JPH0280687A - リグノセルロース材料の酵素脱リグニン方法 - Google Patents

リグノセルロース材料の酵素脱リグニン方法

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JPH0280687A
JPH0280687A JP1146565A JP14656589A JPH0280687A JP H0280687 A JPH0280687 A JP H0280687A JP 1146565 A JP1146565 A JP 1146565A JP 14656589 A JP14656589 A JP 14656589A JP H0280687 A JPH0280687 A JP H0280687A
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lignin
pulp
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JP1146565A
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William L Olsen
ウィリアム エル.オルセン
John P Slocomb
ジョン ピー.スロコウム
Hugh P Gallagher
ヒュー ピー.ガラジャー
A Kathleen Burris
エー.キャスリーン バリス
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International Paper Co
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    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21CPRODUCTION OF CELLULOSE BY REMOVING NON-CELLULOSE SUBSTANCES FROM CELLULOSE-CONTAINING MATERIALS; REGENERATION OF PULPING LIQUORS; APPARATUS THEREFOR
    • D21C5/00Other processes for obtaining cellulose, e.g. cooking cotton linters ; Processes characterised by the choice of cellulose-containing starting materials
    • D21C5/005Treatment of cellulose-containing material with microorganisms or enzymes

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
[発明の技術的分野] 本発明はリグノセルロース材料の酵素脱リグニンの1段
階法、または多段階法に関する。さらに詳しくは、本発
明はパルプおよび製紙産業に用いるためのリグノセルロ
ース材料の酵素脱リグニンの改良方法に関する。 化学的パルプ化では、リグニンを分解する強い化学的酸
素化剤でリグノセルロース材料を処理する。化学的パル
プ化はリグニン・マトリックスの大部分を除去し、セル
ロース繊維を遊離させて、パルプの形成を生ずる、クラ
フト(硫酸塩)亜硫酸塩法、ソーダ法および改良亜硫酸
塩法によって最も一般的に実施される0例えば、クラフ
ト(硫酸塩)法は残留リグニンを5〜8重量%含むにす
ぎないパルプを製造し、最初のリグニン含量を約1/3
〜115に減する。上記パルプ化方法は、殆んど排他的
に残留リグニンのために、暗色のパルプを生ずる。 好ましい鮮明な紙製品を製造するには、パルプを増白す
るかまたは漂白しなければならないや最も一般的に用い
られる漂白方法は、塩素または、例えば塩酸カルシウム
、塩酸ナトリウムおよび二酸化塩素のような、塩素含有
化合物を用いる。これらの方法はリグニンを除去するこ
とによりてまず第一にパルプを漂白する。通常は塩素化
とアルカリ抽出である、最初の工程は効果的な漂白をも
たらすが、重大な欠点をも有する。第1に、これらの処
理の苛酷な性質がセルロース繊維の有意な分解と繊維長
さの短縮とを生ずる。従ってセルロース繊維の分解を最
小にするような漂白方法が望ましい。 他の重要な欠点は、高度に腐食、性の流出液が多数の塩
素化リグニン分解生成物を含み、その中の幾つかが有害
であり、突然変異誘発性または発癌性の恐れがあること
である。この流出液は重大な廃棄物処理問題を有してい
る。さらに他の欠点は高度に腐食性の塩化物がプラント
の装置に作用し、流出液の再循環を妨げることである。 最後に、この流出液の腐食性はプラントの従業員を危険
にさらすことになる。これらの理由から、漂白に必要な
塩素を減する代替漂白方法が産業界から非常に求められ
ている。 前記漂白方法の種々な欠点を克服するために、無公害性
の酵素漂白方法の開発が求められている。幾つかの種類
の微生物はセルロースまたはへミセルロースに作用する
ことなく、リグニンを変性または分解する酵素を分泌す
る。最も高範囲に研究されている種類のリグニン分解微
生物は白腐れ菌(white rot fungi )
である。、:ノ種ノ最も知られている菌はファネロケー
テ・クリソスポリウム(Phanerochaete 
chrysosporium )である。 しかし、これらの菌をパルプの漂白に直接用いることは
不利である。菌による脱リグニンは非常に緩慢であり、
感知できる程度に増白するには少なくとも数日間を要す
る。他の欠点は、菌がセルロースおよびヘミセルロース
を分解する酵素をも分泌することであり、これは最も好
ましくない副作用である。結局、この方法は菌が生育で
きる限定された条件下でのみ実施することができる。こ
れらの障害の幾つかを克服するために、菌培養物に基づ
く酵素製剤(preparaHons)の使用が研究さ
れている。 白腐れ菌は多くの酵素の協同作用によってリグニンを二
酸化炭素と水に完全に分解すると考えられる。この複雑
なプロセスの基礎をなす機構をここで説明する。 最近、白腐れ菌(ファネロケーテ・クリソスポリウム)
のリグニン分解系の幾つかの酵素が単離され、部分的に
特徴づけられている。リグニン・ペルオキシダーゼ(L
iP酵素)と名づけらねた酵素族のl族は脱リグニンに
最も直接的に感応する酵素であると一般に考えられる。 LiP酵素は活性のために過酸化水素を必要とする。こ
れらの酵素の脱リグニン活性はベラトリル・アルコール
(2,3−ジメトキシベンジル・アルコール)をベラト
リルアルデヒド(2,3−ジメトキシベンジルアルデヒ
ド)に酸化するそれらの能力に換算して一般に測定され
る。従って、ベラトリル・アルコールは、リグニン・モ
デル化合物として従来技術において用いられており、そ
の酸化はリグニンを分解する酵素の存在を診断する(「
リグニナーゼ(lignlnase) Jとしても好ま
れている)。 脱リグニン・プロセスに関係することが最近示唆された
他のファネロケーテ・クリソスポリウム酵素は、以下で
rMnP、1と呼ばれる、Mn(II )依存性ペルオ
キシダーゼ(rNADH−酸化ベルオキシダーゼ」とし
ても知られる)である。MnP酵素は、LiP酵素と同
様に、過酸化水素を必要とするが、Mn(II)をも必
要とする。MnPはベラトリル・アルコールを酸化しな
い。しかし、MnPは2.2′ −アジノービス(3−
エチル−6−ベンゾチアゾリンスルホネート)(ABT
S)(ジェイ、ケイ、グレン(J、に。 Glenn)とエム、エッチ2 ゴールド(M、H,G
old)「リグニン分解性担子菌、ファネロケーテ・ク
リソスポリウムからの細胞外Mn(It)依存性ペルオ
キシダーゼの精製(Purification Of 
AnExtracellular Mn(II )−D
ependent PeroxidaseFrom T
he Lignin−Degrading Basld
omycete。 Phanerochaete chrysospori
u+s ) J 、アルチ、バイオケム、バイオフィズ
、(^rch、 BIochem。 Biophys、) 242(2)329−41頁(1
985年)〕およびフェノールレッドを含めた幾つかの
染料を酸化する。フェノールレッドの酸化はMnP活性
の一般に用いられている測定法である〔エム、クワハラ
(M、にuwahara)等、「ファネロケーテ・クリ
ソスポリウムのリグニン分解性培養物からの2 fl類
の細胞外H2O2依存性オキシダーゼの分離と特性化(
5eparation  and  Characte
rization  of  Tw。 Extracellular H2O2−Depend
ent 0xidases Froa+Li5nino
lytic Cu1tures of Phanero
chaetechrososporiua+ ) J 
、フェツス・レット(FEBSLett、s) 、16
2(2)、247−50頁、(1984年))。リグニ
ン分解系におけるMnPの「実際の」役割は不明である
。MnPはLiP酵素が必要とする過酸化水素を発生さ
せることによってリグニン分解プロセスに関係すると仮
定されている。この仮説は、MnPによるNADH酸化
の副生成物として過酸化水素が発生するという発見によ
って、一部は考えつかれた〔ワイ、アサダ(Y、^5a
da )等、「リグニン分解性端子菌、ファネロケーテ
・クリソスポリウムによって産生される細胞外NADH
酸化性ペルオキシダーゼ(An Extracellu
lar MADH−Oxldlzing Peroxi
dase Produced By A Lignin
−Degrading  Ba5idfoo+ycet
e  、Phanerochaetechrysosp
orium ) J 、ジエイ、フエルメント、チクノ
ール、  (J、Ferment、Tachnol、)
 、65(4)、483−87頁(1987年))。 ファール(Farrell)等の米国特許第4.687
741号は(1) ファネロケーテ・クリソスポリウム
変異菌株SC28から精製したリグニン分解酵素、(2
) ファネロケーテ・クリソスポリウム変異菌株SC2
8、および(3)これらの精製酵素を用いた木材パルプ
中のリグニンの分解および変性方法に関する。ファール
の米国特許第4,887,745号はファネロケーテ・
クリソスポリウム菌株SC26から生じた酵素を用いて
機械パルプの強度特性および白色度安定性の強化方法に
関する。ファールの米国特許第4,690,895号は
ファネロケーテ・クリソスポリウム菌株SC28から生
ずる酵素を用いたクラフト・パルプの漂白方法に関する
。これに対し、本発明はファールの特許に述べられた方
法とは実質的に異なる、リグノセルロース材料の酵素脱
リグニンの新規な方法に関する。 [発明の概要] 本発明は、菌類に由来する酵素製剤にょろりグツセルロ
ース材料の効果的な脱リグニンの実用的な方法に関する
。 本発明の目的は、高粘度を有し、改良された白色度とす
ぐれた強度特性とを示す紙を製造できる漂白リグノセル
ロース・パルプを形成し、各工程と洗浄工程からの流出
液が他の工程からのパルプの洗浄に用いるために再循環
できる方法を提供することである。 本発明の他の目的は、1つ以上の酵素脱リグニン工程な
らびに1つ以上の従来の漂白工程を含む多段階漂白方法
を提供することである。 1態様では、リグノセルロース材料を過酸化水素の低定
常状体濃度の存在下での適当な反応条件において、リグ
ニン分解酵素製剤で処理する。好ましい態様では、次の
試薬の少なくとも1種類も存在する:Mn(11);α
−ヒドロキシ酸;非イオン洗剤または両性イオン洗剤:
および/またはリグニン分解酵素の基質として用いられ
る置換芳香族アルコール。 好ましい態様では、酵素による処理後に、リグノセルロ
ース・パルプに対してアルカリ抽出工程、水による洗浄
および希酸抽出工程を実施する。洗浄工程と抽出工程と
を伴う酵素脱リグニンの1工程が本発明による1段階酵
素脱リグニン・プロセスを構成する。他の好ましい態様
では、リグノセルロース材料に対して各段階が上記工程
から成る多段階脱リグニン・プロセスを実施する。 [発明の詳細な説明] 本発明の方法に用いる好ましいリグノセルロース材料は
周知の亜硫酸塩法、硫酸塩もしくはクラフト法、ソーダ
法および変性亜硫酸塩法によフて製造されたような木材
パルプである。本発明の方法は軟木パルプと硬水パルプ
の両方の有意性のある脱リグニンをもたらす。本発明は
特に、酵素脱リグニンが増白を容易にもたらすほど未処
理パルプのカッパ数(kappa number)がす
でに低いような硬水クラフト・パルプの漂白に有用であ
る。広範囲なりラフト処理によって生ずる軟木パルプ(
漂白前カッパ数8を有する)の有意な増白も観察されて
いる。しかし、標準的クラフト方法によって生ずる軟木
パルプは非常に高いリグニン含量と、少なくとも20の
漂白前カッパ数とを有する。このようにカッパ数の高い
パルプによって1段階または2段階酵素脱リグニン方法
で達成される脱すグニン度は、有意な増白を生ずるほど
まだ充分ではない。しかし、3段階以上の酵素脱リグニ
ン段階から成る本発明による方法は、測定可能な増白を
生ずるほど充分な、南洋産(southern)軟木ク
ラフト・パルプの脱リグニンを達成した。 本発明の方法によって達成されるリグノセルロース材料
の不完全脱リグニンは、このパルプを完全に脱リグニン
し、漂白するために必要な漂白剤量を減する有益な効果
を有する。従って、漂白プラントの廃棄流出液流に含ま
れる塩素化有機物レベルは減少すると考えられる。 機械パルプ、熱機誠パルプおよび化学熱機域パルプの酵
素脱リグニンも考えられる。 さらに、本発明の脱リグニン方法はパルプ形成に有益な
効果を有するので、不完全パルプ化リグノセルロース材
料の脱リグニンと増白が製紙への直接使用に通したパル
プを生ずると考えられる。 本発明の方法によって脱リグニンされるリグノセルロー
ス材料は、酵素脱リグニンの前に、水で洗浄するかまた
は他の処理を施すことができる。 化学パルプも、酵素脱リグニンの前に希エチレンジアミ
ン四酢酸(EDTA)(5〜100 mM)または他の
希キレート剤によって洗浄してから、水によって充分に
洗浄することができる。リグノセルロース材料を、酵素
脱リグニンの前に、例えば10〜200a+M酢酸のよ
うな希酸によって洗浄することも有利である。これらの
洗浄工程中のパルプ粘稠度は通常0.I N10.0零
の範囲である。 白腐れ菌、褐色腐れ菌(brown rot fung
i)または乾腐病菌(dry rot fungi)に
由来するリグニン分解酵素製剤が本発明のために有用で
ある。これらの天然生成菌の変異菌株に由来する酵素も
、特に変異菌株が目的のリグニン分解酵素の産出量を増
加させるために選択された菌株である場合に、有用であ
る。白腐れ菌に由来する酵素の使用が好ましい。ファネ
ロケーテ・クリソスポリウムに由来する酵素の使用が特
に好ましい。この菌の頬内なる菌株も用いることができ
るが、好ましい菌株の例にはSC26(ノザン リージ
ョナル リサーチラボラトリ−(Northern R
egional Re5earchLaborator
y)  (N RRL) #15978 ) 、 ME
−446(アメリカン タイプ カルチャー コレクシ
ョ:/ (American Type (:ultu
re Co11ection) (A TT C) #
34541 )およびVKM−F−1767(ATT 
C# 24725 ’)がある。 好ましいリグニン分解酵素は通常、菌類から細胞外培養
培地に分泌される。この培地を回収し、好ましい程度の
濃度と酵素精製とに達するように処理する。培養条件と
回収時間は、回収される総リグニン分解活性量ならびに
種々のリグニン分解酵素の各々の相対割合に影響を与え
る。 回収した培養培地は、例えばセルラーゼまたはプロテア
ーゼのような好ましくない酵素を比較的含んでいないか
ぎり、脱リグニン・プロセスに直接用いることができる
。しかし、脱リグニン反応に用いる前に培養培地を濃縮
することが好ましい。 例えば凍結乾燥、高級塩、ポリエチレングリコール、ア
セトンおよびアルコールによる沈降のような酵素活性を
保護する濃縮方法を用いることができる。これらの濃縮
方法のいずれかを用いる場合に、酵素を適当な1!衝液
(例えば酢酸ナトリウム、酒石酸ナトリウム、ジメチル
・コハク酸ナトリウムまたはコハク酸ナトリウム、p)
13−5において)中に再構成して、脱リグニン反応に
用いるための非分画(unfractionated)
酵素濃縮物を得ることができる。この代りに、凍結乾燥
物または沈殿物を脱リグニン反応に直接加えることもで
きる。 好ましい濃縮方法は細胞外培養培地の加圧透析による方
法である。典型的な細胞外酵素濃縮液は0.5〜20.
007m Itのベラトリル・アルコール酸化(VAO
)活性を含む。本出願のためVAO活性1単位は下記の
ような標準検定条件下で25℃において1分間にベラト
リル・アルコール1μmolを酸化しつる酵素量と定義
される。 VAO活性は310na+における検定溶液の吸光度の
変化から定量される。調製した3種類の試薬を用いた:
(^) H2SO4でp)13.0に調節した、0.2
5M酒石酸ナトリウム; (B) lo、oiMベラト
リル・アルコール〔アルドリッヒ ケミカル社 (Al
drichChemical Go、) ウィスコンシ
ン州 ミルウォーキ、 、s D13,3011−o 
)および(c) 98mMA酸化水素〔フィシャー・サ
イエンティフィック(FisherScientifi
c) 、 ニューシャーシー州、7 エフ ロー:/ 
#H325−5)  (毎日新しく調製)、VAO活性
検定を実施するには、(a)試薬A  400μ2を石
英キュベツトに加え;(b)試薬8 200μ℃を加え
:(c)酵素サンプル/二度蒸留した水(二重蒸留水)
390μmを加え;(d)キュベツトの中味を混合し;
(e)試薬C1Gμ文を加え;(f)キュベツトの中味
を直ちに混合し;そして(g)310nfflにおける
吸光度を25℃において3o秒間測定する。試験サンプ
ル1ミリリツトルあたりのVAO活性車位(97m 1
1 )はベラトリル・アルコールの吸光係数として93
00M −’ cm−’の値を用いて次のように算出す
る=(ΔA/分)  (9300) −’(1000)
 (試験サンプル量(muり)−’、本出願のために、
LiP酵素1単位はVAO活性1単位に等しい。 ΔAsIa/分は0.1〜0,5ΔA3+o/分の範囲
内で、LIP濃度に比例して線型である。この範囲外の
割合を生ずる酵素サンプルは活性の算出に用いない、こ
の代りに、キュベツトあたりの試験サンプル量を、測定
割合が前記線型範囲に入るように減少または増加させる
。 ある状況下では、回収した培養培地の不完全精製した亜
分画(subfractlons)を用いることが望ま
しい0例えば、キュベツトラーゼを含まないリグニナー
ゼ含有並分画の使用が望ましい。この代りに、LiP酵
素をMnP酵素から分離して、これらの酵素活性を別々
に用いることも望ましい、殆んど均質になるまで精製し
たリグニン分解酵素およびこれら精製酵素の混合物を用
いることができる。 本発明の予想されえない新規で重要な特徴は、ファネロ
ケーテ・クリソスポリウムの精製MnPが本発明の方法
を用いた木材パルプの脱リグニンに効果的であることで
ある。先行技術に基づくと、rMnPノなる用語は、前
記酵素が現実に従来より公知であるか否かに拘らず、リ
グニンを変性または分解しうるマンガン依存性ペルオキ
シダーゼに適用される。 しLP活性またはMnP活性のいずれかを有する組換え
(recomblnant)  リグニン分解酵素も本
発明の方法に有用である。 酵素脱リグニン反応は、内容物の混合、酵素化および温
度調節の設備を備えるに通したサイズの容器内で実施さ
れる。さらに非気体反応成分の導入と反応生成物の取出
しとの好都合な機構も備えなければならない0反応酸分
の添加順序は重要ではないが、酵素を最後に加えること
が好ましい。 基本的反応混合物は、全てが適当なpHに維持された溶
液に含まれた、被脱リグニン・リグノセルロース材料、
活性なリグニン分解酵素製剤および低定常状態濃度の過
酸化水素から成る0反応混合物が次の成分の1つ以上を
含むことも好ましい:(a)非イオン洗剤または両性イ
オン洗剤、(b)Mn (II) 、(c)  α−ヒ
ドロキシ酸および/または(d)  リグニン分解酵素
の基質として用いられつる置換芳香族アルコール。これ
らの成分の全てが存在することが最も、好ましい。 被漂白リグノセルロース材料が木材パルプである場合に
は、それは反応混合物中に0.1〜10!。 好ましくは0.5〜4.0零の粘稠度(パルプ乾量g/
パルプ湿量g)で存在すべきである。 少なくとも1種類のLiPを含み、MnP活性を有さな
い酵素製剤を用いる場合には、反応混合物中にVAO活
性が0.05〜10.Ou/m fL 、好ましくは0
.4〜2.0117m 1の濃度で存在すべきである。 少なくとも1種類のMnPを含み、LiP活性を有さな
い酵素製剤を用いる場合には、フェノール・レッド酸化
(PRO)活性が反応混合物中に0.04〜20.OU
/m fL、好ましくは0.25〜10.OU/m J
2の濃度で存在すべきである。 PRO活性1単位は、標準検定条件下、25℃において
1吸光度単位/分の検定溶液の吸光度(530rvにお
ける)を変化させるような酵素量として定義される。P
RO活性検定には3種類の試薬を用いる。試薬Aはフェ
ノール・レッドのナトリウム塩
【シグマ ケミカル社(
SigIQa (:hemicalGo、)ミズーリ州
、セントルイス、# P −5530)0.11g/i
、オボアルブミン1.1 g/J2および85%乳酸2
.5mj2/βを20+aMコハク酸ナトリウム(pH
4,5)中に含む、試薬Bは20a+Mコハク酸ナトリ
ウム(p)!4.5 )中のlOaM硫酸マンガンであ
る。 試薬Cは9.8 mM過酸化水素(フィッシャー・ケミ
カル社)(゛毎日新たに調製)である、PRO活性検定
を実施するために、試薬A  900μmをキュベツト
に加え;酵素サンプル/二重蒸留水100μ旦を加え;
試薬810μmを加え;キュベツトの中味を直ちに混合
する;このキュベツトにおいて分光測光計は530nm
でブランクである:次に試薬C1,0μmを加え;キュ
ベツトの内容物を直ちに混合し;そして530na+の
吸光度を25℃において30秒間記録する。試験サンプ
ル1ミリリツトルあたりのPRO活性単位(07ml1
)は次式を用いて算出する: (ΔA/分)(検定に用
いた試験サンプル量(mjZ))−蓋。本出願のために
、MnP1単位はPRO活性の1単位に等しい。 ΔAII!。7分は0.05〜0.20ΔAaso/分
の範囲内でMnP濃度に比例して線型である。この範囲
外の割合を生ずる酵素サンプルは活性の算出に用いない
、この代りに、測定割合が前記線型範囲内に入るように
、キュベツトあたりの試験サンプル量を減少または増加
させる。 1種類以上のLiP酵素と1種類以上のMnP酵素を含
む酵素製剤を用いる場合には、酵素製剤は反応混合物中
に上記濃度で存在すべきである。 本発明の重要な特徴は、脱リグニン反応を通して反応混
合物中に0.001〜0.5 mM、好ましくは0.0
05〜0.1 IIIMの低定常状態濃度の水素を維持
することである。過酸化水素濃度は例えばグルコースに
対するグルコース・オキシダーゼの作用によるその場で
の酵素発生によって、好ましいレベルに便利に維持する
ことができる。従って、反応混合物へのグルコース・オ
キシダーゼ0.1〜1O9OIJ/rnflとグルコー
ス0.1〜20.0mMとの添加、典型的にはグルコー
ス・オキシダーゼ1.OU/mJ2と0.1〜10.0
111Mグルコースの添加を利用することができる。ま
たは、連続計量添加によって過酸化水素を供給すること
ができる。計量添加は、大規模な脱リグニン反応におい
て過酸化水素濃度を維持する好ましい方法である。過酸
化水素濃度は定期的な添加によっても大体維持すること
ができる。 pH値は脱リグニン反応を通して2〜8に、好ましくは
約3〜5の範囲内に維持するべきである。 p)Iは、ケモスタッティング(chemostati
ng)によって・・・・・・適当量の酸または塩基の計
量添加または定期的添加によって維持することができる
。ケモスタッティングは大規模反応におけるp)l維持
の好ましい方法である。または、反応混合物に緩衝液を
用いることによってp)Iを維持することができる。 好ましいpHで有効である好都合な緩衝液を用いること
ができる。好ましいpH範囲における適当な緩衝液の例
は、酢酸塩、ジメチル・コハク酸塩、酒石酸塩およびト
ランス−アコニット酸である。緩衝液は通常、反応混合
物に約5〜50mMの濃度で、好ましくは15〜25m
Mの濃度において加えられる。 反応混合物への非イオン洗剤または両性イオン洗剤の添
加が好ましい。最も一般的には、非イオン洗剤が用いら
れる。適当な非イオン洗剤の例には、オクチル・グルコ
シド、ポリオキシエチレン・グリコールおよびトライト
ン(Trlton) ik列とトウイーン(Tween
 )系列の洗剤からの化合物がある。トウィーン80が
特に好ましい、洗剤は0.001〜0.1kVハ、好ま
しくは0.01〜O,Q5*V/V(73濃度で加えら
れる。 用いられるリグニン分解酵素製剤がMnPを含んでいる
場合には、反応混合物中にMn(II)が必要である。 用いられるリグニン分解酵素製剤が少なくとも1種類の
LiPを含み、MnPを含まない場合には、Mn(TI
)の添加は必須ではない。Mn(TI)は例えば硫酸マ
ンガンまたは酢酸マンガンのような塩、通常は硫酸マン
ガンとして、0.05〜l 、 OmM、好ましくは0
.10〜0.50aMの濃度で好都合に加えることがで
ざる。 Mn(II)を反応混合物に加える場合には、少なくと
も1種類のα−ヒドロキシ酸を同様に加えることが好ま
しい。適当なα−ヒドロキシ酸にはリンゴ酸塩、酒石酸
塩、クエン酸塩、乳酸塩、フェニル−乳酸塩、グリコー
ル酸塩、2−ヒドロキシブチレートおよびそれらの塩が
ある。乳酸塩の使用が好ましい、α−ヒドロキシ酸は反
応混合物中に0.5〜20.0mM、好ましくは1.0
〜10.0mMの濃度で存在しなければならない。 用いられるリグニン分解酵素製剤が少なくとも1種類の
LiP酵素を含む場合には、リグニン分解酵素の基質と
して用いられつる置換芳香族アルコール0.05〜0.
60mMを反応混合物に加えることが好ましい、ベラト
リル・アルコールを加えることが最も好ましい。 酵素脱リグニンには酸素が必要である。酵素を加える前
に、反応混合物を酸素で飽和することが好ましい、典型
的には、全ての反応成分を加えた後に、反応容器を短時
間酸素でフラッシュし、次に密封して酸素を多く含む雰
囲気を形成する。 反応混合物を15〜50℃において0.25〜18時間
インキュベートし、好ましくは30〜50℃において2
〜8時間インキュベートすべきである。最も好ましくは
脱リグニンを45℃において実施する。 脱リグニン反応中に反応混合物成分の混合を行うことが
好ましい。 「1段階ノ酵素脱リグニン方法は、リグノセルロース材
料を上述のようなリグニン分解酵素製剤で処理する工程
のみから成る。しかし、1段階方法が酵素脱リグニン工
程の後にリグノセルロース材料を抽出し、洗浄する他の
工程をも含むことが好ましい。 本発明の好ましい態様では、リグノセルロース材料に対
して酵素脱リグニン工程後にアルカリ抽出工程を実施す
る。このアルカリ抽出工程は反応混合物へのアルカリ性
溶液の添加、次のリグノセルロース材料の0.1〜10
9i粘稠度における25〜100℃での2時間までの任
意のインキュベーションをも含む、インキュベートは0
.3〜1.0%の粘稠度において25℃で約0.1時間
実施することが好ましい。インキュベーション後に、通
常、混合物を濾過してアルカリ性溶液からリグノセルロ
ース材料を分離する。この抽出工程における塩基の最終
濃度は0.1−1.ONであることが好ましい。 反応混合物中の酵素の再使用が好ましい場合には、アル
カリ抽出の前にリグノセルロース材料から例えば真空濾
過、沈殿および沈降によって酵素を分離しなければなら
ない。この分離は通常、濾過によって実施する。酵素を
除去した後に、アルカリ性溶液をリグノセルロース材料
に加える。 本発明の好ましい態様では、アルカリ抽出工程後にリグ
ノセルロース材料を0.1〜1096の粘稠度において
水中に分散させ、次に濾過することによって、水で洗浄
する。この洗浄を1〜3回くり返すことが好ましい。 本発明の最も好ましい態様では、リグノセルロース材料
に対してアリカリ抽出工程後に酸抽出を実施する、また
はリグノセルロース材料に対してアルカリ抽出工程後に
水洗工程を実施する場合には、この水洗工程後に酸抽出
工程を実施する。酸抽出工程は、Mn(II)の存在下
で酵素脱リグニンを実施したクラフト・パルプの白色を
度を特に明白に改良することが発見されている。リグノ
セルロース材料を回収し、希酸中に懸濁させ、10〜1
00℃において0.1−10分間、好ましくは25℃に
おいて約0.1分間インキュベートする。 希酸溶液は0.05〜0.50a+Mの酸を含むのが好
ましい。適当な酸には、酢酸、コハク酸、乳酸、亜流酸
、および他の弱無機酸がある。酢酸が好ましい、酸抽出
工程はリグノセルロース材料の乾量18につき希酸溶液
約0.15〜2.52で実施する。 本発明の好ましい態様では、リグノセルロース材料に対
して各段階が上述のようなアルカリ抽出工程を含み、さ
らに上述のような水洗工程を含む多段階酵素脱リグニン
方法を実施する。最終段階はさらに酸抽出工程を含むの
が好ましい。 多段階方法は1段階方法に比べて、同量のリグノセルロ
ース材料に対して同じ総単位のリグニン分解製剤を加え
た場合に、リグノセルロース材料をより大規模に脱リグ
ニンする。2段階または3段階方法の各段階は、同じ脱
すグニン度に達するために、先行段階に比べて少ない単
位のリグノセルロース活性を要することは明らかである
。しかし、完全に漂白された製品を製造するために、酵
素脱リグニン方法に従来の漂白段階を組合せる場合には
、1段階、2段階または3段階酵素脱リグニン方法が5
段階方法よりも好ましい。 本発明は、1つ以上の酵素脱リグニン段階が1つの要素
にすぎないような多段階漂白方法をも意図する。1つ以
上の酵素脱リグニン段階に1つ以上の従来の漂白段階を
連続的に組合せることが考えられる。効果的な補助漂白
工程の例は二酸化塩素、塩素、次亜塩素酸塩、酸素、オ
ゾン、過酸化水素、他の弱酸化剤および電気還元性漂白
を用いた段階である。この態様では付加的な塩素に基づ
く漂白段階を用いるとしても、漂白プラント流出液中の
塩素化有機物の総量は1つ以上の酵素脱リグニン段階を
含めることによって有意に減少する。 本発明がさらに完全に理解されるために、本発明の方法
の次の例を述べる。これらの例は説明のためのみであり
、本発明がここでの詳述によって限定されるとはみなす
べきではない。 夫五■ユ 非分画(unfractionated)リグニン分解
酵素濃縮物の調製 リグニン分解酵素濃縮物を2 ffl類の菌株、ファネ
ロケーテ・クリソスポリウム SC26(NRRL15
978 )とV K M −F −1767(A T 
T C24725)から調製した。 培養菌株V K M −F −1767は次のように調
製した胞子接種物から発生した:(1)微量元素(Tr
aceEle+++ent)溶液の11500希釈液、
バイオチン(Biotin)溶液の1/100希釈液を
用い、クロロホルムを用いず、さらに2零W/Vモルト
エキスを3零W/Vおよび酵母エキスを補充して調製し
た胞子誘導培地[エッチ、ジエイ、ボーゲル(LJ。 Bogel ) 、  r菌類へのりシン経路の分布:
進化との関係(Distribution of Ly
sine PathwaysAmong  Fungi
  :  Evolutionary  Implic
ations  )Jアム、ナト(Am、Nat、 )
 XCV II+ (903) 、453〜46頁(1
964)に述べられている[培地NJ]を含むプレート
の寒天上に24℃において14〜28日間、培養物を増
殖させる;(2)(プレートの大きく膨らんだ外観から
明らかであるように)胞子が充分に発達した後に、各1
00 X 15mm+プレートの寒天表面を無菌本釣3
〜10rnuで洗浄して、胞子を遊離させる:および(
3)胞子を含む洗浄水を無菌グラスウール充填無菌ロー
トに通して、汚染菌糸を除去する。次に、生成した胞子
懸!!A液の650 nmにおける吸光度を測定した、
650nI11における吸光度1は5 X 10’胞子
/ m Itに大体等しい。これらの胞子製剤は使用す
るまで4℃において貯蔵した。 V K M −F −1767培養物を発生させるため
に、増殖培地Aに適当な胞子懸濁液を少なくとも0.5
×105胞子/ m Il、通常は2.5XIO’胞子
/m1、の最終濃度に達するまで接種した。増殖培地A
はティ、ケイ、キーク(T、に、に1rk)等の「ファ
ネロケーテ・クリソスポリウムによるリグニン代謝に対
する培養パラメーターの影響 (Influence of Cu1ture Par
ameters On LigninMetaboli
sm By Phanerochaete chrys
osporiuIll)」アーク、ミクロパイオル、 
(Arch、Microbio+、) 117巻、27
7〜85頁(1978)に述べられている培地に、7倍
の高濃度の「無機物」を加え、下記の試薬を指示した濃
度で補充したものである:1mM酒石酸アンモニウム;
0.1%v/vトウイーン80;1.8μM硫酸マンガ
ン; 20mM酢酸ナトリウム(p)14.5 )  
; 6mMベンジル・アルコール:および2%W/Vグ
ルコース(炭素源として)。 菌株SC26は、増殖培地A Ion flへの寒天プ
レートからの菌糸の直接転移によって調製した出発培養
物から発生した。この代りに、無菌のワーリング・ブレ
ンダ−(lfarlng blender)内で既存の
菌培養物を混和することによっても出発培養物を調製し
た。これらの出発培養物を使用前に少なくとも3日間、
37℃においてインキュベートした。 SC26培養物を発生させるために、増殖培地Aに出発
培養物1容量%、通常はlO容量%を接種した。 全ての菌株は2に無菌容器(エルシンマイヤー・フラス
コまたはローラー・ボトルのいずれか)内において0.
1〜1.01量で決まりきった方法で培養した。接種後
に、培養物を酸素でパージし、50rpmの回転振どう
器(エルシンマイヤー・フラスコの場合)または40r
pmのローラーボトル・インキュベーターにおいて、3
7℃でインキュベートした。接種直後に混合を開始した
。 接種後4日目から、培養物の細胞外培地をVAO活性に
関して監視した。少なくとも約0.0511/rnQの
VAO活性が検出された時に、培養培地を回収し、増殖
培地已に取り替えた。増殖培地Bは増殖培地Aの低炭素
変形であり、3.6mM酒石酸アンモニウムとo 、 
2xW/Vグルコースとを含む点で、増殖培地Aとは異
なる。個々の培養物り月5日間以内に好ましいレベルの
酵素活性に達しなかった場合には、酵素活性を高めるた
めに前記培地を増殖培地Aに替えた。 細胞外培養培地が望ましいレベルのVAO活性に達した
場合には、培養物をグラス・ウール含有ロートに注入す
ることによって、菌糸を除去した0次にこの活性培地か
ら、PMIO透析膜を備えたアミコンモデル(3m1c
on Model) 8400限外濾過キユベツトを用
いる加圧透析によって、リグニン分解酵素濃縮物を調製
した。限外濾過は窒素20psI下で実施した。培地量
がその最初の量の約5〜lO%に減少した時に、濃縮物
を取出した。この濃縮物は使用するまで一70℃に貯蔵
した。この濃縮リグニン分解酵素製剤は典型的に0.1
−1.OIJ/mlLのVAO活性を有した。 及五■ユ PRO活性を有するがVAO活性は実質的に有さないS
C26酵素濃縮物分画による北洋産(Northern
硬木クラフト・八木クラフトグニンと増白 ファネロケーテ・クリソスポリウム菌株SC26の非分
画酵素濃縮物を、陰イオン交換クロマトグラフィーによ
って分画化した。この分画をVAO活性とABTS酸化
(ABTSO)活性(ABTSはLiP酵素に対して非
常に耐性であるペルオキシダーゼ基質である)に関して
検定した0分画の280nmと 407nmにおける吸
光度も測定した。酵素活性に基づいて分画を選択し、3
種類のプールを形成するように組合せた。プールIを形
成するように組合せた分画はABTSO活性を含むが検
出可能なVAO活性は含まなかった。プール■を形成す
るように組合せた分画はVAO活性を含むが、ABTS
O活性は実質的に含まなかった。プールIIを形成する
ように組合せた分画は両タイプの活性を示した。次に3
種類のプールをそれらのVAOlPROおよびABTS
O活性に関して、および280nmと407r+a+に
おける吸光度に関して検定した。最後に、これらのプー
ルの硬水クラフトパルプを脱リグニンし、増白する能力
を検定した。測定可能なVAO活性を全く含まず、従っ
て活性なLiP酵素を含まないと考えられるプールIが
パルプ増白に関して非常に効果であるという意外な結果
が得られた。全ての工程は他に指示しないかぎり、室温
において実施した。 SC26酵素濃縮物の  化 非分画酵素濃縮物をファネロケーテ・クリソスポリウム
菌株SC26から、実施例1で述べたように調製した、
旦しこの場合にはグルコースの代りに0.2零W/Vグ
リセロールを用いるように増殖培地Bを変更した。全体
で1.3j2の培養物上清(3培養物からプールしたも
の)を実施例1に述べたような加圧透析によって濃縮し
た。 二重蒸留水で予め平衡させた、アンバーライト(^mb
erllte) XAD−2樹脂〔マリンクロッツ社(
Mallinckrodt Inc、 )ケンタラキー
州ハリス、#3409)充填1.5X 6 ctaカラ
ムに通して、SC26酵素濃縮物を処理した0次に、こ
のX^ト2カラムを二重蒸留水で洗浄し、この溶出液を
流過液(f lowthrough)  と共にプール
した0組合せたXAD−2プールは65m1量を有した
。これをさらに次のように特性化した:A26゜=2.
5;A4゜、−0,5、VAO活性= 0.81tl/
m i;およびABTSO活性= 9.OU/m j2
゜ 全XへD−2プールを二重蒸留水で予め平衡させた6 
X lOcmD E A E−セファセル(5epha
cel) (ファーマシア ファイン ケミカルス(P
hara+aciaFine Chemicals) 
 スウェーデン、アブセラ〕カラムに装入した。装入し
た後に、カラムを二重蒸留水100mIlで洗浄した。 次にカラムを約100〜200m1/時の流量において
5mM酒石酸ナトリウム中o、t〜0.5M塩化ナトリ
ウム(p)14.8 )直線勾配770m Itで溶出
した0分画(300滴/分画)を勾配の開始時から回収
した。 L1五九皇二】I 他の全ての分画をVAOとABTSO活性、ならびに2
800日における吸光度に関して検定した。 ABTSO活性1単位は、標準検定条件下25℃におい
て、4150層での検定溶液の吸光度(1吸光度単位/
分)を変化させるような酵素量として定義した。ABT
SO検定には3f!類の試薬を用いた。 試薬AはAB
TS (ベーリンゲル マンハイム、西ドイツ、#10
2946) 0.045 g/u、60%乳酸ナトリウ
ム10mfL/A、ウシ血清アルブミンまたはゼラチン
3.4g/、?、を50+wMコハク酸ナトリウム(I
IH4,5)から成る。試薬Bは50mMコハク酸ナト
リウム(pH4,5)中の10mM硫酸マグネシウムで
あった。試薬Cは50mMコハク酸ナトリウム(914
4,5)中に0.0171%過酸化水素を含んだ(毎日
新たに調製)。ABTSO検定を実施するには;試薬A
  900μmを石英キュベツトに加え:試験サンプル
100μλを加え;試薬BIQμaを加え;キュベツト
の中味をケーブル・タイを用いて直ちに混合した二分光
測定計はこのキュベツトでは415nmにおいてブラン
クであった;試薬CIOμmを加えた;キュベツトの中
味をケーブル・タイによって直ちに混合し;  415
nmにおける吸光度を25℃において30秒間測定した
。試験サンプル1ミリリツトルあたりのABTSO活性
単位(117mlりを次式を用いて算出した: (ΔA
/分)(検定した試験サンプル量(mA))−’ ABTSO活性の広巾の複合ピークは大体分画18〜6
0に及ぶものであった。大体分画35〜50.70〜8
0および80〜92に及ぶ、3つの分離したVAO活性
ピークが存在した。カラム分画を選択し、組合せて3種
類の溶出液プールを形成し、使用するまで一70℃にお
いて保存した。これらのプールをVAO,ABTSOお
よびPRO活性に関シテナらびに 280nmと 40
7nmにおける吸光度に関して検定した。プールを形成
するように組合せたカラム分画ならびにこれらのプール
の特性を第1表に記載する。 第」−人 プール    ■ 分  画     18−34 へBTSO活性 3.7 (117m It ) 1’RO活性  2.9 (U/mρ) VAO活性’ o、oo±o、o。 (07ml1) A 2150    0.43 A 407    0.04 II            l11 36−48  72−77&82−892.4    
     0.05 0.2 0.03 0.16 ±0.02 0.42  ±0.10 o、is 0.05 0.20 0.11 VAO活性値は独立した2回の測定の平均値である;標
準偏差を示す。プールlはいずれの測定においてもVA
O活性を示さなかった。 パルプの調製 北洋産硬水クラフト・パルプ湿量30gを二重蒸留水Z
fL中に懸濁させ、ワーリング・ブレンダー(高速)で
15秒間旋回した。パルプを真空濾過によって回収し、
5mMEDTA1jZ中に再懸濁させ、再び真空濾過に
よって回収した0次に、パルプを0.17N酢酸11中
に再懸濁させ、真空濾過によって回収した。最後に、パ
ルプを二重蒸留水21中に再懸濁させ、真空濾過によっ
て回収し、使用するまで4℃に保存した。この湿った「
洗浄パルプ」は24%の粘稠度(パルプ乾量0.24g
/洗浄パルプ湿量g)を有した。 酵素 応: 験A 次の反応成分を含むマスター・ミックスを調製した二二
重蒸留水175m It ;  0.2M酢酸ナトリウ
IA (PH5,0) 20m IL; l0XV/V
トウイーン800.5mu;2.0M乳酸塩1.Om 
fl ;  0.3Mグルコース1.0mu;011M
硫酸マンガン0.2 mfl ; 0.I Mベラトリ
ル・アルコール0.8m℃およびNADH(2mg/m
JZ)0.5mu。酸素をこのマスター・ミックスに通
して3分間バブルさせた。次に反応ミックスを10個の
50m fl−コニカル・ボトム・ポリプロピレン遠心
管に一様に分配しく管あたり〜20ml1)、洗浄パル
プ湿量0.5g (乾!jkO,12g)を各管に加え
た。次に酵素濃縮物分画を次のように加えた: 島   酵素プール  l工旦至工 6         I            20
7         II             
29         III           
  210         Ill        
     5最後に、グルコース・オキシダーゼ〔シグ
マ・ケミカル社(Sigma Chemical CO
,) 、#G 65001.OU/μIL)を容管に加
えた0次に容管を短詩間、酸素でフラッシュし、栓をし
て、60rpmの回転シェーカー上に水平において、3
7℃において18時間インキュベートした。 インキュベートした後に、 0.5N水酸化ナトリウム
を容管に、約50mλの最終量に達するように加えた。 容管の中味をホワットマン(Whatman )3Mフ
ィルター付きの各焼結ガラス・フィルター・ロートに加
えた0次に空になった反応管をそれぞれ0.5N水酸化
ナトリウム約30mJZで洗浄し、これらの洗液を適当
なフィルター・ロートに加えた。各フィルター・ロート
内のパルプを真空濾過によって回収した。二重蒸留本釣
250m J2を各フィルター・ロートに攪拌しながら
加え、パルプを回収した。次に、0.17N酢酸約25
0m j2を各フィルター・ロートに攪拌しながら加え
、パルプを再び回収した。パルプを3時間風乾させ、テ
クニダイン・コーポレーシュン モデルS4ブライテイ
メーター(Technidyne (:orporat
ion Model S4Brightimeter)
を用いて白色度(G、E、9g)を測定した。これらの
反応の結果は第2表に要約する。 第2表 PRO活性  白色度 (隻乙二↓)(U/gバルカ“ (零G、E、)0.0
    0.0  39.2 0.14   24.2  44.0 0.26      48.3    47.80.4
8      96.6    50.50.97  
241.7  53.2 1.45  483.3  53.4 0.02   3.3  48.0 0.04       8.3    46.30.0
03   0.5  52.2 0.006      1.3    52.7反応 
VAO活性 (奴ml) (11/■U)” 10.0     0.0 20.0     0.0 30.0     0.0 40.0     0.0 50.0  0.0 Bo、0     0.0 7  0.015   2.7 8  0.032   6.7 9  0.038   0.7 10  0.084  17.5 °反応混合物中のパルプ乾R1gあたりの単位酵素 応
; −験B ネジ込みキャップを備えた250m fl−ポリカーボ
ネート・エルレンマイヤー・フラスコ3個の各に次の試
薬を加えた:二重蒸留水125mJ2 ;  0.2M
酢酸ナトリウム(pl(5,0)20m j2 ; 1
0tV/Vトウイーン800.5mu ;  2.0M
乳酸塩1.0ml1;  0.3Mグルコース 1.0
m 11 ;  0.1M硫酸マンガン0.2mJZ;
0.1Mベラトリル・アルコール0.8mu;およびN
ADH(2mg/ mjl)0.5mIL、各フラスコ
の反応混合物を通して酸素を3分間バブルさせた。次に
、洗浄パルプ湿量5g(乾量1.2g)を各フラスコに
加えた。二重蒸留水50m1を反応Aに加えた。ブール
1 50mJZを反応Bに加えた。プール!11 50
rnJZを反応Cに加えた。最後に、グルコース・オキ
シダーゼ(1,Otl/μl1)0.2mlを各フラス
コに加えた。 次に各フラスコを酸素でフラッシュし、栓をし、80r
pmの回転振とう器上で37℃において18時間インキ
ュベートした。 インキュベーション後に、各反応からのパルプをホワッ
トマン3Mフィルター付き焼結ガラス・フィルター・ロ
ートでの真空濾過によって回収した。各パルプ・パッド
を0.5N水酸化ナトリウム約200m J2中に攪拌
しながら再懸濁させ、次に濾過によって回収した。この
水酸化ナトリウム洗浄をくり返した。最後にパルプを0
.17N酢酸約250mj2中に攪拌しながら再懸濁さ
せ、濾過によって回収した。パルプ・パッドをリグニン
含量(カッパ数)と白色度(k G、E、)を測定する
少なくとも4時間前に風乾させた。本質的にヴイ、バー
ジンス(V、Berzins)   rカッパ数の迅速
測定方法(八Rapid Procedure For
 The Determination ofにapp
a NuIlber) J 、タッピ(Tappl )
 48 (1)、 15〜18頁(1965)に述べら
れている通りにマイクロカッパ数を測定した。これらの
分析結果を第3表に示す。 第3表 反  応          八        B 
      CVAO活性 (07m j2 )     0.0    0.0 
  0.11(U/gパルプ)’       0,0
        0.0     17.5PRO活性 (IJ/m j2 )     0.0    0.7
3  0.01(11/gパルプ)”        
0.0     120.8      1.3白色度
(零G、E、 ) 41.1   54.5  51.
0リグニン含量7.9±0.5 6.2±1.2 7.
0±0.5(μカッパ数)“ “各反応におけるパルプ乾量1gあたりの単位′“μカ
ッパ数の値は2回の独立した測定の平均値を表す;標準
偏差を示す。 えλ血ユ V K M −F −1767非分画酵素濃縮物での多
段階処理による北洋産硬水クラフト・パルプの脱リグニ
ンと増白 北洋産硬水クラフト・パルプに対してファネロケーテ・
クリソスポリウムV K M −F −1767非分画
酵素濃縮物による1段階、2段階または3段階処理を実
施した。2段階または3段階処理の最終段階の前の各段
階は次の3連続工程から構成される=(1)パルプを酵
素濃縮物と共にインキュベートする;(2)パルプをア
ルカリで抽出する;および(3)パルプを水で洗浄する
。多段階処理の最終段階または1段階処理の単一段階は
さらに、希酸によるパルプの抽出という付加的な第4段
階を含んだ。3種類の濃度の酵素?I4縮物絹物段階で
テストした。1反応条件以外の全ての反応条件を二重に
ランした。酵素濃縮物を含まない対!1?(contr
ol)反応は各段階の分析に対して三重にランした。 パルプ調製 北洋産硬水クラフト・パルプを蒸留水による「洗浄」に
よって、酵素処理用に調製した。パルプ(湿量100〜
200g)をプリティシュ・シート・ディスインチグレ
ーター(Briシish St+eetDisinte
grator )によって蒸留水約1ft中に4〜5分
間分散させた。パルプをブフナー・ロート(Buchn
er funnel)内のホワット?)’3M濾紙上で
の真空濾過によって回収し、アリコート(aliquo
tl中のパルプ湿量100gにつき蒸留本釣301で洗
浄し、水を真空濾過によって排除し、他のアリコートの
水紮加えた。このプロセスをくり返して、パルプを望ま
しい量の水で洗浄した。 湿った「洗浄」パルプは23.4%(パルプ乾量0.2
34 g/パルプ湿量g)の粘稠度、38零G、E。 の白色度、13.3のμカッパ数および28.0CPの
粘度を有した。 酵素濃縮 の調製 V K M −F −1767非分画酵素濃縮物をロー
ラーボトルと増殖培地Aとを用いて、実施例1に述べた
ように調製し、使用するまで一70℃に貯蔵した。同じ
濃縮物製剤を全ての第1段階反応に用いた。第2段階と
第3段階反応に第2濃縮物製剤を用い、これらの段階の
間この濃縮物を4℃に貯蔵した。酵素濃縮物のVAO活
性とPRO活性を各段階の直前に、既述したプロトコー
ルに従って測定した。これらの活性は次の通りであった
:段 階   VAO活性    PRO活性(11/
m fL )      (Ll/m ll)1   
        8.7              
13.42           3.0      
        12.13           1
.9              12.0第1段階 パルプ、酵素濃縮物及びグルコース・オキシダーゼを除
いた全ての反応成分を含む反応ミックスを調製した。酢
酸ナトリウムpH4,5ストツク溶液を用いて、反応ミ
ックスを調製後に1.ON水酸化ナトリウムによてp)
14.5に調節した0反応ミックスを17個の反応管(
50mj2コニカル・ボトム・ポリプロピレン遠心管)
と9個の対照反応管の各々に加えて、次の成分から成る
最終反応条件(酵素濃縮物によって与えられる反応成分
を除く)を得る: 20mM酢酸ナトリウム(pH4,
5)  :  0.025%トウィーン80 ; 10
mMグルコース; 0.45mMベラトリル・アルコー
ル; 10mM乳酸;  0.1mM硫酸マンガン。 酸素を多管の反応ミックスに通して3分間バブルさせた
0次に、洗浄パルプ1.7g (パルプ乾量0.4g)
を多管に加え、パルプを分散させるために管をおだやか
に旋回させた。グルコース・オキシダーゼ(1,0[1
/μm、シグマ・ケミカル社(Sigma Chemi
cal CO,) # G6500)を多管に加えた。 酵素濃縮物および/または二重蒸留水を多管に最終反応
量20.0mlに達するように加えた;5管はLiP 
5.0単位とM n P 7.7単位を受容しくサンプ
ル4〜5.13および21〜22)、B管はt、iP 
10単位とM n P 15.4JiL位を受容しくサ
ンプル6〜7.14〜15および23〜24);6管は
LIP 20単位とM n P 30.8単位を受容し
くサンプル8〜9.16〜17および25〜26);9
管は対照として用いられ(サンプル1〜3.10〜12
および18〜20)、二重蒸留水のみを含み、酵素濃縮
物を含まなかった(第4表参照)、最後に、反応管を短
時間、酸素でパージし、栓をし、おだやかに数回逆さに
して混合した。 反応管を約125rpmの624工ンヴイ口メンタル・
インキュベーター・シェーカー(Environmen
talIncubator 5haker)  (= 
ニーーブルンスウ4’lり噂すイエンティフィック社(
New BrunswickScientific C
O,Inc、) = :s−−シャーシー州、エジソン
〕内でインキュベーション中水平状態で37℃において
1晩インキエベートした。 次に各反応からのパルプをホワットマン3Mフィルター
を含む別々の焼結ガラス・ロートに加えた。次に 0,
5N水酸化ナトリウム80m1を各フィルター・ロート
に加え、ロート中味を攪拌し、パルプを真空濾過によっ
て回収した。各フィルター・ロート内にパルプを約25
0m Itの蒸留水中に再懸濁させ、真空濾過によって
再び回収した。この水洗を2回くり返した。 最後の水洗後に、サンプル1〜9からのパルプを0.1
7N酢酸約250mλ中にそれぞれ再懸濁させ、次に濾
過によって回収した。これらのパルプ・パッドをパルプ
の白色度(kG、E、 ) 、リグニン含量(μカッパ
数)、および粘度(cp)を測定する少なくとも12時
間前に風乾させた0%G、E。 およびμカッパ数を実施例2に述べたように測定した。 本質的に「パルプの粘度二毛管粘度測定法(Visco
sity of Pu1p : Capillarly
 VIscometerMethod) J 、タッピ
(TAPPI)、試験方法No、 T230−O5−7
6、ジョーシア州アトランタ(197B)に述べられて
いるように、粘度を測定した。第5表にはこれらの分析
結果を示す。 呈]」え南 p)Iを調節し、酸素化した、上述のような反応混合物
を含む、別々の反応管にサンプルl0〜26からのパル
プを再び装入した。管をおだやかに旋回して、パルプを
分散させ、グルコース・オキシダーゼ20μβを各反応
管に加えた。酵素濃縮物及び/または二重蒸留水を次の
ように加えて、各管内の最終反応量20.0m ftを
得た=3管はLIP2.[l単位とMnF2.1単位を
受容しくサンプル13及び21〜22)、4管はLIP
4.O単位とM n P 16.1単位を受容しくサン
プル14〜25及び23〜24);4管はLIP8.0
単位とM n P 32.3!#位を受容しくサンプル
16〜17及び25〜26);及び6管は対照として用
いられ(サンプル10〜12及び18〜20)、酵素濃
縮物を受容しなかった(第4表参照)、最後に、反応管
を短時間、酸素でパージし、栓をし、おだやかに数回逆
さにして混合した。 管を第1段階に対して上述したようにインキュベートし
た。次に、パルプを管から取り出し、別々に水酸化ナト
リウムで1回、水で3回、上述のように洗浄した。最後
の水洗後に、サンプルl0〜17からのパルプを0.1
7N酢酸で上述のように洗浄した。生成したパルプ・パ
ッドをパルプの白色度(%G、E、) 、リグニン含量
(μカッパ数)及び粘度(cp)を測定する少なくとも
12時間前に、上述のように風乾させた。 11旦1 サンプル!8〜26からのパルプを再び、上述したよう
なpH調節し、酸素化した反応混合物を含む、別々の反
応管に装入した。管をおだやかに旋回してパルプを分散
させ、グルコース・オキシダーゼ20μmを各反応管に
加えた。酵素濃縮物及び/または二重蒸留水を次のよう
に加えて、多管の最終反応量20.0m Itを得た:
2管はLiPl、O単位とM n P 6.3単位を受
容しくサンプル21〜22) 。 2管はLIP2.0単位とM n P 12.6単位を
受容しくサンプル23〜24);2管はLIP4.0単
位とM n P 25.3単位を受容しくサンプル25
〜26)3管は対照として用いられ(サンプル18〜2
0)、酵素濃縮物を受容しなかった(第4表参照)。最
後に、反応管を酸素で短時間パージし、栓をし、おだや
かに数回逆さにして混合した。 管を第1段階に対して上述したようにインキュベートし
た0次にパルプを水酸化ナトリウムで1回、水で3回、
上述したように別々に洗浄した。 最後の水洗後に、サンプル18〜26からのパルプを0
.17N酢酸で洗浄した。これらのパルプ・パッドを、
パルプの白色度(%G、E、)リグニン含量(μカッパ
数)及び粘度(cp)を測定する少なくとも12時間前
に、上述のように風乾させた。 結  果 第4表は、各段階のパルプ・サンプルに加えたLiPと
MnPの単位を示す。LiP単位はVAO活性の単位を
表す。MnP単位はPRO活性の単位を表す。各反応は
20m It量中にパルプ乾量0.4 gを含むので、
パルプ乾量1gあたりの単位および反応容量あたりの単
位は第4表の数値から算出することができる。 第5表はこの実験の結果−処理パルプの白色度、リグニ
ン含量及び粘度を示す。反復実験も含める。サンプル1
〜9は第1段階後に検定した。 サンプル10〜17は第2段階後に検定した。サンプル
18〜26は第3段階後に検定した。第5表は各パルプ
・サンプルに加えたLiPとMnPの累積単位値をも示
す。例えば、サンプル26のLiPの累積単位値として
示した値(32,0)は第1段階、第2段階及び第3段
階で供給したLiP単位の合計(20,0+  8.0
+4.0 )を表す。 V K M −F −1767酵素濃縮物による八木ク
ラフト・パルプの1段階処理は、酵素を加えなかった対
照サンプルからのパルプに比べて、パルプの有意な脱リ
グニンと増白を示した。2段階処理は1段階処理に比べ
て低いリグニン含量と大きい白色度とを有するパルプを
製造した。3段階処理は2段階処理よりもさらに良好に
作用した。リグニン含量の低下と白色度の増大が粘度の
許容できる減少を伴って得られた。 第1段階 第2段階 LiP    MnP 0゜0 0.0 0.0 5.0 1O6O 1O00 20,0 20,0 0,0 0,0 0,0 7,7 15,4 15,4 30,8 30,8 o、o    o、。 0.0 0.0 2.0 4.0 4.0 8.0 8.0 0.0 0.0 8.1 16.1 16.1 32.3 32.3 第3段階 LIP    MnP LiP    MnP o、o    o、。 0.0 0.0 5.0 5.0 1O1O 1O00 20,0 20、O 0,0 Ooo 7.7 7.7 15.4 15.4 30.8 30.8 0゜0 0.0 0.0 5.0 5.0 1O00 10,0 20,0 20,0 0,0 0,0 0,0 7,7 フ、7 15.4 15.4 30.8 30.8 0、O 0,0 O90 2,0 2,0 4,0 4,0 8,0 8,0 0,0 0,0 0,0 8,1 8,1 16,1 16,1 32,3 32,3 o、o    o、。 0.0 0.0 1.0 1.0 2.0 2.0 4.0 4.0 0.0 0.0 6.3 6.3 12.6 12.6 25.3 25.3 0.0 0.0 11.1 27.6 1    5.0   7.7   461    5
.0    ?、7   5211.2    26.
7 8.9    24.9 1   10.0  15.4   531    +
0.0  15.4   537.9    24.9 8.5    24.7 1   20.0   :10.8   541   
20.0  30.8   558.0    24.
5 5.2    24.8 2    0.0   0.0   492    0
.0   0.0   4911.7    26.9 11.2    25.2 7.0 15.8 8.8 20.4 2   14.0  31.5    B72   1
4.0  31.5   666.1    20.4 6.1    20.2 2   28.0  83.1   682   28
.0  63.1   674.5    19.8 5.2    20.3 3    0.0   0.0   513    0
.0   0.0   503    0.0   0
.0   511O14 25,5 1O10 27,4 25,5 38022,175 38,022,176 4,320,1 4,320,0 23316,044,1764,318,724316
,044,1764,318,8実施例4 V K M −F −1767非分画酵素濃縮物による
1段階、2段階または3段階処理による南洋産軟木クラ
フト・パルプの脱リグニン 南洋産軟木クラフト・パルプに対して、ファネロケーテ
・クリソスポリウム−V K M −F −1767非
分画酵素濃縮物による1段階、2段階または3段階処理
を実施した。実験は、以下に述べるように変更した、実
施例3の方法に従って実施した。 パルプの調製 湿った「洗浄」南洋産軟木クラフト・パルプは25.4
%の粘稠度、25%G、E、の白色度及び25.00μ
カツパ数を有した。 酵素濃縮物の調製 V K M −F −1767非分画酵素濃縮物を実施
例1に述べたように、ローラー・ボトルと増殖培地Aと
を用いて調製し、使用するまで一70℃に保存した。全
ての反応に対して同じ濃縮物製剤を用いた。酵素濃縮物
を解凍し、第1段階反応に加える直前にそのVAO活性
を測定した;この値は下記にリストする。第1段階反応
に用いた酵素濃縮物のPRO活性のリストした値は、凍
結前の濃縮物のPRO活性と第2段階の前に測定した濃
縮物のPRO活性との平均値を表す。第1段階反応に用
いるためのアリコートを取り出した後、酵素濃縮物を4
℃において1晩貯蔵した。翌日、酵素濃縮物を第2段階
反応に加える前に、VAOとPROの両活性に関して酵
素濃縮物を再び検定した。酵素濃縮物を第3段階に用い
るまで4℃において再び保存した。この実験では、第3
段階を第2段階と同じ日に開始した。第2段階と第3段
階との間の経過時間が比較的短かったため、第3段階の
直前に、濃縮物の3回目の検定は実施しなかった。 従って、第3段階反応に対して第7表でリストしたLi
PとMnPの単位は第2段階の直前に実施した検定から
のVAO活性とPRO活性とを用いて算出したものであ
る。各段階で加えた酵素単位の算出に用いた酵素濃縮物
のVAO活性とPRO活性との値を次に示す: VAO活性    PRO活性 艮遵  (U/l!ll)      (U/ll1l
)1   12.0     23.8 2   11.2     22.5 3   11.2     22.5 第1段階 次の組成の10 X反応ミックスを調製した=200m
M酢酸ナトリウム(p)14.5) ; 0.5%トウ
イーン80 ; 4.0mMベラトリル・アルコール;
  100mM乳酸塩;1.0mM硫酸マンガン、この
反応ミックスを水酸化ナトリウムによってpH4,5に
調製した。反応ミックスを11反応管と6対照管の各々
に加えた(2.0mにL/管)。次に洗浄パルプ1.6
g(パルプ乾量0.4g)を容管に加えた。次に、全て
の反応成分を加えた時に管あたりの最終反応量が20m
1になるために必要な量で、二重蒸留水を容管に加えた
。酵素濃縮物によって与えられるグルコースを除いて、
最終反応濃度がlo、QmMになるように容管にグルコ
ースを加えた。次に、管を旋回して混合した。管の中味
を通して3分間、酸素をバブルさせた。次に酵素濃縮物
を加えた。 第6表は各反応管に加えたLiPとMnPの単位を示す
、最後に、グルコース・オキシダーゼ(1,OV/μm
)20μ℃を多管に加えた。多管の最終反応量は20m
 JZであった。グルコース・オキシダーゼを加えた後
に、管に栓をし、おだやかに旋回させて中味を混合し、
パルプを分散させた。 サンプルを1晩インキユベートした。インキュベーショ
ン後に、各反応からのパルプを水酸化ナトリウムで洗浄
し、次に水で2回洗浄した。次にサンプル1〜6からの
パルプを酢酸で洗浄して、lF&風乾させ、白色度、リ
グニン含量及び粘度に関して検定した。第7表はこれら
の分析結果を示す。 第2段階 サンプル7〜17からのパルプに対して、蒸留本釣25
0mj2による新たな水洗を実施した。この最後の水洗
後に、これらのサンプルからのパルプを再び反応管に入
れ、第1段階で上述したと同様に、酵素濃縮物と共にイ
ンキュベートした。第6表は第2段階反応に加えたLi
PとMnPの単位を示す。 第2段階反応を実施例3に述べたように5時間インキュ
ベートした。次に、各反応からのパルプを水酸化ナトリ
ウムで1回及び水で2回、第1段階で述べたように、洗
浄した。次にサンプル7〜11からのパルプを酢酸で洗
浄し、1晩風乾させ、白色度、リグニン含量及び粘度に
関して検定した。第7表はこれらの分析の結果を示す。 11旦1 サンプル12〜17からのパルプに対して蒸留本釣’2
50mJ!による新たな水洗を実施した。次にサンプル
12〜17からのパルプを再び反応管に入れ、第1段階
で上述したように、酵素濃縮物と共にさらにインキュベ
ートした。第6表は第3段階反応に加えたLiPとMn
Pの単位を示す。 第3段階反応を1晩インキユベートした。次に、各反応
からのパルプを、第1段階で上述したように、水酸化ナ
トリウムと水で洗浄した。次にサンプル12〜17から
のパルプを酢酸で洗浄し、1晩風乾させ、白色度、リグ
ニン含量及び粘度に関して検定した。第7表はこれらの
分析結果を示す。 結  果 第6表は各段階のパルプ・サンプルに加えたLiPとM
nPの単位を示す、実施例3と同様に、パルプ乾量1g
あたりのLiPまたはMnP単位及び反応混合物量あた
りの単位は、各反応が20mu量中にパルプ乾量0.4
gを含むので、第6表の値から算出することができる。 第7表はこの実験の結果−一処理パルブの白色度、リグ
ニン含量及び粘度を示す0反復実験も含める。サンプル
1〜6は第1段階後に検定した。 サンプル7〜11は 2段階後に検定した。サンプル1
2〜17は第3段階後に検定した。第6表は各パルプ・
サンプルに加えたLiPとMnPの累積単位をも示す。 南洋産軟木クラフト・パルプのVKM−F−1767酵
素濃縮物による1段階処理はパルプの有意な脱リグニン
を生じた。2段階処理はリグニン含量がさらに低いパル
プを生じた。3段階処理は2段階処理よりもさらに良好
に作用した。1段階処理及び2段階処理によっても有意
な脱リグニンが達成されたが、パルプは増白されなかっ
た。この理由はリグニン含量が増白を生ずるほど充分に
低下しなかったためと考えられる。しかし、3段階処理
後には、リグニン含量が充分に低下し、増白が観察され
た。パルプ粘度は酵素処理によって減少しなかった。 呈」し宍 第1 LIP 0.0 0.0 9.6 9.6 19.2 19.2 0.0 0.0 9.6 9.6 19.2 0.0 Ooo 9.6 9.6 19.2 19.2 段階 MnP O90 0、O 19,0 19,0 38,1 38,1 0,0 0,0 19、O 19,0 38,1 0,0 0、O 19、O 19,0 38,1 38、l 第2段階 LIP  MnP o、o  o、。 o、o    o、。 4.8 9.6 4.8   9.6 9.6 19.3 0.0 0.0 4.8 4.8 9.6 9.6 0.0 O90 9,6 9゜6 19.3 19.3 第3段階 LiP    MnP o、o    o、。 o、o  o、。 O,61,2 Q、8 1.2 1.3   2.8 1.3   2.6 単位 0.0 0.0 3   1   9.6  19.0   284  
 1   9.8  19.0   275   1 
 19.2 38.1   28B    1  19
.2 38.1   280.0 0.0 9   1  14.4  28.8   3110 
  2  14.4  28.6   3028.8 57.4 0.0 0.0 14   2  15.0 29.8   3515 
  2  15.0 29.8   401[i   
 2  30.1  60.0   4017   2
  30.1 60.0   43非処理洗浄パルプ 22.4 14.3 19.9    21.4 20.1    19.4 17.9    18.3 19.4    19.5 22.3 12.8 16.0 !5.0 14.3 16.4 15.9 20.4 11.9 12.4 1O12 14,2 10,113,9 8,714,3 25,0

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、1つ以上の酵素脱リグニン段階を含むリグノセルロ
    ース材料の脱リグニン方法において、各段階が脱リグニ
    ン反応を通して約0.001〜0.5mMの定常状態濃
    度での過酸化水素;ならびに (a)Mn(II)0〜1.0mM、 (b)α−ヒドロキシ酸0〜20mM、 (c)リグニン分解酵素の基質として用いられ得る置換
    芳香族アルコール0〜0.6mM及び (d)非イオン洗剤及び両性イオン洗剤から成る群から
    選択した洗剤0〜0.1%を含む反応混合物に含まれる
    有効量のリグニン分解酵素製剤と共にリグノセルロース
    材料をインキュベートする工程を含むことを特徴とする
    方法。 2、置換芳香族アルコールが0.005〜0.5mMの
    量で存在することを特徴とする請求項1記載の方法。 3、リグノセルロース材料が木材パルプであることを特
    徴とする請求項1または2に記載の方法。 4、過酸化水素濃度をその場での酵素による過酸化水素
    の発生によつてまたは過酸化水素の計量添加もしくは定
    期的添加によって定常状態レベルに維持することを特徴
    とする請求項1〜3のいずれかに記載の方法。 5、α−ヒドロキシ酸が乳酸塩であり、置換芳香族アル
    コールがベラトリル・アルコールであることを特徴とす
    る請求項1〜4のいずれかに記載の方法。 6、リグニン分解酵素製剤が白腐れ菌に由来するもので
    あることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の
    方法。 7、白腐れ菌がファネロケーテ・クリソスポリウムの菌
    株であることを特徴とする請求項6に記載の方法。 8、ファネロケーテ・クリソスポリウムの菌株がNRR
    L15987の同定特徴を有するSC26;ATCC2
    4725の同定特徴を有するVKM−F−1767;及
    びATC34531の同定特徴を有するME−446か
    ら成る群から選択した要素であることを特徴とする請求
    項7記載の方法。 9、リグニン分解酵素製剤が白腐れ菌の濃縮細胞外培養
    培地からな成る非分画酵素濃縮物であることを特徴とす
    る請求項6に記載の方法。 10、リグニン分解酵素製剤が少なくとも1種類のリグ
    ニン・ペルオキシダーゼを含むことを特徴とする請求項
    1記載の方法。 11、リグニン分散酵素製剤が少なくとも1種類のMn
    (II)依存性ペルオキシダーゼを含むことを特徴とする
    請求項10記載の方法。 12、リグニン分解酵素製剤が本質的に1種類以上のリ
    グニン・ペルオキシダーゼから成ることを特徴とする請
    求項1記載の方法。 13、リグニン分解酵素製剤が本質的に1種類以上のM
    n(II)依存性ペルオキシダーゼから成ることを特徴と
    する請求項1記載の方法。 14、各酵素脱リグニン段階がさらに次の工程: (a)リグニン分解酵素製剤と共にインキュベートする
    工程の後でアルカリによってリグノセルロース材料を抽
    出する工程;と (b)リグノセルロース材料を水で徹底的に洗浄する工
    程; を含むことを特徴とする請求項1または2に記載の方法
    。 15、アルカリによる抽出工程の後にリグノセルロース
    材料を希酸溶液で抽出することを特徴とする請求項14
    記載の方法。 16、前記の1つ以上の酵素脱リグニン段階に加えて少
    なくとも1つの従来の漂白段階を含む請求項1記載の方
    法。
JP1146565A 1988-06-08 1989-06-08 リグノセルロース材料の酵素脱リグニン方法 Pending JPH0280687A (ja)

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