JPH0957623A - 研削砥石成形装置および方法 - Google Patents

研削砥石成形装置および方法

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JPH0957623A
JPH0957623A JP7210638A JP21063895A JPH0957623A JP H0957623 A JPH0957623 A JP H0957623A JP 7210638 A JP7210638 A JP 7210638A JP 21063895 A JP21063895 A JP 21063895A JP H0957623 A JPH0957623 A JP H0957623A
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芳郎 中山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】従来の研削砥石成形装置では総形電極の形状を
メタルボンド砥石に転写するようにした装置であるた
め、総形電極の精度が即ちメタルボンド砥石の精度であ
り、総形電極の底の部分は放電加工屑であるスラッジが
溜まりやすく、二次放電による精度不良が発生しやす
い。 【解決手段】研削砥石6の回転数を制御する回転数制御
手段11と、ワイヤ電極1と研削砥石の間隙に供給され
る放電エネルギーを制御するエネルギー制御手段9と、
ワイヤ電極あるいは研削砥石の移動速度を制御する速度
制御手段17と、回転数制御手段、エネルギー制御手
段、及び速度制御手段を制御し、高次加工に対して適し
た研削砥石の回転数、放電エネルギーを設定するととも
に、高次加工に際し高速成形を可能とするワイヤ電極あ
るいは研削砥石の移動速度の設定を行う高次加工制御手
段23とを具備したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はワイヤ電極と研削砥
石の間隙に加工液を介して放電を生じさせ、研削砥石を
成形する装置及び方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】本発明は、研削砥石を成形する装置及び
方法に関するものであるが、ここでは、研削砥石の代表
的なものとして、メタルボンド砥石を例として説明す
る。図27は従来のメタルボンド砥石成形装置を示す概
略構成図である。図27において、6はメタルボンド砥
石、38はメタルボンド砥石6を取付ける回転軸、10
はメタルポンド砥石6を回転させる回転手段、11は回
転手段10の回転数を制御する回転数制御手段46はメ
タルボンド砥石6を成形するための総形電極、47は総
形電極46に固定されたシャンク、48はシャンク47
をはめ込み、総形電極46を固定する電極固定手段、4
9は電極固定手段をメタルポンド砥石6に向かって駆動
する駆動手段、16は駆動手段を制御し、総形電極46
とメタルポンド砥石6の相対移動させる数値制御手段、
8は総形電極46とメタルポンド砥石6の間隙にパルス
状の電圧を印加する加工電源、9は放電エネルギーを制
御するエネルギー制御手段、50は総形電極46とメタ
ルポンド砥石6の電圧を検出する電圧検出手段、51は
電圧検出手段50で検出された電圧に応じてギャップを
調整するギャップ調整手段、52は総形電極46とメタ
ルポンド砥石6を入れ、加工液を溜める加工槽である。
【0003】図28は従来の総形電極46とメタルボン
ド砥石6の間隙に放電を生じさせ、メタルボンド砥石6
を成形することを示す断面図で、黒い点状のものは放電
加工で発生した加工屑であるスラッジ、ハッチング部は
精度不良箇所である。
【0004】次にその動作について説明する。メタルポ
ンド砥石6は回転軸38に取付けられ、回転手段10に
より回転軸38が回転し、回転軸38に取付けられたメ
タルボンド砥石6が回転する。回転方向は一定、回転数
は回転数制御手段11により制御される。総形電極46
はシャンク46に固定され、そのシャンク46を電極固
定手段48にはめるようにして取付ける。総形電極46
は数値制御手段16により制御された駆動手段49がメ
タルボンド砥石6の方向に駆動される。
【0005】加工槽52に加工液を充満させ、総形電極
46とメタルボンド砥石6を加工液に漬けて、加工電源
8から総形電極46とメタルボンド砥石6にパルス状の
電圧を印加しながら、総形電極46をメタルボンド砥石
6に数値制御手段16により制御された駆動手段49を
用いて接近させることにより、放電を生じさせて成形す
る。加工電源8の各スイッチはエネルギー制御手段9に
より制御され、目的に応じた放電エネルギーを設定す
る。総形電極46とメタルボンド砥石6の間隙での放電
状態は電圧検出手段50によって検出され、ギャップ制
御手段51によって総形電極46とメタルボンド砥石6
のギャップを一定にするよう、数値制御手段16を制御
し、安定した放電状態を保つ。
【0006】従来技術による放電での成形は総形電極4
6の形状をメタルボンド砥石6に転写する方法であるた
め、総形電極46の精度が即ちメタルボンド砥石6の精
度であり、異なるメタルボンド砥石6を成形するには異
なる総形電極46が必要である。また同じ形状の成形を
繰り返すとしても、総形電極46は消耗するため、ある
回数成形した後、新しい総形電極46は必要となる。さ
らに図26に示すように、総形電極46の底の部分は放
電加工屑であるスラッジが溜まりやすく、二次放電によ
る精度不良が発生しやすい。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の放電加工による
メタルボンド砥石成形装置では総形電極46の形状をメ
タルボンド砥石6に転写するようにした装置であるた
め、総形電極46の精度が即ちメタルボンド砥石6の精
度であり、総形電極46の底の部分は放電加工屑である
スラッジが溜まりやすく、二次放電による精度不良が発
生しやすい。また異なるメタルボンド砥石6を成形する
には異なる総形電極46が必要であり、同じ形状の成形
を繰り返すとしても、総形電極46は消耗するため、あ
る回数成形した後、新しい総形電極46が必要となる。
【0008】そこで、本発明はかかる不具合を解決する
ためになされたもので、研削砥石の成形精度と効率を向
上する成形装置及び方法の提供を目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る研削砥石成
形方法は、ワイヤ電極を研削砥石上に走行させるととも
に、前記研削砥石を回転させながら、前記ワイヤ電極と
研削砥石を相対的に移動させ、前記ワイヤ電極と研削砥
石の間隙に加工液を介して放電を生じさせ、前記研削砥
石を成形する研削砥石成形方法において、所望の加工形
状に対して一定の仕上げ代を残し、成形する一次加工
と、前記一次加工で残した仕上げ代を除去し、所望の加
工形状に成形する高次加工とに分けて成形するものであ
る。
【0010】本発明に係る研削砥石成形装置は、ワイヤ
電極を研削砥石上に走行させるとともに、前記研削砥石
を回転させながら、前記ワイヤ電極と研削砥石を相対的
に移動させ、前記ワイヤ電極と研削砥石の間隙に加工液
を介して放電を生じさせ、前記研削砥石を成形する研削
砥石成形装置において、前記研削砥石の回転数を制御す
る回転数制御手段と、前記ワイヤ電極と研削砥石の間隙
に供給される放電エネルギーを制御するエネルギー制御
手段と、前記ワイヤ電極あるいは研削砥石の移動速度を
制御する速度制御手段と、前記回転数制御手段、前記エ
ネルギー制御手段、及び前記速度制御手段を制御し、高
次加工に対して適した研削砥石の回転数、放電エネルギ
ーを設定するとともに、高次加工に際し高速成形を可能
とするワイヤ電極あるいは研削砥石の移動速度の設定を
行う高次加工制御手段とを具備したものである。
【0011】本発明に係る研削砥石成形方法は、高次加
工を複数回に分けて段階的に行うとき、ワイヤ電極と研
削砥石の間隙に供給される放電エネルギーを段階的に小
さくするとともに、ワイヤ電極と研削砥石を相対的に移
動させる速度を前記段階的に小さくされた放電エネルギ
ーに応じて段階的に変更することにより、所望の加工形
状に成形するものである。
【0012】また、高次加工を行う仕上げ精度が要求さ
れる箇所を一箇所ごとに分割し、その箇所のみ高次加工
することにより、所望の加工形状に成形するものであ
る。
【0013】また、高次加工を行う箇所が、鋭角な先端
を有する加工形状の場合、加工形状の底側から先端に向
って、ワイヤ電極と研削砥石を相対移動させ、先端側に
抜ける加工軌跡により、所望の加工形状に成形するもの
である。
【0014】また、ワイヤ電極を研削砥石上に走行させ
るとともに、前記研削砥石を回転させながら、前記ワイ
ヤ電極と研削砥石を相対的に移動させ、前記ワイヤ電極
と研削砥石の間隙に加工液を介して放電を生じさせ、前
記研削砥石を成形する研削砥石成形方法において、前記
ワイヤ電極と研削砥石の相対移動の軌跡を成形開始点の
手前でその直前の対象加工表面に接近する移動軌跡から
カーブするようにし、成形終了点の直後はその直前の加
工移動軌跡からカーブするようにし、所望の加工形状に
成形するものである。
【0015】また、ワイヤ電極を研削砥石上に走行させ
るとともに、前記研削砥石を回転させながら、前記ワイ
ヤ電極と研削砥石を相対的に移動させ、前記ワイヤ電極
と研削砥石の間隙に加工液を介して放電を生じさせ、前
記研削砥石を成形する研削砥石成形方法において、前記
ワイヤ電極の走行方向と砥石の回転方向を同一とするも
のである。
【0016】また、ワイヤ電極を研削砥石上に走行させ
るとともに、前記研削砥石を回転させながら、前記ワイ
ヤ電極と研削砥石を相対的に移動させ、前記ワイヤ電極
と研削砥石の間隙に加工液を介して放電を生じさせ、前
記研削砥石を成形する研削砥石成形方法において、前記
ワイヤ電極を前記研削砥石の回転軸方向に傾けながら走
行させるものである。
【0017】また、ワイヤ電極を研削砥石上に走行させ
るとともに、前記研削砥石を回転させながら、前記ワイ
ヤ電極と研削砥石を相対的に移動させ、前記ワイヤ電極
と研削砥石の間隙に加工液を介して放電を生じさせ、前
記研削砥石を成形する研削砥石成形方法において、前記
ワイヤ電極と研削砥石の間隙の電圧、電流を検出し、前
記ワイヤ電極と研削砥石の相対移動速度を前記検出され
た電圧、電流に応じて制御して所望の加工形状に成形す
るものである。
【0018】また、ワイヤ電極を研削砥石上に走行させ
るとともに、前記研削砥石を回転させながら、前記ワイ
ヤ電極と研削砥石を相対的に移動させ、前記ワイヤ電極
と研削砥石の間隙に加工液を介して放電を生じさせ、前
記研削砥石を成形する研削砥石成形方法において、前記
ワイヤ電極の研削砥石上でのたわみ量を検出し、前記検
出されたたわみ量に応じて生じる最終加工形状のずれを
補正するために前記ワイヤ電極と研削砥石の相対移動軌
跡を制御して所望の加工形状に成形するものである。
【0019】本発明に係る研削砥石成形装置は、ワイヤ
電極を研削砥石上に走行させるとともに、前記研削砥石
を回転させながら、前記ワイヤ電極と研削砥石を相対的
に移動させ、前記ワイヤ電極と研削砥石の間隙に加工液
を介して放電を生じさせ、前記研削砥石を成形する研削
砥石成形装置において、前記ワイヤ電極と研削砥石の間
隙の電圧を検出する電圧検出手段と、前記ワイヤ電極と
研削砥石の間隙の電流を検出する電流検出手段と、前記
検出された電圧、電流から前記ワイヤ電極と研削砥石の
相対移動速度を演算制御する速度制御手段とを具備した
ものである。
【0020】また、ワイヤ電極を研削砥石上に走行させ
るとともに、前記研削砥石を回転させながら、前記ワイ
ヤ電極と研削砥石を相対的に移動させ、前記ワイヤ電極
と研削砥石の間隙に加工液を介して放電を生じさせ、前
記研削砥石を成形する研削砥石成形装置において、前記
ワイヤ電極の研削砥石上でのたわみ量を検出するたわみ
量検出手段と、前記たわみ量検出手段で検出されたたわ
み量に応じて生じる最終加工形状のずれを補正するため
に前記ワイヤ電極と研削砥石の相対移動軌跡を演算制御
する補正軌跡制御手段とを具備したものである。
【0021】本発明に係る研削砥石成形方法は、ワイヤ
電極を研削砥石上に走行させるとともに、前記研削砥石
を回転させながら、前記ワイヤ電極と研削砥石を相対的
に移動させ、前記ワイヤ電極と研削砥石の間隙に加工液
を介して放電を生じさせ、前記研削砥石を成形する研削
砥石成形方法において、前記ワイヤ電極の径に応じて前
記研削砥石の回転数を制御するものである。
【0022】また、ワイヤ電極を研削砥石上に走行させ
るとともに、前記研削砥石を回転させながら、前記ワイ
ヤ電極と研削砥石を相対的に移動させ、前記ワイヤ電極
と研削砥石の間隙に加工液を介して放電を生じさせ、前
記研削砥石を成形する研削砥石成形方法において、一次
加工として、前記研削砥石に直角あるいは平行に成形
し、高次加工として、斜め部分あるいは円弧部分の成形
をするとき、前記ワイヤ電極の径を前記加工段階に応じ
て変更するものである
【0023】本発明に係る研削砥石成形装置は、ワイヤ
電極を研削砥石上に走行させるとともに、前記研削砥石
を回転させながら、前記ワイヤ電極と研削砥石を相対的
に移動させ、前記ワイヤ電極と研削砥石の間隙に加工液
を介して放電を生じさせ、前記研削砥石を成形する研削
砥石成形装置において、線径の異なるワイヤ電極を有す
る複数のワイヤ供給ボビンと、前記複数のワイヤ供給ボ
ビンから前記研削砥石上に走行させるワイヤ電極を選択
するワイヤ電極交換手段と、前記選択されたワイヤ電極
の径に応じて前記研削砥石の回転数を演算制御する回転
数制御手段とを具備したものである。
【0024】また、研削砥石の方向にほぼV型に開いた
溝を有し、ワイヤ電極を案内するワイヤガイドを具備し
たものである。
【0025】また、ワイヤ電極の張力を制御する張力制
御手段を設け、選択されたワイヤ電極の径により変更さ
れるワイヤ電極の張力に応じて、研削砥石の回転数を演
算制御するものである。
【0026】本発明に係る研削砥石成形方法は、ワイヤ
電極を研削砥石上に走行させるとともに、前記研削砥石
を回転させながら、前記ワイヤ電極と研削砥石を相対的
に移動させ、前記ワイヤ電極と研削砥石の間隙に加工液
を介して放電を生じさせ、前記研削砥石を成形する研削
砥石成形方法において、使用して摩滅した研削砥石の再
成形加工での前記ワイヤ電極と研削砥石の相対移動軌跡
を、最初の成形加工での相対移動軌跡に対し所定量研削
砥石の中心方向に追い込んで設定し、所望の加工形状に
成形するものである。
【0027】本発明に係る研削砥石成形装置は、ワイヤ
電極を研削砥石上に走行させるとともに、前記研削砥石
を回転させながら、前記ワイヤ電極と研削砥石を相対的
に移動させ、前記ワイヤ電極と研削砥石の間隙に加工液
を介して放電を生じさせ、前記研削砥石を成形する研削
砥石成形装置において、使用して摩滅した研削砥石を再
成形加工するとき、研削加工時間、研削砥石材質、研削
加工内容など使用条件を入力する使用条件入力手段と、
前記使用条件に応じて再成形加工での追い込み量を演算
する追い込み量演算手段と、所望の加工形状を成形する
ためのプログラムを用い、前記追い込み量演算手段によ
り演算された追い込み量だけ再成形する再成形実行手段
を具備したものである。
【0028】また、ワイヤ電極を研削砥石上に走行させ
るとともに、前記研削砥石を回転手段により回転させな
がら、前記ワイヤ電極と研削砥石を相対的に移動させ、
前記ワイヤ電極と研削砥石の間隙に加工液を介して放電
を生じさせ、前記研削砥石を成形する研削砥石成形装置
において、前記回転手段の回転軸の温度を測定する温度
測定手段と、室温を測定する室温測定手段と、前記回転
軸の温度ごとの変位量を記憶する変位量記憶手段と、前
記回転軸の温度変化によって生じる変位に応じて前記ワ
イヤ電極と研削砥石の相対位置を演算補正する軸補正演
算手段とを具備したものである。
【0029】また、ワイヤ電極を研削砥石上に走行させ
るとともに、前記研削砥石を回転させながら、前記ワイ
ヤ電極と研削砥石を相対的に移動させ、前記ワイヤ電極
と研削砥石の間隙に加工液を介して放電を生じさせ、前
記研削砥石を成形する研削砥石成形装置において、放電
エネルギー、ワイヤ張力、砥石回転数、基準速度、基準
電圧など成形パラメータを入力するパラメータ入力手段
と、前記パラメータの組み合わせを成形条件とし、番号
を付け記憶する成形条件記憶手段と、記憶した前記成形
条件を設定する成形条件設定手段とを具備したものであ
る。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施の形態に基づ
いて説明する。 実施の形態1.図1は本発明の実施の形態1にかかる研
削砥石成形装置を示す概略構成図である。図1におい
て、1は電極としてのワイヤ線であるワイヤ電極、2は
ワイヤ電極1を案内する一方の上部ワイヤガイド、3は
ワイヤ電極1を案内するもう一方のワイヤガイド、4は
ワイヤ電極1に張力をかける張力印加手段、5はワイヤ
電極1にかける張力を制御する張力制御手段、6は研削
砥石たるメタルボンド砥石、7はワイヤ電極1とメタル
ボンド砥石6との間隙に加工液を供給する加工液供給ノ
ズル、8はワイヤ電極1とメタルボンド砥石6の間隙に
パルス状の電圧を印加する加工電源、9は加工電源の電
圧、パルス幅、休止時間を切り換え、エネルギーを制御
するエネルギー制御手段、10はメタルボンド砥石6を
回転させる回転手段、11は回転手段10の回転数を制
御する回転数制御手段、12はメタルボンド砥石6の回
転方向を切換える回転方向変換手段、13は回転手段1
0を固定するテーブル定盤、14はテーブル定盤13を
X軸方向に移動させるX軸モータ、15はテーブル定盤
13をY軸方向に移動させるY軸モータ、16はX軸モ
ータ14、Y軸モータ15を数値制御し、自在にテーブ
ル定盤13を移動させる数値制御手段、17はテーブル
定盤13の移動速度を制御する速度制御手段、18は一
方のワイヤガイド2をU方向に移動させ、ワイヤ電極1
を傾けるU軸モータ、19は一方のワイヤガイド2をV
方向に移動させ、ワイヤ電極1を傾けるV軸モータ、2
0はU軸モータ18、V軸モータ19を制御するUV軸
制御手段、21はワイヤ電極1とメタルボンド砥石6を
自在に相対移動させるためのプログラムを入力するプロ
グラム入力手段、22はプログラム入力手段21より入
力されたプログラムを記憶するプログラム記憶手段、2
3はエネルギー制御手段9、張力制御手段5、回転数制
御手段11、速度制御手段17を制御し、高次加工を行
う高次加工制御手段でる。
【0031】図2は本発明の実施の形態1にかかる加工
例の断面図であり、矢印が一次加工、高次加工それぞれ
の移動軌跡で、ハッチング部分が高次加工で除去する箇
所である。
【0032】一次加工として回転しているメタルボンド
砥石6とワイヤ電極1をメタルボンド砥石6に平行、直
角に相対移動させ荒成形し、その後高次加工として斜め
部分および円弧部分を仕上成形することを示す断面図
で、ハッチング部は高次加工で成形した箇所を示す。矢
印はそれぞれの成形での移動方向である。
【0033】図3は高次加工で放電エネルギーを段階的
に弱くするとともに、ワイヤ電極1とメタルボンド砥石
6を相対的に自在な軌跡で移動させる速度を段階的に変
更させながら、3段階の高次加工により、所望の形状に
成形すること示す断面図で、矢印はそれぞれの成形での
移動方向である。図4はそれぞれの段階での放電エネル
ギーと移動速度を示す表で、電圧、ピーク電流、オンタ
イム、休止はそれぞれ放電エネルギーを制御するスイッ
チである。
【0034】図5は高次加工での仕上成形箇所を一箇所
ごとに分割し、高次加工することにより所望の形状に成
形することを示す断面図で、矢印はそれぞれの成形での
移動方向で、破線の形状はその軌跡を示す。
【0035】図6は高次加工での比較的鋭角な先端を成
形する場合のワイヤ電極1とメタルボンド砥石6の相対
的な移動軌跡を示す断面図で、図6(ア)が両側とも底
側から先端に向けて移動した例で、図6(イ)が先端か
ら底側に向けて移動した例である。矢印はそれぞれの成
形での移動方向で、破線の形状はその軌跡を示す。
【0036】図7は成形の開始点と終了点のワイヤ電極
1とメタルボンド砥石6の相対的な移動軌跡を示す断面
図で、図7(ア)は開始点と終了点で円弧の軌跡を設け
た例で、図7(イ)は開始点と終了点で直線の軌跡を設
けた例である。矢印はそれぞれの成形での移動方向で、
破線の形状はその軌跡を示す。
【0037】図8は回転しているメタルボンド砥石6と
ワイヤ電極1を相対移動させながら、 メタルボンド砥
石6とワイヤ電極1の間隙に放電を生じさせ成形したと
きの、回転方向ごとの砥石回転数と加工速度比の関係を
示し、実線はワイヤ電極1の走行方向と同一方向に砥石
を回転させたグラフで、破線はワイヤ電極1の走行方向
と逆方向に砥石を回転させたグラフである。成形状態を
示す図の斜線部分はすでに成形を完了した箇所で、矢印
の方向に相対移動させながら成形する。加工速度比とは
最大速度を1.0としたときの、各パラメータでの速度
の比率である。
【0038】図9はワイヤ電極1を傾けながら、メタル
ボンド砥石6を成形することを示す図で、ハッチング部
分が放電している部分である。
【0039】次にその動作について説明する。電極とし
てのワイヤ線であるワイヤ電極1は一方の上部ワイヤガ
イド2、もう一方の下部ワイヤガイドによって案内さ
れ、張力制御手段5により制御された張力印加手段4に
より張力を印加されながら、常に一定の速度で走行して
いる。メタルボンド砥石6の回転は回転手段10により
回転し、回転数は回転数制御手段11により制御され、
回転方向は回転方向変換手段12により変更される。メ
タルボンド砥石6のワイヤ電極1に対する相対移動はテ
ーブル定盤13に固定された回転手段10をX軸モータ
14、Y軸モータ15により駆動することにより行われ
る。相対移動する軌跡はプログラム入力手段21から入
力され、プログラム記憶手段22に記憶されたプログラ
ムテータに基づき、数値制御手段16が演算し、X軸モ
ータ14、Y軸モータ15を制御する。また相対移動の
速度は速度制御手段17からの出力により、数値制御手
段16が制御し、ワイヤ電極1はUV軸制御手段20が
U軸モータ18、V軸モータ19を駆動して傾く。ワイ
ヤ電極1とメタルボンド砥石6の間隙での放電は加工電
源8からワイヤ電極1とメタルボンド砥石6の間隙にパ
ルス状の電圧を印加し、加工液供給ノズル7から供給さ
れた加工液を介して生じさせ、加工電源8の各スイッチ
はエネルギー制御手段9により制御される。高次加工制
御手段23は成形する所望の形状、その加工での除去
量、面精度などに応じて、エネルギー制御手段9、張力
制御手段5、回転数制御手段11、速度制御手段17を
制御し、最適な高次加工を行う。
【0040】つまり、メタルボンド砥石6の成形は微小
な径のワイヤ電極1を一定張力で走行させ、メタルボン
ド砥石6とワイヤ電極1の間隙に加工電源8から電圧を
印加し、加工液を介して放電を生じさせながら、回転手
段10が数値制御手段16により制御され、固定してい
るテーブル定盤13がワイヤ電極1に対して相対移動す
ることにより行われるため、相対移動の軌跡はプログラ
ムを作成することにより自在な形状を成形することがで
きるとともに、そのプログラムを記憶させて再実行させ
ることで何度でも同じ形状を成形することができる。ま
た相対移動の軌跡は数値制御手段16が演算し、X軸モ
ータ14、Y軸モータ15を制御するため正確であり、
電極が微小な径のワイヤ電極1であるため放電ギャップ
が狭く、均一であるため成形精度が向上する。
【0041】ワイヤ電極1とメタルボンド砥石6の間隙
に放電を生じさせ、成形するときの工程は大きく分け
て、2つの工程に分かれる。1つはメタルボンド砥石6
に対して平行、直角にワイヤ電極1を移動させて成形す
る一次加工で、もう1つは斜め部分や円弧部分を成形す
る高次加工である。一次加工は荒加工と言われる工程で
できるだけ短時間で多量の成形を行わなければならず、
放電エネルギー、砥石回転数、ワイヤ張力などを最も加
工速度の速い条件に設定して成形する。しかし一次加工
では精度と速度は相反するとともに、加工量が多いため
精度を改善するには速度を大幅に落とす必要があり、例
えば誤差を30%精度を改善するには、60%速度を落
とさなけれればならないというようにである。そのため
一次加工では速度だけを重視した成形とした方が効率的
であり、斜め部分や円弧部分は図2のハッチング部分に
示すような後工程での成形代を残し、平行、直角にワイ
ヤ電極1を移動させて成形するだけで十分である。 高
次加工は仕上加工と言われる工程でできるだけ精度の高
い成形を行わなければならず、放電エネルギー、砥石回
転数、ワイヤ張力などを最も精度の高い条件に設定して
成形する。このような高次加工では加工量が少ないた
め、速い速度で成形しても精度が悪くなることがなく、
複数回の高次加工を行うことにより、さらに精度を向上
することができる。またメタルボンド砥石6で精度が必
要な箇所は全体のうちの一部であることが多く、精度が
必要な箇所だけ高次加工することにより、成形時間を短
縮することができるとともに、一次加工を他の成形方法
で実施し、高次加工だけ本発明で実施し、効率化を計る
こともできる。
【0042】複数回の高次加工は放電エネルギーを段階
的に弱くするとともに、相対移動の速度を段階的に変更
させながら成形する。電極が微小な径のワイヤ電極1で
あるため放電ギャップが比較的狭く、均一であるため成
形精度が向上するが、さらに精度を向上させるには放電
ギャップが狭くする必要がある。しかし放電ギャップを
狭くするには放電エネルギーを小さくしなければなら
ず、高次加工の初めの段階では効率的ではない。例えば
3段階での高次加工では、図4に示すように、第一段階
で比較的大きな放電エネルギーで成形代除去し、第二段
階で中程度の放電エネルギーで所望形状に仕上げ、第三
段階で放電ギャップの狭い、小さな放電エネルギーで斜
め部の角度、小さな円弧など微細仕上を行う。また相対
移動の速度を放電エネルギーの大きさに応じて最適化す
ることにより、さらに高精度の成形を行える。
【0043】高次加工箇所を一箇所ごとに分割し、所望
の形状に成形する。メタルボンド砥石6で精度が必要な
箇所は全体のうちの一部であることが多く、精度が必要
な箇所だけ高次加工することにより、成形時間を短縮す
ることができる。一箇所ごとに独立した相対移動軌跡に
し、図5に示す例では(ア)から(オ)の順で高次加工
を行い、高次加工箇所間の移動は高速に移動する。また
成形代、必要な精度に応じて高次加工の回数も変更する
ことができ、図5に示す例では(ア)、(イ)、(ウ)
は2回、(エ)、(オ)は3回というようにである。
【0044】先端の鋭角な成形形状の場合、鋭角な先端
の両側とも底側から先端に向かう移動軌跡で成形する。
逆に先端から成形が始まる移動軌跡では、放電が始まる
先端でワイヤ電極1に振幅の大きな振動がおこりやす
く、鋭角な先端では形状が丸くなりやすい。しかし先端
側に抜けるような移動軌跡では集中放電、ワイヤ電極の
振動とも少なく、鋭角な先端を成形することができる。
(図6)
【0045】成形の開始点と終了点で円弧の軌跡を設け
る。図7の(イ)のように開始点と終了点で直線の軌跡
を設けた場合、開始点と終了点で放電の集中やワイヤ電
極1に振幅の大きな振動がおこりやすく食い込みが生じ
る。しかし(ア)のように、開始点と終了点で円弧の軌
跡を設け放電状態の変化を滑らかにすれば、放電の集中
やワイヤ電極の振動を防止でき、食い込みのない形状に
成形することができる。
【0046】ワイヤ電極1とメタルボンド砥石6の間隙
に放電を生じさせ、成形するときの加工速度はメタルボ
ンド砥石6の回転数の影響があり、回転数が多いほど加
工速度が速い。図8に示すように、ワイヤ電極1の径が
0.2mmで、メタルボンド砥石6の回転方向とワイヤ
電極1の走行方向が同一の場合、メタルボンド砥石6の
回転数が約100rpmになるまで加工速度が速くなっ
てゆくが、メタルボンド砥石6の回転方向とワイヤ電極
1の走行方向が逆の場合、回転数が約70rpmで最高
になり、それ以上の回転速度ではワイヤ電極1が断線す
る。つまりメタルボンド砥石6の回転方向とワイヤ電極
1の走行方向を同一にすることにより、加工速度が速
く、ワイヤ電極1の断線しない安定した成形を行える。
【0047】また、図9に示すように、ワイヤ電極1を
傾けながら、メタルボンド砥石6を成形する。すなわ
ち、ワイヤ電極1を傾けることで、広い幅で放電を生じ
るため、砥石の中心方向に移動するだけで、メタルボン
ド砥石6に幅の広い溝を成形することができる。またワ
イヤ電極1の傾く角度に応じて、所望の幅の溝を成形で
きる。
【0048】実施の形態2.図10は本発明の実施の形
態2にかかる研削砥石成形装置を示す概略構成図であ
る。なお、図1と同様の構成または相当部分からなるも
のについては同一符号及び同一記号を付して示す。図1
0において、24は成形中のワイヤ電極1とメタルボン
ド砥石6の間隙の電圧を検出する電圧検出手段、25は
成形中のワイヤ電極1とメタルボンド砥石6の間隙の電
流を検出する電流検出手段、26は電圧検出手段24と
電流検出手段25で検出された電圧、電流からテーブル
定盤13の移動速度を演算する速度演算手段、27は成
形中のワイヤ電極1のたわみを検出するたわみ量検出手
段、28はたわみ量検出手段27で検出されたたわみ量
から相対移動の補正軌跡を演算する補正軌跡演算手段で
ある。
【0049】図11は回転しているメタルボンド砥石6
とワイヤ電極1を一定速度で相対移動させながら、成形
したときの成形状態を示す図であり、斜線部分は成形中
の箇所で、矢印の方向に相対移動させながら成形する。
図12は、図11のように成形したとき、砥石外側の端
面からの距離と成形中の平均加工電圧と平均加工電流の
グラフを示す。図13は速度演算の動作を示すフローチ
ャートである。
【0050】図14は回転しているメタルボンド砥石6
とワイヤ電極1を一定速度で相対移動させながら、成形
したときの成形状態を示す図であり、斜線部分は成形中
の箇所で、矢印の方向に相対移動させながら成形する。
図15は、図14のように成形したとき、砥石外周面か
らの中心方向への切込み量と成形中のワイヤ電極1のた
わみ量のグラフを示す。図16はワイヤのたわみ量を補
正しながら、ワイヤ電極1とメタルボンド砥石6を相対
移動させ、所望の形状に成形することを示す断面図で、
(ア)は直線の成形でたわみの補正をしないの場合でた
わみ量が外周ほど減り、外周に対して斜めになる。
(イ)は直線の成形で補正量hだけ補正した場合で、斜
線部が補正され外周に対して直角になる。(ウ)は円弧
の成形の補正なしの場合でたわみ量が外周ほど減り、ワ
イヤ電極1に対して離れるように円弧がずれる。(エ)
は補正量hだけ補正した場合で、斜線部が補正され、ず
れのない円弧になる。図中の破線は移動軌跡で矢印の方
向に成形する。
【0051】次に動作について説明する。図10におい
て、電圧検出手段24により成形中のワイヤ電極1とメ
タルボンド砥石6の間隙の電圧を、電流検出手段25に
より成形中のワイヤ電極1とメタルボンド砥石6間の電
流を検出し、検出された電圧、電流から速度演算手段2
5により移動速度を演算しながら、速度制御手段17、
数値制御手段16により、移動速度、移動軌跡を制御す
る。
【0052】メタルボンド砥石6を外側から中心に向か
って一定移動速度で成形したとき、図11、図12に示
すように、中心に向かうほど加工量が増えるため、ワイ
ヤ電極1とメタルボンド砥石6の間隙の電圧は減少して
ゆき、電流は増加してゆく。つまり一定移動速度で成形
したとき、外側の入り口では電圧が高く、電流が少ない
ため、放電エネルギーに対する加工量が少なく非効率的
で、奥に入って電圧が低くなり過ぎると放電エネルギー
より加工量が多くなるため、短絡状態となり成形が進ま
ない。そのためワイヤ電極1とメタルボンド砥石6の間
隙の電圧、電流が一定になるよう、外側の入り口で移動
速度を速くし、奥に入るほど速度を落とすように成形す
ることで、安定した効率の高い成形が可能になるととも
に、放電ギャップの変化も少なくなるので、成形精度も
向上する。
【0053】検出された電圧、電流から速度演算手段2
6により移動速度を演算する動作は図13に示すフロー
チャートの通りで、速度演算手段26に基準電圧と基準
速度を入力する。電圧検出手段24により検出された電
圧はまず基準電圧と比較され、基準電圧より10V以上
低い場合、電流検出手段25により電流を検出し、移動
速度を抑制する。基準電圧−10V以上の電圧の場合は
基準電圧と検出された電圧の差に基づき速度を演算し、
その速度が基準速度の2倍以下のとき、その演算された
速度で成形する。もしその速度が基準速度の2倍以上の
場合、電流を検出し、その電流に応じて速度を速くす
る。速度演算手段25によってこのように演算された速
度は速度制御手段17に出力される。
【0054】たわみ量検出手段27は成形中のワイヤ電
極1のたわみ量を検出し、補正軌跡演算手段28はたわ
み量検出手段27で検出されたたわみ量から相対移動の
ための補正軌跡を演算しながら、数値制御手段16によ
り移動軌跡を制御し、メタルボンド砥石を成形する。
【0055】メタルボンド砥石6を外側から中心に向か
って成形したとき、中心に向かうほど加工量が増えるた
め、ワイヤ電極1にかかる放電反発力は大きくなり、図
14に示すように、ワイヤ電極1は放電が生じている側
の逆方向にたわむ量は増加する。そのため、奥に成形が
進むほど、移動軌跡に対して放電の生じている逆側に成
形形状が傾く。このような傾きや円弧での終点のずれを
補正は移動軌跡に対して放電の生じている側にたわみ量
検出手段27で検出されたたわみ量に応じて補正され
る。(図16)
【0056】実施の形態3.図17は本発明の実施の形
態3にかかる研削砥石成形装置を示す概略構成図であ
る。なお、図1と同様の構成または相当部分からなるも
のについては同一符号及び同一記号を付して示す。29
は第一のワイヤ供給ボビン、30は第二のワイヤ供給ボ
ビン、31は第一のワイヤ供給ボビン29、第二のワイ
ヤ供給ボビン30を取り付ける手段、32は第一のワイ
ヤ供給ボビン29と第二のワイヤ供給ボビン30との間
でワイヤ電極1を交換するワイヤ電極交換手段、33は
砥石の中心方向に開いたV溝でワイヤ電極を案内するV
溝ワイヤガイド、34はワイヤ電極1にかかる張力に応
じて回転手段10の回転数を自動設定する回転数演算手
段である。
【0057】図18は回転しているメタルボンド砥石6
とワイヤ電極1を相対移動させながら、メタルボンド砥
石6とワイヤ電極1の間隙に放電を生じさせ成形したと
きの、ワイヤ電極1の径ごとの砥石回転数と加工速度比
の関係を示し、実線はワイヤ電極1の径が0.2mmの
グラフで、点線はワイヤ電極1の径が0.15mmのグ
ラフで、破線はワイヤ電極1の径が0.1mmのグラフ
である。成形状態を示す図の斜線部分はすでに成形を完
了した箇所で、矢印の方向に相対移動させながら成形す
る。加工速度比とは最大速度を1.0とした各パラメー
タでの速度の比率で、ワイヤ電極1の径が0.2mmの
示したものである。
【0058】図19は回転しているメタルボンド砥石6
とワイヤ電極1を相対移動させながら、メタルボンド砥
石6とワイヤ電極1の間隙に放電を生じさせ成形したと
きの、ワイヤ電極1の径ごとの砥石回転数と加工精度比
の関係を示し、実線はワイヤ電極1の径が0.2mmの
グラフで、点線はワイヤ電極1の径が0.15mmのグ
ラフで、破線はワイヤ電極1の径が0.1mmのグラフ
である。成形状態を示す図の形状を成形した場合で、矢
印の方向に相対移動させながら成形する。加工精度比と
は最良の精度を1.0として各パラメータでの精度の比
率で、ワイヤ電極1の径が0.2mmの示したものであ
る。図20は一次加工と高次加工としてワイヤ電極1の
径を変更し、成形することを示す断面図で、(ア)は一
次加工、(イ)は高次加工である。斜線部はそれぞれ成
形した箇所で、矢印はそれぞれの成形での移動方向であ
る。
【0059】次に動作について説明する。図17におい
て、第一のワイヤ電極の経路について、ワイヤ電極1は
第1のワイヤ供給ボビン29より供給され、ワイヤ張力
印加手段4により張力を印加され、メタルボンド砥石6
の前後に配置した砥石の中心方向に開いたV溝ワイヤガ
イド33によって案内されている。第二のワイヤ電極へ
の交換について、ワイヤ電極交換手段32が第二のワイ
ヤ電極供給ボビン30よりワイヤ電極1を引き出し、先
にのべた第一のワイヤ電極の経路と同じ経路にワイヤ電
極を張架する。砥石の中心方向に開いたV溝ワイヤガイ
ド33はワイヤ電極1を交換して径が変わっても、同一
のものでよく、メタルボンド砥石6の成形ではワイヤ電
極1への放電反発力は、ワイヤ電極1をガイドに押しつ
けるように作用してもメタルボンド砥石6の中心方向に
は作用しないため、砥石の中心方向に開いたものでワイ
ヤ電極を十分にガイドできる。ワイヤ電極1の径が変わ
ると、ワイヤ電極1に印加される張力も変更され、張力
制御手段5からの出力に応じて、メタルボンド砥石6の
回転数を回転数演算手段34で演算し、回転数制御手段
11で変更する。
【0060】ワイヤ電極径ごとのメタルボンド砥石6の
回転数と加工速度の関係について、図18に示すよう
に、φ0.2のワイヤ電極1で120rpmの回転数ま
で速度は速くなりそれ以上では一定になり、φ0.15
のワイヤ電極1で100rpm、φ0.1のワイヤ電極
1で65rpmの回転数まで速度は速くなりそれ以上で
は一定になる。またワイヤ電極径ごとのメタルボンド砥
石6の回転数と加工精度の関係について、図19に示す
ように、φ0.2のワイヤ電極1で80rpmから45
0rpmの間で精度がよく、φ0.15のワイヤ電極1
で80rpmから200rpmの間で精度がよく、φ
0.1のワイヤ電極1で70rpmから100rpmの
間で精度がよい。このように使用するワイヤ電極1の径
によってメタルボンド砥石6の適性回転数は異なり、ワ
イヤ電極1の径を変更したとき、メタルボンド砥石6の
回転数は変更することにより、より速度の速い、精度の
よい成形を行える。
【0061】一次加工で径の太いワイヤ電極1を使用
し、微細な形状を成形する高次加工で細い径のワイヤ電
極1を使用する。これにより例えばφ0.1のワイヤ電
極1を使用する必要のある微細な形状の成形時間も、一
次加工をφ0.2のワイヤ電極1で成形し、時間を短縮
することができ、また高次加工でも必要な箇所だけφ
0.1のワイヤ電極1を使用することもで、さらに時間
短縮を行える。(図20)
【0062】実施の形態4.図21は本発明の実施の形
態4にかかる研削砥石成形装置を示す概略構成図であ
る。なお、図1と同様の構成または相当部分からなるも
のについては同一符号及び同一記号を付して示す。35
は研削加工時間、被加工物材質、研削加工内容など使用
条件を入力する使用条件入力手段、36は前記使用条件
に応じて再成形加工での追い込み量を演算する追い込み
量演算手段、37はプログラム記憶手段22にすでに記
憶されている所望の形状を成形するためのプログラムを
用い、前記追い込み量演算手段36により演算された追
い込み量だけ、再成形する再成形実行手段である。
【0063】図22はすでに記憶されたプログラムを用
い、再成形することを示す断面図で、 破線は前記プロ
グラムでの回転しているメタルボンド砥石6とワイヤ電
極1を相対移動の軌跡、dは追い込み量、斜線部は追い
込み量dだけ追い込んだときの再成形した箇所である。
【0064】次に動作について説明する。使用条件入力
手段35にメタルボンド砥石6で研削加工した時間、被
加工物材質、研削加工内容など使用条件を入力し、追い
込み量演算手段36で砥石を再成形するのに必要な追い
込み量を演算し、プログラム記憶手段22に記憶された
初めの成形のプログラムを使用し、再成形実行手段37
により追い込み量だけ補正されたプログラムにより数値
制御手段16を制御し、相対移動して再成形する。その
ため再成形には新たなプログラムを作成する必要がな
く、初めのプログラムを使用して、何度でも成形するこ
とができ、追い込み量も自動で求めることができる。例
えば図22のような形状では追い込み量dだけ追い込
み、初めと同じプログラムで再成形することができる。
【0065】実施の形態5.図23は本発明の実施の形
態5にかかる研削砥石成形装置を示す概略構成図であ
る。なお、図1と同様の構成または相当部分からなるも
のについては同一符号及び同一記号を付して示す。38
は回転手段の回転軸、39は回転手段の回転軸38の温
度を測定する温度測定手段、40は室温を測定する室温
測定手段、41は回転軸38の温度ごとの変位量を記憶
する変位量記憶手段、42は回転軸38の温度変化によ
って生じる変位に対する補正量を演算する軸補正演算手
段である。
【0066】図24は回転軸38の温度変化による位置
ずれを示す図で、メタルボンド砥石6が長時間静止した
状態での基準からの距離がl、メタルボンド砥石6が回
転した状態での基準からの距離がl´、変位量はΔlで
ある。点線は回転後のメタルボンド砥石6の位置であ
る。
【0067】次に動作について説明する。回転手段10
の回転数を変更すると回転による発熱が異なり、回転軸
38の温度は変化する。回転軸38の温度を温度測定手
段39によって測定し、室温測定手段40によって室温
を測定し、変位量記憶手段41のデータに基づいて、回
転軸38の温度と室温の差から、軸補正演算手段42に
より補正して、数値制御手段16により相対移動を制御
する。そのため成形前の砥石を回転させてのならし運転
や砥石の回転数の変化も大きな幅で行えるようになっ
た。
【0068】実施の形態6.図25は本発明の実施の形
態6にかかる研削砥石成形装置を示す概略構成図であ
る。なお、図1、図10と同様の構成または相当部分か
らなるものについては同一符号及び同一記号を付して示
す。43は放電エネルギー、ワイヤ張力、砥石回転数、
基準速度、 基準電圧、補正量など成形パラメータを入
力するパラメータ入力手段、44は前記パラメータの組
み合わせを成形条件とし、番号を付け記憶する成形条件
記憶装置、45は記憶した前記成形条件を設定する成形
条件設定手段である。図26はパラメータ入力手段43
の画面を示す図で、最も左側の列はススイッチであり、
最も上側の行は成形条件の番号、スイッチと番号のマト
リクスとなっている数値は各データである。
【0069】パラメータ入力手段43に、ある番号で放
電エネルギー、ワイヤ張力、砥石回転数、基準速度、基
準電圧、補正量などを入力し、成形条件記憶手段44に
記憶させる。このようにして記憶された成形条件は成形
条件設定手段45から直接番号を呼び出してもよいし、
プログラムにその番号を例えばE100というようにコ
ードとして組み込み、プログラムにより呼び出してもよ
い。成形のための条件設定は成形条件番号を設定するだ
けで済むことになる。
【0070】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、ワイヤ
電極を研削砥石上に走行させるとともに、研削砥石を回
転させながら、ワイヤ電極と研削砥石を相対的に移動さ
せ、ワイヤ電極と研削砥石の間隙に加工液を介して放電
を生じさせ、研削砥石を成形する研削砥石成形方法にお
いて、所望の加工形状に対して一定の仕上げ代を残し、
成形する一次加工と、一次加工で残した仕上げ代を除去
し、所望の加工形状に成形する高次加工とに分けて成形
することにより、一次加工は速度を重視した成形とし、
高次加工は精度を重視した成形であり、加工時間を短縮
し、成形精度が向上する効果が有る。
【0071】また、ワイヤ電極を研削砥石上に走行させ
るとともに、研削砥石を回転させながら、ワイヤ電極と
研削砥石を相対的に移動させ、ワイヤ電極と研削砥石の
間隙に加工液を介して放電を生じさせ、研削砥石を成形
する研削砥石成形装置において、研削砥石の回転数を制
御する回転数制御手段と、ワイヤ電極と研削砥石の間隙
に供給される放電エネルギーを制御するエネルギー制御
手段と、ワイヤ電極あるいは研削砥石の移動速度を制御
する速度制御手段と、回転数制御手段、エネルギー制御
手段、及び速度制御手段を制御し、高次加工に対して適
した研削砥石の回転数、放電エネルギーを設定するとと
もに、高次加工に際し高速成形を可能とするワイヤ電極
あるいは研削砥石の移動速度の設定を行う高次加工制御
手段とを具備したことにより、一次加工と高次加工を分
けて成形するため、容易に高速、高精度な成形が行える
効果がある。
【0072】また、高次加工を複数回に分けて段階的に
行うとき、ワイヤ電極と研削砥石の間隙に供給される放
電エネルギーを段階的に小さくするとともに、ワイヤ電
極と研削砥石を相対的に移動させる速度を段階的に小さ
くされた放電エネルギーに応じて段階的に変更させなが
ら成形するため、成形精度を向上することができ、特に
斜め部の角度、小さな円弧など微細形状の精度が向上す
る効果がある。
【0073】また、高次加工を行う仕上げ精度が要求さ
れる箇所を一箇所ごとに分割し、求められる精度に応じ
て高次加工することができるとともに、高次加工箇所間
は高速で移動することで成形時間を短縮するできる効果
がある。
【0074】また、高次加工を行う箇所が、鋭角な先端
を有する加工形状の場合、加工形状の底側から先端に向
って、ワイヤ電極と研削砥石を相対移動させ、先端側に
抜ける加工軌跡により、所望の加工形状に成形すること
により、集中放電、ワイヤ電極の振動とも少なく、鋭角
な先端の成形精度が向上する効果がある。
【0075】また、ワイヤ電極と研削砥石の相対移動の
軌跡を成形開始点の手前でその直前の対象加工表面に接
近する移動軌跡からカーブするようにし、成形終了点の
直後はその直前の加工移動軌跡からカーブするようにし
たため、放電の集中やワイヤ電極の振動を防止でき、食
い込みのない形状に成形できる効果がある。
【0076】また、ワイヤ電極の走行方向と砥石の回転
方向を同一とすることにより、ワイヤ電極の断線がな
く、安定した成形ができ、成形速度が速くなる効果があ
る。
【0077】また、ワイヤ電極を研削砥石の回転軸方向
に傾けながら成形し、研削砥石の中心方向に移動するだ
けで、広い溝を成形することができるため成形時間を短
縮できる効果がある。
【0078】また、ワイヤ電極と研削砥石の間隙の電
圧、電流を検出し、ワイヤ電極と研削砥石の相対移動速
度を検出された電圧、電流に応じて制御して所望の加工
形状に成形するため、たとえば、外側の入り口で移動速
度を速くし、奥に入るほど速度を落とすようにすると、
安定した効率の高い成形が可能になるとともに、放電ギ
ャップの変化も少なくなるので、成形精度も向上する効
果がある。
【0079】また、ワイヤ電極の研削砥石上でのたわみ
量を検出し、検出されたたわみ量に応じて生じる最終加
工形状のずれを補正するためにワイヤ電極と研削砥石の
相対移動軌跡を制御して加工するため、成形精度を向上
できる効果がある。
【0080】ワイヤ電極と研削砥石の間隙の電圧を検出
する電圧検出手段と、ワイヤ電極と研削砥石の間隙の電
流を検出する電流検出手段と、検出された電圧、電流か
らワイヤ電極と研削砥石の相対移動速度を演算制御する
速度制御手段とを具備したことにより、たとえば、外側
の入り口で移動速度を速くし、奥に入るほど速度を落と
すようにすると、安定した効率の高い成形が可能になる
とともに、放電ギャップの変化も少なくなるので、成形
精度も向上する効果がある。
【0081】また、ワイヤ電極の研削砥石上でのたわみ
量を検出するたわみ量検出手段と、たわみ量検出手段で
検出されたたわみ量に応じて生じる最終加工形状のずれ
を補正するためにワイヤ電極と研削砥石の相対移動軌跡
を演算制御する補正軌跡制御手段とを具備したことによ
り、ワイヤのたわみを検出しながら移動軌跡を補正する
ため、容易に成形精度を向上させることができるととも
に成形時間も短縮できる効果がある。
【0082】また、ワイヤ電極の径に応じて研削砥石の
回転数を制御することにより、成形精度を向上させるこ
とができるとともに成形時間も短縮できる効果がある。
【0083】また、一次加工として、研削砥石に直角あ
るいは平行に成形し、高次加工として、斜め部分あるい
は円弧部分の成形をするとき、ワイヤ電極の径を加工段
階に応じて変更することにより、たとえば、一次加工で
径の太いワイヤ電極を使用し、微細な形状を成形する高
次加工で細い径のワイヤ電極を使用するようにすると、
成形時間を短縮することができ、微細な形状の成形も可
能になる効果がある。
【0084】また、線径の異なるワイヤ電極を有する複
数のワイヤ供給ボビンと、複数のワイヤ供給ボビンから
研削砥石上に走行させるワイヤ電極を選択するワイヤ電
極交換手段と、選択されたワイヤ電極の径に応じて研削
砥石の回転数を演算制御する回転数制御手段とを具備し
たことにより、ワイヤ電極の径が変わると研削砥石の回
転数を最適値に変更するため、成形精度を向上し、成形
時間を短縮できる効果がある。
【0085】また、ワイヤ電極交換手段でワイヤ電極を
交換し、研削砥石の中心方向に開いたV溝ワイヤガイド
で案内するため、径の異なるワイヤ電極の交換作業が自
動化できる効果がある。
【0086】また、ワイヤ電極の張力を制御する張力制
御手段を設けたことにより、張力制御手段が出力するワ
イヤ電極の張力により、ワイヤ電極の径の変更を認識
し、研削砥石の回転数を演算制御するようにしたため、
成形精度を向上し、成形時間を短縮できる効果がある。
【0087】また、使用して摩滅した研削砥石の再成形
加工でのワイヤ電極と研削砥石の相対移動軌跡を、最初
の成形加工での相対移動軌跡に対し所定量研削砥石の中
心方向に追い込んで設定し、最初の成形軌跡を利用して
再成形するため、容易に再成形できる効果がある。
【0088】また、使用して摩滅した研削砥石を再成形
加工するとき、研削加工時間、研削砥石材質、研削加工
内容など使用条件を入力する使用条件入力手段と、使用
条件に応じて再成形加工での追い込み量を演算する追い
込み量演算手段と、所望の加工形状を成形するためのプ
ログラムを用い、追い込み量演算手段により演算された
追い込み量だけ再成形する再成形実行手段を具備したこ
とにより、研削加工での使用条件から追い込み量を演算
し、初めの成形で用いたプログラムにより、追い込み量
を含めた軌跡を自動演算するため、容易に再成形でき、
確実に再成形精度が向上する効果がある。
【0089】また、回転手段の回転軸の温度を測定する
温度測定手段と、室温を測定する室温測定手段と、回転
軸の温度ごとの変位量を記憶する変位量記憶手段と、回
転軸の温度変化によって生じる変位に応じてワイヤ電極
と研削砥石の相対位置を演算補正する軸補正演算手段と
を具備したことにより、回転軸の温度と室温の差から、
回転軸方向の位置を補正するため、成形前の研削砥石を
回転させてのならし運転が不要になり、研削砥石の回転
数の変化も大きな幅で行える効果がある。
【0090】また、放電エネルギー、ワイヤ張力、砥石
回転数、基準速度、基準電圧など成形パラメータを入力
するパラメータ入力手段と、パラメータの組み合わせを
成形条件とし、番号を付け記憶する成形条件記憶手段
と、記憶した成形条件を設定する成形条件設定手段とを
具備したことにより、成形条件のパラメータを組み合わ
せで記憶し、番号で成形条件を呼び出すため、容易に成
形できるとともに、プログラムにその番号を組み込みこ
とで自動化が可能になる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1による研削砥石成形装
置を示す概略構成図である。
【図2】 本発明の実施の形態1による研削砥石成形方
法の一次加工と高次加工を示す説明図である。
【図3】 本発明の実施の形態1による研削砥石成形方
法の複数回の高次加工を示す説明図である。
【図4】 図3の高次加工の成形条件を示す図である。
【図5】 本発明の実施の形態1による研削砥石成形装
置において高次加工箇所を分割する成形方法を示す説明
図である。
【図6】 本発明の実施の形態1による研削砥石成形装
置において鋭角な先端部の成形方法を示す説明図であ
る。
【図7】 本発明の実施の形態1による研削砥石成形装
置において開始点と終了点でカーブする移動軌跡を設け
た成形方法の説明図である。
【図8】 本発明の実施の形態1による研削砥石成形装
置において回転方向ごとの砥石回転数と加工速度の関係
を示した特性図である。
【図9】 本発明の実施の形態1による研削砥石成形装
置においてワイヤ電極を傾けながら成形する成形方法の
説明図である。
【図10】 本発明の実施の形態2による研削砥石成形
装置を示す概略構成図である。
【図11】 本発明の実施の形態2による研削砥石成形
装置における成形状態を示す説明図である。
【図12】 本発明の実施の形態2による研削砥石成形
装置において砥石外側からの奥行きと電圧、電流の関係
を示す図である。
【図13】 本発明の実施の形態2による研削砥石成形
装置において電圧と電流を検出し、速度を制御する成形
方法を示すフローチャートである。
【図14】 本発明の実施の形態2による研削砥石成形
装置における成形状態の他の例を示す説明図である。
【図15】 本発明の実施の形態2による研削砥石成形
装置において砥石外側からの奥行きとワイヤ電極のたわ
みとの関係を示す特性図である。
【図16】 本発明の実施の形態2による研削砥石成形
装置においてワイヤ電極のたわみを補正する成形方法を
示す説明図である。
【図17】 本発明の実施の形態3による研削砥石成形
装置を示す概略構成図である。
【図18】 本発明の実施の形態3による研削砥石成形
装置においてワイヤ電極径ごとの砥石回転数と加工速度
比の関係を示した特性図である。
【図19】 本発明の実施の形態3による研削砥石成形
装置においてワイヤ電極径ごとの砥石回転数と加工精度
比の関係を示した特性図である。
【図20】 本発明の実施の形態3による研削砥石成形
装置においてワイヤ電極径を変更する成形方法を示す説
明図である。
【図21】 本発明の実施の形態4による研削砥石成形
装置を示す概略構成図である。
【図22】 本発明の実施の形態4による研削砥石成形
装置においてその成形方法を示す説明図である。
【図23】 本発明の実施の形態5による研削砥石成形
装置を示す概略構成図である。
【図24】 本発明の実施の形態5による研削砥石成形
装置において回転軸の温度変化による位置ずれを示す説
明図である。
【図25】 本発明の実施の形態6による研削砥石成形
装置を示す概略構成図である。
【図26】 本発明の実施の形態6による研削砥石成形
装置において成形条件を表示する画面を示す図である。
【図27】 従来の研削砥石成形装置を示す概略構成図
である。
【図28】 従来技術の研削砥石成形方法を示す説明図
である。
【符号の説明】
1 ワイヤ電極、2 上部ワイヤガイド、3 下部ワイ
ヤガイド 4 張力印加手段、5 張力手段、6 メタルボンド砥
石 7 加工液供給ノズル、8 加工電源、9 エネルギー
制御手段 10 回転手段、11 回転数制御手段、12 回転方
向変換手段 13 テーブル定盤、14 X軸モータ、15 Y軸モ
ータ 16 数値制御手段、17 速度制御手段、18 U軸
モータ 19 V軸モータ、20 UV軸制御手段、21 プロ
グラム入力手段 22 プログラム記憶手段、23 高次加工制御手段、
24 電圧検出手段 25 電流検出手段、26 速度演算手段、27 たわ
み検出手段 28 補正軌跡演算手段、29 第一のワイヤ供給ボビ
ン 30 第二のワイヤ供給ボビン、31 ワイヤ供給ボビ
ン取り付手段 32 ワイヤ電極交換手段、33 V溝ワイヤガイド 34 回転数演算手段 35 使用条件入力手段 36 追い込み量演算手段、37 再成形実行手段 3
8 回転軸 39 温度測定手段、40 室温測定手段、41 変位
量記憶手段 42 軸補正演算手段、43 パラメータ入力手段 44 成形条件記憶手段、45 成形条件設定手段、4
6 総形電極 47 シャンク、48 電極固定手段、49 駆動手段 50 電圧検出手段 51 ギャップ調整手段、52
加工槽

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワイヤ電極を研削砥石上に走行させると
    ともに、前記研削砥石を回転させながら、前記ワイヤ電
    極と研削砥石を相対的に移動させ、前記ワイヤ電極と研
    削砥石の間隙に加工液を介して放電を生じさせ、前記研
    削砥石を成形する研削砥石成形方法において、所望の加
    工形状に対して一定の仕上げ代を残し、成形する一次加
    工と、前記一次加工で残した仕上げ代を除去し、所望の
    加工形状に成形する高次加工とに分けて成形することを
    特徴とする研削砥石成形方法。
  2. 【請求項2】 ワイヤ電極を研削砥石上に走行させると
    ともに、前記研削砥石を回転させながら、前記ワイヤ電
    極と研削砥石を相対的に移動させ、前記ワイヤ電極と研
    削砥石の間隙に加工液を介して放電を生じさせ、前記研
    削砥石を成形する研削砥石成形装置において、前記研削
    砥石の回転数を制御する回転数制御手段と、前記ワイヤ
    電極と研削砥石の間隙に供給される放電エネルギーを制
    御するエネルギー制御手段と、前記ワイヤ電極あるいは
    研削砥石の移動速度を制御する速度制御手段と、前記回
    転数制御手段、前記エネルギー制御手段、及び前記速度
    制御手段を制御し、高次加工に対して適した研削砥石の
    回転数、放電エネルギーを設定するとともに、高次加工
    に際し高速成形を可能とするワイヤ電極あるいは研削砥
    石の移動速度の設定を行う高次加工制御手段とを具備し
    たことを特徴とする研削砥石成形装置。
  3. 【請求項3】 高次加工を複数回に分けて段階的に行う
    とき、ワイヤ電極と研削砥石の間隙に供給される放電エ
    ネルギーを段階的に小さくするとともに、ワイヤ電極と
    研削砥石を相対的に移動させる速度を前記段階的に小さ
    くされた放電エネルギーに応じて段階的に変更すること
    により、所望の加工形状に成形することを特徴とする請
    求項1に記載の研削砥石成形方法。
  4. 【請求項4】 高次加工を行う仕上げ精度が要求される
    箇所を一箇所ごとに分割し、その箇所のみ高次加工する
    ことにより、所望の加工形状に成形することを特徴とす
    る請求項1に記載の研削砥石成形方法。
  5. 【請求項5】 高次加工を行う箇所が、鋭角な先端を有
    する加工形状の場合、加工形状の底側から先端に向っ
    て、ワイヤ電極と研削砥石を相対移動させ、先端側に抜
    ける加工軌跡により、所望の加工形状に成形することを
    特徴とする請求項1に記載の研削砥石成形方法。
  6. 【請求項6】 ワイヤ電極を研削砥石上に走行させると
    ともに、前記研削砥石を回転させながら、前記ワイヤ電
    極と研削砥石を相対的に移動させ、前記ワイヤ電極と研
    削砥石の間隙に加工液を介して放電を生じさせ、前記研
    削砥石を成形する研削砥石成形方法において、前記ワイ
    ヤ電極と研削砥石の相対移動の軌跡を成形開始点の手前
    でその直前の対象加工表面に接近する移動軌跡からカー
    ブするようにし、成形終了点の直後はその直前の加工移
    動軌跡からカーブするようにし、所望の加工形状に成形
    することを特徴とする研削砥石成形方法。
  7. 【請求項7】 ワイヤ電極を研削砥石上に走行させると
    ともに、前記研削砥石を回転させながら、前記ワイヤ電
    極と研削砥石を相対的に移動させ、前記ワイヤ電極と研
    削砥石の間隙に加工液を介して放電を生じさせ、前記研
    削砥石を成形する研削砥石成形方法において、前記ワイ
    ヤ電極の走行方向と砥石の回転方向を同一とすることを
    特徴とする研削砥石成形方法。
  8. 【請求項8】 ワイヤ電極を研削砥石上に走行させると
    ともに、前記研削砥石を回転させながら、前記ワイヤ電
    極と研削砥石を相対的に移動させ、前記ワイヤ電極と研
    削砥石の間隙に加工液を介して放電を生じさせ、前記研
    削砥石を成形する研削砥石成形方法において、前記ワイ
    ヤ電極を前記研削砥石の回転軸方向に傾けながら走行さ
    せることを特徴とする研削砥石成形方法。
  9. 【請求項9】 ワイヤ電極を研削砥石上に走行させると
    ともに、前記研削砥石を回転させながら、前記ワイヤ電
    極と研削砥石を相対的に移動させ、前記ワイヤ電極と研
    削砥石の間隙に加工液を介して放電を生じさせ、前記研
    削砥石を成形する研削砥石成形方法において、前記ワイ
    ヤ電極と研削砥石の間隙の電圧、電流を検出し、前記ワ
    イヤ電極と研削砥石の相対移動速度を前記検出された電
    圧、電流に応じて制御して所望の加工形状に成形するこ
    とを特徴とする研削砥石成形方法。
  10. 【請求項10】 ワイヤ電極を研削砥石上に走行させる
    とともに、前記研削砥石を回転させながら、前記ワイヤ
    電極と研削砥石を相対的に移動させ、前記ワイヤ電極と
    研削砥石の間隙に加工液を介して放電を生じさせ、前記
    研削砥石を成形する研削砥石成形方法において、前記ワ
    イヤ電極の研削砥石上でのたわみ量を検出し、前記検出
    されたたわみ量に応じて生じる最終加工形状のずれを補
    正するために前記ワイヤ電極と研削砥石の相対移動軌跡
    を制御して所望の加工形状に成形することを特徴とする
    研削砥石成形方法。
  11. 【請求項11】 ワイヤ電極を研削砥石上に走行させる
    とともに、前記研削砥石を回転させながら、前記ワイヤ
    電極と研削砥石を相対的に移動させ、前記ワイヤ電極と
    研削砥石の間隙に加工液を介して放電を生じさせ、前記
    研削砥石を成形する研削砥石成形装置において、前記ワ
    イヤ電極と研削砥石の間隙の電圧を検出する電圧検出手
    段と、前記ワイヤ電極と研削砥石の間隙の電流を検出す
    る電流検出手段と、前記検出された電圧、電流から前記
    ワイヤ電極と研削砥石の相対移動速度を演算制御する速
    度制御手段とを具備したことを特徴とする研削砥石成形
    装置。
  12. 【請求項12】 ワイヤ電極を研削砥石上に走行させる
    とともに、前記研削砥石を回転させながら、前記ワイヤ
    電極と研削砥石を相対的に移動させ、前記ワイヤ電極と
    研削砥石の間隙に加工液を介して放電を生じさせ、前記
    研削砥石を成形する研削砥石成形装置において、前記ワ
    イヤ電極の研削砥石上でのたわみ量を検出するたわみ量
    検出手段と、前記たわみ量検出手段で検出されたたわみ
    量に応じて生じる最終加工形状のずれを補正するために
    前記ワイヤ電極と研削砥石の相対移動軌跡を演算制御す
    る補正軌跡制御手段とを具備したことを特徴とする研削
    砥石成形装置。
  13. 【請求項13】 ワイヤ電極を研削砥石上に走行させる
    とともに、前記研削砥石を回転させながら、前記ワイヤ
    電極と研削砥石を相対的に移動させ、前記ワイヤ電極と
    研削砥石の間隙に加工液を介して放電を生じさせ、前記
    研削砥石を成形する研削砥石成形方法において、前記ワ
    イヤ電極の径に応じて前記研削砥石の回転数を制御する
    ことを特徴とする研削砥石成形方法。
  14. 【請求項14】 ワイヤ電極を研削砥石上に走行させる
    とともに、前記研削砥石を回転させながら、前記ワイヤ
    電極と研削砥石を相対的に移動させ、前記ワイヤ電極と
    研削砥石の間隙に加工液を介して放電を生じさせ、前記
    研削砥石を成形する研削砥石成形方法において、一次加
    工として、前記研削砥石に直角あるいは平行に成形し、
    高次加工として、斜め部分あるいは円弧部分の成形をす
    るとき、前記ワイヤ電極の径を前記加工段階に応じて変
    更することを特徴とする研削砥石成形方法。
  15. 【請求項15】 ワイヤ電極を研削砥石上に走行させる
    とともに、前記研削砥石を回転させながら、前記ワイヤ
    電極と研削砥石を相対的に移動させ、前記ワイヤ電極と
    研削砥石の間隙に加工液を介して放電を生じさせ、前記
    研削砥石を成形する研削砥石成形装置において、線径の
    異なるワイヤ電極を有する複数のワイヤ供給ボビンと、
    前記複数のワイヤ供給ボビンから前記研削砥石上に走行
    させるワイヤ電極を選択するワイヤ電極交換手段と、前
    記選択されたワイヤ電極の径に応じて前記研削砥石の回
    転数を演算制御する回転数制御手段とを具備したことを
    特徴とする研削砥石成形装置。
  16. 【請求項16】 研削砥石の方向にほぼV型に開いた溝
    を有し、ワイヤ電極を案内するワイヤガイドを具備した
    ことを特徴とする請求項15に記載の研削砥石成形装
    置。
  17. 【請求項17】 ワイヤ電極の張力を制御する張力制御
    手段を設け、選択されたワイヤ電極の径により変更され
    るワイヤ電極の張力に応じて、研削砥石の回転数を演算
    制御することを特徴とする請求項15に記載の研削砥石
    成形装置。
  18. 【請求項18】 ワイヤ電極を研削砥石上に走行させる
    とともに、前記研削砥石を回転させながら、前記ワイヤ
    電極と研削砥石を相対的に移動させ、前記ワイヤ電極と
    研削砥石の間隙に加工液を介して放電を生じさせ、前記
    研削砥石を成形する研削砥石成形方法において、使用し
    て摩滅した研削砥石の再成形加工での前記ワイヤ電極と
    研削砥石の相対移動軌跡を、最初の成形加工での相対移
    動軌跡に対し所定量研削砥石の中心方向に追い込んで設
    定し、所望の加工形状に成形することを特徴とする研削
    砥石成形方法。
  19. 【請求項19】 ワイヤ電極を研削砥石上に走行させる
    とともに、前記研削砥石を回転させながら、前記ワイヤ
    電極と研削砥石を相対的に移動させ、前記ワイヤ電極と
    研削砥石の間隙に加工液を介して放電を生じさせ、前記
    研削砥石を成形する研削砥石成形装置において、使用し
    て摩滅した研削砥石を再成形加工するとき、研削加工時
    間、研削砥石材質、研削加工内容など使用条件を入力す
    る使用条件入力手段と、前記使用条件に応じて再成形加
    工での追い込み量を演算する追い込み量演算手段と、所
    望の加工形状を成形するためのプログラムを用い、前記
    追い込み量演算手段により演算された追い込み量だけ再
    成形する再成形実行手段を具備したことを特徴とする研
    削砥石成形装置。
  20. 【請求項20】 ワイヤ電極を研削砥石上に走行させる
    とともに、前記研削砥石を回転手段により回転させなが
    ら、前記ワイヤ電極と研削砥石を相対的に移動させ、前
    記ワイヤ電極と研削砥石の間隙に加工液を介して放電を
    生じさせ、前記研削砥石を成形する研削砥石成形装置に
    おいて、前記回転手段の回転軸の温度を測定する温度測
    定手段と、室温を測定する室温測定手段と、前記回転軸
    の温度ごとの変位量を記憶する変位量記憶手段と、前記
    回転軸の温度変化によって生じる変位に応じて前記ワイ
    ヤ電極と研削砥石の相対位置を演算補正する軸補正演算
    手段とを具備したことを特徴とする研削砥石成形装置。
  21. 【請求項21】 ワイヤ電極を研削砥石上に走行させる
    とともに、前記研削砥石を回転させながら、前記ワイヤ
    電極と研削砥石を相対的に移動させ、前記ワイヤ電極と
    研削砥石の間隙に加工液を介して放電を生じさせ、前記
    研削砥石を成形する研削砥石成形装置において、放電エ
    ネルギー、ワイヤ張力、砥石回転数、基準速度、基準電
    圧など成形パラメータを入力するパラメータ入力手段
    と、前記パラメータの組み合わせを成形条件とし、番号
    を付け記憶する成形条件記憶手段と、記憶した前記成形
    条件を設定する成形条件設定手段とを具備したことを特
    徴とする研削砥石成形装置。
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