JPH0951103A - 薄膜トランジスタおよびその製造方法 - Google Patents

薄膜トランジスタおよびその製造方法

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JPH0951103A
JPH0951103A JP20296795A JP20296795A JPH0951103A JP H0951103 A JPH0951103 A JP H0951103A JP 20296795 A JP20296795 A JP 20296795A JP 20296795 A JP20296795 A JP 20296795A JP H0951103 A JPH0951103 A JP H0951103A
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JP
Japan
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film
insulating film
gate
electrode
source
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JP20296795A
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English (en)
Inventor
Takashi Toida
孝志 戸井田
Kanetaka Sekiguchi
関口  金孝
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Citizen Watch Co Ltd
Original Assignee
Citizen Watch Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 基板11上に設けるソースドレイン電極13
と、ソースドレイン電極上に設ける半導体膜15と、半
導体膜上に設けるゲート絶縁膜17と、ゲート絶縁膜上
に設けるゲート電極19とを備え、半導体膜のパターン
形状はゲート電極のパターン形状より小さくする薄膜ト
ランジスタおよびその製造方法。 【効果】 ゲート絶縁膜側壁部のダメージや、ゲート絶
縁膜の側壁部に導電材料が付着することに起因する、ゲ
ート電極とソースドレイン電極間、あるいはゲート電極
と半導体膜間に短絡は発生しない。このため薄膜トラン
ジスタはリーク電流の発生がなく、良好なトランジスタ
特性を示す薄膜トランジスタを提供することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、絶縁性を有する基板上
や絶縁性被膜上に形成する薄膜トランジスタの構造と、
この構造を形成するための製造方法とに関する。
【0002】
【従来の技術】絶縁性を有する基板上や絶縁性被膜上に
形成する薄膜トランジスタは、アクティブマトリクス型
の液晶表示装置のスイッチング素子や、センサや、三次
元回路素子に利用されている。この薄膜トランジスタの
構造と製造方法とを、図13の断面図を用いて説明す
る。
【0003】図13に示すように、絶縁性を有する基板
11上に、その間に隙間を形成するようにソースドレイ
ン電極13を設ける。さらにこのソースドレイン電極1
3に重なるように、半導体膜15を設ける。この半導体
膜15が薄膜トランジスタの活性領域となる。
【0004】さらにこの半導体膜15上にゲート絶縁膜
17を設け、さらにこのゲート絶縁膜17上にゲート電
極19を設ける。このように金属−絶縁膜−半導体構造
を有する薄膜トランジスタが得られる。
【0005】つぎにこの図13に示す薄膜トランジスタ
の製造方法を、以下に説明する。まずはじめに、基板1
1の全面に透明導電膜からなるソースドレイン電極13
材料を形成する。
【0006】その後、ソースドレイン電極13材料上に
フォトレジストを形成し、フォトマスクを用いて露光処
理と、現像処理を行いソースドレイン電極13形状にフ
ォトレジストをパターン形成する。
【0007】その後、このパターン形成したフォトレジ
ストをエッチングマスクに用いて透明導電膜を湿式エッ
チング処理して、ソースドレイン電極13を形成する。
【0008】その後、全面に半導体膜15材料とゲート
絶縁膜17材料とゲート電極19材料とを順次形成し、
ゲート電極19材料上にフォトレジストを形成し、フォ
トマスクを用いて露光処理と、現像処理を行いゲート電
極19形状にフォトレジストをパターン形成する。
【0009】その後、このパターン形成したフォトレジ
ストをエッチングマスクに用いてゲート電極19材料を
湿式エッチング処理して、ゲート電極13を形成する。
【0010】その後、同じフォトレジストをエッチング
マスクに用いて、乾式エッチング処理である反応性イオ
ンエッチング法を用いて、ゲート絶縁膜17材料とゲー
ト電極19材料とを順次エッチングする。
【0011】この結果、ソースドレイン電極13上に、
同一のパターン形状を有する半導体膜15とゲート絶縁
膜17とゲート電極19とを有する薄膜トランジスタを
形成することができる。
【0012】ここで半導体膜15とゲート絶縁膜17と
ゲート電極19とのエッチング処理は、湿式エッチング
と乾式エッチングとを組み合わせている。この理由は乾
式エッチング処理におけるフォトレジストと、半導体膜
15とゲート絶縁膜17とゲート電極19とのエッチン
グ選択比が充分に大きく取れず、フォトレジストがエッ
チングされ、設計値寸法とエッチング後パターン寸法と
の差が大きくなってしまうことを防止している。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】図13に示す薄膜トラ
ンジスタにおいては、2枚のフォトマスクによって薄膜
トランジスタを形成することができる。すなわちソース
ドレイン電極13のパターニングのためのフォトマスク
と、半導体膜15とゲート絶縁膜17とゲート電極19
とのパターニングのためのフォトマスクとの、2枚のフ
ォトマスクで薄膜トランジスタを形成することができ
る。
【0014】このため図13に示すような薄膜トランジ
スタは、その製造工程が簡略されるという利点をもつ。
しかしながらこの薄膜トランジスタにおいては、以下に
記載するような半導体膜15とゲート絶縁膜17とゲー
ト電極19との断面形状に起因する問題点をもってい
る。
【0015】すなわち従来技術における薄膜トランジス
タのソースドレイン電極13に重なるように設ける半導
体膜15とゲート絶縁膜17とゲート電極19とは、前
述のように同一パターン形状となる。
【0016】このためゲート絶縁膜17の側壁部を介し
て、ゲート電極19とソースドレイン電極13間、ある
いはゲート電極19と半導体膜15間に短絡が発生する
という問題点が生じる。
【0017】この短絡発生の原因は、前述のゲート絶縁
膜17と半導体膜15との反応性イオンエッチング処理
において発生する側壁部のエッチングダメージや、半導
体膜15下層のソースドレイン電極13表面から反応性
イオンエッチング処理においてイオンでたたき出された
導電材料がゲート絶縁膜17の側壁部に付着するためで
ある。
【0018】このソースドレイン電極13表面からたた
き出された導電材料の付着は、基板位置によるエッチン
グばらつきを吸収するために、半導体膜15のエッチン
グ終了後もしばらくの時間、反応性イオンエッチング処
理を継続して行うことにより発生し、現状では避けられ
ない。
【0019】このため薄膜トランジスタはリーク電流が
多くなったり、ゲート電極19と半導体膜15とが直接
接触することになりトランジスタ特性を示さないことが
発生する。
【0020】本発明の目的は、上記課題を解決して、側
壁部における短絡が発生しない薄膜トランジスタの構造
と、その製造方法とを提供することである。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の薄膜トランジスタの構造とその製造方法と
は、下記記載の手段を採用する。
【0022】本発明の薄膜トランジスタは、基板上に設
けるソースドレイン電極と、ソースドレイン電極上に設
ける半導体膜と、半導体膜上に設けるゲート絶縁膜と、
ゲート絶縁膜上に設けるゲート電極とを備え、半導体膜
のパターン形状はゲート電極のパターン形状より小さく
することを特徴とする。
【0023】本発明の薄膜トランジスタは、基板上に設
けるソースドレイン電極と、ソースドレイン電極上に設
ける半導体膜と、半導体膜上に設けるゲート絶縁膜と、
ゲート絶縁膜上に設けるゲート電極とを備え、半導体膜
のパターン形状はゲート電極とゲート絶縁膜とのパター
ン形状より小さくすることを特徴とする。
【0024】本発明の薄膜トランジスタは、基板上に設
けるソースドレイン電極と、ソースドレイン電極上に設
ける中間膜と、中間膜上に設ける半導体膜と、半導体膜
上に設けるゲート絶縁膜と、ゲート絶縁膜上に設けるゲ
ート電極とを備え、半導体膜のパターン形状はゲート電
極のパターン形状より小さくすることを特徴とする。
【0025】本発明の薄膜トランジスタは、基板上に設
けるソースドレイン電極と、ソースドレイン電極上に設
ける中間膜と、中間膜上に設ける半導体膜と、半導体膜
上に設けるゲート絶縁膜と、ゲート絶縁膜上に設けるゲ
ート電極とを備え、半導体膜のパターン形状はゲート電
極とゲート絶縁膜とのパターン形状より小さくすること
を特徴とする。
【0026】本発明の薄膜トランジスタは、基板上に設
けるソースドレイン電極と、ソースドレイン電極上に設
け不純物を含む中間膜と、中間膜上に設ける半導体膜
と、半導体膜上に設けるゲート絶縁膜と、このゲート絶
縁膜上に設けるゲート電極とを備え、半導体膜のパター
ン形状はゲート電極のパターン形状より小さくすること
を特徴とする。
【0027】本発明の薄膜トランジスタは、基板上に設
けるソースドレイン電極と、ソースドレイン電極上に設
け不純物を含む中間膜と、中間膜上に設ける半導体膜
と、半導体膜上に設けるゲート絶縁膜と、このゲート絶
縁膜上に設けるゲート電極とを備え、半導体膜のパター
ン形状はゲート電極とゲート絶縁膜とのパターン形状よ
り小さくすることを特徴とする。
【0028】本発明の薄膜トランジスタは、基板上に設
ける遮光膜と、遮光膜上に設ける層間絶縁膜と、層間絶
縁膜上に設けるソースドレイン電極と、このソースドレ
イン電極上に設ける半導体膜と、半導体膜上に設けるゲ
ート絶縁膜と、ゲート絶縁膜上に設けるゲート電極とを
備え、半導体膜のパターン形状はゲート電極のパターン
形状より小さくすることを特徴とする。
【0029】本発明の薄膜トランジスタは、基板上に設
ける遮光膜と、遮光膜上に設ける層間絶縁膜と、層間絶
縁膜上に設けるソースドレイン電極と、このソースドレ
イン電極上に設ける半導体膜と、半導体膜上に設けるゲ
ート絶縁膜と、ゲート絶縁膜上に設けるゲート電極とを
備え、半導体膜のパターン形状はゲート電極とゲート絶
縁膜とのパターン形状より小さくすることを特徴とす
る。
【0030】本発明の薄膜トランジスタは、基板上に設
ける遮光膜と、遮光膜上に設ける層間絶縁膜と、層間絶
縁膜上に設けるソースドレイン電極と、ソースドレイン
電極上に設ける中間膜と、中間膜上に設ける半導体膜
と、半導体膜上に設けるゲート絶縁膜と、ゲート絶縁膜
上に設けるゲート電極とを備え、半導体膜のパターン形
状はゲート電極のパターン形状より小さくすることを特
徴とする。
【0031】本発明の薄膜トランジスタは、基板上に設
ける遮光膜と、遮光膜上に設ける層間絶縁膜と、層間絶
縁膜上に設けるソースドレイン電極と、ソースドレイン
電極上に設ける中間膜と、中間膜上に設ける半導体膜
と、半導体膜上に設けるゲート絶縁膜と、ゲート絶縁膜
上に設けるゲート電極とを備え、半導体膜のパターン形
状はゲート電極とゲート絶縁膜とのパターン形状より小
さくすることを特徴とする。
【0032】本発明の薄膜トランジスタは、基板上に設
ける遮光膜と、遮光膜上に設ける層間絶縁膜と、層間絶
縁膜上に設けるソースドレイン電極と、ソースドレイン
電極上に設け不純物を含む中間膜と、中間膜上に設ける
半導体膜と、半導体膜上に設けるゲート絶縁膜と、ゲー
ト絶縁膜上に設けるゲート電極とを備え、半導体膜のパ
ターン形状はゲート電極のパターン形状より小さくする
ことを特徴とする。
【0033】本発明の薄膜トランジスタは、基板上に設
ける遮光膜と、この遮光膜上に設ける層間絶縁膜と、層
間絶縁膜上に設けるソースドレイン電極と、ソースドレ
イン電極上に設け不純物を含む中間膜と、中間膜上に設
ける半導体膜と、半導体膜上に設けるゲート絶縁膜と、
ゲート絶縁膜上に設けるゲート電極とを備え、半導体膜
のパターン形状はゲート電極とゲート絶縁膜とのパター
ン形状より小さくすることを特徴とする。
【0034】本発明の薄膜トランジスタは、基板上に設
ける遮光膜と容量下部電極と、遮光膜と容量下部電極上
に設ける層間絶縁膜と、層間絶縁膜上に設けるソースド
レイン電極と、このソースドレイン電極上に設ける半導
体膜と、半導体膜上に設けるゲート絶縁膜と、ゲート絶
縁膜上に設けるゲート電極とを備え、半導体膜のパター
ン形状はゲート電極のパターン形状より小さくすること
を特徴とする。
【0035】本発明の薄膜トランジスタは、基板上に設
ける遮光膜と容量下部電極と、遮光膜と容量下部電極上
に設ける層間絶縁膜と、層間絶縁膜上に設けるソースド
レイン電極と、このソースドレイン電極上に設ける半導
体膜と、半導体膜上に設けるゲート絶縁膜と、ゲート絶
縁膜上に設けるゲート電極とを備え、半導体膜のパター
ン形状はゲート電極とゲート絶縁膜とのパターン形状よ
り小さくすることを特徴とする。
【0036】本発明の薄膜トランジスタは、基板上に設
ける遮光膜と容量下部電極と、遮光膜と容量下部電極上
に設ける層間絶縁膜と、層間絶縁膜上に設けるソースド
レイン電極と、ソースドレイン電極上に設ける中間膜
と、中間膜上に設ける半導体膜と、半導体膜上に設ける
ゲート絶縁膜と、ゲート絶縁膜上に設けるゲート電極と
を備え、半導体膜のパターン形状はゲート電極のパター
ン形状より小さくすることを特徴とする。
【0037】本発明の薄膜トランジスタは、基板上に設
ける遮光膜と容量下部電極と、遮光膜と容量下部電極上
に設ける層間絶縁膜と、層間絶縁膜上に設けるソースド
レイン電極と、ソースドレイン電極上に設ける中間膜
と、中間膜上に設ける半導体膜と、半導体膜上に設ける
ゲート絶縁膜と、ゲート絶縁膜上に設けるゲート電極と
を備え、半導体膜のパターン形状はゲート電極とゲート
絶縁膜とのパターン形状より小さくすることを特徴とす
る。
【0038】本発明の薄膜トランジスタは、基板上に設
ける遮光膜と容量下部電極と、遮光膜と容量下部電極上
に設ける層間絶縁膜と、層間絶縁膜上に設けるソースド
レイン電極と、ソースドレイン電極上に設け不純物を含
む中間膜と、中間膜上に設ける半導体膜と、半導体膜上
に設けるゲート絶縁膜と、ゲート絶縁膜上に設けるゲー
ト電極とを備え、半導体膜のパターン形状はゲート電極
のパターン形状より小さくすることを特徴とする。
【0039】本発明の薄膜トランジスタは、基板上に設
ける遮光膜と容量下部電極と、遮光膜と容量下部電極上
に設ける層間絶縁膜と、層間絶縁膜上に設けるソースド
レイン電極と、ソースドレイン電極上に設け不純物を含
む中間膜と、中間膜上に設ける半導体膜と、半導体膜上
に設けるゲート絶縁膜と、ゲート絶縁膜上に設けるゲー
ト電極とを備え、半導体膜のパターン形状はゲート電極
とゲート絶縁膜とのパターン形状より小さくすることを
特徴とする。
【0040】本発明の薄膜トランジスタは、基板上に設
ける遮光膜と容量下部電極と、容量下部電極上に設ける
酸化膜と、遮光膜と容量下部電極上に設ける層間絶縁膜
と、層間絶縁膜上に設けるソースドレイン電極と、この
ソースドレイン電極上に設ける半導体膜と、半導体膜上
に設けるゲート絶縁膜と、ゲート絶縁膜上に設けるゲー
ト電極とを備え、半導体膜のパターン形状はゲート電極
のパターン形状より小さくすることを特徴とする。
【0041】本発明の薄膜トランジスタは、基板上に設
ける遮光膜と容量下部電極と、容量下部電極上に設ける
酸化膜と、遮光膜と容量下部電極上に設ける層間絶縁膜
と、層間絶縁膜上に設けるソースドレイン電極と、この
ソースドレイン電極上に設ける半導体膜と、半導体膜上
に設けるゲート絶縁膜と、ゲート絶縁膜上に設けるゲー
ト電極とを備え、半導体膜のパターン形状はゲート電極
とゲート絶縁膜とのパターン形状より小さくすることを
特徴とする。
【0042】本発明の薄膜トランジスタは、基板上に設
ける遮光膜と容量下部電極と、容量下部電極上に設ける
酸化膜と、遮光膜と容量下部電極上に設ける層間絶縁膜
と、層間絶縁膜上に設けるソースドレイン電極と、ソー
スドレイン電極上に設ける中間膜と、中間膜上に設ける
半導体膜と、半導体膜上に設けるゲート絶縁膜と、ゲー
ト絶縁膜上に設けるゲート電極とを備え、半導体膜のパ
ターン形状はゲート電極のパターン形状より小さくする
ことを特徴とする。
【0043】本発明の薄膜トランジスタは、基板上に設
ける遮光膜と容量下部電極と、容量下部電極上に設ける
酸化膜と、遮光膜と容量下部電極上に設ける層間絶縁膜
と、層間絶縁膜上に設けるソースドレイン電極と、ソー
スドレイン電極上に設ける中間膜と、中間膜上に設ける
半導体膜と、半導体膜上に設けるゲート絶縁膜と、ゲー
ト絶縁膜上に設けるゲート電極とを備え、半導体膜のパ
ターン形状はゲート電極とゲート絶縁膜とのパターン形
状より小さくすることを特徴とする。
【0044】本発明の薄膜トランジスタは、基板上に設
ける遮光膜と容量下部電極と、容量下部電極上に設ける
酸化膜と、遮光膜と容量下部電極上に設ける層間絶縁膜
と、層間絶縁膜上に設けるソースドレイン電極と、ソー
スドレイン電極上に設け不純物を含む中間膜と、中間膜
上に設ける半導体膜と、半導体膜上に設けるゲート絶縁
膜と、ゲート絶縁膜上に設けるゲート電極とを備え、半
導体膜のパターン形状はゲート電極のパターン形状より
小さくすることを特徴とする。
【0045】本発明の薄膜トランジスタは、基板上に設
ける遮光膜と容量下部電極と、容量下部電極上に設ける
酸化膜と、遮光膜と容量下部電極上に設ける層間絶縁膜
と、層間絶縁膜上に設けるソースドレイン電極と、ソー
スドレイン電極上に設け不純物を含む中間膜と、中間膜
上に設ける半導体膜と、半導体膜上に設けるゲート絶縁
膜と、ゲート絶縁膜上に設けるゲート電極とを備え、こ
の半導体膜のパターン形状はゲート電極とゲート絶縁膜
とのパターン形状より小さくすることを特徴とする。
【0046】本発明の薄膜トランジスタの製造方法は、
基板上にソースドレイン電極材料を形成し、ソースドレ
イン電極材料上にフォトレジストを形成し、フォトレジ
ストをエッチングマスクに用いてソースドレイン電極材
料をエッチングしてソースドレイン電極を形成する工程
と、半導体膜材料とゲート絶縁膜材料とゲート電極材料
とを順次形成し、ゲート電極材料上にフォトレジストを
形成する工程と、フォトレジストをエッチングマスクに
用いて半導体膜材料とゲート絶縁膜材料とゲート電極材
料とをエッチングしてゲート電極とゲート絶縁膜とこの
ゲート電極よりパターン形状の小さな半導体膜を形成す
る工程とを有することを特徴とする。
【0047】本発明の薄膜トランジスタの製造方法は、
基板上にソースドレイン電極材料を形成し、ソースドレ
イン電極材料上にフォトレジストを形成し、フォトレジ
ストをエッチングマスクに用いてソースドレイン電極材
料をエッチングしてソースドレイン電極を形成する工程
と、半導体膜材料とゲート絶縁膜材料とゲート電極材料
とを順次形成し、ゲート電極材料上にフォトレジストを
形成する工程と、フォトレジストをエッチングマスクに
用いて半導体膜材料とゲート絶縁膜材料とゲート電極材
料とをエッチングしてゲート電極とゲート絶縁膜とこの
ゲート電極とゲート絶縁膜よりパターン形状の小さな半
導体膜を形成する工程とを有することを特徴とする。
【0048】本発明の薄膜トランジスタの製造方法は、
基板上にソースドレイン電極材料と中間膜材料を形成
し、中間膜材料上にフォトレジストを形成し、フォトレ
ジストをエッチングマスクに用いて中間膜材料とソース
ドレイン電極材料をエッチングして中間膜とソースドレ
イン電極を形成する工程と、半導体膜材料とゲート絶縁
膜材料とゲート電極材料とを順次形成し、ゲート電極材
料上にフォトレジストを形成する工程と、フォトレジス
トをエッチングマスクに用いて半導体膜材料とゲート絶
縁膜材料とゲート電極材料とをエッチングしてゲート電
極とゲート絶縁膜とこのゲート電極よりパターン形状の
小さな半導体膜を形成する工程とを有することを特徴と
する。
【0049】基板上にソースドレイン電極材料と中間膜
材料を形成し、中間膜材料上にフォトレジストを形成
し、フォトレジストをエッチングマスクに用いて中間膜
材料とソースドレイン電極材料をエッチングして中間膜
とソースドレイン電極を形成する工程と、半導体膜材料
とゲート絶縁膜材料とゲート電極材料とを順次形成し、
ゲート電極材料上にフォトレジストを形成する工程と、
フォトレジストをエッチングマスクに用いて半導体膜材
料とゲート絶縁膜材料とゲート電極材料とをエッチング
してゲート電極とゲート絶縁膜とこのゲート電極とゲー
ト絶縁膜よりパターン形状の小さな半導体膜を形成する
工程とを有することを特徴とする。
【0050】本発明の薄膜トランジスタの製造方法は、
基板上にソースドレイン電極材料と不純物を含む中間膜
材料を形成し、中間膜材料上にフォトレジストを形成
し、フォトレジストをエッチングマスクに用いて中間膜
材料とソースドレイン電極材料をエッチングして中間膜
とソースドレイン電極を形成する工程と、半導体膜材料
とゲート絶縁膜材料とゲート電極材料とを順次形成し、
ゲート電極材料上にフォトレジストを形成する工程と、
フォトレジストをエッチングマスクに用いて半導体膜材
料とゲート絶縁膜材料とゲート電極材料とをエッチング
してゲート電極とゲート絶縁膜とこのゲート電極よりパ
ターン形状の小さな半導体膜を形成する工程とを有する
ことを特徴とする。
【0051】本発明の薄膜トランジスタの製造方法は、
基板上にソースドレイン電極材料と不純物を含む中間膜
材料を形成し、中間膜材料上にフォトレジストを形成
し、フォトレジストをエッチングマスクに用いて中間膜
材料とソースドレイン電極材料をエッチングして中間膜
とソースドレイン電極を形成する工程と、半導体膜材料
とゲート絶縁膜材料とゲート電極材料とを順次形成し、
ゲート電極材料上にフォトレジストを形成する工程と、
フォトレジストをエッチングマスクに用いて半導体膜材
料とゲート絶縁膜材料とゲート電極材料とをエッチング
してゲート電極とゲート絶縁膜とこのゲート電極とゲー
ト絶縁膜よりパターン形状の小さな半導体膜を形成する
工程とを有することを特徴とする。
【0052】本発明の薄膜トランジスタの製造方法は、
基板上に遮光膜と容量下部電極となる材料を形成し、遮
光膜と容量下部電極となる材料上にフォトレジストを形
成しフォトレジストをエッチングマスクに用いて遮光膜
と容量下部電極となる材料をエッチングして遮光膜と容
量下部電極を形成し、層間絶縁膜を形成する工程と、層
間絶縁膜上にソースドレイン電極材料を形成し、ソース
ドレイン電極材料上にフォトレジストを形成し、フォト
レジストをエッチングマスクに用いてソースドレイン電
極材料をエッチングしてソースドレイン電極を形成する
工程と、半導体膜材料とゲート絶縁膜材料とゲート電極
材料とを順次形成し、ゲート電極材料上にフォトレジス
トを形成する工程と、フォトレジストをエッチングマス
クに用いて半導体膜材料とゲート絶縁膜材料とゲート電
極材料とをエッチングしてゲート電極とゲート絶縁膜と
このゲート電極よりパターン形状の小さな半導体膜を形
成する工程とを有することを特徴とする。
【0053】本発明の薄膜トランジスタの製造方法は、
基板上に遮光膜と容量下部電極となる材料を形成し、遮
光膜と容量下部電極となる材料上にフォトレジストを形
成しフォトレジストをエッチングマスクに用いて遮光膜
と容量下部電極となる材料をエッチングして遮光膜と容
量下部電極を形成し、層間絶縁膜を形成する工程と、層
間絶縁膜上にソースドレイン電極材料を形成し、ソース
ドレイン電極材料上にフォトレジストを形成し、フォト
レジストをエッチングマスクに用いてソースドレイン電
極材料をエッチングしてソースドレイン電極を形成する
工程と、半導体膜材料とゲート絶縁膜材料とゲート電極
材料とを順次形成し、ゲート電極材料上にフォトレジス
トを形成する工程と、フォトレジストをエッチングマス
クに用いて半導体膜材料とゲート絶縁膜材料とゲート電
極材料とをエッチングしてゲート電極とゲート絶縁膜と
このゲート電極とゲート絶縁膜よりパターン形状の小さ
な半導体膜を形成する工程とを有することを特徴とす
る。
【0054】本発明の薄膜トランジスタの製造方法は、
基板上に遮光膜と容量下部電極となる材料を形成し、遮
光膜と容量下部電極となる材料上にフォトレジストを形
成しフォトレジストをエッチングマスクに用いて遮光膜
と容量下部電極となる材料をエッチングして遮光膜と容
量下部電極を形成し、層間絶縁膜を形成する工程と、層
間絶縁膜上にソースドレイン電極材料と中間膜材料を形
成し、中間膜材料上にフォトレジストを形成し、フォト
レジストをエッチングマスクに用いて中間膜材料とソー
スドレイン電極材料をエッチングして中間膜とソースド
レイン電極を形成する工程と、半導体膜材料とゲート絶
縁膜材料とゲート電極材料とを順次形成し、ゲート電極
材料上にフォトレジストを形成する工程と、フォトレジ
ストをエッチングマスクに用いて半導体膜材料とゲート
絶縁膜材料とゲート電極材料とをエッチングしてゲート
電極とゲート絶縁膜とこのゲート電極よりパターン形状
の小さな半導体膜を形成する工程とを有することを特徴
とする。
【0055】本発明の薄膜トランジスタの製造方法は、
基板上に遮光膜と容量下部電極となる材料を形成し、遮
光膜と容量下部電極となる材料上にフォトレジストを形
成しフォトレジストをエッチングマスクに用いて遮光膜
と容量下部電極となる材料をエッチングして遮光膜と容
量下部電極を形成し、層間絶縁膜を形成する工程と、層
間絶縁膜上にソースドレイン電極材料と中間膜材料を形
成し、中間膜材料上にフォトレジストを形成し、フォト
レジストをエッチングマスクに用いて中間膜材料とソー
スドレイン電極材料をエッチングして中間膜とソースド
レイン電極を形成する工程と、半導体膜材料とゲート絶
縁膜材料とゲート電極材料とを順次形成し、ゲート電極
材料上にフォトレジストを形成する工程と、フォトレジ
ストをエッチングマスクに用いて半導体膜材料とゲート
絶縁膜材料とゲート電極材料とをエッチングしてゲート
電極とゲート絶縁膜とこのゲート電極とゲート絶縁膜よ
りパターン形状の小さな半導体膜を形成する工程とを有
することを特徴とする。
【0056】本発明の薄膜トランジスタの製造方法は、
基板上に遮光膜と容量下部電極となる材料を形成し、遮
光膜と容量下部電極となる材料上にフォトレジストを形
成しフォトレジストをエッチングマスクに用いて遮光膜
と容量下部電極となる材料をエッチングして遮光膜と容
量下部電極を形成し、層間絶縁膜を形成する工程と、層
間絶縁膜上にソースドレイン電極材料と不純物を含む中
間膜材料を形成し、中間膜材料上にフォトレジストを形
成し、フォトレジストをエッチングマスクに用いて中間
膜材料とソースドレイン電極材料をエッチングして中間
膜とソースドレイン電極を形成する工程と、半導体膜材
料とゲート絶縁膜材料とゲート電極材料とを順次形成
し、ゲート電極材料上にフォトレジストを形成する工程
と、フォトレジストをエッチングマスクに用いて半導体
膜材料とゲート絶縁膜材料とゲート電極材料とをエッチ
ングしてゲート電極とゲート絶縁膜とこのゲート電極よ
りパターン形状の小さな半導体膜を形成する工程とを有
することを特徴とする。
【0057】本発明の薄膜トランジスタの製造方法は、
基板上に遮光膜と容量下部電極となる材料を形成し、遮
光膜と容量下部電極となる材料上にフォトレジストを形
成しフォトレジストをエッチングマスクに用いて遮光膜
と容量下部電極となる材料をエッチングして遮光膜と容
量下部電極を形成し、層間絶縁膜を形成する工程と、層
間絶縁膜上にソースドレイン電極材料と不純物を含む中
間膜材料を形成し、中間膜材料上にフォトレジストを形
成し、フォトレジストをエッチングマスクに用いて中間
膜材料とソースドレイン電極材料をエッチングして中間
膜とソースドレイン電極を形成する工程と、半導体膜材
料とゲート絶縁膜材料とゲート電極材料とを順次形成
し、ゲート電極材料上にフォトレジストを形成する工程
と、フォトレジストをエッチングマスクに用いて半導体
膜材料とゲート絶縁膜材料とゲート電極材料とをエッチ
ングしてゲート電極とゲート絶縁膜とこのゲート電極と
ゲート絶縁膜よりパターン形状の小さな半導体膜を形成
する工程とを有することを特徴とする。
【0058】本発明の薄膜トランジスタの製造方法は、
基板上に遮光膜と容量下部電極となる材料を形成し、遮
光膜と容量下部電極となる材料上にフォトレジストを形
成しフォトレジストをエッチングマスクに用いて遮光膜
と容量下部電極となる材料をエッチングして遮光膜と容
量下部電極を形成し、容量下部電極上に酸化膜を形成
し、層間絶縁膜を形成する工程と、層間絶縁膜上にソー
スドレイン電極材料を形成し、ソースドレイン電極材料
上にフォトレジストを形成し、フォトレジストをエッチ
ングマスクに用いてソースドレイン電極材料をエッチン
グしてソースドレイン電極を形成する工程と、半導体膜
材料とゲート絶縁膜材料とゲート電極材料とを順次形成
し、ゲート電極材料上にフォトレジストを形成する工程
と、フォトレジストをエッチングマスクに用いて半導体
膜材料とゲート絶縁膜材料とゲート電極材料とをエッチ
ングしてゲート電極とゲート絶縁膜とこのゲート電極よ
りパターン形状の小さな半導体膜を形成する工程とを有
することを特徴とする。
【0059】本発明の薄膜トランジスタの製造方法は、
基板上に遮光膜と容量下部電極となる材料を形成し、遮
光膜と容量下部電極となる材料上にフォトレジストを形
成しフォトレジストをエッチングマスクに用いて遮光膜
と容量下部電極となる材料をエッチングして遮光膜と容
量下部電極を形成し、容量下部電極上に酸化膜を形成
し、層間絶縁膜を形成する工程と、層間絶縁膜上にソー
スドレイン電極材料を形成し、ソースドレイン電極材料
上にフォトレジストを形成し、フォトレジストをエッチ
ングマスクに用いてソースドレイン電極材料をエッチン
グしてソースドレイン電極を形成する工程と、半導体膜
材料とゲート絶縁膜材料とゲート電極材料とを順次形成
し、ゲート電極材料上にフォトレジストを形成する工程
と、フォトレジストをエッチングマスクに用いて半導体
膜材料とゲート絶縁膜材料とゲート電極材料とをエッチ
ングしてゲート電極とゲート絶縁膜とこのゲート電極と
ゲート絶縁膜よりパターン形状の小さな半導体膜を形成
する工程とを有することを特徴とする。
【0060】本発明の薄膜トランジスタの製造方法は、
基板上に遮光膜と容量下部電極となる材料を形成し、遮
光膜と容量下部電極となる材料上にフォトレジストを形
成しフォトレジストをエッチングマスクに用いて遮光膜
と容量下部電極となる材料をエッチングして遮光膜と容
量下部電極を形成し、容量下部電極上に酸化膜を形成
し、層間絶縁膜を形成する工程と、層間絶縁膜上にソー
スドレイン電極材料と中間膜材料を形成し、中間膜材料
上にフォトレジストを形成し、フォトレジストをエッチ
ングマスクに用いて中間膜材料とソースドレイン電極材
料をエッチングして中間膜とソースドレイン電極を形成
する工程と、半導体膜材料とゲート絶縁膜材料とゲート
電極材料とを順次形成し、ゲート電極材料上にフォトレ
ジストを形成する工程と、フォトレジストをエッチング
マスクに用いて半導体膜材料とゲート絶縁膜材料とゲー
ト電極材料とをエッチングしてゲート電極とゲート絶縁
膜とこのゲート電極よりパターン形状の小さな半導体膜
を形成する工程とを有することを特徴とする。
【0061】本発明の薄膜トランジスタの製造方法は、
基板上に遮光膜と容量下部電極となる材料を形成し、遮
光膜と容量下部電極となる材料上にフォトレジストを形
成しフォトレジストをエッチングマスクに用いて遮光膜
と容量下部電極となる材料をエッチングして遮光膜と容
量下部電極を形成し、容量下部電極上に酸化膜を形成
し、層間絶縁膜を形成する工程と、層間絶縁膜上にソー
スドレイン電極材料と中間膜材料を形成し、中間膜材料
上にフォトレジストを形成し、フォトレジストをエッチ
ングマスクに用いて中間膜材料とソースドレイン電極材
料をエッチングして中間膜とソースドレイン電極を形成
する工程と、半導体膜材料とゲート絶縁膜材料とゲート
電極材料とを順次形成し、ゲート電極材料上にフォトレ
ジストを形成する工程と、フォトレジストをエッチング
マスクに用いて半導体膜材料とゲート絶縁膜材料とゲー
ト電極材料とをエッチングしてゲート電極とゲート絶縁
膜とこのゲート電極とゲート絶縁膜よりパターン形状の
小さな半導体膜を形成する工程とを有することを特徴と
する。
【0062】本発明の薄膜トランジスタの製造方法は、
基板上に遮光膜と容量下部電極となる材料を形成し、遮
光膜と容量下部電極となる材料上にフォトレジストを形
成しフォトレジストをエッチングマスクに用いて遮光膜
と容量下部電極となる材料をエッチングして遮光膜と容
量下部電極を形成し、容量下部電極上に酸化膜を形成
し、層間絶縁膜を形成する工程と、層間絶縁膜上にソー
スドレイン電極材料と不純物を含む中間膜材料を形成
し、中間膜材料上にフォトレジストを形成し、フォトレ
ジストをエッチングマスクに用いて中間膜材料とソース
ドレイン電極材料をエッチングして中間膜とソースドレ
イン電極を形成する工程と、半導体膜材料とゲート絶縁
膜材料とゲート電極材料とを順次形成し、ゲート電極材
料上にフォトレジストを形成する工程と、フォトレジス
トをエッチングマスクに用いて半導体膜材料とゲート絶
縁膜材料とゲート電極材料とをエッチングしてゲート電
極とゲート絶縁膜とこのゲート電極よりパターン形状の
小さな半導体膜を形成する工程とを有することを特徴と
する。
【0063】本発明の薄膜トランジスタの製造方法は、
基板上に遮光膜と容量下部電極となる材料を形成し、遮
光膜と容量下部電極となる材料上にフォトレジストを形
成しフォトレジストをエッチングマスクに用いて遮光膜
と容量下部電極となる材料をエッチングして遮光膜と容
量下部電極を形成し、容量下部電極上に酸化膜を形成
し、層間絶縁膜を形成する工程と、層間絶縁膜上にソー
スドレイン電極材料と不純物を含む中間膜材料を形成
し、中間膜材料上にフォトレジストを形成し、フォトレ
ジストをエッチングマスクに用いて中間膜材料とソース
ドレイン電極材料をエッチングして中間膜とソースドレ
イン電極を形成する工程と、半導体膜材料とゲート絶縁
膜材料とゲート電極材料とを順次形成し、ゲート電極材
料上にフォトレジストを形成する工程と、フォトレジス
トをエッチングマスクに用いて半導体膜材料とゲート絶
縁膜材料とゲート電極材料とをエッチングしてゲート電
極とゲート絶縁膜とこのゲート電極とゲート絶縁膜より
パターン形状の小さな半導体膜を形成する工程とを有す
ることを特徴とする。
【0064】
【作用】本発明の薄膜トランジスタにおいては、半導体
膜のパターン形状をゲート電極のパターン形状より小さ
くする手段や、あるいは半導体膜のパターン形状をゲー
ト電極とゲート絶縁膜のパターン形状より小さくする手
段を採用している。
【0065】このため半導体膜の外周部を、ゲート電極
および/またはゲート絶縁膜の外周部より後退させて、
ゲート電極および/またはゲート絶縁膜を半導体膜に対
してひさし状に設ける。すなわち本発明の薄膜トランジ
スタは、半導体膜とゲート電極とゲート絶縁膜との外周
部は同一パターンとならない構成を採用している。
【0066】この結果、ゲート絶縁膜側壁部のダメージ
や、ゲート絶縁膜の側壁部に導電材料が付着することに
起因する、ゲート電極とソースドレイン電極間、あるい
はゲート電極と半導体膜間に短絡は発生しない。
【0067】このため薄膜トランジスタはリーク電流の
発生がなく、良好なトランジスタ特性を示す薄膜トラン
ジスタを提供することができる。
【0068】さらに本発明の薄膜トランジスタでは、半
導体膜の側壁部に絶縁膜を設ける構成を採用する。この
ためゲート絶縁膜側壁部のダメージや、ゲート絶縁膜の
側壁部に導電材料が付着することに起因する、ゲート電
極とソースドレイン電極間、あるいはゲート電極と半導
体膜間に短絡は発生しない。
【0069】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の実施例における
薄膜トランジスタの構造とその製造方法とを説明する。
まずはじめに本発明の実施例における薄膜トランジスタ
の構造を、図3の断面図を用いて説明する。以下の実施
例の説明においては、薄膜トランジスタを、絶縁性を有
する基板に設ける例で説明する。
【0070】図3に示すように、絶縁性を有するガラス
からなる基板11上にソースドレイン電極13を設け
る。このソースドレイン電極13は、その間に隙間を設
けるように配置し、この隙間が薄膜トランジスタのチャ
ネル領域に相当する。
【0071】さらにソースドレイン電極13上に半導体
膜15を設け、さらにこの半導体膜15上にゲート絶縁
膜17を設ける。半導体膜15はシリコン膜からなり、
このシリコン膜からなる半導体膜15が薄膜トランジス
タの活性領域となる。さらにまた、このゲート絶縁膜1
7上にゲート電極19を設ける。
【0072】このようにゲート電極19の金属と、ゲー
ト絶縁膜17の絶縁膜と、半導体膜15の半導体との構
造を有する薄膜トランジスタを構成する。
【0073】そして本発明の薄膜トランジスタにおいて
は、半導体膜15のパターン形状をゲート絶縁膜17と
ゲート電極19のパターン形状より小さくする。
【0074】このように半導体膜15の外周部はゲート
電極19とゲート絶縁膜17の外周部より後退させて、
ゲート電極19とゲート絶縁膜17とを半導体膜15に
対してひさし状になるように設ける。すなわち本発明の
薄膜トランジスタは、半導体膜15の外周部と、ゲート
電極19とゲート絶縁膜17との外周部とは同一パター
ンとならない構成を採用している。
【0075】この結果、ゲート絶縁膜17の側壁部のダ
メージや、ゲート絶縁膜17の側壁部に導電材料が付着
することに起因する、ゲート電極19とソースドレイン
電極13間、あるいはゲート電極19と半導体膜15間
に短絡は発生しない。
【0076】なお本発明の薄膜トランジスタの半導体膜
15の外周部は、ゲート電極19とゲート絶縁膜17の
外周部より0.2μmから1.0μm後退させる。
【0077】つぎに図3に示す薄膜トランジスタの構造
を形成するための製造方法を、図1から図3の断面図を
用いて説明する。
【0078】はじめに図1に示すように、絶縁性を有す
るガラスからなる基板11上の全面に、ソースドレイン
電極13材料として、酸化インジウムスズ(ITO)膜
からなる透明導電膜を形成する。この酸化インジウムス
ズ膜は、スパッタリング装置を用いて、200nmの膜
厚で形成する。
【0079】その後、酸化インジウムスズ膜上の全面に
回転塗布法を用いて、感光性材料であるフォレジスト2
7を形成する。その後、所定のフォトマスクを用いて露
光処理と現像処理とを行い、フォレジスト27をソース
ドレイン電極13のパターン形状にパターニングする。
【0080】その後、このパターニングしたフォトレジ
スト27をエッチングマスクとして用いて、湿式エッチ
ング法にて酸化インジウムスズ膜をパターニングしてソ
ースドレイン電極13を形成する。
【0081】この酸化インジウムスズ膜の湿式エッチン
グ処理は、エッチング液として塩化第2鉄(FeCl
3 )と塩酸(HCl)の水溶液を用いて行う。
【0082】その後、ソースドレイン電極13をパター
ニングするためのエッチングマスクとして用いたフォト
レジスト27を除去する。フォトレジスト27の除去
は、硫酸(H2 SO4 )と過酸化水素(H22 )との
混合溶液を用いる。
【0083】つぎに図2に示すように、基板11の全面
に非単結晶シリコンからなる半導体膜15材料を150
nmの膜厚で形成する。この半導体膜15材料は、反応
ガスとしてモノシラン(SiH4 )を使用し、プラズマ
化学的気相成長装置を用いることにより形成する。
【0084】その後、半導体膜15材料上の全面に酸化
シリコン(SiO2 )膜からなるゲート絶縁膜17を1
00nmの膜厚で形成する。このゲート絶縁膜17は、
反応ガスとしてモノシラン(SiH4 )と酸素(O2
とを使用し、プラズマ化学的気相成長装置を用いること
により形成する。
【0085】その後、ゲート絶縁膜17材料上の全面に
モリブデン(Mo)膜からなるゲート電極19材料を2
00nmの膜厚で形成する。このモリブデン膜は、スパ
ッタリング装置を用いて形成する。
【0086】その後、ゲート電極19材料上の全面に回
転塗布法を用いて、感光性材料であるフォレジスト27
を形成する。その後、所定のフォトマスクを用いて露光
処理と現像処理とを行い、フォレジスト27をゲート電
極19のパターン形状にパターニングする。
【0087】つぎに図3に示すように、このパターニン
グしたフォトレジスト27をエッチングマスクとして用
いて、湿式エッチング法にてモリブデン膜をパターニン
グしてゲート電極19を形成する。
【0088】このモリブデン膜からなるゲート電極19
の湿式エッチング処理は、エッチング液としてリン酸
(H3 PO4 )と硝酸(HNO3 )と酢酸(CH3 CO
OH)との混合溶液を用いて行う。
【0089】その後、フォトレジスト27をエッチング
マスクに用いて、ゲート絶縁膜17材料と半導体膜15
材料とを反応性イオンエッチング法によってパターニン
グして、ゲート絶縁膜17と半導体膜15とを形成す
る。
【0090】このゲート絶縁膜17材料と半導体膜15
材料との反応性イオンエッチング処理は、エッチングガ
スとして六フッ化イオウ(SF6 )と酸素(O2 )との
混合ガスを用いて行う。
【0091】そしてこのゲート絶縁膜17と半導体膜1
5とを形成するための反応性イオンエッチング処理にお
いて、半導体膜15を完全にエッチング終了した時点で
エッチング処理を終了せず、エッチング時間を継続する
オーバーエッチング処理を行い、半導体膜15のパター
ン形状をゲート絶縁膜17とゲート電極19より小さく
する。
【0092】このときオーバーエッチング処理時間を制
御することによって、半導体膜15の外周部を、ゲート
電極19とゲート絶縁膜17の外周部より後退させる寸
法を調整する。
【0093】このことにより、ゲート絶縁膜17とゲー
ト電極19の外周部から0.2μmから1.0μm後退
した半導体膜15を形成することができる。
【0094】このように本発明の薄膜トランジスタの製
造方法においては、半導体膜15のオーバーエッチング
処理を行ってそのパターン寸法を小さくし、半導体膜1
5に対してひさし状のゲート絶縁膜17とゲート電極1
9とを有する薄膜トランジスタを形成している。
【0095】このため本発明においては、ゲート絶縁膜
17側壁部のダメージや、ゲート絶縁膜17の側壁部に
導電材料が付着することに起因する、ゲート電極19と
ソースドレイン電極13間、あるいはゲート電極19と
半導体膜15間に短絡は発生しない。このため薄膜トラ
ンジスタはリーク電流の発生がなく、良好なトランジス
タ特性を示す薄膜トランジスタを提供することができ
る。
【0096】つぎに以上の説明とは異なる実施例におけ
る薄膜トランジスタの構造を、図4の断面図を用いて説
明する。
【0097】図4に示すように、絶縁性を有するガラス
からなる基板11上にソースドレイン電極13を設け
る。このソースドレイン電極13は、その間に隙間を設
けるように配置し、この隙間が薄膜トランジスタのチャ
ネル領域に相当する。
【0098】さらにソースドレイン電極13上に半導体
膜15を設け、さらにこの半導体膜15上にゲート絶縁
膜17を設ける。さらにまた、このゲート絶縁膜17上
にゲート電極19を設ける。半導体膜15はシリコン膜
からなり、このシリコン膜からなる半導体膜15が薄膜
トランジスタの活性領域となる。
【0099】このようにゲート電極19の金属と、ゲー
ト絶縁膜17の絶縁膜と、半導体膜15の半導体との構
造を有する薄膜トランジスタを構成する。
【0100】この図4に示す本発明の薄膜トランジスタ
においては、半導体膜15とゲート絶縁膜17とのパタ
ーン形状を、ゲート電極19のパターン形状より小さく
している。
【0101】このように半導体膜15とゲート絶縁膜1
7の外周部はゲート電極19の外周部より後退させて、
ゲート電極19をゲート絶縁膜17と半導体膜15とに
対してひさし状になるように設ける。すなわち本発明の
薄膜トランジスタは、半導体膜15とゲート絶縁膜17
との外周部と、ゲート電極19の外周部とは同一パター
ンとならない構成を採用している。
【0102】この結果、ゲート絶縁膜17の側壁部のダ
メージや、ゲート絶縁膜17の側壁部に導電材料が付着
することに起因する、ゲート電極19とソースドレイン
電極13間、あるいはゲート電極19と半導体膜15間
に短絡は発生しない。
【0103】なお図4に示す本発明の薄膜トランジスタ
の半導体膜15とゲート絶縁膜17の外周部は、ゲート
電極19の外周部より0.2μmから1.0μmの寸法
だけ後退させる。
【0104】この図4に示す薄膜トランジスタの構造を
形成するための製造方法は、図1から図3を用いて説明
したさきの実施例の製造方法とほぼ同じ処理工程を行え
ばよく、半導体膜15とゲート絶縁膜17との反応性イ
オンエッチング処理時間を、若干変えればよい。
【0105】すなわち、さきの実施例より半導体膜15
材料とゲート絶縁膜17材料とのオーバーエッチング時
間を延長し、ゲート絶縁膜17の側壁領域もエッチング
し、半導体膜15とゲート絶縁膜17の外周部を、ゲー
ト電極19の外周部より後退させる。
【0106】図4を用いて説明する実施例の薄膜トラン
ジスタにおいても、半導体膜15とゲート絶縁膜17と
に対してひさし状のゲート電極19を有する薄膜トラン
ジスタを形成している。
【0107】このため本発明においては、ゲート絶縁膜
17側壁部のダメージや、ゲート絶縁膜17の側壁部に
導電材料が付着することに起因する、ゲート電極19と
ソースドレイン電極13間、あるいはゲート電極19と
半導体膜15間に短絡は発生しない。このため薄膜トラ
ンジスタはリーク電流の発生がなく、良好なトランジス
タ特性を示す薄膜トランジスタを提供することができ
る。
【0108】つぎに以上の説明と異なる実施例における
薄膜トランジスタの構造とその製造方法とを説明する。
まずはじめに本発明の実施例における薄膜トランジスタ
の構造を、図6の断面図を用いて説明する。
【0109】図6に示すように、絶縁性を有するガラス
からなる基板11上にソースドレイン電極13を設け
る。このソースドレイン電極13は、その間に隙間を設
けるように配置し、この隙間が薄膜トランジスタのチャ
ネル領域に相当する。
【0110】さらにソースドレイン電極13上に半導体
膜15を設け、さらにこの半導体膜15上にゲート絶縁
膜17を設ける。さらにまた、このゲート絶縁膜17上
にゲート電極19を設ける。半導体膜15はシリコン膜
からなり、このシリコン膜からなる半導体膜15が薄膜
トランジスタの活性領域となる。
【0111】このようにゲート電極19の金属と、ゲー
ト絶縁膜17の絶縁膜と、半導体膜15の半導体との構
造を有する薄膜トランジスタを構成する。
【0112】そして図6に示す実施例の薄膜トランジス
タにおいては、半導体膜15のパターン形状は、ゲート
絶縁膜17とゲート電極19とのパターン形状より小さ
くして、しかも半導体膜15の側壁部に酸化シリコン
(SiO2 )膜からなる絶縁膜29を設けている。
【0113】この結果、半導体膜15の側壁部に設ける
絶縁性を有する絶縁膜29により、ゲート絶縁膜17側
壁部のダメージや、ゲート絶縁膜17の側壁部に導電材
料が付着することに起因する、ゲート電極19とソース
ドレイン電極13間、あるいはゲート電極19と半導体
膜15間に短絡は発生しない。
【0114】つぎに図6に示す薄膜トランジスタの構造
を形成するための製造方法を、図5から図6の断面図を
用いて説明する。
【0115】はじめに図5に示すように、絶縁性を有す
るガラスからなる基板11上の全面に、ソースドレイン
電極13材料として、酸化インジウムスズ(ITO)膜
からなる透明導電膜を形成する。この酸化インジウムス
ズ膜は、スパッタリング装置を用いて、200nmの膜
厚で形成する。
【0116】その後、酸化インジウムスズ膜上の全面に
回転塗布法を用いて、感光性材料であるフォレジスト2
7を形成する。その後、所定のフォトマスクを用いて露
光処理と現像処理とを行い、フォレジスト27をソース
ドレイン電極13のパターン形状にパターニングする。
【0117】その後、このパターニングしたフォトレジ
スト27をエッチングマスクとして用いて、湿式エッチ
ング法にて酸化インジウムスズ膜をパターニングしてソ
ースドレイン電極13を形成する。
【0118】この酸化インジウムスズ膜の湿式エッチン
グ処理は、エッチング液として塩化第2鉄(FeCl
3 )と塩酸(HCl)の水溶液を用いて行う。
【0119】その後、ソースドレイン電極13をパター
ニングするためのエッチングマスクとして用いたフォト
レジスト27を除去する。フォトレジスト27の除去
は、硫酸(H2 SO4 )と過酸化水素(H22 )との
混合溶液を用いる。
【0120】その後、基板11に非単結晶シリコンから
なる半導体膜15材料を150nmの膜厚で全面に形成
する。この半導体膜15材料は、反応ガスとしてモノシ
ラン(SiH4 )を使用し、プラズマ化学的気相成長装
置を用いることにより形成する。
【0121】その後、半導体膜15材料上の全面に酸化
シリコン(SiO2 )膜からなるゲート絶縁膜17材料
を100nmの膜厚で形成する。このゲート絶縁膜17
材料は、反応ガスとしてモノシラン(SiH4 )と酸素
(O2 )とを使用し、プラズマ化学的気相成長装置を用
いることにより形成する。
【0122】その後、ゲート絶縁膜17材料上の全面に
モリブデン(Mo)膜からなるゲート電極19材料を2
00nmの膜厚で形成する。このモリブデン膜は、スパ
ッタリング装置を用いて形成する。
【0123】その後、ゲート電極19材料上の全面に回
転塗布法を用いて、感光性材料であるフォレジスト27
を形成する。その後、所定のフォトマスクを用いて露光
処理と現像処理とを行い、フォレジスト27をゲート電
極19のパターン形状にパターニングする。
【0124】その後、このパターニングしたフォトレジ
スト27をエッチングマスクとして用いて、湿式エッチ
ング法にてモリブデン膜をパターニングしてゲート電極
19を形成する。
【0125】このモリブデン膜からなるゲート電極19
の湿式エッチング処理は、エッチング液としてリン酸
(H3 PO4 )と硝酸(HNO3 )と酢酸(CH3 CO
OH)との混合溶液を用いて行う。
【0126】その後、フォトレジスト27をエッチング
マスクに用いて、ゲート絶縁膜17材料と半導体膜15
材料とを反応性イオンエッチング法によってパターニン
グして、ゲート絶縁膜17と半導体膜15とを形成す
る。
【0127】このゲート絶縁膜17材料と半導体膜15
材料との反応性イオンエッチング処理は、エッチングガ
スとして六フッ化イオウ(SF6 )と酸素(O2 )との
混合ガスを用いて行う。
【0128】そしてこのゲート絶縁膜17と半導体膜1
5とを形成するための反応性イオンエッチング処理にお
いて、半導体膜15を完全にエッチング終了した時点で
エッチング処理を終了し、半導体膜15とゲート絶縁膜
17とゲート電極19とのパターン形状をほぼ同一パタ
ーン形状で形成する。
【0129】つぎに図6に示すように、酸化処理を行
い、半導体膜15の側壁部にこの半導体膜15の酸化膜
である絶縁性を有する絶縁膜29を形成する。
【0130】この絶縁膜29は、酸素(O2 )雰囲気中
で温度250℃でのプラズマ酸化処理により、半導体膜
15のシリコン膜を酸化して膜厚30nmの酸化シリコ
ン膜からなる絶縁膜29を形成する。
【0131】上記の酸化処理においては、半導体膜15
のシリコンと酸素とが反応して酸化シリコン膜が形成さ
れる。したがってこの酸化処理によって、半導体膜15
の外周部はゲート電極19の外周部より後退するような
パターン形状となる。
【0132】このように本発明の薄膜トランジスタの製
造方法においては、半導体膜15とゲート絶縁膜17と
ゲート電極19とのパターン形状をほぼ同じパターン形
状に形成後、酸化処理を行い半導体膜15の側壁部に絶
縁膜29を有する薄膜トランジスタを形成している。
【0133】このため本発明においては、ゲート絶縁膜
17側壁部のダメージや、ゲート絶縁膜17の側壁部に
導電材料が付着することに起因する、ゲート電極19と
ソースドレイン電極13間、あるいはゲート電極19と
半導体膜15間に短絡は発生しない。このため薄膜トラ
ンジスタはリーク電流の発生がなく、良好なトランジス
タ特性を示す薄膜トランジスタを提供することができ
る。
【0134】あるいはこの図5と図6とを用いて説明し
た薄膜トランジスタにおいて、ゲート絶縁膜17と半導
体膜15とを反応性イオンエッチング処理後、半導体膜
15のエッチングが進行して、この半導体膜15のパタ
ーン形状がゲート電極19のパターン形状より小さくな
ってもよい。
【0135】そしてその後、半導体膜15側壁部の酸化
処理を行うと、絶縁膜29とゲート絶縁膜17とゲート
電極19との外周部のパターン形状をほぼ同じ形状とす
ることができる。
【0136】つぎに以上の説明と異なる実施例における
薄膜トランジスタの構造とその製造方法とを説明する。
まずはじめに本発明の実施例における薄膜トランジスタ
の構造を、図9の断面図を用いて説明する。
【0137】図9に示すように、絶縁性を有するガラス
からなる基板11上に、その間に隙間を設けるようにソ
ースドレイン電極13を設ける。この隙間が薄膜トラン
ジスタのチャネル領域に相当する。
【0138】このソースドレイン電極13上に中間膜3
7を設ける。さらにこの中間膜37上に半導体膜15を
設け、さらにこの半導体膜15上にゲート絶縁膜17を
設ける。さらにまた、このゲート絶縁膜17上にゲート
電極19を設ける。
【0139】ここで中間膜37の外周部は、半導体膜1
5の外周部とほぼ同一パターン形状となる。そしてシリ
コン膜からなる半導体膜15が薄膜トランジスタの活性
領域となる。
【0140】このようにゲート電極19の金属と、ゲー
ト絶縁膜17の絶縁膜と、半導体膜15の半導体との構
造を有する薄膜トランジスタを構成する。
【0141】本発明の薄膜トランジスタ構造において
は、半導体膜15のパターン形状をゲート絶縁膜17と
ゲート電極19のパターン形状より小さくする。
【0142】このように半導体膜15の外周部はゲート
電極19とゲート絶縁膜17の外周部より後退させて、
ゲート電極19とゲート絶縁膜17を半導体膜15に対
してひさし状に設ける。すなわち本発明の薄膜トランジ
スタは、半導体膜15の外周部と、ゲート電極19とゲ
ート絶縁膜17との外周部とは同一パターンとならない
ような構成を採用している。
【0143】この結果、ゲート絶縁膜17の側壁部のダ
メージや、ゲート絶縁膜17の側壁部に導電材料が付着
することに起因する、ゲート電極19とソースドレイン
電極13間、あるいはゲート電極19と半導体膜15間
に短絡は発生しない。
【0144】なお本発明の薄膜トランジスタの半導体膜
15の外周部は、ゲート電極19とゲート絶縁膜17の
外周部より0.2μmから1.0μm後退させる。
【0145】さらに図9に示す薄膜トランジスタでは、
中間膜37を設けることによって、透明導電膜からなる
ソースドレイン電極13と、半導体膜15との相互の反
応を防止できるとともに、半導体膜15と中間膜37と
の整流性を利用し、薄膜トランジスタのスイッチング特
性を改善することができる。
【0146】つぎに図9に示す薄膜トランジスタの構造
を形成するための製造方法を、図7から図9の断面図を
用いて説明する。
【0147】はじめに図7に示すように、絶縁性を有す
るガラスからなる基板11上の全面に、ソースドレイン
電極13材料として、酸化インジウムスズ(ITO)膜
からなる透明導電膜と、中間膜37材料としてチタン
(Ti)とを順次形成する。
【0148】この酸化インジウムスズ膜は、スパッタリ
ング装置を用いて、膜厚200nmで形成し、さらに中
間膜37材料であるチタンはスパッタリング装置を用い
て、50nmの膜厚で形成する。
【0149】その後、中間膜37材料であるチタン膜上
の全面に回転塗布法を用いて、感光性材料であるフォレ
ジスト27を形成する。その後、所定のフォトマスクを
用いて露光処理と現像処理とを行い、フォレジスト27
をソースドレイン電極13のパターン形状にパターニン
グする。
【0150】その後、このパターニングしたフォトレジ
スト27をエッチングマスクとして用いて、反応性イオ
ンエッチング法にてチタン膜と酸化インジウムスズ膜と
をパターニングして、同一パターン形状の中間膜37と
ソースドレイン電極13とを形成する。
【0151】このチタン膜の反応性イオンエッチング処
理は、六フッ化イオウ(SF6 )と酸素(O2 )との混
合ガスからなる反応ガスを用いて行い、酸化インジウム
スズ膜の反応性イオンエッチング処理は、反応ガスとし
てメタン(CH4 )と四塩化炭素(CCl4 )と水素
(H2 )との混合ガスを用いて行う。
【0152】その後、ソースドレイン電極13をパター
ニングするためのエッチングマスクとして用いたフォト
レジスト27を除去する。フォトレジスト27の除去
は、硫酸(H2 SO4 )と過酸化水素(H22 )との
混合溶液を用いる。
【0153】つぎに図8に示すように、基板11の全面
に非単結晶シリコンからなる半導体膜15材料を150
nmの膜厚で形成する。この半導体膜15材料は、反応
ガスとしてモノシラン(SiH4 )を用いるプラズマ化
学的気相成長装置により形成する。
【0154】その後、半導体膜15材料上の全面に酸化
シリコン(SiO2 )膜からなるゲート絶縁膜17を1
00nmの膜厚で形成する。このゲート絶縁膜17は、
反応ガスとしてモノシラン(SiH4 )と酸素(O2
とを用いるプラズマ化学的気相成長装置により形成す
る。
【0155】その後、ゲート絶縁膜17材料上の全面に
モリブデン(Mo)膜からなるゲート電極19材料を2
00nmの膜厚で形成する。このモリブデン膜は、スパ
ッタリング装置を用いて形成する。
【0156】その後、ゲート電極19材料上の全面に回
転塗布法を用いて、感光性材料であるフォレジスト27
を形成する。その後、所定のフォトマスクを用いて露光
処理と現像処理とを行い、フォレジスト27をゲート電
極19のパターン形状にパターニングする。
【0157】つぎに、このパターニングしたフォトレジ
ストをエッチングマスクとして用いて、湿式エッチング
法にてモリブデン膜をパターニングしてゲート電極19
を形成する。
【0158】このモリブデン膜からなるゲート電極19
の湿式エッチング処理は、エッチング液としてリン酸
(H3 PO4 )と硝酸(HNO3 )と酢酸(CH3 CO
OH)との混合溶液を用いて行う。
【0159】その後、フォトレジストをエッチングマス
クに用いて、ゲート絶縁膜17材料と半導体膜15材料
と中間膜37材料とを反応性イオンエッチング処理によ
りパターニングして、ゲート絶縁膜17と半導体膜15
と中間膜37とを形成する。
【0160】このゲート絶縁膜17材料と半導体膜15
材料と中間膜37材料との反応性イオンエッチング処理
は、エッチングガスとして六フッ化イオウ(SF6 )と
酸素(O2 )との混合ガスを用いて行う。
【0161】そしてこのゲート絶縁膜17と半導体膜1
5と中間膜37とを形成するための反応性イオンエッチ
ング処理において、中間膜37を完全にエッチング終了
した時点でエッチング処理を終了せず、エッチング処理
を継続してオーバーエッチング処理を行って、半導体膜
15のパターン形状をゲート絶縁膜17とゲート電極1
9より小さくする。
【0162】このときオーバーエッチング処理時間を制
御することによって、半導体膜15の外周部を、ゲート
電極19とゲート絶縁膜17の外周部より後退させる寸
法を調整する。
【0163】このことにより、ゲート絶縁膜17とゲー
ト電極19の外周部から0.2μmから1.0μm後退
した半導体膜15を形成することができる。
【0164】この結果、ソースドレイン電極13と半導
体膜15とのあいだで、しかもこの半導体膜15にほぼ
整合する領域に中間膜37を形成することができる。
【0165】このように本発明の薄膜トランジスタの製
造方法においては、半導体膜15のオーバーエッチング
処理を行ってそのパターン寸法を小さくし、半導体膜1
5に対してひさし状のゲート絶縁膜17とゲート電極1
9を有する薄膜トランジスタを形成している。
【0166】なお中間膜37下層のソースドレイン電極
13は、中間膜37のエッチング処理が終了しソースド
レイン電極13表面が露出しても、前述の中間膜37の
エッチングガスでソースドレイン電極13材料である酸
化インジウムスズはほとんどエッチングされない。この
ためにソースドレイン電極13の膜厚の減少は発生しな
い。
【0167】このように本発明においては、ゲート絶縁
膜17側壁部のダメージや、ゲート絶縁膜17の側壁部
に導電材料が付着することに起因する、ゲート電極19
とソースドレイン電極13間、あるいはゲート電極19
と半導体膜15間に短絡は発生しない。このため薄膜ト
ランジスタはリーク電流の発生がなく、良好なトランジ
スタ特性を示す薄膜トランジスタを提供することができ
る。
【0168】さらに図9に示す薄膜トランジスタでは、
中間膜37を設けることにより、ソースドレイン電極1
3と半導体膜15との相互の反応を防止することができ
るとともに、半導体膜15と中間膜37との整流性を利
用し、薄膜トランジスタのスイッチング特性を改善する
ことができる。
【0169】この図7から図9を用いて説明した実施例
の薄膜トランジスタにおいて、中間膜37に不純物イオ
ンとしてリン(P)イオンを導入してもよい。
【0170】中間膜37に不純物イオンを導入すると、
この中間膜37に接触する半導体膜15にリンイオンを
拡散させることができ、半導体膜15の導電型をN型と
することができる。
【0171】このように半導体膜15の導電型をN型の
半導体にすると、薄膜トランジスタのチャネル領域をN
型とすることができ、リーク電流を低減し、さらに半導
体膜15とソースドレイン電極13と中間膜37との相
互にの接続抵抗を低くすることができる。
【0172】この不純物イオンを含む中間膜37の形成
は、反応性スパッタリング装置を用いて、反応ガスとし
てホスフィン(PH3 )を導入して、リンイオンを含む
チタンを形成する。
【0173】さらに図7から図9を用いて説明した実施
例の薄膜トランジスタにおいて、半導体膜15とゲート
絶縁膜17の外周部を、ゲート電極19の外周部より後
退させて、ゲート電極19をゲート絶縁膜17と半導体
膜15とに対してひさし状に設けてもよい。この後退量
は0.2μmから1.0μmとする。
【0174】このような構造にしても、ゲート絶縁膜1
7側壁部のダメージや、ゲート絶縁膜17の側壁部に導
電材料が付着することに起因する、ゲート電極19とソ
ースドレイン電極13間、あるいはゲート電極19と半
導体膜15間に短絡は発生しない。
【0175】このため薄膜トランジスタはリーク電流の
発生がなく、良好なトランジスタ特性を示す薄膜トラン
ジスタを提供することができる。
【0176】さらに図7から図9を用いて説明した実施
例における薄膜トランジスタにおいて、半導体膜15の
側壁部に酸化シリコン膜からなる絶縁膜を設けてもよ
い。このことによって、ゲート電極19とソースドレイ
ン電極13間、あるいはゲート電極19と半導体膜15
間に短絡は発生せず、リーク電流の発生がなく、良好な
特性を有する薄膜トランジスタを得ることができる。
【0177】以上図1から図9を用いて説明した実施例
においてソースドレイン電極13材料として、透明導電
膜を適用する例で説明したが、透明導電膜以外に、ソー
スドレイン電極13材料としては、アルミニウム(A
l)やチタン(Ti)やタンタル(Ta)やモリブデン
(Mo)やタングステン(W)や、あるいはこれらの材
料の合金膜も適用することができる。
【0178】つぎに以上の説明と異なる実施例における
薄膜トランジスタの構造とその製造方法とを説明する。
以下に説明する実施例においては、薄膜トランジスタを
液晶表示装置のスイッチング素子として適用する場合の
構造とその製造方法である。まずはじめに本発明の実施
例における薄膜トランジスタの構造を図10の断面図を
用いて説明する。
【0179】図10に示すように、絶縁性を有するガラ
スからなる基板11上には光遮光性を有し金属被膜から
なる遮光膜21と容量下部電極23とを設ける。さらに
遮光膜21と容量下部電極23との上面に層間絶縁膜3
3を設ける。
【0180】ここで遮光膜21は基板11下面からの光
が薄膜トランジスタに照射され、この薄膜トランジスタ
に光リーク電流が流れることを防止している。このため
遮光膜21の平面パターン形状は、薄膜トランジスタと
ほぼ同じ大きさか、あるいはやや大きなパターン形状に
なるようにする。
【0181】さらに容量下部電極23は、層間絶縁膜3
3を介してその上面に設ける画素電極25とで、金属−
絶縁膜−金属構造の容量を構成し、薄膜トランジスタの
ドレインに接続している。そしてこの容量によって、デ
ータ線を介して書き込んだ印加電圧を、つぎに書き込み
までの時間保持する役割をもつ。すなわち、画素電極2
5は容量の上部電極としての役割ももつ。
【0182】このように層間絶縁膜33はデータ保持容
量の絶縁膜としての役割と、遮光膜21と薄膜トランジ
スタとの絶縁分離としての役割とを備えている。
【0183】さらにこの層間絶縁膜33の上面に、その
間に隙間を設けるようにソースドレイン電極13と、ド
レインに接続する画素電極25とを設ける。このソース
ドレイン電極13と画素電極25とは、透明導電膜で構
成する。
【0184】このソースドレイン電極13上に非単結晶
シリコン膜からなる半導体膜15を設け、さらにこの半
導体膜15上に酸化シリコン膜からなるゲート絶縁膜1
7を設ける。さらにまた、このゲート絶縁膜17上にモ
リブデン膜からなるゲート電極19を設ける。そしてシ
リコン膜からなる半導体膜15が薄膜トランジスタの活
性領域となる。
【0185】このようにゲート電極19の金属と、ゲー
ト絶縁膜17の絶縁膜と、半導体膜15の半導体との構
造を有する薄膜トランジスタを構成する。
【0186】そして本発明の薄膜トランジスタにおいて
は、半導体膜15のパターン形状をゲート絶縁膜17と
ゲート電極19のパターン形状より小さくする。
【0187】この結果、半導体膜15の外周部はゲート
電極19とゲート絶縁膜17の外周部より後退させて、
ゲート電極19とゲート絶縁膜17を半導体膜15に対
してひさし状に設ける。すなわち本発明の薄膜トランジ
スタは、半導体膜15の外周部と、ゲート電極19とゲ
ート絶縁膜17との外周部とは同一パターンとならない
構成を採用している。
【0188】この結果、ゲート絶縁膜17の側壁部のダ
メージや、ゲート絶縁膜17の側壁部に導電材料が付着
することに起因する、ゲート電極19とソースドレイン
電極13間、あるいはゲート電極19と半導体膜15間
に短絡は発生しない。
【0189】なお本発明の薄膜トランジスタの半導体膜
15の外周部は、ゲート電極19とゲート絶縁膜17の
外周部より0.2μmから1.0μm後退させる。
【0190】さらに薄膜トランジスタの下面に、この薄
膜トランジスタへの光照射を防止するための遮光膜21
を設けている。このため薄膜トランジスタに光リーク電
流が流れることを抑制している
【0191】このため薄膜トランジスタはリーク電流の
発生がなく、良好なトランジスタ特性を示す薄膜トラン
ジスタを提供することができる。
【0192】つぎに図10に示す薄膜トランジスタの構
造を形成するための製造方法を、図10の断面図を用い
て説明する。
【0193】まずはじめに、基板11上に遮光膜21と
容量下部電極23材料として、遮光性を有するタンタル
(Ta)膜を全面に形成する。このタンタル膜は100
nmの膜厚で、スパッタリング法により形成する。
【0194】その後、タンタル膜上の全面にフォトレジ
スト(図示せず)を回転塗布法により形成し、所定のフ
ォトマスクを用いて露光処理と現像処理とを行い、フォ
トレジストを遮光膜21と容量下部電極23とのパター
ンに形成する。
【0195】その後、このパターニングしたフォトレジ
ストをエッチングマスクに用いて、反応性イオンエッチ
ング法により、タンタル膜をパターニングして遮光膜2
1と容量下部電極23とを形成する。
【0196】このタンタル膜の反応性イオンエッチング
処理は、エッチングガスとして六フッ化イオウ(SF
6 )と酸素(O2 )とアルゴン(Ar)との混合ガスを
用いて行う。
【0197】その後、全面に化学的気相成長法を用いて
酸化シリコン(SiO2 )膜からなる層間絶縁膜33
を、500nmの膜厚で形成する。この層間絶縁膜33
は、モノシラン(SiH4 )と酸素(O2 )とを反応ガ
スとして用いて形成する。
【0198】その後のソースドレイン電極13と半導体
膜15とゲート絶縁膜17とゲート電極19との形成方
法は、図1から図3を用いて説明した方法と同じ処理工
程により形成することができるので、詳細な説明は省略
する。
【0199】この図10を用いて説明した実施例におけ
る薄膜トランジスタにおいて、ゲート電極19のパター
ン形状より半導体膜15とゲート絶縁膜17とのパター
ン形状を小さくする構造を採用してもよく、さらに半導
体膜15の側壁部に酸化シリコン膜からなる絶縁膜を設
ける構造を採用してもよい。
【0200】これらの構造を適用することによって、ゲ
ート電極19とソースドレイン電極13間、あるいはゲ
ート電極19と半導体膜15間の短絡の発生を防止し、
良好な特性を有する薄膜トランジスタを得ることができ
る。
【0201】つぎに図10を用いて説明した実施例と異
なる実施例における薄膜トランジスタの構造とその製造
方法とを説明する。以下に説明する実施例においては、
薄膜トランジスタを液晶表示装置のスイッチング素子と
して適用する場合の構造と製造方法である。まずはじめ
に本発明の実施例における薄膜トランジスタの構造を図
11の断面図を用いて説明する。
【0202】図11に示すように、絶縁性を有するガラ
スからなる基板11上には光遮光性を有し金属被膜から
なる遮光膜21と容量下部電極23とを設ける。さらに
遮光膜21と容量下部電極23との上面に層間絶縁膜3
3を設ける。
【0203】ここで遮光膜21は基板11下面からの光
が薄膜トランジスタに照射され、この薄膜トランジスタ
に光リーク電流が流れることを防止している。このため
遮光膜21の平面パターン形状は、薄膜トランジスタと
ほぼ同じ大きさか、あるいはやや大きなパターン形状に
なるようにする。
【0204】さらに容量下部電極23は、層間絶縁膜3
3を介してその上面に設ける画素電極25とで、金属−
絶縁膜−金属構造の容量を構成し、薄膜トランジスタの
ドレインに接続している。そしてこの容量によって、デ
ータ線を介して書き込んだ印加電圧を、つぎに書き込み
までの時間保持する役割をもつ。すなわち、画素電極2
5は容量の上部電極としての役割ももつ。
【0205】このように層間絶縁膜33はデータ保持容
量の絶縁膜としての役割と、遮光膜21と薄膜トランジ
スタとの絶縁分離としての役割とを備えている。
【0206】さらにこの層間絶縁膜33の上面に、その
間に隙間を設けるようにソースドレイン電極13と、ド
レインに接続する画素電極25とを設ける。このソース
ドレイン電極13と画素電極25とは、透明導電膜で構
成する。
【0207】このソースドレイン電極13上面にチタン
(Ti)膜からなる中間膜37を設ける。さらにこの中
間膜37上に非単結晶シリコン膜からなる半導体膜15
を設け、さらにこの半導体膜15上に酸化シリコン膜か
らなるゲート絶縁膜17を設ける。さらにまた、このゲ
ート絶縁膜17上にモリブデン膜からなるゲート電極1
9を設ける。そしてシリコン膜からなる半導体膜15が
薄膜トランジスタの活性領域となる。
【0208】このようにゲート電極19の金属と、ゲー
ト絶縁膜17の絶縁膜と、半導体膜15の半導体との構
造を有する薄膜トランジスタを構成する。
【0209】そして本発明の薄膜トランジスタにおいて
は、半導体膜15のパターン形状をゲート絶縁膜17と
ゲート電極19のパターン形状より小さくする。
【0210】このように半導体膜15の外周部はゲート
電極19とゲート絶縁膜17の外周部より後退させて、
ゲート電極19とゲート絶縁膜17を半導体膜15に対
してひさし状に設ける。すなわち本発明の薄膜トランジ
スタは、半導体膜15の外周部と、ゲート電極19とゲ
ート絶縁膜17との外周部とは同一パターンとならない
構成を採用している。
【0211】この結果、ゲート絶縁膜17の側壁部のダ
メージや、ゲート絶縁膜17の側壁部に導電材料が付着
することに起因する、ゲート電極19とソースドレイン
電極13間、あるいはゲート電極19と半導体膜15間
に短絡は発生しない。
【0212】なお本発明の薄膜トランジスタの半導体膜
15の外周部は、ゲート電極19とゲート絶縁膜17の
外周部より0.2μmから1.0μm後退させる。
【0213】さらに薄膜トランジスタの下面に、この薄
膜トランジスタへの光照射を防止するための遮光膜21
を設けている。このため薄膜トランジスタに光リーク電
流が流れることを抑制している
【0214】このため薄膜トランジスタはリーク電流の
発生がなく、良好なトランジスタ特性を示す薄膜トラン
ジスタを提供することができる。
【0215】さらに図11に示す薄膜トランジスタで
は、中間膜37を設けることにより、透明導電膜からな
るソースドレイン電極13と、半導体膜15との相互の
反応を防止することができるとともに、半導体膜15と
中間膜37との整流性を利用して、薄膜トランジスタの
スイッチング特性を改善することができる。
【0216】つぎに図11に示す薄膜トランジスタ構造
を形成するための製造方法を、説明する。
【0217】まずはじめに、基板11上に遮光膜21と
容量下部電極23材料として、遮光性を有するタンタル
(Ta)膜を全面に形成する。このタンタル膜は100
nmの膜厚で、スパッタリング法により形成する。
【0218】その後、タンタル膜上の全面にフォトレジ
スト(図示せず)を回転塗布法により形成し、所定のフ
ォトマスクを用いて露光処理と現像処理とを行い、フォ
トレジストを遮光膜21と容量下部電極23とのパター
ンに形成する。
【0219】その後、このパターニングしたフォトレジ
ストをエッチングマスクに用いて、反応性イオンエッチ
ング法により、タンタル膜をパターニングして遮光膜2
1と容量下部電極23とを形成する。
【0220】このタンタル膜の反応性イオンエッチング
処理は、エッチングガスとして六フッ化イオウ(SF
6 )と酸素(O2 )とアルゴン(Ar)との混合ガスを
用いて行う。
【0221】その後、全面に化学的気相成長法を用いて
酸化シリコン(SiO2 )膜からなる層間絶縁膜33
を、500nmの膜厚で形成する。この層間絶縁膜33
は、モノシラン(SiH4 )と酸素(O2 )とを反応ガ
スとして用いて形成する。
【0222】その後のソースドレイン電極13と中間膜
37と半導体膜15とゲート絶縁膜17とゲート電極1
9との形成方法は、図7から図9を用いて説明した方法
と同じ処理工程により形成することができるので、詳細
な説明は省略する。
【0223】この図11を用いて説明した実施例におい
て、中間膜37に不純物イオンとしてリン(P)イオン
を導入してもよい。この中間膜37に不純物イオンを導
入すると、この中間膜37に接触する半導体膜15にリ
ンイオンを拡散させることができ、半導体膜15の導電
型をN型とすることができる。
【0224】このように半導体膜15の導電型をN型の
半導体にすると、薄膜トランジスタのチャネル領域をN
型とすることができ、リーク電流を低減し、さらに半導
体膜15とソースドレイン電極13と中間膜37との相
互の接続抵抗を低くすることができる。
【0225】この不純物イオンを含む中間膜37の形成
は、反応性スパッタリング装置を用いて、反応ガスとし
てホスフィン(PH3 )を導入して、リンイオンを含む
チタンを形成すればよい。
【0226】この図10を用いて説明した実施例におけ
る薄膜トランジスタにおいて、ゲート電極19のパター
ン形状より半導体膜15とゲート絶縁膜17とのパター
ン形状を小さくする構造を採用してもよく、さらに半導
体膜15の側壁部に酸化シリコン膜からなる絶縁膜を設
ける構造を採用してもよい。
【0227】これらの構造を適用することによって、ゲ
ート電極19とソースドレイン電極13間、あるいはゲ
ート電極19と半導体膜15間の短絡の発生を防止し、
良好な特性を有する薄膜トランジスタを得ることができ
る。
【0228】つぎに図11を用いて説明した実施例と異
なる実施例における薄膜トランジスタの構造とその製造
方法とを説明する。以下に説明する実施例においては、
薄膜トランジスタを液晶表示装置のスイッチング素子と
して適用する場合の構造と製造方法である。まずはじめ
に本発明の実施例における薄膜トランジスタの構造を図
12の断面図を用いて説明する。
【0229】図12に示すように、絶縁性を有するガラ
スからなる基板11上には光遮光性を有し金属被膜から
なる遮光膜21と容量下部電極23とを設ける。さらに
この容量下部電極23の表面に酸化タンタル膜(Ta2
5 )からなる酸化膜35を設ける。またさらに遮光膜
21と容量下部電極23との上面に層間絶縁膜33を設
ける。
【0230】ここで遮光膜21は基板11下面からの光
が薄膜トランジスタに照射され、この薄膜トランジスタ
に光リーク電流が流れることを防止している。このため
遮光膜21の平面パターン形状は、薄膜トランジスタと
ほぼ同じ大きさか、あるいはやや大きなパターン形状に
なるようにする。
【0231】さらに容量下部電極23は、その表面の酸
化膜35と層間絶縁膜33を介してその上面に設ける画
素電極25とで、金属−絶縁膜−金属構造の容量を構成
し、薄膜トランジスタのドレインに接続している。そし
てこの容量によって、データ線を介して書き込んだ印加
電圧を、つぎに書き込みまでの時間保持する役割をも
つ。
【0232】さらに容量下部電極23表面の酸化膜35
は層間絶縁膜37にピンホールなどの膜欠陥が生じた場
合においても、酸化膜35の働きによって画素電極25
と容量下部電極23との電気的短絡の発生を防止する役
割をもつ。
【0233】このように層間絶縁膜33はデータ保持容
量の絶縁膜としての役割と、遮光膜21と薄膜トランジ
スタとの絶縁分離としての役割とを備えている。
【0234】さらにこの層間絶縁膜33の上面に、その
間に隙間を設けるようにソースドレイン電極13と、ド
レインに接続する画素電極23とを設ける。このソース
ドレイン電極13と画素電極23とは、透明導電膜で構
成する。
【0235】このソースドレイン電極13上にに非単結
晶シリコン膜からなる半導体膜15を設け、さらにこの
半導体膜15上に酸化シリコン膜からなるゲート絶縁膜
17を設ける。さらにまた、このゲート絶縁膜17上に
モリブデン膜からなるゲート電極19を設ける。そして
シリコン膜からなる半導体膜15が薄膜トランジスタの
活性領域となる。
【0236】このようにゲート電極19の金属と、ゲー
ト絶縁膜17の絶縁膜と、半導体膜15の半導体との構
造を有する薄膜トランジスタを構成する。
【0237】そして本発明の薄膜トランジスタにおいて
は、半導体膜15のパターン形状をゲート絶縁膜17と
ゲート電極19のパターン形状より小さくする。
【0238】このように半導体膜15の外周部はゲート
電極19とゲート絶縁膜17の外周部より後退させて、
ゲート電極19とゲート絶縁膜17を半導体膜15に対
してひさし状に設ける。すなわち本発明の薄膜トランジ
スタは、半導体膜15の外周部と、ゲート電極19とゲ
ート絶縁膜17との外周部とは同一パターンとならない
構成を採用している。
【0239】この結果、ゲート絶縁膜17の側壁部のダ
メージや、ゲート絶縁膜17の側壁部に導電材料が付着
することに起因する、ゲート電極19とソースドレイン
電極13間、あるいはゲート電極19と半導体膜15間
に短絡は発生しない。
【0240】なお本発明の薄膜トランジスタの半導体膜
15の外周部は、ゲート電極19とゲート絶縁膜17の
外周部より0.2μmから1.0μm後退させる。
【0241】さらに薄膜トランジスタの下面に、この薄
膜トランジスタへの光照射を防止するための遮光膜21
を設けている。このため薄膜トランジスタに光リーク電
流が流れることを抑制している
【0242】このため薄膜トランジスタはリーク電流の
発生がなく、良好なトランジスタ特性を示す薄膜トラン
ジスタを提供することができる。
【0243】さらに図12に示す薄膜トランジスタにお
いては、容量下部電極23表面に酸化膜35を設けてい
る。この酸化膜35は層間絶縁膜37にピンホールなど
の膜欠陥が生じた場合においても、酸化膜35の働きに
よって画素電極25と容量下部電極23との電気的短絡
の発生を防止することができる。
【0244】さらに容量下部電極23の表面に酸化膜3
5を設けることによって、図12に示す実施例における
薄膜トランジスタは、図10と図11とを用いて説明し
た薄膜トランジスタの層間絶縁膜33より、その膜厚を
薄くすることができる。
【0245】つぎに図12に示す薄膜トランジスタ構造
を形成するための製造方法を、説明する。
【0246】図12に示すようにまずはじめに、基板1
1上の全面に遮光膜21と容量下部電極23材料とし
て、遮光性を有するタンタル(Ta)膜を形成する。こ
のタンタル膜は100nmの膜厚で、スパッタリング法
により形成する。
【0247】その後、タンタル膜上の全面にフォトレジ
スト(図示せず)を回転塗布法により形成し、所定のフ
ォトマスクを用いて露光処理と現像処理とを行い、フォ
トレジストを遮光膜21と容量下部電極23とのパター
ンに形成する。
【0248】その後、このパターニングしたフォトレジ
ストをエッチングマスクに用いて、反応性イオンエッチ
ング法により、タンタル膜をパターニングして遮光膜2
1と容量下部電極23とを形成する。
【0249】このタンタル膜の反応性イオンエッチング
処理は、エッチングガスとして六フッ化イオウ(SF
6 )と酸素(O2 )とアルゴン(Ar)との混合ガスを
用いて行う。
【0250】その後、容量下部電極23の表面に酸化膜
35を50nmの膜厚で形成する。酸化膜35は、クエ
ン酸を陽極酸化液として用い、白金板とタンタル膜との
間に直流電圧を印加する陽極酸化処理によって形成す
る。
【0251】その後、全面に化学的気相成長法を用いて
酸化シリコン(SiO2 )膜からなる層間絶縁膜33
を、400nmの膜厚で形成する。この層間絶縁膜33
は、モノシラン(SiH4 )と酸素(O2 )とを反応ガ
スとして用いて形成する。
【0252】その後のソースドレイン電極13と半導体
膜15とゲート絶縁膜17とゲート電極19との形成方
法は、図1から図9を用いて説明した方法と同じ処理工
程により形成することができるので、詳細な説明は省略
する。
【0253】この図12を説明した実施例においても、
ソースドレイン電極13と半導体膜15との間にチタン
(Ti)膜からなる中間膜を設けてもよい。
【0254】中間膜を設けることにより、透明導電膜か
らなるソースドレイン電極13と半導体膜15との相互
の反応を防止できるとともに、半導体膜15と中間膜と
の整流性を利用し、薄膜トランジスタのスイッチング特
性を改善することができる。
【0255】さらにこの図12を用いて説明した実施例
において、中間膜に不純物イオンとしてリン(P)イオ
ンを導入してもよい。この中間膜に不純物イオンを導入
すると、この中間膜に接触する半導体膜15にリンイオ
ンを拡散させることができ、半導体膜15の導電型をN
型とすることができる。
【0256】このように半導体膜15の導電型をN型の
半導体にすると、薄膜トランジスタのチャネル領域をN
型とすることができ、リーク電流を低減し、さらに半導
体膜15とソースドレイン電極13と中間膜との相互に
の接続抵抗を低くすることができる。
【0257】この不純物イオンを含む中間膜37の形成
は、反応性スパッタリング装置を用いて、反応ガスとし
てホスフィン(PH3 )を導入して、リンイオンを含む
チタンを形成すればよい。
【0258】この図10を用いて説明した実施例におけ
る薄膜トランジスタにおいて、ゲート電極19のパター
ン形状より半導体膜15とゲート絶縁膜17とのパター
ン形状を小さくする構造を採用してもよく、さらに半導
体膜15の側壁部に酸化シリコン膜からなる絶縁膜を設
ける構造を採用してもよい。
【0259】これらの構造を適用することによって、ゲ
ート電極19とソースドレイン電極13間、あるいはゲ
ート電極19と半導体膜15間の短絡の発生を防止し、
良好な特性を有する薄膜トランジスタを得ることができ
る。
【0260】以上図1から図12を用いて説明した本発
明の薄膜トランジスタにおいては、半導体膜15のパタ
ーン形状をゲート絶縁膜17とゲート電極19とのパタ
ーン形状より小さくするか、あるいは半導体膜15とゲ
ート絶縁膜17とのパターン形状をゲート電極19のパ
ターン形状より小さくする構造を適用する実施例で説明
した。
【0261】しかしながら、ゲート電極19とゲート絶
縁膜17と半導体膜15とは、その外周部が順次小さく
なるようなパターン形状を、本発明の薄膜トランジスタ
において適用してもよい。
【0262】さらに図1から図12を用いて説明した本
発明の薄膜トランジスタにおいて、半導体膜15のパタ
ーン形状あるいは半導体膜15とゲート絶縁膜17のパ
ターン形状を、ゲート電極19のパターン形状より小さ
くするためのエッチング処理方法としては、乾式エッチ
ングである反応性イオンエッチング法を適用する実施例
で説明した。
【0263】しかしながら反応性イオンエッチング法を
適用してゲート電極19とゲート絶縁膜17と半導体膜
15とをほぼ同じパターン形状で形成後、半導体膜15
の側壁部を湿式エッチング処理して、ゲート電極19よ
り小さなパターン形状の半導体膜15を形成することが
できる。
【0264】この湿式エッチングによる半導体膜15側
壁部のエッチング液としては、硝酸(HNO3 )とフッ
酸(HF)との混合溶液を用いる。
【0265】さらにこの湿式エッチング処理を適用する
と、ゲート電極19と半導体膜15より小さなパターン
形状のゲート絶縁膜17を形成することができる。
【0266】このようなゲート電極19と半導体膜15
とのパターン形状より小さなパターン形状を有する薄膜
トランジスタ構造を適用することによって、ゲート電極
19とソースドレイン電極13間、あるいはゲート電極
19と半導体膜15間の短絡の発生を防止し、良好な特
性を有する薄膜トランジスタを得ることができる。
【0267】このゲート電極19と半導体膜15とのパ
ターン形状より小さなパターン形状を有する薄膜トラン
ジスタの製造方法としては、反応性イオンエッチング法
を適用してゲート電極19とゲート絶縁膜17と半導体
膜15とをほぼ同じパターン形状でパターン形成する。
その後、酸化シリコン膜からなるゲート絶縁膜17を採
用しているときは、バッファードフッ酸を用いて側壁部
を湿式エッチング処理して形成する。
【0268】なおこの酸化シリコン膜からなるゲート絶
縁膜17をエッチングするバッファードフッ酸は、フッ
酸(HF)とフッ化アンモニウム(NH4 F)との混合
水溶液からなる。
【0269】以上の実施例の説明では、ゲート電極19
としてはモリブデン(Mo)を用いる実施例で説明した
がモリブデン以外に、タンタル(Ta)やチタン(T
i)やアルミニウム(Al)やタングステン(W)や、
あるいはこれらの合金膜も適用することができる。
【0270】さらにゲート電極19としては、不純物を
含むシリコン膜を適用してもよい。そしてゲート電極1
9に導入する不純物としてはリン(P)やボロン(B)
を用いる。
【0271】さらに中間膜37に添加する不純物イオン
としては、リン(P)イオン以外に窒素(N)やホウ素
(B)や砒素(As)の不純物イオンを適用することが
できる。
【0272】さらに半導体膜15として非晶質シリコン
膜や多結晶シリコン膜からなる非単結晶シリコン膜を本
発明では適用するが、これらの被膜にアルゴンレーザ光
やエキシマレーザ光を照射して、その粒径を大きくした
非単結晶シリコン膜や単結晶シリコン膜や、あるいは単
結晶シリコン膜と非単結晶シリコン膜とが混在する半導
体膜も、本発明では適用することができる。
【0273】さらにゲート絶縁膜17としては酸化シリ
コン膜を適用する実施例で以上説明したが、酸化シリコ
ン膜以外に窒化シリコン膜や酸化タンタル膜や酸化窒化
シリコン膜や酸化アルミニウム膜や、あるいはこれらの
被膜の複合膜もゲート絶縁膜として、本発明では適用す
ることができる。
【0274】さらに以上説明した本発明の実施例におい
ては、層間絶縁膜33として酸化シリコン膜を用いる例
で説明したが、酸化シリコン膜以外にリンやボロンを含
む酸化シリコン膜や窒化シリコン膜や酸化タンタル膜
や、あるいは有機樹脂絶縁膜であるポリイミド膜やカラ
ーフィルター膜も層間絶縁膜33として適用することが
できる。
【0275】あるいは層間絶縁膜33としては、塗布ガ
ラス(SOG)膜を用いてもよい。この塗布ガラス膜は
酸化シリコンと溶媒とを混合したものであり、回転塗布
法により基板11に形成後、250℃から300℃の温
度で加熱処理して、塗布ガラス膜中の溶媒を蒸発させて
形成する。
【0276】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明の
実施例における薄膜トランジスタ構造においては、半導
体膜のパターン形状をゲート電極のパターン形状より小
さくする構成や、あるいは半導体膜のパターン形状をゲ
ート電極とゲート絶縁膜のパターン形状より小さくする
構成を採用している。
【0277】このため半導体膜の外周部を、ゲート電極
および/またはゲート絶縁膜の外周部より後退させて、
ゲート電極および/またはゲート絶縁膜を半導体膜に対
してひさし状に設ける。すなわち本発明の薄膜トランジ
スタは、半導体膜とゲート電極とゲート絶縁膜との外周
部は同一パターンとならない構成を採用している。
【0278】この結果、ゲート絶縁膜側壁部のダメージ
や、ゲート絶縁膜の側壁部に導電材料が付着することに
起因する、ゲート電極とソースドレイン電極間、あるい
はゲート電極と半導体膜間に短絡は発生しない。
【0279】このため薄膜トランジスタはリーク電流の
発生がなく、良好なトランジスタ特性を示す薄膜トラン
ジスタを提供することができる。
【0280】さらに本発明の薄膜トランジスタでは、ゲ
ート電極の側壁部に絶縁膜を設ける構成を採用する。こ
のためゲート絶縁膜の側壁部のダメージや、ゲート絶縁
膜の側壁部に導電材料が付着することに起因する、ゲー
ト電極とソースドレイン電極間、あるいはゲート電極と
半導体膜間に短絡は発生しない。
【0281】さらに本発明の実施例における薄膜トラン
ジスタにおいては、ソースドレイン電極と半導体膜との
間に中間膜を設けている。このことにより、ソースドレ
イン電極と半導体膜との相互の反応を防止できるととも
に、半導体膜と中間膜との整流性を利用し、薄膜トラン
ジスタのスイッチング特性を改善することができる。
【0282】さらに本発明の実施例における薄膜トラン
ジスタにおいては、中間膜に不純物イオンを導入してい
る。この中間膜に不純物イオンを導入すると、この中間
膜に接触する半導体膜に不純物イオンを拡散させること
ができ、薄膜トランジスタのリーク電流を低減し、さら
に半導体膜とソースドレイン電極と中間膜との相互にの
接続抵抗を低くすることができる。
【0283】さらに本発明の薄膜トランジスタの下面
に、この薄膜トランジスタへの光照射を防止するための
遮光膜を設けている。このため薄膜トランジスタに光リ
ーク電流が流れることを抑制している
【0284】さらに本発明の薄膜トランジスタにおいて
は、容量下部電極表面に酸化膜を設けている。この酸化
膜は層間絶縁膜にピンホールなどの膜欠陥が生じた場合
においても、酸化膜の働きによって画素電極と容量下部
電極との電気的短絡の発生を防止することができる。
【0285】さらに容量下部電極の表面に酸化膜を設け
ることによって、層間絶縁膜の膜厚を、この酸化膜を設
けないときと比較して薄くすることができるという効果
も有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における薄膜トランジスタの構
造とその製造方法とを示す断面図である。
【図2】本発明の実施例における薄膜トランジスタの構
造とその製造方法とを示す断面図である。
【図3】本発明の実施例における薄膜トランジスタの構
造とその製造方法とを示す断面図である。
【図4】本発明の実施例における薄膜トランジスタの構
造とその製造方法とを示す断面図である。
【図5】本発明の実施例における薄膜トランジスタの構
造とその製造方法とを示す断面図である。
【図6】本発明の実施例における薄膜トランジスタの構
造とその製造方法とを示す断面図である。
【図7】本発明の実施例における薄膜トランジスタの構
造とその製造方法とを示す断面図である。
【図8】本発明の実施例における薄膜トランジスタの構
造とその製造方法とを示す断面図である。
【図9】本発明の実施例における薄膜トランジスタの構
造とその製造方法とを示す断面図である。
【図10】本発明の実施例における薄膜トランジスタの
構造とその製造方法とを示す断面図である。
【図11】本発明の実施例における薄膜トランジスタの
構造とその製造方法とを示す断面図である。
【図12】本発明の実施例における薄膜トランジスタの
構造とその製造方法とを示す断面図である。
【図13】従来技術における薄膜トランジスタの構造と
その製造方法とを示す断面図である。
【符号の説明】
11 基板 13 ソースドレイン電極 15 半導体膜 17 ゲート絶縁膜 19 ゲート電極 27 フォトレジスト 35 酸化膜 37 中間膜

Claims (45)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に設けるソースドレイン電極と、
    ソースドレイン電極上に設ける半導体膜と、半導体膜上
    に設けるゲート絶縁膜と、ゲート絶縁膜上に設けるゲー
    ト電極とを備え、半導体膜のパターン形状はゲート電極
    のパターン形状より小さくすることを特徴とする薄膜ト
    ランジスタ。
  2. 【請求項2】 基板上に設けるソースドレイン電極と、
    ソースドレイン電極上に設ける半導体膜と、半導体膜上
    に設けるゲート絶縁膜と、ゲート絶縁膜上に設けるゲー
    ト電極とを備え、半導体膜のパターン形状はゲート電極
    とゲート絶縁膜とのパターン形状より小さくすることを
    特徴とする薄膜トランジスタ。
  3. 【請求項3】 基板上に設けるソースドレイン電極と、
    ソースドレイン電極上に設ける中間膜と、中間膜上に設
    ける半導体膜と、半導体膜上に設けるゲート絶縁膜と、
    ゲート絶縁膜上に設けるゲート電極とを備え、半導体膜
    のパターン形状はゲート電極のパターン形状より小さく
    することを特徴とする薄膜トランジスタ。
  4. 【請求項4】 基板上に設けるソースドレイン電極と、
    ソースドレイン電極上に設ける中間膜と、中間膜上に設
    ける半導体膜と、半導体膜上に設けるゲート絶縁膜と、
    ゲート絶縁膜上に設けるゲート電極とを備え、半導体膜
    のパターン形状はゲート電極とゲート絶縁膜とのパター
    ン形状より小さくすることを特徴とする薄膜トランジス
    タ。
  5. 【請求項5】 基板上に設けるソースドレイン電極と、
    ソースドレイン電極上に設け不純物を含む中間膜と、中
    間膜上に設ける半導体膜と、半導体膜上に設けるゲート
    絶縁膜と、ゲート絶縁膜上に設けるゲート電極とを備
    え、半導体膜のパターン形状はゲート電極のパターン形
    状より小さくすることを特徴とする薄膜トランジスタ。
  6. 【請求項6】 基板上に設けるソースドレイン電極と、
    ソースドレイン電極上に設け不純物を含む中間膜と、中
    間膜上に設ける半導体膜と、半導体膜上に設けるゲート
    絶縁膜と、ゲート絶縁膜上に設けるゲート電極とを備
    え、半導体膜のパターン形状はゲート電極とゲート絶縁
    膜とのパターン形状より小さくすることを特徴とする薄
    膜トランジスタ。
  7. 【請求項7】 基板上に設ける遮光膜と、遮光膜上に設
    ける層間絶縁膜と、層間絶縁膜上に設けるソースドレイ
    ン電極と、このソースドレイン電極上に設ける半導体膜
    と、半導体膜上に設けるゲート絶縁膜と、ゲート絶縁膜
    上に設けるゲート電極とを備え、半導体膜のパターン形
    状はゲート電極のパターン形状より小さくすることを特
    徴とする薄膜トランジスタ。
  8. 【請求項8】 基板上に設ける遮光膜と、遮光膜上に設
    ける層間絶縁膜と、層間絶縁膜上に設けるソースドレイ
    ン電極と、このソースドレイン電極上に設ける半導体膜
    と、半導体膜上に設けるゲート絶縁膜と、ゲート絶縁膜
    上に設けるゲート電極とを備え、半導体膜のパターン形
    状はゲート電極とゲート絶縁膜とのパターン形状より小
    さくすることを特徴とする薄膜トランジスタ。
  9. 【請求項9】 基板上に設ける遮光膜と、遮光膜上に設
    ける層間絶縁膜と、層間絶縁膜上に設けるソースドレイ
    ン電極と、ソースドレイン電極上に設ける中間膜と、中
    間膜上に設ける半導体膜と、半導体膜上に設けるゲート
    絶縁膜と、ゲート絶縁膜上に設けるゲート電極とを備
    え、半導体膜のパターン形状はゲート電極のパターン形
    状より小さくすることを特徴とする薄膜トランジスタ。
  10. 【請求項10】 基板上に設ける遮光膜と、この遮光膜
    上に設ける層間絶縁膜と、層間絶縁膜上に設けるソース
    ドレイン電極と、ソースドレイン電極上に設ける中間膜
    と、中間膜上に設ける半導体膜と、半導体膜上に設ける
    ゲート絶縁膜と、ゲート絶縁膜上に設けるゲート電極と
    を備え、半導体膜のパターン形状はゲート電極とゲート
    絶縁膜とのパターン形状より小さくすることを特徴とす
    る薄膜トランジスタ。
  11. 【請求項11】 基板上に設ける遮光膜と、この遮光膜
    上に設ける層間絶縁膜と、層間絶縁膜上に設けるソース
    ドレイン電極と、ソースドレイン電極上に設け不純物を
    含む中間膜と、中間膜上に設ける半導体膜と、半導体膜
    上に設けるゲート絶縁膜と、ゲート絶縁膜上に設けるゲ
    ート電極とを備え、半導体膜のパターン形状はゲート電
    極のパターン形状より小さくすることを特徴とする薄膜
    トランジスタ。
  12. 【請求項12】 基板上に設ける遮光膜と、この遮光膜
    上に設ける層間絶縁膜と、層間絶縁膜上に設けるソース
    ドレイン電極と、ソースドレイン電極上に設け不純物を
    含む中間膜と、中間膜上に設ける半導体膜と、半導体膜
    上に設けるゲート絶縁膜と、ゲート絶縁膜上に設けるゲ
    ート電極とを備え、半導体膜のパターン形状はゲート電
    極とゲート絶縁膜とのパターン形状より小さくすること
    を特徴とする薄膜トランジスタ。
  13. 【請求項13】 基板上に設ける遮光膜と容量下部電極
    と、遮光膜と容量下部電極上に設ける層間絶縁膜と、層
    間絶縁膜上に設けるソースドレイン電極と、このソース
    ドレイン電極上に設ける半導体膜と、半導体膜上に設け
    るゲート絶縁膜と、ゲート絶縁膜上に設けるゲート電極
    とを備え、半導体膜のパターン形状はゲート電極のパタ
    ーン形状より小さくすることを特徴とする薄膜トランジ
    スタ。
  14. 【請求項14】 基板上に設ける遮光膜と容量下部電極
    と、遮光膜と容量下部電極上に設ける層間絶縁膜と、層
    間絶縁膜上に設けるソースドレイン電極と、このソース
    ドレイン電極上に設ける半導体膜と、半導体膜上に設け
    るゲート絶縁膜と、ゲート絶縁膜上に設けるゲート電極
    とを備え、半導体膜のパターン形状はゲート電極とゲー
    ト絶縁膜とのパターン形状より小さくすることを特徴と
    する薄膜トランジスタ。
  15. 【請求項15】 基板上に設ける遮光膜と容量下部電極
    と、遮光膜と容量下部電極上に設ける層間絶縁膜と、層
    間絶縁膜上に設けるソースドレイン電極と、ソースドレ
    イン電極上に設ける中間膜と、中間膜上に設ける半導体
    膜と、半導体膜上に設けるゲート絶縁膜と、ゲート絶縁
    膜上に設けるゲート電極とを備え、半導体膜のパターン
    形状はゲート電極のパターン形状より小さくすることを
    特徴とする薄膜トランジスタ。
  16. 【請求項16】 基板上に設ける遮光膜と容量下部電極
    と、遮光膜と容量下部電極上に設ける層間絶縁膜と、層
    間絶縁膜上に設けるソースドレイン電極と、ソースドレ
    イン電極上に設ける中間膜と、中間膜上に設ける半導体
    膜と、半導体膜上に設けるゲート絶縁膜と、ゲート絶縁
    膜上に設けるゲート電極とを備え、半導体膜のパターン
    形状はゲート電極とゲート絶縁膜とのパターン形状より
    小さくすることを特徴とする薄膜トランジスタ。
  17. 【請求項17】 基板上に設ける遮光膜と容量下部電極
    と、遮光膜と容量下部電極上に設ける層間絶縁膜と、層
    間絶縁膜上に設けるソースドレイン電極と、ソースドレ
    イン電極上に設け不純物を含む中間膜と、中間膜上に設
    ける半導体膜と、半導体膜上に設けるゲート絶縁膜と、
    ゲート絶縁膜上に設けるゲート電極とを備え、半導体膜
    のパターン形状はゲート電極のパターン形状より小さく
    することを特徴とする薄膜トランジスタ。
  18. 【請求項18】 基板上に設ける遮光膜と容量下部電極
    と、遮光膜と容量下部電極上に設ける層間絶縁膜と、層
    間絶縁膜上に設けるソースドレイン電極と、ソースドレ
    イン電極上に設け不純物を含む中間膜と、中間膜上に設
    ける半導体膜と、半導体膜上に設けるゲート絶縁膜と、
    ゲート絶縁膜上に設けるゲート電極とを備え、半導体膜
    のパターン形状はゲート電極とゲート絶縁膜とのパター
    ン形状より小さくすることを特徴とする薄膜トランジス
    タ。
  19. 【請求項19】 基板上に設ける遮光膜と容量下部電極
    と、容量下部電極上に設ける酸化膜と、遮光膜と容量下
    部電極上に設ける層間絶縁膜と、層間絶縁膜上に設ける
    ソースドレイン電極と、このソースドレイン電極上に設
    ける半導体膜と、半導体膜上に設けるゲート絶縁膜と、
    ゲート絶縁膜上に設けるゲート電極とを備え、半導体膜
    のパターン形状はゲート電極のパターン形状より小さく
    することを特徴とする薄膜トランジスタ。
  20. 【請求項20】 基板上に設ける遮光膜と容量下部電極
    と、容量下部電極上に設ける酸化膜と、遮光膜と容量下
    部電極上に設ける層間絶縁膜と、層間絶縁膜上に設ける
    ソースドレイン電極と、このソースドレイン電極上に設
    ける半導体膜と、半導体膜上に設けるゲート絶縁膜と、
    ゲート絶縁膜上に設けるゲート電極とを備え、半導体膜
    のパターン形状はゲート電極とゲート絶縁膜とのパター
    ン形状より小さくすることを特徴とする薄膜トランジス
    タ。
  21. 【請求項21】 基板上に設ける遮光膜と容量下部電極
    と、容量下部電極上に設ける酸化膜と、遮光膜と容量下
    部電極上に設ける層間絶縁膜と、層間絶縁膜上に設ける
    ソースドレイン電極と、ソースドレイン電極上に設ける
    中間膜と、中間膜上に設ける半導体膜と、半導体膜上に
    設けるゲート絶縁膜と、ゲート絶縁膜上に設けるゲート
    電極とを備え、半導体膜のパターン形状はゲート電極の
    パターン形状より小さくすることを特徴とする薄膜トラ
    ンジスタ。
  22. 【請求項22】 基板上に設ける遮光膜と容量下部電極
    と、容量下部電極上に設ける酸化膜と、遮光膜と容量下
    部電極上に設ける層間絶縁膜と、層間絶縁膜上に設ける
    ソースドレイン電極と、ソースドレイン電極上に設ける
    中間膜と、中間膜上に設ける半導体膜と、半導体膜上に
    設けるゲート絶縁膜と、ゲート絶縁膜上に設けるゲート
    電極とを備え、半導体膜のパターン形状はゲート電極と
    ゲート絶縁膜とのパターン形状より小さくすることを特
    徴とする薄膜トランジスタ。
  23. 【請求項23】 基板上に設ける遮光膜と容量下部電極
    と、容量下部電極上に設ける酸化膜と、遮光膜と容量下
    部電極上に設ける層間絶縁膜と、層間絶縁膜上に設ける
    ソースドレイン電極と、ソースドレイン電極上に設け不
    純物を含む中間膜と、中間膜上に設ける半導体膜と、半
    導体膜上に設けるゲート絶縁膜と、ゲート絶縁膜上に設
    けるゲート電極とを備え、半導体膜のパターン形状はゲ
    ート電極のパターン形状より小さくすることを特徴とす
    る薄膜トランジスタ。
  24. 【請求項24】 基板上に設ける遮光膜と容量下部電極
    と、容量下部電極上に設ける酸化膜と、遮光膜と容量下
    部電極上に設ける層間絶縁膜と、層間絶縁膜上に設ける
    ソースドレイン電極と、ソースドレイン電極上に設け不
    純物を含む中間膜と、中間膜上に設ける半導体膜と、半
    導体膜上に設けるゲート絶縁膜と、ゲート絶縁膜上に設
    けるゲート電極とを備え、半導体膜のパターン形状はゲ
    ート電極とゲート絶縁膜とのパターン形状より小さくす
    ることを特徴とする薄膜トランジスタ。
  25. 【請求項25】 半導体膜はその側壁部に絶縁膜を設け
    ることを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、
    7、8、9、10、11、12、13、14、15、1
    6、17、18、19、20、21、22、23、ある
    いは24に記載の薄膜トランジスタ。
  26. 【請求項26】 ゲート絶縁膜は半導体膜とゲート電極
    とのパターン形状より小さいことを特徴とする請求項
    1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、1
    2、13、14、15、16、17、18、19、2
    0、21、22、23、あるいは24に記載の薄膜トラ
    ンジスタ。
  27. 【請求項27】 半導体膜とゲート絶縁膜とゲート電極
    のパターン形状は上面から下面に順次小さくすることを
    特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、8、
    9、10、11、12、13、14、15、16、1
    7、18、19、20、21、22、23、あるいは2
    4に記載の薄膜トランジスタ。
  28. 【請求項28】 基板上にソースドレイン電極材料を形
    成し、ソースドレイン電極材料上にフォトレジストを形
    成し、フォトレジストをエッチングマスクに用いてソー
    スドレイン電極材料をエッチングしてソースドレイン電
    極を形成する工程と、半導体膜材料とゲート絶縁膜材料
    とゲート電極材料とを順次形成し、ゲート電極材料上に
    フォトレジストを形成する工程と、フォトレジストをエ
    ッチングマスクに用いて半導体膜材料とゲート絶縁膜材
    料とゲート電極材料とをエッチングしてゲート電極とゲ
    ート絶縁膜とこのゲート電極よりパターン形状の小さな
    半導体膜を形成する工程とを有することを特徴とする薄
    膜トランジスタの製造方法。
  29. 【請求項29】 基板上にソースドレイン電極材料を形
    成し、ソースドレイン電極材料上にフォトレジストを形
    成し、フォトレジストをエッチングマスクに用いてソー
    スドレイン電極材料をエッチングしてソースドレイン電
    極を形成する工程と、半導体膜材料とゲート絶縁膜材料
    とゲート電極材料とを順次形成し、ゲート電極材料上に
    フォトレジストを形成する工程と、フォトレジストをエ
    ッチングマスクに用いて半導体膜材料とゲート絶縁膜材
    料とゲート電極材料とをエッチングしてゲート電極とゲ
    ート絶縁膜とこのゲート電極とゲート絶縁膜よりパター
    ン形状の小さな半導体膜を形成する工程とを有すること
    を特徴とする薄膜トランジスタの製造方法。
  30. 【請求項30】 基板上にソースドレイン電極材料と中
    間膜材料を形成し、中間膜材料上にフォトレジストを形
    成し、フォトレジストをエッチングマスクに用いて中間
    膜材料とソースドレイン電極材料をエッチングして中間
    膜とソースドレイン電極を形成する工程と、半導体膜材
    料とゲート絶縁膜材料とゲート電極材料とを順次形成
    し、ゲート電極材料上にフォトレジストを形成する工程
    と、フォトレジストをエッチングマスクに用いて半導体
    膜材料とゲート絶縁膜材料とゲート電極材料とをエッチ
    ングしてゲート電極とゲート絶縁膜とこのゲート電極よ
    りパターン形状の小さな半導体膜を形成する工程とを有
    することを特徴とする薄膜トランジスタの製造方法。
  31. 【請求項31】 基板上にソースドレイン電極材料と中
    間膜材料を形成し、中間膜材料上にフォトレジストを形
    成し、フォトレジストをエッチングマスクに用いて中間
    膜材料とソースドレイン電極材料をエッチングして中間
    膜とソースドレイン電極を形成する工程と、半導体膜材
    料とゲート絶縁膜材料とゲート電極材料とを順次形成
    し、ゲート電極材料上にフォトレジストを形成する工程
    と、フォトレジストをエッチングマスクに用いて半導体
    膜材料とゲート絶縁膜材料とゲート電極材料とをエッチ
    ングしてゲート電極とゲート絶縁膜とこのゲート電極と
    ゲート絶縁膜よりパターン形状の小さな半導体膜を形成
    する工程とを有することを特徴とする薄膜トランジスタ
    の製造方法。
  32. 【請求項32】 基板上にソースドレイン電極材料と不
    純物を含む中間膜材料を形成し、中間膜材料上にフォト
    レジストを形成し、フォトレジストをエッチングマスク
    に用いて中間膜材料とソースドレイン電極材料をエッチ
    ングして中間膜とソースドレイン電極を形成する工程
    と、半導体膜材料とゲート絶縁膜材料とゲート電極材料
    とを順次形成し、ゲート電極材料上にフォトレジストを
    形成する工程と、フォトレジストをエッチングマスクに
    用いて半導体膜材料とゲート絶縁膜材料とゲート電極材
    料とをエッチングしてゲート電極とゲート絶縁膜とこの
    ゲート電極よりパターン形状の小さな半導体膜を形成す
    る工程とを有することを特徴とする薄膜トランジスタの
    製造方法。
  33. 【請求項33】 基板上にソースドレイン電極材料と不
    純物を含む中間膜材料を形成し、中間膜材料上にフォト
    レジストを形成し、フォトレジストをエッチングマスク
    に用いて中間膜材料とソースドレイン電極材料をエッチ
    ングして中間膜とソースドレイン電極を形成する工程
    と、半導体膜材料とゲート絶縁膜材料とゲート電極材料
    とを順次形成し、ゲート電極材料上にフォトレジストを
    形成する工程と、フォトレジストをエッチングマスクに
    用いて半導体膜材料とゲート絶縁膜材料とゲート電極材
    料とをエッチングしてゲート電極とゲート絶縁膜とこの
    ゲート電極とゲート絶縁膜よりパターン形状の小さな半
    導体膜を形成する工程とを有することを特徴とする薄膜
    トランジスタの製造方法。
  34. 【請求項34】 基板上に遮光膜と容量下部電極となる
    材料を形成し、遮光膜と容量下部電極となる材料上にフ
    ォトレジストを形成し、フォトレジストをエッチングマ
    スクに用いて遮光膜と容量下部電極となる材料をエッチ
    ングして遮光膜と容量下部電極を形成し、層間絶縁膜を
    形成する工程と、層間絶縁膜上にソースドレイン電極材
    料を形成し、ソースドレイン電極材料上にフォトレジス
    トを形成し、フォトレジストをエッチングマスクに用い
    てソースドレイン電極材料をエッチングしてソースドレ
    イン電極を形成する工程と、半導体膜材料とゲート絶縁
    膜材料とゲート電極材料とを順次形成し、ゲート電極材
    料上にフォトレジストを形成する工程と、フォトレジス
    トをエッチングマスクに用いて半導体膜材料とゲート絶
    縁膜材料とゲート電極材料とをエッチングしてゲート電
    極とゲート絶縁膜とこのゲート電極よりパターン形状の
    小さな半導体膜を形成する工程とを有することを特徴と
    する薄膜トランジスタの製造方法。
  35. 【請求項35】 基板上に遮光膜と容量下部電極となる
    材料を形成し、遮光膜と容量下部電極となる材料上にフ
    ォトレジストを形成し、フォトレジストをエッチングマ
    スクに用いて遮光膜と容量下部電極となる材料をエッチ
    ングして遮光膜と容量下部電極を形成し、層間絶縁膜を
    形成する工程と、層間絶縁膜上にソースドレイン電極材
    料を形成し、ソースドレイン電極材料上にフォトレジス
    トを形成し、フォトレジストをエッチングマスクに用い
    てソースドレイン電極材料をエッチングしてソースドレ
    イン電極を形成する工程と、半導体膜材料とゲート絶縁
    膜材料とゲート電極材料とを順次形成し、ゲート電極材
    料上にフォトレジストを形成する工程と、フォトレジス
    トをエッチングマスクに用いて半導体膜材料とゲート絶
    縁膜材料とゲート電極材料とをエッチングしてゲート電
    極とゲート絶縁膜とこのゲート電極とゲート絶縁膜より
    パターン形状の小さな半導体膜を形成する工程とを有す
    ることを特徴とする薄膜トランジスタの製造方法。
  36. 【請求項36】 基板上に遮光膜と容量下部電極となる
    材料を形成し、遮光膜と容量下部電極となる材料上にフ
    ォトレジストを形成し、フォトレジストをエッチングマ
    スクに用いて遮光膜と容量下部電極となる材料をエッチ
    ングして遮光膜と容量下部電極を形成し、層間絶縁膜を
    形成する工程と、層間絶縁膜上にソースドレイン電極材
    料と中間膜材料を形成し、中間膜材料上にフォトレジス
    トを形成し、フォトレジストをエッチングマスクに用い
    て中間膜材料とソースドレイン電極材料をエッチングし
    て中間膜とソースドレイン電極を形成する工程と、半導
    体膜材料とゲート絶縁膜材料とゲート電極材料とを順次
    形成し、ゲート電極材料上にフォトレジストを形成する
    工程と、フォトレジストをエッチングマスクに用いて半
    導体膜材料とゲート絶縁膜材料とゲート電極材料とをエ
    ッチングしてゲート電極とゲート絶縁膜とこのゲート電
    極よりパターン形状の小さな半導体膜を形成する工程と
    を有することを特徴とする薄膜トランジスタの製造方
    法。
  37. 【請求項37】 基板上に遮光膜と容量下部電極となる
    材料を形成し、遮光膜と容量下部電極となる材料上にフ
    ォトレジストを形成し、フォトレジストをエッチングマ
    スクに用いて遮光膜と容量下部電極となる材料をエッチ
    ングして遮光膜と容量下部電極を形成し、層間絶縁膜を
    形成する工程と、層間絶縁膜上にソースドレイン電極材
    料と中間膜材料を形成し、中間膜材料上にフォトレジス
    トを形成し、フォトレジストをエッチングマスクに用い
    て中間膜材料とソースドレイン電極材料をエッチングし
    て中間膜とソースドレイン電極を形成する工程と、半導
    体膜材料とゲート絶縁膜材料とゲート電極材料とを順次
    形成し、ゲート電極材料上にフォトレジストを形成する
    工程と、フォトレジストをエッチングマスクに用いて半
    導体膜材料とゲート絶縁膜材料とゲート電極材料とをエ
    ッチングしてゲート電極とゲート絶縁膜とこのゲート電
    極とゲート絶縁膜よりパターン形状の小さな半導体膜を
    形成する工程とを有することを特徴とする薄膜トランジ
    スタの製造方法。
  38. 【請求項38】 基板上に遮光膜と容量下部電極となる
    材料を形成し、遮光膜と容量下部電極となる材料上にフ
    ォトレジストを形成し、フォトレジストをエッチングマ
    スクに用いて遮光膜と容量下部電極となる材料をエッチ
    ングして遮光膜と容量下部電極を形成し、層間絶縁膜を
    形成する工程と、層間絶縁膜上にソースドレイン電極材
    料と不純物を含む中間膜材料を形成し、中間膜材料上に
    フォトレジストを形成し、フォトレジストをエッチング
    マスクに用いて中間膜材料とソースドレイン電極材料を
    エッチングして中間膜とソースドレイン電極を形成する
    工程と、半導体膜材料とゲート絶縁膜材料とゲート電極
    材料とを順次形成し、ゲート電極材料上にフォトレジス
    トを形成する工程と、フォトレジストをエッチングマス
    クに用いて半導体膜材料とゲート絶縁膜材料とゲート電
    極材料とをエッチングしてゲート電極とゲート絶縁膜と
    このゲート電極よりパターン形状の小さな半導体膜を形
    成する工程とを有することを特徴とする薄膜トランジス
    タの製造方法。
  39. 【請求項39】 基板上に遮光膜と容量下部電極となる
    材料を形成し、遮光膜と容量下部電極となる材料上にフ
    ォトレジストを形成し、フォトレジストをエッチングマ
    スクに用いて遮光膜と容量下部電極となる材料をエッチ
    ングして遮光膜と容量下部電極を形成し、層間絶縁膜を
    形成する工程と、層間絶縁膜上にソースドレイン電極材
    料と不純物を含む中間膜材料を形成し、中間膜材料上に
    フォトレジストを形成し、フォトレジストをエッチング
    マスクに用いて中間膜材料とソースドレイン電極材料を
    エッチングして中間膜とソースドレイン電極を形成する
    工程と、半導体膜材料とゲート絶縁膜材料とゲート電極
    材料とを順次形成し、ゲート電極材料上にフォトレジス
    トを形成する工程と、フォトレジストをエッチングマス
    クに用いて半導体膜材料とゲート絶縁膜材料とゲート電
    極材料とをエッチングしてゲート電極とゲート絶縁膜と
    このゲート電極とゲート絶縁膜よりパターン形状の小さ
    な半導体膜を形成する工程とを有することを特徴とする
    薄膜トランジスタの製造方法。
  40. 【請求項40】 基板上に遮光膜と容量下部電極となる
    材料を形成し、遮光膜と容量下部電極となる材料上にフ
    ォトレジストを形成し、フォトレジストをエッチングマ
    スクに用いて遮光膜と容量下部電極となる材料をエッチ
    ングして遮光膜と容量下部電極を形成し、容量下部電極
    上に酸化膜を形成し、層間絶縁膜を形成する工程と、層
    間絶縁膜上にソースドレイン電極材料を形成し、ソース
    ドレイン電極材料上にフォトレジストを形成し、フォト
    レジストをエッチングマスクに用いてソースドレイン電
    極材料をエッチングしてソースドレイン電極を形成する
    工程と、半導体膜材料とゲート絶縁膜材料とゲート電極
    材料とを順次形成し、ゲート電極材料上にフォトレジス
    トを形成する工程と、フォトレジストをエッチングマス
    クに用いて半導体膜材料とゲート絶縁膜材料とゲート電
    極材料とをエッチングしてゲート電極とゲート絶縁膜と
    このゲート電極よりパターン形状の小さな半導体膜を形
    成する工程とを有することを特徴とする薄膜トランジス
    タの製造方法。
  41. 【請求項41】 基板上に遮光膜と容量下部電極となる
    材料を形成し、遮光膜と容量下部電極となる材料上にフ
    ォトレジストを形成し、フォトレジストをエッチングマ
    スクに用いて遮光膜と容量下部電極となる材料をエッチ
    ングして遮光膜と容量下部電極を形成し、容量下部電極
    上に酸化膜を形成し、層間絶縁膜を形成する工程と、層
    間絶縁膜上にソースドレイン電極材料を形成し、ソース
    ドレイン電極材料上にフォトレジストを形成し、フォト
    レジストをエッチングマスクに用いてソースドレイン電
    極材料をエッチングしてソースドレイン電極を形成する
    工程と、半導体膜材料とゲート絶縁膜材料とゲート電極
    材料とを順次形成し、ゲート電極材料上にフォトレジス
    トを形成する工程と、フォトレジストをエッチングマス
    クに用いて半導体膜材料とゲート絶縁膜材料とゲート電
    極材料とをエッチングしてゲート電極とゲート絶縁膜と
    このゲート電極とゲート絶縁膜よりパターン形状の小さ
    な半導体膜を形成する工程とを有することを特徴とする
    薄膜トランジスタの製造方法。
  42. 【請求項42】 基板上に遮光膜と容量下部電極となる
    材料を形成し、遮光膜と容量下部電極となる材料上にフ
    ォトレジストを形成し、フォトレジストをエッチングマ
    スクに用いて遮光膜と容量下部電極となる材料をエッチ
    ングして遮光膜と容量下部電極を形成し、容量下部電極
    上に酸化膜を形成し、層間絶縁膜を形成する工程と、層
    間絶縁膜上にソースドレイン電極材料と中間膜材料を形
    成し、中間膜材料上にフォトレジストを形成し、フォト
    レジストをエッチングマスクに用いて中間膜材料とソー
    スドレイン電極材料をエッチングして中間膜とソースド
    レイン電極を形成する工程と、半導体膜材料とゲート絶
    縁膜材料とゲート電極材料とを順次形成し、ゲート電極
    材料上にフォトレジストを形成する工程と、フォトレジ
    ストをエッチングマスクに用いて半導体膜材料とゲート
    絶縁膜材料とゲート電極材料とをエッチングしてゲート
    電極とゲート絶縁膜とこのゲート電極よりパターン形状
    の小さな半導体膜を形成する工程とを有することを特徴
    とする薄膜トランジスタの製造方法。
  43. 【請求項43】 基板上に遮光膜と容量下部電極となる
    材料を形成し、遮光膜と容量下部電極となる材料上にフ
    ォトレジストを形成し、フォトレジストをエッチングマ
    スクに用いて遮光膜と容量下部電極となる材料をエッチ
    ングして遮光膜と容量下部電極を形成し、容量下部電極
    上に酸化膜を形成し、層間絶縁膜を形成する工程と、層
    間絶縁膜上にソースドレイン電極材料と中間膜材料を形
    成し、中間膜材料上にフォトレジストを形成し、フォト
    レジストをエッチングマスクに用いて中間膜材料とソー
    スドレイン電極材料をエッチングして中間膜とソースド
    レイン電極を形成する工程と、半導体膜材料とゲート絶
    縁膜材料とゲート電極材料とを順次形成し、ゲート電極
    材料上にフォトレジストを形成する工程と、フォトレジ
    ストをエッチングマスクに用いて半導体膜材料とゲート
    絶縁膜材料とゲート電極材料とをエッチングしてゲート
    電極とゲート絶縁膜とこのゲート電極とゲート絶縁膜よ
    りパターン形状の小さな半導体膜を形成する工程とを有
    することを特徴とする薄膜トランジスタの製造方法。
  44. 【請求項44】 基板上に遮光膜と容量下部電極となる
    材料を形成し、遮光膜と容量下部電極となる材料上にフ
    ォトレジストを形成し、フォトレジストをエッチングマ
    スクに用いて遮光膜と容量下部電極となる材料をエッチ
    ングして遮光膜と容量下部電極を形成し、容量下部電極
    上に酸化膜を形成し、層間絶縁膜を形成する工程と、層
    間絶縁膜上にソースドレイン電極材料と不純物を含む中
    間膜材料を形成し、中間膜材料上にフォトレジストを形
    成し、フォトレジストをエッチングマスクに用いて中間
    膜材料とソースドレイン電極材料をエッチングして中間
    膜とソースドレイン電極を形成する工程と、半導体膜材
    料とゲート絶縁膜材料とゲート電極材料とを順次形成
    し、ゲート電極材料上にフォトレジストを形成する工程
    と、フォトレジストをエッチングマスクに用いて半導体
    膜材料とゲート絶縁膜材料とゲート電極材料とをエッチ
    ングしてゲート電極とゲート絶縁膜とこのゲート電極よ
    りパターン形状の小さな半導体膜を形成する工程とを有
    することを特徴とする薄膜トランジスタの製造方法。
  45. 【請求項45】 基板上に遮光膜と容量下部電極となる
    材料を形成し、遮光膜と容量下部電極となる材料上にフ
    ォトレジストを形成し、フォトレジストをエッチングマ
    スクに用いて遮光膜と容量下部電極となる材料をエッチ
    ングして遮光膜と容量下部電極を形成し、容量下部電極
    上に酸化膜を形成し、層間絶縁膜を形成する工程と、層
    間絶縁膜上にソースドレイン電極材料と不純物を含む中
    間膜材料を形成し、中間膜材料上にフォトレジストを形
    成し、フォトレジストをエッチングマスクに用いて中間
    膜材料とソースドレイン電極材料をエッチングして中間
    膜とソースドレイン電極を形成する工程と、半導体膜材
    料とゲート絶縁膜材料とゲート電極材料とを順次形成
    し、ゲート電極材料上にフォトレジストを形成する工程
    と、フォトレジストをエッチングマスクに用いて半導体
    膜材料とゲート絶縁膜材料とゲート電極材料とをエッチ
    ングしてゲート電極とゲート絶縁膜とこのゲート電極と
    ゲート絶縁膜よりパターン形状の小さな半導体膜を形成
    する工程とを有することを特徴とする薄膜トランジスタ
    の製造方法。
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