JPH09507804A - インクジェット記録装置及びインクジェット記録ヘッド - Google Patents

インクジェット記録装置及びインクジェット記録ヘッド

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JPH09507804A
JPH09507804A JP8515875A JP51587596A JPH09507804A JP H09507804 A JPH09507804 A JP H09507804A JP 8515875 A JP8515875 A JP 8515875A JP 51587596 A JP51587596 A JP 51587596A JP H09507804 A JPH09507804 A JP H09507804A
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ヨセフ ロベルト レネ パンケルト
ヨハネス リチャード ルロー
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フィリップス エレクトロニクス ネムローゼ フェンノートシャップ
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Abstract

(57)【要約】 本発明のインクジェット記録装置は、インク供給チャネル(31)を介してインク貯留部(29)と繋がる少なくとも1つの圧力室(13)と、当該圧力室の壁を形成し、インクの滴を放出する少なくとも一つのノズル開口(23)を有するノズルプレート(19)とを有する記録ヘッド(1)を備える。記録ヘッド(1)はさらに、駆動方向を持ちかつ、少なくとも1つのピエゾ材料層と、電極層と電気的に結合された端子(9,11)の間の電圧の作用の基で、アクチュエータ素子の寸法が駆動方向に変化されるように配置された少なくとも2つの電極層(71,73)とを備えたピエゾゾアクチュエータ素子(7)を有し、アクチュエータ素子が、駆動方向におけるアクチュエータ素子の寸法が変化されるとき、圧力室の容量が変化するように、圧力室(13)に関連付けて配置される。ピエゾアクチュエータ素子は、アクチュエータプレート(7)として形成される。この素子の駆動方向は、アクチュエータプレート及び圧力室(13)を形成するアクチュエータプレートに設けられた凹部の厚さ方向と一致する。

Description

【発明の詳細な説明】 インクジェット記録装置及びインクジェット記録ヘッド 技術分野 本発明は、インク供給チャネルを介してインク貯留部と繋がる、少なくとも一 つの圧力室と、インクの滴を放出する少なくとも一つのノズル開口を有し、そし て圧力室の壁を形成するノズルプレートと、駆動方向を有しかつ、少なくとも1 つのピエゾ材料層と少なくとも2つの電極層とを有し、これら層が、駆動方向に おいてアクチュエータ素子の長さが電極層に電気的に結合された端子間の電圧の 作用の基で変更されるように配置され、圧縮素子が、駆動方向におけるアクチュ エータ素子の寸法が変更される場合の圧力室の容量が変化するように、圧力室に 関連付けて配置される。 本発明は同様に、上述のようなインクジェット記録装置に適するインクジェッ ト記録ヘッドに関する。 背景技術 前述の形式の装置用のインクジェット記録ヘッドが、ヨーロッパ特許公開第EP -A-0573055号に記載されている。このインクジェット記録ヘッドは、ピエゾアク チュエータ素子が配置された振動ユニットを有する。各ピエゾアクチュエータ素 子は、近接した層の対の各々を分離する導電層を有する複数のピエゾセラミック 材料層からなる。第1、第3、第5、…電極層の全ては、第1端子に結合され、 第2、第4、第6、…電極層の全ては、第2端子に結合される。電圧が、第1端 子と第2端子との間に印加された時、駆動方向におけるアクチュエータ素子の寸 法が変更される。このようなピエゾアクチュエータ素子は、セラミック・マルチ レイヤ・アクチュエータ(CMA)として既知である。この既知の素子において、 アクチュエータ素子は、駆動方向と一致する長手方向に沿って延在するロッド形 状の電極層を有する。この素子はさらに、圧縮素子と、インク貯留部と、インク チャネルが形成されたスペーサを有する。この圧力室は、スペーサの対向面の間 に 延在する挿通孔として形成される。ノズルプレートと振動プレートとが圧力室の 2つの対向面を形成するように、これら面の一方がノズルプレートで覆われ、そ して他方面が振動プレートで覆われている。ロッド形状のアクチュエータ素子の 一方の端部は、アクチュエータ素子が、その寸法を変化させ、結果として端子間 に印加された電圧が変化する場合に、圧力室の容量が変化するように圧力室に対 向する振動プレートの面に向かう。振動プレートの構造は多少複雑で、そして製 造のために精密な機材が要求される。その上、アクチュエータ素子は、高い精度 で圧力室に対向して配置されねばならない。この結果、既知の記録ヘッドを制作 するためには、多くの時間とコストを要する。 発明の開示 本発明は、比較的安価に制作可能な構造が簡単な記録ヘッドを搭載したインク ジェット記録層とを提供することを目的とする。この目的を実現するため、本発 明による記録装置は、ピエゾアクチュエータ素子が、アクチュエータプレートと して形成され、その駆動方向が、アクチュエータプレートの厚さ方向と一致し、 アクチュエータプレートに、圧力室を形成する凹部が設けられたことを特徴とす る。圧力室がアクチュエータプレートの凹部として形成されることにより、圧力 室に対応するアクチュエータ素子の位置が常に正確で、そして完全な振動プレー トを得ることができる。 本発明による記録装置の第1実施例は、凹部がアクチュエータプレートの第1 および第2対向面と結合するように、アクチュエータプレートの厚さに跨って延 在し、ノズルプレートが、圧力室の第1壁を形成するために、アクチュエータプ レートの第1面に結合された第1面を持ち、圧力室の第2壁を形成するために、 アクチュエータプレートの第2面に結合された第1面を持つ基本プレート25が 設けられたことを特徴とする。この実施例において、後力室はアクチュエータプ レートの対向面と繋がる開口として形成される。このような開口は、プレートの 一方の面または両面に対する、例えばエッチング、粉体放出、またはレーザ切断 により容易に成形することができる。インク貯留部及びインクチャネルは、アク チュエータプレートの第1または第2面の両方における凹部として形成されても 良い。インク貯留部及びインク供給チャネルは同様に、ノズルプレートの第1面 または基本プレートの第1面における凹部として形成されても良い。 本発明による更なる記録装置の実施例は、アクチュエータプレートの第1面に 、当該第1面に対向する第2面に沿って延在しないように凹部が設けられ、ノズ ルプレートが、圧力室の第1壁を形成するために、アクチュエータプレートの第 1面に結合された第1面を有することを特徴とする。この実施例において、圧力 室の構造は、同様の方法を第1実施例のものが採用されても良く、圧力室がアク チュエータプレートの厚さを越えない深さを持たないような、より高い精度を要 求する。一方、基本プレートを省いても良く、そして基本プレートがアクチュエ ータプレートを強化するために使用される場合、基本プレートアクチュエータプ レートとの間に得られる協調する繋がりを確実にもたらすことは必要ない。この 実施例において、インク貯留部及びインク供給チャネルは、ノズルプレートの第 1面もしくはアクチュエータプレートの第1面における凹部として形成されても 良い。介在プレートは、比較的薄い金属プレートであっても良い。このプレート には、例えば、エッチング、放電浸食、またはレーザ切断による高い精度で開口 を容易に設けることができる。これは、アクチュエータ素子が圧力室の容量を減 少させる際に、インクが、インク貯留部に流れ戻る代わりにノズル開口から放出 される事態をもたらすように、インクの流れを定義しないければならないため、 比較的狭い幅を持たねばならないインク供給チャネルに対しては重要である。 望ましくは、圧力室の容量に実質的に対応する部分が、充填物で満たされる。 この状況は、アクチュエータプレートの幅の変動により生じる対応する容量変化 が増加するように、圧力室の有効容量を減少させるために提供される。充填物は 、充填物が、ノズルプレートの第1面もしくは基本プレートの第1面に形成され た突出部を有することを特徴とする。充填物が、多孔性材料(例えば多数のガラ スボール、ミネラルボール等)またはゴムのような弾性材料を有することも可能 である。 アクチュエータプレートへの圧力室の一体化の結果として、電極層が、圧力室 の内側に突出する。動作中、これら電極層は、異なる電位で対を成し、そして水 性インクのような非絶縁性インクが使用される場合、有害な電気化学工程をもた らす。このような問題点が解決される本発明による実施例は、電気的絶縁材料の コーティングが、圧力室を形成するアクチュエータプレート中の凹部の内壁に設 けられ、少なくとも内壁に相当する部分を覆うコーティングが、圧力室の内部に 突出されることを特徴とする。 図面の簡単な説明 第1図は、本発明によるインクジェット記録装置の単純なブロック図である。 第2図は、本発明による装置のインクジェット記録ヘッドの第1の実施例の断 面図である。 第3図は、第2図に示した記録ヘッドの一部を破断線III−IIIで破断した図で ある。 第4乃至第8図は、それぞれ第2乃至第6の実施例の断面図である。 第9図は、第1図に示した装置のインクジェット記録ヘッドの第7の実施例の 断面図である。 第10図は、第9図に示した記録ヘッドの一部を破断線X−Xで破断した図であ る。 第11図は、第1図に示した装置のインクジェット記録ヘッドの第8の実施例 の断面図である。 第12図は、第11図に示した記録ヘッドの一部を破断線XII−XIIで破断した 図である。 第13乃至第15図は、それぞれ第9乃至11の実施例の断面図である。 第16図は、第15図に示した記録ヘッドの一部を破断線XVI−XVIで破断した 図である。 第17図は、第12の実施例の断面図である。 第18図は、第1図に示したインクジェット記録ヘッドの変形形態を拡大して 示した断面図である。 第19図は、第1図2示した装置のインクジェット記録ヘッドの電極に供給し たパルス電圧の望ましい形状を示す図である。 発明を実施するための最良の形態 本発明の特徴を図面を参照して以下に詳細に説明する。各図において、共通の 部位には同一の参照番号を使用する。第1図は、本発明によるインクジェット記 録装置の要部を示すブロック図である。このような装置は、インクジェット記録 ヘッド1と、用紙移送機構3と制御ユニット5とを有する。インクジェット印刷 装置の一般的な構造は、例えば、米国特許公報第3946398号から既知である。本 発明による装置は、主に、記録ヘッド1の構造が既知のものとは異なる。 記録ヘッド1の第1の実施例の断面図を、第2図に示す。この記録ヘッドは、 複数のセラミックピエゾ材料層と電極層とが交互に積層されたアクチュエータプ レートの形態のピエゾアクチュエータ素子7を有する。第2図に示したように、 第1,2,3、…電極層71は、第1端子9に結合され、第2,3,4、…電極 層73は、第2端子11に結合されている。奇数番号の電極層71は、それぞれ 第2端子11から分離する目的で、第1領域75で隔離される。偶数番号の電極 層73は、それぞれ第1端子9から分離する目的で、第2領域77で隔離される 。第1及び第2領域75,77の間に、アクチュエータプレート7の駆動部分が 配置される。端子9,11は、後述するように、制御ユニット5からのパルス電 圧を受信する。この形式のアクチュエータ素子は、セラミック・マルチレイヤ・ アクチュエータ(CMA)として既知である。他の実現可能な形態のアクチュエー タプレートは、2つの電極層の間に挟まれた単一のピエゾ材料層を有する。電圧 が、端子9と端子11との間に印加されると、第2図における垂直方向で、少な くともアクチュエータプレート7の駆動部分の寸法が変化させられる。換言すれ ば、アクチュエータプレート7は、電圧の作用の基でその厚さを変化させる。ア クチュエータプレートの厚さが電圧の作用の基で変化させられる方向は、駆動方 向と呼ばれる。アクチュエータプレート7の駆動部分には、圧力室を形成する凹 部13が形成される。第2図に示された実施例において、凹部13は、アクチュ エータプレート7の第1面15を第1面に対向する第2面17に接触させる目的 で、アクチュエータプレート7の厚さで延在する。圧力室13は、複数の既知の 技術の一つを用いて、アクチュエータプレート7に形成できる。これら技術の各 々は、のこぎり刃による切断、超音波穴あけ、化学的ウエットエッチング、粉体 放出、 そしてレーザ切断である。その他の実現可能な技術は、セラミック本体が、焼結 の前に所望の形状に形成され、そして焼結工程の間に最終的な形状を得るグリー ンシート技術と呼ばれるものである。 ノズルプレート19は、圧力室13の第1壁を形成する目的で、アクチュエー タプレート7の第1面15に結合された第1面21を有する。ノズルプレート1 9は、複数のノズル開口23を有する。この開口の一つを第2図に示す。このノ ズル開口23は、圧力室13と記録ヘッドの周囲の空間との間に延在する。ノズ ルプレート19は、望ましくは、ノズル開口23が例えば、エッチング、放電浸 食、レーザ切断により形成された薄い金属プレートである。インク貯留部29は 、インク供給チャネル31を介して圧力室13に繋がる。インク貯留部29及び インク供給チャネル31は、アクチュエータプレート7の第2面17に、凹部と して望ましくは凹部13と共に設けられる。第3図においてより明確に見られる ように、インク貯留部29は、インク供給チャネル31に繋がる比較的広いダク トである。圧力室13の一つに、一つもしくは複数の他の圧力室における圧力の 上昇を生じることにより圧縮波形を提供する目的で、各インク供給チャネル31 が、空気流入調整機構として提供する規制部31aを有する。基本プレート25 の第1面27は、インク貯留部29及びインク供給チャネル31を覆う。基本プ レート25は、インク容器(図示せず)に結合されたインク貯留部29に繋がる 開口(第2図において破線で示した)として形成した一つもしくは複数のチャネ ル33を有する。アクチュエータプレート7、ノズルプレート19、そして基本 プレート25から成る記録ヘッド1の構造は、非常に簡単である。これらの部品 は、記録ヘッドの3つの部品の全てに設けられた調整開口に沿って延在する調整 ピン35により調整される。 記録ヘッド1が完成した後、インク貯留部29、インク供給チャネル31、そ して圧力室13は、適当なインクにより満たされる。所定の極性の電圧が、電極 9と電極11との間に印加された場合、アクチュエータプレート7の厚さが、圧 力室13の容量が増加するように厚くなる。この結果、インクが、インク供給チ ャネル31を介してインク貯留部29から圧力室13に向けて流れる。電極9と 電極12との間の電圧がゼロに低下する場合、もしくはこの電圧の極性が反転す る場合、圧力室は、インクの滴がノズル23を介して放出されるように突然、収 縮する。インク供給チャネルの調整部31aの非常に小さな横断面は、圧力室の 構造により、圧力室13からインク貯留部29に戻るインクの流れを実現する。 この構造は、インク貯留部29を介して、記録ヘッド1のノズル23間の干渉を 削減するために提供する。アクチュエータプレート7を介した干渉は、チャンバ 13の間のスリット39を提供することにより低減する。このスリットは、第1 領域75のアクチュエータプレートの駆動部分を介して延在する。これらスリッ トに起因して、アクチュエータプレート7が、複数の突起部40に分割される。 各突起部は、圧力室13を有する。隣接する突起部40の電極71、73は、こ れら突起部の間のスリット39により電気的に絶縁され、そして突起部自身がス リットにより機械的に略々分離される。 第4図は、インクジェットヘッド1の第2の実施例の断面図を示す。この実施 例においては、インク貯留部29及びインク供給チャネル31が基本プレート2 5の第1面27中に、凹部として形成される。 第5図は、第3実施例の断面図を示す。この実施例において、インク貯留部2 9とインク供給チャネル31が、アクチュエータプレート7の第1面15におい て、凹部として形成される。この実施例において、充填チャネル33が基本プレ ート25を介してのみならずアクチュエータプレート7を介して延在する。 第6図は、第4実施例の断面図を示す。この実施例において、インク貯留部2 9及びインク供給チャネル31が、ノズルプレート19の第1面21において、 凹部として形成される。充填チャネル33は、第3実施例におけるアクチュエー タプレート7及び基本プレート25の両者を介して延在する。 第7及び第8図は、それぞれ第5及び第6実施例の断面図を示す。これら実施 例において、圧力室13を形成する凹部に、第2面17沿って延在することなく アクチュエータプレート7の第1面15に設けられる。ノズルプレート19の第 1面21は、圧力室13の第1壁を形成する目的で、アクチュエータプレート7 の第1面15に結合される。充填チャネル33は、基本プレート25及びアクチ ュエータプレート7に跨って延在する。これら実施例において、基本プレート2 5が圧力室13の壁を形成しないことに注意されたい。ゆえに、アクチュエータ プレート7がノズルプレート19と共に自己支持構造を形成するために十二分な らば、基本プレートを省いても良い。第5実施例と第6実施例の相違は、第5実 施例においては、インク貯留部29及びインク供給チャネル31が、アクチュエ ータプレート7の第1面15中の凹部として形成される一方で、第6実施例にお いては、これらが、ノズルプレート19の第1面21中の凹部として形成される という点である。 第9及び第10図は、それぞれ第7実施例の断面図及びX−X破断線で破断した 図である。この実施例において、媒介プレート41が、アクチュエータプレート 7の第1面15と、ノズルプレート19との間に設けられる。インク貯留部29 及びインク供給チャネル31は、媒介プレート41における開口として形成され る。媒介プレート41は、金属プレートであっても良い。この金属プレートにお いて、開口は、エッチング、レーザ切断、もしくは同様の技術により形成される 。インク供給装置29及びインク供給チャネル31の寸法は、これらが僅かなコ スト上昇の基で高い精度で製造可能なように、媒介プレート41の厚さにより規 定される。この実施例において、インク供給チャネル31の規制部31aが、チ ャネルのおよそ半分に設定される。もちろん、既述の実施例のように、圧力室1 3に隣接して設けることができる。媒介プレート41の更なる開口43は、ノズ ル23に対向して設けられ、そしてこのノズルと共に圧力室13に結合される。 第11及び12図は、第9実施例を示す図で、第8実施例のように、媒介プレ ート41、インク貯留部29、そして媒介プレートの開口として形成されたイン ク供給チャネル31を有する。この実施例において、実質的にアクチュエータプ レート7における凹部の形状及び領域に対応する更なる開口43の形状及び領域 が、圧力室13を形成する。この構造は、第12図に示された構造から明確に認 識できる。この構造は、厳密ではないアクチュエータプレート7及びノズルプレ ート19に対応した媒介プレート41の列の精度をもたらす。更なる差は、第1 2図において明確に認識でき、インク供給チャネル31が、規制部31aように は必要のない全長に跨る非常に狭い幅を有するという点である。 第13及び14図は、それぞれ第10及び第11実施例の断面図を示す。図に おいて、圧力室13の容量の実質的な部分が充填物45で満たされる。第10実 施例において、フィルタ45は、ノズルプレート19の第1面21の突起部とし て形成され、第11実施例においては、充填物が基本プレート25の第1面27 の突起部として形成される。充填物45は、弾性体のような柔軟材料を有しても 良い。充填材45は、アクチュエータ素子7の動作がもたらす変化量ΔVを低減 することなく、圧力室13の総容量Vを低減することにより記録ヘッドの性能を 実質的に改善する。結果として、関連する変化量ΔV/Vが増加され、インクの 滴の放出に必要なエネルギが低減される。 第15及び16図は、第12実施例を示す図である。図において、充填物45 の更なる形式が提案されている。この実施例において、充填物45は、例えば、 小さなガラスボールである多孔質材料(porous material)からなる。この材料 は、インク供給チャネル31、インク貯留部29、そして充填チャネル33にも 同様に設けられても良い。この多孔質材料の特性及び品質は、アクチュエータ素 子7の動作が阻害されないように選択されねばならない。ガラスボールの使用は 、材料が固体として作用するような制約が無いことを意味する。ボールが自由に 移動する空間が無くてはならない。適当な多孔質材料の更なる実施例は、ミネラ ルウール(rockwool)である。 第17図は、第11実施例の断面図を示す。図において、ノズルプレート19 が、先に説明した実施例において、ノズルプレートの厚さを実質的に上回る厚さ を持つ。フィルタ45は、ノズルプレート19の第1面の突起として形成される が、第13図の実施例とは異なり、このフィルタは、ノズルプレートと同じ材質 で形成される。フィルタ45及びノズルプレート19は、記録ヘッド1の構造を 劇的に簡素化する統一的な構造である。この形式のノズルプレートは、適当なプ ラスチック材料から成る。このプレートは、射出成形により非常に簡単に成形で きる。ノズルプレート19の厚さの増加に伴う更なる利点は、ノズルプレートが 全ての構造を十分強力に支持する。結果として、基本プレート25を支持素子と して設けることは必要ない。第17図に示した実施例において、基本プレートが 、弾性体もしくは等価材料で形成されるであろう弾性プレート47に置き換えら れる。 第18図は、他の記録ヘッド1の一部を格段した断面図である。第2図を参照 して説明したように、アクチュエータプレート7は、電極層と交互に積層された ピエゾセラミック材料の層を形成し、奇数番号の電極層が第1電極9に結合され 、偶数番号の電極層が第2電極11に結合される。断面図に見られるように、電 極層は、圧力室13を形成する凹部により隔離され、これら層の端部は、圧力室 の側壁の一部(断面図中の左右)を形成する。この結果、電極層は、圧力室13 の内側及び、インクジェット記録装置の動作中に圧力室に存在するインクに曝さ れる。このインクは、例えば水性インクが使用されるならば、電気的に導電性を 帯びても良い。第18図は、奇数番号の電極層71と圧力室13の左壁に近い偶 数番号の電極71の位置を示す。奇数番号の電極層71が第1端子9に結合され るため、そして偶数番号の電極層73が第2端子11に結合される、よって動作 中、電圧が第1端子と第2端子との間に印加され、電気化学工程は、電極とイン クを有するシステムで実施しても良い。このような工程は、簡単に電極に損傷を 与えることができる。この損傷を防止するため、電気的絶縁材料のコーティング 49が、圧力室13を形成する凹部の内壁に設けても良い。このコーティングは 、これら壁の少なくともこれら部品を覆わねばならず、電極層71,73は、圧 力室13の内側に突出される。適切なコーティングは例えば、スプレー、液槽に 浸す、CVD技術、または有機コーティング(例えば、CVD技術で提供されるガラス またはセラミック)により提供される有機コーティングである。望ましい有機材 料は、CVD工程で提供される部分的なコーティングである。基本的な有機材料は 、SiO2,Si34/SiO2,Pb(Zr1-xTix)O3,Al23である。 電極とインクとの間の電気化学工程を実現する他の方法は、端子9,11に供 給されるべき適切な信号電圧U(t)を選択する。このような信号の作用は、関連 特許出願(国際出願番号PCT/IB95/00917)に記載されている。このような信号 の特性は、例えば、∫I(t)dt=0である電流に対応するDC負荷には到らない。 この状態は、対応する状態∫U(t)dtに実質的に満たす電圧Uが供給されるならば 、維持することができる。時間tの関数であるこのような電圧Uの例は、第19 図に示されている。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.インク供給チャネル(31)を介してインク貯留部(29)と繋がる少なく とも一つの圧力室(13)と、 前記圧力室の壁を形成し、インクの滴を放出する少なくとも一つのノズル開口 (23)を有するノズルプレート(19)と、 駆動方向を持ちかつ、少なくとも1つのピエゾ材料層と少なくとも2つの電極 層(71,73)を有するアクチュエータ素子(7)とを有し、前記各層は、前 記アクチュエータ素子の少なくとも駆動部分の寸法が、その駆動方向に沿って、 前記電極層に電気的に結合された端子(9,11)間の電圧の作用の基で変化さ れ留ように配置され、前記駆動方向に前記駆動素子の前記寸法が変化される場合 に、前記圧力室の容量が変化するように、前記圧力室と協力関係をもって配置さ れたインクジェット記録装置において、 前記ピエゾアクチュエータ素子が、アクチュエータプレート(7)として形成 され、その駆動方向が、前記アクチュエータプレートの厚さ方向と一致し、前記 アクチュエータプレートに、前記圧力室(13)を形成する凹部が設けられたこ とを特徴とするインクジェット記録装置。 2.請求項1に記載のインクジェット記録装置において、 前記凹部(13)が前記アクチュエータプレートの第1および第2対向面(1 5,17)と結合するように、前記アクチュエータプレート(7)の厚さに跨っ て延在し、前記ノズルプレート(19)が、前記圧力室(13)の第1壁を形成 するために、前記アクチュエータプレートの前記第1面に結合された第1面(2 1)を持ち、前記圧力室の第2壁を形成するために、前記アクチュエータプレー トの第2面に結合された第1面(27)を持つ基本プレート25が設けられたこ とを特徴とするインクジェット記録装置。 3.請求項2に記載のインクジェット記録装置において、 前記インク貯留部(29)及びインク供給チャネル(31)が、前記アクチュ エータプレート(7)の第1または第2面(15,17)の両者に凹部として形 成されたことを特徴とするインクジェット記録装置。 4.請求項2に記載のインクジェット機録装置において、 前記インク貯留部(29)及び前記インク供給チャネル(31)が、前記ノズ ルプレート(29)の第1面(21)もしくは前記基本プレート(25)の第1 面(27)における凹部として形成されたことを特徴とするインクジェット記録 装置。 5.請求項1に記載のインクジェット機録装置において、 前記アクチュエータプレート(7)の第1面に、当該第1面に対向する第2面 (17)に沿って延在しないように前記凹部(13)が設けられ、前記ノズルプ レート(19)が、前記圧力室の第1壁を形成するために、前記アクチュエータ プレートの前記第1面に結合された第1面(21)を有することを特徴とするイ ンクジェット機録装置。 6.請求項5に記載のインクジェット記録装置において、 前記インク貯留部(29)と前記インク供給チャネル(31)が、前記ノズル プレート(19)の第1面(21)もしくは前記アクチュエータプレート(7) の前記第1面(15)における凹部として形成されることを特徴とするインクジ ェット機録装置。 7.請求項2または5に記載のインクジェット記録装置において、 分離プレート(41)が前記駆動プレート(7)の第1面(15)と前記のず るプレート(19)との間に設けられ、前記インク貯留部(29)と前記インク 供給チャネル(31)が前記分離プレートの開口として形成され。 8.請求項1乃至7の何れか一項に記載のインクジェット記録装置において、 前記圧力室(13)の容量に相当する部分が充填物(45)で満たされること を特徴とするインクジェット記録装置。 9.請求項8に記載のインクジェット記録装置において、 前記充填物(45)が、前記ノズルプレート(19)の第1面(21)もしく は前記基本プレート(25)の第1面(27)に形成された突出部を有すること を特徴とするインクジェット記録装置。 10.請求項9に記載のインクジェット機録装置において、 前記充填物(45)が、多孔性材料を有することを特徴とするインクジェット 記録装置。 11.請求項9に記載のインクジェット記録装置において、 前記充填物(45)が、弾性材料を有することを特徴とするインクジェット記 録装置。 12.請求項1乃至11の何れか一項に記載のインクジェット記録装置において 、 電気的絶縁材料のコーティング(49)が、前記圧力室(13)を形成するア クチュエータプレート中の凹部の内壁に設けられ、 少なくとも前記内壁に相当する部分を覆う前記コーティングが、前記圧力室の 内部に突出されることを特徴とするインクジェット記録装置。 13.請求項1乃至13の何れか一項に記載のインクジェット記録装置に適する インクジェット記録ヘッド。
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