JPH09502856A - 折返し段及び折返し式アナログ−ディジタル変換器 - Google Patents

折返し段及び折返し式アナログ−ディジタル変換器

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JPH09502856A JP8504212A JP50421296A JPH09502856A JP H09502856 A JPH09502856 A JP H09502856A JP 8504212 A JP8504212 A JP 8504212A JP 50421296 A JP50421296 A JP 50421296A JP H09502856 A JPH09502856 A JP H09502856A
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Abstract

(57)【要約】 折返し式アナログ−ディジタル変換器用の折返し段(FB)は:上昇的に異なる基準電圧を供給するための複数の連続する基準端子(RT1----RT11)を有している基準手段と;第1加算ノード(SNa)、第2加算ノード(SNb)及び第1出力ノード(ONa)と;各対が主電流通路を有し、且つ折返すべき入力電圧を受電するために入力端子(IT)に結合させた制御電極を有している第1トランジスタ(TAi)と、主電流通路を有し、且つ連続する基準端子のうちの各1つ(RTi)に結合させた制御電極を有している第2トランジスタ(TBi)とを具えており、連続するトランジスタ対の第1トランジスタ(TAi)の主電流通路が1つ置きに第1加算ノード(SNa)と第2加算ノード(SNb)とに結合され、且つ関連する第2トランジスタ(TBi)の主電流通路が1つ置きに第2加算ノード(SNb)と第1加算ノード(SNa)とに結合された複数個の差動結合トランジスタ対(TAi/TBi)と;第1出力ノード(ONa)と第1加算ノード(SNa)との間に接続されて第1出力電圧(Va)を供給する第1抵抗(12)と、第1加算ノード(SNa)に結合された反転入力端子(4)及び第1出力ノード(ONa)に結合させた出力端子(8)を有する相互コンダクタンス段(2)とを具えている電流−電圧変換手段(IVCONV)と;を具えている。電流−電圧変換手段(IVCONV)の低入力インピーダンスは加算ノードにおける高い電圧スウィングを止めて、容量性の信号電流が流れるのを低減させる。電流−電圧変換主段(IVCONV)はさらに、低オームの補間ネットワークを装備するにも拘らず出力電圧スウィングを高くする。

Description

【発明の詳細な説明】 折返し段及び折返し式アナログ−ディジタル変換器 本発明は、折返し式アナログ−ディジタル変換器用の折返し段であって、当該 折返し段が: − 折返すべき入力電圧を受電するための入力端子と; − 複数の連続基準端子を有し、上昇的に異なる基準電圧を供給する基準手段と ; − 第1加算ノード及び第2加算ノードと; − 差動結合した複数のトランジスタ対であって、これらの各対が、電流源と、 該電流源に結合させた第1主電極及び入力端子に結合させた制御電極を有してい る第1トランジスタと、電流源に結合させた第1主電極及び連続する基準端子の 各端子に結合させた制御電極を有している第2トランジスタとを具え、連続する トランジスタ対の各第1トランジスタの第2主電極が第1加算ノード及び第2加 算ノードに1つ置きに接続され、且つ関連する第2トランジスタの第2主電極が 第2加算ノード及び第1加算ノードに1つ置きに接続された複数の差動結合トラ ンジスタ対と; − 第1出力カノードと; − 第1出力カノードに結合されて、第1出力電圧を供給する第1抵抗を具えて おり、且つ第1加算ノードに結合させた入力端子を有する電流−電圧変換手段と ; を具えている折返し段に関するものである。 本発明は斯種の折返し段を複数具えているアナログ−ディジタル(A/D)変 換器にも関するものである。斯種の折返し段は米国特許第 4,386,339号から既知 である。 A/D変換器を設計するにあたり考慮すべき重要な事柄は、変換速度、構成素 子の総数及び分解能である。フルフラッシュ変換器は比較的簡単なアーキテクチ ャを有している。アナログ入力電圧をNビットのディジタル出力コードに変換す るのにフルフラッシュ変換器は、入力電圧を2N−1個の対応する基準電圧と比 較するために2N−1個の入力比較器を用いるのが普通である。フラッシュ変換 器の主たる欠点は、入力比較器が多数となるために構成素子の総数が多くなるこ とにある。構成素子の数を減らすために幾つかの案が提案されている。 折返し技法は構成素子の総数を減らすための1つの方法である。折返しアーキ テクチャは極めて高速のバイポーラA/D変換器にて首尾良く実施されている。 なお、これについてはR.van de Grift外1名による論文「“An 8-bit video ADC Incorporating and Interpolating Techniques”,IEEE Journal of Solid- State Circuits,Vol.SC-22,No.6,(1987年12月),第 944〜953 頁」参照。又 、R.van dePlasshe 外1名の論文「“An 8-bit 100-MHz Full-Nyqist Analog-to Digital Converter”,IEEE Journal of Solid-State Circuits,Vol.23, NO.6,(1988年12月)第1334〜1344頁」も参照。これらの参考文献には折返しアー キテクチャの基本原理が広範囲にわたって説明されている。折返し式のA/D変 換器は多数の折返し段を具えており、これらの各段は入力電圧及び対応する組の 基準電圧に応答する一組の差動対を具えている。 差動対の出力端子は、1つ以上のシングルエンド形折返し信号か、又は反復性 の丸味を帯びた三角形又は正弦波状の相補折返し信号対を入力電圧の関数として 発生するように結合させる。折返し段の折返し信号は、これらの折返し信号をデ ィジタル出力コードの一群の最下位ビットに変換する一群のサンプルラッチの各 ラッチに供給する。最上位ビットは別のチャネルを通る入力電圧で作動する一群 の粗比較器によって供給する。このようにして、ラッチの個数をかなり減らすこ とができる。ラッチの個数は入力信号を折返し段で折返す回数だけ減少する。し かし、各ラッチはそれ固有の折返し信号を必要とし、しかも各折返し段は信号を 折返した回数と同数の差動対を必要とする。従って、ラッチを用いることの有効 性は、折返し段での差動対の数が増えることによって相殺される。前述したIE EEの参考文献からも既知のように、折返し段の折返し信号間にて補間をとるこ とによって、多くの折返し段を必要とせずに追加の折返し信号を発生させること により折返し段の個数を減らすことができる。このように、補間は補間係数だけ 折返し段の数を減らす。折返しと補間とを組合わせたアーキテクチャにより、コ ンパクトな低電力A/D変換器となる。 米国特許第 4,386,339号から既知の折返し段を補間兼折返し式のA/D変換器 のアーキテクチャに用いる場合には或る問題が生じる。この既知の折返し段では 、連続する差動トランジスタ対のコレクタを2つの加算ノードに交差結合して接 続する。各加算ノードを流れる電流はバイポーラ加算トランジスタから成る電流 −電圧変換器によって出力電圧に変換され、前記加算トランジスタのベースは一 定のバイアス電圧に接続され、エミッタは低インピーダンスの電流入力端子を形 成するために加算ノードに接続され、コレクタは出力電圧を供給するために負荷 抵抗を介して供給電圧に接続されている。補間をとる場合には、インピーダンス 素子、好ましくは抵抗のストリングを2つの連続する折返し段のコレクタ間に接 続する必要がある。補間は補間信号の振幅を低減させるから、加算トランジスタ のコレクタにおける出力電圧は十分高くすべきであり、従って負荷抵抗の抵抗値 も同様に十分に高くすべきである。補間抵抗ストリングの総抵抗値は負荷抵抗を 強度に短絡させないために負荷抵抗に対して大きくすべきである。高い抵抗値は 、これらの抵抗が集積回路にて大きな面積を必要とし、しかも寄生キャパシタン スに対する感度が増大するために最大作動速度を低下させるので不所望である。 本発明の目的は、補間素子の分路作用に殆ど感応しない折返し式のアナログ− ディジタル変換器に使用する折返し段を提供することにある。 この目的のために本発明は、冒頭にて記載したような折返し段において、 − 前記第1抵抗が第1加算ノードと第1出力ノードとの間に接続され;且つ − 前記電流−電圧変換手段が、前記第1加算ノードに結合させた反転入力端子 及び前記第1出力ノードに結合させた出力端子を有する相互コンダクタンス段を 具えている;ことを特徴とする。 第1出力ノードにおける出力電圧は第1抵抗の抵抗値Rに比例する。相互コン ダクタンス段の入力インピーダンスは1/gmに等しく、gmは相互コンダクタン スである。相互コンダクタンス段の出力インピーダンスも1/gmである。大き な相互コンダクタンスは出力インピーダンスを低くし、大きな抵抗値Rは出力電 圧を大きくする。従来の電流−電圧変換手段とは異なり、第1抵抗の抵抗値及び 相互コンダクタンス段の相互コンダクタンスgmの値を適当な値に選択すること により出力電圧及び出力インピーダンスを別々に設計することができる。この ようにして、補間折返し信号の電圧を低下させることなく補間ネットワークのイ ンピーダンスを下げることができる。補間ネットワークのインピーダンスを下げ ることにより寄生キャパシタンスに殆ど感応しなくなり、従って動作速度を高く することができる。 折返し段の2つの加算ノードはバイアス電流を必要とする。2つのバイアス電 流間の不整合は折返し段の出力電流にオフセットを生ぜしめる。このオフセット は折返し式のA/D変換器に非直線性の誤差をまねくことになるので、できるだ けなくす必要がある。バイアス電流の不整合を低減するために、本発明による折 返し段の好適例では、折返し段が、第1出力ノードに結合されて第1抵抗を介し て第1加算ノードに第1バイアス電流を供給する第1バイアス電流源も具えるよ うにする。 バイアス電流源を加算ノードから出力ノードへ移すことにより、バイアス電流 が第1抵抗を流れ、バイアス電流の誤差は1/gm1(R1は第1抵抗の抵抗値 )以下となる。従って、不整合による影響をかなり低減させることができる。gm =4mA/V、R1=4kΩで誤差は1/16になる。 折返し段の出力電圧はシングルエンド形とすることができる。差動出力を有す る折返し段は、 − 前記折返し段が第2出力ノードも具え; − 前記電流−電圧変換手段が、第2出力ノードと第2加算ノードとの間に接続 されて、第2出力電圧を供給する第2抵抗も具え;且つ − 前記相互コンダクタンス段が、第2加算ノードに結合された非反転入力端子 及び第2出力ノードに結合された反転出力端子を有する; ことを特徴とする。 高速用途にとって、差分信号を発生させるのが好適であり、これはディジタル 環境に対応する雑音のある状態下にて折返し式A/D変換器の信頼度及び頑強性 を大いに改善するからである。 相互コンダクタンス段は任意の適当な方法にて実現することができる。部品数 が少なくして済む簡単な差動相互コンダクタンス段は、前記相互コンダクタンス 段が、共通電流源に結合された第1主電極、第1出力ノード及び第2出力ノード にそれぞれ結合された第2主電極及び第1加算ノード及び第2加算ノードにそれ ぞれ結合された制御電極をそれぞれ有している第1トランジスタと第2トランジ スタとを具えていることを特徴とする。 この差動相互タンダクタンス段はさらに、前記相互コンダクタンス段が第1出 力ノードと第2加算ノードとの間に接続した第3抵抗及び第2出力ノードと第1 加算ノードとの間に接続した第4抵抗も具えていることを特徴とする。 第3及び第4抵抗は交差結合させて、加算ノードと出力ノードとの間の直流電 圧降下を低くすると共に、差分信号を同じ増幅度に維持する。共通モードの信号 (バイアス電流)に対しては、第1及び第3抵抗が並列に見え、第2及び第4抵 抗も同様に並列に見える。差分モードの信号(信号電流)に対しては第1及び第 3抵抗が並列に見えるも、第3抵抗の符号が負となり、これにより実際には並列 抵抗が増大することになり、これと同じことが第2及び第4抵抗についても云え る。 前述したように、本発明による折返し段は補間を伴う折返し式のA/D変換器 に使用するのが極めて好適である。本発明による折返し式のアナログ−ディジタ ル変換器は、 − 変換すべき入力電圧を受電する入力端子と; − 上昇的に異なる基準電圧を供給する複数の連続基準端子を有している基準手 段と; − 複数の折返し段と; を具えている折返し式アナログ−ディジタル変換器であって、前記各折返し段が : − 第1加算ノード及び第2加算ノードと; − 差動結合した複数のトランジスタ対であって、これらの各対が、電流源と、 該電流源に結合した第1主電極及び入力端子に結合させた制御電極を有している 第1トランジスタと、電流源に結合させた第1主電極及び連続する基準電圧端子 の各端子に結合させた制御電極を有している第2トランジスタとを具え、連続す るトランジスタ対の各第1トランジスタの第2主電極を第1加算ノード及び第2 加算ノードに1つ置きに接続し、且つ関連する第2トランジスタの第2主電極を 第2加算ノード及び第1加算ノードに1つ置きに接続 した複数の差動結合トランジスタ対と; − 第1出力ノードと; − 第1加算ノードと第1出力ノードとの間に接続されて、第1出力電圧を供給 する第1抵抗を具え、且つ第1加算ノードに結合させた入力端子を有しており、 さらに第1加算ノードに結合させた反転入力端子及び第1出力端子に結合させた 出力端子を有している相互コンダクタンス段を具えいている電流−電圧変換手段 と; − 主ストリングノードに相互接続したインピーダンス素子のストリングを具え 、主ストリングノードが折返し段の各第1出力ノードに接続され、前記インピー ダンス素子の各々が、サブストリングノードに相互接続されて第1出力ノードに 補間した態様の電圧を供給するインピーダンス素子のサブストリングで構成され るようにした第1補間ネットワークと; を具えていることを特徴とする。 個々の折返し段はシングルエンド形又は差動出力端子を有することができる。 後者の場合におけるアナログ−ディジタル変換器においては、前記第1補間ネッ トワークが、他の主ストリングノードに相互接続した他のインピーダンス素子か ら成る他のストリングを具え、前記他の主ストリングノードを折返し段の各第2 出力ノードに接続し、前記他のインピーダンス素子の各々が、他のサブストリン グノードに相互接続されて第2出力ノードに補間した態様の電圧を供給する他の インピーダンス素子から成る他のサブストリングで構成されるようにしたことを 特徴とする。 このようにして、雑音のあるディジタル環境にて性能の優れた差動補間システ ムが得られる。 本発明の上述した以外の特徴及び利点は、添付図面を参照しての本発明の実施 例についての下記の説明から明らかにする。 図1はフラッシュ及び折返し式のA/D変換器アーキテクチャにおける入力信 号の変換法を示す線図である; 図2は二重折返し式のA/D変換器アーキテクチャでの対をなす折返し信号の 生成法を示す線図である; 図3は本発明による折返し式A/D変換器にて発生する32個の8回折返し信 号の波形を示す; 図4は本発明による折返し式A/D変換器のアーキテクチャブロック図を示す ; 図5は本発明による折返し式A/D変換器に用いる折返し段のブロック図及び これに関連する折返し信号を示す; 図6は本発明による折返し式A/D変換器に用いる4つの折返し段及び関連す る折返し信号を示す; 図7は補間により発生させるミッシング折返し信号を示す波形図である; 図8は本発明によるA/D変換器に用いる2段補間システムのブロック図を示 す; 図9は2段補間システムで発生させるミッシング折返し信号を示す波形図であ る; 図10は本発明による折返し段の第1実施例の回路図を示す; 図11はバイアス電流の不整合による折返し段の出力信号の波形図を示す; 図12は本発明による折返し段の第2実施例の回路図を示す; 図13A及び図13Bは本発明による折返し段の第1及び第2実施例の一部を 詳細に示した回路図である; 図14は本発明による折返し段に使用する電流−電圧変換器の回路図を示す; 図15は本発明による折返し式A/D変換器用の2回補間ネットワークの具体 例を示す; 図16は本発明による折返し式A/D変換器に使用する4回補間ネットワーク の具体例を示す; 図17は図16の補間ネットワークでの折返し信号の偏差を示す; 図18は図8の2段補間システムに用いる増幅器の回路図を示す。 図面及び好適実施例の説明では、同じか、又は極めて類似しているアイテムを 表わすのに同様な参照記号を用いている。 一例として、8ビットの折返し兼補間アナログ−ディジタル(A/D)変換器 の機能を説明する。この変換器はアナログ入力信号Vinを256レベルのディジ タル(2進)出力コードに変換する。フラッシュ変換器の場合、この256レベ ルの出力コードは、入力信号を256の基準レベルと比較することにより生成さ れる。従って、フラッシュA/D変換器のアーキテクチャでは256個の比較器 を必要とする。図1を参照するに、フラッシュ変換器でのディジタル出力コード への変換は、256個の比較器に入力させる入力信号を対応する数の基準レベル と比較することにより行われる。折返しアーキテクチャは全く異なる方法で出力 コードを生成する。入力電圧Vinを破線で示すように折返し段にて折返す。この 折返した入力信号は4つの上向き縁と、4つの下向き縁とを含んでおり、折返し 信号の振幅範囲は元の入力信号の振幅範囲の1/8に低減される。この折返し信 号を8回折返し信号と称する。折返し信号の折返し率は、例えば2,4又は16 のような値とし得ることは明らかである。 どの折返し縁が入力信号と一致するかを登録しておくものとする。この情報は 8レベルで、3ビットの粗ディジタル出力コードに変換することができる。そこ で、折返し信号では32レベルの出力コードを識別して、出力のコード化を終了 させなければならない。これは僅か32個のラッチ又は比較器で行なうことがで きる。これまでのフラッシュアーキテクチャと比較するに、折返しアーキテクチ ャの主たる利点は、ラッチ/比較器の総数が減ることにあり、フラッシュアーキ テクチャで256個の比較器から、折返しアーキテクチャでは32個の比較器に 減少する。この折返し方式の欠点は、折返し信号の周波数が入力信号の多数倍に 大きくなるということにある。図1の8回折返し信号の場合には、信号の最高周 波数が入力信号の8*(π/2)倍となる。これでは、所望される高速ビデオ動 作にて、三角形状の折返し信号における頂部が丸められることになる。二重折返 し方式は、このような丸めに対する問題を解決することができる。 図2は二重折返し方式のブロック図を示す。折返し信号F1及びF2の頂部付近 の情報は見捨てることができる。その理由は、任意の入力信号レベルに対し、こ れら2つの折返し信号の一方はその信号の直線領域内にあるからである。選択ロ ジックSLは粗ビット情報ユニットCBIに応答して正しい折返し信号を選択し 、この選択した折返し信号の直線領域における16個のレベルだけを識別する必 要がある。識別すべきレベル数を減らすために折返し信号を付加するこの方法は 繰り返すことができる。最終的には32個の折返し信号を伴うシステムを構成 することができる。32個の折返し信号では各折返し信号から1つのレベルを識 別するだけで済む。収集しなければならない情報は、折返し信号が正であるのか 、負であるのかどうかということだけであり、従って折返し信号のゼロ交差だけ が重要である。 図3は32個の8回折返し信号を示す。折返し信号F0の太い曲線は、この信 号F0が最小と最大の入力信号Vinをマークすることからして、9つのゼロ交差 を有する。他の31個の折返し信号は8つのゼロ交差を有する。32個の折返し 信号の場合には、8*32=256個のゼロ交差をマークすることができる。 図4は折返し式A/D変換器にて8個の所望する出力コードビットを如何にし て得るかを示している。粗ビット生成兼符号化ブロックCBEはMSB(最上位 )ビットとMSB−1ビットを生成し、アナログ式の折返し事前処理兼細密符号 化ブロックAFEは第3粗ビットMSB−2を生成する。他の5つの細密ビット B0〜B4は32個の折返し信号から導出する。B0は最下位ビット(LSB) である。図3からの折返し信号F0のゼロ交差はMSB−2ビットの遷移部をマ ークする。この32個の折返し信号方式を図1の折返し原理にリンクさせるため に、折返し信号F0のゼロ交差を図1の破線にて示した三角形状の折返し信号に おける底部と頂部に対応させる。各縁の32レベルのコードは他の31個の折返 し信号からの31個の等距離ゼロ交差から取出される。各ゼロ交差は入力電圧Vin における単一のLSBの増加を規定する。アナログ式の折返し事前処理により 得られる5つの細密ビットのアナログコントリビューションを図3に信号DFに て示してある。 前述したように、折返し信号の実際の形状は重要でなく、折返し信号の情報は その絶対値に過ぎない。折返し信号がゼロ交差付近の領域にて冒されていない限 り、折返しA/D変換器の性能は影響を受けない。従って、折返し信号の丸めが 高速動作にてシステムの性能を損なうことはない。 1つの折返し信号は8個のゼロ交差を含み、従って折返し信号をそれらのディ ジタル表現に変換するのに僅か32個の比較器又はラッチを必要とするだけで済 む。32個の各折返し信号は8つのゼロ交差を発生する。しかし、16,64又 は128個の折返し信号を発生することにより、16,4又は2の折返し率に基 づくアーキテクチャを採用することもできる。アナログ式の折返し事前処理部に おける最大内部周波数Fint,maxは次の通りである。 Fint,max=(π/2)*Fin,max*FR (1) Fin,maxは入力電圧Vinにおける最大入力周波数であり、FRはシステムの折 返し率である。実際の内部周波数は入力周波数と入力信号Vinの振幅との双方に 関連する。8回折返しシステムは入力周波数Fin,max=10MHzにて、4回折 返しシステムの帯域幅の2倍である125MHzの帯域幅を必要とする。 比較器又はラッチの個数(NC)は折返し率に直接依存する。 NC=256/FR (2) 4回折返しシステムの場合には64個の比較器を必要とする。8回折返しの場 合には半分の数の比較器を必要とするだけで済み、従って電力消費量及びチップ ダイの寸法がかなり低減する。折返し率が2の場合には128個の比較器/ラッ チを必要とし、この場合にはかなり電力を消費する。16回折返しシステムでは 電力消費電量はかなり低減するも、実際のCMOSを実現するのに内部周波数が 高くなり過ぎる。 図5は前述した折返し信号F0を発生する折返し段FB−0を示す。折返し信 号F0は差分出力電流Fa0及びFb0によって表わされる。 F0=Fa0−Fb0 (3) 高速A/D変換の場合には差分信号を発生するのが好適である。A/D変換器を 、例えば雑音のあるディジタル信号プロセッサ内に組込む場合には、差分動作が 信頼性及び強固性を大いに改善する。折返し信号F0は入力電圧Vinの値で次の ようなゼロ交差Ziを有する。即ち、 Zi=i*(Vrng/8);i=0----8 (4) Vrngは入力電圧の範囲である。図1からの三角形状の折返し信号は実際の折 返し段では正弦波状に実現される。しかし、前述したように、折返し信号の頂部 は重要な情報を含んでいない。 図6は並列に作動する4つの折返し段FB−0,FB−1,FB−2及びFB −3を示す。折返し段FB−0に3つの折返し段FB−1,FB−2及びFB− 3を加えることにより、折返し段FB−0,FB−1,FB−2及びFB−3か ら4つの折返し信号F0,F1,F2及びF3をそれぞれ得ることができる。折返し信 号F1のゼロ交差はVinの軸線に沿って、折返し信号F0のゼロ交差に対して距離 −(1/32)Vrngにわたってシフトされている。同様に、折返し信号F2のゼ ロ交差は距離−(2/32)Vrngにわたってシフトされており、又折返し信号 F3のゼロ交差は距離−(3/32)Vrngにわたってシフトされている。所望さ れる28個の他の折返し信号は抵抗性の補間によって発生させる。 32個の必要な折返し信号は32個の折返し段を並列に用いることによって発 生させることができるが、折返しシステムの複雑さはフルフラッシュ変換器の複 雑さほどではない。補間法は4つの有効折返し信号から28個のミッシング信号 を発生させるのに好都合な方法である。 図7は2つの有効な折返し信号間で補間をとることによって2つの有効折返し 信号(実線曲線)からミッシング折返し信号(破線曲線)を発生させる原理を示 す。補間は抵抗によって行なうのが好適であり、これは電力を追加消費せず、し かも抵抗によって占められるチップ面積は、特に容量性の補間と比較した場合に 小さくて済むからである。 図8は補間システムのブロック図を示す。これは2段補間システムであり、4 つの電流−電圧変換器IVCONV−0,IVCONV−1,IVCONV−2 及びIVCONV−3のグループと、第1の2回補間ネットワークINTERPOL−1 と、8個の増幅器AMP−0〜AMP−7のグループと、第2の4回補間ネット ワークINTERPOL−2とを縦続接続して構成する。電流−電圧変換器は折返し段F B−0〜FB−3からの差分折返し電流Fa0−Fb0,Fa1−Fb1,Fa2−Fb2及 びFa3−Fb3を差分電圧対Va0−Vb0,Va2−Vb2,Va4−Vb4及びVa6−Vb6 にそれぞれ変換する。2回補間ネットワークINTERPOL−1は8つの差分電圧対Va0 −Vb0,Va1−Vb1,Va2−Vb2及びVa3−Vb3,Va4−Vb4,Va5−Vb5, Va6−Vb6及びVa7−Vb7を発生し、これらは8個の増幅器によって増幅されて 、8個の増幅差動電圧対Sa0−Sb0,Sa4−Sb4,Sa8−Sb8,Sa12−Vb12, Va16−Vb16,Sa20−Sb20,Sa24−Sb24及びSa28−Sb28となる。増幅は次 段での1−0判定を確実にするためである。4回補間ネットワークINTERPOL−2 は所望される32個の差分折返し信号Sa0−Sb0,----Sa31−Sb31を発 生する。 補間を2個縦続接続した補間ネットワークにて分けて行なうのが好適であり、 関連する信号波形を図9に示してある。電流−電圧変換器からの信号が実線曲線 に対応し、第1補間ネットワークからの信号がダッシュ曲線のようになり、第2 補間ネットワークからの信号が点線曲線のようになる。 32個の折返し信号の処理及び符号化は、例えば前述したIEEEの参考文献 から既知のような任意の通常の方法にて行なうことができる。 図10はユニポーラMOSトランジスタでの8回折返し段FBを示す。しかし 、バイポーラトランジスタを同じように用いることもできる。制御電極、第1主 電極及び第2主電極はユニポーラトランジスタのゲート、ソース及びドレインに それぞれ相当し、バイポーラトランジスタではベース、エミッタ及びコレクタに それぞれ相当する。折返し段FBは入力電圧Vinを受電する入力端子ITを有し ている。基準手段には11個の基準端子RT1---RT11を設け、これらの端子に は上昇的に異なる基準電圧を与える。4つの折返し段FB−0〜FB−3がある から、基準手段は4*11=44個の異なる基準電圧を発生する。折返し段は図 6に示したような態様にて基準電圧に接続され、即ち折返し段FB−1の全部で 11個の基準電圧は−(1/32)Vrngづつシフトさせる。この目的には通常 の抵抗ラダー回路を用いることができる。折返し段FBは第1加算ノードSNa 、第2加算ノードSNb、11個の差動結合させたトランジスタ対及び第1ダミ ートランジスタDTAと第2ダミートランジスタDTBとから成るダミー構体も有 している。各差動対は、ゲートが入力端子ITに結合された第1トランジスタTAi と、ゲートが連続基準端子の内の各1つの端子RTiに結合された第2トラン ジスタTBiとを具えている。連続するトランジスタ対の第1トランジスタTAiの 主電流通路は1つ置きに第1加算ノードSNa及び第2加算ノードSNbに結合さ せる。トランジスタ対の他方のトランジスタTBiの主電流通路は0つ置きに第2 加算ノードSNb及び第1加算ノードSNaに結合させる。全0の差動トランジス タ対では、第1及び第2トランジスタのソースを相互接続して、電流源に結合さ せる。第1ダミートランジスタDTAのゲート、ドレイン及びソースは、それぞ れ入力端子IT、第1加算ノードSNa及び差動トランジスタ対の電流源 と同様な電流源に接続する。第2ダミートランジスタDTBのゲート、ドレイン 及びソースはそれぞれ適当な固定バイアス電圧を受電するバイアス電圧端子BT 、第2加算ノードSNb及び差動トランジスタ対の電流源と同様な電流源に接続 する。 折返し段は11個の差動トランジスタ対と、ダミー構体とによって8回折返し 信号を発生する。折返し段FB−0の場合及び折返し段FB−1,FB−2及び FB−3の場合には、前記式4からのゼロ交差Ziを発生させるのに9つ及び8 つの差動トランジスタ対をそれぞれ必要とする。他の2つ及び3つの差動トラン ジスタ対は任意であり、これらは省くことができる。2つ及び3つの差動トラン ジスタ対は入力電圧Vinの範囲外の(1/8)*Vrngに無効のゼロ交差を発生 する。このように入力電圧の範囲外に折返し構体を拡張することによって、全て の有効差動トランジスタ対の伝達特性が、これらに隣接する差動トランジスタ対 の伝達特性によって均等に影響され、折返しシステムの精度が改善される。ダミ ー構体も任意に設けることができ、省くこともできる。このダミー構体は、ゲー ト−ソースキャパシタンスと、差動トランジスタ対におけるトランジスタの共通 ソースノードの接合キャパシタンスとによって差分出力電流Ia−Ib中に生ずる 容量性の誤差電流を低減し、折返しシステムの精度を向上させる。 折返し段FBの高速起動は不都合な影響をもたらす。前述したようにフルスウ ィングの10MHzの正弦波入力信号Vinは出力電流Ia及びIbに125MHz の内部周波数をもたらす。差動対のトランジスタTAi及びTBiの寄生キャパシタ ンスは出力電流Ia−Ibを劣化させる。寄生キャパシタンスを流れる電流は差分 電流のスウィングに比べて比較的大きくなり得、精度を真の8ビットパフォーマ ンス以下に低下させる。従って、加算ノードSNa及びSNbにおける電圧スウィ ングをできるだけ小さくして、寄生キャパシタンスを流れる容量性の電流を受取 らないようにするのが有利である。このために、電流−電圧変換器IVCONV を加算ノードSNa及びSNbに接続する。この電流−電圧変換器IVCONVは 平衡相互コンダクタンス段2であり、これは第1加算ノードSNaに接続した反 転入力端子4と、第2加算ノードSNbに接続した非反転入力端子6と、第1出 力ノードONaに接続した非反転出力端子8と、第2出力ノードONb に接続した反転出力端子10とを有している。第1加算ノードSNaと第1出力 ノードONaとの間には第1抵抗12を接続し、第2加算ノードSNaと第2出力 ノードONbとの間には第2抵抗14を接続する。相互コンタクタンス段2は相 互コンダクタンスgmを有し、これは出力端子8及び10に流れる差分出力電流 と、入力端子4及び6における差分入力電圧との比がgmに等しくなることを意 味している。電流−電圧変換器IVCONVの入力インピーダンス及び出力イン ピーダンスは共に1/gmに等しい。電流−電圧変換器IVCONVの電圧利得 は第1及び第2抵抗12と14の抵抗値に比例し、出力電圧Va及びVbは出力ノ ードONa及びONbに供給される。前述し、且つ図8にも示したように、補間用 のインピーダンス素子、好ましくは抵抗のストリングは2つの連続する折返し段 の対応する出力ノード間に接続すべきである。補間は補間信号の振幅を低減させ るから、出力ノードの出力電圧は十分に高くすべきである。電流−電圧変換器I VCONVは、第1及び第2抵抗12,14の抵抗値Rと、相互コンダクタンス 段2の相互コンダクタンスgmの値を適当な値に選択することによって出力ノー ドSNa及びSNbの出力電圧スウィング及び出力インピーダンスを別個に制御す ることができる。こうすることにより補間ネットワークのインピーダンスは補間 折返し信号の電圧を低下させることなく低い値に保つことができる。補間ネット ワークのインピーダンスが低いと寄生キャパシタンスに殆ど感応せず、従って高 速作動が可能である。 なお、電流−電圧変換器IVCONVはシングルエンド形のものとすることも できる。この場合には、例えば抵抗14及び反転出力端子10を省いて、非反転 入力端子6を適当なバイアス電圧に結合させる。 折返し段FBの差動トランジスタ対はDCバイアス電流を必要とする。この目 的のために2つのバイアス電流源を設ける。第1バイアス電流源16は第1加算 ノードSNaに接続し、第2バイアス電流源18は第2加算ノードSNbに接続す る。しかし、これら2つのバイアス電流源が不整合の場合には、折返し段FBの 出力電流に偏差を生じ、A/D変換に非線形誤差をもたらす。図11はVa及び Vbの信号波形における斯かる偏差の影響を示している。このような不整合によ る影響はバイアス電流源を図12に示すように加算ノードSNa,SNbから 出力ノードONa及びONbへと移すことによって低減させることができる。これ を便宜上シングルエンド形の回路を図示している図13A及び図13Bにて説明 する。信号電流isは折返し段から電流−電圧変換器へと流れる。図13Aのバ イアス電流源16のバイアス電流Ibが、その公称値Ib,nomに対して或る所定量 δIbだけ不整合しているものとする。 Ib=Ib,nom+δIb (5) この場合、出力ノードONaにおける出力電圧Va,Aは次のように表わすことがで きる。 Va,A=−isR−δIbR=Va,nom+δVa,A (6) Va,nomは公称出力電圧であり、Rは抵抗12の抵抗値である。そこで、バイア ス電流源16を加算ノードSNaから出力ノードONaに移した図13Bの場合に ついて考えると、折返し段FB用のバイアス電流は抵抗12を経て流れる。電流 源16の電流Ibの不整合は相互コンダクタンス段2の偏差電圧となり、これが 公称出力電圧Va,nomに加えられる。 Va,B=−iR−(δIb)/gm=Va,nom+δVa,B (7) 式6と7を比較すると、バイアス電流Ibの誤差δIbが図13Bの回路構成では 1/gmRに小さくなることが明らかである。 図14は電流−電圧変換器IVCONVの実際の例を示す。差動対は、ソース が共通バイアス電流源24を介して接地された第1及び第2のNチャネルトラン ジスタN1,N2を有している。トランジスタN1のゲートは非反転入力端子4で あり、これは第1加算ノードSNaに接続され、トランジスタN2のゲートは反転 入力端子6であり、これは第2加算ノードSNbに接続され、トランジスタN1の ドレインは非反転出力端子8であり、これは第1出力ノードONaに接続され、 トランジスタN2のドレインは反転出力端子10であり、これは第2出力ノード ONbに接続される。PチャネルトランジスタP1のドレインはトランジスタN1 のドレインに接続されて、バイアス電流をトランジスタN1に与えると共に抵抗 12を介して折返し段の加算ノードSNaに与える。同様に、Pチャネルトラン ジスタP2はバイアス電流をトランジスタN2に与えると共に抵抗14を介して折 返し段の加算ノードSNbに与える。トランジスタP1及びP2のソ ースは適当な正の供給電圧に接続するが、ゲートは適当なバイアス電圧Vbiasに 接続する。随意2個の交差結合抵抗を付加することができる。第1交差結合抵抗 20はトランジスタN1のドレインとトランジスタN2のゲートとの間に接続する 。第2交差結合抵抗22はトランジスタN2のドレインとトランジスタN1のゲー トとの間に接続する。このようにすることの利点は、出力ノードONa,ONbと 加算ノードSNa,SNbとの間の直流電圧降下が低くなるも、差分信号の増幅度 が維持されることにある。共通モードの信号(バイアス電流)に対しては抵抗1 2と22が並列に見え、抵抗14と20も並列に見え、次のような関係が成立す る。 共通モード:Rpar=(R12)/(R1+R2) (8) R1は抵抗12及び14の抵抗値であり、R2は抵抗20及び22の抵抗値である 。差分モードの信号(信号電流)に対しては、それぞれの抵抗が並列に見えるも 、この場合には交差結合抵抗20,22の符号が負となり、次のような関係が成 立する。 差動モード:Rpar=−(R12)/(R1−R2) (9) このようにして、低い共通モード利得及び高い差動モード利得を得ることができ る。 図15は図8の第1−2回補間ネットワークINTERPOL−1の具体例を 示す。これは図示したように接続した抵抗値の等しい抵抗ストリングで構成する 。信号名は図8の場合と同じである。折返し信号Vai,Vbi,i=1,3,5及 び7は抵抗補間によって発生される。 Vai=(Va(i-1)+Va(i+1))/2 (10) 及び Vbi=(Vb(i-1)+Vb(i+1))/2 (11) しかし、折返し信号Va7及びVb7は信号Vao及びVboと交差リンクされる信号Va6 とVb6の補間によって得られる。このことは補間ネットワークが閉リンクであ り、各折返し信号が2つの隣接折返し信号を有することを意味する。 図17は図8の第2−4回補間ネットワークの具体例を示す。このネットワー クは前記R.van de Grift外1名による論文「“An 8−bit Video ADC Incorpor ating Folding and Interpolating Techniques”,IEEE Journal of Solid -State Circuits,Vol.SC−22,No.6,1987年12月、第944−95 3頁」の第IX章に記載されているように機能する。この改良補間ネットワークに おける補間抵抗の数は、INTERPOL−1のネットワークのような通常の補 間ネットワークと比較した場合に1/2に低減する。 16個の折返し信号Si(iは偶数)は次式に従って発生される。 Si=Sai−Sbi (i=0,2,4,----26,28,30) (12) Siは増幅器AMP−0,----AMP−7(図8)の出力信号である。i=2, 6,10,14,18,22,26,30に対するSiが補間信号である。残り の16個の折返し信号Si(iは奇数)は図17に示したようなINTERPO L−2のネットワークから得られる。これらの折返し信号は次式を満足する。 Si=Sa(i+1)−Sb(i-1)(i=1,3,5,----27,29) (13) 及び S31=Sb0−Sb30 (14) 図8の増幅器AMP−0,----AMP−7は例えば図18に示すように設計す ることができる。この増幅器は差動Nチャネルトランジスタ対N10,N11を有し ており、これらのトランジスタのソースは相互接続し、ドレインはそれぞれドレ イン抵抗に接続する。ドレインの出力電圧はソースホロワN12及びN13によって バッファする。
───────────────────────────────────────────────────── 【要約の続き】 ード(SNa)に結合された反転入力端子(4)及び第 1出力ノード(ONa)に結合させた出力端子(8)を 有する相互コンダクタンス段(2)とを具えている電流 −電圧変換手段(IVCONV)と;を具えている。電 流−電圧変換手段(IVCONV)の低入力インピーダ ンスは加算ノードにおける高い電圧スウィングを止め て、容量性の信号電流が流れるのを低減させる。電流− 電圧変換主段(IVCONV)はさらに、低オームの補 間ネットワークを装備するにも拘らず出力電圧スウィン グを高くする。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.折返し式アナログ−ディジタル変換用の折返し段(FB)であって、当該折 返し段(FB)が: − 折返すべき入力電圧を受電するための入力端子(IT)と; − 複数の連続基準端子(RT1----TR11)を有し、上昇的に異なる基準電 圧を供給する基準手段と; − 第1加算ノード(SNa)及び第2加算ノード(SNb)と; − 差動結合した複数のトランジスタ対であって、これらの各対が、電流源と 、該電流源に結合させた第1主電極及び入力端子(IT)に結合させた制御電極 を有している第1トランジスタ(TAi)と、電流源に結合させた第1主電極及び 連続する基準端子の各端子(RTi)に結合させた制御電極を有している第2ト ランジスタ(TBi)とを具え、連続するトランジスタ対の各第1トランジスタ( TAi)の第2主電極が第1加算ノード(SNa)及び第2加算ノード(SNb)に 1つ置きに接続され、且つ関連する第2トランジスタ(Tbi)の第2主電極が第 2加算ノード(SNb)及び第1加算ノード(SNa)に1つ置きに接続された複 数の差動結合トランジスタ対と; − 第1出力ノード(ONa)と; − 第1出力ノード(ONa)に結合されて、第1出力電圧(Va)を供給する 第1抵抗(12)を具えており、且つ第1加算ノード(SNa)に結合させた入 力端子(4)を有する電流−電圧変換手段(IVCONV)と; を具えている折返し段において、 − 前記第1抵抗(12)が第1加算ノード(SNa)と第1出力ノード(O Na)との間に接続され;且つ − 前記電流−電圧変換手段(IVCONV)が、前記第1加算ノード(SNa )に結合させた反転入力端子(4)及び前記第1出力ノード(ONa)に結合さ せた出力端子(8)を有する相互コンダクタンス段(2)を具えている; ことを特徴とする折返し段。 2.前記折返し段(FB)が、第1出力ノード(ONa)に結合されて、第1抵 抗(12)を介して第1バイアス電流を第1加算ノード(SNa)に供給する第 1バイアス電流源(16)も具えていることを特徴とする請求項1に記載の折返 し段。 3.− 前記折返し段(FB)が第2出力ノード(ONb)も具え; − 前記電流−電圧変換手段(IVCONV)が、第2出力ノード(ONb) と第2加算ノード(SNb)との間に接続されて、第2出力電圧(Vb)を供給す る第2抵抗(14)も具え;且つ − 前記相互コンダクタンス段(2)が、第2加算ノード(SNb)に結合さ れた非反転入力端子(6)及び第2出力ノード(ONb)に結合された反転出力 端子(10)を有する; ことを特徴とする請求項1又は2に記載の折返し段。 4.前記折返し段(FB)が、第2出力ノード(ONb)に結合されて、第2抵 抗(14)を介して第2バイアス電流を第2加算ノード(SNb)に供給する第 2バイアス電流源(18)も具えていることを特徴とする請求項3に記載の折返 し段。 5.前記相互コンダクタンス段(2)が、共通電流源(24)に結合された第1 主電極、第1出力ノード(ONa)及び第2出力ノード(ONb)にそれぞれ結合 された第2主電極及び第1加算ノード(SNa)及び第2加算ノード(SNb)に それぞれ結合された制御電極をそれぞれ有している第1トランジスタ(N1)と 第2トランジスタ(N2)とを具えていることを特徴とする請求項4に記載の折 返し段。 6.前記相互コンダクタンス段(2)が第1出力ノード(ONa)と第2加算ノ ード(SNb)との間に接続した第3抵抗(20)及び第2出力ノード(ONb) と第1加算ノード(SNa)との間に接続した第4抵抗(22)も具えているこ とを特徴とする請求項5に記載の折返し段。 7.前記折返し段(FB)がダミー構体も具え、該ダミー構体が、第1電流源と 、入力端子(IT)に結合させた制御電極、第1電流源に接続した第1主電極及 び第1(SNa)と第2加算ノード(SNb)のうちの一方のノードに結合させた 第2主電極を有している第1ダミートランジスタ(DTA)と、第2電流源と、 バイアス電圧端子(BT)に結合させた制御電極、第2電流源に接続した第1主 電極及び第1(SNa)と第2加算ノード(SNb)のうちの他方のノードに結合 させた第2主電極を有する第2ダミートランジスタとを具えていることを特徴と する請求項1,2,3,4,5又は6に記載の折返し段。 8.複数の差動結合させたトランジスタ対のうちの少なくとも2つのトランジス タ対(TA1/TB1;TA11/TB11)における第2トランジスタ(TB1;TB11) の制御電極を、折返すべき入力電圧の電圧範囲以外にある基準電圧を供給する基 準端子(RT1;RT11)に結合させたことを特徴とする請求項1,2,3,4 ,5,6又は7に記載の折返し段。 9.− 変換すべき入力電圧(Vin)を受電する入力端子(IT)と; − 上昇的に異なる基準電圧を供給する複数の連続基準端子(RT1----RT1 1 )を有している基準手段(Refs)と; − 複数の折返し段(FB−0,----FB−3)と; を具えている折返し式アナログ−ディジタル変換器であって、前記各折返し段 (FB)が: − 第1加算ノード(SNa)及び第2加算ノード(SNb)と; − 差動結合した複数のトランジスタ対であって、これらの各対が、電流源と 、該電流源に結合した第1主電極及び入力端子(IT)に結合させた制御電極を 有している第1トランジスタ(TAi)と、電流源に結合させた第1主電極及び連 続する基準電圧端子の各端子(RTi)に結合させた制御電極を有している第2 トランジスタ(TBi)とを具え、連続するトランジスタ対の各第1トランジスタ (TAi)の第2主電極を第1加算ノード(SNa)及び第2加算ノード(SNb) に1つ置きに接続し、且つ関連する第2トランジスタ(Tbi)の第2主電極を第 2加算ノード(SNb)及び第1加算ノード(SNa)に1つ置きに接続した複数 の差動結合トランジスタ対と; − 第1出力ノード(ONa)と; − 第1加算ノード(SNa)と第1出力ノード(ONa)との間に接続されて 、第1出力電圧(Va)を供給する第1抵抗(12)を具え、且つ第1加算ノー ド(SNa)に結合させた入力端子を有しており、さらに第1加算ノード(SNa )に結合させた反転入力端子及び第1出力端子(ONa)に結合させた出力端子 (8)を有している相互コンダクタンス段(2)を具えいている電流−電圧変換 手段(IVCONV)と; − 主ストリングノード(Vao,Va2,Va4,Va6)に相互接続したインピー ダンス素子のストリングを具え、主ストリングノードが折返し段(FB−0,-- --,FB−3)の各第1出力ノード(ONa)に接続され、前記インピーダンス 素子の各々が、サブストリングノード(Va1,Va3,Va5,Va7)に相互接続さ れて第1出力ノード(SNa)に補間した態様の電圧を供給するインピーダンス 素子のサブストリングで構成されるようにした第1補間ネットワーク(INTE RPOL−1)と; を具えていることを特徴とする折返し式アナログ−ディジタル変換器。 10.前記折返し段(FB)が、第1出力ノード(ONa)に結合されて、第1抵 抗(12)を経て第1バイアス電流を第1加算ノード(SNa)に供給する第1 バイアス電流源(16)も具えていることを特徴とする請求項9に記載の折返し 式アナログ−ディジタル変換器。 11.− 前記折返し段(FB)が第2出力ノード(ONb)も具え; − 前記電流−電圧変換手段(IVCONV)が、第2出力ノード(ONb) と第2加算ノード(SNb)との間に接続されて第2出力電圧(Vb)を供給する 第2抵抗(14)も具え;且つ − 前記相互コンダクタンス段(2)が第2加算ノード(SNb)に結合させ た非反転入力端子(6)と、第2出力ノード(ONb)に結合させた反転出力端 子(10)とを有している; ことを特徴とする請求項9又は10に記載の折返し式アナログ−ディジタル変 換器。 12.前記折返し段(FB)が、第2出力ノード(ONb)に結合されて第2バイ アス電流を第2抵抗(14)を経て第2加算ノード(SNb)に供給する第2 バイアス電流源(18)も具えていることを特徴とする請求項11に記載の折返 し式アナログ−ディジタル変換器。 13.前記第1補間ネットワーク(INTERPOL−1)が、他の主ストリング ノード(Vbo,Vb2,Vb4,Vb6)に相互接続した他のインピーダンス素子から 成る他のストリングを具え、前記他の主ストリングノードを折返し段(FB−0 ,----,FB−3)の各第2出力ノード(ONb)に接続し、前記他のインピー ダンス素子の各々が、他のサブストリングノードに相互接続されて第2出力ノー ド(ONb)に補間した態様の電圧を供給する他のインピーダンス素子から成る 他のサブストリングで構成されるようにしたことを特徴とする請求項11又は1 2に記載の折返し式アナログ−ディジタル変換器。 14.前記相互コンダクタンス段が、共通の電流源(24)に結合した第1主電極 と、第1出力ノード(ONa)及び第2出力ノード(ONb)にそれぞれ結合した 第2主電極と、第1加算ノード(SNa)及び第2加算ノード(SNb)にそれぞ れ結合した制御電極とを有している第1トランジスタ(N1)及び第2トランジ スタ(N2)を具えていることを特徴とする請求項11,12又は13に記載の 折返し式アナログ−ディジタル変換器。 15.前記相互コンダクタンス段(2)が、第1出力ノード(ONa)と第2加算 ノード(SNb)との間に接続した第3抵抗(20)及び第2出力ノード(ONb )と第1加算ノード(SNa)との間に接続した第4抵抗(22)も具えている ことを特徴とする請求項14に記載の折返し式アナログ−ディジタル変換器。 16.主ノード(Sao,Sa4,---Sa28,Sb0,Sb4,---,Sb28)に相互接続した インピーダンス素子のストリングを具え、主ノードの各々が、第1及び第2出力 ノードにおける電圧のうちの選択した一方の電圧及び第1と第2出力ノードの補 間した態様の電圧を受電すべく接続され、且つ各インピーダンス素子が、サブス トリングノード(Sa2,Sa6,---Sa30,Sb2,Sb6,---,Sb30)に相互接続さ れて第2補間ネットワークの主電極にて受電した電圧の、補間した態様の電圧を 供給するインピーダンス素子のサブストリングで構成されるようにした第2補間 ネットワーク(INTERPOL−2)も具えていることを 特徴とする請求項13に記載の折返し式アナログ−ディジタル変換器。 17.前記電圧のうちの選択した電圧を第2補間ネットワーク(INTERPOL −2)の主ノード(Sao,Sa4,----Sa28,Sb0.Sb4,----,Sb28)に結合 させるバッファ増幅器(AMP−0,AMP−3)も具えていることを特徴とす る請求項16に記載の折返し式アナログ−ディジタル変換器。 18.前記折返し段(FB)がダミー構体も具え、該ダミー構体が、第1電流源と 、入力端子(IT)に結合させた制御電極、第1電流源に接続した第1主電極及 び第1(SNa)と第2加算ノード(SNb)のうちの一方のノードに結合させた 第2主電極を有している第1ダミートランジスタ(DTA)と、第2電流源と、 バイアス電圧端子(BT)に結合させた制御電極、第2電流源に接続した第1主 電極及び第1(SNa)と第2加算ノード(SNb)のうちの他方のノードに結合 させた第2主電極を有する第2ダミートランジスタとを具えていることを特徴と する請求項9〜17のいずれか一項に記載の折返し段。 19.複数の差動結合させたトランジスタ対のうちの少なくとも2つのトランジス タ対(TA1/TB1;TA11/TB11)における第2トランジスタ(TB1;TB11) の制御電極を、折返すべき入力電圧の電圧範囲以外にある基準電圧を供給する基 準端子(RT1;RT11)に結合させたことを特徴とする請求項9〜18のいず れか一項に記載の折返し段。
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