JPH09505469A - グルコースおよびキシロースの効果的発酵用の組み換え酵母 - Google Patents

グルコースおよびキシロースの効果的発酵用の組み換え酵母

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JPH09505469A JP7513948A JP51394895A JPH09505469A JP H09505469 A JPH09505469 A JP H09505469A JP 7513948 A JP7513948 A JP 7513948A JP 51394895 A JP51394895 A JP 51394895A JP H09505469 A JPH09505469 A JP H09505469A
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Abstract

(57)【要約】 キシロースレダクターゼ、キシリトールデヒドロゲナーゼおよびキシルロキナーゼをコードする遺伝子を含有する組み換え酵母、並びに、そのような酵母を製造するのに有用なDNA分子、ベクターおよび方法が記載される。この組み換え酵母は、キシロースをエタノールへと効果的に発酵し、好ましい酵母はグルコースとキシロースをエタノールへと同時に発酵することができ、それにより、これらの2種の糖源が農業的バイオマスに存在する場合には、それらを十分に利用することができるようになる。

Description

【発明の詳細な説明】 グルコースおよびキシロースの効果的発酵用の組み換え酵母 発明の背景 本発明は一般的には、セルロース性バイオマスの2つの主要な糖成分であるグ ルコースとキシロースとをエタノールへと同時に発酵することのできる遺伝的に 操作した酵母に関する。さらに詳細には、本発明は、グルコースをエタノールへ と発酵することのできる酵母中にキシロースレダクターゼ遺伝子、キシリトール デヒドロゲナーゼ遺伝子、およびキシルロキナーゼ遺伝子をクローニングするこ とによって構築することのできる上記のような酵母に関する。 最近の研究により、エタノールが自動車用の理想的液体燃料であることが分か っている。それは、純正燃料(100%エタノール)として、または多様な濃度 でのガソリンとの配合物として、直接使用することができる。 ガソリンを補うか代替するためのエタノールの使用により、多くの国は輸入外 国油への依存を減少することができ、また輸送用の再生可能な燃料を提供するこ とができる。さらに、エタノールは、通常のガソリンより、環境中への汚染の放 出が非常に少ないより清潔な燃料であることが分かっている。例えば、ガソリン 中の酸素含有(oxygenated)物質の使用により有害な汚染物質である一酸化炭素 の空気中への放出を減少できることが証明されている。ガソリンの酸素含有量を 増大させるために現在使用されているいくつかの酸素含有物質の中で、エタノー ルは最高の酸素含有量を有している。米国環境保護局(EPA)は、10%のエ タノールを配合したガソリンが一酸化炭素の放出を約25%〜30%減少するこ とを示している。 今日までの所、発酵による工業用アルコールの製造のために使用されている原 料は、サトウキビまたはビートからの糖類、トウモロコシまたは他の食用作物か らのでんぷんであった。しかし、これらの農業作物は非常に高価であるため、燃 料エタノールの大規模製造用の原料として使用することはできない。 植物バイオマスは再生可能であり、低価格で大量に入手できるため、発酵によ るエタノール燃料製造用の魅力的な原料である。農業的バイオマスからの糖類の 微生物発酵により生産されたアルコールを使用するという概念は、少なくとも2 0年前には出現していた。セルロース性物質からの主要な発酵可能な糖類は、グ ルコースとキシロースである(キシロースに対するグルコースの比率は1に対し て約2から3である)。セルロース性物質の最も望ましい発酵は、勿論、グルコ ースとキシロースの両方をエタノールへと完全に転化するであろう。不幸なこと に、今日でさえ、グルコースとキシロースの両方を効果的に発酵できる単一の天 然微生物は知られていない。 酵母、特にSaccharomycesは、グルコースに基づく原料をエタノールへと発酵 するために伝統的に使用されており、それらは依然としてグルコースをエタノー ルへと転化するための最高の微生物である。しかし、これらのグルコース発酵酵 母はキシロースを発酵できないばかりか、ペントース糖を生育のために使用でき ないことも分かっている。それにもかかわらず、これらのグルコース発酵酵母は 、効率は多様であるけれども、生育および発酵のためにキシルロースを使用する ことができる(図1)。例えば、S.cerevisiaeはキシルロースをごく僅かに発 酵する一方、Schizosaccharomycesの種は、非常に効果的にそれを行う(Chiang et al.,1981; Lastick et al.,1989)。 グルコース発酵酵母は生育と発酵の両方のためにキシロースを使用することが できないとしても、キシロースを好気的に生育のために使用することができる天 然酵母は多数存在するが、それらはキシロースをエタノールへと発酵することは できない。これらのキシロースを使用し/発酵しない酵母は、2種の酵素(キシ ロースレダクターゼおよびキシリトールデヒドロゲナーゼ)に依存して、キシロ ースをキシルロースへと転化する。これらの酵母は、単一の酵素(キシロースイ ソメラーゼ)に依存してキシロースを直接的にキシルロースへと転化する多くの 細菌とは異なる(図1)。酵母キシロースレダクターゼおよびキシリトールデヒ ドロゲナーゼはまた、その作用のために補因子を必要とする;キシロースレダク ターゼはその補因子としてのNADPHに依存し、キシリトールデヒドロゲナー ゼはその補因子としてのNADに依存する。対照的に、細菌キシロースイソメラ ーゼはキシロースのキシルロースへの直接転化のために補因子を必要とはしない (図1)。 20年前、グルコースとキシロースの両方をエタノールへと効果的に発酵する ことのできる新規な酵母を見つけようとする試みに多くの努力が捧げられた。そ のような理想的酵母は見つからなかったけれども、これらの努力は限定された成 功を収めた。例えば、数種の酵母は、好気的に生育のためにキシロースを利用で きるのみならず、キシロースをエタノールへと発酵することができることが判明 したが(Toivola et al.,1984; Dupreez および vander Walt,1983)、これらの キシロース発酵酵母はいずれもキシロースをエタノールへと発酵するのに完全に は効果的ではなかった(Jeffries,1985)。さらに、これらの酵母はグルコース を効果的に発酵することができない。 キシロース発酵酵母の中では、3つの種、Pachysolen tannophilus(Toivola e t al.,1984)、Candida shehatae(Dupreez および van der Walt,1983)、およ びPichia stipitis(Grootjen et al.,1990)が広く同定されている。P.stipi tis および C.shihatae は他のキシロース発酵酵母よりも良好にキシロースを 発酵する(Grootjen et al.,1990)。それにもかかわらず、この最高のキシロー ス発酵酵母でさえキシロースの発酵に関して高い効率性を欠いており、またグル コースの発酵に関しても非常に効果的でない(Jeffries,1985)。 過去10年に、組み換えDNA技術によって、伝統的なグルコース発酵酵母、 特にはS.cerevisiae を遺伝的に改良するための努力もなされてきた。最初の努 力は、キシロースイソメラーゼ遺伝子を酵母中にクローニングして、酵母が補因 子に依存することなしにキシロースをキシルロースへと直接転化することができ るようにすることに集中した。しかし、各種の細菌キシロースイソメラーゼをコ ードする遺伝子はS.cerevisiae中で活性酵素の合成を行うことができないため に、これらの努力は不成功であった(Rosenfeld et al.,1984; Ho et al.,1983 ; Sarthy et al.,1987; Wilhelm および Hollenberg,1984; Amore et al.,19 89)。 最近の数年は、キシロースを発酵するために、酵母、特にはS.cerevisiae を 遺伝的に操作することに向けての努力が、キシロースレダクターゼ(Takama et al.,1991; Hallborn et al.,1991; Strasser et al.,1990)、キシリトール デヒドロゲナーゼ(Koetter et al.,1990; Hallborn et al.,1990)、およびキ シルロキナーゼ(Stevis et al.,1987; Chang および Ho,1988; Ho および Ch ang,1989; Deng および Ho,1990)をコードする遺伝子をクローニングするこ とに集中している。S.cerevisiae および他のグルコース発酵酵母は、検出可能 なキシロースレダクターゼまたはキシリトールデヒドロゲナーゼ活性を全く含有 していないが、全てがキシルロキナーゼ活性を含有しているらしい。即ち、グル コース発酵酵母は全てキシルロースを発酵することができるが、その効率は相違 している(Deng および Ho,1990)。 最近、Koetter et al.(1990),Strasser et al.(1990),および Hallborn e t al.(1990; 1991)が、キシロースレダクターゼとキシリトールデヒドロゲナ ーゼ遺伝子の両方を S.cerevisiae 中にクローニングした。しかし、これらの 遺伝的に操作した酵母は依然としてキシロースを効果的に発酵することができな い。例えば、これらの酵母は2%以上のキシロースを発酵することができなかっ た。さらに、それらはキシロースから大量のキシリトールを生産し(Hallborn et al.,1990; Koetter および Ciriacy,1993)、貴重なキシロース基質をエタノ ールへの望ましい発酵経路からそらしてしまう。 上記概説した本分野の広い背景は、多数の研究者の協調した長年の努力にもか かわらず、グルコースとキシロースの両方をエタノールへと効果的に発酵できる 酵母は得られていないことを示している。従って、そのような酵母、並びにその 製造および使用の方法に対する要求が依然として存在する。本発明はこれらの要 求に対して向けられるものである。 発明の要旨 本発明の特徴は、キシロースを単独にまたはグルコースと同時に効果的に発酵 することができる新規な酵母株を、組み換えDNAおよび遺伝子クローニング技 術を用いて創造することができるという発見に関するものである。特に、これら の技術は、グルコースの存在によって抑制されないプロモーターに融合されてい るクローニングされたキシロースレダクターゼ(XR)、キシリトールデヒドロ ゲナーゼ(XD)、およびキシルロキナーゼ(XK)遺伝子を含有する新規な組 み換え酵母を創造するために使用されている。 従って、本発明の一つの好ましい態様は、キシロースレダクターゼ、キシリト ールデヒドロゲナーゼおよびキシルロキナーゼをコードする導入された遺伝子を 含有し、キシロースをエタノールへと発酵することのできる、組み換え酵母株を 提供する。この組み換え酵母株は、好ましくは、グルコースをエタノールへと発 酵することもでき、そして、これらの2種の糖類をエタノールへと同時に効果的 に発酵できるさらに好ましい上記の酵母株は、XR、XDおよびXK遺伝子を、 グルコースの存在によって抑制されず、誘導のためにキシロースを必要としない プロモーターに融合する場合に得られる。 本発明のもう一つの好ましい態様は、キシロースレダクターゼ、キシリトール デヒドロゲナーゼおよびキシルロキナーゼをコードする遺伝子を含有する組み換 え酵母株であって、上記遺伝子が非グルコース抑制プロモーターに融合しており 、上記酵母がキシロースをエタノールへと発酵できる、上記の酵母株を提供する 。組み換え酵母株は好ましくは、グルコースをエタノールへと発酵することもで きる。 本発明の他の好ましい態様は、本発明の組み換え酵母の製造に有用な試薬に関 する。即ち、本発明はまた、キシロースレダクターゼ、キシリトールデヒドロゲ ナーゼ、およびキシルロキナーゼをコードする遺伝子を含む組み換えDNA分子 をも提供する。同様に、本発明は、キシロースレダクターゼ、キシリトールデヒ ドロゲナーゼおよびキシルロキナーゼをコードする遺伝子を含むベクターを提供 する。これらの試薬において、当該遺伝子は好ましくは、グルコースによって抑 制されず、また誘導のためにキシロースを必要としないプロモーターに融合して おり、その結果、グルコースとキシロースをエタノールへと同時に発酵できる組 み換え酵母を適切に製造することが可能になる。 本発明のもう一つの好ましい態様は、キシロースをエタノールへと発酵できる 組み換え酵母を得るための方法を提供する。この方法は、酵母中にDNAを導入 して、酵母がキシロースレダクターゼ、キシリトールデヒドロゲナーゼおよびキ シルロキナーゼをコードする導入遺伝子を有するようにする工程を含む。好まし くは、これらの遺伝子は、グルコースとキシロースのエタノールへの同時発酵が 可能になるように非グルコース抑制プロモーターに融合されている。有利なこと に、これらの3つの遺伝子は全て、例えば上記のような本発明の試薬を用いて、 同時に導入することができる。 本発明のさらに他の好ましい態様は、キシロースまたはグルコースをエタノー ルへと発酵するための方法を提供する。本発明の方法は、キシロース含有または グルコース含有培地を、キシロースレダクターゼ、キシリトールデヒドロゲナー ゼおよびキシルロキナーゼをコードする導入遺伝子を含有する組み換え酵母株と ともに発酵する工程を含む。望ましくは、3つの導入遺伝子は非グルコース抑制 プロモーターに融合しており、培地はグルコースとキシロースの両方を含み、そ の結果キシロースとグルコースのエタノールへの同時発酵がもたらされる。 本発明のさらに別の好ましい態様、特徴および利点は、以下の説明から明らか であろう。 図面の簡単な説明 図1は、細菌および酵母中でのキシロース代謝の初期段階に関連した酵素の概 要図式である。 図2は、5’−および3’−フランキング配列を含む酵母キシルロキナーゼ遺 伝子のヌクレオチド配列および推定アミノ酸配列を示す。開始コドンおよび停止 コドンには下線が付されている。5’−および3’−非コード領域中の可能な調 節配列は矢印によって示される。 図3は、プラスミドpLSK15上にクローニングされた遺伝子および当該プ ラスミドの制限地図を示す。 図4は、プラスミドpUCKm10上にクローニングされた遺伝子および当該 プラスミドの制限地図を示す。 図5は、プラスミドpLNH21上にクローニングされた遺伝子および当該プ ラスミドの制限地図を示す。 図6Aは、組み換え酵母SC(pLNH21)(導入されたXR、XDおよび XK遺伝子を含有するS.cerevisiae)とともにキシロースを(1)2日間;お よび(II)4日間、発酵することによって得られた発酵ブロスのHPLCクロ マトグラムを示す。 図6Bは、組み換え酵母SC(pLNH13−32)(導入されたXRおよび XD遺伝子を含有するがXK遺伝子を含有しないS.cerevisiae)とともにキシ ロースを(1)2日間;および(II)6日間、発酵することによって得られた 発酵ブロスのHPLCクロマトグラムを示す。 図6Cは、実施例6でさらに説明するように、未操作のS.cerevisiae酵母( 導入されたXR、XDまたはXK遺伝子を含有しない)とともにキシロースを( 1)2日間;および(II)7日間、発酵することによって得られた発酵ブロス のHPLCクロマトグラムを示す。 図7は、プラスミドpLNH33上にクローニングされた遺伝子および当該プ ラスミドの制限地図を示す。 図8Aは、実施例8でさらに説明するように、未操作の酵母株1400(導入 されたXR、XDまたはXK遺伝子を含有しない)とともにグルコース−および キシロース−含有培地(各々10%と5%)を(1)0日間;および(II)2 日間発酵することによって得られた発酵ブロスのHPLCクロマトグラムを示す 。 図8Bは、実施例8でさらに説明するように、組み換え酵母1400(pLN H33)(導入されたXR、XDおよびXK遺伝子を含有する酵母1400)と ともにグルコース−およびキシロース−含有培地(各々10%と5%)を(1) 0日間;および(II)2日間、発酵することによって得られた発酵ブロスのH PLCクロマトグラムを示す。 図9は、クローニングされたXR、XD、およびXK遺伝子を含有するpBlues cript II KS(-)の構築の概略を示す概要図式である;実施例4でさらに説明す るように、4つのそのようなプラスミドを構築した:pKS(−)−KK−A★ R−KD−1;pKS(−)−KK−A★R−KD−2;pKS(−)−KK− AR−KD−3;およびpKS(−)−KK−AR−KD−4。 図10は、ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)技術によって P.stipitis染色体 DNAからの完全なキシリトールデヒドロゲナーゼ遺伝子およびプロモーター不 在のXDの直接増幅を示す;左から、レーン1:分子マーカー、BamHI−E coRIで切断したλDNA;レーン2:Pichia のキシリトールデヒドロゲナ ーゼ遺伝子(完全);レーン3:Pichia のキシリトールデヒドロゲナーゼ遺伝 子(プロモーター不在);およびレーン4:分子マーカー、HaeIIIで切断し たφX DNA 図11は、酵母キシルロキナーゼ遺伝子の配列決定に使用した戦略を図式で示 す。 図12は、プラスミドpLNH21の構築の概略を示す概要図式である。 図13は、S.cerevisiae SC(pLNH13−32)(XRおよびXD遺伝 子のみを含有する)とともにグルコース(10%)とキシロース(5%)の混合 物を(1)0日間;(II)2日間;および(III)5日間、発酵することに よって得られた発酵ブロスのHPLCクロマトグラムを示す。 図14は、未操作のPichia stipitis とともにグルコース(10%)とキシロ ース(5%)の混合物を(1)0日間;(II)3日間;および(III)5日 間、発酵することによって得られた発酵ブロスのHPLCクロマトグラムを示す 。 詳細な説明 さて、本発明の原理の理解を促進する目的のために、その一定の態様に言及す ることとし、特定の言葉がそれを説明するために使用されるであろう。しかしな がら、それによって本発明の範囲の限定が意図されるわけではないことが理解さ れ、本明細書中に例示されるような本発明の原理の代替、さらなる改良および応 用は本発明と直接の関係がある当業者により通常行われるであろうことが理解さ れる。 本発明は、XR、XDおよびXK遺伝子を含む、組み換え酵母、DNA分子お よびベクターを提供する。当該遺伝子は、広く多様な微生物で生じることが周知 であり、事実、本明細書中の上記議論の通りに、多数のXR、XDおよびXK遺 伝子が同定かつ単離されている。これらの遺伝子の特定の源は本発明の広い側面 にとって重要ではない;むしろ、キシロースレダクターゼ活性(補因子としての NADPHまたはNADHとともにD−キシロースをキシリトールへと転化する 能力)、キシリトールデヒドロゲナーゼ活性(補因子としてのNAD+とともに キシリトールをD−キシルロースへと転化する能力)、またはキシルロキナーゼ 活性(D−キシルロースをD−キシルロース−5−ホスフェートへと転化する能 力)を有するタンパク質(酵素)をコードする任意のDNAが適当であろう。こ れらの遺伝子は天然由来の遺伝子として得てもよいし、または、例えば、コード されるタンパク質が依然としてXR、XDまたはXK活性を有する限りは、天然 由来の遺伝子に対するまたはそれの、塩基の付加、置換または欠失によって、改 良してもよい。同様に、得られるDNAが所望のXR、XDまたはXK活性を示 すタンパク質をコードする限りは、その部分の遺伝子を既知の技術によって合成 的に製造してもよい。 例えば、XRおよびXD遺伝子の好適な源には、Candida shehataePichia s tipitisPachysolen tannophilus 等のキシロース利用酵母が含まれ、XK遺伝 子の好適な源には、上記のキシロース利用酵母、並びに、Saccharomyces属、例 えばS.cerevisiaeSchizosaccharomyces属、例えばSchizosaccharomyces pomb e からのもの等のキシロース非利用酵母、およびEscherichia coli、Bacillus種 、Streptomyces種等の細菌等が挙げられる。対象の遺伝子は慣用技法を用いてこ れ らの源から取り出すことができる。例えば、ハイブリダイゼーション、相補性ま たはPCR技術をこの目的のために用いることができる。 本明細書中の本出願人の研究において使用した特定のXR遺伝子は、ポリメラ ーゼ連鎖反応(PCR)によってP.stipitisからクローニングした(Chen およ び Ho,1993)。PCRによる染色体DNAからのXRの増幅のために必要なオ リゴヌクレオチドは、P、stipitis XR遺伝子の発表された配列に従って合成し た(Takama et al.,1991)。増幅したXRを最初にプラスミドpUC19中にク ローニングして保存した。クローニングしたXRを次いで、酵母TRP5遺伝子 (Zalkin および Yanofsky,1982)および酵母アルコールデヒドロゲナーゼI遺 伝子(ADCI)(Ammerer,1983; Bennetzen および Hall,1982)のプロモータ ーを含む異なるプロモーターに融合した。 本出願人の研究で使用したXD遺伝子もまた、PCRによってP.stipitisか らクローニングした。Pichia染色体DNAからのXDの増幅のために必要なオリ ゴヌクレオチドは、PichiaXD遺伝子の発表された配列に従って合成した(Koet ter et al.,1990)。増幅したXDも最初にpUC19中にクローニングして保 存した。次いで遺伝子を、続いて、酵母ピルベートキナーゼ遺伝子(PYK)( Burke et al.,1983)および酵母グリセルアルデヒド3ホスホデヒドロゲナーゼ 遺伝子(GPD)(Holland および Holland,1979)の解糖プロモーターに融合 させた。 本出願人は、3種の異なるXK遺伝子、即ち、S.cerevisiae(Ho および Cha ng,1982)、P.tannophilus(Stevis et al.,1987)およびE.coliからの遺伝 子をクローニングし、これら3種の遺伝子の全てを非常に効率的な酵母プロモー ターへの融合後にS.cerevisiae中で効果的に発現できることを見いだした。ク ローニングされたS.cerevisiaeキシルロキナーゼ遺伝子を本明細書中に記載す る例示的実験において使用した。酵母XK遺伝子を好適なプロモーターに適切に 融合するのを助けるために、5’および3’非コード配列を含む S.cerevisiae XK遺伝子の完全なヌクレオチド配列を分析したので、それを図2中に示す。 広範囲の多様なプロモーターが本発明での使用に好適であろう。広く言えば、 XR、XDまたはXK遺伝子の転写を調節できる酵母適合性プロモーターが使用 されるであろう。そのようなプロモーターは、酵母、細菌、および他の細胞源を 含む多数の既知の源から入手できる。好ましくは、本発明で使用されるプロモー ターは、誘導のためにキシロースを必要としない、効率的な非グルコース抑制プ ロモーターである。この点、本明細書中で使用される「効率的な」プロモーター とは、融合遺伝子の高水準の転写をもたらすプロモーターのことを言う。これら の特徴を有するプロモーターもまた広く入手でき、本発明でのその使用は、本明 細書中の教示が付与されれば、通常の技術を有する当業者の理解の範囲内のもで あり、プロモーターのXR、XDおよびXK遺伝子への融合、適切なベクター中 へのプロモーター/遺伝子融合産物のクローニング、および酵母を形質転換する ためのベクターの使用も同様である。これらの操作は全て、当業者および文献に 周知の慣用の遺伝子操作技術を用いて実施できる。 本明細書中の本出願人の例示的実験をさらに詳細に説明すると、酵母キシルロ キナーゼ遺伝子、XKを、酵母アルコールデヒドロゲナーゼ遺伝子(ADC1) 、酵母ピルベートキナーゼ遺伝子(PYK)、酵母TRP5−遺伝子、等からの プロモーターに融合させた。TRP−5プロモーターに融合したXKを使用して pLNH21を構築し(図5)、PYKプロモーターに融合したXKを使用して pLNH33を構築した(図7)。 ADC1、PYK、GPD、等からの完全なプロモーターへのXR、XD、お よびXKの融合は、特定のプロモーターを含む断片とXR、XD、またはXKの 構造遺伝子との両方を、Bluescript KS プラスミド(Stratagene,La Jolls,CA )の一つにクローニングし、その後に部位特異的突然変異誘発(Kunkel etal., 1987)によって余計な不必要なヌクレオチドを除去することによって実施した。 即ち、本発明はまた、クローニングされたXD(ピルベートデヒドロゲナーゼプ ロモーターに融合した)、XR(ADCIプロモーターに融合した)、およびX K(ピルベートキナーゼプロモーターに融合した)を含む数種のpBluescript II KS(-)(本明細書中以後pKS(−)とする)誘導体を提供する。これらの組 み換えプラスミドはpKS(−)KD−AR(またはA★R)−KKと称される 。4種のこのようなプラスミドは図9に概要を示すように構築した。これらのプ ラスミドは類似しているが同一ではない構造を有している。これらのプラスミド 上 にクローニングされたXR、XD、およびXK(またはKD−AR(またはA★ R)−KK)は、1回のXhoI制限消化によって親pKS(−)プラスミドか ら分離することができる。 次いで、適切なプロモーターに融合したXR、XD、およびXK遺伝子をpL SK15(図3)またはpUCKm10(図4)上にクローニングした。pLS K15、即ちpLX10−14の誘導体(Stevis および Ho.,1985)は、酵母 (S.cerevisiae)中で約10のコピー数を有する低コピー数プラスミドである 。それは、プラスミドが S.cerevisiaeおよび密接な関連種の中で自動的に複製 されることを可能にする酵母の2μレプリコンを含有する。pLSK15はまたS.cerevisiae および他の酵母中で選択マーカーとしての役割を果たすジェネチ シン(geneticin)(カナマイシン)耐性遺伝子(KmR)およびアンピシリン耐 性遺伝子(ApRそしてまたampr)を含有している。pLSK15はまた、酵 母TRP−5プロモーターに融合したXK遺伝子を含有している。かくして、好 適なプロモーターを含む適切な5’非コード配列に融合したXRと5XD遺伝子 をpLSK15中に挿入して、酵母キシロース発酵に対する得られたプラスミド の影響を示した。酵母キシロース発酵に対する異なる遺伝子の存在の影響を比較 するために、XRおよびXDのみを含有するプラスミドも使用して、S.cerevis iae を形質転換し、得られた酵母を比較発酵で使用した。未操作のS.cerevisia e 、クローニングされたXR、XD、およびXKを含む酵母(SC(pLNH2 1))、およびクローニングされたXRとXDを含むがXK遺伝子を含まない酵 母(SC(pLNH13−32))によるキシロースの発酵の結果を図6A、6 B、および6C中に示す。 pUCKm10(図4)は、S.cerevisiae中で100近いコピー数を有する 高コピー数プラスミド(即ち、約50以上のコピー数を有するプラスミド)であ る。pUCKm10は同一の2μレプリコンを含有するpUC9誘導体であり、 KmR、およびApR遺伝子がpLSK15中に存在している。これらの特定のD NA断片はレプリコンおよび選択マーカーとしての役割を果たし、これによりプ ラスミドが S.cerevisiae中で(および関連酵母において)自動的に複製される ことが可能になり、またプラスミドを含有する酵母形質転換体を形質転換されて いない宿主細胞から区別することが可能になる。 本出願人は、好適なプロモーターを含む5’の適切な非コード配列に融合した 同一のXR、XD、およびXKを含むpUCKm10に基づく組み換えプラスミ ドを構築した。これらのベクターは、S.cerevisiae株および関連種の株の全て を形質転換するのに有用となるように設計されている。受容株として作用するた めに特別の変異体は必要ではない。従って、pLNH33(図7)、並びにpL NH21(図5)等のプラスミドを使用して、工業用S.cerevisiaeおよび他の 株を形質転換することができる。 pLSK15またはpUCKm10のいずれかの誘導体による酵母の形質転換 は、一般的にBeckerおよびGuarente(1991)により記載された操作を使用してエレ クトロポレーションにより実施した。pLSK15またはpUCKm10のいず れかの誘導体を含む真正の酵母形質転換体を以下にさらに記載するように単離し た。プラスミド中に存在するKmRは一次選択マーカーとしての役割を果たし、 これにより、これらのプラスミドの一つを取得した宿主細胞が、培地中に存在す るはるかに高い濃度のジェネチシンに対して耐性となるようになる。しかし、い くつかの酵母細胞はプラスミドを含有する形質転換体のジェネチシンの同一レベ ルに対して耐性を有するように誘導される可能性がある。従って、ジェネチシン 耐性コロニーの全てが真の形質転換体であるわけではない。ApRS.cerevisi ae 中で発現させることができるが、後者はApRの存在なしでアンピシリンに対 して耐性であることが報告されている。従って、ApRは酵母プラスミド−仲介 形質転換のための選択マーカーとしての役割を果たすことはできない。それにも かかわらず、高度に発現したApRを含む酵母は十分なペニシリナーゼを生産し 、ペニシリナーゼ試験による特別の固体プレート上でそのような酵母を含むコロ ニーを同定することが可能である(Chevallier および Aigle,1979)。後者の 試験は、ジェネチシン耐性コロニーからS.cerevisiaeおよび他の酵母の真の形 質転換体を同定するための技術を提供している。 酵母キシロース(またはキシロースおよびグルコース)発酵は、実施例6から 9に記載したような嫌気的条件下で本発明の組み換え酵母を使用して実施した。 糖類(キシロースおよびグルコース)の消費、並びに、エタノールおよび他の生 成物、例えばキシリトールの形成を、実施例6にさらに記載するように、試料を 採取してそれらをHPLCにより分析することによって発酵の間追跡した。 例えば、pLNH21(図5)を使用してS.cerevisiaeを形質転換した。p LNH21を含有する得られた形質転換体はSC(pLNH21)と称され、図 6Aに示されるように2〜4日間で5%キシロースをほぼ完全にエタノールへと 発酵することができる。 さらなる例として、pLNH33(図7)を使用して、S.cerevisiaeと密接 に関連し、アルコールと温度に対して高い耐性を有する酵母株1400を形質転 換した(D'Amore et al.,1989; D'Amore,1990)。1400(pLNH33) と称される得られた遺伝的に操作した酵母は、図8Aおよび8Bに示すように、 高い細胞密度を必要とすることなく、10%グルコースと5%キシロースをエタ ノールへと2〜4日間で完全に発酵することができる。 pLNH33はより高コピー数プラスミドであるため、キシロース発酵のため にはpLNH21より効果的なプラスミドである。さらに、pLNH33中のX KはpLNH21中のXKよりも効率的なプロモーターに融合される。S.cerev isiae もまたpLNH33により形質転換し、これはSC(pLNH33)と称 される。SC(pLNH33)は、キシロースまたはキシロースとグルコースの 混合物の発酵に関して、SC(pLNH21)よりも効果的であるが、1400 (pLNH33)は、グルコースとキシロースの混合物の発酵に関して、SC( pLNH33)よりも効果的であることが分かった。即ち、個々の株もまた発酵 の効率に影響する。S.cerevisiaeと同様に、未操作の株1400は図8Bに示 すようにキシロース(単独にまたはグルコースとキシロースの混合物中で)を使 用または発酵することができない。 一般的に、これらの発酵試験の結果により、酵母が、好適なプロモーター(好 ましくはグルコース抑制を受けず、誘導のためにキシロースを必要としない効率 的な解糖または他のプロモーター)に適切に融合している3種の導入遺伝子、X R、XD、およびXKを含んでいること、並びに、これらの遺伝子を対等に発現 して酵母がキシロースをエタノールのみへと発酵することができ、キシリトール 等の他の副生物へと発酵しないようにすることが必要であることが示される。 この結果からさらに、酵母が効果的にキシロースを発酵するようにするために は、特には、セルロース性バイオマスの加水分解生成物中の場合のように、グル コースとキシロースが同一培地中に存在する場合に、これらの両方を同時に発酵 するためには、XRとXDに加えてキシルロキナーゼ遺伝子(XK)のクローニ ングが重要であることが示される。XRおよびXDと同様に、クローニングされ たXKは好ましくは、グルコース抑制を受けず、そして誘導のためにキシロース を必要としない好適な効率的な解糖または他のプロモーターに融合される。 また、本出願人は、クローニングされたXRとXDのみを含む酵母が、グルコ ースとキシロースの両方の糖類が一緒に培養培地中に存在する場合に、グルコー スのみをエタノールへと発酵できキシロースはエタノールへと発酵できないこと を見いだした(図13を参照)。さらに、P.stipitis および C.shihatae 等 のキシロース発酵酵母を含む任意の酵母は、グルコースとキシロースの両方の糖 類が一緒に培養培地中に存在する場合にそれらの両方をエタノールへと発酵する ことができるようになるためには、グルコースの存在によって抑制されず、誘導 のためにキシロースの使用を必要としないプロモーターに融合したXR、XDお よびXKを含むことが必要であることが、本出願人の結果により示される。図1 3は、グルコースとキシロースの両方の糖類が培養培地中に存在する場合に、適 切なプロモーターに融合したクローニングされたXRとXD遺伝子のみを含むS .cerevisiae および関連種がグルコースのみをエタノールへと発酵でき、キシロ ースをエタノールへと発酵できないことを示している。同様に、図14は、キシ ロース糖が培地の唯一の炭素源である場合には、その本来のXR、XD、および XKを含む未操作のP.stipitisはキシロースを発酵できるが(結果は示されて いない)、グルコースとキシロースの両方の糖が同一培地中に存在する炭素源で ある場合には、それはキシロースを発酵できないことを示している。 低レベルのキシルロキナーゼ活性を含むこれらの酵母に関して、XK遺伝子を 導入することは2つの目的の役割を果たすことが理解されるであろう。一つは酵 素活性のレベルを改善することである。高レベルのXK活性はキシロースをキシ リトールとは反対のエタノールへのより有利な酵母発酵のために重要である。も う一つの目的は、その遺伝子をグルコースの存在によって抑制されないであろう 効率的なプロモーターの調節下に置くことである。酵母を含む天然の野生型微生 物は、グルコースが培養培地中に存在する場合、生育および発酵のために他の糖 類を使用できないことは周知である。グルコースは、他の糖分子を代謝するのに 必要な酵素の合成を阻害するのであろう(いわゆる「グルコース」効果)。即ち 、グルコースを除く糖分子代謝酵素の合成のための遺伝子からのプロモーターは 、2種の豊富な糖類の同時発酵をもたらさないので好ましくないであろう。さら に、細胞生育も誘導のために必要条件であることが本出願人の実験中に分かった 。即ち、誘導のためにキシロースを必要とするプロモーターは、XR、XDまた はXKの発現のために好ましくない。 本発明とその利点のさらなる理解を促進する目的のために、以下の実施例を提 供する。これらの実施例は例示的なものであり、決して限定的なものではないこ とが理解されよう。 実施例1 PCRによるXRおよびXD遺伝子の合成 PCRによる完全またはプロモーター不在のXRの合成は以前に記載されてい る(Chen および Ho,1993)。PCRによるXDの合成のために、XDのヌクレ オチド配列に従う(Koetter et al.,1990)3種のオリゴヌクレオチドを合成し たが、これを以下に掲げる。 オリゴヌクレオチドI: pTCTAGACCACCCTAAGTCG オリゴヌクレオチドII: pCACACAATTAAAATGA オリゴヌクレオチドIII: pGGATCCACTATAGTCGAAG オリゴヌクレオチドIとIIを使用して完全なXD遺伝子を合成し、オリゴヌ クレオチドIIとIIIを使用して図10に示すようにプロモーター不在のXD を合成した。完全なXDとプロモーター不在のXDを最初にpKS(−)プラス ミド中にクローニングした。次いで、完全なXRをpUCKm10上にサブクロ ーニングし(図4)、得られたプラスミドpUCKm10−XDを使用して、実 施例5に記載するようなエレクトロポレーションによってS.cerevisiaeを形質 転換した。酵母形質転換体を使用してキシリトールデヒドロゲナーゼ活性を分析 し、クローニングされた遺伝子が完全であり、S.cerevisiae中で発現できるこ とを示した。 実施例2 酵母ピルベートキナーゼ遺伝子プロモーター へのプロモーター不在のXD遺伝子の融合 PPKへのXD遺伝子の融合を選択して、部位特異的突然変異誘発による完全な プロモーターへのキシロース代謝遺伝子の正確な融合を示す。これらのプロモー ターは解糖プロモーターであるか、または培養培地中におけるグルコースの存在 によって抑制されず、誘導のためにキシロースの存在を必要としないであろうプ ロモーターのいずれかである。 −910から+23までの酵母ピルベートキナーゼのプロモーター断片(Burk e et al.,1983)を、XD遺伝子の合成のために実施例1に記載したようにPC Rにより合成した。PPK断片およびプロモーター不在のXDの両方をpKS(− )プラスミド上にサブクローニングし、PPKと完全なXD構造遺伝子間の不要な ヌクレオチドを、Kunkel(Kunkel,1987)の方法に従って部位特異的突然変異誘 発によって除去した。得られた融合遺伝子はピルベートキナーゼ遺伝子からの− 910から−1プロモーター断片と、PichiaXD遺伝子からの+1から+196 3のヌクレオチドを含有している。PPK−XD(またはKD)を含む得られたp KS(−)プラスミドは、pKS(−)−KDまたはpKD2と称される。 実施例3 酵母キシルロキナーゼ遺伝子のヌクレオチド配列の分析 酵母キシルロキナーゼ遺伝子を含む7.0kb酵母(S.cerevisiae)DNA 断片のクローニングは以前に報告されている(Ho および Chang,1989)。サブ クローニングによって、XK遺伝子を2.4kb断片上に位置させた。2.4k b断片のヌクレオチド配列を分析した。5’−非コード領域は345ヌクレオチ ドを含み、翻訳された領域は2118ヌクレオチドを含み、XKによってコード されたキシルロキナーゼは図2に示すような591アミノ酸を有している。XK 遺伝子の配列決定のために使用した戦略は図11に示す。 実施例4 完全なADCIプロモーターの構築 プラスミドpMA56(Ammerer,1983)は、酵母アルコールデヒドロゲナー ゼIプロモーター(PADCI)を含む。本出願人はこのプロモーターを使用して、 本実験において遺伝子の幾つかを改良した。例えば、PADCIをXRに融合させて 、 得られた遺伝子をPADCI−XRまたはARと称した。それにもかかわらず、この PADCIは完全ではなく、完全なADCIプロモーターの−1から−14のヌクレ オチドを含有していない(Bennetzen および Hall,1982)。遺伝子の領域−1 から−14はタンパク質合成を調節するために通常は非常に重要である。そのよ うなプロモーターに融合した遺伝子はいずれも、そのタンパク質生成物の合成を 調節するためにその本来の遺伝的シグナルに依存しなければならない。 ADCIプロモーターに融合した遺伝子の発現をより良く調節するために、本 出願人は部位特異的突然変異誘発を使用し、欠けているヌクレオチド(−1から −14)をpMA56上にクローニングされたADCIプロモーターに加えた。 この新規な完全なADCIプロモーターをP★ADCIと称する。このプロモーター を使用してXRを改良し、得られた遺伝子をP★ADCI−XRまたはA★Rと称す る。 実施例5 プラスミドpLNH21(pLSK15−KD−ARとも称される)の構築 およびpLNH21によるS.cerevisiaeと1400の形質転換 pLNH21の構築は図12に概要を示す。pLNH21を使用して以下の条 件下でエレクトロポレーションによってS.cerevisiaeおよび株1400を形質 転換した。初期対数期(Klett Unit(KU)130)まで生育した、50mlの酵母 細胞を遠心して培地を除去し、冷水で2回、冷1Mソルビトールで1回洗浄し、 200μlの1Mソルビトール中に再懸濁した。60μlの細胞を4mlの予め 滅菌したプラスチックチューブ(キャップ付き)中に移し、それに0.1μgか ら1μgのプラスミドDNAを添加した。得られた細胞およびプラスミド混合物 の50μlを0.2cmの電極ギャップ付きの予め冷却した遺伝子パルサーキュ ベット中にピペットで入れ、キュベットの内容物を、2.0KV、25μF、2 00オームでパルス調節器付きの遺伝子パルサー(BioRad)によりパルスに付し た。 直後に、.50mlのYEPD(1%酵母エキス、2%ペプトン、および2% グルコース)をキュベットに添加した。キュベットの内容物を新しい4mlの滅 菌プラスチックチューブに移し、30℃で1時間インキュベートした。100μ lの細胞をYEPDと50μg/mlのG418(ジェネチシン)を含有する寒 天プレート上にまいた。速やかに生育するコロニーを選択し、同じ培地を含む別 のプレート上にレプリカを取った。選択したコロニーをアンピシリン試験(Chev allierおよびAigle,1979)に付し、陽性コロニーを同定した。上記のエレクト ロポレーション操作は、BeckerおよびGuarente(1971)により報告されたものに 基づくものである。G418耐性形質転換体の選択ための本出願人の方法は非常 に効果的であり、YEPDと50μg/mlのG418を含有するプレート上に レプリカを取った選択コロニーの大部分がペニシリナーゼ試験に関して陽性であ った。 pLNH21または他のプラスミドによる株1400の形質転換は、上記と同 様の方法を用いて実施したが、細胞は130KUではなく140〜190KUま で生育させ、エレクトロポレーション後の形質転換体の最初の選択のためのYE PDプレートは50ではなく40μg/mlのジェネチシンG418を含有させ た。上記の方法による株1400の形質転換はS.cerevisiaeの形質転換ほど効 果的ではなかった。 実施例6 操作したSC(pLNH21)、SC(pLNH13−32)、 および未操作の親S.cerevisiaeによるキシロースの発酵 これらの3種の酵母を同一の条件下で好気的に富裕培地YEPD中で培養した (SC(pLNH13−32)は、XRとXD遺伝子/プロモーターの組み合わ せのみを含有する、pLNH13−32と称されるプラスミドによりS.cerevis iae を形質転換することによって構築した。)。次いで、これらの酵母細胞を使 用して同一の条件下で嫌気的にYEP(1%酵母エキス、2%ペプトン)培地中 で5%キシロースを発酵した。キシロースの消費およびエタノールとキシリトー ルの形成を、適切な間隔で試料を採取し、それらを以下の条件下でHPLCによ り分析することによって、発酵の間追跡した。 培養物から取り出した発酵ブロス(0.6mlから1.0ml)を含む試料を 1.5mlのエッペンドルフチューブ中に保持した。細胞および他の残存物を最 初に遠心によって除去した。上清を滅菌エアロディスク(Gelman Sciences)、 0.2または0.45mm、シリンジフィルターを用いることによってさらに濾 過した。各試料から得られた濾液を、以下の条件に従って日立システムを用いて 、高速液体クロマトグラフィー(HPLC)により、そのエタノール、グルコー ス、キシロースおよびキシリトール含有量に関して分析した。 カラム: Aminex HPX-87C,300×7.8mm 移動相: 水 流速: 0.8ml/分 検出: 日立L−3350 RI検出器 温度: 80℃ 注入量: 20μl 図6A、6B、および6C(これらおよび他の図中のエタノールピークは、機 器の感度のせいで要求されるよりも実際には2と1/2倍だけ小さい。)に示す 結果は、クローニングされたXR、XD、およびXKを含有する操作された酵母 SC(pLNH21)のみが、高濃度のキシロース(5%)をエタノールへと発 酵することができ、未操作の親S.cerevisiae、およびクローニングされたXD とXRのみを含みXKを含まない操作されたSC(pLNH13−32)はでき なかったことを示している。SC(pLNH13−32)はキシロースを大部分 はキシリトールへと発酵する。 実施例8 1400(pLNH33)による高濃度のグルコースと キシロースの両方のエタノールへの効果的発酵 グルコースとキシロースの混合物(約10%のグルコースと5%のキシロース ) を同一条件下で株1400および1400(pLNH33)によって発酵した。 これらの酵母を適切な培地を含む寒天プレート上に保持し、Klett 比色計によっ て酵母培養物の生育を直接モニターすることを可能にするサイドアームを備えた 250mlのErlenmeyerフラスコ中の50mlのYEPD培地(1%酵母エキス 、2%ペプトン、および2%グルコース)中へ寒天プレートから直接接種した。 培養物を30℃で200rpmで好気的に振盪器でインキュベートした。 細胞密度が中間対数期(mid-log phase)(400 Klettユニット)に達した ら、12.5ml(40%)のグルコースおよび6.25ml(40%)のキシ ロースを各フラスコに添加した。十分に混合した後、1mlの培養混合物をフラ スコから取り出し、ゼロ試料として使用した。次いで、フラスコをサランラップ で密閉し、発酵を嫌気的に実施した。発酵ブロスの1mlの試料(多少の細胞を 含む)を適切な間隔(24時間毎)で取り出し、発酵の間にブロスの糖およびエ タノール含有量を測定するための試料として使用した。試料のエタノール、グル コース、キシロース、およびキシリトール含有量を実施例6に記載したようにH PLCによって分析した。図8Aと8Bに示される結果から、遺伝的に操作され た酵母1400(pLNH33)は高い細胞密度を必要とすることなく2〜4日 間で10%グルコースと5%キシロースとを同時にエタノールへと同時に発酵で きることが示される。一方、親株1400は、グルコースをエタノールへと転化 できるのみでキシロースを転化することはできない。発酵は、特別の培地、特別 のpHを必要とすることなく、そして、高い細胞密度への酵母の生育を必要とす ることなく、通常の条件下で実施した。かくして、解糖プロモーターに融合され 、そして高コピー数プラスミドpUCKm10上にクローニングされたXR、X D、およびXKを含有する遺伝的に操作された1400(pLNH33)は、副 生物としてほとんどキシリトールを生成することなく、2〜4日間で高濃度のグ ルコースとキシロースの両方を同時にエタノールへと発酵することができるわけ である。 実施例9 操作されたSC(pLNH13−32)による キシロース/グルコースの発酵の試み 発酵生物としてS.cerevisiae SC(pLNH13−32)(XRとXD遺伝 子のみを含有する)を使用する以外は、実施例8の発酵操作を繰り返した。図1 3に示される結果により、XRとXD遺伝子のみを含有するそのような遺伝的に 未操作の酵母は、グルコースとキシロースの両方の糖類が発酵培地中に存在する 場合、グルコースを発酵できるがキシロースを発酵できないことが示される。 実施例10 未操作のPichia stipitis による キシロース/グルコースの発酵の試み 発酵生物として未操作のPichia stipitis を使用する以外は、実施例8の発酵 操作を繰り返した。発酵ブロスの試料を、(I)0日間;(11)3日間;およ び(111)5日間の発酵後にHPLCによって分析した。図14に示される結 果により、P.stipitisは、グルコースとキシロースの両方の糖類が同一培地中 に存在する場合、グルコースを発酵できるのみでキシロースを発酵できないこと が示される。 本発明を図面および上記説明において詳細に例示および説明してきたが、これ らは例示的なものであり、特徴を制限するものではないとみなすされなければな らず、好ましい態様のみが示されかつ説明されていること、並びに、本発明の精 神の範囲内にある改良および修正の全てを保護することが望まれることが理解さ れる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI //(C12N 15/09 ZNA C12R 1:865) (C12N 1/19 C12R 1:865) (C12P 7/06 C12R 1:865) (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AP(KE,MW,SD,SZ),AM, AU,BB,BG,BR,BY,CA,CN,CZ,E E,FI,GE,HU,JP,KG,KP,KR,KZ ,LK,LR,LT,LV,MD,MG,MN,NO, NZ,PL,RO,RU,SI,SK,TJ,TT,U A,UZ,VN (72)発明者 ツァオ,ジョージ・ティー アメリカ合衆国インディアナ州47906,ウ エスト・ラファイエット,ノース 300 ウエスト 4200

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. キシロースレダクターゼ、キシリトールデヒドロゲナーゼおよびキシルロ キナーゼをコードする導入遺伝子を含有し、キシロースをエタノールへと発酵す るのに効果的な組み換え酵母。 2. 酵母がグルコースをエタノールへと発酵するのにも効果的である、請求の 範囲第1項の組み換え酵母。 3. 酵母が Saccharomyces 属のものである、請求の範囲第2項の組み換え酵 母。 4. 当該遺伝子が非グルコース抑制プロモーターに融合しており、酵母がグル コースとキシロースをエタノールへと同時に発酵するのに効果的である、請求の 範囲第3項の組み換え酵母。 5. キシロースレダクターゼ、キシリトールデヒドロゲナーゼおよびキシルロ キナーゼをコードする遺伝子を含む組み換えDNA分子。 6. 当該遺伝子が非グルコース抑制プロモーターに融合している、請求の範囲 第5項の組み換えDNA分子。 7. 酵母を形質転換するのに効果的であり、キシロースレダクターゼ、キシリ トールデヒドロゲナーゼおよびキシルロキナーゼをコードする遺伝子を含むベク ター。 8. 当該遺伝子が非グルコース抑制プロモーターに融合している、請求の範囲 第7項のベクター。 9. DNAを酵母中に導入して酵母がキシロースレダクターゼ、キシリトール デヒドロゲナーゼおよびキシルロキナーゼをコードする導入遺伝子を有するよう にすることを含む、キシロースをエタノールへと発酵するのに効果的な組み換え 酵母を得るための方法。 10. 当該導入DNAが、キシロースレダクターゼ、キシリトールデヒドロゲ ナーゼおよびキシルロキナーゼをコードする遺伝子を含む、請求の範囲第9項の 方法。 11. 当該酵母が Saccharomyces 属のものである、請求の範囲第9項の方法 。 12. キシロースレダクターゼ、キシリトールデヒドロゲナーゼおよびキシル ロキナーゼをコードする導入遺伝子を含有し、キシロースをエタノールへと発酵 するのに効果的な組み換え酵母とともにキシロース含有培地を発酵することを含 む、キシロースをエタノールへと発酵するための方法。 13. 培地がグルコースも含み、酵母が当該グルコースをエタノールへと発酵 するのにも効果的である、請求の範囲第10項の方法。 14. 酵母が Saccharomyces 属のものである、請求の範囲第13項の方法。 15. 当該遺伝子が非グルコース抑制プロモーターに融合しており、酵母がグ ルコースとキシロースをエタノールへと同時に発酵するのに効果的である、請求 の範囲第14項の方法。 16. キシロースレダクターゼ、キシリトールデヒドロゲナーゼおよびキシル ロキナーゼをコードする導入遺伝子を含有し、キシロースとグルコースをエタノ ールへと発酵するのに効果的な組み換え酵母とともにグルコース含有培地を発酵 することを含む、グルコースをエタノールへと発酵するための方法。 17. 当該培地がキシロースをも含む、請求の範囲第16項の方法。 18. 当該酵母が Saccharomyces 属のものである、請求の範囲第17項の方 法。 19. キシロースレダクターゼ、キシリトールデヒドロゲナーゼおよびキシル ロキナーゼをコードする遺伝子を含有する組み換え酵母であって、当該遺伝子が 非グルコース抑制プロモーターに融合しており、当該酵母がキシロースをエタノ ールへと発酵するのに効果的である、上記の組み換え酵母。 20. 当該酵母がグルコースをエタノールへと発酵するのにも効果的である、 請求の範囲第19項の組み換え酵母。
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