JP3200606U - 採便用シート - Google Patents

Abstract

【課題】洋式トイレでの採便処理の煩わしさを解消し、容易に採便できる安価な採便シートを提供する。【解決手段】帯状の水溶紙で構成され、本体中央部には大便を採取する袋状の採便部５を有しており、帯状本体１の長手方向に位置する両端部には、洋式トイレの側面に張設するための水溶性粘着両面テープ８を有する。すべてが水溶性のため使用後は水洗トイレに流せる。【選択図】図４

Description

本考案は、洋式トイレにおける検便時の採便用シートに関するものである。

従来は洋式トイレで検便のための採便をする場合、通常とは逆向きに座るとか便器内に大量のトイレットペーパーを投げ込んでから大便を落とし、そこから採便していた。また、便器内にセットする採便具などが考案されているが製造コストが高価であったり、必要量の大便が確保できなかったり、繰り返し使用する採便具の場合は非衛生的になるなどの問題が残っていた。

特開平09-061423

従来のように採便処理が煩わしくなく、安価で、容易に必要量の大便を衛生的に確保できる採便用シートを提供するものである。

本考案の採便用シートは、上記目的を達成するために水洗トイレに流すことができる水溶紙でできており、帯状の本体から構成され、中央部に大便を採取する袋状を採便部とし、前記帯状本体の長手方向に位置する両端部に洋式トイレの側面に張設するための水溶性粘着両面テープを構成した使い捨て使用を特徴とした構造である。

本考案の採便用シートは、上記のように中央部に袋状の採便部を有しているため確実に大便を採取できる。また、本考案の採便用シートは、大便を採取する袋状の採便部も水溶紙でできているため検便キットの便採取用スティックや耳かき型スプーンを採便部表面から突き刺すことで容易に採便行為をおこなうことができる。また、本考案の採便用シートは水溶紙で構成された一体型のため製造コストも安価で、そのまま水洗トイレに流すことができるので衛生上にも大変役立つ。

本考案の採便用シートの斜視図である。 本考案の採便用シートを洋式トイレに取り付けた状態を示す斜視図である。 図2のA-A線断面図である。 図2の洋式トイレ部分を省略した図面である。

以下、添付図面に従って形態を説明する。本考案の採便用シート（1）は帯状の水溶紙一枚を（2）の部位で二つ折り、（3）の部位で四つ折りにして（4）部分を採便用シート本体（1）に接着して採便部（5）を形成している。使用する際は（6）の部位を二箇所谷折りして採便部（5）を袋状に成形し（7）の部位を山折りにして洋式トイレの側面に水溶性の粘着両面テープ（8）で張設する。

以下、添付図面に従って実施例を説明する。洋式トイレの蓋及び便座を上げた状態で本考案の採便用シート（1）の（6）部分を二箇所谷折りして採便部（5）を大便が確実に採取できるように袋状に成形し、（7）部分を山折りにして洋式トイレの側面に水溶性の粘着両面テープ（8）で採便部（5）が洋式トイレの水溜り上部に接触しないように張設して、便座をおろし通常の形態で使用する。採便部（5）に確保された大便を直接上から採便しても良いが粘着両面テープ（8）を洋式トイレの側面から剥離後採便部（5）の表面から検便キットの便採取用スティックや耳かき型スプーンを突き刺して採便する方法もある。採便用シート（1）は粘着両面テープ（8）を含めて水溶性で構成されているため使用後は水洗トイレに流すことができるので衛生上にも大変役立つ。

(1) 本考案の採便用シート本体
(2) 二つ折り部
(3) 四つ折り部
(4) 接着部
(5) 採便部
(6) 谷折り部
(7) 山折り部
(8) 水溶性粘着両面テープ

Claims (1)

1. 帯状の水溶紙で構成され、本体中央部には大便を採取する袋状を有しており、前記帯状本体の長手方向に位置する両端部には、洋式トイレに張設するための水溶性粘着両面テープを有することを特徴とする採便用シート。