JPH09511349A - フィルタおよび連動部材を備えたコイン取り扱い装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 ホッパ（１１）の位置から移送ステーションを通って放出場所までコインを移送するコイン取り扱い装置。その装置は、普通よりも大きいあるいは曲がったコインをフィルタにかけて取り除くためのコイン入口フィルタ（３１）を持つ第１の回転可能なディスク組み立て体（３２）を具備している。移送路に沿って配置された普通よりも小さいコイン用の細長い孔（１６）は、所望の種類よりも小さなコインを、コイン移送路の外側に通過させてしまう。コイン移送ステーションは、コインが出口に向かって上方に強制されるような方法で、コインタワー（４０）の入口の中にコインを向かせるためのナイフエッジ（３５）を含んでいる。移送路に沿って、コインは、詰まりを防止するために、半径方向と、横方向の両方に制限される。エスカレータの中に配置されたコイン連動機構は、出口からのコインの盗難を防止する。その連動機構は、進行するコインによって唯一下からうまく操作できる、摺動および回転する連動部材（９０）を含んでいる。

Description

【発明の詳細な説明】 フィルタおよび連動部材を備えたコイン取り扱い装置 この発明は、一般的にコイン取り扱い装置に関し、特にコインホッパからコイ ン放出位置にコインを移動させるために用いられるコイン取り扱い装置に関する 。 格納ホッパとコイン放出位置との間の移送路に沿ったコインの移送のために用 いられる多くのコイン取り扱い装置が知られている。この型の典型的なコイン取 り扱い装置は、個々に入れられたコインをホッパの中に受け入れ、ばら積みのコ インの集まりから連続して管理された数のコインを放出位置に移送し、したがっ て、そのコインは、使用者の取得できる払い出しトレイに受け入れられるゲーム 機の中に見つけられる。このようなコイン取り扱い装置は、典型的に、基板に組 み付けられバラ積みの大量のコインを格納できるホッパと、バラ積みの集まりの コインをかき回す撹拌器と、回転可能なピンホイール(pin wheel)と、前記集ま りから個々のコインを受け取りその個々のコインを移動ステーションに移送する 回転可能な移送機構と、並びに、前記移動ステーションに隣接した入口と、払い 出しが要求されるときにそこからコインが連続して放出される離れた所の出口と を具備するコインエスカレータとを含んでいる。そのコインエスカレータは、典 型的に、コインシュートを画定する細長いハウジングと、放出されるコインの数 をカウントするために前記シュートに沿った場所（典型的には出口付近）に配置 された光学的あるいは機械的なカウント機構と、シュートの上端からのコインの 盗難を阻止する連動機構とを含んでいる。 提案されている種々様々な設計にもかかわらず、現存のコイン取り扱い装置は 、典型的に、次の一つ以上の不利な点に悩まされている。第１の欠陥は、相対的 に劣悪なコイン撹拌である。ピンホイールの設計を用いる知られた装置に関して は、そのピンホイールは、ピンホイールの周辺近くに配置されるピンの上にコイ ンを積載するために、覆われていてはならない。したがって、ピンホイールの中 央部分のみが、必要なコイン撹拌を提供するのに利用できるとともに、これは、 通常スターホイール(star wheel)、あるいは他の幾何学的な形状の半径方向に延 びて いるアームの形で撹拌器が典型的に配置される場所である。この装置は、ホッパ が比較的一杯のときには、効果的なコインの撹拌を提供できる一方、ホッパボウ ルの中のコインの集まりのレベルが低下するに従って、その撹拌の効果は低減す る。ある設計においては、コインの集まりがある閾値より低下すると、比較的多 数のコインがまだホッパボウルの中にあっても、コインの撹拌は停止する。した がって、コイン取り扱い装置は、時期的に早めに自動的に停止され、関連する装 置（例えば、スロットマシン）の望ましくない稼動停止を余儀なくさせる。多く の既知の設計に関する第２の不利な点は、コイン詰まりに比較的なり易いことに ある。ゲーム産業におけるコイン取り扱い装置故障の主たる原因は、いわゆるコ イン詰まり状態であることが一般に知られている。その中には、最も頻繁に起こ る３つの種類、すなわち、ボウル詰まり、曲がりコイン詰まり、コイン進入詰ま りがある。ボウル詰まりは、ボウルフランジとホッパハウジングとの間で楔効果 が生じるようにホッパの中のコインが撹拌されるときに発生する。この楔効果は 、駆動モータ（ピンホイールおよび撹拌器を回転する）から得られる回転力より も強く、その結果、装置は自動的に停止される。一旦停止されると、そのコイン 詰まりを修理専門家が取り除き、動作のために再設定しなければならず、それに 伴う計り知れない休止時間の故に望ましくない。曲がりコイン詰まりは、ボウル 詰まりあるいはエスカレータへの入口の移送ステーションにおけるコイン詰まり を引き起こす可能性のあるコインの集まりの中の曲がったコインによって引き起 こされる。コイン進入詰まりは、ピンホイールとコインエスカレータへの入口と の間の移送ステーションにおいて発生する詰まりであり、曲がったコインに加え て、コインが、回転するピンホイールからエスカレータの入口に移る際に、比較 的正確な横方向および半径方向の寸法の範囲内に、移送ステーションにおけるコ インの動きを制限することの不具合によって引き起こされる。コイン進入詰まり は、典型的には、コインとエスカレータの入口との両方を傷つける。 既知の設計に関する第３の不利な点は、個々のコインがエスカレータの出口か らの盗難に会いやすいことにある。エスカレータの出口は、一般にユーザが接近 可能であるので、エスカレータからコインを盗むための方法が種々現れている。 一つの方法は、コインがエスカレータを上がって出口から出るようにホッパから 供給されているときに、エスカレータコイン放出装置（ときどき”キッカー”と 呼ばれる）を開けたままにしておく薄い道具を用いるものである。この方法によ ると、その薄い道具を用いると、エスカレータの外側に取り付けられた動くキッ カーを開放位置に保持し、このことにより、コインを出口から自由に移動させて しまう。最近使用されている多くのゲーム機は、キッカーが開放位置で動きを封 じられると、予め定められた時間の後に自動的に作動を停止するけれども、これ によって幾つかのコインの盗難を防止することはできない。さらに、そのような 自動停止機能をもったゲーム機の場合、修理の専門家が来てその機械の動作を検 査して再設定するまで、その機械は動作できない。コインを盗む第２の方法では 、小さなフラッシュライトを用いてエスカレータの出口付近に配置された光電コ インカウンタを常に照らし、そのような装置によって可能となるカウント機能を 損ねてしまうものである。今日使用されている多くのゲーム機においては、予め 定められた時間の間の連続したコインの払い出しは、その装置の自動的な停止と いう結果となり、先に挙げたものと同様な不都合を伴う。第３の、これもよくあ る方法であるが、エスカレータの中に収納された一番上のコインが盗まれるもの である。これは、出口に入り込んでエスカレータシュートの後ろに延び、シュー トの中の一番上のコインの背面に係合するようにユーザによって形成された道具 によって一般に実行される。その道具を出口の方に操作することにより、そのコ インは強制的に放出させられる。もっと複雑なゲーム機においては、このことが 機械を止め、かつ、修理を必要とするホッパ誤動作信号の発生を結果としてもた らす。 上述の不利な点の全くないコイン取り扱い装置を案出するための努力はなされ たけれども、今日まで成功に至っていない。 発明の要約 本発明は、コイン放出位置にホッパボウルの中のばら積みからコインを移送す る、比較的低コスト、単純および頑丈なコイン取り扱い装置からなっている。こ の装置は、優れたコイン撹拌を行い、コイン詰まりの影響を受けにくくし、エス カレータの中のコインに対する盗難防止力を実質的に増加させる。 最も広い観点において、本発明は、ベースプレートと、前記ベースプレートに 取り付けられ、ばら積みでコインを格納しているホッパと、前記ベースプレート に回転可能に組み付けられ、移送ステーションまで移送路に沿って前記ホッパか らコインを移送するコイン供給機組み立て体と、前記移送ステーションに隣接し た前記ベースプレートに固定され、前記移送ステーションから離れた位置におい て、連続してコインを放出するコインエスカレータとを含んでいるコイン取り扱 い装置からなっている。前記ホッパは、普通よりも小さいコインが撹拌の際に前 記ホッパから脱出できるようにする下部の細長い孔を具備している。コイン供給 組み立て体は、普通よりも大きい直径あるいは曲がったコインの状態のような所 定の特徴をもつコインを取り除く撹拌器／コインフィルタ装置と、前記コインフ ィルタに取り付けられ、前記フィルタを通って前記移送路に沿って入ってくるコ インを運ぶコイン移送ディスクとを含んでいる。前記撹拌器／コインフィルタ装 置は、好ましくは撹拌器ディスクと、内径と前記撹拌器ディスクに対面するフィ ルタ表面とを具備するコインフィルタディスクとを有し、前記フィルタ表面は、 コインフィルタディスクが前記撹拌器ディスクに取り付けられるときにコイン入 口を画定する、陸状部分と溝とを含んでいる。前記撹拌器ディスクは、内側表面 、外側表面、および前記コインフィルタディスクの内径に対し少なくとも同じ大 きさの直径を具備し、前記撹拌器ディスクの前記外側表面は、ホッパの中での撹 拌を増進させるために、それに沿って延びている複数の隆起した部分を具備して いる。前記複数の隆起した部分は、前記撹拌器ディスクの外側表面に沿って半径 方向に、好ましくは、前記撹拌器ディスクの外側表面の中心から周辺に向かって 延びる。前記コイン入口は、好ましくは、予め定められた特徴の少なくとも一つ をもつコインを取り除くように寸法を与えられている、予め定められた形状を具 備している。 前記コイン移送ディスクは、その外径に隣接して位置付けられた複数の周辺配 置コイン停止部を具備しており、そのコイン停止部は、ピン形、Ｌ形、弓形セグ メント、あるいはピンおよび弓形セグメントの組み合わせである。前記コイン移 送ディスクは、コイン停止部の半径方向内側に配置された複数のコインガイドを さらに含んでおり、そのコインガイドは、好ましくは、それぞれ逆三角形の基部 が弓形をしている逆三角形断面形状を具備している。 前記ベースプレートに固定されたナイフエッジが、前記移送ステーションに沿 って横方向に延びており、そのナイフエッジは、好ましくは、三角形のコインガ イドのそれぞれの弓形の表面の曲率半径に正確に一致する曲率半径をもつ弓形の 表面を具備している。 前記コインフィルタディスクと前記コイン移送ディスクとは、それらの周辺に 沿って配置された対向する表面を具備しており、それら表面は、移送路に沿って 移送されるコインの横方向の動きを制限する位置合わせ空間を画定している。前 記コイン移送ディスクの外径の半径方向内側に配置された前記コインガイドは、 その外側端末において、前記移送路に沿って移送されるコインの半径方向内側へ の移動を制限するガイド表面をそれぞれ具備している。前記コインフィルタと前 記コイン移送ディスクの上に配置された組み付け用カラーの内径は、重力が前記 コイン移送ディスクの外径の半径方向内側に配置されたコインガイドの外側エッ ジの上にコインを押しつける角度位置まで、前記移送路に沿って移送されるコイ ンの半径方向外側への動きを制限する。 前記コインエスカレータは、前記移送ステーションに隣接した入口と、出口と 、前記出口に隣接したコイン連動機構とを具備するコインシュートを画定する内 壁表面をもつハウジングを含んでいる。前記コイン連動機構は、前記シュートの 中でコインエスカレータに手動可能および軸回転可能に組み付けられている連動 バーを含んでおり、その連動バーは、出口方向に延びている突出したノーズ部分 と、前記ノーズ部分がコインの動作を妨害する位置まで部分的に前記シュートを 横切って延びる位置に前記連動バーを付勢するための前記連動バーに結合された 付勢手段とを具備している。前記コインエスカレータハウジングには、出口に隣 接して一対のガイド溝が設けられている。前記ガイド溝の下方の第１のものは、 全体として前記シュートに平行な前記連動バーの移動を可能にした形をしており 、前記ガイド溝の上方の第２のものは、前記シュートに全体として平行な移動と 、前記連動バーが前記シュートの中の予め定められた位置に移動されると直ちに 前記出口から離れる方向での前記シュートに対する横方向の移動との両方を可能 にした形をしている。前記連動バーには、前記ガイド溝の中での摺動および回転 の動 作のために配置された一対の軸が設けられている。回転可能な干渉停止部が前記 エスカレータ内に配置され、前記連動機構の反対の位置にある前記出口において 前記シュートの横方向に延びている。 優れたコイン撹拌が、前記撹拌器表面と、前記撹拌器コインフィルタ装置のフ ィルタ表面に配置された陸状部分と溝との組み合わせによって提供されるととも に、それは、前記コインフィルタの回転中心から本質的に外側周辺までの効果的 なコイン撹拌を提供する。普通よりも小さいコインは、前記ホッパの中の普通よ りも小さいコイン除去用の細長い孔を通過することにより前記移送路から除去さ れる。コインフィルタが、普通よりも大きいコインと曲がったコインとを取り除 くために、曲がったコインおよび普通よりも大きいコインは、コイン移送ディス クに到達しないので、曲がりコイン詰まりは、実質的になくなる。さらに、コイ ン進入詰まりは、横方向および半径方向のコインの動きを制限するように協働す る、前記コインフィルタディスクとコイン移送ディスクの対向する表面、組み付 け用カラーの内径、およびコインガイド弓形表面とによって与えられる、コイン の移送路に沿った横方向および半径方向の動きに対する正確な制限のおかげで実 質的に除かれる。コインの盗難は、どんな型の道具でもエスカレータ出口からコ インを引き出せなくする機械的な連動装置によって、実質的に防げることになる 。さらに、その連動機構は、エスカレータハウジング表面の外から接近できるよ うな可動部品を具備していない。したがって、その機構は、外部から用いられた 道具によって開放状態のままにされる可能性はない。さらに、光電カウント用セ ンサが本発明に組み込まれたときは、その光学的部品は、専用の照射源以外の全 ての光源から光学検出器をシールドするハウジングの中で守られる。 本発明の性質と利点とをより充分に理解できるように、付属の図面と共に後続 の詳細な説明を参照されたい。 図面の簡単な説明 図１は、ホッパを取り外した状態の本発明の好ましい実施形態の外観図、 図２は、図１の実施形態の分解組立図、 図３は、コイン撹拌器を図示する撹拌器／入口組み立て体の外観図、 図４は、コイン入口の位置を図示している、図３に同様な外観図、 図５は、コインエスカレータ入口への従来のコイン通路を図示しており、部分 的に破断された拡大前方平面図、 図６は、普通よりも小さいコインを除去するのを図示する拡大断面図、 図７は、移動ステーションにおけるコインの閉じ込めを図示している図５の線 ７−７に沿って見た断面図、 図８から図１１は、連動機能を図示するコインエスカレータの上端の部分的な 側面図、 図１２は、連動部材９０を図示しており、 図１３は、カウントアーム５１を図示しており、 図１４は、連動溝９６，９７を図示しており、 図１５は、コイン停止部のもう一つの実施形態を図示している。 好ましい実施形態の詳細な記載 図１および図２は、本発明の好ましい実施形態を示している。これらの図に見 られるように、ホッパボウル１１は、ホッパボウル組み立て体を形成するために 、取り付け用カラー１２に固定されている。取り付け用カラー１２は、組み付け 目的の開口１４をもち、半径方向に延びるフランジ部１３と、ホッパボウル１１ の内側周辺を具合よく受け入れるとともに、円形のコイン移送通路の外側限界を 画定するために軸方向に延びる縁部１５とを具備している。要素１１および１２ を有する前記ホッパボウル組み立て体は、複数の突出部１９をもつ組み付け用プ レート１８に固定されている。各突出部１９は、組み付け用カラー１２と組み付 け用プレート１８とをベースプレート２２に固定させる留め具２０（図２参照の こと）を通す貫通孔を具備している。ベースプレート２２は、垂直に対してある 角度でベース部材２４に固定されるとともに、電気的に駆動されるモータユニッ ト２５は、適切な留め具２６によって、組み付け用プレート１８の後ろに固定さ れる。 組み付け用プレート１８は、軸方向に延びる周辺フランジ２８と、開口２９を もつフロア部分とを具備し、その開口で、撹拌器３０、コインフィルタ３１、コ イン移送ディスク３２を有するコイン移送組み立て体にモータユニット２５のシ ャフトを取り付けるようにする。ベースプレート１８の角にナイフエッジ部材３ ５とカバープレート３７が固定され、コイン移動ステーションを形成している。 ベースプレート２２の上部エッジに固定されているのは、全体的に参照番号４０ を付けられるとともに、フロントおよびバックプレート４１，４２、サイドスペ ーサ部材４３，４４、出口スペーサ４５、固定位置回転自在当接部材４６、およ び図８−１１を参照して以下に詳細に説明されるコイン連動機構を有するコイン エスカレータ組み立て体である。光電カウンタ５０は、エスカレータ出口から出 てくるコインをカウントする目的のために、短い時間だけ、光源と光センサ（両 方とも光電装置の中に組み込まれている）との間の光通路をふさぐカウントアー ム５１と位置合わせされて、フロントプレート４１の外側表面に固定されている 。カバー４９は、専用の光源以外の全ての光源から光電カウンタを完全に遮蔽し ている。さらに、その光電カウンタは、要素４１〜４４の間のスペースによって 画定されるシュートの中からの光に影響されない。 撹拌器３０は、実質的に平らな内部表面（不図示）と、中央ハブ部分５５及び 前記ハブ部分５５から前記ディスクの縁まで複数の半径方向に延びる撹拌器アー ム５６を具備する外部表面とを具備するディスクを有する。 コインフィルタ３１は、複数の陸状部分６１と、溝あるいは窪み部分６２と、 撹拌ディスク３０のアーム部分５６の位置に一致する角度位置においてコインフ ィルタ３１の周りで周辺に配置されている複数の隆起したアームセグメント６３ とを具備する。撹拌ディスク３０とコインフィルタ３１とは、噛み合わされ、コ イン移送ディスク３２に固定され、撹拌ディスク３０内側表面と組み合わされる 陸状部分６１と溝６２とは、要素３０〜３２によって画定される体積の中へのコ インの通過を可能にするコイン入口開口を形成する。陸状部分６１と溝６２との 寸法は、最大直径および最大厚みまでのコインのみが、この組み立て体の内部に 移動することを許されるように選択されている。したがって、許されている種類 より大きなコインあるいは曲げられたコインは、この組み立て体の内部には入る ことができない。 この原理が図３および４に図示されている。図３は、ホッパボウル組み立て体 の中に置かれたコインの集まりを通しての前記組み立て体の回転から発生し、撹 拌器３０とコインフィルタ３１との外側表面の上に配分されるコインの集まりを 示している。図３に見られるように、コインは、撹拌器アーム部分５６と伸長部 分６３との間の窪み領域の中に任意に配分されている。重力と回転運動の影響の 下に、個々のコイン７０は、コイン入口に移動し、コイン移送組み立て体の内部 の中に重力の影響の下で落下する。普通よりも寸法の大きいコインも曲がったコ インもコイン入口を通過できない。したがって、そのような特徴をもったコイン は除去される。 さらに、本発明は、普通よりも小さい寸法のコインを除去するために次の方法 で備えている。組み付け用カラー１２とコイン移送機構との下部の拡大断面詳細 図である図６を参照すると、細長い孔１６が、フランジ部分１３のちょうど外側 の組み付け用カラー１２の中の、ベースプレート２２に組み付けられたときのカ ラー１２に対してほぼ６時の位置に形成される。細長い孔１６は、本発明が設計 された対象の公認のコインよりも僅かに小さい寸法に形成されている。したがっ て、コイン入口を通ってコイン移送組み立て体の内部容積に入る寸法の小さいコ インはどれも底部に移動し、接続された受け入れ口（不図示）の中に細長い孔１ ６を通って落ちる。 コイン移送ホイール３２は、コインフィルタ３１の直径と実質的に同じ直径を もつディスクを有する。ディスク３２の直径は、組み付け用プレートのフランジ ２８の内側直径よりも大きく、したかって、フランジ２８の表面は、内側軸方向 においてディスク３２の位置を制限する。図２および図５において最もよく見ら れるように、コイン移送ディスク３２は、その周辺に配置された複数のコイン停 止部を具備する。図２および図５に示される実施形態において、各コイン停止部 は、弓形のセグメント７２と、関連するセグメント７２の前縁の近くでセグメン トの半径方向内側に配置されたピン７３とを有する。図５に示されるように、セ グメント７２およびピン７３は、コイン移送ディスク３２が反時計方向に回転さ せられるとき、移送路に沿ってコイン７０を押すように一緒に働く。さらに、コ イン移送ディスク３２には、コイン停止部７２，７３の所定の半径方向距離だけ 内側であってディスク３２の中心の周りに分配された複数のコインガイド７５が 設けられている。図５で示される実施形態において、各ガイド７５は、全体とし て三角形であり、コインナイフ３５の下部弓形エッジ８０の曲率半径に正確に一 致するように弓形に形成されている外面７６を具備している。隣接するガイド７ ５の間の角度的な間隔は、所望の種類のコインがそれらの間を通過し、コイン停 止部７２，７３の前縁に停止する大きさである。寸法の小さいコインは、セグメ ント７２の後縁と前縁との間を通過し、細長い孔１６を経由して外に出る。 ナイフエッジ３５は、下に記載されるような方法で、コインがコイン移送ディ スクからコインエスカレータ４０の入口に移るとき、コインエッジが乗り上げる ことのできる上部の本質的に水平な面８１を具備している。 カバープレート３７は、コインフィルタ３１の外側表面において形成された陸 状部分６１の外側エッジの湾曲に適合し、稼働中のコインフィルタ３１の周辺の 外側への軸方向の移動を制限する内側ガイド表面を形成する弓形の表面８５を具 備している。 ホッパ組み立て体１１，１２の中にコインの集まりを入れて、モータ２５を作 動する時の使用において、要素３０〜３２を有するコイン移送組み立て体は、図 に見られるように、反時計方向に回転させられる。前記組み立て体が回転すると 、コインの集まりは、組み立て体の外側表面の周りにコインを分配するためのア ーム部分５６とアームセグメント６３とによって撹拌される。幾つかのコインは 、入口の中に移動し、素子３０，３１，３２の間の内部容積の中に通る。普通よ り寸法が大きかったり、曲がったりして入口を通過できないコインは、したがっ て自動的に取り除かれる。組み立て体３０〜３２の内部容積に入るコインは、ガ イド７５の間の隙間を通って下方に移動し、セグメント７２とピン７３との前縁 に留まる。普通よりも寸法の小さいコインは、ホッパ組み立て体の中の細長い孔 １６を通って落下し、接続された受け口（不図示）の中に留まる。コインが前記 組み立て体の回転により持ち上げられるとき、コインは、セグメント７２とピン ７３との前縁によって、円形の移送路に沿って押されるとともに、ガイド７５の 外側表面７６によって支持される。コインが移動ステーションに到達すると、ナ イフエッジ部材３５の前方エッジがコインのエッジと出会い、そのコインは、ナ イフエッジ部材３５の上面によって画定される直線路に移動させられ、コインエ ス カレータ４０の入口に入る。ナイフエッジに沿っての臨界移動の際に、コインの 半径方向の移動は、始め内部部材７５の外側表面７６によって内側半径方向に、 次に重力によって外側方向に制限される。コインの横方向の動きは、コインフィ ルタ３１とコイン移送ディスク３２（図７参照のこと）との内側対向面によって 制限されている。このように、コインは、半径方向およびコインの表面に直角な 方向に対して相対的に制限された動きに局限される。コインがナイフエッジ表面 ８１に沿って移動するとき、それはエスカレータの入口に入る。 当業者には明らかなことであろうが、本発明は、コインエスカレータ４０の入 口までの移送路に沿った移送の間、コイン７０の半径方向および直角方向（軸方 向）の動きを制限するばかりでなく、個々の部品を通してできあがった全許容誤 差を実質的に低減あるいは除去するような具合に構築および配置されている。特 に、カバープレート３７は、回転するコインフィルタ３１の前方軸方向の位置を 制御し、ナイフエッジ部材３５は、コインフィルタ３１の後方位置とコイン移送 ディスク３２の前方軸方向位置との両方を制御する。組み付け用プレート１８は 、フランジ２８によってコイン移送ディスクの軸方向後方位置と、カバープレー ト３７とナイフエッジ部材３５との全体基準位置とを制御する。この配置は、精 密プラスチック部品および金属部品の製造における特に繰り返し可能な正確さに より、個々の部品の生産時に、信頼のおける方法で設計許容誤差を維持するとい う利点を提供する。このことは、コイン取り扱い装置を大量生産する場合に重要 な利点である。 コインがエスカレータ組み立て体４０に入るとき、それらコインは、出口に向 けシュートに沿って前のコインを押し上げる。したがって、エスカレータは、動 作が１サイクルする毎に、図８に示されているように回転可能な当接停止部４６ までコインを通常含んでいる。盗難を防ぐために、図８〜図１１に示される機械 的な連動機構が備えられる。これらの図に見られるように、図１２に輪郭が示さ れている連動部材９０は、全体が縦に延びる本体部分９１と、部材９０が図示の ように組み付けられているとき、回転可能な当接部材４６に向かって延びている ノーズ部分９２とを具備している。連動部材９０には、各壁４１，４２の中に形 成された一対の溝の中に受け入れられる一対の軸９４，９５が備えられている。 下側の溝９６（図１４を参照のこと）は、全体として細長い形状をしており、軸 ９４に対して回転運動とともに、エスカレータタワー４０の長さに沿っての摺動 を可能にしている。上側の溝９７は、縦に延びる部分と横に延びる部分とを具備 し、連動部材９０をエスカレータタワー４０の縦方向への摺動移動と、出口から 離れる方向への横方向移動との両方を可能にする。しかしながら、この横方向移 動は、溝９７の中の軸９５の移動の上限においてのみ可能である。スプリング９ ９は、出口に向けて連動部材９０を通常付勢し、したがって、ノーズ部分９２は 、タワーシュートの幅を部分的に横切って延び、コインの通過を阻止するために 、固定された回転可能の当接部４６と協力して動作する。しかしながら、コイン ７０が、下側のコインの堆積から押し上げられるとき（エスカレータタワーシュ ートの入口の中に移動するコイン７０に応じて）、そのコイン７０は、始めに一 方向の移動で図９で示されている位置まで連結部材９０を押し上げ、その後に、 下からの更なる力が図１０に示されているように連結部材９０を反時計方向に回 転させる。コインが上方向に当接部４６の中央部を越えて通過すると、付勢スプ リング９９の力を受けているノーズ部分９２は、タワー出口を通してそのコイン を放出する（図１１）。スプリング９９は、さらに、連動部材９０を図８に示さ れるスタート位置に移動させる。もしも、抜き取り具を挿入することによりコイ ンを取り上げようとの試みがなされる場合、力が抜き取り具によって必ず向けら れなければならない角度の故に、連動部材９０は、溝９７の横の部分に到達する のに充分な量だけ強制的に上方に移動することができない。したがって、コイン ７０は、出口から道具を挿入することによってエスカレータタワーから取り出さ れるという可能性はない。 いまや明かとなるように、本発明は、如何なる種類のコイン詰まりもエスカレ ータ出口からのコインの盗難も実質的に低減しあるいは除去するコイン取り扱い 装置を提供する。さらに、この装置については、与えられたコインフィルタ３１ を、適切な陸状部分と溝との寸法をもった異なるディスクで単に置き換えること や、細長い孔１６の寸法を変えることによって（典型的には、与えられたコイン の種類に合わせられた新しいホッパ組み立て体１１，１２を備えることによって ）、特定の種類のコインに対して特別に設計してもよい。さらに、本発明は、構 造お よび設計が比較的単純であり、したがって、組み立ておよび修理が比較的容易で ある。撹拌器ディスク３０、コインフィルタ３１、コイン移送ディスク３２のよ うな多くの要素は、成形プラスチック材料から製造可能であり、したがって、比 較的安価に大量生産することが可能であるということが留意される。さらに、エ スカレータタワーの中に連動機構を使用することによって、コインの盗難は、効 果的に阻止、あるいは完全になくすることができる。光学カウンタシールドは、 周りの光で検出器をオーバフローさせることにより盗難を除去し、また、連動部 品の配置は、連動部材９０がエスカレータタワープレート４１，４２の外面から は操作できないようになっているということがさらに留意される。 上述のものは、本発明の好ましい実施形態の充分で完全な開示を提供している が、種々の変更、異なる構造、および等価なものを採用してもよい。例えば、所 望であれば、セグメント７２およびピン７３に対して図示されたものとは異なる 形をもつコイン停止部７２を採用してよい。図１５は、弓形本体部分１０３と前 縁部分１０４とをもつＬ形突出部を有するような変形を示している。もう一つの 変形は、セグメント７２の前縁位置の近くに配置された単一のピン形停止部であ る。同様に、異なる形状をもち、図示されたものの機能と一致するコインガイド ７５であって、弓形のセグメント形状、湾曲した台形形状、および単一あるいは ２個のピンを具備するようなガイドが採用されてもよい。さらに、撹拌器ディス ク３０およびコインフィルタ３１は、単一構造の一体化部材である必要はなく、 個々のアーム５６とアームセクション６３および陸状部分６２から製造すること ができる。他には、要素３０および３１は、所望であれば、一体成形部材あるい は一体機械加工部材として製造されてもよい。さらに、光電カウンタ５０は、カ ウントアーム５１と一緒に働くマイクロスイッチのようなその他の既知の排出コ インカウント機構に置き換えてもよい。したがって、上述のものは、付属の請求 の範囲によって定義される本発明を制限するものと考えるべきではない。

【手続補正書】特許法第１８４条の８ 【提出日】１９９６年５月３日 【補正内容】 補正請求の範囲 １．ベース部材と、 前記ベース部材に取り付けられ、ばら積みでコインを格納しているホッパと、 前記ベース部材に回転可能に組み付けられ、移送ステーションまで移送路に沿 って前記ホッパからコインを移送するコイン供給機組み立て体とを有し、前記コ イン供給機組み立て体は、所定の特徴をもったコインを除去する撹拌器／コイン フィルタ装置と、前記撹拌器／コインフィルタ装置に取り付けられ、前記移送路 に沿って前記撹拌器／コインフィルタ装置を通って入ってくるコインを運ぶコイ ン移送ディスクとを含んでいるとともに、 前記撹拌器／コインフィルタ装置は、撹拌器ディスク部分と、前記撹拌器ディ スク部分に対面するフィルタ表面を具備するコインフィルタディスク部分とを有 し、前記フィルタ表面は、前記コインフィルタディスク部分が前記撹拌器ディス ク部分と結合されるとき、コイン入口を画定する手段を含んでいるコイン取り扱 い装置。 ２．前記コインフィルタディスク部分が前記撹拌器ディスク部分と結合される とき、コイン入口を画定する前記手段は、前記フィルタ表面の少なくとも一部を 形成する陸状部分と溝とを有する請求項１の発明。 ３．前記コインフィルタディスク部分は、内径をもち、前記撹拌器ディスク部 分は、内側表面、外側表面、および前記コインフィルタディスク部分の前記内径 と少なくとも同じ大きさの直径を含んでおり、前記撹拌器ディスク部分の前記外 側表面は、前記ホッパの中のコイン撹拌を増進させるために、それに沿って延び ている複数の隆起した部分を具備している請求項２の発明。 ４．前記複数の隆起した部分は、前記撹拌器ディスク部分の前記外側表面に沿 って半径方向に延びている請求項３の発明。 ５．前記複数の隆起した部分は、前記撹拌器ディスク部分の前記外側表面の周 辺に向かって中心から延びている請求項４の発明。 ６．前記コイン入口は、直交する方向の寸法を予め決定し、前記予め決定した 特徴の少なくとも一つによりコインを取り除く請求項２の発明。 ７．前記予め決定した特徴の一つは、前記コイン入口の幅を超えるコインの直 径である請求項６の発明。 ８．前記予め決定した特徴の一つは、曲がったコインである請求項６の発明。 ９．前記コイン移送ディスクは、前記コイン移送ディスクの外径に隣接して位 置付けられた、周辺に配置された複数のコイン停止部を具備する請求項１の発明 。 １０．前記コイン停止部は、ピン形をしている請求項９の発明。 １１．前記コイン停止部は、Ｌ形をしている請求項９の発明。 １２．前記コイン停止部は、弓形のセグメントと、前記セグメントの半径方向 内側に配置された関連するピンとを有している請求項９の発明。 １３．前記コイン停止部の半径方向内側に配置された複数のコインガイドをさ らに含んでいる請求項９の発明。 １４．前記コインガイドは、逆三角形の断面形状を具備する請求項１３の発明 。 １５．各逆三角形のベースは、弓形の形状を具備する請求項１４の発明。 １６．前記ベース部材に固定され、前記移送ステーションに沿って横方向に延 びているナイフエッジをさらに含んでいる請求項１の発明。 １７．前記コイン移送ディスクは、前記ディスクの外径の半径方向内側に配置 された複数のコインガイドを具備し、前記コインガイドのそれぞれは、それの半 径方向の外側端末に弓形の表面をもつとともに、前記ナイフエッジは、前記コイ ンガイドのそれぞれの前記弓形の表面の曲率半径に正確に一致する曲率半径をも つ弓形の表面を具備する請求項１６の発明。 １８．前記撹拌器／コインフィルタ装置および前記コイン移送ディスクは、そ れらの周辺に沿って配置され、前記移送路に沿って移送されるコインの横方向の 動きを制限するために、位置合わせされた空間を画定する対向表面を具備する請 求項１の発明。 １９．前記ベース部材は、前記コイン移送ディスクの内側への動きを最小にす るような寸法の直径をもち、それから外側に延びている環状の壁を含んでいる請 求項１の発明。 ２０．前記コイン移送ディスクは、前記ディスクの外径の半径方向内側に配置 された複数のコインガイドを含み、前記コインガイドのそれぞれは、前記移送路 に沿って移送されるコインの半径方向内側への動きを制限するために、その外側 端末にガイド表面を具備している請求項１９の発明。 ２１．前記ホッパは、前記コイン供給器組み立て体に合わされた位置における コイン用の細長い孔を含んでおり、前記細長い孔は、普通よりも寸法の小さいコ インを収容できるように選択された寸法を有する請求項１の発明。 ２２．前記コイン用の細長い孔は、軸方向から見たとき、前記コイン供給組み 立て体の底部に隣接して配置されている請求項２１の発明。 ２３．前記コインエスカレータは、前記移送ステーションに隣接した入口と出 口とを具備するコインシュートを画定する内壁表面をもったハウジングと、前記 出口に隣接したコイン連動機構であって、前記シュート内の前記コインエスカレ ータに摺動可能および回転可能に組み付けられた連動バーを含み、前記連動バー は、前記出口に向かって延びる突出ノーズ部分を具備しているコイン連動機構と 、前記ノーズ部分が前記シュートを部分的に横切ってコイン停止位置まで延びる 位置に前記連動バーを付勢するために前記連動バーに結合された付勢手段とを含 んでいる請求項４３の発明。 ２４．前記ハウジングには、前記出口に隣接した一対のガイド溝が設けられて おり、前記ガイド溝の下方の第１のものは、全体として前記シュートに平行な移 動を可能にした形をしており、前記ガイド溝の上方の第２のものは、前記シュー トに全体として平行な移動と、前記出口から離れる方向で前記シュートに対して 横方向の移動との両方を可能にした形をしているとともに、この場合、前記連動 バーは、前記ガイド溝の中での摺動および回転の動作のために配置された一対の 軸を具備している請求項２３の発明。 ２５．前記出口において前記シュートの横方向に延び、前記連動機構の反対側 に位置付けられた回転可能な干渉停止部をさらに含んでいる請求項２３の発明。 ２６．コインの集積から移送ステーションにコインを移送するために用いられ るコインホッパの中で使用されるコイン供給組み立て体において、 予め定められた特徴を持っているコインを除去するための撹拌器／コインフィ ルタ装置であって、撹拌器ディスク部分と、前記撹拌器ディスク部分に対面する フィルタ表面を具備するコインフィルタディスク部分とを有し、前記コインフィ ルタディスク部分が前記撹拌器ディスク部分と結合されるとき、前記フィルタ表 面にコイン入口を画定する手段を有する撹拌器／コインフィルタ装置と、 前記撹拌器／コインフィルタ装置に固定され、前記撹拌器／コインフィルタ装 置を通過するコインを収納するために、前記ディスクの外径に隣接して配置され た複数の周辺に分布されたコイン停止部を具備するコイン移送ディスクとを有し ているコイン供給組み立て体。 ２７．前記コインフィルタディスク部分が前記撹拌器ディスク部分と結合され るとき、コイン入口を画定する前記手段は、前記フィルタ表面の少なくとも一部 分を形成する陸状部分と溝とを有する請求項２６の発明。 ２８．前記コインフィルタディスク部分は内径を具備し、前記撹拌器ディスク 部分は、内側表面、外側表面、および前記コインフィルタディスク部分の内径と 少なくとも同じ大きさの直径を含み、前記撹拌器ディスク部分の前記外側表面は 、ホッパの中のコイン撹拌を増進させるために、それに沿って延びている複数の 隆起した部分を具備している請求項２７の発明。 ２９．前記複数の隆起した部分は、前記撹拌器ディスク部分の前記外側表面に 沿って半径方向に延びている請求項２８の発明。 ３０．前記複数の隆起した部分は、前記撹拌器ディスク部分の前記外側表面の 中心から周辺に向かって延びている請求項２９の発明。 ３１．前記コイン入口は、前記予め定められた特徴の少なくとも一つによって コインを除去するための予め定められた直交する方向の寸法を持っている請求項 ２７の発明。 ３２．前記予め決定した特徴の一つは、前記コイン入口の幅を超えるコインの 直径である請求項３１の発明。 ３３．前記予め決定した特徴の一つは、曲がったコインである請求項３１の発 明。 ３４．前記コイン停止部は、ピン形をしている請求項２６の発明。 ３５．前記コイン停止部は、Ｌ形をしている請求項２６の発明。 ３６．前記コイン停止部は、弓形のセグメントと、前記セグメントの半径方向 内側に配置された関連するピンとを有している請求項２６の発明。 ３７．前記コイン停止部の半径方向内側に配置された複数のコインガイドをさ らに含んでいる請求項２６の発明。 ３８．前記コインガイドは、逆三角形の断面形状を具備する請求項３７の発明 。 ３９．各逆三角形のベースは、弓形の形状を具備する請求項３８の発明。 ４０．コイン取り扱い装置と一緒に用いるためのコインを連続して放出するコ インエスカレータにおいて、 コインを受け入れる入口と、出口とを具備するコインシュートを画定する内壁 表面をもつハウジングと、 前記出口に隣接したコイン連動機構とを有し、 前記コイン連動機構は、前記ハウジング内の前記コインエスカレータに摺動可 能および回転可能に組み付けられた連動バーを含み、前記連動バーは、前記出口 に向かって延びる突出ノーズ部分を具備しているコイン連動機構と、前記ノーズ 部分が前記シュートを部分的に横切ってコイン停止位置まで延びる位置に前記連 動バーを付勢するために前記連動バーに結合された付勢手段とを含んでいるコイ ンエスカレータ。 ４１．前記ハウジングには、前記出口に隣接した一対のガイド溝が設けられて おり、前記ガイド溝の下方の第１のものは、全体として前記シュートに平行な移 動を可能にした形をしており、前記ガイド溝の上方の第２のものは、前記シュー トに全体として平行な移動と、前記出口から離れる方向で前記シュートに対して 横方向の移動との両方を可能にした形をしているとともに、この場合、前記連動 バーは、前記ガイド溝の中での摺動および回転の動作のために配置された一対の 軸を具備している請求項４０の発明。 ４２．前記出口において前記シュートの横方向に延び、前記連動機構の反対側 に位置付けられた固定位置の回転可能な干渉停止部をさらに含んでいる請求項４ ０の発明。 ４３．前記コイン取り扱い装置は、前記移送ステーションから離れた位置にお いて連続してコインを放出させるために、前記移送ステーションに隣接する前記 ベース部材に固定されたコインエスカレータをさらに含んでいる請求項１の発明 。 ４４．前記撹拌器ディスク部分と前記コインフィルタディスク部分とは、別々 な要素である請求項１の発明。 ４５．前記撹拌器ディスク部分と前記コインフィルタディスク部分とは、別々 な要素である請求項２６の発明。 ４６．ベース部材と、 前記ベース部材に取り付けられ、ばら積みでコインを格納しているホッパと、 前記ベース部材に関して回転可能に組み付けられ、移送ステーションまで移送 路に沿って前記ホッパからコインを移送するコイン供給機組み立て体とを有し、 前記コイン供給機組み立て体は、所定の特徴をもったコインを除去するコインフ ィルタ装置と、前記コインフィルタ装置に結合され、前記移送路に沿って前記コ インフィルタ装置を通って入ってくるコインを移動させるコイン移送ディスクと を含んでいるとともに、前記コインフィルタ装置は、前記コイン供給組み立て体 の回転軸から離れる方向に向いているコイン入口を画定する手段を含んでいるコ イン取り扱い装置。 ４７．前記コインフィルタ装置は、前記コイン入口に通じるコイン導入路を設 ける手段を含んでいる請求項４６の発明。 ４８．前記コイン導入路は、前記回転軸に実質的に直角な方向に延びている請 求項４７の発明。 ４９．コイン導入路を設ける前記手段は、前記コインフィルタ装置の表面を含 んでいる請求項４７の発明。 ５０．前記表面は、前記コイン導入路を画定する陸状部分と溝とを含んでいる 請求項４９の発明。 ５１．前記コインフィルタ装置は、ディスク形である請求項４６の発明。 ５２．前記陸状部分と溝とは、それらの内側の端末において前記コイン入口の 中で終端している請求項５１の発明。 ５３．前記コインフィルタ装置は、コインフィルタ部分と中央部分とを含んで おり、前記コインフィルタ部分は、内側寸法をもち、前記中央部分は、内側表面 、外側表面、および前記コインフィルタ部分の内側寸法に少なくとも同じ大きさ の全体寸法を含み、さらに、この場合、前記コイン入口は、前記全体寸法と前記 内部寸法との隣り合う部分に隣接して配置されている請求項４６の発明。 ５４．前記コイン供給組み立て体は、前記ホッパの中におけるコイン撹拌を増 進させるための、前記中央部分の上に配置された手段をさらに含んでいる請求項 ５３の発明。 ５５．コインホッパと一緒に使用するために、移送ステーションまで前記ホッ パの中のコインの集積からコインを移送するコイン供給組み立て体において、 予め定められた特徴を具備するコインを取り除くコインフィルタ装置と、 前記移送路に沿って前記コインフィルタ装置を通って入るコインを移動させる ための、前記コインフィルタ装置に結合されたコイン移送ディスクとを有すると ともに、前記コインフィルタ装置は、前記コイン供給組み立て体の回転軸から離 れる方向に向いているコイン入口を画定する手段を含んでいるコイン供給組み立 て体。 ５６．前記コインフィルタ装置は、前記コイン入口に通じるコイン導入路を提 供する手段を含んでいる請求項５５の発明。 ５７．前記コイン導入路は、前記回転軸に実質的に直角な方向に延びている請 求項５６の発明。 ５８．コイン導入路を提供する前記手段は、前記コインフィルタ装置の表面を 含んでいる請求項５６の発明。 ５９．前記表面は、前記コイン導入路を画定する陸状部分と溝とを含んでいる 請求項５８の発明。 ６０．前記コインフィルタ装置は、ディスク形である請求項５５の発明。 ６１．前記陸状部分と溝とは、それらの内側の端末において前記コイン入口の 中で終端している請求項６０の発明。 ６２．前記コインフィルタ装置は、コインフィルタ部分と、シールド部分とを 含んでおり、前記コインフィルタ部分は、内側寸法をもち、前記中央部分は、内 側表面、外側表面、および前記コインフィルタ部分の内側寸法に少なくとも同じ 大きさの全体寸法を含み、さらに、この場合、前記コイン入口は、前記全体寸法 と前記内部寸法との隣り合う部分に隣接して配置されている請求項６０の発明。 ６３．前記コイン供給組み立て体は、前記ホッパの中におけるコイン撹拌を増 進させるための、前記中央部分の上に配置された手段をさらに含んでいる請求項 ６２の発明。 ６４．前記コイン供給組み立て体の外側への動きを制限するための、前記ベー ス部材に結合された手段をさらに含んでいる請求項１の発明。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，ＬＵ，Ｍ Ｃ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ，ＣＧ ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ， ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＫＥ，ＭＷ，ＳＤ，ＳＺ，ＵＧ)， ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，Ｃ Ｈ，ＣＮ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ ，ＧＥ，ＨＵ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ， ＬＫ，ＬＲ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＮ，Ｍ Ｗ，ＭＸ，ＮＬ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＴＪ，ＴＴ，ＵＡ， ＵＺ，ＶＮ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．ベースプレートと、 前記ベースプレートに取り付けられ、ばら積みでコインを格納しているホッパ と、 前記ベースプレートに関して回転可能に組み付けられ、移送ステーションまで 移送路に沿って前記ホッパからコインを移送するコイン供給機組み立て体とを有 し、前記コイン供給機組み立て体は、所定の特徴をもったコインを除去する撹拌 器／コインフィルタ装置と、前記撹拌器／コインフィルタ装置に固定され、前記 移送路に沿って前記撹拌器／コインフィルタ装置を通って入ってくるコインを運 ぶコイン移送ディスクと、 前記移送ステーションから離れた位置において連続してコインを放出させるた めに、前記移送ステーションに隣接する前記ベースプレートに固定されたコイン エスカレータとを含んでいるコイン取り扱い装置。 ２．前記撹拌器／コインフィルタ装置は、撹拌器ディスクと、内径および前記 撹拌器ディスクに対面するフィルタ表面を具備するコインフィルタディスクとか らなり、前記フィルタ表面は、前記コインフィルタディスクが前記撹拌器ディス クに固定されるとき、コイン入口を画定する陸状部分と溝とを有する請求項１の 発明。 ３．前記撹拌器ディスクは、内径、内側表面、外側表面、および前記コインフ ィルタディスクの前記内径と少なくとも同じ大きさの直径を含んでおり、前記撹 拌器ディスクの前記外側表面は、前記ホッパの中のコイン撹拌を増進させるため に、それに沿って延びている複数の隆起した部分を具備している請求項２の発明 。 ４．前記複数の隆起した部分は、前記撹拌器ディスクの前記外側表面に沿って 半径方向に延びている請求項３の発明。 ５．前記複数の隆起した部分は、前記撹拌器ディスクの前記外側表面の周辺に 向かって中心から延びている請求項４の発明。 ６．前記コイン入口は、直交する方向の寸法を予め決定し、前記予め決定した 特徴の少なくとも一つによりコインを取り除く請求項２の発明。 ７．前記予め決定した特徴の一つは、前記コイン入口の幅を超えるコインの直 径である請求項６の発明。 ８．前記予め決定した特徴の一つは、曲がったコインである請求項６の発明。 ９．前記コイン移送ディスクは、前記コイン移送ディスクの外径に隣接して位 置付けられた、周辺に配置された複数のコイン停止部を具備する請求項１の発明 。 １０．前記コイン停止部は、ピン形をしている請求項９の発明。 １１．前記コイン停止部は、Ｌ形をしている請求項９の発明。 １２．前記コイン停止部は、弓形のセグメントと、前記セグメントの半径方向 内側に配置された関連するピンとを有している請求項９の発明。 １３．前記コイン停止部の半径方向内側に配置された複数のコインガイドをさ らに含んでいる請求項９の発明。 １４．前記コインガイドは、逆三角形の断面形状を具備する請求項１３の発明 。 １５．各逆三角形のベースは、弓形の形状を具備する請求項１４の発明。 １６．前記ベースプレートに固定され、前記移送ステーションに沿って横方向 に延びているナイフエッジをさらに含んでいる請求項１の発明。 １７．前記コイン移送ディスクは、前記ディスクの外径の半径方向内側に配置 された複数のコインガイドを具備し、前記コインガイドのそれぞれは、それの半 径方向の外側端末に弓形の表面をもつとともに、前記ナイフエッジは、前記コイ ンガイドのそれぞれの前記弓形の表面の曲率半径に正確に一致する曲率半径をも つ弓形の表面を具備する請求項１６の発明。 １８．前記撹拌器／コインフィルタ装置および前記コイン移送ディスクは、そ れらの周辺に沿って配置され、前記移送路に沿って移送されるコインの横方向の 動きを制限するために、位置合わせされた空間を画定する対向表面を具備する請 求項１の発明。 １９．前記ベースプレートは、前記コイン移送ディスクの内側への動きを最小 にするような寸法の直径をもち、それから外側に延びている環状の壁を含んでい る請求項１の発明。 ２０．前記コイン移送ディスクは、前記ディスクの外径の半径方向内側に配置 された複数のコインガイドを含み、前記コインガイドのそれぞれは、前記移送路 に沿って移送されるコインの半径方向内側への動きを制限するために、それの外 側端末にガイド表面を具備している請求項１９の発明。 ２１．前記ホッパは、前記コイン供給器組み立て体に合わされた位置における コイン用の細長い孔を含んでおり、前記細長い孔は、普通よりも寸法の小さいコ インを収容できるように選択された寸法を有する請求項１の発明。 ２２．前記コイン用の細長い孔は、軸方向から見たとき、前記コイン供給組み 立て体の底部に隣接して配置されている請求項２１の発明。 ２３．前記コインエスカレータは、前記移送ステーションに隣接した入口と出 口とを具備するコインシュートを画定する内壁表面をもったハウジングと、前記 出口に隣接したコイン連動機構であって、前記シュート内の前記コインエスカレ ータに摺動可能および回転可能に組み付けられた連動バーを含み、前記連動バー は、前記出口に向かって延びる突出ノーズ部分を具備しているコイン連動機構と 、前記ノーズ部分が前記シュートを部分的に横切ってコイン停止位置まで延びる 位置に前記連動バーを付勢するために前記連動バーに結合された付勢手段とを含 んでいる請求項１の発明。 ２４．前記ハウジングには、前記出口に隣接した一対のガイド溝が設けられて おり、前記ガイド溝の下方の第１のものは、全体として前記シュートに平行な移 動を可能にした形をしており、前記ガイド溝の上方の第２のものは、前記シュー トに全体として平行な移動と、前記出口から離れる方向で前記シュートに対して 横方向の移動との両方を可能にした形をしているとともに、この場合、前記連動 バーは、前記ガイド溝の中での摺動および回転の動作のために配置された一対の 軸を具備している請求項２３の発明。 ２５．前記出口において前記シュートの横方向に延び、前記連動機構の反対側 に位置付けられた回転可能な干渉停止部をさらに含んでいる請求項２３の発明。 ２６．コインの集積から移送ステーションにコインを移送するために用いられ るコインホッパの中での使用に関しコイン供給組み立て体において、 予め定められた特徴を持っているコインを除去するための撹拌器／コインフィ ルタ装置と、 前記撹拌器／コインフィルタ装置に固定され、前記撹拌器／コインフィルタ装 置を通過するコインを収納するために、前記ディスクの外径に隣接して配置され た複数の周辺に分布されたコイン停止部を具備するコイン移送ディスクとを有し ているコイン供給組み立て体。 ２７．前記撹拌器／コインフィルタ装置は、撹拌器ディスクと、内径および前 記撹拌器ディスクに対面するフィルタ表面を具備するコインフィルタディスクか らなり、前記フィルタ表面は、前記コインフィルタディスクが前記撹拌器ディス クに固定されるとき、コイン入口を画定する陸状部分と溝とを有する請求項２６ の発明。 ２８．前記撹拌器ディスクは、内径、内側表面、外側表面、および前記コイン フィルタディスクの内径と少なくとも同じ大きさの直径を含み、前記撹拌器ディ スクの前記外側表面は、ホッパの中のコイン撹拌を増進させるために、それに沿 って延びている複数の隆起した部分を具備している請求項２７の発明。 ２９．前記複数の隆起した部分は、前記撹拌器ディスクの前記外側表面に沿っ て半径方向に延びている請求項２８の発明。 ３０．前記複数の隆起した部分は、前記撹拌器ディスクの前記外側表面の中心 から周辺に向かって延びている請求項２９の発明。 ３１．前記コイン入口は、前記予め定められた特徴の少なくとも一つによって コインを除去するための予め定められた直交する方向の寸法を持っている請求項 ２７の発明。 ３２．前記予め決定した特徴の一つは、前記コイン入口の幅を超えるコインの 直径である請求項３１の発明。 ３３．前記予め決定した特徴の一つは、曲がったコインである請求項３１の発 明。 ３４．前記コイン停止部は、ピン形をしている請求項２６の発明。 ３５．前記コイン停止部は、Ｌ形をしている請求項２６の発明。 ３６．前記コイン停止部は、弓形のセグメントと、前記セグメントの半径方向 内側に配置された関連するピンとを有している請求項２６の発明。 ３７．前記コイン停止部の半径方向内側に配置された複数のコインガイドをさ らに含んでいる請求項２６の発明。 ３８．前記コインガイドは、逆三角形の断面形状を具備する請求項３７の発明 。 ３９．各逆三角形のベースは、弓形の形状を具備する請求項３８の発明。 ４０．コイン取り扱い装置と一緒に用いるためのコインを連続して放出するコ インエスカレータにおいて、 コインを受け入れる入口と、出口とを具備するコインシュートを画定する内壁 表面をもつハウジングと、 前記出口に隣接したコイン連動機構とを有し、前記コイン連動機構は、前記ハ ウジング内の前記コインエスカレータに摺動可能および回転可能に組み付けられ た連動バーを含み、前記連動バーは、前記出口に向かって延びる突出ノーズ部分 を具備しているコイン連動機構と、前記ノーズ部分が前記シュートを部分的に横 切ってコイン停止位置まで延びる位置に前記連動バーを付勢するために前記連動 バーに結合された付勢手段とを含んでいるコインエスカレータ。 ４１．前記ハウジングには、前記出口に隣接した一対のガイド溝が設けられて おり、前記ガイド溝の下方の第１のものは、全体として前記シュートに平行な移 動を可能にした形をしており、前記ガイド溝の上方の第２のものは、前記シュー トに全体として平行な移動と、前記出口から離れる方向で前記シュートに対して 横方向の移動との両方を可能にした形をしているとともに、この場合、前記連動 バーは、前記ガイド溝の中での摺動および回転の動作のために配置された一対の 軸を具備している請求項４０の発明。 ４２．前記出口において前記シュートの横方向に延び、前記連動機構の反対側 に位置付けられた固定位置の回転可能な干渉停止部をさらに含んでいる請求項４ ０の発明。