JPH09505548A - 吸引システムにより後尾部を開放してウエブ材料のリールの後尾部に糊付けする装置 - Google Patents

吸引システムにより後尾部を開放してウエブ材料のリールの後尾部に糊付けする装置

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JPH09505548A JP7515814A JP51581495A JPH09505548A JP H09505548 A JPH09505548 A JP H09505548A JP 7515814 A JP7515814 A JP 7515814A JP 51581495 A JP51581495 A JP 51581495A JP H09505548 A JPH09505548 A JP H09505548A
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Abstract

(57)【要約】 リールを移動する搬送手段(5、21)と、ウェブ材料の後尾部(LF)を繰出す繰出し手段(7、9)と、リール(L)に接着剤を塗布する接着材(C)のディスペンサ(11)と、接着材(C)を塗布した後に後尾部を再び巻き取る手段とを有する、巻き取られたウェブ材料から成るリールの後尾部(LF)を糊付け着する装置。繰出し手段は引き下げによって、リールからウェブ材料の後尾部を離脱させ、繰出す吸引ユニット(51、53)を有する。

Description

【発明の詳細な説明】 吸引システムにより後尾部を開放してウエ ブ材料のリールの後尾部に糊付けする装置 技術分野 本発明は、巻き取られたウェブ材料のリールまたはログを移動する搬送手段と 、ウェブ材料の後尾部を繰出す繰出し手段と、リールのウェブ材料に接着剤を塗 布する接着材ディスペンサと、接着剤を塗布した後にリールを再び巻き取る手段 とを備えた形式の、巻き取られたウェブ材料のリールまたはログの後尾部を接着 する装置に関するものである。一層特に、本発明は、リールに巻き取られている 状態のウェブ材料の一部に接着剤を塗布し、そして自由端が再び巻き取られる上 述の形式の装置に関するものである。 先行技術 種々の形式のリール糊付け装置が存在し、単に例として挙げると、例えば米国 特許明細書第4,475,974号、同第4,963,223号、同第5,259,910号、及び同第5,242 ,525号に開示されたものがある。既存の全ての接着装置において、そして特に上 に参照した米国特許に開示された装置において、接着剤を塗布する前のウェブ材 料の後尾部の繰出しは、リールを繰出し状態に保持しそして後尾部が巻き取られ た状態のリールに、適切な位置から適切な方向に向かってノズルから吹き出され る空気を吹き付けることで達成される。この空気の吹き付けによりリールの後尾 部は持ち上がり、支持面上に開放する。その後にリールは回転され後尾部を部分 的に再び巻き取って、予定の限定された長さの後尾部が支持面上に残るようにさ れる。この操作がなされると、後尾部をこの状態したままリールを接着材ディス ペンサへ送らなければならない。例えば米国特許明細書第4,963,223号または同 第4,475,974号に開示された従来の接着装置においては、リールは、一対のロー ルの並進運動によって 移送され、これらロールによってリールは一体に支持され、リールの後尾部はは その表面上に繰り出される。この操作は、ノズルを介して直接後尾部に接着剤が 供給され、その後後尾部が再びリールに巻き取られるので、必要である。糊付け 方法を相当に簡単化するために、米国特許明細書第5,242,525号及び第5,259,910 号には2つの新しい糊付け装置が開示されており、一度後尾部をリールから繰出 すと、リールは、噴出するように接着剤が連続して供給されるスリット上に巻か れる。これにより主な簡単化が達成でき、保守を完全に無くさないまでもかなり 軽減することができる。しかしこれら革新的な糊付け装置においても、繰出し位 置から糊付け位置へリールを移送する手段が必要である。リールに空気を吹き付 けることによって、後尾部がリールより繰出され、面上に位置され、その面にお いて後尾部がリールに部分的に再び巻き取る所望の長さで支えられるので、繰出 し位置から糊付け位置へリールを移送することが必要である。 発明の開示 本発明の目的は、ステーションの数が少くしかも簡単で小型のリール移送シス テムで構成できるより簡単な糊付け装置を提供することである。 本発明による装置は基本的には、後尾部を繰出す手段が、リール周囲のある範 囲に押し下げ力を発生することによって、リールからウェブ材料の後尾部を離脱 させ繰出させる吸引ユニットを有することを特徴としている。後述の発明の詳細 な説明から明らかとなるように、このようにして、繰出し手段のすぐ近傍に接着 剤ディスペンサを配置することができ、その結果、構造の面で装置を小型化する だけでなく簡略化することができるのである。 米国特許明細書第5,242,525号に開示された吸引システムは、自由端部を捕獲 して糊付け装置に隣接したスペースへ移送する。しかし、この場合、自由端部は 、従来の吹き出しノズルシステムによって既にリールから繰出され ているこれに対して、本発明ではウェブ材料の後尾部をリールより離脱、開放、 または部分的に繰出す予備段階も吸引手段によって行なわれる。 本発明による装置は、既知の接着剤供給システム、特に本明細書で前述した特 許明細書に開示されたシステムを採用することにより、様々な方法で実施するこ とができる。この場合、リールを支持、搬送面上を転進させて、吸引ユニットの 直下流に設けられた接着剤供給スリット上を通過させることができるので、米国 特許明細書第5,259,910号及び同第5,242,525号に開示されている形式の接着剤供 給システムを組み合わせることで、後尾部を離脱させ、繰出させる吸引ユニット を採用することの主な利点が得られることが明白である。この場合、リール支持 、搬送面はディスペンサの上流部へと延びることができ、また前記支持、搬送面 の下には吸引スペースを設けることができ、この吸引スペースの内部では吸引ユ ニットにより発生させられた押し下げが達成される。このためリールの外部環状 面と接触する後尾部が吸引スペース内に捕獲され、リールを、自軸を中心にして 適切に回転させることにより、吸引スペース内に引込まれた後尾部の長さが吸引 スペースの適切な場所に設けられたセンサの手段によって所定の長さに調節され る。所定の長さの後尾部が繰出されると、リールは支持、搬送面上を転進して接 着剤供給スリット上を通過する。リールが回転すると後尾部は吸引スペースから 引き上げられ、再びリールの外面に徐々に巻き取られる。 有利には、繰出し手段は、リールを繰出した状態に保つリール保持手段と、少 なくとも1つの駆動ロールとから成っている。この駆動ロールがリールの外面と 接触しながら回転すると、リールが自軸を中心にして回転し、吸引スペース内に 捕獲された後尾部が繰出され、そして、制御されながら徐々に再び巻き取られる 。 リール保持手段はに、例えば所定の長さが繰出されると、リールが回転でき るように上方向に引き上げられる停止部材を始めとして、様々な種類のものを使 用することができる。しかし好ましい実施例において、リールは、繰出しロール と可動な対向面との間に保たれることにより保持される。前記可動な対向面は、 リールが繰出しロールに触れる位置と正反対の位置においてリールと接触する。 リールと接触する点においての可動な対向面のスピードは一定で、またロールの 周速度と正反対であり、そのためリールは、可動な対向面と繰出しロールとの間 でこれらと接触しながら、軸の周りを回転する。 可動な対向面は、例えば2個の滑車の周囲を移動する1本または複数の平行ベ ルトから成る可変速ドライブを使用することにより、好都合に構成することがで きる。この場合、可動な対向面は、可変速ドライブの下半部の外面によって表さ れている。装置にリール支持、搬送面が設けられているなら、リール支持、搬送 面は、可変速ドライブの下半部にほぼ平行に延びる。リール支持、搬送面と可変 速ドライブの下半部との間には、リールがこの2ヶ所と、多少押圧されて接触し ながら動ける距離が設けられている。この場合、可変ドライブは、制御された方 法により支持、搬送面に沿ってリールを回転させる。繰出し位置にある繰出しロ ールと接触すると、リールは、等しい速度で互いに反対方向へ動く前記2ヶ所( リール支持、搬送面と可変速ドライブの下半部)と接触し、その結果リールは自 軸を中心に回転しながら、この位置に一時的に拘束される。吸引ユニットによっ てリール付近に発生した吸引が、リールから後尾部を離脱させ、繰出させる。こ れによって繰出しロールの回転が遅動し、また停止することで、ディスペンサへ 向かって、またリールを再閉する手段に向かってリールは、再び支持、搬送面上 を転進する。 別の実施例では、吸引ユニットには、リールが繰出し手段から接着剤ディスペ ンサへと移送されると、吸引を停止する手段が設けられる。これは、特にリール 移送中に、接着剤が間違って吸引スペース内に入ってしまわないよ うにするためのものである。 本発明による装置の特に有利な実施例においては、搬送手段は、リールを繰出 し手段からディスペンサへ移送する移送部材を備えている。停止手段は前記移送 部材によって制御され、移送部材の動きが停止手段の開閉を決定する。移動部材 は回動することが好ましい。本装置の一実施例において、巻き戻し手段は、一対 の繰出しロールを備え、この繰出しロール上にリールが位置決めされている。こ の場合、回動する移動部材は前記繰出しロールの1つの軸の周りを回動し、それ によりリールは前記繰出しロールから外されてディスペンサへと転進することが 好ましい。 本発明による改良された装置の別の有利な特徴については請求の範囲に示され 、また以下に詳細に説明する。 図面の簡単な説明 本発明は、本発明を限定しない実施例を示す添附図面及び以下の記載からより 明確に理解されよう。 第1図は本発明による装置の第1実施例を示す側面図である。 第2図から第6図は、第1図に示した装置の連続した作動段階を示す。 第7図は、第1図に示した装置の改良した実施例を示す縦断面図である。 第8図は、異なるタイプの接着剤ディスペンサを備えた、本発明による装置を 示す。 第9図は改良した装置を示す側面図である。 第10図は第9図の拡大図である。 第11図から第14図は、第9図に示した装置の連続した作動段階を示す拡大詳細 図である。 発明の詳細な説明 第1図から第6図に示す第1実施例において、本発明による装置は、装置 の上方に配置された再かせ機(図示せず)より連続して送られてくるリールLが 到着する入口シュート1を備えている。添付図面中では、リールLは中心に巻芯 を有するタイプとして示されているが、中心に巻芯を有していないリールを接着 する場合にも本発明の装置が同じ働きをすることがわかる。 符号3は軸Aの周囲を回転するフィーダを示し、このフィーダはシュート1か ら、全体を符号5で示した支持、搬送面へリールを1つずつ移送する。フィーダ 3の下方の表面5は、固定された軸Bの周囲を回転する繰出しロール7の上面が 若干突出する開口部を備えている。繰出しロール7(図中では例として左方向に 回転するように示す)の下方、表面5の下には吸引スペース9が設けられている 。吸引スペース9の開口部の下方には接着材ディスペンサ(全体を符号11で示す )が配置されている。支持、搬送面5に沿って設けられた吐出開口部13の下には 接着材ディスペンサを備えている。支持、搬送面5は収拾手段(図示せず)を有 するリール開放部へ続き、接着されたリールは収拾手段により、リールを所定の 高さで切断して複数のロールを作る切断機へと送られる。 支持面および移送面5の上には、以下に示す目的のために、リールLの寸法に 合わせるように調節できる高さで、組立体15がチェーン16により吊られている。 組立体15は、移動する1本のまたは連続したベルト等から成る可変速ドライブ21 に囲まれた1対のロール17、19を備えている。可変速ドライブ21の下半部21Iは 、リール支持、搬送面5とほぼ平行である。可変速ドライブ21の下半部21Iから 支持、搬送面5までの距離は、ハンドル車23と減速機25を備えた手段と、組立体 15が縦方向に移動されロール27とチェーンレールとによって横方向へ案内される 手段の各々とにより、調節することができる。ハンドル車23と減速機27はギアダ ウンモータ等によっても代用できる。 可変速ドライブ21の上半部と下半部との間のユニット31上には押圧ロール 29を備えており、ユニット31は、可変速ドライブ21の下半部21Iに対して押圧ロ ール29を押し下げるバネ式部材37と接続したリンク33、35によって交互に支持さ れる。さらにユニット31は、以下に示す目的のために、押圧ロール29が接着剤デ ィスペンサ11に対応して位置換え可能に配置できるように溝31Aを有している。 第1図から第6図の実施例においては、ディスペンサ11は、例えば米国特許明 細書第5,259,910号に開示されたタイプで、その内容を本説明中で引用する、汲 み上げ式ディスペンサである。本明細書では、ディスペンサ11の重要な部分のみ を簡単に記述している。ディスペンサ11は、支持、搬送面5とほぼ同一平面上に ある、または多少突出した上方開口部43を備えた接着剤の容器41を有している。 容器41内の接着剤Cは多少押圧されて、接着剤Cが上方開口部43から連続的に( または幾分連続的に)出される。符号45で示される再生ポンプは、オーバーフロ ータンク47から接着剤を採取し、これを多少押圧することにより、パイプ49を介 して容器41へ注入する。開口部43から吐出され、リールに塗布されなかった接着 剤は、タンク47内に集められて再利用される。 吸引箱51は吸引スペース9に連通し、吸引線(図示せず)と接続する。吸引箱 51は本装置のほぼ全長にわたって図面の面に対して直角に延び、吸引箱51と吸引 スペース9との間を連通させる1つもしくは複数の開口部53を備えている。開口 部53は吸引スペース9の下半部に配置されている。 上述の装置は以下に示す通り作動する。リールLは各々回転フィーダ3によっ てシュート1より取り出され、支持、搬送面5へ降ろされる。フィーダ3が軸A の周りを回転することで、リールLが支持、搬送面5と可変速ドライブ21の下半 部21Iとの間を押し進められる。前記可変速ドライブ21は、この目的のために駆 動された滑車17、19のいずれか1つによって矢印fの方向 へ駆動される。このようにして、リールLは制御された方法により支持、搬送面 5の最初の部分に沿って転進する。前記支持、搬送面5の最初の部分は、フィー ダ3が回転できる、整列した櫛形構造になっている。支持、搬送面5上のある所 定の距離を転進すると、リールLは支持、搬送面5より突出した繰出しロール7 の上部と接触する。これは第2図中の、リールが繰出しロール7と接触する部分 L1で示されている。位置L1に到着すると、リールは同位置において自軸を中 心として回転し始める(図中では右回転)。同時に吸引スペース9が吸引箱51の 吸引力によって下降する。その結果、後尾部LFがリールL1の右側に現れると(第 2図)、後尾部LFはリールL1の外表面から離脱されて繰出され、吸引スペース9 内へと吸引される。第2図中では後尾部LFはリールL1の外表面から離されたばか りの状態を示し、第3図中では、後尾部LFが吸引スペース9内に吸引された状態 を示している。後尾部LFが吸引スペース9内に吸引された後もロール7が回転を 続けるため、後尾部は徐々に引き出されて、後尾部LFの末端が光学センサのよう なセンサ61の前に位置するまで再びリールL1に巻き取られる。繰出し状態の後尾 部の長さを変更するために、センサ61の位置は調節可能になっている。後尾部の 長さの調節は、センサ61から発信される信号に対するロール7の回転の停止を適 当にたは対応して)行うことができる。このセンサ61は後尾部の位置を検知する された方法で第4図に示す位置L2へと前進する。位置L2では、リールが支この方 法によって、リールの後尾部LFの繰出し部分で覆われるべき場所に接着剤が塗布 される。 可変速ドライブ21の下半部の並進運動が継続するに従い、リールは支持、搬送 面5上を、第4図に示す位置L2から第5図に示す位置L3へ制御された方法で回転 する。位置L3において押圧ロール29の直下に配置され、押圧ロール29は、リール の後尾部の接着される部分の表面を押圧する。リールを位置 L3に保持することなくより完璧な接着を保証するために、押圧ロール29の位置が 調節されてリールの接着剤が塗布された部分に作用し、このため、リールがこの 場所で一回転する。 第6図では次の段階、つまり新たに接着されたリールが排出場所に位置し、新 たなリールが位置L1においてこれから自由端を開放される状態を示している。 第2図中に特に示すように、吸引スペース9内に引込まれた後尾部LFが、理論 的に開放し、次いで偶然にディスペンサ11の吐出口43に接触し、外側を接着剤に 浸されてしまう。第1図から第6図の具体例においては、このような偶発を避け るために簡単に変形可能な弾性羽根63が設けられ、簡単に変形可能な弾性羽根63 は第2図中に示す位置で、開放した後尾部LFが吐出口43を刷くことを防止するが 、可変速ドライブ21によって押されたリールを支持、搬送面5に沿って転進する 際に吐出口43上を容易に通過させる。 弾性羽根63の代わりに、例えば、第1図から第6図中で使われているものと同 一の参照符号を使って第7図に図式的に示すように、開口部43を覆うシステムを 使用することができる。この場合、支持、搬送面5の一部が、第7図に示す閉鎖 位置を採用することができる可動板5Aにより構成されており、第7図中において 、可動板5Aは後尾部LFが吸引スペース9内に引き込まれるまで接着剤吐出口43上 を覆い続ける。可動板5Aは、適当なアクチュエータ(図示せず)によって第7図 に示す矢印fAの方向に引かれ、このため接着剤吐出口43が開放され、リールが出 口に向かって転進する途中に接着剤吐出口43上を通った際に、接着剤が塗布され る。 吸引または押し下げによってリールの開放または部分的な巻き戻しが可能な装 置は、多少異なる接着装置と共に使用することができる。第8図に図式的に示し た同一の繰出し装置は、全体を111で表した、構 造が多少異なる接着剤ディスペンサに接続している。簡略に示してあるが、接着 剤ディスペンサ111は接着剤Cを内蔵した容器113を備えている。容器113内には 、上部凹面117を備えた横棒を有する可動部材115を設けている。可動部材115は 少なくとも2つのロッカ119(第8図には1つのみ示す)上に配され、2つのロ ッカ119は各々、容器113と一体に設けられたスピンドルX、可動部材115と一体 に設けられたスピンドルYとに蝶番式に取付けられている。符号120で示す継手 は、可動部材115をシリンダピストンアクチュエータ等に接続するものである。 シリンダピストンアクチュエータ等は、ロッカ119にスピンドルXの周りで回動 運動を生じさせ、次いで可動部材115に並進運動を生じさせる。可動部材115は第 8図に示す上位置と、凹面117が接着剤Cの液面下に沈んだ状態の下位置とを交 互にとる。 この上位置において、凹面117は、前記凹面に採取された少量の接着剤が吐出口1 43内における支持、搬送面5とほぼ一直線上に並ぶ位置にある。可動部材115が 上位置にある時、リールLは支持、搬送面5上を転進して吐出口143上に位置す る。各リールが吐出口143上を通過した後、可動部材115は沈められ、次のリール に塗布するために新たに接着剤Cを採取する。凹面117に適当な容積を設けるこ とで、いつでも採取する接着剤の量を変えることができる。 第8図に示すディスペンサは、リールの後尾部LFが繰出されている間に、可動 部材115が支持、搬送面5から引かれるという利点を有する。このように、第8 図には後尾部がリールLの外面から離脱される第一段階が図示され、また可動部 材115が上位置にある状態が図示されているが、吸引スペース内に後尾部が十分 に引き込まれるまで可動部材115の引き揚げを遅らせることが可能である。この 手段によって、他のシステム、つまり弾性羽根63、または後尾部LFが繰出されて いる間、吐出口143を覆うシステムが不要になる 。 第9図から第14図に、本発明による装置の改良された実施例を示す。この実施 例において、装置は再かせ機(図示せず)より連続して送られてくるリールLが 到着する入口シュート201を備えている。符号203で示すフィーダは軸Aの周囲を 回転し、シュート1から、全体を符号205で示す巻き戻し部へリールを1つずつ 移送する。ステーション205は一対の繰出しロール206、207を有しており、この 実施例では2つの巻き戻しロールの直径は互いに異って図示されている。2つの 繰出しロール206、207と共に、回動移送部材208が繰出しロール207の軸207Aの付 近に蝶番式に取付けられている。回動移送部材208はシリンダピストンアクチュ エータ210により制御される。 繰出しステーション205の下方部には吸引スペース209が設けられ、繰出しロー ル207の直下で開口している。 吸引スペース209の口部の下流には、全体を符号211で示た接着剤ディスペンサ が設けられ、その下流には接着装置から出される前に接着済のリールがその上を 回転する回転面214がある。 接着剤ディスペンサ211の上、また回転面124の上には、符号216Aにおいて回動 するL字型のアーム216を備えた回動組立体215が配置されている。アーム216は 、以下に記す目的のために回転面214から多少突出した、もう1つのロール218の ほぼ上に配置されたロール217を設けている。ロール217、218間の距離は、ハン ドル車223の手段と弾性システム225の手段によって調節することができる。 例示したディスペンサ211は、吐出溝243を備えた、第1図から第6図を参照し た上述の説明に示したタイプの汲み上げ式ディスペンサである。 吸引箱251は吸引スペース209と連絡し、吸引線(図示せず)と接続する。吸引 箱251は本装置のほぼ全長にわたって、図面の面に対して直角に延び、 吸引スペース209と連通させる1つもしくは複数の開口部253を備えている。 吸引スペース209内には軸264の付近に蝶番式に取り付けられた閉鎖バルブ261 が設けられている。閉鎖バルブ261の自重と、チャンバ251内の押し下げ手段、随 意に弾性手段(図示せず)とにより、閉鎖バルブ261が閉鎖位置へ動く。閉鎖バ ルブ261は、回動移送部材208のアーム208Aに取付けられた1つ以上のロッド263 によって、開放位置に維持される。従って、閉鎖バルブ261の位置は、前記回動 移送部材208の角位置により決定される。 接着剤ディスペンサ211の吐出溝243と、吸引スペース209の口部との間には、 ゴムまたはプラスティック等の弾性材料から成る舌弁265が設けられ、舌弁265は 、強調されていない状態にある時には第11図、第13図に示すようにほぼ垂直の状 態を呈する。 上述の装置は以下の方法で作動する。リールが揚げ返し機(図示せず)より送 られ、シュート201に沿って回転する。ばね式フラップ200により、リールが加速 して回転フィーダ203に到着してしまわないようにする。各々のリールLは回転 フィーダ203によってシュート201から取出され、回動移送部材208が下位置にあ る時(第9図、第13図)に、2つの繰出しロール206、207上に降ろされる。リー ルLが繰出しロール206、207上にある時、繰出しロール206、207は左方向に回転 し、リールLを自軸を中心にして右方向に回転させる。巻き戻しロール206、207 の回転はリールLの到着直前または直後に開始する。 この位置にある時、吸引スペース209は低圧状態にある。その結果、後尾部LFが リールLの右側に位置した時に(第9図、第11図)、後尾部LFはリールLの外面 より離され、繰出されて、吸引スペース209内に引き込まれる。後尾部LFの巻き 戻しは、繰出しロール206、207上で回転するリールから後尾部LFを引き上げる、 先行技術の空気ノズル202のシステムによって簡略化され る(第9図、第10図参照)。これにより後尾部LFの吸引スペース209への挿入が 速くなる。さらに、空気ノズル202のシステムを採用することによってウェブ材 料をより長く繰出すことができ、それにより、後尾部LFが接着位置にセットされ た時に、より正確で簡単な調節が可能となる。 後尾限LFが吸引スペース209内に引込まれた後も繰出しロール206、207は回転 を続けるため、前記後尾部LFのかなりの長さが引出されて、自由端の最端部が、 繰出しロール206、207の回転を停止する光学センサのようなセンサの前に位置す るまで、再びリールLに巻き取られる。センサの位置は調節可能であり、また、 所望の長さの後尾部LFを得るために、巻き戻しロール206、207の回転の停止は時 間調節により遅らせることができる。第10図中のS1、S2はセンサを配置できる最 端の位置を示す。 この位置で回動移送部材208は軸207Aの周囲で回転し、リールLを徐々に接着 剤ディスペンサ211の吐出溝243へ移動させる。第12図から第14図は、リールが繰 出しロール207の表面上から吐出溝243へ転進し、回転面214へ到着するまでの、 リールの移動の連続段階を示す。第10図に明確に示すように、回動移送部材208 は、直径が大きく変化するリールに適応可能な、また移動が可能な形になってい る。第10図にはさらに、リールの最少直径および最大直径が符号Lm、LMによって 示されている。 回動移送部材208を採用しなくても、例えば繰出しロール206を、繰出しロール 207の軸付近に蝶番式に取付けられた回動アーム上に設けることにより、繰出し ロール206、207からその下流に位置する部所へとリールを移動することが可能で ある。この場合、ロッド263は前記回動アームと一体に設けられる。 回動移送部材208が右方向に回動運動を続ける間、ロッド263は、吸引スペース 209から引き上げられて、バルブ261がこのスペースを閉鎖し、吸引を停 止させることがかできる。こうすることにより、吸引スペース209の口部を通る 空気の流れが止められる。これは、特にリールLが吸引スペース209の口部を閉 鎖し始める時に、接着剤が吐出溝243の周辺部から間違って吸引されることを防 止する。この状況において、もしバルブ261によって空気の流れが止められなか ったり、吸引が停止されなかった場合、リールLにより部分的に閉鎖された状態 の吸引スペースの口部周辺は空気の流れが急速なため、接着剤が吸引スペース20 9内に侵入してしまう。 第14図に明確に示されるように、リールLが弾性フラップ265上を回転すると 、弾性フラップ265が曲折して、リールが接着剤ディスペンサへ向かって転進す る際にそこを通過できるようにする。延びた状態の弾性フラップ265により、吸 引スペースがバルブ261で閉鎖されていない際に起こり得る、接着剤の吸引スペ ースへの偶発的な侵入を回避する。これにより、チャンバ251内の吸引を周期的 に妨害しなくても、接着剤が吸引スペース209内に侵入することは絶対に不可能 になる。つまり、慣性による、容量の大きなチャンバ251のために機械の速度を 落とさざるを得ない。 リールが転進する通路が全体に滑降しており、重力によりリールが転がりやす くなっている限り、機械を通してリールを移送することは非常に単純であり、簡 単に達成できる。 弾性フラップ265は、ばねのような適当な弾性手段と組み合わせれば鉄製の羽 根でも代用できる。 回転面214に到着すると、リールは出口へと向かい、その途中でどちらか1つ (固定された軸218上のロールであることが好ましい)が駆動ロールであるロー ル217、218の間を通過する。上ロール217の押圧によって、自由後尾部が、既に 接着剤が塗布されたリールに確実に粘着する。 ここで説明した移動部材208、バルブ261、フラップ265も、第1図から第 8図までを参照して説明した実施例の1つにおいて個別に使用することが可能で ある。 図面は、単に本発明の実例としてなされた実施例を示しており、前記発明の概 念の範囲を逸脱しない限り、発明の形状および配置を変えることが可能である。 請求の範囲中の参照符号は、単に実施例と図面を参照しながら請求の範囲の読解 を容易にするためのものであり、請求の範囲による保護の範囲を限定するもので はない。
【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1996年1月12日 【補正内容】 請求の範囲 1. リールを移動する搬送手段(5、21)と、ウェブ材料の後尾部(LF) を繰出しまた位置付けする、繰出し、位置付け手段(7、9:206、207、 209)と、リール(L)に接着剤を塗布する接着材(C)のディスペンサ(1 1;111;211)と、接着材(C)を塗布した後に再び後尾部を巻き取る手 段(21;214、217、218)とを有する、巻き取られたウェブ材料のリ ールの後尾部(LF)を接着する装置において、 前記繰出し、位置付け手段が、吸引ユニット(51、53;251、253) を有し、前記吸引ユニットによりリール(L)の周囲に発生した押し下げが、リ ール(L)からウェブ材料の後尾部(LF)を離脱し、繰出し、さらに、ディス ペンサ(11;111;211)の手段により前記リール(L)に接着剤が塗布 される前に後尾部を位置付けすることを特徴とした巻き取られたウェブ材料のリ ールの後尾部(LF)を接着する装置。 2. リールの通路の下に吸引スペース(9;209)を有し、リールの後尾部 (LF)が、前記吸引ユニットにより前記吸引スペース内に引き込まれることを 特徴とする請求の範囲1に記載の装置。 3. 前記リール(L)より繰出された後尾部(LF)の長さを検知する離脱手 段(61)を有することを特徴とする請求の範囲1または2に記載の装置。 4. 前記検知手段が、前記吸引スペース(9;209)内の前記吸引スペース の口部と前記吸引ユニットとの間に配置されたセンサ(61)を有することを特 徴とする請求の範囲2および3に記載の装置。 5. 前記検知手段が、繰出される後尾部の長さに対応するために調節可能であ ることを特徴とする請求の範囲3または4に記載の装置。 6. 前記吸引スペース(9;209)の付近、および前記吸引スペースのリー ルの移送方向の直ぐ下流部に接着剤ディスペンサ(11;211)が配置されて いることを特徴とする請求の範囲2、3、4、または5に記載の装置。 7. 繰出し手段がさらに、リールを繰出し位置に保つリール(L)保持手段( 7、29;206、207)と、回転することにより、リールを軸を中心にして 回転させる最低1つのロール(7;206、207)とを有することを特徴とす る請求の範囲1〜6の1つ以上に記載の装置。 8. 前記ロール(7)上に可動の対抗する面(21I)を有しており、前記可 動の対抗する面(21I)が前記ロール(7)からある距離で離間して配置され 、前記ロール(L)が前記ロール(7)と前記可動の対抗する面(21I)との 間で停止し、さらに、前記可動の対抗する面(21I)が、ロール(7)とリー ルとの間においてロール(7)の周速と同速度および反対方向に向かう速度を、 リールと前記可動の対抗する面(21I)とが接触する部分に採用することが可 能なことを特徴とする請求の範囲7に記載の装置。 9. 前記可動の対抗する面(21I)が、ロール(17、19)の周囲を移動 する可変ドライブ(21)の一部によって成ることを特徴とする請求の範囲8に 記載の装置。 10. リール支持、搬送面(5)と、前記リール支持、搬送面の前記繰出し手段 (7)の下流部分に設けられ、接着剤が吐出される開口部(13)とを有し、前 記ディスペンサ(11;111)が前記開口部(13)内に配置されており、ま た、前記支持、搬送面(5)の上を前記面とほぼ平行に延びる可変ドライブ(2 1)を有し、前記可変ドライブは2つの端ロール(17、19)の間で移動し、 前記可変ドライブの下半部(21I)が、リ ールの直径とほぼ等しい距離で前記支持、搬送面(5)から離間して配置されて いることを特徴とする請求の範囲1〜9の1項以上に記載の装置。 11. ディスペンサのリール進行方向下流、および可変ドライブ(21)の下半 部(21I)の上に押圧ロール(29)が配置され、前記押圧ロール(29)は 、接着剤が塗布され、後尾部(LF)が再閉されたリール(L)を押圧すること を特徴とする請求の範囲10に記載の装置。 12. 前記可変ドライブ(21)と前記ロール(17、19)が可動組立(15 )によって動かされ、可変ドライブとその下に配置されたリール支持、搬送面( 5)との間の距離を調節することを特徴とする請求の範囲10または11に記載の装 置。 13. 前記押圧ロール(29)がユニット(31)により動かされ、前記ユニッ ト(31)は前記ディスペンサ(11)に対する前記押圧ロール(29)の位置 を修正することを特徴とする請求の範囲11または12に記載の装置。 14. リールの後尾部(LF)を繰出しステーションに保持する可動突起物(6 3)を特徴とする請求の範囲1〜13の1項以上に記載の装置。 15. リール(L)の後尾部(LF)が巻き戻される間、ディスペンサ(11) を覆う覆い手段を特徴とする請求の範囲1〜14のの1項以上に記載の装置。 16. 前記ディスペンサ(11:211)が、接着剤(C)が吐出される上方開 口部を備えた、前記接着剤(C)を入れる容器(41)を有することを特徴とす る請求の範囲1〜15の1項以上に記載の装置。 17. 前記ディスペンサが接着剤を内臓する容器(113)を有しており、前記 容器は上方開口部(143)と、内部に移動部材(115)を設け、前記移動部 材は容器(113)内の接着剤中に沈められており、前記上方開口 部(143)方向に向かって動かされ、リールが上を通過する際に接着剤を塗布 することを特徴とする請求の範囲16に記載の装置。 18. 吸引を停止する手段(261、263)が設けられ、リールが繰出し巻き 戻し手段からディスペンサへと移送される際に吸引を停止することを特徴とする 請求の範囲1〜17の1項以上に記載の装置。 19. 前記搬送手段が、リールを巻き戻し手段(206、207、209)から ディスペンサ(211)へと移送する移送部材(208)を有し、前記停止手段 が前記移送部材によって制御され、前記移送部材の動きが停止手段の開閉を決定 することを特徴とする請求の範囲1〜18の1項以上に記載の装置。 20. 前記移動部材が、回動移送部材であることを特徴とする請求の範囲19に記 載の装置。 21.前記巻き戻し手段が、リール(L)が上に配置される、一対の繰出しロール (206、207)を有しており、前記回動移送部材が前記繰出しロールの1つ (207)の軸の周囲を回動し、リールを前記繰出しロールから取ってディスペ ンサ(211)へと回転させることを特徴とする請求の範囲20に記載の装置。 22. 前記停止手段が、前記移送部材(208)に接続した1つ以上のロッド( 263)により、開放位置に配置された回動停止部材を設けたバルブを有するこ とを特徴とする請求の範囲18から21の1項以上に記載の装置。 23. 前記接着剤ディスペンサ(211)と前記吸引スペース(209)の口部 が、接着剤が前記吸引スペース内に吸引されることを防止する可変隔壁(265 )であり、リールが前記ディスペンサ(211)方向へと移送される間、前記可 変隔壁が低下されることを特徴とする請求の範囲1〜22の1項以上に記載の装置 。 24. 前記可変隔壁(265)がプラスティック、ゴム、または同質の材質から 成る細長い一片であることを特徴とする請求の範囲23に記載の装置。 25. ウェブ材料の後尾部(L)の最初の繰出しを容易にする吹き付け手段(2 02)を有することを特徴とする請求の範囲1〜24の1項以上に記載の装置。 26. 前記繰出し手段が対を成す繰出しロール(206、207)を有し、前記 繰出しロールの内1つが、他方の1つの回転の軸周囲を回動することができ、リ ールを前記ディスペンサへと移送することを特徴とする請求の範囲1〜25の1項 以上に記載の装置。 27. 後尾部(LF)がリールの表面から離されて所定の長さまで繰出され、後 尾部を接着するためにウェブ材料の一部に接着剤が塗布され、後尾部がリールに 再び巻き取られる、リール(L)を成すウェブ材料の後尾部(LF)を接着する 方法において、 リールの周辺の吸引によって引き起こされた押し下げにより、後尾部がリール から離脱され、繰出されることを特徴とする方法。 28. リールに巻き取られたウェブ材料の一部に接着剤が塗布され、繰出しの間 に自由端が前記部分に戻されることを特徴とする請求の範囲27に記載の方法。
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Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. リールを移動する搬送手段(5、21)と、ウェブ材料の後尾部(LF) を繰出す、繰出し手段(7、9:206、207、209)と、リール(L)に 接着剤を塗布する接着材(C)のディスペンサ(11;111;211)と、接 着材(C)を塗布した後に再び後尾部を巻き取る手段(21;214、217、 218)とを有する、巻き取られたウェブ材料のリールの後尾部(LF)を接着 する装置において、 前記繰出し手段が、押し下げによりリール(L)からウェブ材料の後尾部(L F)を離脱させ、繰出させる吸引ユニット(51、53;251、253)を有 することを特徴とする巻き取られたウェブ材料から成るリールの後尾部(LF) を糊付けする装置。 2. リールの通路の下に吸引スペース(9;209)を有し、リールの後尾部 (LF)が、前記吸引ユニット(51、53;251、253)により前記吸引 スペース内に引き込まれることを特徴とする請求の範囲1に記載の装置。 3. 前記リール(L)より繰出された後尾部(LF)の長さを検知する離脱手 段(61)を有することを特徴とする請求の範囲1または2に記載の装置。 4. 前記検知手段が、前記吸引スペース(9;209)内の前記吸引スペース の口部と前記吸引ユニットとの間に配置されたセンサ(61)を有することを特 徴とする請求の範囲2および3に記載の装置。 5. 前記検知手段が、繰出される後尾部の長さに対応するために調節可能であ ることを特徴とする請求の範囲3または4に記載の装置。 6. 前記吸引スペース(9;209)の付近、および前記吸引スペースのリー ルの移送方向の直ぐ下流部に接着剤ディスペンサ(11;211)が配 置されていることを特徴とする請求の範囲2、3、4、または5に記載の装置。 7. 繰出し手段がさらに、リールを繰出し位置に保つリール(L)保持手段( 7、29;206、207)と、回転することにより、リールを軸を中心にして 回転させる最低1つのロール(7;206、207)とを有することを特徴とす る請求の範囲1〜6の1つ以上に記載の装置。 8. 前記ロール(7)上に可動の対抗する面(21I)を有しており、前記可 動の対抗する面(21I)が前記ロール(7)からある距離で離間して配置され 、前記ロール(L)が前記ロール(7)と前記可動の対抗する面(21I)との 間で停止し、さらに、前記可動の対抗する面(21I)が、ロール(7)とリー ルとの間においてロール(7)の周速と同速度および反対方向に向かう速度を、 リールと前記可動の対抗する面(21I)とが接触する部分に採用することが可 能なことを特徴とする請求の範囲7に記載の装置。 9. 前記可動の対抗する面(21I)が、ロール(17、19)の周囲を移動 する可変ドライブ(21)の一部によって成ることを特徴とする請求の範囲8に 記載の装置。 10. リール支持、搬送面(5)と、前記リール支持、搬送面の前記繰出し手段 (7)の下流部分に設けられ、接着剤が吐出される開口部(13)とを有し、前 記ディスペンサ(11;111)が前記開口部(13)内に配置されており、ま た、前記支持、搬送面(5)の上を前記面とほぼ平行に延びる可変ドライブ(2 1)を有し、前記可変ドライブは2つの端ロール(17、19)の間で移動し、 前記可変ドライブの下半部(21I)が、リールの直径とほぼ等しい距離で前記 支持、搬送面(5)から離間して配置されていることを特徴とする請求の範囲1 〜9の1項以上に記載の装置。 11. ディスペンサのリール進行方向下流、および可変ドライブ(21)の下半 部(21I)の上に押圧ロール(29)が配置され、前記押圧ロール(29)は 、接着剤が塗布され、後尾部(LF)が再閉されたリール(L)を押圧すること を特徴とする請求の範囲10に記載の装置。 12. 前記可変ドライブ(21)と前記ロール(17、19)が可動組立(15 )によって動かされ、可変ドライブとその下に配置されたリール支持、搬送面( 5)との間の距離を調節することを特徴とする請求の範囲10または11に記載の装 置。 13. 前記押圧ロール(29)がユニット(31)により動かされ、前記ユニッ ト(31)は前記ディスペンサ(11)に対する前記押圧ロール(29)の位置 を修正することを特徴とする請求の範囲11または12に記載の装置。 14. リールの後尾部(LF)を繰出しステーションに保持する可動突起物(6 3)を特徴とする請求の範囲1〜13の1項以上に記載の装置。 15. リール(L)の後尾部(LF)が巻き戻される間、ディスペンサ(11) を覆う覆い手段を特徴とする請求の範囲1〜14のの1項以上に記載の装置。 16. 前記ディスペンサ(11:211)が、接着剤(C)が吐出される上方開 口部を備えた、前記接着剤(C)を入れる容器(41)を有することを特徴とす る請求の範囲1〜15の1項以上に記載の装置。 17. 前記ディスペンサが接着剤を内臓する容器(113)を有しており、前記 容器は上方開口部(143)と、内部に移動部材(115)を設け、前記移動部 材は容器(113)内の接着剤中に沈められており、前記上方開口部(143) 方向に向かって動かされ、リールが上を通過する際に接着剤を塗布することを特 徴とする請求の範囲16に記載の装置。 18. 吸引を停止する手段(261、263)が設けられ、リールが繰出し巻き 戻し手段からディスペンサへと移送される際に吸引を停止することを特徴とする 請求の範囲1〜17の1項以上に記載の装置。 19. 前記搬送手段が、リールを巻き戻し手段(206、207、209)から ディスペンサ(211)へと移送する移送部材(208)を有し、前記停止手段 が前記移送部材によって制御され、前記移送部材の動きが停止手段の開閉を決定 することを特徴とする請求の範囲1〜18の1項以上に記載の装置。 20. 前記移動部材が、回動移送部材であることを特徴とする請求の範囲19に記 載の装置。 21.前記巻き戻し手段が、リール(L)が上に配置される、一対の繰出しロール (206、207)を有しており、前記回動移送部材が前記繰出しロールの1つ (207)の軸の周囲を回動し、リールを前記繰出しロールから取ってディスペ ンサ(211)へと回転させることを特徴とする請求の範囲20に記載の装置。 22. 前記停止手段が、前記移送部材(208)に接続した1つ以上のロッド( 263)により、開放位置に配置された回動停止部材を設けたバルブを有するこ とを特徴とする請求の範囲18から21の1項以上に記載の装置。 23. 前記接着剤ディスペンサ(211)と前記吸引スペース(209)の口部 が、接着剤が前記吸引スペース内に吸引されることを防止する可変隔壁(265 )であり、リールが前記ディスペンサ(211)方向へと移送される間、前記可 変隔壁が低下されることを特徴とする請求の範囲1〜22の1項以上に記載の装置 。 24. 前記可変隔壁(265)がプラスティック、ゴム、または同質の材質から 成る細長い一片であることを特徴とする請求の範囲23に記載の装置。 25. ウェブ材料の後尾部(L)の最初の繰出しを容易にする吹き付け手段(2 02)を有することを特徴とする請求の範囲1〜24の1項以上に記載の装置。 26. 前記繰出し手段が対を成す繰出しロール(206、207)を有し、前記 繰出しロールの内1つが、他方の1つの回転の軸周囲を回動することができ、リ ールを前記ディスペンサへと移送することを特徴とする請求の範囲1〜25の1項 以上に記載の装置。 27. 後尾部(LF)がリールの表面から離されて所定の長さまで繰出され、後 尾部を接着するためにウェブ材料の一部に接着剤が塗布され、後尾部がリールに 再び巻き取られる、リール(L)を成すウェブ材料の後尾部(LF)を接着する 方法において、 リールの周辺の吸引によって引き起こされた押し下げにより、後尾部がリール から離脱され、繰出されることを特徴とする方法。 28. リールに巻き取られたウェブ材料の一部に接着剤が塗布され、繰出しの間 に自由端が前記部分に戻されることを特徴とする請求の範囲27に記載の方法。
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