中でもブロッコリ
ーは黄化や萎れ等の外観的変化も著しく、特に気温の高
い春から秋までの時期の輸送や貯蔵が極めて難しい。
【0004】従来行われてきたプラスチックフィルムで
密封する簡単なMA技法の包装では効果にばらつきがあ
り、しかも花蕾の異臭が問題となっている。またブロッ
コリーやカリフラワーは最近非常にポピュラーな野菜と
なってきており、輸送数量も年毎に多くなってきてい
る。このため従来のMA技法の包装では、充分なる効果
が期待出来ないにもかかわらず繁雑であり、実用性に大
きな問題がある。従って効果の高い鮮度保持方法の開発
が待たれている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、ブロッコリー又は(及び)カリフラワーの
従来の鮮度保持における上記難点を解決することであ
る。すでに若干のべた通り従来のブロッコリー又は(及
び)カリフラワーの鮮度保持は他の青果物と同様に一般
的な青果物の鮮度保持対策に則って行われてきたもので
ある。
【0006】本発明はブロッコリー又は(及び)カリフ
ラワーの鮮度保持に関する挙動就中酸素−二酸化炭素の
濃度(窒素バランス下)関係を基本とし、ブロッコリー
又は(及び)カリフラワーの鮮度保持手段としての新し
い環境を求め、惹いては従来の欠点を解消しうるブロッ
コリーやカリフラワーに適した優れた鮮度保持方法を開
発しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この課題はブロッコリー
又は(及び)カリフラワーを密閉或いは半密閉容器に入
れ、二酸化炭素発生剤又は更に必要に応じ酸素発生剤を
内包せしめ、酸素濃度2%以上、二酸化炭素濃度4%以
上の環境下(窒素バランス下)に保持することにより解
決される。
【0008】本発明者は上記の問題点を克服し、より良
い鮮度保持方法を見いだすためにブロッコリー又は(及
び)カリフラワーを、窒素バランスの種々の酸素濃度並
びに二酸化炭素濃度の環境下に貯蔵して検討を重ねた結
果、酸素濃度2%以上に保持すると共に、二酸化炭素濃
度を4%以上に高くした環境下にブロッコリー又は(及
び)カリフラワーを保存することにより、極めて良好な
鮮度保持できることをみいだした。
【0009】この高二酸化炭素の効果は、空気中の酸素
濃度とほぼ等しい20〜22%程度の高酸素濃度下でも
認められる。しかし、酸素濃度が2%より低い場合に
は、逆に高二酸化炭素濃度は、アセトアルデヒドやエチ
ルアルコールの発生を促進したり、軟化や腐敗、異臭等
を発生し、鮮度保持とは逆行した。
【0010】これら種々検討の結果、(イ)ブロッコリー
又は(及び)カリフラワーは低酸素濃度のみの環境下で
は呼吸量は抑制されるが、花蕾の黄化の抑制作用は少な
いこと。
【0011】(ロ)一方、二酸化炭素濃度を高くすると黄
化の抑制作用が顕著となり、呼吸量も抑制されること。
【0012】しかし、(ハ)酸素濃度が2%を下回るよう
な低酸素濃度条件下で二酸化炭素濃度を高くすると、酸
素の取り込み量が過剰に抑制され、嫌気呼吸が激しくな
り組織が変質することがわかった。
【0013】これらの新しい事実から、従来のMA包装
では、貯蔵或いは輸送時の温度等の環境条件の僅かな変
動により、ブロッコリーやカリフラワーが嫌気呼吸を始
め、組織が変質や壊死や腐敗を起こすことが判明した。
【0014】
【発明の作用並びに構成】本発明法の基本は、上記の通
りブロッコリー又は(及び)カリフラワーを、密閉ある
いは半密閉容器に入れ、二酸化炭素発生剤又は(及び)
酸素発生剤を内包せしめ、酸素濃度2%以上で二酸化炭
素濃度4%以上の環境下に、ブロッコリー又は(及び)
カリフラワーを保持することである。
【0015】その代表的具体例としての態様を示せば以
下の通りである。即ち、 ブロッコリー又は(及び)カリフラワーを、密閉乃至
半密閉容器に入れ、二酸化炭素発生剤を内包させるか、
或いは更に酸素発生剤を内包させる。
【0016】ブロッコリー又は(及び)カリフラワー
を、プラスチックフィルムからなるルーズな半密閉容
器、或いはパーフォレーション加工プラスチックフィル
ムパックからなる半密閉容器、或いは酸素ガス透過度が
8000ml/m2・1atm・24h以上のプラスチックフ
ィルムからなる密閉容器に入れ、二酸化炭素発生剤を内
包させるか、或いは更に酸素発生剤を内包させる。
【0017】ブロッコリー又は(及び)カリフラワー
を、プラスチックフィルムを複合する段ボールケースに
入れ、二酸化炭素発生剤を内包させるか、或いは更に酸
素発生剤を内包させる。
【0018】ブロッコリー又は(及び)カリフラワー
を、二酸化炭素ガス透過度が100000ml/m
1atm・24h以下、好ましくは100000〜10
000ml/m・1atm・24hのプラスチックフ
ィルムからなる密閉包装に入れ、酸素発生剤を内包させ
る。
【0019】上記の態様は、ブロッコリー又は(及
び)カリフラワーを、密閉容器或いは半密閉容器に入
れ、二酸化炭素発生剤を単独に内包させるか、或いは更
に酸素発生剤を内包させて二酸化炭素発生剤と酸素発生
剤の両方を内包させる。
【0020】本態様の基本は種々のガス透過度のプラス
チックの単独或いは複合容器(フィルム包装を含む)
に、ブロッコリー又は(及び)カリフラワーを入れ、容
器のガス透過度或いはガスの流通程度に合わせて、二酸
化炭素の発生する能力の異なる成分を内包せしめるか、
或いは酸素を発生する能力の異なる成分を単独あるいは
二酸化炭素発生剤と併用して内包せしめて、酸素及び二
酸化炭素を所定濃度に調節しようとするものである。
【0021】この際容器に使用するプラスチックとして
は通常高密度ポリエチレン(HDPE)、低密度ポリエ
チレン(LDPE)、ポリアミド(PA)、ポリエチレ
ンテレフタレート(PET)、ブタジエンラバー(B
R)、酢酸ビニル−エチレン共重合体(PVAc)、ポ
リプロピレン(PP)、ポリスチレン(PS)等であ
り、成型単独容器或いは複合容器、場合によっては袋状
容器として使用することも出来る。またパーフォレーシ
ョン加工等を施しても良い。
【0022】なお半密封容器とは主に容器の構造乃至形
状を表し、ガスの透過性をいうものではない。更に詳し
くは容器素材のガスの透過性に加味して容器の構造乃至
形状として一部が空いている構造乃至形状を示し、容器
ばかりでなく、フィルム、シート等による包装も含まれ
る。
【0023】酸素発生剤としては酸素を発生しうるもの
であればよく、たとえば過炭酸ソーダ、過硫酸ソーダ、
過酸化ソーダ、過酸化カリ等を具体例として例示でき
る。内包の手段としても特に限定されず、所望する酸素
量を発生しうる手段であればよい。
【0024】また二酸化炭素発生剤としても、二酸化炭
素を発生しうるものであればよく、その具体例としては
たとえば炭酸カルシウムと有機酸、重炭酸ソーダと有機
酸、又は無機酸との組合せ、これ等の手段に更に無機塩
類や無機フィラー等を加えたもの等を例示出来る。また
予冷したブロッコリーやカリフラワーを保冷貯蔵、保冷
輸送、冷蔵貯蔵或いは冷蔵輸送する際には、二酸化炭素
発生剤としてドライアイスを使用することも出来る。
【0025】また二酸化炭素発生剤の内包手段も酸素発
生剤の場合と同様である。の態様はの態様の具体的
な型の一つであり、その基本は空気の透過や流通により
酸素濃度を所定の値となし、空気だけでは不足する二酸
化炭素を別途発生せしめて、二酸化炭素濃度を所定の値
に調節しようとするものである。
【0026】この際流入する空気だけでは酸素が不足す
る場合には、酸素発生剤をも使用して二酸化炭素濃度並
びに酸素濃度を所定の値に調節しようとするものであ
る。
【0027】このため空気が流通しうるパーフォレーシ
ョン加工プラスチックフィルムを使用するか、ルーズな
封緘とするものである。また酸素ガス透過度が8000
ml/m・1atm/24h以上のフィルムからなる
密閉容器であれば、ほぼ必要量の酸素が容器内に外気よ
り透過してくることとなるので、これも本発明の態様の
一つということができる。もちろん不足する場合には酸
素発生剤を内包させれば良い。
【0028】この方法でのプラスチックとしてはルーズ
なシールの容器或いはパーフォレーション加工を施した
容器にはLDPE、EVAc、HDPE、PP、PE
T、PA、PS、BR等何でも使用できる。密閉容器に
用いる酸素ガス透過度が8000ml/m・1atm
・24h以上のプラスチックフィルムとはLDPE、E
VAc、HDPE、BR等を素材とするものであり、そ
の容器、各種ガス発生剤はの態様の場合と同じであ
る。
【0029】の態様もの態様の具体的な型の一つで
あり、段ボールケースにプラスチックフィルムを複合し
たものを容器として用い、二酸化炭素発生剤或いは更に
酸素発生剤を内包する。複合するプラスチックフィルム
としては、にあげたものを適宜選択して使用できる。
【0030】また、複合段ボールケースの形態として
は、JIS−Z−1507に規定されている最も一般的
な0201型や0206、0212、0303、030
9型等、比較的密封し易い型や或いは規定の無い一枚の
段ボールシートから組み上げた箱等、基本的にはあらゆ
る型式から適宜選択して使用できる。また封緘方法もテ
ープ貼り、糊付け、ワイヤーステッチャー等適宜選択し
て使用できる。
【0031】この態様は取扱、作業の容易な包装形態で
あり、大量輸送容器として優れた利点を持っている。こ
の場合にもで挙げた二酸化炭素発生剤や酸素発生剤が
利用出来る。
【0032】の態様は容器内に二酸化炭素を内包せし
めておき、酸素を発生剤より発生せしめて夫々を所定の
濃度に調節しようとするものである。プラスチックとし
てはHDPE、EVAc、LDPE、BR、PP、PS
等である。発生剤はの場合と同様である。
【0033】本発明においてはブロッコリー又は(及
び)カリフラワーの黄化と密接な関係があるエチレンに
対する除去剤等を併用すると、更に高い効果が期待でき
ることは言うまでもない。この際使用されるエチレン除
去剤としては、従来から知られているものが広く使用さ
れ、その他別途本発明者が新たに開発した新しいエチレ
ン除去剤を使用してもよい。この新しいエチレン除去剤
はたとえば特願平2−200917、及び特願平2−2
65858号及び特願平2−86688号に開示された
ものである。
【0034】
【実施例】以下に実施例及び比較例を挙げて本発明を説
明する。
【0035】
【実施例1〜4】及び
【比較例1〜5】表1に示す各種ガス環境下で、ブロッ
コリーを貯蔵(30℃、3日間及び15℃、1週間)し
た時の酸素取り込み量、エチレン及びアセトアルデヒド
の発生量と終了時の花蕾の状況等を調査した。この結果
を表1に示す。但しガス濃度は窒素バランスである。表
1中のエチレン及びアセトアルデヒドの発生量の単位は
μl/kgFW・3daysであり、酸素の取り込み量の単位は
l/kgFW・3daysである。
【0036】
【表1】
【0037】
【実施例5〜13】及び
【比較例6〜9】15μm厚の高密度(密度0.93
5)ポリエチレン(HDPE)フィルム、20μm厚の
低密度(密度0.915)ポリエチレン(LDPE)フ
ィルム、55μm厚のLDPEフィルム、25μm厚の
エチレン酢酸ビニル共重合(EVAc)フィルム(エチ
レン83%)、30μm厚のブタジエンラバー(BR)
フィルム、25μm厚の炭酸カルシウム5%練り込みL
DPEフィルム、20μm厚さのポリビニルアルコール
(PVA)フィルム、及びパーフォレーション加工50
μm厚さのLDPEフィルム、及びパーフォレーション
加工12μm厚さのポリエチレンテレフタレート(PE
T)フィルムの9種のフィルムと、二酸化炭素発生剤又
は(及び)酸素発生剤とを用いて、ブロッコリーを貯蔵
(30℃、3日間)した時のフィルム内ガス組成及び開
封時の花蕾の状況等を表2に示す。また使用したフィル
ムのガス透過度を以下に示す。
【0038】 HDPE 15μm O2 13000ml/m2・1atm・24h CO2 45000ml/m2・1atm・24h
【0039】 LDPE 20μm O2 8500ml/m2・1atm・24h CO2 38000ml/m2・1atm・24h
【0040】 LDPE 55μm O2 4200ml/m2・1atm・24h CO2 14200ml/m2・1atm・24h
【0041】 EVAc 25μm O2 13500ml/m2・1atm・24h CO2 79000ml/m2・1atm・24h
【0042】 BR 30μm O2 22200ml/m2・1atm・24h CO2 81600ml/m2・1atm・24h
【0043】 炭酸カルシウム練り込みLDPE 25μm O2 11200ml/m2・1atm・24h CO2 48000ml/m2・1atm・24h
【0044】 PVA 20μm O2 410ml/m2・1atm・24h CO2 450ml/m2・1atm・24h
【0045】パーフォレーション加工55μmLDPE
フィルム 0.5mmφの細孔を平米当たり30個開けたフィルム
【0046】パーフォレーション加工12μmPETフ
ィルム 0.5mmφの細孔を平米当たり30個開けたフィルム
【0047】
【表2】
【0048】
【実施例14〜15】及び
【比較例10〜11】0201型一般段ボールケース、
30μm厚さのLDPEフィルムを表ライナにラミネー
ト加工した0201型フィルムラミネート段ボールケー
スに、ブロッコリーを詰め、二酸化炭素発生剤を適宜用
いて貯蔵(25℃、3日間)した時のケース内ガス組成
と開封時の花蕾の状況等を表3に示す。また段ボールケ
ースの封緘はワイヤーステッチャー又はテープ貼りと
し、テープ貼りはI字貼りとH字貼りを用いた。表中の
評価は下記の通りである。
【0049】
【表3】
【0050】ここで上記段ボールケースは普通段ボール
ケースもフィルムラミネート段ボールケースもA−22
0×SCP−125×A−220の原紙構成のAFを用
いた。尚、フィルムのラミネートは段ボール表ライナ層
間にサンドイッチ状にラミネートした。
【0051】
【実施例16〜18】及び
【比較例13〜14】表1に示す各種ガス環境下でカリ
フラワーを貯蔵(30℃、3日間)した時の酸素取り込
み量、エチレン及びアセトアルデヒドの発生量と終了時
の花蕾の状況等を調査した。この結果を表4に示す。但
しガス濃度は窒素バランスである。表中のエチレン及び
アセトアルデヒドの発生量の単位はμl/kgFW・3days
であり、酸素の取り込み量の単位はl/kgFW・3daysで
ある。
【0052】
【表4】
【0053】
【実施例19〜20】及び
【比較例15〜16】0201型一般段ボールケース、
30μm厚さのLDPEフィルムを表ライナにラミネー
ト加工した0201型フィルムラミネート段ボールケー
スにカリフラワーを詰め、二酸化炭素発生剤を適宜用い
て貯蔵(25℃、3日間)した時のケース内ガス組成と
開封時の花蕾の状況等を表5に示す。また段ボールケー
スの封緘はワイヤーステッチャー又はテープ貼りとし、
テープ貼りはI字貼りとH字貼りを用いた。表中の評価
は下記の通りである。
【0054】
【表5】
【0055】ここで上記段ボールケースは普通段ボール
ケースもフィルムラミネート段ボールケースもA−22
0×SCP−125×A−220の原紙構成のAFを用
いた。尚、フィルムのラミネートは段ボール表ライナ層
間にサンドイッチ状にラミネートした。
【0056】
【発明の効果】上記で説明した通り本発明法によればブ
ロッコリー又は(及び)カリフラワーの鮮度を極めて良
好に保持でき、貯蔵或いは常温での流通過程においても
極めて有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ▲さこ▼田 和宏 大阪府大阪市福島区大開4丁目1番186 号 レンゴー株式会社 中央研究所内 (56)参考文献 特開 昭55−29992(JP,A) 特開 平4−94641(JP,A) 特開 昭53−54556(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A23B 7/148 A23B 7/00 101 A23L 3/00 101 B65D 85/50 B65D 81/24

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ブロッコリー又は(及び)カリフラワー
    を、密閉或いは半密閉容器に入れ、二酸化炭素発生剤を
    内包せしめるか、或いは更に酸素発生剤を内包せしめ、
    酸素濃度2〜22%、二酸化炭素濃度4%以上の環境下
    (窒素バランス)に保持することを特徴とするブロッコ
    リー又は(及び)カリフラワーの鮮度保持方法。
  2. 【請求項2】酸素濃度が2〜22%、二酸化炭素濃度が
    4〜21.9%である請求項1に記載のブロッコリー又
    は(及び)カリフラワーの鮮度保持方法。
  3. 【請求項3】ブロッコリー又は(及び)カリフラワー
    を、プラスチックフィルムからなるルーズな半密閉容
    器、或いはパーフォレーション加工プラスチックフィル
    ムパックからなる半密閉容器、或いは酸素ガス透過度が
    8000ml/m・1atm・24h以上のプラスチ
    ックフィルムからなる密閉容器に入れ、二酸化炭素発生
    剤を内包せしめるか、或いは更に酸素発生剤を内包せし
    める請求項1又は2に記載のブロッコリー又は(及び)
    カリフラワーの鮮度保持方法。
  4. 【請求項4】ブロッコリー又は(及び)カリフラワー
    を、プラスチックフィルム複合段ボールケースに入れ、
    二酸化炭素発生剤を内包せしめるか、或いは更に酸素発
    生剤を内包せしめた後、封緘を行う請求項1又は2に記
    載のブロッコリー又は(及び)カリフラワーの鮮度保持
    方法。
  5. 【請求項5】ブロッコリー又は(及び)カリフラワー
    を、二酸化炭素ガス透過度が100000ml/m
    atm/24h以下の密閉容器に入れ、酸素発生剤を内
    包せしめ、容器内の酸素濃度を2%以上、二酸化炭素濃
    度を4%以上に保つ請求項1又は2に記載のブロッコリ
    ー又は(及び)カリフラワーの鮮度保持方法。
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