JPH0949859A - 停電検出回路 - Google Patents

停電検出回路

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JPH0949859A
JPH0949859A JP7222644A JP22264495A JPH0949859A JP H0949859 A JPH0949859 A JP H0949859A JP 7222644 A JP7222644 A JP 7222644A JP 22264495 A JP22264495 A JP 22264495A JP H0949859 A JPH0949859 A JP H0949859A
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JP
Japan
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output
power failure
pulse train
comparator
voltage
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Application number
JP7222644A
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English (en)
Inventor
Masahiro Utashiro
正弘 唄代
Hiroaki Inoue
裕章 井上
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Furukawa Battery Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Battery Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 交流フィルタの残留電圧の影響を受けずに、
瞬時の停電を検出する高力率整流回路に有効な停電検出
回路を提供する。 【解決手段】 交流電源AVCを全波整流する整流回路
1の出力電圧VDと基準電圧Vrとをコンパレータ5で
比較して得たパルス列の立ち上がりに同期して一定幅の
反転パルス列をモノステータブルマルチバイブレータ6
より得て、この出力とコンパレータ5の出力とのNOR
論理をとり、その出力によりフリップフロップ10をセ
ットし、コンパレータ5の出力にフリップフロップ10
をリセットする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、単相交流を入力す
る無停電電源装置に用いる停電検出回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、単相交流を入力する無停電電源装
置に用いる停電検出回路は公知であり、図4はその一例
を示すものである。即ち、図4において、交流電圧VA
Cは整流回路D1で全波整流された後、抵抗R1 ,R2
により分圧され、その分圧電圧VDをコンパレータA1
において基準電圧Vrと比較してVr>VDとなったと
きに停電を判定する。この場合、分圧電圧VDに交流分
が含まれているので、コンパレータA1の出力はチャタ
リングを起こすので、前記抵抗R2 にコンデンサC1
接続してチャタリング現象を防止している。この構成に
よれば、チャタリング現象を解消するためにコンデンサ
1 を用いているので、常態でコンデンサC1 に電荷が
充電され、停電時にコンデンサC1の電荷が抵抗R2
通じて放電されるので、図5で示すタイムチャートから
明らかなように、停電時から停電検出を判定するまでの
遅れ時間t1 が長くかかると言う不都合を有する。
【0003】図6は、他の従来例を示すもので、この構
成によれば、抵抗R2 にコンデンサを接続していないた
め、コンパレータA1の出力(a点の出力)は、図7の
タイムチャートで示すように、パルス状となるが、ここ
で、基準電圧Vrの値を小さくすれば、コンパレータA
1の出力即ちa点の出力のパルス列のオフ期間t2 は短
くなり、コンパレータA1の出力に抵抗R3 ,R4 と、
コンデンサC1 から成る時定数の小さいフィルタF1
ヒステリシスを持った反転ゲートG1 を用いることによ
り、反転ゲートG1 の出力即ちC点の出力は、停電時に
Lレベルで交流受電時にHレベルとすることができ、停
電時から停電検出を判定するまでの遅れ時間t3 が短く
なり、停電検出が高速化できる利点を有する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、機器
の交流入力電流高調波を減少される動きが強くなってい
る。このため、交流を直流に整流する整流回路に対して
も、高調波を多く発生するダイオードとコンデンサとか
ら成るコンデンサ入力型回路から高調波電流をなくする
ことが可能な図8で示すようなスイッチング素子を用い
た高力率整流回路を用いることが増加してきている。こ
の高力率整流回路は、交流電圧VACに瞬時に停電が生
じると制御が不安定になる恐れがあり、このため、10
mS程度の瞬時の停電も検知して、復電する前にスイッ
チ動作を一旦停止し、再起動を行う必要がある。
【0005】そこで、この高力率整流回路に、前記した
図4で示す停電検出回路を用いると、停電が生じてから
停電検出を行うまでに数10mSかかるため、10mS
前後の瞬時停電は検出できないと言う不都合を有する。
【0006】また、前記高力率整流回路に、前記した図
6で示す停電検出回路を用いるときは、速度的には充分
であるが、前記高力率整流回路は、図8で示すように、
交流入力側にリアクトルL1 ,L2 とコンデンサC1か
ら成る交流フィルタF2 を備えているので、10mS程
度の瞬時停電では交流電圧波形は図9で示すように、停
電が発生してもコンデンサC1による残留電圧によりコ
ンパレータA1は停電を検出できないと言う不都合を有
する。上記において、図6で示す停電検出回路における
基準電圧Vrを大きく設定することにより、残留電圧の
影響を解消することができるが、パルス幅が狭くなり、
そのためコンパレータA1の出力に接続するフィルタF
1 の時定数を大きくしなければならず、その結果、検出
の遅れ時間t3 が長くなり、図4で示す回路と同様に1
0mSの瞬時停電を検出することができなくなると言う
不都合を有する。即ち、従来の停電検出回路では、検出
時間が長くなり、交流フィルタを有する高力率整流回路
には使用できないと言う問題があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで本発明は、高力率
整流回路に用いることを前提として、従来構成の問題を
解決するための停電検出回路を提供するもので、交流電
源を全波整流する整流回路と、この整流回路の出力電圧
と基準電圧とを比較してパルス列を出力するコンパレー
タと、前記パルス列の立ち上がりに同期して前記パルス
列のパレス幅よりも狭い一定幅の反転パルス列を出力す
るモノステータブルマルチバイブレータと、前記パルス
列と前記反転パルス列とのNOR論理をとるゲートと、
このゲートの出力によりリセットされ、前記パルス列に
よってリセットされるフリップフロップとから構成した
ことを特徴とする停電検出回路に存する。
【0008】
【発明の実施の形態】図1は本発明の停電検出回路の実
施の1例を示しており、交流電圧VACを全波整流する
ダイオードから成る整流回路1と、整流回路1により整
流された電圧を分圧する分圧抵抗2,3を直列接続した
分圧回路4と、この分圧回路4によって分圧された電圧
VDと基準電圧Vrとを比較するコンパレータ5と、こ
のコンパレータ5から出力パレス列の立ち上がりに同期
して一定の幅TW2 をもつ反転パルスを出力するモノス
テータブルマルチバイブレータ6と、このモノステータ
ブルマルチバイブレータ6の出力と前記コンパレータ5
の出力とのNOR論理をとるゲート7と、このゲート7
の出力及び前記コンパレータ5の出力によって夫々セッ
ト及びリセットされるゲート8,9から成るフリップフ
ロップ10とから構成して、停電が生じたときに、時間
的遅れなく且つ残留電圧の影響を受けずに停電検出を可
能にしたものである。
【0009】図2は、図1に示す回路におけるタイムチ
ャートを示しており、(1)は停電発生時における波形
を含む交流電圧VACの波形列を示し、この交流電圧V
ACは、整流回路1において全波整流された後、分圧抵
抗2,3により分圧されて分圧抵抗3の両端に図2の
(2)で示す波形の分圧電圧VDが生じ、この分圧電圧
VDは、コンパレータ5において基準電圧Vrと比較さ
れる。その結果、コンパレータ5の出力点(a点)から
図2の(3)で示すように、パルス幅TW1 をもつ矩形
のパルス列が生じ、このパルス列は、モノステータブル
マルチバイブレータ6において前記パルス列の立ち上が
りに同期してパルス幅TW2 をもつ反転パルス列に変換
され、その出力(b点)に図2の(4)で示す反転パル
ス列が生じる。
【0010】上記において、b点におけるパルス列のパ
ルス幅TW2 を、a点におけるパルス列のパルス幅TW
1 より狭く設定すると、a点のパルス波形とb点のパル
ス波形とをゲート7に入力してNOR論理をとると、正
常な交流受信時には、a点のパルス列とb点のパルス列
とが同時にLレベルになることはないので、ゲート7の
出力(c点)はLレベルを保持する。従って、フリップ
フロップ10は、a点のパルス列の立ち上がりでトリガ
ーされるので、フリップフロップ10の出力(d点)が
Lレベルを維持する。
【0011】上記において、停電が生じると、分圧電圧
VDの波形が不連続となるので、コンパレータ5から出
力されるパルス列のパルス幅TW3 が、モノステータブ
ルマルチバイブレータ6より出力される反転パルス列の
パルス幅TW2 より狭くなるので、停電が生じた瞬間に
a点のパルス列とb点のパルス列が同時にLレベルとな
り、NOR論理のゲート7の出力が図2の(5)で示す
ようにHレベルとなるので、フリップフロップ10をセ
ットする。このため、フリップフロップ10の出力は、
図2の(6)で示すようにHレベルに上がる。NOR論
理のゲート7の出力は、b点の反転パルス列がHレベル
になったときにLレベルに下がるが、フリップフロップ
10によってラッチされ、停電が回復して再びa点のパ
ルス列がHレベルに立ち上がると、フリップフロップ1
0の出力はLレベルにリセットされる。
【0012】このように、本願回路によれば、停電が生
じたとき、時間的遅れなく停電を検知できると同時に、
コンパレータ5の基準電圧Vrを残留電圧以上とし、同
時に反転パルス列のパルス幅TW2 をそのときのコンパ
レータ5により出力されるパルス列のパルス幅TW1
合わせて設定すれば、残留電圧の影響を受けずに停電を
検出することができる。
【0013】図3は、本発明の回路を、高力率整流回路
を用いた電源装置に応用した場合の実施例を示してお
り、該実施例は、高力率整流回路の後段にDC−DCコ
ンバータを接続した直流電源装置を示したが、インバー
タを接続した無停電電源装置にも応用し得ることは勿論
である。即ち、図3は高力率整流回路11とDC−DC
コンバータ12とをユニット13とし、このユニット1
3を複数本例では2台並列に接続した電源システムを示
しており、この電源システムは、本願回路Pを1組備え
ている。交流入力VACはトランス14で適当な電圧に
降圧され、絶縁によって本願回路Pに入力する。本願回
路Pにおいては、既に述べたような作用が行われ、その
出力即ちd点の出力はトランシスタ15,16で増幅さ
れて夫々2つのユニット13,13に入力する。各ユニ
ット13,13では、その信号をフォトカプラ17で絶
縁してユニット13の高力率制御回路11のイニシャル
リセット回路18に入力する。上記において、電源装置
の交流入力に電源の切り換え等で瞬時に停電が生じる
と、本願回路Pで時間的遅れがなく停電を検出し、フリ
ップフロップ10の出力がHレベルに上がり、これによ
ってトランジスタ15,16はオンとなって、各ユニッ
ト13内のフォトカプラ17をオンさせる。このため、
各ユニット13の高力率制御回路11はリセットされて
再起動することになり、瞬時停電による不安定動作を解
消することができる。
【0007】
【発明の効果】本願は叙上のように構成されているの
で、フィルタ等で生じる残留電圧に影響されることな
く、停電が生じたとき時間的遅れなく停電を検出するこ
とができると言う利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の1例の停電検出回路図。
【図2】 本発明の回路におけるタイムチャートを示す
図。
【図3】 本発明の回路を応用した電源システムの回路
図。
【図4】 従来構成の回路図。
【図5】 図4におけるタイムチャートを示す図。
【図6】 従来の他の構成の回路図。
【図7】 図6におけるタイムチャートを示す図。
【図8】 高力率整流回路図。
【図9】 図8における瞬時停電波形図。
【符号の説明】
1 整流回路 2,3 分圧抵抗 5
コンパレータ 6 モノステータブルマルチバイブレータ 7 ゲート 10 フリップフロップ回路 VAC 交流電圧 VD 分圧電圧 V
r 基準電圧

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流電源を全波整流する整流回路と、こ
    の整流回路の出力電圧と基準電圧とを比較してパルス列
    を出力するコンパレータと、前記パルス列の立ち上がり
    に同期して前記パルス列のパレス幅よりも狭い一定幅の
    反転パルス列を出力するモノステータブルマルチバイブ
    レータと、前記パルス列と前記反転パルス列とのNOR
    論理をとるゲートと、このゲートの出力によりリセット
    され、前記パルス列によってリセットされるフリップフ
    ロップとから構成したことを特徴とする停電検出回路。
JP7222644A 1995-08-08 1995-08-08 停電検出回路 Pending JPH0949859A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008209018A (ja) * 2007-02-23 2008-09-11 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 大型冷凍機の制御装置およびその停電検出方法
CN101881793A (zh) * 2009-05-08 2010-11-10 深圳市金威源科技有限公司 一种交流电掉电检测方法及报警电路
CN102269789A (zh) * 2010-12-31 2011-12-07 北京谊安医疗系统股份有限公司 断电报警装置
CN102749498A (zh) * 2012-07-16 2012-10-24 成都芯源系统有限公司 一种交流电压检测电路及其方法和安规电容放电电路

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