JP4388683B2 - 包装容器および包装方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、水分、微生物、紫外線等の影響で品質劣化を起こし易い物質を保存するための包装用材、容器、および該容器を用いる保存方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
医薬品原料となるアミノ酸や核酸関連物質を保存したり、製品として出荷したりする場合、該物質は、まず、プラスチック製の内袋に詰められ、次に、紙製ドラム缶や金属缶などの丈夫な外装容器に詰められる。
プラスチック製の内袋は、通常、製品と直接接触する個装袋と、個装袋を包む内装袋に区分されている。個装用のプラスチックとしては、ポリエチレン単層フィルムまたは共押出しポリエチレン多層構造フィルムが使用されている。
内装袋としては、運搬中の破損防止のため個装袋と同質のポリエチレンフィルムが使用される場合と、水蒸気および酸素ガスの透過を抑制し製品の品質保持機能を向上させるためプラスチックフィルムにアルミニウム、酸化アルミナまたは酸化ケイ素を蒸着したもの、アルミニウム、酸化アルミナまたは酸化ケイ素を蒸着した該プラスチックフィルムにさらに熱溶着可能なプラスチックフィルムを貼り合わせたフィルム(特開平6−100043号)、あるいは、蒸着面に酸化アルミナや酸化ケイ素を塗布したバリア機能を有する包装用材が商業的に使用されている。
【0003】
しかしながら、従来のフィルムを包装用材とした内装袋を使用する場合、該包装用材の層間を透過してくる水分を防止する機能(以下、防湿効果という)が十分でなく、吸湿し易い物質を保護するためには乾燥剤等の補助資材を多量に使用する必要があった。
乾燥剤はいずれ産業廃棄物となるので、乾燥剤の使用量を削減することは、環境対策の面から有意義である。さらに、乾燥剤を全く使用しなければ、包装作業時に乾燥剤を同封するステップが減ることになり、作業効率の向上を図ることができるなどの利点もある。
【0004】
従来のフィルムの防湿効果を向上させるためには、プラスチックフィルムに蒸着させるアルミニウム、酸化アルミナまたは酸化ケイ素の蒸着層を厚くすることが考えられるが、この場合、該フィルムの使用中に該蒸着面にピンホールが生じたり、ひびが入ってしまう恐れがあり実用的ではない。
また、該フィルムの基盤となるプラスチックフィルムを厚くすることも考えられるが、十分な防湿効果を得るためには、該プラスチックフィルムの厚さが包装用材として実用的でない厚さになってしまう等の問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、水分、紫外線、微生物等の影響で品質劣化を起こし易い物質を、品質劣化を起こすことなく保存でき、かつ乾燥剤等の補助剤の使用量を従来に比べて低減できる包装用材、該包装用材を有する包装容器、および該包装容器を用いる保存方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意検討したところ、プラスチックフィルムにアルミニウムや酸化アルミナや酸化ケイ素を蒸着した既知の包装用材を2枚以上貼り合わせることにより、該包装用材を1枚使用した時に比べて透湿度を顕著に低減することができることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明とは、以下の(1)〜(19)に関する発明である。
(1) 金属または酸化ケイ素を蒸着したプラスチックフィルムを2枚以上貼り合わせた構造を有することを特徴とするフィルム。
【0007】
(2) 金属または酸化ケイ素を蒸着したプラスチックフィルムを2枚以上貼り合わせたプラスチックフィルムにさらにポリエチレンを貼り合わせた構造を有することを特徴とするフィルム。
(3) 金属または酸化ケイ素を蒸着したプラスチックフィルムを2枚以上貼り合わせた構造を有するフィルムであり、かつ透湿度が0.2g/m2・日以下であることを特徴とするフィルム。
(4) 金属または酸化ケイ素を蒸着したプラスチックフィルムを2枚以上貼り合わせた構造を有するフィルムにさらにポリエチレンフィルムを貼り合わせた構造を有するフィルムであり、かつ透湿度が0. 2g/m2・日以下であることを特徴とするフィルム。
【0008】
(5) 上記(1)〜(4)いずれか1つのフィルムからなる包装用材。
(6) 上記(5)の包装用材からなる袋。
(7) 固体または粉体を包装する個装袋と、該個装袋を包装する内装袋および該内装袋を包装するための外装からなり、かつ該内装袋が上記6の袋である包装容器。
(8) 該個装袋が、透湿度10g/m2・日以下の透湿度を有する包装用材からなる個装袋である上記(7)の包装容器。
(9) 該包装用材が、共押出し3層構造ポリエチレンフィルムからなる包装用材である上記(8)の包装容器。
【0009】
(10) 該包装容器中に乾燥剤を有さないことを特徴とする上記(8)または(9)の包装容器。
(11) 該個装袋が、2,000g/m2・日以上の透湿度を有する包装用材からなる個装袋である上記(7)の包装容器。
(12) 該包装容器が、個装袋と内装袋の間に乾燥剤を有することを特徴とする上記(11)の包装容器。
(13) 該外装が、紙製ドラム缶、プラスチック製ドラム缶、段ボ−ル箱、金属缶および紙製あるいはプラスチック製の袋からなる群より選ばれる外装である上記(7)の包装容器。
【0010】
(14) 該固体または粉体が、水分、微生物または紫外線の影響により性状または品質に変化を起こす物質である上記(7)の包装容器。
(15) 該水分、微生物または紫外線の影響により性状または品質に変化を起こす物質が、食品、食品添加物、医薬品、医薬品原料、化粧品原料、アミノ酸、抗生物質および核酸関連物質からなる群より選ばれる物質である上記(14)の包装容器。
(16) 上記(7)〜(15)のいずれか1つの包装容器に、固体または粉体を包装し、保存することを特徴とする固体または粉体の保存方法。
【0011】
(17) 固体または粉体を個装袋で包装し、該個装袋を上記(5)の袋からなる内装袋で包装し、該内装袋を外装に収納することを特徴とする、固体または粉体の包装方法。
(18) 該固体または粉体が、水分、微生物または紫外線の影響により性状または品質に変化を起こす物質である、上記(17)の包装方法。
(19) 該水分、微生物または紫外線の影響により性状または品質に変化を起こす物質が、食品、食品添加物、医薬品、医薬品原料、化粧品原料、アミノ酸、抗生物質および核酸関連物質からなる群より選ばれる物質である上記(18)の包装方法。
以下本発明を詳細に説明する。
【0012】
【発明の実施の形態】
(1)フィルム
本発明は、プラスチックフィルムに金属または酸化ケイ素を蒸着したプラスチックフィルムを2枚以上貼り合わせた構造を有するフィルムに関する。
本発明に用いられるプラスチックフィルムとしては、ポリエステル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ナイロン等があげられるが、ポリエステルが好ましく用いられる。
貼り合わせるプラスチックフィルムの枚数は、2枚以上であれば実用上包装用材として適用できる範囲であればいずれでもよいが2〜5枚が好ましく、2〜3枚が特に好ましい。
第1図に、プラスチックフィルムに金属または酸化ケイ素を蒸着した既知のフィルム(図中、PF)の断面の概略図を示す。第1図中、aはプラスチックフィルムを示し、bはaに蒸着された金属または酸化ケイ素からなる蒸着層を示す。
【0013】
該フィルムが、包装用材として使用される場合は図の上側、すなわちプラスチックフィルムが袋の外側、図の下側、すなわち蒸着面が袋の内側になるように使用される。
該フィルムを包装用材として使用するに際し、aで表されるプラスチックフィルムの強度が弱い場合、包装用材として使用するためには強度が不足する場合がある。この場合、該フィルムにさらにポリエチレンフィルムを貼り合わせたフィルムも用いられる。該フィルムの断面の概略図を第2図に示す。第2図中、ポリエチレンフィルムは蒸着面に貼り合わせられており、cで示される。第1図と同様に、図の上側が袋の外側、下側が袋の内側として使用される。
【0014】
第3図は、第1図に示したプラスチックフィルムPFを2枚以上貼り合わせた構造を有するフィルム(以下、本発明のフィルムと略す)の断面の概略図である。該本発明のフィルムを包装用材として使用するに際し、aで表されるプラスチックフィルムの強度が弱い場合、包装用材として使用するためには強度が不足する場合がある。この場合、該本発明のフィルムにさらにポリエチレンフィルムを貼り合わせたフィルムを用いるとより強い強度が得られる。該フィルムも本発明のフィルムに含有される。当該フィルムの断面の概略図を第4図に示す。第4図中、ポリエチレンフィルムは蒸着面に貼り合わせられており、cで示される。
【0015】
プラスチックフィルムに金属または酸化ケイ素を蒸着する方法は公知の方法により行うことができる。蒸着する金属としては例えば、酸化アルミナやアルミニウムをあげることができる。
該金属または酸化ケイ素が蒸着されたプラスチックフィルムは、市販品を用いてもよい。該市販品は、例えば、三菱化学社等から入手することができる。
プラスチックフィルム同士を貼り合わせる方法、また、さらにポリエチレンフィルムを貼り合わせる方法は、接着剤を用いる方法や熱による接着など公知の方法を用いることができる。第2図または第4図にも示されるように、ポリエチレンフィルムは蒸着面に貼り合わせる。
【0016】
このようにして得られる本発明のフィルムは固体または粉体を包装するための包装用材(以下、本発明の包装用材と略す)として使用することができる。
このようにして得られる本発明のフィルムは、低い透湿度を有しているので低透過性包装用材として利用することができる。特に、後述の包装容器に使用する場合は、該本発明のフィルムの透湿度は1.0g/m2・日以下であることが好ましく、0.2g/m2・日以下がさらに好ましい。
なお、フィルムの透湿度の測定は、例えば、最新ラミネート加工便覧、1989年、加工技術研究会発行に記載されているような公知の方法で行うことが出来る。
(2)包装容器
本発明に用いられる包装容器は、包装の対象となる物質を直接包装するための個装袋、該個装袋を包装するための内装袋、および該内装袋を収容するための外装からなる。本発明の包装容器の垂直方向の断面の概略図を第5図に示した。
【0017】
該図中、aは包装の対象となる物質(図中、pで示す)を直接包装するための個装袋を示し、bは内装袋を示し、cは外装を示す。該個装袋と該内装袋の間には、後述するように、乾燥剤(該図中、dで示す)が挿入されていてもよい。また、該内装袋は、上記(1)で得られる、本発明の包装用材からなる袋を使用する。
本発明で包装の対象となる物質(以下、被包装物質と略す)は、いずれの物質でもよいが、固体または粉体が好ましい。
該被包装物質が、水分、微生物、紫外線等の影響により性状または品質に変化を起こす物質である場合は、本発明の包装容器または包装方法を用いて保存することにより、これらの要因により当該物質の性状または品質に変化を起こすことなく長期間保存することができる。
【0018】
該水分、微生物、紫外線等の影響により性状または品質に変化を起こす物質としては、例えば、食品、食品添加物、医薬品、医薬品原料、化粧品原料、アミノ酸、抗生物質および核酸関連物質等の物質をあげることができる。
<イ>個装袋、内装袋
本発明において個装袋とは被包装物質を包む袋で、例えばプラスチックフィルムからなる。
プラスチックフィルムは、いずれのプラスチックフィルムでもよいが、ポリエチレンフィルムが好ましく用いられる。
【0019】
上記の個装袋は、以下に述べるように、被包装物質を包装する際の乾燥剤使用の有無によって異なる透湿度のフィルムを使用する。
すなわち、乾燥剤を使用しない場合には、該個装袋用包装用材には、透湿度の低いフィルム、例えば10g/m2・日以下の透湿度を有するフィルムを用いることが好ましい。このようなフィルムとしては、例えば共押出し3層構造ポリエチレンフィルム(丸東化研社製)をあげることができる。
乾燥剤を使用する場合には、個装用包装用材は透湿度の高いフィルム、例えば2,000g/m2・日以上の透湿度を有する高透過性フィルムを用いることが好ましい。このようなフィルムとしては、例えばタイベック(デュポン社製)をあげることができる。
【0020】
内装袋は、上記(1)の本発明の包装用材を製袋した袋を用いる。この場合、該包装用材の透湿度は少なくとも1.0g/m2・日以下であることが好ましく、0.2g/m2・日以下であることがさらに好ましい。
上記個装袋と内装袋は、別々に用いてもよいが、あらかじめ個装袋と内装袋の一部を内側に固定して使用してもよい。
<ロ>乾燥剤
本発明における個装袋が、高透湿性を有する包装用材からなる場合は、個装袋と内装袋の間に乾燥剤を挿入する。該乾燥剤としては、一般的に使用されているいずれの乾燥剤も使用することができる。具体的にはシリカゲル、塩化カルシウム、ソーダ石灰、硫酸マグネシウム、酸化バリウム、シリカアルミナ系乾燥剤等を用いることができる。
【0021】
本発明の包装用材を内装袋に使用する場合、使用する乾燥剤の量は、従来のプラスチックフィルムを1枚使用したフィルムを用いたときに比べて低減することができる。
本発明における個装袋が、透湿度10g/m2・日以下の透湿度を有するような低透湿性の包装用材からなる場合は、乾燥剤を使用しなくてもよい。
<ニ>外装
外装は、内装を包むものであればいずれでもよい。外装に使用できる容器としては、例えば、紙製ドラム缶、段ボール箱、あるいは金属缶などの容器、または、紙製あるいはプラスチック製の袋などを用いることができる。
【0022】
上記包装方法により包装された対象物を開封することなく通常の環境に保持することで、被包装物質をその性状や品質を劣化させることなく、長期間保存することができる。
また、本発明の包装容器は、外装から被包装物質を取り出してクリーンルームに保存する場合などに、紫外線等による被包装物質の品質劣化を防止することができる。
(2)包装方法
本発明の包装方法を以下に説明する。
【0023】
上記(1)で得られる個装袋で被包装物質を包装し、個装袋の口を輪ゴムなどで結束する。続いて該個装袋を内装袋で包装し、内装袋の口を輪ゴムなどで結束する。最後に該内装袋を外装に収納する。
上記(1)で述べたように、個装袋が高透過性フィルムからなる場合は、個装袋を内装袋で包装する際に、乾燥剤を個装袋と内装袋の間に入れる。
あらかじめ個装袋の一部を内装袋に固定してある場合は、個装袋に被包装物質を入れ、個装袋の口を結束し、しかる後に内装袋の口を結束する。この場合、個装袋を内装袋で包装する手間を省略できるので作業効率を向上させることができる。
【0024】
また、乾燥剤が必要な場合は、あらかじめ個装袋と内装袋の間に乾燥剤を入れておくことにより、作業効率を向上させることができる。
(3)発明の効果の測定
本発明の包装容器は、従来の1枚のフィルムを使用した包装容器と比較して、被包装物質に対し、顕著な防湿効果を有する。
当該効果は、本発明の包装容器で被包装物質を長期間保存し、保存前と保存後の乾燥減量を測定することで調べることができる。
乾燥減量は、被包装物質を乾燥機で乾燥させて、乾燥前と乾燥後の重量の差を測定することで算出する。乾燥減量は小さいほど、被包装物質が保存中に吸湿していなかったことを示す。
【0025】
また、当該防湿効果は、被包装物質を長期間保存する前後の、個装袋内の相対湿度(以下、RHと略す)を湿度計等で測定することにより調べることができる。相対湿度を測定することにより、カビなどの微生物の増殖の有無を予測することができる。RHが60%以下である場合は、一般に微生物は増殖しなくなるので、被包装物を長期間保存した場合に微生物の増殖による品質の低下を防ぐことができる。
また、防湿効果は、長期保存後の被包装物質の品質を調べることによっても調べることができる。品質の指標としては、微生物の増殖の有無、被包装物が粉体である場合は、該粉体の固化の有無等をあげることができる。
【0026】
さらに、紫外線等による被包装物質の品質の劣化防止の効果は、被包装物質を有する個装袋を内装袋に入れたままで、紫外線を照射して、所定時間後に被包装物質の品質を調べることにより、調べることができる。該品質測定の指標としては、例えば、被包装物の着色の有無等があげられる。
以下、本発明の実施例を示すが、本発明は下記実施例に限定されるものではない。
【0027】
【実施例】
以下の実施例において透湿度の測定はすべて小袋を用いる測定方法(最新ラミネート加工便覧、1101頁、1989年、加工技術研究会発行)に従って行った。
実施例1
酸化ケイ素を蒸着したフィルム(三菱化学社製)1枚に直鎖状低密度ポリエチレンフィルム〔商品名モアテック:出光石油化学社製〕を接着剤(AD-591、東洋モートン社製)で貼り合わせたフィルム(以下、2層フィルムという)を作製し、得られたフィルムの透湿度を測定したところ、透湿度は0.4g/m2・日であった。一方、酸化ケイ素を蒸着したフィルム(三菱化学社製)を接着剤(AD-591、東洋モートン社製)で2枚貼り合わせ、さらに直鎖状低密度ポリエチレンフィルム〔商品名モアテック:出光石油化学社製〕を接着剤(AD-591、東洋モートン社製)で貼り合わせたフィルム(以下、3層フィルムという)、および酸化ケイ素を蒸着したフィルム(三菱化学社製)を接着剤で3枚貼り合わせ、さらに直鎖状低密度ポリエチレンフィルム〔商品名モアテック:出光石油化学社製〕を接着剤(AD-591、東洋モートン社製)で貼り合わせたフィルム(以下、4層フィルムという)を得た。得られた3層フィルムおよび4層フィルムの透湿度を測定したところ、それぞれ0.07g/m2・日、0.09g/m2・日であり、従来の2層フィルムに比べて顕著な透湿度の低下が認められた。
実施例2
個装袋として、透湿度2g/m2・日の3層構造共押出しポリエチレンフィルム(丸東化研社製)を用いて製袋した袋(折り径710mm×長さ1,300mm,厚さ80μm)を使用し、内装袋として、実施例1で得られた3層フィルム(透湿度0.07g/m2・日)を用いて製袋した袋(内寸幅720mm×内寸長さ1,300mm,厚さ90μm)を使用し、外装として紙製ドラム缶(外径443mm×外高657mm)を使用した。
【0028】
該個装袋にアミノ酸の1種であるL‐アルギニンを50kg充填し、該個装袋の口を輪ゴムで結束し密閉した。該個装袋を内装袋で包装し、該内装袋の口を輪ゴムで結束し密閉した。さらに、この内装袋を外装である紙製ドラム缶に入れて蓋をした。
このように包装した紙製ドラム缶を恒温恒湿槽〔40℃、RH75%〕で6ケ月間保存し、個装袋内L-アルギニンの乾燥減量を測定した。その結果、該L−アルギニンの乾燥減量は、開始時の0.06%に対し、6ヶ月経過後で0.06%と変化していないことが確認された。即ち、6ヶ月経過後も個装袋内で製品の吸湿は起こっていなかった。
【0029】
また、6ヶ月保存後開封して、内容物であるL‐アルギニンの結晶を観察すると、結晶はサラサラした状態で固化が全く認められなかった。
同様に、実施例1で得られた4層フィルム(透湿度0.09g/m2・日)を用いて製袋した袋(内寸幅730mm×内寸長さ1,300mm,厚さ75μm)を内装袋として用いた場合にも、上記と同様の防湿効果が認められた。
比較例1
個装袋、および外装は実施例2と同様のものを用いた。
内装袋として、実施例1で得られた2層フィルム(透湿度0.4g/m2・日)を用いて製袋した袋(内寸幅730mm×内寸長さ1,300mm,厚さ95μm)使用した。
【0030】
該個装袋にアミノ酸の1種であるL‐アルギニンを50kg充填し、該個装袋の口を輪ゴムで結束し密閉した。該個装袋を内装袋で包装し、該内装袋の口を輪ゴムで結束し密閉した。さらに、この内装袋を外装である紙製ドラム缶に入れて蓋をした。
このような包装をした紙製ドラム缶を恒温恒湿槽(40℃、RH75%)で6ケ月間保存し、個装袋内製品の乾燥減量を測定した。その結果、個装袋内製品の乾燥減量は開始時の0.06%から6ヶ月経過後には4.19%まで増加していた。また、6ヶ月保存後、開封してL‐アルギニンの結晶を観察すると、製品が黄色に着色しており、結晶は大きな硬い塊まりとなつていた。
比較例2
個装袋、および外装は実施例2と同様のものを用いた。
【0031】
内装袋として、上記比較例1と同様の内装袋(透湿度0.4g/m2・日)を用いた。
該個装袋にアミノ酸の1種であるL‐アルギニンを50kg充填し、該個装袋の口を輪ゴムで結束し密閉した。該個装袋を内装袋で包装した。さらに、該個装袋と該内装袋との間に500gのシリカゲルが入った袋を1袋挿入した後、該内装袋の口を輪ゴムで結束し密閉した。この内装袋を外装である紙製ドラム缶に入れて蓋をした。
このように包装した紙製ドラム缶を恒温恒湿槽(40℃、RH75%)で6ケ月間保存し、個装内製品の乾燥減量を測定した。その結果、個装内製品の乾燥減量は、開始時の0.06%から6ヶ月経過後には0.47%まで増加していた。また、6ヶ月保存後、開封してL‐アルギニンの結晶を観察すると淡黄色に着色し、結晶全体が固化していることが確認された。
【0032】
実施例3
個装袋として、透湿度5,320g/m2・日の高通気性包装用材(タイベック、デュポン社製)を用いて製袋した袋(折り径710mm×長さ1,300mm,厚さ165μm)を使用した。
内装袋として、上記実施例1で得られた3層フィルム(透湿度0.07g/m2・日)を用いた内装袋(内寸幅720mm×内寸長さ1,300mm,厚さ90μm)を用いた。外装として紙製ドラム缶(外径443mm×外高657mm)を使用した。
該個装袋にアミノ酸の1種であるL‐アラニンを50kg充填し、該個装袋の口を輪ゴムで結束し密閉した。該個装袋を内装袋で包装した。さらに、該個装袋と該内装袋との間に500g入りシリカゲルを1袋挿入した後、該内装袋の口を輪ゴムで結束し密閉した。この内装袋を外装である紙製ドラム缶に入れて蓋をした。
【0033】
このように包装した紙製ドラム缶を室温で12日間保存し、個装袋内のRHを測定した。その結果、個装袋内のRHは、開始時の95%から3日後には63%、7日後には58%、12日後には51%まで低下した。12日間経過後開封して個装袋内のL‐アラニンの結晶を観察すると、結晶の固化は全く認められなかった。
同様な包装形態で、個装袋と内装袋の間にシリカゲルの代わりに乾燥と脱酸素効果のあるRP‐20A(三菱ガス化学社製)4個を使用した場合も、12日間保存後の個装袋内のRHは12日間で52%まで低下していた。
比較例3
外装および個装は上記実施例2と同様のものを用いた。
【0034】
内装袋として、実施例1で得られた2層フィルム(透湿度0.4g/m2・日)を用いた内装袋(内寸幅730mm×内寸長さ1,300mm,厚さ95μm)を使用した。該個装袋にアミノ酸の1種であるL‐アラニンを50kg充填し、該個装袋の口を輪ゴムで結束し密閉し、該個装袋を内装袋で包装した。同様なものを3個準備した。1つ目は該個装袋と該内装袋との間に500gのシリカゲルが入った袋を2袋挿入して内装袋の口を輪ゴムで結束し密閉した。2つ目は、該個装袋と該内装袋との間に500gのシリカゲルが入った袋を1袋挿入し、該内装袋の口を輪ゴムで結束し密閉した。3つ目は内装袋の口をそのまま輪ゴムで密封した。それぞれの内装袋をそれぞれ外装である紙製ドラム缶に入れて蓋をした。
【0035】
該紙製ドラム缶を室温で保存し、個装製品内のRHを測定した。その結果、シリカゲルを2つ挿入した場合には、個装袋内のRHは、保存開始時には91%、3日後には64%、7日後には52%、10日後には41%であり、RHの低下が認められた。一方、シリカゲルを1つのみ使用した場合には、保存開始時には89%、3日後には94%、7日後には79%、10日後でも64%であり、微生物が繁殖しやすい状態であった。シリカゲルを使用しない場合は保存10日後もRHの低下は全く見られなかった。
実施例3と比較例3の結果から、内装袋を3層フィルムにすることで2層フィルムを使用する場合に比べて乾燥剤使用量を低減できることが示された。
比較例4
外装は上記実施例3と同様のものを用いた。
個装袋として、透湿度160g/m2・日の微孔性包装用材(シコウ社製)を用いて製袋した袋(折り径710mm×長さ1,300mm,厚さ80μm)を使用した。
【0036】
内装袋は、実施例1で得られた2層フィルム(透湿度0.4g/m2・日)を用いた内装袋(内寸幅730mm×内寸長さ1,300mm,厚さ95μm)を使用した。
該個装袋にアミノ酸の1種であるL‐アラニンを50kg充填し、個装袋の口を輪ゴムで結束し密閉した。該個装袋を内装袋で包装した。さらに、個装袋と内装袋との間に500gのシリカゲルが入った袋を2袋挿入した後、該内装袋の口を輪ゴムで結束し密閉した。この内装袋を外装である紙製ドラム缶に入れて蓋をした。
このように包装した紙製ドラム缶を恒温恒湿槽(40℃、RH75%)で12日間保存し、個装袋内のRHを測定した。その結果、個装袋内のRHは、保存開始時には95%、7日後には92%、12日後でも90%であった。12日経過後開封してL‐アラニンの結晶を観察すると、結晶全体に固化が認められた。
【0037】
同様な包装形態で、シリカゲルの代わりに、乾燥と脱酸素効果のあるRP‐20A(三菱ガス化学社製)4個を使用した場合も、RH低下効果は全く認められなかつた。
実施例4
個装袋として、透湿度6g/m2・日の3層構造共押出しポリエチレンフィルム〔丸東化研社製〕を用いて製袋した袋(折り径270mmX長さ500mm、厚さ80μm)を使用した。
内装袋として、上記実施例1で得られた3層フィルム(透湿度0.07g/m2・日)を用いて製袋した袋(内寸幅290mmX内寸長さ500mm、厚さ90μm)を使用した。
【0038】
該個装袋にアミノ酸の一種である塩酸L‐システインを2kg充填し、該個装袋の口を輪ゴムで結束し密閉した。該個装袋を内装袋で包装し、該内装袋の口を輪ゴムで結束し密閉した。該密閉した内装袋に30,000μW/cm2の紫外線を照射した。
紫外線照射後、該個装袋内の塩酸L‐システインを目視により調べたところ、着色は全く認められなかつた。
比較例5
個装袋として、透湿度2g/m2・日の共押出し3層構造ポリエチレンフィルム(丸東化研社製)を用いて製袋した袋を使用した。
【0039】
内装袋として、個装袋と同じ透湿度2g/m2・日の共押出し3層構造ポリエチレンフィルム(丸東化研社製)を用いて製袋した袋(折り径270mmX長さ500mm、厚さ80μm)を使用した。
該個装袋にアミノ酸の一種である塩酸L‐システインを2kg充填し、該個装袋の口を輪ゴムで結束し密閉した。該個装袋を内装袋で包装し、該内装袋の口を輪ゴムで結束し密閉した。該内装袋に30,000μW/cm2の紫外線を照射した。
紫外線照射後、該個装袋内の塩酸L‐システインを目視により調べたところ、塩酸L‐システインに淡黄色の着色が認められた。
【0040】
【発明の効果】
本発明の包装容器および包装方法を用いることにより、水分、微生物、紫外線等の影響により性状または品質に変化を起こす物質を包装し、長期間保存する際、これらの物質の品質を劣化させることなく、かつ低コストで保存することができる。
すなわち、内装袋として、本発明のフィルムを2枚以上用いることにより、従来のフィルムを1枚用いた袋に比べ、透湿度を顕著に低減することができ、包装時に使用する乾燥剤量を低減または乾燥剤使用をなくすことができる。また、紫外線等による製品の品質の劣化も同時に防ぐことができる。
【0041】
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1図は、プラスチックフィルムに金属または酸化ケイ素を蒸着した既知のフィルム(図中、PF)の断面の概略図を示した図である。該図中、aはプラスチックフィルムを示し、bはaに蒸着された金属または酸化ケイ素からなる蒸着層を示す。
【図2】 第2図は、第1図に示されるフィルムPFの蒸着面にさらにポリエチレンフィルム(図中c)を貼り合わせたフィルムの断面の概略図である。aはプラスチックフィルムを示し、bはaに蒸着された金属または酸化ケイ素からなる蒸着層を示す。
【図3】 第3図は、第1図に示したプラスチックフィルムPFを2枚以上貼り合わせた構造を有する本発明のフィルムの断面の概略図である。該図中、aはプラスチックフィルムを示し、bはaに蒸着された金属または酸化ケイ素からなる蒸着層を示す。
【図4】 第4図は、第3図に示されるフィルムの蒸着面にさらにポリエチレンフィルム(図中c)を貼り合わせたフィルムの断面の概略図である。aはプラスチックフィルムを示し、bはaに蒸着された金属または酸化ケイ素からなる蒸着層を示す。
【図5】 第5図は、本発明の包装容器の垂直方向の断面の概略図である。aは包装の対象となる物質(図中p)を直接包装するための個装袋、bは内装袋、cは外装、dは乾燥剤を示す。

Claims (10)

  1. 固体または粉体を包装する個装袋と、該個装袋を包装する内装袋および該内装袋を包装するための外装からなる包装容器において、該内装袋が金属または酸化ケイ素を蒸着したプラスチックフィルムを2枚以上貼り合わせた構造を有し、かつ透湿度が0.2g/m 2 ・日以下である包装用材からなる袋であり、該個装袋が2,000g/m 2 ・日以上の透湿度を有する包装用材からなる袋であり、かつ該個装袋と該内装袋の間に乾燥剤を有する包装容器
  2. 固体または粉体を包装する個装袋と、該個装袋を包装する内装袋および該内装袋を包装するための外装からなる包装容器において、該内装袋が金属または酸化ケイ素を蒸着したプラスチックフィルムを2枚以上貼り合わせたプラスチックフィルムにさらにポリエチレンを貼り合わせた構造を有し、かつ透湿度が0.2g/m 2 ・日以下である包装用材からなる袋であり、該個装袋が2,000g/m 2 ・日以上の透湿度を有する包装用材からなる袋であり、かつ該個装袋と該内装袋の間に乾燥剤を有する包装容器。
  3. 該外装が、紙製ドラム缶、プラスチック製ドラム缶、段ボール箱、金属缶および紙製あるいはプラスチック製の袋からなる群より選ばれる外装である請求項1または2記載の包装容器。
  4. 該固体または粉体が、水分、微生物または紫外線の影響により性状または品質に変化を起こす物質である請求項1または2記載の包装容器。
  5. 該水分、微生物または紫外線の影響により性状または品質に変化を起こす物質が、食品、食品添加物、医薬品、医薬品原料、化粧品原料、アミノ酸、抗生物質および核酸関連物質からなる群より選ばれる物質である請求項記載の包装容器。
  6. 請求項のいずれか1項に記載の包装容器に、固体または粉体を包装し、保存することを特徴とする固体または粉体の保存方法。
  7. 固体または粉体を個装袋で包装し、該個装袋を内装袋で包装し、該内装袋を外装に収納することを特徴とする、固体または粉体の包装方法において、該内装袋が金属または酸化ケイ素を蒸着したプラスチックフィルムを2枚以上貼り合わせた構造を有し、かつ透湿度が0.2g/m 2 ・日以下である包装用材からなる袋であり、該個装袋が2,000g/m 2 ・日以上の透湿度を有する包装用材からなる袋であり、かつ該個装袋と該内装袋の間に乾燥剤を配置する包装方法
  8. 固体または粉体を個装袋で包装し、該個装袋を内装袋で包装し、該内装袋を外装に収納することを特徴とする、固体または粉体の包装方法において、該内装袋が金属または酸化ケイ素を蒸着したプラスチックフィルムを2枚以上貼り合わせたプラスチックフィルムにさらにポリエチレンを貼り合わせた構造を有し、かつ透湿度が0.2g/m 2 ・日以下である包装用材からなる袋であり、該個装袋が2,000g/m 2 ・日以上の透湿度を有する包装用材からなる袋であり、かつ該個装袋と該内装袋の間に乾燥剤を配置する包装方法。
  9. 該固体または粉体が、水分、微生物または紫外線の影響により性状または品質に変化を起こす物質である、請求項7または8記載の包装方法。
  10. 該水分、微生物または紫外線の影響により性状または品質に変化を起こす物質が、食品、食品添加物、医薬品、医薬品原料、化粧品原料、アミノ酸、抗生物質および核酸関連物質からなる群より選ばれる物質である請求項記載の包装方法。
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