JPH09512709A - 熱安定性キシラナーゼ - Google Patents

熱安定性キシラナーゼ

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JPH09512709A JP7528323A JP52832395A JPH09512709A JP H09512709 A JPH09512709 A JP H09512709A JP 7528323 A JP7528323 A JP 7528323A JP 52832395 A JP52832395 A JP 52832395A JP H09512709 A JPH09512709 A JP H09512709A
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、微生物Microtetraspora flexuosaから精製した新しいキシラナーゼに関するものである。各々生化学的に特有なキシラナーゼは、熱安定性であり、アルカリ性条件下で最適活性を有する。本発明はまた、Microtetraspora flexuosaから得られる全酵素系または1種類以上の上記精製熱安定性キシラナーゼのいずれかを利用する方法に関するものである。これらの酵素は、パルプの脱リグニンおよび漂白を向上させる優れた候補である。さらに、漂白前にパルプを上述した酵素で処理すると、漂白工程に必要とされる塩素含有化学晶および/または過酸化物含有化学品の量を減少させられる。

Description

【発明の詳細な説明】 熱定性キシラナーゼ 発明の属する技術分野 本発明は、広いアルカリ性範囲と高温に亘り活性である新しいMicrotetraspor a flexuosa 熱安定性キシラナーゼ酵素およびMicrotetraspora flexuosa菌株から 得られた熱安定性酵素を用いた方法に関するものである。アルカリ性熱安定性キ シラナーゼには、紙パルプ業界に特別な用途がある。発明の背景 木は、セルロース、ヘミセルロースおよびリグニン並びに他の少量の成分から なる複合物質である。リグニンは、セルロースおよびヘミセルロースに関連し、 おそらくセルロースとヘミセルロースの両方に共有結合している。 紙製造工程において、リグニンは、茶色がかった色を与え、強度を低減させ、 他の望ましくない特徴を完成製品に付与するので、一般的に紙パルプから除去さ れている。リグニンの除去は様々な方法で行なうことができる。 大部分のリグニンは、化学的パルプ化(例えば、クラフト工程)により紙パル プから最初に除去される。これに続く漂白工程において、化学パルプを機械的に 塩素および他の脱リグニン化学物質と反応させて、さらにリグニンを除去し、次 いで、漂白剤と反応させて、パルプからのリグニンを変性し、安定な光沢パルプ を提供する。しかしながら、塩素による処理は環境的な見地から望ましくない。 なぜならば、発生した排水は、多くの毒性化合物(例えば、塩素化フェノール) を含んでいるからである。塩素含有化学物質でパルプを漂白することにより生じ る環境に有害な影響が関心を集めているために、この業界で代わりの漂白方法を 探し始めた。 塩素化学物質の使用を抑えるかまたは使用せずに、菌類源または細菌源由来の 酵素を使用して脱リグニンおよび漂白を向上させる試みが文献に記載されている 。しかしながら、パルプに選択的に作用するが、パルプのセルロース内容物には 悪 影響を与えない酵素系はほとんど見付かっていない。 キシラナーゼは、広葉樹および針葉樹のヘミセルロースの主要成分であるキシ ランの加水分解を触発する酵素であり、植物の細胞壁のセルロース成分およびリ グニン成分に通常関連している。キシラナーゼは、パルプを予め漂白して、パル プからのリグニンの除去を促進させることによる木材パルプの脱リグニンを向上 させる有用な酵素であることが証明されている。この作用が提唱された機構は、 クラフトパルプ工程中に、調製液中にキシランが最初に可溶化されることである 。キシラナーゼをパルプの予備漂白に用いる場合、これらの再沈殿したキシラン 分画が部分的に加水分解するために、パルプの表面が、リグニンの除去にとって より透過性となる。したがって、キシラナーゼにより予備漂白した結果、酵素を 用いない漂白と比較して、漂白化学物質の使用量が減少する。文献に最初に記載 された酵素試料のほとんどは、50℃に達する最適温度において酸性pH範囲で活 性である。 産業用途に関して、特に、高温およびアルカリ性pHで工程が行なわれるパル プ漂白産業において、高温において、現在入手できるものよりも広いpH範囲、 特にpH7−10で活性であるキシラナーゼが得られれば、非常に好ましい。 Microtetraspora flexuosaから精製したキシラナーゼが、パルプの予備漂白に おいて優れた候補となっている。なぜならば、そのようなキシラナーゼは、高温 およびアルカリ性pHで活性であり、リグニンが関連するか結合したパルプのヘ ミセルロース/セルロースマトリックスに作用して、酵素処理後にリグニンが放 出されるおよび/または適切な抽出剤により放出可能となる。 最近、菌類および細菌微生物からいくつかの高温キシラナーゼが確認された。 例えば、高温キシラナーゼが、最適pHが6.0−7.0であり、温度範囲が70℃から 80℃までであるMicrotetraspora として再分類されたAcrimoaduraから単離され た(Holtz,C.等、Antonie van Leewenhoek 59:1-7,1991)。ヨーロッパ特許第04 73545号には、細菌株Thermomonospora fusca が、広いpH範囲、すなわち、約 5−10、より好ましくは、6.6−9.5の範囲に亘り、10℃−90℃、好ましくは、50 ℃−80℃の温度で活性である熱安定性キシラナーゼを産生することが開示されて いる。さらに、国際特許出願第92/18612号には、広いpH範囲(5.0−9.0) に亘り活性を有し、60℃から90℃までの温度範囲で熱安定性であるDictyoglomus 属由来のキシラナーゼ酵素が開示されている。 アルカリ性範囲において活性である熱安定性キシラナーゼが文献に記載されて いるけれども、現在入手できる従来の漂白剤およびキシラナーゼと比較して、脱 ニグリンおよびパルプの漂白に関連する用途においてより効率的な新しいキシラ ナーゼを確認する必要性がある。さらに、出願人の本発明の時点において、アル カリ性範囲で最適なキシラナーゼ活性を有するMicrotetraspora flexuosaからの キシラナーゼが多数存在することが知られていなかった。発明の概要 本発明により、高温およびアルカリ性条件に耐えられる、Microtetraspora fl exuosa 微生物からの5種類の新しいアルカリ性で熱安定性のキシラナーゼを単離 した。このことは、パルプの漂白用途において特に意味のあることである。Micr otetraspora flexuosa 微生物の全培養ブロス(broth)上澄が、これらのキシラ ナーゼ混合物をパルプの漂白用途における優れた候補にする耐熱性で耐アルカリ 性の特性を有することも分かった。これらの新しいキシラナーゼおよび全培養上 澄キシラナーゼには、動物飼料および燃料の業界のような他の分野においても用 途が見出だされるかもしれない。 本発明のある実施の形態により、ここではキシラナーゼ1からキシラナーゼ5 までと命名した、Microtetraspora flexuosaから単離した5種類の新しいキシラ ナーゼ酵素を、銀染色等電点電気泳動ゲルにより測定して、均一となるまで精製 した。キシラナーゼは、イオン交換クロマトグラフィーと疎水相互作用クロマト グラフィーとの組合せにより精製した。各々精製したキシラナーゼは、広いpH 範囲に亘り熱安定性であると特徴付けられる。特に、各々のキシラナーゼは、6 −9のpH範囲において、80%よりも高い活性を維持する。 キシラナーゼはさらに以下のように特徴付けられる:キシラナーゼ1は、約33 ,100ダルトンの見かけの分子量、約8.5のpI、約7.0−7.5の最適pHを有し、 約70℃で最適活性温度を有する。キシラナーゼ2は、約13,300ダルトンの見かけ の分子量、約7.5のpI、約7.0−7.5の最適pHを有し、約65℃で最適活性温 度を有する。キシラナーゼ3は、約31,000ダルトンの見かけの分子量、約6.2の pI、約7.5の最適pHを有し、約65℃で最適活性温度を有する。キシラナーゼ 4は、約50,000ダルトンの見かけの分子量、約5.8のpI、約7.5の最適pHを有 し、約65℃で最適活性温度を有する。キシラナーゼ5は、約35,000ダルトンの見 かけの分子量、約5.3のpI、約7.5の最適pHを有し、約70℃で最適活性温度を 有する。 上述したMicrotetraspora flexuosaキシラナーゼを高温およびアルカリ性条件 で様々なパルプに選択的に施し、それによって、脱リグニンを向上させ、リグニ ン含有量を減少させ、増白効果を向上させ、パルプのセルロース含有量を処理前 の状態に維持する。したがって、本発明の第2の実施の形態により、上述した新 しいキシラナーゼ酵素1種類以上を施して、消化後または酸素脱リグニン後の化 学パルプを処理して、処理したパルプの脱リグニンを向上させおよび/または増 白効果を向上させる。 さらに別の形態において、本発明は、処理したパルプの脱リグニンおよび漂白 効果を向上させるための、Microtetraspora flexuosa培養ブロス中で産生された 天然粗製全上澄の適用を指向している。この点に関して、Microtetraspora flex uosa の全上澄は、Microtetraspora flexuosaにより産生された全てのキシラナー ゼ、すなわち、キシラナーゼ1から5の混合物である。全キシラナーゼ上澄の特 徴は以下のとおりである:キシラナーゼ活性は、7から9までの広いpH最適条 件、約70℃から約80℃までの温度最適条件(90℃で活性の40%が維持されている )、80℃における90分の半減期を有している。図面の簡単な説明 第1図は、Microtetraspora flexuosaからの5種類の精製キシラナーゼの活性 pHグラフを示している。 第2図は、Microtetraspora flexuosaからの5種類の精製キシラナーゼの活性 温度グラフを示している。 第3図は、Microtetraspora flexuosaからの5種類の精製キシラナーゼの温度 安定性グラフを示している。発明の詳細な説明 上述したように、本発明は概して、Microtetraspora flexuosa菌株から精製さ れ単離された新しいキシラナーゼおよびこれら新しいキシラナーゼを使用する方 法に関するものである。適切なpH、温度、および使用量の条件で適用したとき に、Microtetraspora flexuosaからのこれら独特のキシラナーゼは、パルプの品 質に悪影響を与えることなく、パルプの脱リグニンおよび増白を向上させるのに 特に効果的である。これらの新しいキシラナーゼは、動物飼料、およびアルコー ル燃料の製造に関する農業廃棄物への添加剤として、優れた候補となっている。 本発明を詳細に説明する前に、以下の用語を最初に定義する。 ここに用いているように、「キシラナーゼ数」は、Microtetraspora ssp 培養 ブロスから単離した5種類の精製キシラナーゼのうちの1つを示すものである。 5種類のキシラナーゼの各々に割り当てられた数は各々のキシラナーゼの等電点 電気泳動(pI)値に対応し、最小数(1)は最大のアルカリ性pI値を示し、 最大数(5)は最小のアルカリ性pI値を示す。 「全上澄キシラナーゼ」は、細胞が遠心分離により事前に除去されたMicrotet raspora ssp の培養ブロスを示す。したがって、全キシラナーゼ上澄は、上述し たように、キシラナーゼ1から5までの混合物を含有する。 「漂白」は、化学パルプの処理を意味し、これをパルプの脱リグニンおよび増 白により実施してもよい。特に適したパルプは、一般的に約90%から約99%まで のリグニンがすでに除去されており、化学変性リグニンを含む残留リグニンを実 質的に除去するように処理される。 本発明によると、Microtetraspora flexuosaの培養中で産生された5種類の新 しいキシラナーゼを、見かけ上均一となるまで単離して、生化学的に特徴付ける 。本発明のキシラナーゼは、この業界で知られているいかなるMicrotetraspora ssp から由来していてもよい。好ましくは、キシラナーゼはMicrotetraspora fl exuosa から由来するものである。好ましい株は、メアリーランド州、ベセスダの アメリカンタイプカルチャーコレクションから容易に入手できるATCC35864 である。新しいキシラナーゼの単離には、精製するキシラナーゼに依存していず れ かの順序の、イオン交換クロマトグラフィー(IEC)および疎水相互作用クロ マトグラフィー(HIC)の組合せによる細胞外キシラナーゼの精製がある。5 種類のキシラナーゼをMicrotetraspora から単離して、各々のキシラナーゼの等 電点電気泳動点に対応して、1から5までの番号を付けた。キシラナーゼ1はア ルカリ性が最も強く、キシラナーゼ5はアルカリ性が最も弱い。 5種類の化学的に異なるキシラナーゼを単離して特徴付ける2種類の精製方法 を以下詳細に記載する。Microtetraspora flexuosa細胞を、遠心分離により除去 して、細胞ブロスを限外濾過を用いて濃縮する。第1の方法において、キシラナ ーゼ1(pI 8.5)、キシラナーゼ2(pI 7.5)、およびキシラナーゼ4( pI 5.8)を分離して精製する。細胞を含まない全培養ブロス試料を陰イオン 交換カラムに通して、洗浄し、増加塩(NaCl)傾斜により溶離する。分画を 採集した後、レマゾールブリリアントブルー染色ブリッヒウッドキシランアッセ イ(RBB−キシランアッセイ)を用いて、キシラナーゼ活性を測定する。キシ ラナーゼ1およびキシラナーゼ2がカラムの破過体で溶離する。排水破過体を集 積し、疎水相互作用カラム(フェニルセファロース)に再度充填する。このカラ ムを濃度の増加するエチレングリコールにより溶離することにより、キシラナー ゼ1およびキシラナーゼ2を互いに分離する。キシラナーゼ4は陰イオン交換カ ラムに結合し、他の結合キシラナーゼ(キシラナーゼ3および5)による塩傾斜 中に溶離する。キシラナーゼ4をHIC(以下詳細に記載する実施例4を参照の こと)により他のキシラナーゼから分離した。精製したキシラナーゼ1、2およ び4をさらに、等電点電気泳動および質量分析法(MS)またはドデシル硫酸ナ トリウムポリアクリルアミドケル電気泳動(SDS−PAGE)により分析した 。 第2の方法において、上述した細胞を含まない全培養ブロスに最初の工程とし てHICを行ない、キシラナーゼ3(pI 6.2)およびキシラナーゼ5(pI 5.3)を精製した。両方のキシラナーゼが、硫酸アンモニウムの同一の濃度で 共に溶離する。キシラナーゼ3およびキシラナーゼ5を互いに分離するために、 集積した溶離活性酵素材料にIECを行なった。キシラナーゼ3が、キシラナー ゼ5よりも低い濃度で陰イオン交換カラムから溶離する。両方の精製キシラナー ゼをさらに、等電点電気泳動およびMSまたはSDS−PAGEにより特徴付け た。 各々のキシラナーゼは、各々の特有な生化学的特徴、例えば、分子量、pI、 最適温度およびpH、疎水性特性、並びに温度安定性により、互いに区別されて いる。5種類のキシラナーゼ全ては、高温(70℃から90℃までの範囲)およびア ルカリ性条件(pH7.0からpH10.0までの範囲)に耐えることができる。5種 類の精製キシラナーゼは、80℃における35分から110分までの半減期を有してい る(第3図)。均一となるまで精製した5種類のキシラナーゼの各々の特徴付け を実施例5に記載する。 別の実施の形態において、本発明のキシラナーゼには、パルプの漂白および/ または脱リグニンを向上させる用途がある。この工程は、パルプを全上澄キシラ ナーゼ、または1種類以上の上述した精製キシラナーゼと接触させる工程を含み 、pH、温度、処理時間、酵素の使用量およびパルプの品質並びに種類のような 要因に依存する。 上述した工程を、酵素活性を高める温度とpHで行なうことが好ましい。温度 は約50℃から約90℃までの範囲であってよく、70−85℃が好ましい。工程の好ま しいpHは、約6−10、好ましくは約7から約9まで、最も好ましくは7より大 きく約9までの範囲に及ぶ。本発明の精製キシラナーゼは、広いアルカリ性pH 範囲に亘り活性であるだけでなく、約7から約9までの好ましいpH範囲で高い 活性を有することが特徴的である。 本発明の精製キシラナーゼを適用する好ましい処理期間は、例えば、望む結果 、処理するパルプの量と品質、酵素の濃度のような要因に依存して、約30分から 約4時間までである。 適切な酵素使用量は、乾燥パルプ1g当たり約0.10から200ユニットまで、よ り好ましくは、0.50から50ユニットまでである。酵素試料のキシラナーゼ活性を 以下のように決定する:1.8mlのキシラン溶液に(0.6%のシグマ番号X−0627 、0.05Mの酢酸ナトリウム緩衝液中で調製され、酢酸によりpH5.3に調節され た)、同一の緩衝液中の0.200mlの適した希釈酵素を加える。この溶液を正確 に30分間に亘り40℃で保温する。次いで、3mlのDNS試薬(3,5−ジニ トロサリチレート 10g/1;酒石酸Na,K 300g/l)を加えることによ り、反応を停止させ、この試料を5分間に亘り沸騰させることにより色を呈させ る。次いで、540 nmの波長で吸光度を測定する。ある酵素単位が、アッセイ条 件下で1分間当たりのキシロースで計算して、1マイクロモルの還元糖を遊離す る。活性は、アッセイ条件下の還元糖4マイクロモルを遊離させる酵素希釈物か ら計算する。 本発明を、高品質のパルプに適用しても、または加工した様々なパルプ、すな わち、様々な方法で事前に処理してリグニンの含有量が減少されており、本発明 による工程で処理して、化学方法によりリグニンの除去がさらに向上したパルプ の品質を向上させるのに用いてもよい。本発明を用いて硬木および軟木のクラフ トパルプを処理してパルプの増白およびリグニンの除去を向上させてもよい。本 発明は、化学パルプ、すなわち、硫酸塩(クラフト)工程におけるような様々な 化学処理によりリグニン成分が化学的に変性されたパルプに特に適用され、好ま しくはクラフトパルプに適用される。好ましい方法において、本発明の酵素は、 クラフト消化または酸素脱リグニンの後であるが、漂白の前にパルプに適用され るものである。クラフト消化および酸素脱リグニンの両方の工程を同一のパルプ に行なった場合、酵素は、クラフト消化の後であり、酸素脱リグニンの前または 後に適用する。本発明はまた、オゾン漂白したパルプにも適用できる。 得られたパルプを処理して、適切な抽出剤を用いて放出可能なリグニン成分を 除去する。別の実施の形態において、本発明の酵素で処理したパルプを続いて、 塩素、二酸化塩素および過酸化物のようなリグニン分解化学物質で処理して、さ らに適切な抽出剤により抽出してもよい。さらに別の実施の形態において、酵素 処理したパルプを適切な抽出剤で処理して、続いて、リグニン分解を行ない、最 後に適切な抽出剤で処理してもよい。このような抽出剤は、影響を受けたリグニ ン成分を実質的に可溶性にし、適切な抽出剤の例としては、限定されるものでは ないが、アルカリ金属水酸化物(E)のような塩基、DMF、ジオキサン、アセ トン、およびアルコールが挙げられる。水酸化物により抽出剤を過酸化水素(E p)または酸素(Eo)と組み合わせてもよい。次いで、得られたパルプをさら に、二酸化塩素(DED)または過酸化物(P−P)のような化学漂白順序によ り所望の白色度まで漂白して、それによって、同一の順序によるが酵素処理を用 いないで同様の白色度まで漂白したパルプと比較した場合に化学物質の実質的な 節約を観察してもよい。塩素含有化学物質または過酸化物の減少をそのような方 法により行なう。さらに、上述した酵素により本発明を行なうことにより、同量 の漂白化学物質をパルプに適用して、処理したパルプの白色度を高めてもよい。 別の実施の形態において、本発明は、上述した精製酵素またはMicrotetraspor a ssp からの全キシラナーゼ上澄の様々な産業環境への適用を考慮するものであ る。具体的には、Microtetraspora ssp 内で産生され、上述した精製キシラナー ゼおよび全キシラナーゼ上澄を用いて、(1)アルコール燃料および他の重要な工 業用化学物質の製造のために農業廃棄物を酵素的に分解するか、または(2)動物 飼料または飼料成分を酵素的に変性するか、もしくはヘミセルロース分画のin v ivoの分解のために動物飼料に加えてもよい。 本発明とその利点をさらに説明するために、以下の特定の実施例を示すが、そ れらの実施例は説明のためのものであり、限定を目的とするものではない。 実施例1 D−E−D漂白の前の酸素脱リグニンを行なった 軟木クラフトの酵素処理 酸素脱リグニンを行なった軟木クラフトパルプ、カッパ番号16.4を、以下の条 件下でMicrotetraspora flexuosa由来の全上澄キシラナーゼにより処理した: 酵素使用量 5 DNS U/g パルプd.s. pH 7.5、8、9または10 温度 70℃、80℃または90℃ 反応時間 2時間 パルプの精度 10% 酵素溶液をパルプ混合物に加える前に、パルプのpHを硫酸により所望の値に 調節し、パルプ混合物を電子レンジ内で予熱して、必要な反応温度に到達させた 。pHの調節とパルプ混合物の予熱後、酵素をパルプ混合物中に完全に混ぜ合わ せ、所望の温度の水浴中に2時間保持した。 酵素処理後、パルプ混合物をブフナー漏斗中で濾過して、パルプを水で洗浄し た。 対照パルプを、酵素を加えずに、上述したような各々のpHと温度との組合せ で処理した。 化学漂白 酵素処理または対照処理後、パルプ試料を漂白順序D−E−Dを用いて化学的 に漂白した。両方のD(二酸化塩素)段階において、100%の二酸化塩素を用い た。 化学漂白における反応条件は以下のとおりである: 化学漂白後、パルプ試料をSO2水により室温で3.5のpH値まで酸性にした。 漂白したパルプをSCAN−C11:75により白色度(ISO)について分析し た。脱リグニンを、苛性ソーダ抽出段階後にカッパ数の変化として測定した。小 さいカッパ数が、パルプ中に少量のリグニンしか存在しないことを示すので、望 ましい。 カッパ数は、この実施例における特定の条件下での水分を含まないパルプ1g により消費された0.1Nの過マンガン酸カリウム溶液の容量(ミリリットル)で ある。結果を、加えた過マンガン酸塩の50%消費まで修正する。以下の標準方法 を用いた:TAPPI試験方法、(Tappi,Atlanta,GA)Vol.1,1988「Kappa numb er of pulp-T236 cm85」)。結果を表2に示す。 上記表2に示した結果は、対照パルプの74.4%の白色度レベルで、化学漂白前 にpH7.5および70℃の温度の酵素処理により、最終のパルプの白色度が4.9%ユ ニット増加したことを示している。 さらに、80℃の温度とアルカリ性pH7.5において、Microtetraspora flexuos a 由来の全上澄キシラナーゼで処理した酸素脱リグニン軟木パルプはまだ、対照 パルプと比較して、最終のパルプの白色度が著しく増加している。極端な温度( 90℃)およびアルカリ性条件(pH7.5)でさえも、全上澄キシラナーゼは活性 を維持しており、対照パルプと比較して、処理したパルプは0.4%のISOユニ ットが増加しているのが分かる。 高アルカリ性条件において、すなわち、pH9.0、70℃において、対照パルプ と比較して、著しくパルプの白色度が増した。さらに、極端なアルカリ性条件、 すなわち、pH10、70℃において、全上澄キシラナーゼはまだ活性であり、対照 パルプと比較して、0.9%ISOユニットの増加が見られた。 カッパ数から分かるように、抽出段階の脱リグニンは、アルカリ性pH条件お よび高温でさえも酵素処理により著しく向上できる。 実施例2 過酸化物漂白前の酸素脱リグニンを行なった 軟木クラフトの酵素処理 酸素脱リグニンを行なった軟木クラフトパルプ、カッパ番号15.7を、以下の条 件下でMicrotetraspora flexuosa由来の全上澄キシラナーゼにより処理した: 酵素使用量 10 DNS U/g パルプd.s. pH 7 温度 50℃、60℃、70℃または80℃ 反応時間 2時間 パルプの精度 10% 酵素溶液をパルプ混合物に加える前に、パルプのpHを硫酸により所望の値に 調節し、パルプ混合物を電子レンジ内で予熱して、必要な反応温度に到達させた 。pHの調節とパルプ混合物の予熱後、酵素をパルプ混合物中に完全に混ぜ合わ せ、所望の温度の水浴中に2時間保持した。 酵素処理後、パルプ混合物をブフナー漏斗中で濾過して、パルプを水で洗浄し た。対照パルプを、酵素を加えずに、上述したような各々のpHと温度との組合 せで処理した。 化学漂白 酵素処理または対照処理後、パルプ試料をEDTAで処理して、キレート化し 、パルプの過酸化物漂白に有害な金属イオンを除去した。 キレート化段階における反応条件は以下のとおりである: EDTA 0.2%のパルプd.s. 温度 85℃ pH 4 パルプの精度 3% キレート化段階後、順序P−Pを用いて、パルプを化学的に漂白した。化学的 漂白に用いた反応条件を以下の表に示す。 化学漂白後、パルプ試料をSO2水により室温で3.5のpH値まで酸性にした。 漂白したパルプを、SCAN−C11:75により白色度(ISO)について分析 した。脱リグニンを、P2段階の後にカッパ数の変化として測定した。結果を表 4に示す。 この表は、過酸化物漂白後の最終のパルプの白色度が、過酸化物処理する前の 対照パルプと比較して、70℃でpH7でのMicrotetraspora flexuosaからの全上 澄キシラナーゼでパルプを処理することにより、著しく増加することを示してい る。80℃の高温で、全上澄キシラナーゼは活性を維持しており、参照パルプと比 較して、処理したパルプでは0.4%ISOユニットだけ増加したのが分かった。 カッパ数によると、脱リグニンは酵素処理により著しく向上した。 実施例3 D−E−D漂白の前の酸素脱リグニンを行なった 硬木クラフトの酵素処理 酸素脱リグニンを行なった硬木クラフトパルプ、カッパ番号10.9を、以下の条 件下でMicrotetraspora flexuosa由来の精製キシラナーゼ1またはキシラナーゼ 2により処理した: 酵素使用量 3 DNS U/g パルプd.s. pH 5、7または8 温度 70℃または90℃ 反応時間 2時間 パルプの精度 10% 酵素溶液をパルプ混合物に加える前に、パルプのpHを硫酸により所望の値に 調節し、パルプ混合物を電子レンジ内で予熱して、必要な反応温度に到達させた 。pHの調節とパルプ混合物の予熱後、酵素をパルプ混合物中に完全に混ぜ合わ せ、所望の温度の水浴中に2時間保持した。 酵素処理後、パルプ混合物をブフナー漏斗中で濾過して、パルプを水で洗浄し た。対照パルプを、酵素を加えずに、上述したような各々のpHと温度との組合 せで処理した。 化学漂白 酵素処理または対照処理後、漂白順序D−E−Dを用いて、パルプ試料を化学 的に漂白した。両方のD(二酸化塩素)の段階で、100%の二酸化塩素を用いた 。 化学漂白に用いた反応条件は以下のとおりである: 化学漂白後、パルプ試料をSO2水により室温で3.5のpH値まで酸性にした。 漂白したパルプをSCAN−C11:75により白色度(ISO)について分析し た。脱リグニンをE段階の後にカッパ数の変化として測定した。結果を表6に示 す。 表6の結果は、化学漂白の前に、パルプをpH7の70℃の温度でMicrotetrasp ora flexuosa からの精製キシラナーゼ1またはキシラナーゼ2で処理することに より、D−E−D漂白後の最終のパルプの白色度が著しく増加することを示して いる。90℃の高温とアルカリ性pH(pH8.0)でさえも、キシラナーゼ2は活 性を維持し、対照パルプと比較して、0.3%ISOの増加を示した。 pH7の70℃での反応条件下では、E段階の脱リグニンは酵素処理により明白 に向上している。pH8の90℃での極端な条件下でさえも、E段階後にカッパ数 を酵素処理により減少できる。 実施例4 Microtetraspora flexuosaにより産生された 5種類のキシラナーゼの精製キシラナーゼアッセイ レマゾールブリリアントブルー染色樺木キシラン(RBB−キシラン)基体( オーストラリアのメガザイムがこの基体の商業的供給社である)を用いて、キシ ラナーゼの存在を測定した。200ulの試料を250ulの基体溶液(50mMのクエ ン酸ナトリウム中2%[w/v]RBB−キシラン、pH6.5)と混合し、10分 間に亘り37℃で保温した。未消化キシランが、1mlの95%エタノールの添加に より沈殿し、遠心分離により除去される。溶液中に残留する放出染料が、分光光 度法(OD590)により対照としてエタノールに対して定量され、キシラナーゼ 活性に対して比例している。活性は、標準曲線を用いて定量してもよく、XAU /mlと報告されている(ミリリットル当たりのキシラナーゼ活性ユニット)。 多数のキシラナーゼの存在を検出し、それらの等電点(pI)を測定するゲル オーバーレイ方法を、RBB−キシラン基体を用いて開発した。等電点電気泳動 (IEF)ゲル(pH傾斜3−9)を溶融アガロースと基体懸濁液(50mMのク エン酸ナトリウムpH6.5中の4%の[w/v]アガロース、7mg/ml R BB−キシラン、0.5%[v/v]グリセロール)に重ねて、37℃で保温した。 約1時間後、キシラナーゼ活性が透明ゾーンで明白になる。ゲルを完全に乾燥さ せて、貯蔵してもよい。キシラナーゼのpIを、銀染色pI標準物を含有する同 様に行なったIEFゲルの比較により測定する。試料 Microtetraspora flexuosaATCC35864発酵ブロス(約14XAU/ml)を 限外濾過(アミコンスターセル、350ml、PM−10膜)を用いて5倍に濃縮し た。全ての試料をフィルタ殺菌した。タンパク質の濃度はBCA法(Pierce)に より12.5mg/mlであった。ケルオーバーレイ分析により、5種類のキシラナ ーゼの存在を測定した:pI8.5、7.5、6.2、5.8および5.3。これら5種類のキ シラナーゼを本明細書において、それぞれ、キシラナーゼ1−5と称する。精製方法 イオン交換クロマトグラフィー(IEC)および疎水相互作用クロマトグラフ ィー(それぞれ、IECおよびHIC)の組合せを用いて、以下のように5種類 のキシラナーゼ全てを精製した:キシラナーゼ1および2の精製 第1の工程として、IECを用いて、キシラナーゼ1および2を精製した。濃 縮試料を10mMのトリス−HCl、pH9.0(緩衝液A)に対して完全に透析し た。ファーマシアFPLCシステムを用いて、1ml/分で緩衝液Aにより平衡 にした72mlのQ−セファロースHP(ファーマシア)を充填した標準クロマト グラフィーカラム(ファーマシアC16/40)に50mlを適用した。このカラムを 50mlの緩衝液Aで洗浄し、次いで、緩衝液Aから緩衝液A中の0.25MのNaC lまで、400mlの線形に増加する塩傾斜により溶離した。カラムから残りの結 合タンパク質を緩衝液A中の2MのNaClにより洗い流した。10mlの分画を 集積し、前述したように分析した。 キシラナーゼ1および2を最初の流れによりカラムから共に溶離し、一方、タ ンパク質の大部分の残りはカラムに結合していた。(キシラナーゼ1および2は 未結合カラム分画を示す)。 疎水相互作用クロマトグラフィー(HIC)を第2の工程として用いて、キシ ナラーゼ1および2を精製して単離した。活性分画を採集し、2Mの硫酸アンモ ニウムを添加することにより、0.2Mの最終硫酸アンモニウム濃度にした。50m Mのクエン酸ナトリウム、pH6.5を加えて、10mMの最終濃度にし、物質(約1 00ml)を、0.5ml/分で、0.2Mの硫酸アンモニウム−10mMのクエン酸ナト リウム、pH6.5(緩衝液B)で平衡にした36mlのフェニルセファロースCL −4B(ファーマシア)を充填した標準クロマトグラフィーカラム(ファーマシ アC16/20)に適用した。カラムを60mlの緩衝液Bで洗浄して、10mMのクエ ン酸ナトリウムpH6.5(緩衝液C)まで70mlで塩濃度を徐々に減らし、緩衝 液C中の10%(v/v)のエチレングリコール(EG)で50mlで徐々に減らし 、200mlの線形傾斜10−32%のEGを適用し、32%のEGの80mlで洗浄し、1 50mlの傾斜32−38%のEGを適用し、最後に50%のEGまで70mlで徐々に増 やして、カラムを完全に洗浄した。10mlの分画を採集し、上述したように分析 した。これらの条件下で、均一なキシラナーゼ2が32%のEG洗浄により 溶離し、一方均一なキシラナーゼ1が32−38%のEG傾斜の最後に溶離する。キシラナーゼ4の精製 キシラナーゼ1および2を精製するための上述した第1の工程(IEC)を用 いて、キシラナーゼ4および5を緩衝液A中の約0.16MのNaClで共に溶離す る。活性分画を採集し、上述したように、0.4Mの硫酸ナトリウム−10mMのク エン酸ナトリウムpH6.5(緩衝液D)にした。物質約100mlを1ml/分で、 緩衝液Dにより平衡にした上述したHICカラムに適用した。このカラムを50m lの緩衝液で洗浄し、130mlの線形傾斜緩衝液Dから緩衝液Cにより溶離し、 その直後に200mlの線形傾斜緩衝液Cから50%のEGまで溶離した。10mlの 分画を採集し、上述したように分析した。キシラナーゼ4は約20%のEGで溶離 する。キシラナーゼ3および5の精製 キシラナーゼ3および5の場合、HICを第1の工程として用いた。2Mの硫 酸アンモニウムおよび50mMのクエン酸ナトリウムpH6.5(上記)を加えるこ とにより、濃縮試料を緩衝液C中の0.5Mの硫酸アンモニウムとした。物質を濾 過してわずかな沈殿物を除去して、50mlの容積を1ml/分で、緩衝液C(緩 衝液E)中の0.5Mの硫酸アンモニウムにより平衡にした上記HICカラムに適 用した。次に、カラムを87.5mlの緩衝液Eで洗浄し、147mlの線形傾斜緩衝 液Eから緩衝液Cまでにより溶離した。10mlの分画を採集して、上述したよう に分析した。キシラナーゼ3および5を約0.05の硫酸アンモニウムで共に溶離し た。 IECを用いてキシラナーゼ3および5を単離して精製した。活性HIC分画 を集積し(70ml)、10mMのトリス−HCl pH8.0(緩衝液F)に対して 完全に透析し、上述した方法により約20mlに濃縮した。物質を、緩衝液Fによ り平衡にした上述したIECカラムに1ml/分で適用した。カラムを150ml の緩衝液Fで洗浄し、150mlの線形傾斜緩衝液Fから緩衝液F中の0.25MのN aClまでにより溶離した。10mlの分画を採集し、上述したように分析した。 キシラナーゼ3は約0.05MのNaClで溶離したが、キシラナーゼ5は約0.15M のNaClで溶離した。 実施例5 Microtetraspora flexuosaにより産生された 5種類のキシラナーゼの特徴付け 精製後、各々のキシラナーゼに等電点電気泳動および以下の方法による分子量 測定を行なった。キシラナーゼの生化学的特徴付けの結果を表7に列記する。 製造社の指示によりファストシステム(ファーマシアバイオテック)を用いて 、等電点電気泳動技術を実施した。pI測定に用いたマーカーは、ブロードpI キットpH3.5−9.3(ファーマシアバイオテック)であった。指示にしたがって 、ファストシステム展開銀染色により、タンパク質を視覚化した。 分子量は、2種類の方法:ドデシル硫酸ナトリウムポリアクリルアミドゲル電 気泳動(SDS−PAGE)および質量分析法(MS)により測定した。SDS −PAGEおよびそれに続く銀染色による視覚化は、上述したようにファストシ ステムを用いて行なった。使用した分子量マーカーはシグマケミカル社(ミズー リ州、セントルイス)からのものであった。質量分析法は、チャールズエバンス アンドアソシエーツ(301 Chespeake Drive,Redwood City,CA 94063)により 行なった。 最適pHは、緩衝液が測定したpH範囲、すなわち、pH4.5−12.0に依存し て変化することを除いて、前述したRBBアッセイを用いることにより行なう( 第1図参照)。アッセイの選択したpHにとって適切な緩衝液を調製することは 当業者に知られている。 熱安定性は、活性の半分が維持される所定の温度での時間を示す。活性は、約 18−37℃で測定する。試料を所定の温度で保温し、RBBアッセイを用いて活性 を測定する。半減期は、活性の半分が失われる時間を分で表したものである(第 3図参照)。 最適温度は、活性が最高となった温度である。第2図は、RBBアッセイを用 いて測定したキシラナーゼ1−5の温度分布を示す。第1図および第2図の両方 において、最大活性%は、100%の値とされた最高活性測定に関し、他の全ての 数は、その標準化に関して測定されたものである。 本明細書に記載された全ての公報および特許出願をここに引用する。 本発明を完全に記載したので、多くの変更を請求の範囲および精神から逸脱せ ずに行なえることが当業者は明白である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 キューヴァス,ウイリアム エイ アメリカ合衆国 カリフォルニア州 94080 サウス サン フランシスコ キ ンボール ウェイ 180 ジェネンコア インターナショナル インコーポレーテッ ド (72)発明者 コリオネン,マーヤ フィンランド国 エフアイエヌ−02700 カウニアニネン ファルコナオハンティク 6 エイ 8

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.分子量が約33,100ダルトンであり、pIが約8.5であり、最適pHが約7.0か ら約7.5までであり、最適活性温度が約70℃であると生化学的に特徴付けられたM icrotetraspora 属から単離されたキシラナーゼ。 2.分子量が約13,300ダルトンであり、pIが約7.5であり、最適pHが約7.0か ら約7.5までであり、最適活性温度が約65℃であると生化学的に特徴付けられたM icrotetraspora 属から単離されたキシラナーゼ。 3.分子量が約31,000ダルトンであり、pIが約6.2であり、最適pHが約7.5で あり、最適活性温度が約65℃であると生化学的に特徴付けられたMicrotetraspor a 属から単離されたキシラナーゼ。 4.分子量が約50,000ダルトンであり、pIが約5.8であり、最適pHが約7.5で あり、最適活性温度が約65℃であると生化学的に特徴付けられたMicrotetraspor a 属から単離されたキシラナーゼ。 5.分子量が約35,000ダルトンであり、pIが約5.3であり、最適pHが約7.5で あり、最適活性温度が約70℃であると生化学的に特徴付けられたMicrotetraspor a 属から単離されたキシラナーゼ。 6.パルプの脱リグニンおよび/または漂白を向上させる方法であって、脱リグ ニンおよび/または漂白が向上するような温度、pHおよび酵素濃度で、パルプ をMicrotetraspora spp.菌株中で産生された1種類以上の精製キシラナーゼと接 触させる工程からなることを特徴とする方法。 7.前記精製キシラナーゼが、分子量が約33,100ダルトンであり、pIが約8.5 であり、最適pHが約7.0から約7.5までであり、最適活性温度が約70℃であると 生化学的に特徴付けられた請求の範囲第6項記載の方法。 8.前記精製キシラナーゼが、分子量が約13,300ダルトンであり、pI約7.5で あり、最適pHが約7.0から約7.5までであり、最適活性温度が約65℃であると生 化学的に特徴付けられた請求の範囲第6項記載の方法。 9.前記精製キシラナーゼが、分子量が約31,000ダルトンであり、pIが約6.2 であり、最適pHが約7.5であり、最適活性温度が約65℃であると生化学的に 特徴付けられた請求の範囲第6項記載の方法。 10.前記精製キシラナーゼが、分子量が約50,000ダルトンであり、pIが約5.8 であり、最適pHが約7.5であり、最適活性温度が約65℃であると生化学的に特 徴付けられた請求の範囲第6項記載の方法。 11.前記精製キシラナーゼが、分子量が約35,000ダルトンであり、pIが約5.3 であり、最適pHが約7.5であり、最適活性温度が約70℃であると生化学的に特 徴付けられた請求の範囲第6項記載の方法。 12.パルプの脱リグニンおよび/または漂白を向上させる方法であって、脱リグ ニンおよび/または漂白が向上するような温度、pHおよび酵素濃度で、パルプ をMicrotetraspora flexuosa中で産生された全キシラナーゼ上澄と接触させる工 程からなり、前記キシラナーゼ上澄が7−9の最適pH、および約70℃−80℃の 最適温度を有することを特徴とする方法。
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