JP2000352093A - 便採取用シート - Google Patents
便採取用シートInfo
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- JP2000352093A JP2000352093A JP11164988A JP16498899A JP2000352093A JP 2000352093 A JP2000352093 A JP 2000352093A JP 11164988 A JP11164988 A JP 11164988A JP 16498899 A JP16498899 A JP 16498899A JP 2000352093 A JP2000352093 A JP 2000352093A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- flush toilet
- sheet
- water
- stool
- adhesive
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Bidet-Like Cleaning Device And Other Flush Toilet Accessories (AREA)
- Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)
- Sampling And Sample Adjustment (AREA)
- Toilet Supplies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 通常の使用状態で水洗便器を使用して排便し
ても、水に濡れない状態の便を採取することのできる便
採取用シートを提供する。 【解決手段】 横長の長方形状をした水解性または水溶
性のシート本体2の長手方向の両端部分に複数の接着部
3を設け、この複数の接着部3に接着面を保護する保護
シート4をそれぞれ貼着した構成とされ、各保護シート
4を剥離した複数の接着部3を洋式水洗便器Pの外表面
に接着させ、シート本体2の最下部を洋式水洗便器P内
の水Wに濡れないように垂れ下げた状態で排泄される便
Fを受ける。
ても、水に濡れない状態の便を採取することのできる便
採取用シートを提供する。 【解決手段】 横長の長方形状をした水解性または水溶
性のシート本体2の長手方向の両端部分に複数の接着部
3を設け、この複数の接着部3に接着面を保護する保護
シート4をそれぞれ貼着した構成とされ、各保護シート
4を剥離した複数の接着部3を洋式水洗便器Pの外表面
に接着させ、シート本体2の最下部を洋式水洗便器P内
の水Wに濡れないように垂れ下げた状態で排泄される便
Fを受ける。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、水洗便器を使用
して検便用の便を採取するための便採取用シートに関す
るものである。
して検便用の便を採取するための便採取用シートに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、水洗便器、例えば洋式水洗便器を
使用して検便用の便を採取する場合、水洗便器内に水洗
効果を高めるために水が深く張られているので、排泄さ
れた便は張られた水の中に沈んでしまい、便の採取が不
可能になる。そこで、水洗便器内にトイレットペーパを
敷き、水洗便器に対して逆向きに座ってトイレットペー
パの上に排便した後、便を採取し、水洗する。
使用して検便用の便を採取する場合、水洗便器内に水洗
効果を高めるために水が深く張られているので、排泄さ
れた便は張られた水の中に沈んでしまい、便の採取が不
可能になる。そこで、水洗便器内にトイレットペーパを
敷き、水洗便器に対して逆向きに座ってトイレットペー
パの上に排便した後、便を採取し、水洗する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来、検便用の便を採
取する場合、上述したように、洋式水洗便器に対して逆
向きに座って排便するので、通常の使用状態と異なった
状態で洋式水洗便器を使用することとなり、違和感があ
り、うまく排便できなかった。また、トイレットペーパ
の上に排便できたとしても、トイレットペーパが水洗便
器内をずり落ちることにより、便が張られた水の中に沈
んでしまい、便を採取できなくなる場合がある。
取する場合、上述したように、洋式水洗便器に対して逆
向きに座って排便するので、通常の使用状態と異なった
状態で洋式水洗便器を使用することとなり、違和感があ
り、うまく排便できなかった。また、トイレットペーパ
の上に排便できたとしても、トイレットペーパが水洗便
器内をずり落ちることにより、便が張られた水の中に沈
んでしまい、便を採取できなくなる場合がある。
【0004】この発明は、上記したような不都合を解消
するためになされたもので、通常の使用状態で水洗便器
を使用して排便しても、水に濡れない状態の便を採取す
ることのできる便採取用シートを提供するものである。
するためになされたもので、通常の使用状態で水洗便器
を使用して排便しても、水に濡れない状態の便を採取す
ることのできる便採取用シートを提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明にかかる便採取
用シートは、横長の長方形状をした水解性または水溶性
のシート本体の長手方向の両端部分に複数の接着部を設
け、この複数の接着部に接着面を保護する保護シートを
それぞれ貼着した構成とされ、各保護シートを剥離した
複数の接着部を水洗便器の外表面または水洗便器の周囲
に接着させ、シート本体の最下部を水洗便器内の水に濡
れないように垂れ下げた状態で排泄される便を受けるも
のである。また、他の発明にかかる便採取用シートは、
所定形状で、中央を通る一端側から他端側へ中央部分ま
でスリットが形成された水解性または水溶性のシート本
体の周縁に複数の接着部を設け、この複数の接着部に接
着面を保護する保護シートをそれぞれ貼着した構成とさ
れ、スリットの両側の部分を交差させて擂り鉢状とし、
各保護シートを剥離した複数の接着部を水洗便器の外表
面または水洗便器の周囲に接着させ、シート本体の最下
部を水洗便器内の水に濡れないように垂れ下げた状態で
排泄される便を受けるものである。
用シートは、横長の長方形状をした水解性または水溶性
のシート本体の長手方向の両端部分に複数の接着部を設
け、この複数の接着部に接着面を保護する保護シートを
それぞれ貼着した構成とされ、各保護シートを剥離した
複数の接着部を水洗便器の外表面または水洗便器の周囲
に接着させ、シート本体の最下部を水洗便器内の水に濡
れないように垂れ下げた状態で排泄される便を受けるも
のである。また、他の発明にかかる便採取用シートは、
所定形状で、中央を通る一端側から他端側へ中央部分ま
でスリットが形成された水解性または水溶性のシート本
体の周縁に複数の接着部を設け、この複数の接着部に接
着面を保護する保護シートをそれぞれ貼着した構成とさ
れ、スリットの両側の部分を交差させて擂り鉢状とし、
各保護シートを剥離した複数の接着部を水洗便器の外表
面または水洗便器の周囲に接着させ、シート本体の最下
部を水洗便器内の水に濡れないように垂れ下げた状態で
排泄される便を受けるものである。
【0006】さらに、他の発明にかかる便採取用シート
は、2つ折りした折り線の中央部分から折り線と交差す
る一方の辺へ向けて折り線と所定角度で交差する直線状
に接着または溶着シールした水解性または水溶性のシー
ト本体の周縁に複数の接着部を設け、この各接着部に接
着面を保護する保護シートをそれぞれ貼着した構成とさ
れ、シート本体を広げて擂り鉢状とし、各保護シートを
剥離した複数の接着部を水洗便器の外表面または水洗便
器の周囲に接着させ、擂り鉢状に広げたシート本体の最
下部を水洗便器内の水に濡れないように垂れ下げた状態
で排泄される便を受けるものである。そして、シート本
体を擂り鉢状に広げた状態で、接着または溶着シールし
た部分から垂れ下がる余分な部分を切除したり、また
は、シート本体を擂り鉢状に広げ、接着または溶着シー
ルした部分から余分な部分が垂れ下がる状態で、シート
本体の上下を反転し、余分な部分を内側に位置させた擂
り鉢状にし、各保護シートを剥離した複数の接着部を水
洗便器の外表面または水洗便器の周囲に接着させ、擂り
鉢状に広げたシート本体の最下部を水洗便器内の水に濡
れないように垂れ下げた状態で排泄される便を受けるよ
うにしてもよい。
は、2つ折りした折り線の中央部分から折り線と交差す
る一方の辺へ向けて折り線と所定角度で交差する直線状
に接着または溶着シールした水解性または水溶性のシー
ト本体の周縁に複数の接着部を設け、この各接着部に接
着面を保護する保護シートをそれぞれ貼着した構成とさ
れ、シート本体を広げて擂り鉢状とし、各保護シートを
剥離した複数の接着部を水洗便器の外表面または水洗便
器の周囲に接着させ、擂り鉢状に広げたシート本体の最
下部を水洗便器内の水に濡れないように垂れ下げた状態
で排泄される便を受けるものである。そして、シート本
体を擂り鉢状に広げた状態で、接着または溶着シールし
た部分から垂れ下がる余分な部分を切除したり、また
は、シート本体を擂り鉢状に広げ、接着または溶着シー
ルした部分から余分な部分が垂れ下がる状態で、シート
本体の上下を反転し、余分な部分を内側に位置させた擂
り鉢状にし、各保護シートを剥離した複数の接着部を水
洗便器の外表面または水洗便器の周囲に接着させ、擂り
鉢状に広げたシート本体の最下部を水洗便器内の水に濡
れないように垂れ下げた状態で排泄される便を受けるよ
うにしてもよい。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を図に
基づいて説明する。図1はこの発明の第1実施形態であ
る便採取用シートを示す裏面図である。図1において、
1は便採取用シートを示し、横長の長方形状をした水解
性または水溶性のシート本体2と、このシート本体2の
長手方向の両端部分の、例えば2個所、または4個所に
接着剤を塗布して形成した接着部3と、この各接着部3
に接着面を保護するために貼着された保護シート4とで
構成されている。
基づいて説明する。図1はこの発明の第1実施形態であ
る便採取用シートを示す裏面図である。図1において、
1は便採取用シートを示し、横長の長方形状をした水解
性または水溶性のシート本体2と、このシート本体2の
長手方向の両端部分の、例えば2個所、または4個所に
接着剤を塗布して形成した接着部3と、この各接着部3
に接着面を保護するために貼着された保護シート4とで
構成されている。
【0008】図2は図1に示した便採取用シートの使用
状態を示す斜視図、図3は図1に示した便採取用シート
の使用状態を示す説明図である。図2または図3におい
て、Pは洋式水洗便器、Sは洋式水洗便器Pに回動可能
に取り付けられた便座、Cは洋式水洗便器Pに回動可能
に取り付けられた蓋、Wは洋式水洗便器P内に張られた
水を示す。Fは便を示す。
状態を示す斜視図、図3は図1に示した便採取用シート
の使用状態を示す説明図である。図2または図3におい
て、Pは洋式水洗便器、Sは洋式水洗便器Pに回動可能
に取り付けられた便座、Cは洋式水洗便器Pに回動可能
に取り付けられた蓋、Wは洋式水洗便器P内に張られた
水を示す。Fは便を示す。
【0009】次に、便採取用シート1を使用した便Fの
採取について説明する。まず、各保護シート4を剥離し
た複数の接着部3を洋式水洗便器Pの外表面に接着さ
せ、図2および図3に示すように、シート本体2の最下
部を洋式水洗便器P内の水Wに濡れないように垂れ下げ
る。そして、洋式水洗便器Pを通常使用するように、背
中を蓋Cに向けて便Fが便採取用シート1の上に落下す
るように弁座Sに腰掛け、排便する。
採取について説明する。まず、各保護シート4を剥離し
た複数の接着部3を洋式水洗便器Pの外表面に接着さ
せ、図2および図3に示すように、シート本体2の最下
部を洋式水洗便器P内の水Wに濡れないように垂れ下げ
る。そして、洋式水洗便器Pを通常使用するように、背
中を蓋Cに向けて便Fが便採取用シート1の上に落下す
るように弁座Sに腰掛け、排便する。
【0010】このようにして排便すると、図3に示すよ
うに、便Fは便採取用シート1の上に落下するので、便
採取用シート1の上から便Fを採取することができる。
そして、便Fの採取を終えた後、複数の接着部3を洋式
水洗便器Pの外表面から剥がして洋式水洗便器P内へ落
下させ、通常に水を流すことにより、便採取用シート1
および便Fを流して洋式水洗便器P内を水洗する。
うに、便Fは便採取用シート1の上に落下するので、便
採取用シート1の上から便Fを採取することができる。
そして、便Fの採取を終えた後、複数の接着部3を洋式
水洗便器Pの外表面から剥がして洋式水洗便器P内へ落
下させ、通常に水を流すことにより、便採取用シート1
および便Fを流して洋式水洗便器P内を水洗する。
【0011】上述したように、この発明の第1実施形態
によれば、横長の長方形状をしたシート本体2に複数の
接着部3を設けた構成なので、簡単かつ安価に製造する
ことができる。そして、通常の使用状態で洋式水洗便器
Pを使用して排便することにより、便Fを採取すること
ができるので、違和感なく排便できるとともに、水Wに
濡れない状態の便Fを採取することができる。また、便
採取用シート1は、水溶性または水解性であるので、流
しても排水管などを詰まらせることはない。
によれば、横長の長方形状をしたシート本体2に複数の
接着部3を設けた構成なので、簡単かつ安価に製造する
ことができる。そして、通常の使用状態で洋式水洗便器
Pを使用して排便することにより、便Fを採取すること
ができるので、違和感なく排便できるとともに、水Wに
濡れない状態の便Fを採取することができる。また、便
採取用シート1は、水溶性または水解性であるので、流
しても排水管などを詰まらせることはない。
【0012】図4はこの発明の第2実施形態である便採
取用シートを示す裏面図である。図4において、11は
便採取用シートを示し、矩形で、一辺の中央から対向す
る他辺側へ中央部分までスリット12aが形成された水
解性または水溶性のシート本体12と、このシート本体
12の周縁の、例えば4個所に接着剤を塗布して形成し
た接着部13と、この各接着部13に接着面を保護する
ために貼着された保護シート14とで構成されている。
取用シートを示す裏面図である。図4において、11は
便採取用シートを示し、矩形で、一辺の中央から対向す
る他辺側へ中央部分までスリット12aが形成された水
解性または水溶性のシート本体12と、このシート本体
12の周縁の、例えば4個所に接着剤を塗布して形成し
た接着部13と、この各接着部13に接着面を保護する
ために貼着された保護シート14とで構成されている。
【0013】図5は図4に示した便採取用シートの使用
状態を示す平面図であり、図2または図3と同一または
相当部分に同一符号を付して説明を省略する。
状態を示す平面図であり、図2または図3と同一または
相当部分に同一符号を付して説明を省略する。
【0014】次に、便採取用シート11を使用した便F
の採取について説明する。まず、図5に示すように、シ
ート本体12のスリット12aの両側の部分を交差させ
て下側へ突出する擂り鉢状とし、各保護シート14を剥
離した複数の接着部13を洋式水洗便器Pの外表面に接
着させ、シート本体2の最下部を洋式水洗便器P内の水
Wに濡れないように垂れ下げる。そして、洋式水洗便器
Pを通常使用するように、背中を蓋Cに向けて弁座Sに
腰掛け、排便する。
の採取について説明する。まず、図5に示すように、シ
ート本体12のスリット12aの両側の部分を交差させ
て下側へ突出する擂り鉢状とし、各保護シート14を剥
離した複数の接着部13を洋式水洗便器Pの外表面に接
着させ、シート本体2の最下部を洋式水洗便器P内の水
Wに濡れないように垂れ下げる。そして、洋式水洗便器
Pを通常使用するように、背中を蓋Cに向けて弁座Sに
腰掛け、排便する。
【0015】このようにして排便した後は、第1実施形
態の便採取用シート1の場合と同様に、便採取用シート
11の上から便Fを採取し、複数の接着部13を洋式水
洗便器Pの外表面から剥がして洋式水洗便器P内へ落下
させ、通常に水を流すことにより、便採取用シート11
および便Fを流して洋式水洗便器P内を水洗する。
態の便採取用シート1の場合と同様に、便採取用シート
11の上から便Fを採取し、複数の接着部13を洋式水
洗便器Pの外表面から剥がして洋式水洗便器P内へ落下
させ、通常に水を流すことにより、便採取用シート11
および便Fを流して洋式水洗便器P内を水洗する。
【0016】上述したように、この発明の第2実施形態
によれば、矩形のシート本体12に、一辺の中央から対
向する他辺側へ中央部分までスリット12aを形成し、
複数の接着部3を設けた構成なので、簡単かつ安価に製
造することができる。そして、第1実施形態と同様に、
通常の使用状態で洋式水洗便器Pを使用して排便するこ
とにより、便Fを採取することができるので、違和感な
く排便できるとともに、水Wに濡れない状態の便Fを採
取することができ、また、便採取用シート11は、水溶
性または水解性であるので、流しても排水管などを詰ま
らせることはない。
によれば、矩形のシート本体12に、一辺の中央から対
向する他辺側へ中央部分までスリット12aを形成し、
複数の接着部3を設けた構成なので、簡単かつ安価に製
造することができる。そして、第1実施形態と同様に、
通常の使用状態で洋式水洗便器Pを使用して排便するこ
とにより、便Fを採取することができるので、違和感な
く排便できるとともに、水Wに濡れない状態の便Fを採
取することができ、また、便採取用シート11は、水溶
性または水解性であるので、流しても排水管などを詰ま
らせることはない。
【0017】図6(a),(b)はこの発明の第3実施
形態である便採取用シートの製造過程を示す説明図であ
る。図6において、21は便採取用シートを示し、折り
線22aで矩形に2つ折りされ、折り線22aの中央部
分から折り線22aと交差する一方の辺へ向けて折り線
22aと所定角度、例えば20度〜40度で交差する直
線状に溶着シールして溶着シール部22bが形成された
水解性または水溶性のシート本体22と、このシート本
体22の周縁の、例えば少なくとも四隅に接着剤を塗布
して形成した接着部23と、この各接着部23に接着面
を保護するために貼着された保護シート24とで構成さ
れている。
形態である便採取用シートの製造過程を示す説明図であ
る。図6において、21は便採取用シートを示し、折り
線22aで矩形に2つ折りされ、折り線22aの中央部
分から折り線22aと交差する一方の辺へ向けて折り線
22aと所定角度、例えば20度〜40度で交差する直
線状に溶着シールして溶着シール部22bが形成された
水解性または水溶性のシート本体22と、このシート本
体22の周縁の、例えば少なくとも四隅に接着剤を塗布
して形成した接着部23と、この各接着部23に接着面
を保護するために貼着された保護シート24とで構成さ
れている。
【0018】なお、各接着部23は、2つ折りにしたシ
ート本体22の外面側に設けられている。そして、22
eは、溶着シール部22bに連なる余分な部分を示す。
ート本体22の外面側に設けられている。そして、22
eは、溶着シール部22bに連なる余分な部分を示す。
【0019】図7は図6に示した便採取用シートの使用
状態を示す説明図であり、図2、図3または図5と同一
または相当部分に同一符号を付して説明を省略する。
状態を示す説明図であり、図2、図3または図5と同一
または相当部分に同一符号を付して説明を省略する。
【0020】次に、便採取用シート21を使用した便F
の採取について説明する。まず、図6(b)の状態のシ
ート本体22を広げると、下側へ突出した擂り鉢状にな
るとともに、溶着シール部22bに余分な部分22eが
垂れ下がる状態になるので、各保護シート24を剥離し
た複数の接着部23を洋式水洗便器Pの外表面に接着さ
せ、少なくともシート本体22の擂り鉢状の最下部を洋
式水洗便器P内の水Wに濡れないように垂れ下げる。そ
して、洋式水洗便器Pを通常使用するように、背中を蓋
Cに向けて弁座Sに腰掛け、排便する。
の採取について説明する。まず、図6(b)の状態のシ
ート本体22を広げると、下側へ突出した擂り鉢状にな
るとともに、溶着シール部22bに余分な部分22eが
垂れ下がる状態になるので、各保護シート24を剥離し
た複数の接着部23を洋式水洗便器Pの外表面に接着さ
せ、少なくともシート本体22の擂り鉢状の最下部を洋
式水洗便器P内の水Wに濡れないように垂れ下げる。そ
して、洋式水洗便器Pを通常使用するように、背中を蓋
Cに向けて弁座Sに腰掛け、排便する。
【0021】このようにして排便した後は、第1および
第2実施形態の便採取用シート1,11の場合と同様
に、便採取用シート21の上から便Fを採取し、複数の
接着部23を洋式水洗便器Pの外表面から剥がして洋式
水洗便器P内へ落下させ、通常に水を流すことにより、
便採取用シート21および便Fを流して洋式水洗便器P
内を水洗する。
第2実施形態の便採取用シート1,11の場合と同様
に、便採取用シート21の上から便Fを採取し、複数の
接着部23を洋式水洗便器Pの外表面から剥がして洋式
水洗便器P内へ落下させ、通常に水を流すことにより、
便採取用シート21および便Fを流して洋式水洗便器P
内を水洗する。
【0022】上述したように、この発明の第3実施形態
によれば、折り線22aで矩形に2つ折りし、折り線2
2aの中央部分から折り線22aと交差する一方の辺へ
向けて直線状に溶着シール部22bを形成し、複数の接
着部23を設けた構成なので、簡単かつ安価に製造する
ことができる。そして、第1および第2実施形態と同様
に、通常の使用状態で洋式水洗便器Pを使用して排便す
ることにより、便Fを採取することができるので、違和
感なく排便できるとともに、水Wに濡れない状態の便F
を採取することができ、また、便採取用シート21は、
水溶性または水解性であるので、流しても排水管などを
詰まらせることはない。
によれば、折り線22aで矩形に2つ折りし、折り線2
2aの中央部分から折り線22aと交差する一方の辺へ
向けて直線状に溶着シール部22bを形成し、複数の接
着部23を設けた構成なので、簡単かつ安価に製造する
ことができる。そして、第1および第2実施形態と同様
に、通常の使用状態で洋式水洗便器Pを使用して排便す
ることにより、便Fを採取することができるので、違和
感なく排便できるとともに、水Wに濡れない状態の便F
を採取することができ、また、便採取用シート21は、
水溶性または水解性であるので、流しても排水管などを
詰まらせることはない。
【0023】なお、この第3実施形態においては、溶着
シール部22bから垂れ下がる余分な部分22eを、図
6(b)に二点鎖線で示す切断線22cで切断すること
により、余分な部分22eが洋式水洗便器P内の水Wに
濡れる恐れがなくなるので、余分な部分22eが濡れる
ことにより、横着シール部22bが剥がれ、採取する前
に便Fが水Wの中に落下するのを防止することができ
る。
シール部22bから垂れ下がる余分な部分22eを、図
6(b)に二点鎖線で示す切断線22cで切断すること
により、余分な部分22eが洋式水洗便器P内の水Wに
濡れる恐れがなくなるので、余分な部分22eが濡れる
ことにより、横着シール部22bが剥がれ、採取する前
に便Fが水Wの中に落下するのを防止することができ
る。
【0024】また、シート本体22を擂り鉢状に広げ、
溶着シール部22bから余分な部分22eが垂れ下がる
状態で、シート本体22の上下を反転し、溶着シール部
22bから垂れ下がった部分を内側に位置させた擂り鉢
状にし、各保護シート24を剥離した複数の接着部23
を洋式水洗便器Pの外表面に接着させ、擂り鉢状に広げ
たシート本体22の最下部を洋式水洗便器P内の水Wに
濡れないように垂れ下げても、使用することができる。
このような状態にして使用すると、余分な部分22eを
切断するも必要がなく、余分な部分22eが洋式水洗便
器P内の水Wに濡れることにより、溶着シール部22b
が剥がれて採取する前に便Fが水Wの中に落下する恐れ
もなくなる。
溶着シール部22bから余分な部分22eが垂れ下がる
状態で、シート本体22の上下を反転し、溶着シール部
22bから垂れ下がった部分を内側に位置させた擂り鉢
状にし、各保護シート24を剥離した複数の接着部23
を洋式水洗便器Pの外表面に接着させ、擂り鉢状に広げ
たシート本体22の最下部を洋式水洗便器P内の水Wに
濡れないように垂れ下げても、使用することができる。
このような状態にして使用すると、余分な部分22eを
切断するも必要がなく、余分な部分22eが洋式水洗便
器P内の水Wに濡れることにより、溶着シール部22b
が剥がれて採取する前に便Fが水Wの中に落下する恐れ
もなくなる。
【0025】上記した各実施形態において、シート本体
2,12,22は、パルプ繊維、レーヨン繊維、ポリエ
ステル繊維、アクリル繊維、ポリエチレン繊維などを原
料とした水解性の不織布あるいは水解性の紙、または、
水溶性のポリシートで構成されている。したがって、第
3実施形態において、溶着シールする他に、接着してシ
ールする場合もある。
2,12,22は、パルプ繊維、レーヨン繊維、ポリエ
ステル繊維、アクリル繊維、ポリエチレン繊維などを原
料とした水解性の不織布あるいは水解性の紙、または、
水溶性のポリシートで構成されている。したがって、第
3実施形態において、溶着シールする他に、接着してシ
ールする場合もある。
【0026】また、第2実施形態および第3実施形態で
は、シート本体12を矩形とし、2つ折りする前のシー
ト本体22を矩形として説明したが、矩形の他、例えば
円形などの形状であってもよいことは言うまでもない。
そして、第2実施形態および第3実施形態における中央
部分とは、中央そのものを意味するものではなく、中央
近傍をも含むものである。
は、シート本体12を矩形とし、2つ折りする前のシー
ト本体22を矩形として説明したが、矩形の他、例えば
円形などの形状であってもよいことは言うまでもない。
そして、第2実施形態および第3実施形態における中央
部分とは、中央そのものを意味するものではなく、中央
近傍をも含むものである。
【0027】さらに、洋式水洗便器Pで使用する場合に
ついてのみ説明したが、和式水洗便器で使用して便を採
取することができることは言うまでもない。なお、この
ように和式水洗便器で使用する場合は、複数の接着部
3,13,23を和式水洗便器の周囲に接着させ、シー
ト本体2,12,22の最下部を和式水洗便器内の水に
濡れないように垂れ下げる。
ついてのみ説明したが、和式水洗便器で使用して便を採
取することができることは言うまでもない。なお、この
ように和式水洗便器で使用する場合は、複数の接着部
3,13,23を和式水洗便器の周囲に接着させ、シー
ト本体2,12,22の最下部を和式水洗便器内の水に
濡れないように垂れ下げる。
【0028】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、横長
の長方形状をしたシート本体に複数の接着部を設けた
り、または、所定形状で、中央を通る一端側から他端側
へ中央部分までスリットが形成されたシート本体の周縁
に複数の接着部を設けたり、または、2つ折りした折り
線の中央部分から折り線と交差する一方の辺へ向けて折
り線と所定の角度で交差する直線状に接着または溶着シ
ールしたシート本体の周縁に複数の接着部を設けた構成
なので、簡単かつ安価に製造することができる。
の長方形状をしたシート本体に複数の接着部を設けた
り、または、所定形状で、中央を通る一端側から他端側
へ中央部分までスリットが形成されたシート本体の周縁
に複数の接着部を設けたり、または、2つ折りした折り
線の中央部分から折り線と交差する一方の辺へ向けて折
り線と所定の角度で交差する直線状に接着または溶着シ
ールしたシート本体の周縁に複数の接着部を設けた構成
なので、簡単かつ安価に製造することができる。
【0029】そして、通常の使用状態で水洗便器を使用
して排便することにより、便を採取することができるの
で、違和感なく排便できるとともに、水に濡れない状態
の便を採取することができる。また、便採取用シート
は、水溶性または水解性であるので、流しても排水管な
どを詰まらせることはない。
して排便することにより、便を採取することができるの
で、違和感なく排便できるとともに、水に濡れない状態
の便を採取することができる。また、便採取用シート
は、水溶性または水解性であるので、流しても排水管な
どを詰まらせることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施形態である便採取用シート
を示す裏面図である。
を示す裏面図である。
【図2】図1に示した便採取用シートの使用状態を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図3】図1に示した便採取用シートの使用状態を示す
説明図である。
説明図である。
【図4】この発明の第2実施形態である便採取用シート
を示す裏面図である。
を示す裏面図である。
【図5】図4に示した便採取用シートの使用状態を示す
平面図である。
平面図である。
【図6】(a),(b)はこの発明の第3実施形態であ
る便採取用シートの製造過程を示す説明図である。
る便採取用シートの製造過程を示す説明図である。
【図7】図6に示した便採取用シートの使用状態を示す
説明図である。
説明図である。
【符号の説明】 1,11,21 便採取用シート 2,12,22 シート本体 3,13,23 接着部 4,14,24 保護シート 12a スリット 22a 折り線 22b 溶着シール部 22c 切断線 22e 余分な部分 P 洋式水洗便器 S 便座 C 蓋 W 水 F 便
Claims (5)
- 【請求項1】 横長の長方形状をした水解性または水溶
性のシート本体の長手方向の両端部分に複数の接着部を
設け、この複数の接着部に接着面を保護する保護シート
をそれぞれ貼着した構成とされ、 前記各保護シートを剥離した前記複数の接着部を水洗便
器の外表面または前記水洗便器の周囲に接着させ、前記
シート本体の最下部を前記水洗便器内の水に濡れないよ
うに垂れ下げた状態で排泄される便を受ける、 ことを特徴とする便採取用シート。 - 【請求項2】 所定形状で、中央を通る一端側から他端
側へ中央部分までスリットが形成された水解性または水
溶性のシート本体の周縁に複数の接着部を設け、この複
数の接着部に接着面を保護する保護シートをそれぞれ貼
着した構成とされ、 前記スリットの両側の部分を交差させて擂り鉢状とし、
前記各保護シートを剥離した前記複数の接着部を水洗便
器の外表面または前記水洗便器の周囲に接着させ、前記
シート本体の最下部を前記水洗便器内の水に濡れないよ
うに垂れ下げた状態で排泄される便を受ける、 ことを特徴とする便採取用シート。 - 【請求項3】 2つ折りした折り線の中央部分から前記
折り線と交差する一方の辺へ向けて前記折り線と所定角
度で交差する直線状に接着または溶着シールした水解性
または水溶性のシート本体の周縁に複数の接着部を設
け、この各接着部に接着面を保護する保護シートをそれ
ぞれ貼着した構成とされ、 前記シート本体を広げて擂り鉢状とし、前記各保護シー
トを剥離した前記複数の接着部を水洗便器の外表面また
は前記水洗便器の周囲に接着させ、前記擂り鉢状に広げ
たシート本体の最下部を前記水洗便器内の水に濡れない
ように垂れ下げた状態で排泄される便を受ける、 ことを特徴とする便採取用シート。 - 【請求項4】 請求項3に記載の便採取用シートにおい
て、 前記シート本体を擂り鉢状に広げた状態で、前記接着ま
たは溶着シールした部分から垂れ下がる余分な部分を切
除した、 ことを特徴とする便採取用シート。 - 【請求項5】 請求項3に記載の便採取用シートにおい
て、 前記シート本体を擂り鉢状に広げ、前記接着または溶着
シールした部分から余分な部分が垂れ下がる状態で、前
記シート本体の上下を反転し、前記余分な部分を内側に
位置させた擂り鉢状にし、前記各保護シートを剥離した
前記複数の接着部を水洗便器の外表面または前記水洗便
器の周囲に接着させ、前記擂り鉢状に広げたシート本体
の最下部を前記水洗便器内の水に濡れないように垂れ下
げた状態で排泄される便を受ける、 ことを特徴とする便採取用シート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11164988A JP2000352093A (ja) | 1999-06-11 | 1999-06-11 | 便採取用シート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11164988A JP2000352093A (ja) | 1999-06-11 | 1999-06-11 | 便採取用シート |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000352093A true JP2000352093A (ja) | 2000-12-19 |
Family
ID=15803713
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11164988A Pending JP2000352093A (ja) | 1999-06-11 | 1999-06-11 | 便採取用シート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000352093A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101174489B1 (ko) * | 2010-01-29 | 2012-08-22 | 대한민국 | 대변 무균 수집기 |
CN104502138A (zh) * | 2014-12-20 | 2015-04-08 | 苏州承美生物科技有限公司 | 一种粪便样品收集器 |
KR101640378B1 (ko) * | 2015-02-09 | 2016-07-18 | (주) 메디포유 | 채변지 |
JP2016173283A (ja) * | 2015-03-17 | 2016-09-29 | 株式会社ドクター中松創研 | 検便具 |
CN109791135A (zh) * | 2016-07-26 | 2019-05-21 | 国立大学法人山口大学 | 采便薄片 |
-
1999
- 1999-06-11 JP JP11164988A patent/JP2000352093A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101174489B1 (ko) * | 2010-01-29 | 2012-08-22 | 대한민국 | 대변 무균 수집기 |
CN104502138A (zh) * | 2014-12-20 | 2015-04-08 | 苏州承美生物科技有限公司 | 一种粪便样品收集器 |
KR101640378B1 (ko) * | 2015-02-09 | 2016-07-18 | (주) 메디포유 | 채변지 |
JP2016173283A (ja) * | 2015-03-17 | 2016-09-29 | 株式会社ドクター中松創研 | 検便具 |
CN109791135A (zh) * | 2016-07-26 | 2019-05-21 | 国立大学法人山口大学 | 采便薄片 |
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