JPH0961423A - 検便用採便具 - Google Patents

検便用採便具

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JPH0961423A
JPH0961423A JP23925195A JP23925195A JPH0961423A JP H0961423 A JPH0961423 A JP H0961423A JP 23925195 A JP23925195 A JP 23925195A JP 23925195 A JP23925195 A JP 23925195A JP H0961423 A JPH0961423 A JP H0961423A
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JP
Japan
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main body
stool
shaped main
central portion
strip
Prior art date
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Pending
Application number
JP23925195A
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English (en)
Inventor
Takehiro Kumazaki
武廣 熊崎
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SHINATSUPUSU KK
Original Assignee
SHINATSUPUSU KK
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Publication date
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  • Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 糞便を良好に採取することができると共に、
種々の便器に対し高い汎用性を得ることを目的とする。 【解決手段】 水溶性を有する、帯状の本体10から構
成され、前記帯状本体10の略中央部を、糞便を採取す
る採便部12とし、前記帯状本体10の長手方向に位置
する両端部を、被検者により握持される握持部22と
し、前記帯状本体10には、その中央部を間に挟んで少
なくとも2対の折り曲げ部18,20を形成したことを
特徴とする検便用採便具。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は検便用採便具に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】健康のバロメータは便からとよく言われ
ているように、便は健康に関するさまざまな情報を提供
してくれる。
【0003】糞便検査の検査項目にはいろいろあるが、
近年、食生活が欧米型に移行したことにより増加した腸
癌を含め、微量出血を伴う疾患を早期発見する簡易検査
の普及は社会的要請でもあり、その観点から便ヘモグロ
ビンは現在最も重要な検査項目の1つである。この検便
を採取方法としては、糞便を洗浄水より浸漬することが
ない、便器内の前面部などに排泄された被検者の糞便を
例えばさじなどにより掻き取り、採取する方法が用いら
れている。
【0004】また、従来においては、例えば図4に示す
採便具も考えられた(実開平5−40534号公報参
照)。同図に示す採便具26は、水溶性を有する帯状片
の両端を互いに粘着して無端状の本体28を形成し、該
本体28を洋式便器30の便座32に通して支持させる
ように構成されている。この本体28の中央部は、採便
部34として使用されるものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のように
便器内に排泄された糞便を採取する方法では、たとえ糞
便を便器内の前面部に排泄したとしても、腸管からの出
血成分が分布しやすい便塊表層部は便器内水留めに落ち
てしまう、あるいは肛門洗浄水などにより便塊表層部か
ら当該可溶性成分が溶け出し、検査対象を良好に採取で
きないことがあるため、たとえば便ヘモグロビンなどの
検出率が悪くなる可能性が高かった。
【0006】また、従来においては、便器に逆向きに座
り、糞便を便器内の前面部に排泄することを被検者に強
要することもあるが、便器にも種類が多く存在し、それ
ぞれの便器の形状にあった採便方法が存在しないことに
変わりはなく、現状では必ずしも有効な検査結果を得て
いるか疑問をもつ場合があった。さらに、便器の内壁に
糞便を付着させれば、採便後、便器の掃除などの作業が
必要となるため、手間のかかるものであった。
【0007】本発明は前記従来技術の問題点を解決する
ためになされたものであり、その目的は、糞便を良好に
採取することができ、しかも種々の便器に対し汎用性の
高い検便用採便具を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明にかかる検便用採便具は、水溶性を有する、帯
状の本体から構成され、前記帯状本体の略中央部を、糞
便を採取する採便部とし、前記帯状本体の長手方向に位
置する両端部を、被検者により握持される握持部とし、
前記帯状本体には、その中央部を間に挟んで少なくとも
2対の折り曲げ部を形成したことを特徴とする。
【0009】また、帯状本体の略中央部の厚さを、前記
帯状本体の他の部分に比較して厚く構成することが好適
である。また、帯状本体の略中央部の幅を、前記帯状本
体の他の部分に比較して広く構成することが好適であ
る。
【00010】また、採便部の略中央部に略十字状又は
略円形状のマークを形成することが好適である。さら
に、帯状本体の1長辺上に位置する略中央部に、小便を
通す孔部を形成することが好適である。
【00011】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態について詳細に説明する。図1には、本発明の
第1の実施の形態にかかる検便用採便具の具体的構成が
示されており、同図(a)は折り曲げ前の上面図、同図
(b)は洋式便所に用いる場合の折り曲げ図、および同
図(c)は和式便所に用いる場合の折り曲げ図である。
【00012】同図において、採便具10は、水洗便所
に流すことができる水溶性と採便を行う際には破れない
程度の強度を有する。この採便具10の材質としては、
例えば一般に市販されている便座シートと同効質のもの
が挙げられ、具体的には薄葉紙が好ましい。それによっ
て、採取後の糞便と共に採便具10を水洗便所に流すこ
とができるので、採取後の糞便処理が容易となる。
【00013】この採便部具10の略中央部は、被検者
の糞便が採取される採便部12として使用されるが、こ
の採便部12を例えば二枚重ねとすることにより、その
水溶性が採便具10の他の部分に比較して若干低下し、
採便を行う際に容易に破れない程度の強度を得ることと
なるので、採取した排便が採便前に採便具10を破って
便器内の水溜めなどに落ちしてしまうことを回避するこ
とが可能となる。
【00014】また、この採便具10の略中央部の幅
を、採便具10の他の部分に比較して広くしている。そ
して、採取部12の面積を広くすればするほど糞便を採
取部12に採取することができる確率が高くなり、糞便
を採取部12に確実に採取することが可能となる。
【00015】さらに、長辺上に位置する採便具10の
略中央部には、小便を通す孔部14が形成されている。
それによって、糞便を確実に採取するために採取部12
の大きさを広くしたとしても、小便が採便具10に付着
し、該採便具10が採便前に破れてしまうことを防ぐこ
とが可能となる。
【00016】また、採便具10には、その中心部を間
に挟んで和洋式共通折り曲げ部16、和式用折り曲げ部
18および洋式用折り曲げ部20が形成させている。そ
して、被験者は、便器の種類に応じて和式用折り曲げ部
18および洋式用折り曲げ部20のうち、いずれかを選
択し、和洋式共通折り曲げ部16と、便器の種類に応じ
て選択した和式用折り曲げ部18又は洋式用折り曲げ部
20を同図(b)又は(c)のように折り曲げて採便具
10を完成させる。
【00017】さらに、採便具10の両端部を被検者に
より握持される握持部22としている。そして、、前述
したように糞便を採便部14に確実に採取するため、採
取部14の大きさを広くしているが、該握持部16を狭
い幅とすることによって、採便具10を同一幅に形成す
るものに比較して、その材料を少量とすることができる
ので、コストが高くなってしまうことを極力防ぐことが
できる。
【00018】なお、本実施の形態においては、和洋式
共通折り曲げ部16、和式用折り曲げ部18および洋式
用折り曲げ部20は、いずれも採便具10の2枚重ね部
分に位置することが好適である。図2には、本発明の実
施の形態にかかる検便用採便具の1使用例が示されてい
る。
【00019】同図に示すように採便具10を実際に使
用する方法は、被検者が便器24の形状にあわせて、す
なわち、採便具10が便器24と接触しないように和式
折り曲げ部分18又は洋式折り曲げ部分20のうち、い
ずれかを選択する。そして、前記図1(b)又は(c)
に示すように洋式和式共通折り曲げ部分16と、前記便
器の形状にあわせて選択した折り曲げ部分に沿って採便
具10を折り曲げて完成させる。そして、被検者は、採
便部12を肛門の下方に位置させれば、採便具10の配
置が終了する。
【00020】ここで、前記図1に示した第1の実施の
形態にかかる採便具を使用する場合には、小便を通す孔
部14が便器24の前方部24a側に位置するように採
便具10を配置する。
【00021】そして、採便具10を用いて採便するこ
とにより、従来のように腸管からの出血成分が分布しや
すい便塊表層部が便器24内前面部24aより水留め2
4bに落ちてしまう、あるいは肛門洗浄水などにより便
塊表層部から当該可溶性成分が溶け出してしまうことを
防ぎ、検査対象を良好に採取できないことを防ぐことが
できるので、例えば便ヘモグロビンなどの検出率が大幅
に向上することとなる。
【00022】また、便器24に逆向きに座り、糞便を
便器24内の前面部24aに良好に排泄することを被検
者に強要することをせずに、通常の姿勢で糞便を採取す
ることができるので、従来のように採便の際の無理な姿
勢により生じる疲労などを回避することができる。
【00023】そして、採便具10の二枚重ねされた部
分には、洋式用折り曲げ部118と、和式用折り曲げ部
20が形成されており、被検者は便器10の形状にあわ
せて該洋式用折り曲げ部18と、和式用折り曲げ部20
のいずれかを選択することが可能となるので、従来にお
いてはなかった、種々の便器に対する汎用性を得ること
が可能となる。
【00024】図3には、本発明の第2の実施の形態に
かかる検便用採便具が示されている。なお、同図(a)
は折り曲げ前の上面図、同図(b)は洋式便所に用いた
場合の折り曲げ図、および同図(c)は和式便所に用い
た場合の折り曲げ図である。また前記第1の実施の形態
に対応する部分には符号100を加えて説明を省略す
る。
【00025】同図に示すように、採便具110の略中
央部には、採便部112の面積を広くして糞便を良好に
採取するため、R部26が形成されており、その採便部
12の略中央部には、略十字状のマーク28が形成され
ている。また本発明の第2の実施の形態にかかる採便具
110を使用する場合には、R部26が便器24の後面
24c側に位置するように配置する。
【00026】そして、糞便を略十字状のマーク28の
中心部に排泄すれば、採便部112の略中央部に採取す
ることとなるので、すなわち、採便具110の重心点に
検便を位置させることにより、採便具110上にて糞便
が安定しているので、採取した糞便が採便具110より
便器24内の水溜め24bなどに落ちてしまうことをさ
らに防ぐことが可能となる。
【00027】なお、本発明の実施の形態は前記構成に
限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々
の変形が可能である。例えば、本実施例において、被検
者が便器の形状にあわせて、すなわち、採便具が便器と
接触しないように握持部22をもつ位置を調整すること
が可能である。
【00028】また、本発明の実施の形態においては、
折り曲げ部分を便器の形状にあわせて選択する構成とし
たが、本体の2枚重ねされた部分であれば、折り曲げ部
分を任意位置に配置することも可能である。それによっ
て、種々の便器においても良好に使用することが可能と
なる。
【00029】さらに、本発明の実施の形態において
は、採便部12の略中央部には、略十字状のマーク28
が形成されている構成としたが、略十字状のマークを略
円形状とすることも可能である。
【00030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明にかかる採
便用検便具によれば、糞便を良好に採取することができ
ると共に、種々の便器で採便することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかる検便用採便具を示
す説明図
【図2】本発明の実施の形態にかかる検便用採便具の1
使用例を示す説明図
【図3】本発明の実施の形態にかかる検便用採便具を示
す説明図
【図4】従来の検便用採便を示す説明図
【符号の説明】
10 採便具 12 採便部 14 孔部 18 和式用折り曲げ部 20 洋式用折り曲げ部 22 握持部 28 略十字状のマーク

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水溶性を有する、帯状の本体から構成さ
    れ、 前記帯状本体の略中央部を、糞便を採取する採便部と
    し、 前記帯状本体の長手方向に位置する両端部を、被検者に
    より握持される握持部とし、 前記帯状本体には、その中央部を間に挟んで少なくとも
    2対の折り曲げ部を形成したことを特徴とする検便用採
    便具。
  2. 【請求項2】前記帯状本体の略中央部の厚さを、前記帯
    状本体の他の部分に比較して厚く構成したことを特徴と
    する請求項1記載の検便用採便具。
  3. 【請求項3】前記帯状本体の略中央部の幅を、前記帯状
    本体の他の部分に比較して広く構成したことを特徴とす
    る請求項1又は2のいずれかに記載の検便用採便具。
  4. 【請求項4】前記採便部の略中央部に、略十字状又は略
    円形状のマークを形成したことを特徴とする請求項1乃
    至3のいずれかに記載の検便用採便具。
  5. 【請求項5】前記帯状本体の1長辺上に位置する略中央
    部に、小便を通す孔部を形成したことを特徴とする請求
    項1乃至4のいずれかに記載の検便用採便具。
JP23925195A 1995-08-23 1995-08-23 検便用採便具 Pending JPH0961423A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1068726A (ja) * 1996-08-28 1998-03-10 Eiken Chem Co Ltd 採便用便受けシート及び採便方法
JP2007082913A (ja) * 2005-09-26 2007-04-05 Pentax Corp カプセル回収用具
JP2016080373A (ja) * 2014-10-09 2016-05-16 株式会社タカゾノ 採尿容器
JP2018179539A (ja) * 2017-04-04 2018-11-15 栄研化学株式会社 採便具
US11255079B2 (en) * 2016-04-26 2022-02-22 Takahashi Keisei Corporation Feces sampling tool and feces sampling tool manufacturing device

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