JPH0952885A - 光学活性エポキシ化合物の製造方法 - Google Patents

光学活性エポキシ化合物の製造方法

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JPH0952885A
JPH0952885A JP7203219A JP20321995A JPH0952885A JP H0952885 A JPH0952885 A JP H0952885A JP 7203219 A JP7203219 A JP 7203219A JP 20321995 A JP20321995 A JP 20321995A JP H0952885 A JPH0952885 A JP H0952885A
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JP
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optically active
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alkyl
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Application number
JP7203219A
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English (en)
Inventor
Kenji Suzuki
謙二 鈴木
Shigenobu Yanagawa
栄暢 梁川
Kazuhiko Akimoto
和彦 穐本
Yoko Okuni
洋子 大国
Takashi Oda
隆 尾田
Masao Shimada
雅夫 嶋田
Isao Hashiba
功 橋場
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Nissan Chemical Corp
Original Assignee
Nissan Chemical Corp
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 式(1) 【化1】 [式中、Z1、Z2、Z3、Z4は、C1〜C4アルキル基を
意味する。]のプロキラルなオレフィン化合物を、式
(2) 【化2】 〔式中、R1、R2、R3、R4、Y1、Y2、Y3は、C1
4アルキル基、X-は塩を形成しうる陰イオン対を意味
する。〕の光学活性マンガン錯体触媒を用いて、不斉エ
ポキシ化反応を行ない、式(3) 【化3】 〔式中、*で示された炭素原子の絶対配位はを意
味する。〕の光学活性なエポキシ化合物を製造するに際
して、酸化剤として式(4) 【化4】 〔式中、W1、W2、W3、W4は、水素原子、Mは塩を形
成しうる陽イオン対を意味する。〕のヨードソ安息香酸
化合物を使用することを特徴とする製造方法。 【効果】 本発明の方法に従えば、酸化剤としてヨー
ドソ安息香酸化合物を使用することによりプロキラルな
オレフィン化合物から光学活性なエポキシ化合物を製造
することができる。又、使用したヨードソ安息香酸化合
物を容易に回収再生し、再使用することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は高血圧症、喘息症等
の治療に有効な光学活性ベンゾピラン化合物を初めとし
て、医薬の重要合成中間体である光学活性エポキシ化合
物の製造法に関する。
【0002】
【従来の技術】プロキラルなオレフィン化合物から光学
活性なエポキシ化合物を製造する方法としては、例え
ば、特開平5-507645号公報に記載されているヤコブセン
(Jacobsen)等の方法や、特開平5-301878号公報、欧州
公開特許535377号公報に記載されている香月等の方法が
ある。
【0003】これらの特許出願はいずれも錯体触媒とし
て光学活性なサレンマンガン錯体を使用して、オレフィ
ン化合物の触媒的不斉エポキシ化反応を行ない、光学活
性なエポキシ化合物を合成している非常に優れた方法で
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記特許出願に於い
て、酸化剤として次亜塩素酸ナトリウム、ヨードソベン
ゼン、ヨードソメシチレン等が使用されている。ヨード
ソベンゼンやヨードソメシチレンを酸化剤として使用し
た場合には、これらの化合物が高価であること等の経済
性の面から、又環境等の面から、工業的見地からはこれ
ら酸化剤の回収再使用を考慮しなければならない。
【0005】しかし、ヨードソベンゼン、ヨードソメシ
チレンを酸化剤として使用した場合の回収再使用は全く
検討されていない。更に、これら酸化剤を有機溶媒中で
使用した場合、反応系外からの回収は一般的にかなり困
難な操作を必要とする。又、今までこれらの酸化剤を工
業的見地から回収再使用した報告例は見られない。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、触媒的不
斉エポキシ化に於いて使用される酸化剤の回収再使用を
考慮した上で、上記問題点を解決すべく鋭意努力検討し
た結果、本発明を完成するに至った。即ち、本発明は、
プロキラルなオレフィン化合物を、錯体触媒を用いて触
媒的に不斉エポキシ化反応を行ない、光学活性なエポキ
シ化合物を製造するに際して、酸化剤としてヨードソ安
息香酸化合物を使用することを特徴とする製造方法に関
するものである。
【0007】更に、詳しくは、式(1)
【0008】
【化9】
【0009】[式中、Z1及びZ2は、それぞれ独立し
て、水素原子、シアノ基、ニトロ基、アセチル基などの
保護基で保護されていてもよいアミノ基、ハロゲン原
子、C1〜C4アルキル基、C1〜C4アルコキシ基、ハロ
1〜C4アルキル基、カルボキシ基、ホルミル基、C2
〜C5アルカノイル基、アロイル基、ハロC2〜C5アル
カノイル基、カルバモイル基、C1〜C4アルキルスルフ
ィニル基、アリールスルフィニル基、C1〜C4アルキル
スルホニル基、アリールスルホニル基、スルホンアミド
基、モノ又はジC1〜C4アルキルスルホンアミド基を意
味する。
【0010】Z3は水素原子、C1〜C4アルキル基又は
1〜C4アルコキシ基を意味する。Z4はC1〜C4アル
キル基、C1〜C4アルコキシ基又はフェニル基(該フェ
ニル基は、ハロゲン原子、C1〜C4アルキル基、C1
4アルコキシ基で置換されていてもよい。)を意味す
る。又は、Z3とZ4が一緒になって
【0011】
【化10】
【0012】(Z5、Z6、Z7及びZ8は、それぞれ独立
して、水素原子又はC1〜C4アルキル基を意味する。)
を意味する。]で表わされるプロキラルなオレフィン化
合物を、式(2)
【0013】
【化11】
【0014】〔式中、R1、R2、R3及びR4は、それぞ
れ独立して水素原子、C1〜C4アルキル基、フェニル基
(該フェニル基は、ハロゲン原子、C1〜C4アルキル
基、C1〜C4アルコキシ基、シアノ基又はニトロ基で置
換されていてもよい。)を意味し、また、いずれか2つ
が一緒になってC4〜C8の環を形成してもよい。Y1
2及びY3は、それぞれ独立して水素原子、C1〜C4
ルキル基、フェニル基(該フェニル基は、ハロゲン原
子、C1〜C4アルキル基、C1〜C4アルコキシ基、シア
ノ基又はニトロ基で置換されていてもよい。)、ナフチ
ル基(該ナフチル基は、ハロゲン原子、C1〜C4アルキ
ル基、C1〜C4アルコキシ基、シアノ基又はニトロ基で
置換されていてもよい。)、アントラセン基(該アント
ラセン基は、ハロゲン原子、C1〜C4アルキル基、C1
〜C4アルコキシ基、シアノ基又はニトロ基で置換され
ていてもよい。)を意味し、又、いずれか2つが一緒に
なってC4〜C8の環を形成してもよく、ナフチル環等の
縮合環を形成してもよい。
【0015】X-は塩を形成しうる陰イオン対を意味す
る。〕で表わされる光学活性マンガン錯体触媒を用いて
触媒的に不斉エポキシ化反応を行ない、式(3)
【0016】
【化12】
【0017】〔式中、Z1、Z2、Z3及びZ4は前記に同
じ。*で示された炭素原子の絶対配位はを意味す
る。〕で表わされる光学活性なエポキシ化合物を製造す
るに際して、酸化剤として式(4)
【0018】
【化13】
【0019】〔式中、W1、W2、W3及びW4は、それぞ
れ独立して水素原子、シアノ基、ニトロ基、ハロゲン原
子、C1〜C12アルキル基、C1〜C12アルコキシ基、カ
ルボキシル基、ホルミル基を意味する。Mは水素原子、
又は塩を形成しうる陽イオン対を意味する。〕で表され
るヨードソ安息香酸化合物を使用することを特徴とする
製造方法に関するものである。
【0020】
【発明の実施の形態】上記式(1)、(2)、(3)及
び(4)においてハロゲン原子としては、フッ素、塩
素、臭素、沃素原子が挙げられる。C1〜C4アルキル基
としては、メチル基、エチル基、n−プロピル基、i−
プロピル基、n−ブチル基、i−ブチル基、sec−ブ
チル基等が挙げられる。
【0021】C1〜C4アルコキシ基としては、メトキシ
基、エトキシ基、n−プロポキシ基、i−プロポキシ
基、n−ブトキシ基、i−ブトキシ基、sec−ブトキ
シ基等が挙げられる。ハロC1〜C4アルキル基として
は、フルオロメチル基、フルオロエチル基、フルオロn
−プロピル基、フルオロi−プロピル基、フルオロn−
ブチル基、フルオロi−ブチル基、フルオロsec−ブ
チル基、クロロメチル基、クロロエチル基、クロロn−
プロピル基、クロロi−プロピル基、クロロn−ブチル
基、クロロi−ブチル基、クロロsec−ブチル基、ブ
ロモメチル基、ブロモエチル基、ブロモn−プロピル
基、ブロモi−プロピル基、ブロモn−ブチル基、ブロ
モi−ブチル基、ブロモsec−ブチル基、アイオドメ
チル基、アイオドエチル基、アイオドn−プロピル基、
アイオドi−プロピル基、アイオドn−ブチル基、アイ
オドi−ブチル基、アイオドsec−ブチル基等が挙げ
られる。
【0022】C2〜C5アルカノイル基としては、アシル
基、エチルカルボニル基、n−プロピルカルボニル基、
i−プロピルカルボニル基、n−ブチルカルボニル基、
i−ブチルカルボニル基、sec−ブチルカルボニル基
等が挙げられる。アロイル基としては、ベンゾイル基、
トルオイル基、ナフトイル基、フタロイル基等が挙げら
れる。
【0023】ハロC2〜C5アルカノイル基としては、フ
ルオロアシル基、フルオロエチルカルボニル基、フルオ
ロn−プロピルカルボニル基、フルオロi−プロピルカ
ルボニル基、フルオロn−ブチルカルボニル基、フルオ
ロi−ブチルカルボニル基、フルオロsec−ブチルカ
ルボニル基、クロロアシル基、クロロエチルカルボニル
基、クロロn−プロピルカルボニル基、クロロi−プロ
ピルカルボニル基、クロロn−ブチルカルボニル基、ク
ロロi−ブチルカルボニル基、クロロsec−ブチルカ
ルボニル基、ブロモアシル基、ブロモエチルカルボニル
基、ブロモn−プロピルカルボニル基、ブロモi−プロ
ピルカルボニル基、ブロモn−ブチルカルボニル基、ブ
ロモi−ブチルカルボニル基、ブロモsec−ブチルカ
ルボニル基、アイオドアシル基、アイオドエチルカルボ
ニル基、アイオドn−プロピルカルボニル基、アイオド
i−プロピルカルボニル基、アイオドn−ブチルカルボ
ニル基、アイオドi−ブチルカルボニル基、アイオドs
ec−ブチルカルボニル基等が挙げられる。
【0024】C1〜C4アルキルスルフィニル基として
は、メチルスルフィニル基、エチルスルフィニル基、n
−プロピルスルフィニル基、i−プロピルスルフィニル
基、n−ブチルスルフィニル基、i−ブチルスルフィニ
ル基、sec−ブチルスルフィニル基等が挙げられる。
アリールスルフィニル基としては、ベンゼンスルフィニ
ル基、o−トルエンスルフィニル基、m−トルエンスル
フィニル基、p−トルエンスルフィニル基等が挙げられ
る。
【0025】モノ又はジC1〜C4アルキルスルホンアミ
ド基としては、メチルスルホンアミド、エチルスルホン
アミド基、n−プロピルスルホンアミド基、i−プロピ
ルスルホンアミド基、n−ブチルスルホンアミド基、i
−ブチルスルホンアミド基、sec−ブチルスルホンア
ミド基、ジメチルスルホンアミド、ジエチルスルホンア
ミド基、ジn−プロピルスルホンアミド基、ジi−プロ
ピルスルホンアミド基、ジn−ブチルスルホンアミド
基、ジi−ブチルスルホンアミド基、ジsec−ブチル
スルホンアミド基等が挙げられる。
【0026】C1〜C12アルキル基としては、メチル
基、エチル基、n−プロピル基、i−プロピル基、n−
ブチル基、i−ブチル基、sec−ブチル基、ペンチル
基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基、ノニル基、
デシル基、ドデシル基等が挙げられる。C1〜C12アル
キコキシ基としては、メトキシ基、エトキシ基、n−プ
ロポキシ基、i−プロポキシ基、n−ブトキシ基、i−
ブトキシ基、sec−ブトキシ基、ペントキシ基、ヘキ
ソキシ基、ヘプトキシ基、オクトキシ基、ノニソキシ
基、デソキシ基、ドデソキシ基等が挙げられる。
【0027】X-としては、OH-、F-、Br-、I-、CH3CO2 -
PF6 - ClO4 - BF4 - CO3 2- SO4 2- PO4 3-等が挙げられ
る。Mの塩を形成しうる陽イオン対としては、アルカリ
金属、アルカリ土類金属、第1級アミン、第2級アミ
ン、第3級アミン等が挙げられる。アルカリ金属として
は、リチウム、ナトリウム、カリウム等が挙げられる。
【0028】アルカリ土類金属としては、カルシウム、
バリウム等が挙げられる。第1級アミンとしては、メチ
ルアミン、エチルアミン、n−プロピルアミン、ベンジ
ルアミン等が挙げられる。第2級アミンとしては、ジメ
チルアミン、ジエチルアミン、ジn−プロピルアミン、
ジベンジルアミン等が挙げられる。
【0029】第3級アミンとしては、トリメチルアミ
ン、トリエチルアミン、トリn−プロピルアミン、トリ
ベンジルアミン等が挙げられる。本発明の式(1)のプ
ロキラルなオレフィン化合物としては、インデン、ジヒ
ドロナフタレン、シス−β−メチルスチレン、ベンゾピ
ラン化合物等が挙げられる。
【0030】本発明の式(4)のヨードソ安息香酸化合
物としては、無置換のヨードソ安息香酸類、例えば、2
−ヨードソ安息香酸、3−ヨードソ安息香酸、4−ヨー
ドソ安息香酸、及びそれらの塩、ニトロ置換ヨードソ安
息香酸類、例えば、4−ニトロ−2−ヨードソ安息香
酸、2−ニトロ−5−ヨードソ安息香酸、及びそれらの
塩、アルコキシ置換ヨードソ安息香酸類、例えば、3−
メトキシ−6−ヨードソ安息香酸、3−n−ブトキシ−
6−ヨードソ安息香酸、及びそれらの塩等が挙げられ
る。
【0031】本発明の、ヨードソ安息香酸化合物、例え
ば、2−ヨードソ安息香酸ナトリウムを触媒的不斉エポ
キシ化の酸化剤として使用する場合、有機溶媒と水の2
層系で反応を行なっていれば、反応終了後に水層を分離
することにより、又、疎水性の有機溶媒のみで反応を行
なっている場合は、反応終了後に水を投入して、水層を
分離することにより、又、親水性の有機溶媒であれば、
反応終了後に疎水性の有機溶媒に置換した後に水を投入
して水層を分離することにより、いずれも、酸化剤とし
て使用した、2−ヨードソ安息香酸ナトリウム及びその
還元体である2−沃化安息香酸ナトリウムを、容易に水
層側に回収することができる。
【0032】又、水層側に回収された2−沃化安息香酸
ナトリウムは、特開平5-163199号公報に記載されている
ような適当な酸化剤で酸化することにより、2−ヨード
ソ安息香酸ナトリウムとして回収して、反応に再使用す
ることができる。これらのヨードソ安息香酸化合物の使
用量は、プロキラルなオレフィン化合物に対して通常1
〜10当量、好ましくは1〜3当量の範囲である。
【0033】式(2)の光学活性マンガン錯体触媒とし
ては、特開平5-507645号公報、特開平5-301878号公報、
及び欧州公開特許535377号公報に記載されているサレン
錯体触媒が挙げられる。例えば、式(8)〜式(11)
で表されるサレンマンガン錯体触媒が挙げられる。
【0034】
【化14】
【0035】光学活性マンガン錯体触媒の使用量は、プ
ロキラルなオレフィン化合物に対して、通常0.1モル
%から5モル%の範囲である。反応溶媒としては、水と
の2層系で行なう場合にはジクロロメタン、ジクロロエ
タン、クロロホルム等のハロゲン化脂肪族炭化水素類、
ベンゼン、トルエン等の芳香族炭化水素類、クロロベン
ゼン、オルトジクロロベンゼン等のハロゲン化芳香族炭
化水素類、メチル−t−ブチルエーテル等のエーテル
類、酢酸エチル等のエステル類、メチルイソブチルケト
ン等のケトン類が挙げられる。
【0036】これらは単独あるいは2種類以上混合して
使用しても構わない。2層系で反応を行わない場合は、
上記溶媒のほかアセトニトリル、アセトン、テトラヒド
ロフラン、ジオキサン等が挙げられる。又、反応系に、
ピリジン−N−オキシド、4−フェニルピリジン−N−
オキシド、ルチジン−N−オキシド、ピコリン−N−オ
キシド又は2−メチルイミダゾール等のマンガン錯体に
配位能力をもつ成分を共存させることもできる。
【0037】配位能力を持つ成分の使用量については特
に制限がない。反応温度は通常−50〜50℃の範囲、
好ましくは−25〜25℃の範囲がよい。反応によって
は、反応速度が遅い場合には相間移動触媒等を使用する
ことができる。
【0038】相間移動触媒としては、テトラメチルアン
モニウムクロライド、テトラブチルアンモニウムブロマ
イド、トリエチルベンジルアンモニウムクロライド、テ
トラブチルアンモニウムハイドロジェンサルフェート、
トリオクチルメチルアンモニウムクロライド等が挙げら
れる。その使用量については特に制限がない。
【0039】反応終了後は、例えば、溶媒としてジクロ
ロメタン、酸化剤として2−ヨードソ安息香酸ナトリウ
ムを用いた2層系の場合、分液することにより有機層側
に反応生成物や錯体触媒を、水層側に酸化剤を容易に分
離することができる。有機層側からは、例えば溶媒を減
圧濃縮し、蒸留あるいはシリカゲルカラムクロマトグラ
フィーにより分離精製すれば、目的とする光学活性エポ
キシ化合物が得られる。
【0040】一方、水層側からは、酸化剤として使用し
た2−ヨードソ安息香酸ナトリウムと、その還元体であ
る2−ヨード安息香酸ナトリウムが得られ、必要に応じ
て適当な酸化剤、例えば、特開平5-163199号公報に記載
されている方法(次亜塩素酸ナトリウム、塩素等)で酸
化処理することにより、2−ヨードソ安息香酸ナトリウ
ムが得られる。
【0041】この2−ヨードソ安息香酸ナトリウムは、
再び反応に再使用することが出来る。
【0042】
【実施例】以下、実施例により更に詳しく説明するが、
本発明はこれらに限定されるものではない。 実施例1 反応フラスコにインデン0.251g(2.16ミリモ
ル)、塩化メチレン5.0g、テトラ−n−ブチルアン
モニウムブロマイド0.037g、サレン−マンガン錯
体触媒1257mg(2.5モル%)を入れ、室温下攪
拌溶解した。
【0043】次に、2−ヨードソ安息香酸ナトリウム
0.617g(1.0当量)を水7.5gに溶解した水溶
液を加えてエポキシ化反応を行なった。室温下、24時
間反応後、反応液を分液し有機層を液体クロマトグラフ
ィーにより分析すると、インデンの転化率は77%、イ
ンデンオキシドの不斉収率は96.2%eeであった。
【0044】
【化15】
【0045】実施例2 反応フラスコにインデン0.256g(2.20ミリモ
ル)、塩化メチレン2.5g、テトラ−n−ブチルアン
モニウムブロマイド0.035g、サレン−マンガン錯
体触媒1355mg(2.5モル%)を入れ、室温下攪
拌溶解した。次に、2−ヨードソ安息香酸ナトリウム
0.615g(0.97当量)を水2.5gに溶解した水
溶液を加えてエポキシ化反応を行なった。
【0046】室温下、24時間反応後、反応液を分液し
有機層を液体クロマトグラフィーにより分析すると、イ
ンデンの転化率は69%、インデンオキシドの不斉収率
は95.3%eeであった。 実施例3 反応フラスコにインデン0.50g(4.3ミリモル)、
塩化メチレン10.0g、テトラ−n−ブチルアンモニ
ウムブロマイド0.07g、サレン−マンガン錯体触媒
13110mg(2.5モル%)を入れ、室温下攪拌溶
解した。
【0047】別フラスコで、水15.0gに炭酸ナトリ
ウム0.91gを溶解し、この溶液に2−ヨードソ安息
香酸1.13g(1.0当量)を加えて溶解した水溶液
を、上記混合液に加えてエポキシ化反応を行なった。室
温下、23時間反応後、反応液を分液し有機層を液体ク
ロマトグラフィーにより分析すると、インデンの転化率
は62%、インデンオキシドの不斉収率は93.5%e
eであった。 実施例4 反応フラスコにインデン0.50g(4.3ミリモル)、
塩化メチレン10.0g、4−フェニルピリジン−N−
オキシド0.18g(25モル%)、テトラ−n−ブチ
ルアンモニウムブロマイド0.07g、サレン−マンガ
ン錯体触媒13110mg(2.5モル%)を入れ、室
温下攪拌溶解した。
【0048】別フラスコで、水15.0gに炭酸ナトリ
ウム0.91gを溶解し、この溶液に2−ヨードソ安息
香酸1.13g(1.0当量)を加えて溶解した水溶液
を、上記混合液に加えてエポキシ化反応を行なった。室
温下、27時間反応後、反応液を分液し有機層を液体ク
ロマトグラフィーにより分析すると、インデンの転化率
は49%、インデンオキシドの不斉収率は89.8%e
eであった。 実施例5 反応フラスコにインデン0.581g(5.0ミリモ
ル)、塩化メチレン11.3g、4−フェニルピリジン
−N−オキシド0.218g(25モル%)、テトラ−
n−ブチルアンモニウムブロマイド0.08g、サレン
−マンガン錯体触媒13130mg(2.5モル%)を
入れ、室温下攪拌溶解した。
【0049】別フラスコで、2規定の水酸化ナトリウム
水5.00mlに2−ヨードソ安息香酸2.64g(2.
0当量)を加えて溶解した水溶液を、上記混合液に加え
てエポキシ化反応を行なった。室温下、24時間反応
後、反応液を分液し有機層を液体クロマトグラフィーに
より分析すると、インデンの転化率はほぼ100%、イ
ンデンオキシドの不斉収率は97.8%eeであった。 実施例6 反応フラスコにインデン0.100g(0.861ミリモ
ル)、塩化メチレン2.0g、テトラ−n−ブチルアン
モニウムブロマイド0.014g、更にサレン−マンガ
ン錯体触媒1323mg(2.5モル%)を入れ、室温
下攪拌溶解した。
【0050】次に、2−ヨードソ安息香酸ナトリウム
0.246g(1.0当量)を水3.0gに溶解した水溶
液を加えてエポキシ化反応を行なった。室温下、24時
間反応後、反応液を分液し有機層を液体クロマトグラフ
ィーにより分析すると、インデンの転化率は68%、イ
ンデンオキシドの不斉収率は93.0%eeであった。
【0051】
【化16】
【0052】実施例7 反応フラスコにインデン0.29g(2.5ミリモル)、
塩化メチレン5.8g、4−フェニルピリジン−N−オ
キシド0.11g(25モル%)、テトラ−n−ブチル
アンモニウムブロマイド0.04g、サレン−マンガン
錯体触媒1439.7mg(2.5モル%)を入れ、室温
下攪拌溶解した。
【0053】別フラスコで、水8.7gに炭酸ナトリウ
ム0.53gを溶解し、この溶液に2−ヨードソ安息香
酸0.72g(1.0当量)を加えて溶解した水溶液を、
上記混合液に加えてエポキシ化反応を行なった。室温
下、16時間反応後、反応液を分液し有機層を液体クロ
マトグラフィーにより分析すると、インデンの転化率は
82%、インデンオキシドの不斉収率は73.9%ee
であった。
【0054】
【化17】
【0055】実施例8 実施例1の反応終了後の分液水層をとり、これに次亜塩
素酸ナトリウム(活性塩素含量として5重量%)3.2
gを10〜20℃で徐々に添加し、1時間撹拌した。次
に、酢酸2mlを添加し固体を析出させた後、80℃で
1時間、更に30℃で1時間撹拌した。
【0056】生成した結晶を濾別した後、3回水洗後、
乾燥し、0.5gの2−ヨードソ安息香酸を得た。2−
ヨードソ安息香酸の純度は、ヨードメトリー法により9
8%であった。収率86%。又、反応フラスコにインデ
ン0.1g(0.81ミリモル)、塩化メチレン2.0
g、テトラ−ブチルアンモニウムブロマイド0.014
g、サレン−マンガン錯体触媒1222.0mg(2.5
モル%)を入れ、室温下攪拌溶解した。
【0057】更に、別フラスコで、2規定の水酸化ナト
リウム1mlに、上記回収2−ヨードソ安息香酸0.4
3g(2.0当量)を加えて溶解した水溶液を、上記混
合液に加えてエポキシ化反応を行なった。室温下、24
時間反応後、反応液を分液し有機層を液体クロマトグラ
フィーにより分析すると、インデンの転化率は95%、
インデンオキシドの不斉収率は95.8%eeであっ
た。
【0058】
【発明の効果】本発明の方法に従えば、酸化剤としてヨ
ードソ安息香酸化合物を使用することによりプロキラル
なオレフィン化合物から光学活性なエポキシ化合物を製
造することができる。又、使用したヨードソ安息香酸化
合物を容易に回収、再生し、再使用することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07M 7:00 (72)発明者 大国 洋子 千葉県船橋市坪井町722番地1日産化学工 業株式会社中央研究所内 (72)発明者 尾田 隆 千葉県船橋市坪井町722番地1日産化学工 業株式会社中央研究所内 (72)発明者 嶋田 雅夫 千葉県船橋市坪井町722番地1日産化学工 業株式会社中央研究所内 (72)発明者 橋場 功 千葉県船橋市坪井町722番地1日産化学工 業株式会社中央研究所内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】式(1) 【化1】 [式中、Z1及びZ2は、それぞれ独立して、水素原子、
    シアノ基、ニトロ基、アセチル基等の保護基で保護され
    ていてもよいアミノ基、ハロゲン原子、C1〜C4アルキ
    ル基、C1〜C4アルコキシ基、ハロC1〜C4アルキル
    基、カルボキシ基、ホルミル基、C2〜C5アルカノイル
    基、アロイル基、ハロC2〜C5アルカノイル基、カルバ
    モイル基、C1〜C4アルキルスルフィニル基、アリール
    スルフィニル基、C1〜C4アルキルスルホニル基、アリ
    ールスルホニル基、スルホンアミド基、モノ又はジC1
    〜C4アルキルスルホンアミド基を意味する。Z3は水素
    原子、C1〜C4アルキル基又はC1〜C4アルコキシ基を
    意味する。Z4はC1〜C4アルキル基、C1〜C4アルコ
    キシ基又はフェニル基(該フェニル基は、ハロゲン原
    子、C1〜C4アルキル基、C1〜C4アルコキシ基で置換
    されていてもよい。)を意味する。又は、Z3とZ4が一
    緒になって 【化2】 (Z5、Z6、Z7及びZ8は、それぞれ独立して、水素原
    子又はC1〜C4アルキル基を意味する。)を意味す
    る。]で表わされるプロキラルなオレフィン化合物を、 式(2) 【化3】 〔式中、R1、R2、R3及びR4は、それぞれ独立して水
    素原子、C1〜C4アルキル基、フェニル基(該フェニル
    基は、ハロゲン原子、C1〜C4アルキル基、C1〜C4
    ルコキシ基、シアノ基又はニトロ基で置換されていても
    よい。)を意味し、 又、いずれか2つが一緒になって
    4〜C8の環を形成してもよい。Y1、Y2及びY3は、
    それぞれ独立して水素原子、C1〜C4アルキル基、フェ
    ニル基(該フェニル基は、ハロゲン原子、C1〜C4アル
    キル基、C1〜C4アルコキシ基、シアノ基又はニトロ基
    で置換されていてもよい。)、ナフチル基(該ナフチル
    基は、ハロゲン原子、C1〜C4アルキル基、C1〜C4
    ルコキシ基、シアノ基又はニトロ基で置換されていても
    よい。)、アントラセン基(該アントラセン基は、ハロ
    ゲン原子、C1〜C4アルキル基、C1〜C4アルコキシ
    基、シアノ基又はニトロ基で置換されていてもよい。)
    を意味し、又、いずれか2つが一緒になってC4〜C8
    環を形成してもよく、ナフチル環等の縮合環を形成して
    もよい。X-は塩を形成しうる陰イオン対を意味す
    る。〕で表わされる光学活性マンガン錯体触媒を用い
    て、触媒的に不斉エポキシ化反応を行ない、 式(3) 【化4】 〔式中、Z1、Z2、Z3及びZ4は前記に同じ。*で示さ
    れた炭素原子の絶対配位はを意味する。〕で表わ
    される光学活性なエポキシ化合物を製造するに際して、
    酸化剤として式(4) 【化5】 〔式中、W1、W2、W3及びW4は、それぞれ独立して水
    素原子、シアノ基、ニトロ基、ハロゲン原子、C1〜C
    12アルキル基、C1〜C12アルコキシ基、カルボキシル
    基、ホルミル基を意味する。Mは水素原子、又は塩を形
    成しうる陽イオン対を意味する。〕で表されるヨードソ
    安息香酸化合物を使用することを特徴とする製造方法。
  2. 【請求項2】式(4)で表されるヨードソ安息香酸化合
    物が式(5) 【化6】 〔式中、Mは水素原子、又は塩を形成しうる陽イオン対
    を意味する。〕で表される2−ヨードソ安息香酸及びそ
    の塩である請求項1記載の製造方法。
  3. 【請求項3】式(1)で表されるプロキラルなオレフィ
    ン化合物がインデンである請求項1記載の製造方法。
  4. 【請求項4】式(2)で表される光学活性マンガン錯体
    化合物が、 式(6)及び(6’) 【化7】 で表わされる光学活性サレンマンガン錯体化合物である
    請求項1記載の製造方法。
  5. 【請求項5】式(2)で表される光学活性マンガン錯体
    化合物が、 式(7)及び(7’) 【化8】 で表わされる光学活性サレンマンガン錯体化合物である
    請求項1記載の製造方法。
  6. 【請求項6】式(1)で表されるプロキラルなオレフィ
    ン化合物を、式(2)で表される光学活性マンガン錯体
    触媒の存在下、式(4)で表されるヨードソ安息香酸化
    合物を使用して、不斉エポキシ化反応を行なった後、水
    層中の沃化安息香酸化合物を酸化しヨードソ安息香酸化
    合物として回収再生し、不斉エポキシ化反応に再使用す
    ることを特徴とする請求項1記載の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003064174A (ja) * 2001-08-24 2003-03-05 Nagoya Industrial Science Research Inst ラクトンの開環重合用触媒、ポリエステルの製造方法、及びブロック共重合体の製造方法。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2003064174A (ja) * 2001-08-24 2003-03-05 Nagoya Industrial Science Research Inst ラクトンの開環重合用触媒、ポリエステルの製造方法、及びブロック共重合体の製造方法。

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