JP2002127293A - 包装容器および包装方法 - Google Patents

包装容器および包装方法

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JP2002127293A JP2000318518A JP2000318518A JP2002127293A JP 2002127293 A JP2002127293 A JP 2002127293A JP 2000318518 A JP2000318518 A JP 2000318518A JP 2000318518 A JP2000318518 A JP 2000318518A JP 2002127293 A JP2002127293 A JP 2002127293A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 水分、紫外線、微生物等の影響で品質劣化を
起こし易い物質を、品質劣化を起こすことなく保存で
き、かつ乾燥剤の使用量を従来に比べて低減できる包装
用材、該包装用材を有する包装容器、および該包装容器
を用いる保存方法を提供する。 【解決手段】 金属または酸化ケイ素を蒸着したプラス
チックフィルムを2枚以上張り合わせた構造を有するこ
とを特徴とするプラスチックフィルム、該フィルムを包
材として製袋した内装袋を有する包装容器、および該包
装容器を用いる水分、紫外線、微生物等の影響で品質劣
化を起こし易い物質の包装方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水分、微生物、紫
外線等の影響で品質劣化を起こし易い物質を保存するた
めの包装用材、容器、および該容器を用いる保存方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】医薬品原料となるアミノ酸や核酸関連物
質を保存したり、製品として出荷したりする場合、該物
質は、まず、プラスチック製の内袋に詰められ、次に、
紙製ドラム缶や金属缶などの丈夫な外装容器に詰められ
る。プラスチック製の内袋は、通常、製品と直接接触す
る個装袋と、個装袋を包む内装袋に区分されている。個
装用のプラスチックとしては、ポリエチレン単層フィル
ムまたは共押出しポリエチレン多層構造フィルムが使用
されている。内装袋としては、運搬中の破損防止のため
個装袋と同質のポリエチレンフィルムが使用される場合
と、水蒸気および酸素ガスの透過を抑制し製品の品質保
持機能を向上させるためプラスチックフィルムにアルミ
ニウム、酸化アルミナまたは酸化ケイ素を蒸着したも
の、アルミニウム、酸化アルミナまたは酸化ケイ素を蒸
着した該プラスチックフィルムにさらに熱溶着可能なプ
ラスチックフィルムを貼り合わせたフィルム(特開平6
−100043号)、あるいは、蒸着面に酸化アルミナ
や酸化ケイ素を塗布したバリア機能を有する包装用材が
商業的に使用されている。
【0003】しかしながら、従来のフィルムを包装用材
とした内装袋を使用する場合、該包装用材の層間を透過
してくる水分を防止する機能(以下、防湿効果という)
が十分でなく、吸湿し易い物質を保護するためには乾燥
剤等の補助資材を多量に使用する必要があった。乾燥剤
はいずれ産業廃棄物となるので、乾燥剤の使用量を削減
することは、環境対策の面から有意義である。さらに、
乾燥剤を全く使用しなければ、包装作業時に乾燥剤を同
封するステップが減ることになり、作業効率の向上を図
ることができるなどの利点もある。
【0004】従来のフィルムの防湿効果を向上させるた
めには、プラスチックフィルムに蒸着させるアルミニウ
ム、酸化アルミナまたは酸化ケイ素の蒸着層を厚くする
ことが考えられるが、この場合、該フィルムの使用中に
該蒸着面にピンホールが生じたり、ひびが入ってしまう
恐れがあり実用的ではない。また、該フィルムの基盤と
なるプラスチックフィルムを厚くすることも考えられる
が、十分な防湿効果を得るためには、該プラスチックフ
ィルムの厚さが包装用材として実用的でない厚さになっ
てしまう等の問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、水
分、紫外線、微生物等の影響で品質劣化を起こし易い物
質を、品質劣化を起こすことなく保存でき、かつ乾燥剤
等の補助剤の使用量を従来に比べて低減できる包装用
材、該包装用材を有する包装容器、および該包装容器を
用いる保存方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するために鋭意検討したところ、プラスチックフ
ィルムにアルミニウムや酸化アルミナや酸化ケイ素を蒸
着した既知の包装用材を2枚以上貼り合わせることによ
り、該包装用材を1枚使用した時に比べて透湿度を顕著
に低減することができることを見出し、本発明を完成す
るに至った。すなわち、本発明とは、以下の(1)〜
(19)に関する発明である。 (1) 金属または酸化ケイ素を蒸着したプラスチック
フィルムを2枚以上貼り合わせた構造を有することを特
徴とするフィルム。
【0007】(2) 金属または酸化ケイ素を蒸着した
プラスチックフィルムを2枚以上貼り合わせたプラスチ
ックフィルムにさらにポリエチレンを貼り合わせた構造
を有することを特徴とするフィルム。 (3) 金属または酸化ケイ素を蒸着したプラスチック
フィルムを2枚以上貼り合わせた構造を有するフィルム
であり、かつ透湿度が0.2g/m2・日以下であることを特徴
とするフィルム。 (4) 金属または酸化ケイ素を蒸着したプラスチック
フィルムを2枚以上貼り合わせた構造を有するフィルム
にさらにポリエチレンフィルムを貼り合わせた構造を有
するフィルムであり、かつ透湿度が0. 2g/m2・日以下で
あることを特徴とするフィルム。
【0008】(5) 上記(1)〜(4)いずれか1つ
のフィルムからなる包装用材。 (6) 上記(5)の包装用材からなる袋。 (7) 固体または粉体を包装する個装袋と、該個装袋
を包装する内装袋および該内装袋を包装するための外装
からなり、かつ該内装袋が請求項5記載の袋である包装
容器。 (8) 該個装袋が、透湿度10g/m2・日以下の透湿度を
有する包装用材からなる個装袋である上記(7)の包装
容器。 (9) 該包装用材が、共押出し3層構造ポリエチレン
フィルムからなる包装用材である上記(8)の包装容
器。
【0009】(10) 該包装容器中に乾燥剤を有さな
いことを特徴とする上記(8)または(9)の包装容
器。 (11) 該個装袋が、2,000g/m2・日以上の透湿度を有
する包装用材からなる個装袋である上記(7)の包装容
器。 (12) 該包装容器が、個装袋と内装袋の間に乾燥剤
を有することを特徴とする上記(11)の包装容器。 (13) 該外装が、紙製ドラム缶、プラスチック製ド
ラム缶、段ボ−ル箱、金属缶および紙製あるいはプラス
チック製の袋からなる群より選ばれる外装である上記
(7)の包装容器。
【0010】(14) 該固体または粉体が、水分、微
生物または紫外線の影響により性状または品質に変化を
起こす物質である上記(7)の包装容器。 (15) 該水分、微生物または紫外線の影響により性
状または品質に変化を起こす物質が、食品、食品添加
物、医薬品、医薬品原料、化粧品原料、アミノ酸、抗生
物質および核酸関連物質からなる群より選ばれる物質で
ある上記(14)の包装容器。 (16) 上記(7)〜(15)のいずれか1つの包装
容器に、固体または粉体を包装し、保存することを特徴
とする固体または粉体の保存方法。
【0011】(17) 固体または粉体を個装袋で包装
し、該個装袋を上記(5)の袋からなる内装袋で包装
し、該内装袋を外装に収納することを特徴とする、固体
または粉体の包装方法。 (18) 該固体または粉体が、水分、微生物または紫
外線の影響により性状または品質に変化を起こす物質で
ある、上記(17)の包装方法。 (19) 該水分、微生物または紫外線の影響により性
状または品質に変化を起こす物質が、食品、食品添加
物、医薬品、医薬品原料、化粧品原料、アミノ酸、抗生
物質および核酸関連物質からなる群より選ばれる物質で
ある上記(18)の包装方法。 以下の本発明を詳細に説明する。
【0012】
【発明の実施の形態】(1)フィルム 本発明は、プラスチックフィルムに金属または酸化ケイ
素を蒸着したプラスチックフィルムを2枚以上貼り合わ
せた構造を有するフィルムに関する。本発明に用いられ
るプラスチックフィルムとしては、ポリエステル、ポリ
エチレン、ポリプロピレン、ナイロン等があげられる
が、ポリエステルが好ましく用いられる。貼り合わせる
プラスチックフィルムの枚数は、2枚以上であれば実用
上包装用材として適用できる範囲であればいずれでもよ
いが2〜5枚が好ましく、2〜3枚が特に好ましい。第
1図に、プラスチックフィルムに金属または酸化ケイ素
を蒸着した既知のフィルム(図中、PF)の断面の概略
図を示す。第1図中、aはプラスチックフィルムを示
し、bはaに蒸着された金属または酸化ケイ素からなる
蒸着層を示す。
【0013】該フィルムが、包装用材として使用される
場合は図の上側、すなわちプラスチックフィルムが袋の
外側、図の下側、すなわち蒸着面が袋の内側になるよう
に使用される。該フィルムを包装用材として使用するに
際し、aで表されるプラスチックフィルムの強度が弱い
場合、包装用材として使用するためには強度が不足する
場合がある。この場合、該フィルムにさらにポリエチレ
ンフィルムを貼り合わせたフィルムも用いられる。該フ
ィルムの断面の概略図を第2図に示す。第2図中、ポリ
エチレンフィルムは蒸着面に貼り合わせられており、c
で示される。第1図と同様に、図の上側が袋の外側、下
側が袋の内側として使用される。
【0014】第3図は、第1図に示したプラスチックフ
ィルムPFを2枚以上貼り合わせた構造を有するフィル
ム(以下、本発明のフィルムと略す)の断面の概略図で
ある。該本発明のフィルムを包装用材として使用するに
際し、aで表されるプラスチックフィルムの強度が弱い
場合、包装用材として使用するためには強度が不足する
場合がある。この場合、該本発明のフィルムにさらにポ
リエチレンフィルムを貼り合わせたフィルムを用いると
より強い強度が得られる。該フィルムも本発明のフィル
ムに含有される。当該フィルムの断面の概略図を第4図
に示す。第4図中、ポリエチレンフィルムは蒸着面に貼
り合わせられており、cで示される。
【0015】プラスチックフィルムに金属または酸化ケ
イ素を蒸着する方法は公知の方法により行うことができ
る。蒸着する金属としては例えば、酸化アルミナやアル
ミニウムをあげることができる。該金属または酸化ケイ
素が蒸着されたプラスチックフィルムは、市販品を用い
てもよい。該市販品は、例えば、三菱化学社等から入手
することができる。プラスチックフィルム同士を貼り合
わせる方法、また、さらにポリエチレンフィルムを貼り
合わせる方法は、接着剤を用いる方法や熱による接着な
ど公知の方法を用いることができる。第2図または第4
図にも示されるように、ポリエチレンフィルムは蒸着面
に貼り合わせる。
【0016】このようにして得られる本発明のフィルム
は固体または粉体を包装するための包装用材(以下、本
発明の包装用材と略す)として使用することができる。
このようにして得られる本発明のフィルムは、低い透湿
度を有しているので低透過性包装用材として利用するこ
とができる。特に、後述の包装容器に使用する場合は、
該本発明のフィルムの透湿度は1.0g/m2・日以下であるこ
とが好ましく、0.2g/m2・日以下がさらに好ましい。な
お、フィルムの透湿度の測定は、例えば、最新ラミネー
ト加工便覧、1989年、加工技術研究会発行に記載さ
れているような公知の方法で行うことが出来る。 (2)包装容器 本発明に用いられる包装容器は、包装の対象となる物質
を直接包装するための個装袋、該個装袋を包装するため
の内装袋、および該内装袋を収容するための外装からな
る。本発明の包装容器の垂直方向の断面の概略図を第5
図に示した。
【0017】該図中、aは包装の対象となる物質(図
中、pで示す)を直接包装するための個装袋を示し、b
は内装袋を示し、cは外装を示す。該個装袋と該内装袋
の間には、後述するように、乾燥剤(該図中、dで示
す)が挿入されていてもよい。また、該内装袋は、上記
(1)で得られる、本発明の包装用材からなる袋を使用
する。本発明で包装の対象となる物質(以下、被包装物
質と略す)は、いずれの物質でもよいが、固体または粉
体が好ましい。該被包装物質が、水分、微生物、紫外線
等の影響により性状または品質に変化を起こす物質であ
る場合は、本発明の包装容器または包装方法を用いて保
存することにより、これらの要因により当該物質の性状
または品質に変化を起こすことなく長期間保存すること
ができる。
【0018】該水分、微生物、紫外線等の影響により性
状または品質に変化を起こす物質としては、例えば、食
品、食品添加物、医薬品、医薬品原料、化粧品原料、ア
ミノ酸、抗生物質および核酸関連物質等の物質をあげる
ことができる。 <イ>個装袋、内装袋 本発明において個装袋とは被包装物質を包む袋で、例え
ばプラスチックフィルムからなる。プラスチックフィル
ムは、いずれのプラスチックフィルムでもよいが、ポリ
エチレンフィルムが好ましく用いられる。
【0019】上記の個装袋は、以下に述べるように、被
包装物質を包装する際の乾燥剤使用の有無によって異な
る透湿度のフィルムを使用する。すなわち、乾燥剤を使
用しない場合には、該個装袋用包装用材には、透湿度の
低いフィルム、例えば10g/m2・日以下の透湿度を有する
フィルムを用いることが好ましい。このようなフィルム
としては、例えば共押出し3層構造ポリエチレンフィル
ム(丸東化研社製)をあげることができる。乾燥剤を使
用する場合には、個装用包装用材は透湿度の高いフィル
ム、例えば2,000g/m2・日以上の透湿度を有する高透過性
フィルムを用いることが好ましい。このようなフィルム
としては、例えばタイベック(デュポン社製)をあげる
ことができる。
【0020】内装袋は、上記(1)の本発明の包装用材
を製袋した袋を用いる。この場合、該包装用材の透湿度
は少なくとも1.0g/m2・日以下であることが好ましく、0.
2g/m 2・日以下であることがさらに好ましい。上記個装袋
と内装袋は、別々に用いてもよいが、あらかじめ個装袋
と内装袋の一部を内側に固定して使用してもよい。 <ロ>乾燥剤 本発明における個装袋が、高透湿性を有する包装用材か
らなる場合は、個装袋と内装袋の間に乾燥剤を挿入す
る。該乾燥剤としては、一般的に使用されているいずれ
の乾燥剤も使用することができる。具体的にはシリカゲ
ル、塩化カルシウム、ソーダ石灰、硫酸マグネシウム、
酸化バリウム、シリカアルミナ系乾燥剤等を用いること
ができる。
【0021】本発明の包装用材を内装袋に使用する場
合、使用する乾燥剤の量は、従来のプラスチックフィル
ムを1枚使用したフィルムを用いたときに比べて低減す
ることができる。本発明における個装袋が、透湿度10g/
m2・日以下の透湿度を有するような低透湿性の包装用材
からなる場合は、乾燥剤を使用しなくてもよい。 <ニ>外装 外装は、内装を包むものであればいずれでもよい。外装
に使用できる容器としては、例えば、紙製ドラム缶、段
ボール箱、あるいは金属缶などの容器、または、紙製あ
るいはプラスチック製の袋などを用いることができる。
【0022】上記包装方法により包装された対象物を開
封することなく通常の環境に保持することで、被包装物
質をその性状や品質を劣化させることなく、長期間保存
することができる。また、本発明の包装容器は、外装か
ら被包装物質を取り出してクリーンルームに保存する場
合などに、紫外線等による被包装物質の品質劣化を防止
することができる。 (2)包装方法 本発明の包装方法を以下に説明する。
【0023】上記(1)で得られる個装袋で被包装物質
を包装し、個装袋の口を輪ゴムなどで結束する。続いて
該個装袋を内装袋で包装し、内装袋の口を輪ゴムなどで
結束する。最後に該内装袋を外装に収納する。上記
(1)で述べたように、個装袋が高透過性フィルムから
なる場合は、個装袋を内装袋で包装する際に、乾燥剤を
個装袋と内装袋の間に入れる。あらかじめ個装袋の一部
を内装袋に固定してある場合は、個装袋に被包装物質を
入れ、個装袋の口を結束し、しかる後に内装袋の口を結
束する。この場合、個装袋を内装袋で包装する手間を省
略できるので作業効率を向上させることができる。
【0024】また、乾燥剤が必要な場合は、あらかじめ
個装袋と内装袋の間に乾燥剤を入れておくことにより、
作業効率を向上させることができる。 (3)発明の効果の測定 本発明の包装容器は、従来の1枚のフィルムを使用した
包装容器と比較して、被包装物質に対し、顕著な防湿効
果を有する。当該効果は、本発明の包装容器で被包装物
質を長期間保存し、保存前と保存後の乾燥減量を測定す
ることで調べることができる。乾燥減量は、被包装物質
を乾燥機で乾燥させて、乾燥前と乾燥後の重量の差を測
定することで算出する。乾燥減量は小さいほど、被包装
物質が保存中に吸湿していなかったことを示す。
【0025】また、当該防湿効果は、被包装物質を長期
間保存する前後の、個装袋内の相対湿度(以下、RHと
略す)を湿度計等で測定することにより調べることがで
きる。相対湿度を測定することにより、カビなどの微生
物の増殖の有無を予測することができる。RHが60%以
下である場合は、一般に微生物は増殖しなくなるので、
被包装物を長期間保存した場合に微生物の増殖による品
質の低下を防ぐことができる。また、防湿効果は、長期
保存後の被包装物質の品質を調べることによっても調べ
ることができる。品質の指標としては、微生物の増殖の
有無、被包装物が粉体である場合は、該粉体の固化の有
無等をあげることができる。
【0026】さらに、紫外線等による被包装物質の品質
の劣化防止の効果は、被包装物質を有する個装袋を内装
袋に入れたままで、紫外線を照射して、所定時間後に被
包装物質の品質を調べることにより、調べることができ
る。該品質測定の指標としては、例えば、被包装物の着
色の有無等があげられる。以下、本発明の実施例を示す
が、本発明は下記実施例に限定されるものではない。
【0027】
【実施例】以下の実施例において透湿度の測定はすべて
小袋を用いる測定方法(最新ラミネート加工便覧、11
01頁、1989年、加工技術研究会発行)に従って行
った。 実施例1 酸化ケイ素を蒸着したフィルム(三菱化学社製)1枚に
直鎖状低密度ポリエチレンフィルム〔商品名モアテッ
ク:出光石油化学社製〕を接着剤(AD-591、東洋モート
ン社製)で貼り合わせたフィルム(以下、2層フィルム
という)を作製し、得られたフィルムの透湿度を測定し
たところ、透湿度は0.4g/m2・日であった。一方、酸化ケ
イ素を蒸着したフィルム(三菱化学社製)を接着剤(AD
-591、東洋モートン社製)で2枚貼り合わせ、さらに直
鎖状低密度ポリエチレンフィルム〔商品名モアテック:
出光石油化学社製〕を接着剤(AD-591、東洋モートン社
製)で貼り合わせたフィルム(以下、3層フィルムとい
う)、および酸化ケイ素を蒸着したフィルム(三菱化学
社製)を接着剤で3枚貼り合わせ、さらに直鎖状低密度
ポリエチレンフィルム〔商品名モアテック:出光石油化
学社製〕を接着剤(AD-591、東洋モートン社製)で貼り
合わせたフィルム(以下、4層フィルムという)を得
た。得られた3層フィルムおよび4層フィルムの透湿度
を測定したところ、それぞれ0.07g/m2・日、0.09g/m2・日
であり、従来の2層フィルムに比べて顕著な透湿度の低
下が認められた。 実施例2 個装袋として、透湿度2g/m2・日の3層構造共押出しポリ
エチレンフィルム(丸東化研社製)を用いて製袋した袋
(折り径710mm×長さ1,300mm,厚さ80μm)を使用し、
内装袋として、実施例1で得られた3層フィルム(透湿
度0.07g/m2・日)を用いて製袋した袋(内寸幅720mm×内
寸長さ1,300mm,厚さ90μm)を使用し、外装として紙製
ドラム缶(外径443mm×外高657mm)を使用した。
【0028】該個装袋にアミノ酸の1種であるL‐アル
ギニンを50kg充填し、該個装袋の口を輪ゴムで結束し密
閉した。該個装袋を内装袋で包装し、該内装袋の口を輪
ゴムで結束し密閉した。さらに、この内装袋を外装であ
る紙製ドラム缶に入れて蓋をした。このように包装した
紙製ドラム缶を恒温恒湿槽〔40℃、RH75%〕で6ケ月
間保存し、個装袋内L-アルギニンの乾燥減量を測定し
た。その結果、該L−アルギニンの乾燥減量は、開始時
の0.06%に対し、6ヶ月経過後で0.06%と変化していない
ことが確認された。即ち、6ヶ月経過後も個装袋内で製
品の吸湿は起こっていなかった。
【0029】また、6ヶ月保存後開封して、内容物であ
るL‐アルギニンの結晶を観察すると、結晶はサラサラ
した状態で固化が全く認められなかった。同様に、実施
例1で得られた4層フィルム(透湿度0.09g/m2・日)を
用いて製袋した袋(内寸幅730mm×内寸長さ1,300mm,厚
さ75μm)を内装袋として用いた場合にも、上記と同様
の防湿効果が認められた。 比較例1 個装袋、および外装は実施例2と同様のものを用いた。
内装袋として、実施例1で得られた2層フィルム(透湿
度0.4g/m2・日)を用いて製袋した袋(内寸幅730mm×内寸
長さ1,300mm,厚さ95μm)使用した。
【0030】該個装袋にアミノ酸の1種であるL‐アル
ギニンを50kg充填し、該個装袋の口を輪ゴムで結束し密
閉した。該個装袋を内装袋で包装し、該内装袋の口を輪
ゴムで結束し密閉した。さらに、この内装袋を外装であ
る紙製ドラム缶に入れて蓋をした。このような包装をし
た紙製ドラム缶を恒温恒湿槽(40℃、RH75%)で6ケ月
間保存し、個装袋内製品の乾燥減量を測定した。その結
果、個装袋内製品の乾燥減量は開始時の0.06%から6ヶ月
経過後には4.19%まで増加していた。また、6ヶ月保存
後、開封してL‐アルギニンの結晶を観察すると、製品
が黄色に着色しており、結晶は大きな硬い塊まりとなつ
ていた。 比較例2 個装袋、および外装は実施例2と同様のものを用いた。
【0031】内装袋として、上記比較例1と同様の内装
袋(透湿度0.4g/m2・日)を用いた。該個装袋にアミノ酸
の1種であるL‐アルギニンを50kg充填し、該個装袋の
口を輪ゴムで結束し密閉した。該個装袋を内装袋で包装
した。さらに、該個装袋と該内装袋との間に500gのシリ
カゲルが入った袋を1袋挿入した後、該内装袋の口を輪
ゴムで結束し密閉した。この内装袋を外装である紙製ド
ラム缶に入れて蓋をした。このように包装した紙製ドラ
ム缶を恒温恒湿槽(40℃、RH75%)で6ケ月間保存し、
個装内製品の乾燥減量を測定した。その結果、個装内製
品の乾燥減量は、開始時の0.06%から6ヶ月経過後には0.
47%まで増加していた。また、6ヶ月保存後、開封してL
‐アルギニンの結晶を観察すると淡黄色に着色し、結晶
全体が固化していることが確認された。
【0032】実施例3 個装袋として、透湿度5,320g/m2・日の高通気性包装用材
(タイベック、デュポン社製)を用いて製袋した袋(折
り径710mm×長さ1,300mm,厚さ165μm)を使用した。内
装袋として、上記実施例1で得られた3層フィルム(透
湿度0.07g/m2・日)を用いた内装袋(内寸幅720mm×内寸
長さ1,300mm,厚さ90μm)を用いた。外装として紙製ド
ラム缶(外径443mm×外高657mm)を使用した。該個装袋
にアミノ酸の1種であるL‐アラニンを50kg充填し、該
個装袋の口を輪ゴムで結束し密閉した。該個装袋を内装
袋で包装した。さらに、該個装袋と該内装袋との間に50
0g入りシリカゲルを1袋挿入した後、該内装袋の口を輪
ゴムで結束し密閉した。この内装袋を外装である紙製ド
ラム缶に入れて蓋をした。
【0033】このように包装した紙製ドラム缶を室温で
12日間保存し、個装袋内のRHを測定した。その結果、
個装袋内のRHは、開始時の95%から3日後には63%、7
日後には58%、12日後には51%まで低下した。12日間経過
後開封して個装袋内のL‐アラニンの結晶を観察する
と、結晶の固化は全く認められなかった。同様な包装形
態で、個装袋と内装袋の間にシリカゲルの代わりに乾燥
と脱酸素効果のあるRP‐20A(三菱ガス化学社製)4個
を使用した場合も、12日間保存後の個装袋内のRHは12
日間で52%まで低下していた。 比較例3 外装および個装は上記実施例2と同様のものを用いた。
【0034】内装袋として、実施例1で得られた2層フ
ィルム(透湿度0.4g/m2・日)を用いた内装袋(内寸幅730m
m×内寸長さ1,300mm,厚さ95μm)を使用した。該個装
袋にアミノ酸の1種であるL‐アラニンを50kg充填し、
該個装袋の口を輪ゴムで結束し密閉し、該個装袋を内装
袋で包装した。同様なものを3個準備した。1つ目は該
個装袋と該内装袋との間に500gのシリカゲルが入った袋
を2袋挿入して内装袋の口を輪ゴムで結束し密閉した。
2つ目は、該個装袋と該内装袋との間に500gのシリカゲ
ルが入った袋を1袋挿入し、該内装袋の口を輪ゴムで結
束し密閉した。3つ目は内装袋の口をそのまま輪ゴムで
密封した。それぞれの内装袋をそれぞれ外装である紙製
ドラム缶に入れて蓋をした。
【0035】該紙製ドラム缶を室温で保存し、個装製品
内のRHを測定した。その結果、シリカゲルを2つ挿入
した場合には、個装袋内のRHは、保存開始時には91
%、3日後には64%、7日後には52%、10日後には41%であ
り、RHの低下が認められた。一方、シリカゲルを1つ
のみ使用した場合には、保存開始時には89%、3日後には
94%、7日後には79%、10日後でも64%であり、微生物が繁
殖しやすい状態であった。シリカゲルを使用しない場合
は保存10日後もRHの低下は全く見られなかった。実施
例3と比較例3の結果から、内装袋を3層フィルムにす
ることで2層フィルムを使用する場合に比べて乾燥剤使
用量を低減できることが示された。 比較例4 外装は上記実施例3と同様のものを用いた。個装袋とし
て、透湿度160g/m2・日の微孔性包装用材(シコウ社製)
を用いて製袋した袋(折り径710mm×長さ1,300mm,厚さ
80μm)を使用した。
【0036】内装袋は、実施例1で得られた2層フィル
ム(透湿度0.4g/m2・日)を用いた内装袋(内寸幅730mm
×内寸長さ1,300mm,厚さ95μm)を使用した。該個装袋
にアミノ酸の1種であるL‐アラニンを50kg充填し、個
装袋の口を輪ゴムで結束し密閉した。該個装袋を内装袋
で包装した。さらに、個装袋と内装袋との間に500gのシ
リカゲルが入った袋を2袋挿入した後、該内装袋の口を
輪ゴムで結束し密閉した。この内装袋を外装である紙製
ドラム缶に入れて蓋をした。このように包装した紙製ド
ラム缶を恒温恒湿槽(40℃、RH75%)で12日間保存し、
個装袋内のRHを測定した。その結果、個装袋内のRH
は、保存開始時には95%、7日後には92%、12日後でも90
%であった。12日経過後開封してL‐アラニンの結晶を
観察すると、結晶全体に固化が認められた。
【0037】同様な包装形態で、シリカゲルの代わり
に、乾燥と脱酸素効果のあるRP‐20A(三菱ガス化学社
製)4個を使用した場合も、RH低下効果は全く認めら
れなかつた。 実施例4 個装袋として、透湿度6g/m2・日の3層構造共押出しポリ
エチレンフィルム〔丸東化研社製〕を用いて製袋した袋
(折り径270mmX長さ500mm、厚さ80μm)を使用した。内
装袋として、上記実施例1で得られた3層フィルム(透
湿度0.07g/m2・日)を用いて製袋した袋(内寸幅290mmX
内寸長さ500mm、厚さ90μm)を使用した。
【0038】該個装袋にアミノ酸の一種である塩酸L‐
システインを2kg充填し、該個装袋の口を輪ゴムで結束
し密閉した。該個装袋を内装袋で包装し、該内装袋の口
を輪ゴムで結束し密閉した。該密閉した内装袋に30,000
μW/cm2の紫外線を照射した。紫外線照射後、該個装袋
内の塩酸L‐システインを目視により調べたところ、着
色は全く認められなかつた。 比較例5 個装袋として、透湿度2g/m2・日の共押出し3層構造ポ
リエチレンフィルム(丸東化研社製)を用いて製袋した
袋を使用した。
【0039】内装袋として、個装袋と同じ透湿度2g/m2・
日の共押出し3層構造ポリエチレンフィルム(丸東化研
社製)を用いて製袋した袋(折り径270mmX長さ500mm、
厚さ80μm)を使用した。該個装袋にアミノ酸の一種で
ある塩酸L‐システインを2kg充填し、該個装袋の口を
輪ゴムで結束し密閉した。該個装袋を内装袋で包装し、
該内装袋の口を輪ゴムで結束し密閉した。該内装袋に3
0,000μW/cm2の紫外線を照射した。紫外線照射後、該個
装袋内の塩酸L‐システインを目視により調べたとこ
ろ、塩酸L‐システインに淡黄色の着色が認められた。
【0040】
【発明の効果】本発明の包装容器および包装方法を用い
ることにより、水分、微生物、紫外線等の影響により性
状または品質に変化を起こす物質を包装し、長期間保存
する際、これらの物質の品質を劣化させることなく、か
つ低コストで保存することができる。すなわち、内装袋
として、本発明のフィルムを2枚以上用いることによ
り、従来のフィルムを1枚用いた袋に比べ、透湿度を顕
著に低減することができ、包装時に使用する乾燥剤量を
低減または乾燥剤使用をなくすことができる。また、紫
外線等による製品の品質の劣化も同時に防ぐことができ
る。
【0041】
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1図は、プラスチックフィルムに金属また
は酸化ケイ素を蒸着した既知のフィルム(図中、PF)
の断面の概略図を示した図である。該図中、aはプラス
チックフィルムを示し、bはaに蒸着された金属または
酸化ケイ素からなる蒸着層を示す。
【図2】 第2図は、第1図に示されるフィルムPFの
蒸着面にさらにポリエチレンフィルム(図中c)を貼り
合わせたフィルムの断面の概略図である。aはプラスチ
ックフィルムを示し、bはaに蒸着された金属または酸
化ケイ素からなる蒸着層を示す。
【図3】 第3図は、第1図に示したプラスチックフィ
ルムPFを2枚以上貼り合わせた構造を有する本発明の
フィルムの断面の概略図である。該図中、aはプラスチ
ックフィルムを示し、bはaに蒸着された金属または酸
化ケイ素からなる蒸着層を示す。
【図4】 第4図は、第3図に示されるフィルムの蒸着
面にさらにポリエチレンフィルム(図中c)を貼り合わ
せたフィルムの断面の概略図である。aはプラスチック
フィルムを示し、bはaに蒸着された金属または酸化ケ
イ素からなる蒸着層を示す。
【図5】 第5図は、本発明の包装容器の垂直方向の断
面の概略図である。aは包装の対象となる物質(図中
p)を直接包装するための個装袋、bは内装袋、cは外
装、dは乾燥剤を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E067 AA05 AA11 AB01 AB81 BA04C BA05C BA12B BB01C BB11C BB14C BB15B BB25B CA06 EA02 EA32 EE25 EE28 FA03 FC01 GD01 3E086 AB01 AD01 BA04 BA13 BA15 BB02 BB05 CA01 CA28 CA29 4F100 AA20A AA20C AB01A AB01C AK01B AK01D AK04E AK63 BA04 BA05 BA06 BA08 BA10A BA10D BA10E BA13 CB00 DA01 EH20 EH66A EH66C GB15 GB16 GB23 JD04 JD15 YY00

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属または酸化ケイ素を蒸着したプラス
    チックフィルムを2枚以上貼り合わせた構造を有するこ
    とを特徴とするフィルム。
  2. 【請求項2】 金属または酸化ケイ素を蒸着したプラス
    チックフィルムを2枚以上貼り合わせたプラスチックフ
    ィルムにさらにポリエチレンを貼り合わせた構造を有す
    ることを特徴とするフィルム。
  3. 【請求項3】 金属または酸化ケイ素を蒸着したプラス
    チックフィルムを2枚以上貼り合わせた構造を有するフ
    ィルムであり、かつ透湿度が0.2g/m2・日以下であること
    を特徴とするフィルム。
  4. 【請求項4】 金属または酸化ケイ素を蒸着したプラス
    チックフィルムを2枚以上貼り合わせた構造を有するフ
    ィルムにさらにポリエチレンフィルムを貼り合わせた構
    造を有するフィルムであり、かつ透湿度が0.2g/m2・日以
    下であることを特徴とするフィルム。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4いずれか1項に記載のフィ
    ルムからなる包装用材。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の包装用材からなる袋。
  7. 【請求項7】 固体または粉体を包装する個装袋と、該
    個装袋を包装する内装袋および該内装袋を包装するため
    の外装からなり、かつ該内装袋が請求項5記載の袋であ
    る包装容器。
  8. 【請求項8】 該個装袋が、透湿度10g/m2・日以下の透
    湿度を有する包装用材からなる個装袋である請求項7記
    載の包装容器。
  9. 【請求項9】 該包装用材が、共押出し3層構造ポリエ
    チレンフィルムからなる包装用材である請求項8記載の
    包装容器。
  10. 【請求項10】 該包装容器中に乾燥剤を有さないこと
    を特徴とする請求項8または9記載の包装容器。
  11. 【請求項11】 該個装袋が、2,000g/m2・日以上の透湿
    度を有する包装用材からなる個装袋である請求項7記載
    の包装容器。
  12. 【請求項12】 該包装容器が、個装袋と内装袋の間に
    乾燥剤を有することを特徴とする請求項11記載の包装
    容器。
  13. 【請求項13】 該外装が、紙製ドラム缶、プラスチッ
    ク製ドラム缶、段ボ−ル箱、金属缶および紙製あるいは
    プラスチック製の袋からなる群より選ばれる外装である
    請求項7記載の包装容器。
  14. 【請求項14】 該固体または粉体が、水分、微生物ま
    たは紫外線の影響により性状または品質に変化を起こす
    物質である請求項7記載の包装容器。
  15. 【請求項15】 該水分、微生物または紫外線の影響に
    より性状または品質に変化を起こす物質が、食品、食品
    添加物、医薬品、医薬品原料、化粧品原料、アミノ酸、
    抗生物質および核酸関連物質からなる群より選ばれる物
    質である請求項14記載の包装容器。
  16. 【請求項16】 請求項7〜15のいずれか1項に記載
    の包装容器に、固体または粉体を包装し、保存すること
    を特徴とする固体または粉体の保存方法。
  17. 【請求項17】 固体または粉体を個装袋で包装し、該
    個装袋を請求項5記載の袋からなる内装袋で包装し、該
    内装袋を外装に収納することを特徴とする、固体または
    粉体の包装方法。
  18. 【請求項18】 該固体または粉体が、水分、微生物ま
    たは紫外線の影響により性状または品質に変化を起こす
    物質である、請求項17記載の包装方法。
  19. 【請求項19】 該水分、微生物または紫外線の影響に
    より性状または品質に変化を起こす物質が、食品、食品
    添加物、医薬品、医薬品原料、化粧品原料、アミノ酸、
    抗生物質および核酸関連物質からなる群より選ばれる物
    質である請求項18記載の包装方法。
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