JPH095318A - 大便保持容器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 大便採取のさいに簡単に採取し、又採取後に
簡単でかつ衛生的に処理できる大便保持容器を提供す
る。 【構成】 水容性の紙又はフイルムからなる受け部１及
び固定部２と粘着剤３を有することを特長とする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、検便時の大便採取の
際、大便を一時的に保持する為の大便保持容器に関する
ものである。

【０００２】

【従来の技術】検便時の大便採取の際、洋式水洗便器及
びくみ取り式便器では、新聞紙等に大便を採り、採取し
ている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】これは次のような欠点
があった。 （イ） 大便を、便器内や床上で採取するのは困難であ
る。 （ロ） 不衛生である。 （ハ） 大便を採った新聞紙等の処理が大変である。

【０００４】

【課題を解決するための手段】水溶性の紙又はフイルム
からなる、大便を保持するために十分な強度と容量をも
つ袋状の受け部１を設ける。そして、便器に固定できる
ように粘着剤３を塗った、水溶性の紙又はフイルムから
なる固定部２を受け部１に固定する。本発明は、以上の
構成からなるものである。

【０００５】

【作用】便器に、受け部１を固定部２の粘着剤３にて固
定し、受け部１に大便を採り、検便用の大便を採取す
る。

【０００６】

【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。 （イ） 水溶性の紙又はフイルムからなる、大便を保持
するために十分な強度と容量をもつ袋状の受け部１を設
ける。 （ロ） 便器に固定できるように、粘着剤３がついた水
容性の紙又はフイルムからなる固定部２を受け部１に固
定する。 本発明は以上のような構造で、これを使用するときは、
固定部２を便器の縁に図３のように固定し、受け部１の
中に排便して大便を採取する。採取後、水洗式便器の場
合は、受け部１と固定部２を大便と共に流し処理する。
汲み取り式便器の場合は、受け部１と固定部２を大便と
共に落とし処理する。なお図４が示すように、受け部１
と固定部２は一体構造でもよい。この場合、受け部１
は、図５が示すように広げて使用する。

【０００７】

【発明の効果】大便を簡単に採取でき、又簡単に処理で
きるのできわめて清潔である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の斜視図である。

【図２】本発明の説明図である。

【図３】本発明の使用状態を表わす説明図である。

【図４】本発明の他の実施例を示す斜視図である。

【図５】本発明の他の実施例を示す説明図である。

【符号の説明】

１ 受け部 ２ 固定部 ３ 粘着剤 ４ 便
器

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 水溶性の紙又はフイルムからなる受け
   部１及び固定部２と粘着剤３を有する大便保持容器。