JPH0958519A - ブーム搭載車輌 - Google Patents

ブーム搭載車輌

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Publication number
JPH0958519A
JPH0958519A JP21599495A JP21599495A JPH0958519A JP H0958519 A JPH0958519 A JP H0958519A JP 21599495 A JP21599495 A JP 21599495A JP 21599495 A JP21599495 A JP 21599495A JP H0958519 A JPH0958519 A JP H0958519A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
boom
vehicle
body frame
vehicle body
frame
Prior art date
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Pending
Application number
JP21599495A
Other languages
English (en)
Inventor
Masanori Kadogaki
政則 門垣
Kiyotaka Hamaoka
清隆 浜岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shinmaywa Industries Ltd
Original Assignee
Shin Meiva Industry Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0958519A publication Critical patent/JPH0958519A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ジャッキ装置で車輌を支持した際、負荷により
車体枠が歪むことに起因して生じる車輌のドアの開閉が
できなくなるなどの不具合を解消することができるブー
ム搭載車輌を提供する。 【解決手段】車体枠11上にブーム2が搭載され、車体
枠11の前後左右にジャッキ装置4、6が配設されたブ
ーム搭載車輌において、前記車体枠11の後部に設けら
れたサブフレーム11aと車体枠11の前部に設けられ
た取付部材41との間には、テンションロッド91、9
2が連結されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ブーム搭載車輌に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、実開平4−77593号
公報記載のものに見られるように、車輌に旋回装置が水
平旋回自在に搭載され、該旋回装置に基端ブームが起伏
自在に設けられるとともに、基体ブームの先端部に先端
ブームが回動自在に設けられ、この先端ブームの先端部
にバケットが設けられた車輌が提供されている。
【0003】この車輌には、ブーム作業時において、該
車輌を安定的に支持するジャッキ装置が前後左右に設け
られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記前後左右のジャッ
キ装置は、車輌に対して支持範囲を大きくすればするほ
ど、該車輌を安定的に支持できる。このため、例えば前
側のジャッキ装置を車輌の前方に延長して配置すること
で支持範囲を大きくすることができる。しかしながら、
単に、車体枠から延長部材を介してジャッキ装置を前方
に配置しただけでは、前側のジャッキ装置にかかる負荷
を車体枠で受けることになり、この負荷により車体枠が
歪み、この歪みによって車輌のドアが円滑に開閉できな
いなどの不具合が生じるという問題があった。この問題
は、運転席部分と荷箱部分が一体になった所謂1ボック
スタイプの車輌に適用した場合に顕著に生じる。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
ブーム搭載車輌は、車体枠上にブームが搭載され、車体
枠の前後左右にジャッキ装置が配設されたブーム搭載車
輌において、前記車体枠の後部に設けられたサブフレー
ムと車体枠の前部に設けられた取付部材との間には、テ
ンションロッドが連結されたものである。
【0006】本発明の請求項2記載のブーム搭載車輌
は、車体枠上にブームが搭載され、車体枠の前後左右に
ジャッキ装置が配設されたブーム搭載車輌において、車
輌の運転席の天面から前面にかけて補強用フレームが配
設されたものである。
【0007】本発明の請求項3記載のブーム搭載車輌
は、車体枠上にブームが搭載され、車体枠の前後左右に
ジャッキ装置が配設されたブーム搭載車輌において、前
記車体枠は、適宜に屈折形成され、且つ可能な限り平板
状に形成され、この車体枠の前部に前側のジャッキ装置
が連設されたものである。
【0008】本発明の請求項4記載のブーム搭載車輌
は、車体枠上にブームが搭載され、車体枠の前後左右に
ジャッキ装置が配設されたブーム搭載車輌において、前
記車体枠に設けられたサブフレームの前端部に、車輌の
前方に延設配置されたロッドの基端部が枢支され、該ロ
ッドの先端には支持部材が設けられるとともに、該ロッ
ドがシリンダによって回動自在に構成されたものであ
る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0010】図1は、本発明に係るブーム搭載車輌の全
体構成の概略を示している。
【0011】図1において、1は車輌であって、本例で
は、荷箱部1aと運転席部1bとが一体の箱状に構成さ
れた、所謂1ボックスタイプの車輌1を例に採って説明
する。
【0012】前記車輌1には、先端にバケット3を備え
たブーム2が搭載されている。また、車輌1の前部にジ
ャッキ装置4が、後部にジャッキ装置6が配設されてい
る。
【0013】ジャッキ装置4は、高所作業時においてジ
ャッキ装置6とで車輌1を安定的に支持するもので、車
輌1の前部両側に下方に向かって伸縮自在に設けられて
いる。
【0014】このジャッキ装置4は、シャーシフレーム
11の先端部に設けられた取付部材41に取付けられて
いる。
【0015】前記ジャッキ装置4は、伸縮部4aを下方
にして上述のように配置されており、高所作業時におい
て伸縮部4aを下方に伸長させ、この伸縮部4aの下端
に設けられた支持部材4bを地上に接地させることで、
車輌1を支持する。
【0016】このようにジャッキ装置4を車輌1の前方
に延長して配置することで、ジャッキ装置4とジャッキ
装置6とによる車輌1の支持範囲を大きく確保すること
ができ、車輌1を安定的に支持することができる。
【0017】前記ジャッキ装置6は、図1に示すよう
に、車輌1の後部両側にその伸縮部6aを下方にして垂
直に配置されている。
【0018】このジャッキ装置6は、ジャッキ本体6b
が車輌1の後部を構成する荷箱部1a内に配置されてお
り、伸縮部6aのみが荷箱部1aの底面から貫通配置さ
れている。つまり、ジャッキ装置6は、伸縮部6aを車
輌1側から下方に伸長させ、下端に設けられた支持部材
6cを地上に接地させることで車輌1を支持する。
【0019】前記ブーム2は、基端ブーム21と、先端
ブーム25とから構成されている。
【0020】基端ブーム21の基端部は、車輌1の荷箱
部1a内に搭載された旋回装置2aの上端にブラケット
22を介して枢支されている。
【0021】前記旋回装置2aは、前記シャーシフレー
ム11上に載置されたサブフレーム11a上に搭載され
ており、図示しない油圧モータ等の駆動手段により水平
旋回自在に構成され、上端部が荷箱部1aの天面を挿通
して配置されている。
【0022】前記基端ブーム21とブラケット22には
起伏シリンダ23が介装され、該起伏シリンダ23によ
り基端ブーム21が起伏自在に構成されている。
【0023】また、基端ブーム21の先端に前記先端ブ
ーム25の基端部が回動自在に支持されている。
【0024】前記基端ブーム21と先端ブーム25間に
は、図1に示すように、回動シリンダ27が作動リンク
28a,28bを介して設けられており、該回動シリン
ダ27の伸縮作動によって基端ブーム21に対して先端
ブーム25がその基端を中心にして回動するように構成
されている。
【0025】このように構成されたブーム2は、格納時
において、図1に示すように基端ブーム21が車輌1の
上方で略水平に配置されるとともに、この基端ブーム2
1側に先端ブーム25が上方から折り畳むように配置さ
れる。
【0026】また、荷箱部1aの後部上面には、ブーム
2を上述した格納位置で保持する保持台15が設けられ
ている。
【0027】この保持台15は、強度的な面から荷箱部
1aの上面を挟んで該荷箱部1a内に配設された門型の
フレーム16に支持されている。前記保持台15は、ブ
ーム2を保持する際において、回動シリンダ27等の周
辺部材と干渉しないように適宜な配慮が図られている。
【0028】前記先端ブーム25の先端にはバケット3
が配設されている。
【0029】バケット3は、先端ブーム25の先端に垂
直に固設されたブラケット31に取付けられている。
【0030】前記バケット3は、図示しない水平保持手
段により基端ブーム21の起伏動作及び先端ブーム25
の回動動作に係わらず常に水平に保持されるように構成
されている。
【0031】このように構成されたブーム搭載車輌は、
車輌1側に配置された操作装置7により旋回装置2aや
ブーム2の各動作等が操作可能に構成されるとともに、
バケット3に搭載された操作装置8によっても操作可能
に構成されている。
【0032】ここで、前記サブフレーム11aとジャッ
キ装置4を取付けた取付部材41との間は、テンション
ロッド91、92で連結されている。
【0033】これらテンションロッド91、92は、所
定のテンション力で張設されており、このテンション力
の作用によってジャッキ装置からシャーシフレームにか
かる負荷を軽減させる。
【0034】このように、テンションロッド91、92
を張設することで、ジャッキ装置4にかかる負荷を受
け、この結果、シャーシフレーム11に極端に負荷がか
かることがない。
【0035】次に、このように構成されたブーム搭載車
輌の動作について説明する。
【0036】まず、高所作業を行う場合、車輌1を作業
場所に移動させて駐車する。この後、ジャッキ装置4、
6を作動させ、その伸縮部4a、6aの支持部材4b、
6cを設置して車輌1を安定的に支持する。
【0037】このジャッキ装置4、6により車輌1を支
持する際において、ジャッキ装置4にかかる負荷をテン
ションロッド91、92で受けているため、シャーシフ
レーム11に極端に負荷がかかることがない。これによ
り、シャーシフレーム11にかかる負荷により該シャー
シフレーム11が歪み、この歪みに起因して生じる車輌
1のドアの開閉ができなくなるなどの不具合を解消する
ことができる。
【0038】そして、上述のようにジャッキ装置4、6
により車輌1を支持した後、先端ブーム25を図1にお
いて一点鎖線で示すように車輌1の後方に略垂直状態に
なる位置まで回動させ、バケット3を地上に近接する最
下位置に配置する。
【0039】次に、操作装置8により作業者が旋回装置
2aを旋回作動させるとともに、基端ブーム21の起伏
及び先端ブーム25の回動動作を行うことで、先端ブー
ム25の先端部に設けたバケット3を高所位置に配置
し、適宜な高所作業を行う。
【0040】この際、バケット3は、水平保持手段によ
り基端ブーム21の起伏動作及び先端ブーム25の回動
動作に係わらず常に水平状態が保持され、バケット3に
乗った作業者を安全に高所位置まで運ぶことができる。
【0041】また、旋回装置2a及びブーム2の操作
は、バケット3に設けた操作装置8の他に、車輌1に設
けた操作装置7を別の作業者が操作することによっても
可能である。
【0042】そして、高所位置において作業が終了する
と、操作装置8を操作してブーム2及びバケット3を図
1に示すような格納状態に配置する。
【0043】図2は、請求項2記載のブーム搭載車輌を
示している。なお、前記請求項1記載のブーム搭載車輌
と同様の部材には同符号を付し説明は省略する。
【0044】このブーム搭載車輌は、運転席1aの天面
から前面にかけて補強用フレーム93を配設したもので
ある。
【0045】補強用フレーム93は、サブフレーム11
aから立設された門型の垂直フレーム931と、該垂直
フレーム931の上部から前方へアーチ状に延設された
湾曲フレーム932とから構成され、該湾曲フレーム9
32の先端部に取付部材41が設けられている。
【0046】このように補強用フレーム93を配設する
ことで、前述した請求項1記載のブーム搭載車輌と同様
に、負荷によりシャーシフレーム(図示省略)が歪むこ
とに起因して生じる車輌1のドアの開閉ができなくなる
などの不具合を解消することができる。
【0047】図3は、請求項3記載のブーム搭載車輌を
示している。なお、前述した各ブーム搭載車輌と同様の
部材には同符号を付し説明は省略する。
【0048】このブーム搭載車輌は、シャーシフレーム
11を平板状としたものである。
【0049】このシャーシフレーム11は、他の部材と
干渉しないように適宜に屈折形成するとともに、どうし
ても干渉する部分に通孔(図示省略)を形成すること
で、可能な限り平板状に形成したもので、このシャーシ
フレーム11の先端部にジャッキ装置4を設けている。
【0050】このようにシャーシフレーム11を構成す
ることにより、シャーシフレーム11を強固なものにで
き、負荷によるシャーシフレーム11の歪みを抑制し、
シャーシフレーム11の歪みに起因する車輌1のドアの
開閉ができなくなるなどの不具合を解消することができ
る。
【0051】図4は、請求項4記載のブーム搭載車輌を
示している。なお、前述した各ブーム搭載車輌と同様の
部材には同符号を付し説明は省略する。
【0052】このブーム搭載車輌は、サブフレーム11
aの前端部にロッド95の基端部を枢支し、該ロッド9
5を車輌1の前方に延設配置したものである。
【0053】前記ロッド95の先端には支持部材95a
が設けられ、該ロッド95がシリンダ96によって回動
自在に構成されている。
【0054】よって、シリンダ96を伸長させてロッド
95を下方に回動させることで、該ロッド95の先端の
支持部材95aで車輌1を支持する。
【0055】このようにサブフレーム11aからロッド
95を前方に延長させ、該ロッド95の先端に設けた支
持部材95aで車輌1の前部を支持することで、この支
持部材95a及びジャッキ装置6により車輌1を支持す
る際において、支持部材95aにかかる負荷をサブフレ
ーム11aで受けるため、シャーシフレーム11に極端
に負荷がかかることがない。これにより、シャーシフレ
ーム11にかかる負荷により該シャーシフレーム11が
歪み、この歪みに起因して生じる車輌1のドアの開閉が
できなくなるなどの不具合を解消することができる。
【0056】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1記載のブー
ム搭載車輌によれば、ジャッキ装置により車輌を支持し
た際において、前側のジャッキ装置にかかる負荷をテン
ションロッドで受けているため、車体枠に極端に負荷が
かかることがない。この結果、車体枠にかかる負荷によ
り該車体枠が歪み、この歪みに起因して生じる車輌のド
アの開閉ができなくなるなどの不具合を解消することが
できる。
【0057】請求項2記載のブーム搭載車輌によれば、
運転席の天面から前面にかけて補強用フレームを配設す
ることで、ジャッキ装置により車輌を支持した際に、負
荷により車体枠が歪むことに起因して生じる車輌のドア
の開閉ができなくなるなどの不具合を解消することがで
きる。
【0058】請求項3記載のブーム搭載車輌によれば、
車体枠を適宜に屈折形成し、且つ可能な限り平板状に形
成したことで、車体枠が強固なものとなり、負荷による
車体枠の歪みを抑制し、車体枠の歪みに起因する車輌の
ドアの開閉ができなくなるなどの不具合を解消すること
ができる。
【0059】請求項4記載のブーム搭載車輌によれば、
サブフレームからロッドを前方に延長させ、該ロッドの
先端に設けた支持部材で車輌の前部を支持することで、
この支持部材により車輌を支持する際において、支持部
材にかかる負荷をサブフレームで受けるため、車体枠に
極端に負荷がかかることがない。この結果、車体枠にか
かる負荷により該車体枠が歪み、この歪みに起因して生
じる車輌のドアの開閉が円滑にできなくなるなどの不具
合を解消することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るブーム搭載車輌の概略構成を示す
側面図である。
【図2】他の形態を示す側面図である。
【図3】他の形態を示す斜視図である。
【図4】他の形態を示す側面図である。
【符号の説明】
1 車輌 11 シャーシフレーム(車体枠) 2 ブーム 4 前側のジャッキ装置 91、92 テンションロッド 93 補強用フレーム 95 ロッド

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体枠上にブームが搭載され、車体枠の
    前後左右にジャッキ装置が配設されたブーム搭載車輌に
    おいて、 前記車体枠の後部に設けられたサブフレームと車体枠の
    前部に設けられた取付部材との間には、テンションロッ
    ドが連結されたことを特徴とするブーム搭載車輌。
  2. 【請求項2】 車体枠上にブームが搭載され、車体枠の
    前後左右にジャッキ装置が配設されたブーム搭載車輌に
    おいて、 車輌の運転席の天面から前面にかけて補強用フレームが
    配設されたことを特徴とするブーム搭載車輌。
  3. 【請求項3】 車体枠上にブームが搭載され、車体枠の
    前後左右にジャッキ装置が配設されたブーム搭載車輌に
    おいて、 前記車体枠は、適宜に屈折形成され、且つ可能な限り平
    板状に形成され、この車体枠の前部に前側のジャッキ装
    置が連設されたことを特徴とするブーム搭載車輌。
  4. 【請求項4】 車体枠上にブームが搭載され、車体枠の
    前後左右にジャッキ装置が配設されたブーム搭載車輌に
    おいて、 前記車体枠に設けられたサブフレームの前端部に、車輌
    の前方に延設配置されたロッドの基端部が枢支され、該
    ロッドの先端には支持部材が設けられるとともに、該ロ
    ッドがシリンダによって回動自在に構成されたことを特
    徴とするブーム搭載車輌。
JP21599495A 1995-08-24 1995-08-24 ブーム搭載車輌 Pending JPH0958519A (ja)

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