JPH0949682A - 断熱扉 - Google Patents

断熱扉

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JPH0949682A
JPH0949682A JP35286995A JP35286995A JPH0949682A JP H0949682 A JPH0949682 A JP H0949682A JP 35286995 A JP35286995 A JP 35286995A JP 35286995 A JP35286995 A JP 35286995A JP H0949682 A JPH0949682 A JP H0949682A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 金属薄板で形成の断熱扉の扉内板と扉外板と
の連結を極めて簡単な連結部材で行い扉全体のコストを
低減させると共に、その接続部に特別の部材を設けず扉
内板と扉外板とを極めて簡単に熱遮断して冷蔵庫等に使
用した場合に扉外板の結露を防止可能とする断熱扉。 【解決手段】 断熱扉3の内部で扉内板20と扉外板2
1を連結する部材34の連結部36に間欠的に複数個の
長孔を穿設すると共に、各長孔間に微小幅を有するジョ
イント部を形成し、各扉内板20と扉外板21との間に
発泡材42を充填後、各ジョイント部を切断装置により
切断することにより扉内板20と扉外板部21との間に
熱遮断部を形成し内外板間の熱伝導を断つように構成
し、またパッキン部材29は、その取付部30を扉内板
20の折曲部23と扉外板21の折曲部28とにより構
成される嵌合溝31に嵌合するのみによって断熱扉3に
取りつけるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷蔵庫等の前面に
対して開閉可能に取り付けられる断熱扉に関し、特に、
金属薄板から形成される断熱扉の扉内板と扉外板とを連
結するについて極めて簡単な構成の連結部材を介して扉
内板と扉外板とを連結することにより連結部材の成形コ
ストを抑えて断熱扉全体のコストを低減することが可能
であるとともに、扉内板と扉外板との接続部に特別の部
材を設けることなく、扉内板と扉外板とを極めて簡単に
熱遮断して扉内板から扉外板への熱伝導を断つことによ
り冷蔵庫等に使用した場合に扉外板に結露が発生するこ
とを防止可能な断熱扉に関するものである。また、本発
明は、扉外板と扉内板との間に形成される嵌合溝の近傍
に補強部材を配設することにより、扉外板と扉内板との
間に発泡材を充填する際に、扉外板及び扉内板を内側か
ら補強するとともに、扉外板に対する扉内板の位置決め
をすることが可能な断熱扉に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、冷蔵庫等に使用される断熱扉
は、一般的に、扉内板と扉外板とを相互に固定すること
により扉枠体を形成し、この扉枠体内に発泡材を充填し
て構成されており、また、冷蔵庫等の前面に取り付けら
れた際に冷気の漏出を防止すべく断熱扉の周囲にはパッ
キン部材が取り付けられている。前記のように構成され
る断熱扉では、その周囲にパッキン部材を取り付けるに
ついて扉外板と扉内板との接続部に、パッキン部材を取
り付ける取付溝を有する取付サッシュ等のパッキン取付
部材が配置され、かかるパッキン取付部材を扉外板と扉
内板とを連結する連結部材として使用する場合が多い。
例えば、特開平6−180178号公報等には、扉外板
と扉内板とを連結するについて、パッキン部材(ガスケ
ット)を取り付けるための取付溝が形成されたガスケッ
トホルダ、ガスケット取付用サッシのようなパッキン取
付部材を介して連結するように構成された断熱扉が記載
されている。かかるパッキン取付部材は、取付溝を形成
し、且つ、扉外板と扉内板とを連結する必要があること
から、比較的複雑な形状、構造を有している。
【0003】また、この種の断熱扉においては、前記各
特開平6−180178号公報の断熱扉におけるよう
に、パッキン取付部材を介して扉外板と扉内板とを連結
したり、また、実開昭54−47962号公報、実開昭
58−116992号公報等に記載された断熱扉におけ
るように、扉内板と扉外板とがネジにより相互に締結固
定されたりすることが多い。従って、各扉内板、扉外板
及びパッキン取付部材が金属薄板から構成されている場
合には、扉内板と扉外板との間における熱伝導を有効に
遮断しないと扉外板の表面に結露が発生する等の問題が
ある。このような問題を回避するには、扉内板と扉外板
との間の熱伝導を低減すべく各扉内板と扉外板との間に
熱伝導性の低い部材を介在させればよい。例えば、実開
平1−175292号公報、実開平2−96589号公
報、実開平4−36590号公報、特開平6−3136
69号公報等には、扉内板と扉外板との連結部にプラス
チック等からなる熱伝導性の低い部材(扉枠、ガスケッ
ト取付部材等)を介在させ、かかる部材にパッキン部材
としてのガスケットを取り付けるように構成した断熱扉
が記載されている。このように、扉内板と扉外板との間
に熱伝導性の低い部材を介在させるようにすれば、扉内
板から扉外板への熱伝導を有効に防止して扉外板の表面
に結露が発生することを防止することが可能である。
【0004】更に、断熱扉においては、扉外板と扉内板
との間には発泡材が充填されるが、かかる発泡材を充填
する際には、扉外板と扉内板とに対して内側から発泡圧
が発生する。このとき、扉外板及び扉内板の外表面は、
その外方から成形型を介して押圧されるのが一般的であ
る。従って、扉外板、扉内板の外表面は成形型による押
圧作用により発泡圧に対して十分対抗可能であることか
ら外表面が変形等される虞は少ないものの、一方、発泡
圧は扉外板と扉内板との連結部に集中し易くなる。かか
る点について前記実開平4−36590号公報に開示さ
れた扉では、扉主板部と側板部とを一体に有する扉本体
(扉外板)において、側板部と扉主板部とにかけて一体
にリブを間欠的に形成した構成が記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記特
開平6−180178号公報等に記載された断熱扉のパ
ッキン取付部材は、取付溝を形成し、且つ、扉外板と扉
内板とを連結する必要があることから、比較的複雑な形
状、構造に形成されており、従って、このようなパッキ
ン取付部材を成形する際の成形コストは高くなってしま
うことは否定できない。これより、断熱扉全体のコスト
が高騰してしまうという問題がある。また、前記実開平
1−175292号公報等に記載された断熱扉において
は、扉内板と扉外板との間に介在された低熱伝導性の部
材を介して扉内板から扉外板へ伝導される熱を遮断して
扉外板への結露を防止することが可能ではあるものの、
低熱伝導性部材では扉外板と扉内板とを強固に連結する
ことは一般に困難なものである。従って、かかる低熱伝
導性部材のみをもって扉外板と扉内板との間における熱
遮断作用、及び、扉外板と扉内板の連結作用とを同時に
実現することは殆ど不可能であるという問題がある。
【0006】更に、扉外板と扉内板との間に発泡材を充
填する際に発生する発泡圧に対抗すべく、前記実開平4
−36590号公報に開示された扉におけるように、扉
本体(扉外板)における側板部と扉主板部とにかけて一
体にリブを間欠的に形成した場合には、断熱扉の周囲
部、特に、扉外板と扉内板との連結部に集中する発泡圧
はリブを介してある程度緩和することは可能と考えられ
る。しかし、この種のリブは、発泡材の充填時に発生す
る発泡圧に対抗すべく成形型により扉本体を上下方向か
ら強い力で押圧する際に、リブに形成した切欠部を介し
て押圧力を吸収するためのものであり、これによりリブ
の破損を防止して扉主板部の表面に跡が付かないように
するようにするものである。このように、扉外板と扉内
板との間に発泡材を充填する際に、リブ自体には扉外板
及び扉内板を内側から補強する作用、及び、扉外板に対
する扉内板の位置決めをする作用を発揮するものではな
く、従って、扉外板と扉内板との間に発泡材を充填する
際に扉外板と扉内板との連結部に発泡圧が集中してパッ
キン取付部材の位置ずれを発生したり、また、扉外板と
扉内板との位置ずれが発生して適正に断熱扉を製造でき
ない虞が存する。
【0007】本発明は前記従来の問題点を解消するため
になされたものであり、金属薄板から形成される断熱扉
の扉内板と扉外板とを連結するについて極めて簡単な構
成の連結部材を介して扉内板と扉外板とを連結すること
により連結部材の成形コストを抑えて断熱扉全体のコス
トを低減することが可能であるとともに、扉内板と扉外
板との接続部に特別の部材を設けることなく、扉内板と
扉外板とを極めて簡単に熱遮断して扉内板から扉外板へ
の熱伝導を断つことにより冷蔵庫等に使用した場合に扉
外板に結露が発生することを防止可能な断熱扉を提供す
ることを目的とする。また、本発明は、扉外板と扉内板
との間に形成される嵌合溝の近傍に補強部材を配設する
ことにより、扉外板と扉内板との間に発泡材を充填する
際に、その発泡圧に対抗して扉外板及び扉内板を内側か
ら補強するとともに、扉外板に対する扉内板の位置決め
をすることが可能な断熱扉を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
請求項1に係る断熱扉は、金属薄板から形成され、四角
形状の平板部と、平板部の周囲を折曲して設けられた折
曲部とを有する扉内板と、金属薄板から形成され、前記
扉内板の平板部よりも広い平板部と、平板部の周囲を複
数回折曲することにより前記扉内板の折曲部と一定間隔
を保持しながら対向する折曲部とを有する扉外板と、前
記扉内板の折曲部と扉外板の折曲部との協動により扉内
板と扉外板との間に形成される嵌合溝と、前記扉内板及
び扉外板の内側に固着される一対の取付片が設けられる
とともに、前記嵌合溝との間に空間部が形成されるよう
に各取付片間を連結する連結部が設けられた連結部材
と、前記嵌合溝に嵌合されるとともに前記空間部に収納
される取付部が設けられたパッキン部材と、前記各扉内
板と扉外板との間に充填される発泡材とを備えた構成と
される。
【0009】前記構成を有する請求項1の断熱扉では、
扉内板の折曲部と扉外板の折曲部とは一定間隔を保持し
ながら対向されて嵌合溝が形成されており、また、連結
部材における一対の各取付片が扉内板及び扉外板の内側
に固着されるとともに、連結部を介して嵌合溝との間に
空間部が形成されている。そして、パッキン部材は、そ
の取付部が嵌合溝に嵌合されて空間部に収納されること
により扉内板側に取り付けられており、また、扉内板と
扉外板との間に発泡材が充填されている。ここに、連結
部材は、一対の取付片と各取付片間を連結する連結部と
からなる極めて簡単な構成を有しており、従って、連結
部材の成形コストを低減することが可能であり、これに
より断熱扉全体のコストを低減することができる。ま
た、パッキン部材の取付部は、扉内板の折曲部と扉外板
の折曲部とにより形成される嵌合溝に嵌合して取り付け
られるので、特別の部材を必要とすることなくパッキン
部材を断熱扉に取り付けることが可能となるものであ
る。
【0010】また、請求項2に係る断熱扉は、請求項1
の断熱扉において、前記連結部材の連結部のほぼ中央位
置には間欠的に長孔が穿設されて複数の微小幅ジョイン
ト部が形成された構成を有する。かかる請求項2の断熱
扉では、連結部材における連結部のほぼ中央位置にて間
欠的に長孔が成形されているので、各長孔を介して扉内
板から扉外板へ伝達される熱の伝導性を効率的に低下さ
せることが可能となり、扉外板の表面に結露が発生する
ことを効率的に抑制することが可能となる。更に、請求
項3に係る断熱扉は、請求項2の断熱扉において、前記
連結部材の各微小幅ジョイント部は発泡材が充填された
後に切断される構成を有する。この請求項3の断熱扉で
は、連結部材における連結部のほぼ中央位置に間欠的に
長孔を穿設することにより形成された複数の各微小幅ジ
ョイント部が、扉内板と扉外板との間に発泡材を充填し
た後に切断されることから、嵌合溝と協動してパッキン
部材の取付部を構成する連結部材の連結部における各微
小幅ジョイント部を切断するのみにより、特別の部材を
必要とすることなく扉内板と扉外板との間に熱遮断部を
設けることが可能となり、これにより扉内板から扉外板
への熱伝導を確実に防止して扉外板の表面に結露が発生
することを防止し得るものである。
【0011】また、請求項4に係る断熱扉は、金属薄板
から形成され、四角形状の平板部と、平板部の周囲を折
曲して設けられた折曲部とを有する扉内板と、金属薄板
から形成され、前記扉内板の平板部よりも広い平板部
と、平板部の周囲を複数回折曲することにより前記扉内
板の折曲部と一定間隔を保持しながら対向する折曲部と
を有する扉外板と、前記扉内板の折曲部と扉外板の折曲
部との協動により扉内板と扉外板との間に形成される嵌
合溝と、前記扉内板における折曲部の内面及び扉外板に
おける折曲部の内面に当接し且つ相互に対向する一対の
当接部が形成されるとともに、前記嵌合溝との間に空間
部が形成されるように各当接部間を連結する連結部が設
けられ、各扉内板及び扉外板を内側から補強する補強部
材と、前記嵌合溝に嵌合されるとともに前記空間部に収
納される取付部が設けられたパッキン部材と、前記各扉
内板と扉外板との間に充填される発泡材とを備えた構成
を有する。
【0012】前記のように構成された請求項4の断熱扉
では、扉内板の折曲部と扉外板の折曲部とは一定間隔を
保持しながら対向されて嵌合溝が形成されており、ま
た、補強部材に形成された一対の各当接部が各折曲部の
内面に当接されるとともに、連結部を介して嵌合溝との
間に空間部が形成されている。そして、パッキン部材
は、その取付部が嵌合溝に嵌合されて空間部に収納され
ることにより扉内板側に取り付けられており、また、扉
内板と扉外板との間に発泡材が充填されている。ここ
に、補強部材の各当接部は、各折曲部の内面に当接され
ていることから、扉外板と扉内板との間に発泡材を充填
する際に発生する発泡圧に対抗して、扉外板及び扉内板
を内側から補強する作用を行い得るとともに、扉外板に
対する扉内板の位置決め作用を行うことが可能となる。
【0013】請求項5に係る断熱扉は、請求項4の断熱
扉において、前記補強部材における各当接部は、前記嵌
合溝の溝幅と略同一の溝幅をもって相互に対向している
構成を有する。このように、各当接部間の溝幅を嵌合溝
の溝幅と略同一にすることにより、パッキン部材の取付
部は、各当接部の間から嵌合溝を経て空間部内に何ら支
障なく取り付けられ得ることとなる。また、請求項6に
係る断熱扉は、請求項4の断熱扉において、前記各当接
部は、扉内板における折曲部の内面及び扉外板における
折曲部の内面の少なくとも一方に固着されている構成を
有する。このように、各当接部が扉内板における折曲部
の内面及び扉外板における折曲部の内面の少なくとも一
方に固着されている場合には、補強部材を介して発揮さ
れる扉外板に対する扉内板の位置決め作用は、より確実
に行われ得る。
【0014】更に、請求項7に係る断熱扉は、請求項4
の断熱扉において、前記補強部材は金属薄板から形成さ
れるとともに各扉内板と扉外板との間にて立設した状態
で配設されており、前記各当接部は金属薄板の板厚に相
当する端面にて扉内板における折曲部の内面及び扉外板
における折曲部の内面に当接されている構成を有する。
かかる請求項7の断熱扉によれば、補強部材の各当接部
が金属薄板の板厚に相当する端面にて扉内板における折
曲部の内面及び扉外板における折曲部の内面に当接され
ていることから、各当接部と各折曲部との間における接
触面積は微小なものとなり、これにより補強部材と各扉
外板、扉内板との間に形成される伝熱面積は極めて小さ
くなって扉内板から扉外板へ伝達される熱の伝導性を効
率的に低下させることが可能となるとともに、扉外板の
表面に結露が発生することを効率的に抑制することが可
能となる。また、請求項8に係る断熱扉は、請求項7の
断熱扉において、前記補強部材は扉内板と扉外板の周囲
にて複数個配設されており、各補強部材の間には充填材
が設けられている構成を有する。このように各補強部材
の間に充填材が設けられている場合には、断熱扉の周囲
にて充填材を介して発泡材が充填される領域が密封され
ることとなり、従って、扉外板と扉内板との間に発泡材
を充填する際に、嵌合溝や空間部に目貼りを行う必要が
なく、発泡材の発泡作業を簡単に行うことが可能とな
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る断熱扉につい
て、本発明を具体化した第1及び第2の実施の形態に基
づいて図面を参照しつつ詳細に説明する。先ず、各第1
及び第2の実施形態に係る断熱扉が使用される冷蔵庫の
全体構成について図1に基づき説明する。図1は冷蔵庫
の概略を示す分解斜視図である。図1において、冷蔵庫
1は、基本的に、冷蔵庫本体2と冷蔵庫本体2の前面に
開閉可能に取り付けられる断熱扉3とから構成され、ま
た、冷蔵庫本体2の上面には冷凍機ユニット4が配設さ
れている。冷蔵庫本体2は、天井パネル5、底パネル
6、一対のサイドパネル7、7、及び、リアパネル8を
有し、各パネル5等に形成された各スクリュー穴9に複
数本のコーチスクリュー10を締結することにより箱状
に組み立てられて構成されている。尚、各天井パネル
5、底パネル6、サイドパネル7、リアパネル8の構造
及びその組立方法、また、断熱扉3の構造については後
述する。
【0016】断熱扉3の上端縁及び下端縁の側部(図1
中、右側部)には取付穴11(図1中には上端縁の取付
穴11のみを示す)が形成されており、かかる各取付穴
11には、2本のボルト12を介して天井パネル5に取
り付けられる上ヒンジ部材13及び下ヒンジ部材14に
それぞれ設けられた支持ピン15、16が遊嵌されてい
る。これにより、断熱扉3は、冷蔵庫本体2の前面に対
して開閉可能に取り付けられるものである。尚、底パネ
ル6の下面には、その4箇所(図1中では2箇所が示さ
れている)において脚部材17が固設されており、冷蔵
庫1はこれらの各脚部材17を介して床等の上に配置さ
れる。
【0017】次に、断熱扉3の構造について図2乃至図
5に基づき説明する。ここに、図2は扉内板を上方にし
て示す断熱扉3の一部省略斜視図、図3は断熱扉3の要
部断面図、図4は連結部材の斜視図、図5は連結部材の
一部平面図である。これらの各図において、断熱扉3
は、鋼板製の薄板から形成された扉内板20と扉外板2
1とを有する。扉内板20には、四角形状の平板部2
2、及び、平板部22の周囲(4辺)を内方(図2、図
3では下方)に折曲形成された折曲部23が設けられて
おり、また、平板部22の周囲に沿って複数個のリベッ
ト穴24が形成されている。扉外板21には、図3に示
すように、扉内板21の平板部22よりも広い面積を有
する平板部25、平板部25の周囲(4辺)を第1折曲
位置Aにて折曲することにより形成された垂直部26、
垂直部26の周囲を第2折曲位置Bにて水平方向に折曲
することにより形成された水平部27、及び、水平部2
7の周囲を内側に折曲して形成された折曲部28が設け
られている。各折曲部28は、扉内板20の各折曲部2
3との間に一定間隔を保持しながら対向配置されてお
り、これより各折曲部28と折曲部23との間には、パ
ッキン部材29に形成された矢羽根状の取付部30が嵌
合される嵌合溝31が形成されることとなる。
【0018】尚、各水平部27における両端は、図2に
示すように、45度の角度に形成されて相互に当接され
ており、また、各水平部27には、複数個のリベット穴
32が設けられている。また、断熱扉3内において、前
記嵌合溝31の内方で空間部33が形成されるように連
結部材34が配設されている。かかる連結部材34につ
いて図3乃至図5を参照して説明する。連結部材34
は、鋼板製の薄板より側面視で逆ハット(帽子)状に形
成されており、両側に一対の取付片35A、35Bが設
けられるとともに、各取付片35A、35Bの間には、
縦「コ」字状の連結部36が連結されている。かかる構
成を有する連結部材34は、各扉内板20及び扉外板2
1における四角形状の平板部22、25の4辺に沿って
配設され、従って、図4に示すような4つの連結部材3
4が使用されており、また、前記各水平部27における
両端と同様、各連結部材34の両端は45度に形成され
て(図5参照)相互に当接した状態で配設される。
【0019】更に、前記した一方の取付片35Aには複
数個のリベット穴37が形成されており、各リベット穴
37は、前記扉外板21の水平部27に形成された各リ
ベット穴32と合致するように形成されている。同様
に、他方の取付片35Bには複数個のリベット穴38が
形成されており、各リベット穴38は、前記扉内板20
に形成された各リベット穴24に合致するように形成さ
れている。更に、連結部36には、図5に示すように、
そのほぼ中央位置に間欠的に複数個の長孔39が穿設さ
れており、これにより各長孔39の間には複数個の微小
幅を有するジョイント部40が設けられている。これら
の各ジョイント部40は、後述するように、各扉内板2
0と扉外板21との間に発泡材42を充填した後に切断
され、扉内板20と扉外板21との間に熱遮断部を形成
するものである。この結果、扉内板20から扉外板21
に熱伝導されることが確実に防止され、従って、扉外板
21の表面に結露が発生することは全くない。
【0020】前記のように構成された各連結部材34
は、一方の取付片35Aの各リベット穴37と扉外板2
1における水平部27の各リベット穴32とが合致さ
れ、同時に、他方の取付片35Bの各リベット穴38と
扉内板20における平板部22の各リベット穴24とが
合致された状態で、各リベット穴にポップリベット41
を挿嵌係止することにより、各扉内板20と扉外板21
とを連結しつつ固定されるものである。このように、各
連結部材34は、断熱扉3内で扉内板20と扉外板21
とを相互に連結する機能を有するとともに、嵌合溝31
に嵌合されたパッキン部材29の取付部30を収納する
空間部33を形成する機能を有するものである。
【0021】ここに、パッキン部材29は、ゴム等の弾
性変形可能な材料から形成されており、前記した矢羽根
状の取付部30を一体に有し、一側には3つのフィン部
30A、30B、30Cが設けられている。また、取付
部30の反対側にはマグネットMが取り付けられてい
る。かかるパッキン部材29については公知であるの
で、ここでは詳細な説明を省略する。また、扉内板20
と扉外板21との間には、ウレタンフォーム等からなる
発泡材42が充填されている。この発泡材42の充填を
行うには、連結部材34を介して前記のように各扉内板
20と扉外板21とを相互に連結し、連結部材34にお
ける連結部36の下面を紙テープ等の目貼りテープTを
貼り付けた後、各扉内板20、扉外板21を発泡治具
(図示せず)内に収納するとともに、注入口(図示せ
ず)から発泡材原液を注入、発泡させる。これにより、
発泡材42が充填されるものである。かかる充填材42
の充填方法については、公知の方法と同一であるので、
ここでは詳細な説明を省略する。
【0022】そして、前記のように各扉内板20と扉外
板21との間に発泡材42を充填した後、連結部材34
の連結部36に形成された各ジョイント部40は、ジク
ゾー等の切断装置を使用して切断される。これにより、
扉内板20と扉外板21との間に熱遮断部が形成される
こととなり、扉内板20から扉外板21への熱伝達は行
われなくなる。これにより、扉内板20から扉外板21
への熱伝導を確実に防止することができ、この結果、冷
蔵庫1内の冷気に基づく扉内板20からの熱伝導を遮断
して扉外板21の表面に結露が発生することを確実に防
止することができるものである。更に、前記のように構
成された図3に示す断熱扉3の嵌合溝31に対してパッ
キン部材29を取り付けるには、図6に示すように、4
つ(図6中には2つ示す)の各パッキン部材29を各嵌
合溝31に対向配置した後、各パッキン部材29の取付
部30を各嵌合溝31に嵌合する。このとき、取付部3
0は矢羽根形状を有していることから、嵌合溝31内に
容易に嵌合されるとともに、嵌合された後に取付部30
は連結部材34の連結部36により形成される空間部3
3内に収納される。かかる状態が図7に示されている。
尚、図6は断熱扉3の嵌合溝31にパッキン部材29を
取り付ける状態を模式的に示す説明図、図7は断熱扉3
の嵌合溝31にパッキン部材29を取り付けた後におけ
る取付状態を示す断面図である。
【0023】また、一例として、前記のように各パッキ
ン部材29が各嵌合溝31に取り付けられた断熱扉3と
天井パネル5との関係を示すと図8に示すような関係と
なる。図8は断熱扉3と天井パネル5との関係を示す断
面図であり、パッキン部材29は天井パネル5の側端縁
(図8中左端縁)に若干押圧された状態で当接してお
り、また、パッキン部材29の各フィン部30Aは天井
パネル5の側端内面に取り付けられたジョイナ43の側
端(図8中左側端)に当接している。これにより、冷蔵
庫1内の冷気は、パッキン部材29を介して庫外に漏出
することが防止され、冷蔵庫1の庫内は気密が保持され
る。尚、天井パネル5の内部においても、断熱扉3と同
様、発泡材42が充填されている。
【0024】次に、冷蔵庫1における冷蔵庫本体2を構
成する各天井パネル5、底パネル6、サイドパネル7、
及び、リアパネル8の構造、組立方法について図9乃至
図17に基づき説明する。ここに、図9は天井パネル5
の斜視図、図10は底パネル6の斜視図、図11はサイ
ドパネル7の斜視図、図12はリアパネル8の斜視図図
13は第1スクリューブロックの斜視図、図14は第2
スクリューブロックの斜視図、図15は第3スクリュー
ブロックの斜視図、図16は第4スクリューブロックの
斜視図、図17は第5スクリューブロックの斜視図であ
る。先ず、天井パネル5について図9に基づき説明す
る。天井パネル5の内側面を上方にして示す図9におい
て、天井パネル5は、内板50、外板51、内板50と
外板51との間に充填された発泡材42(図9中には図
示せず)、前端縁(図9中左端縁)の内面に取り付けら
れたジョイナ43(図8参照)、前端部の両側に配設さ
れた2つの第1スクリューブロック52、及び、後端部
(図9中右端部)に配設された2つの第5スクリューブ
ロック53とから構成されている。尚、各内板50及び
外板51は、共に、鋼板製の薄板より形成されている。
【0025】ここに、内板50の四隅位置には、各第1
スクリューブロック52、第5スクリューブロック53
を配置するために適宜の加工が施されている。また、外
板51は、内板50に対応する平板部(図9中図示せ
ず)を有し、かかる平板部の周囲(4辺)から曲折され
た側部51A、及び、各側部51Aから水平方向に曲折
された水平部51Bから構成されている。側部51Aと
水平部51Bは、断面「L」字状に形成され、かかる側
部51Aと水平部51Bにより各第1及び第5スクリュ
ーブロック52、53は、内板50と協動して位置決め
固定されるものである。また、第1スクリューブロック
52は木材や発泡性樹脂からなり、図13に示すよう
に、立方体形状に形成されてスクリュー締結穴52Aが
設けられている。かかるスクリュー締結穴52Aには前
記コーチスクリュー10(図1参照)が締結される。
尚、スクリュー締結穴52Aは、図1に示すように、天
井パネル5に形成されたスクリュー穴9に対応してい
る。更に、第5スクリューブロック53は、第1スクリ
ューブロック52と同様、木材や発泡性樹脂からなり、
図17に示すように、直方体形状に形成されて2つのス
クリュー締結穴53Aが設けられている。各スクリュー
締結穴53Aには、前記と同様、コーチスクリュー10
が締結され、また、コーチスクリュー10はスクリュー
穴9を介して締結される
【0026】続いて、底パネル6につき図10に基づき
説明すると、底パネル6は、内板54、外板55、内板
54と外板55との間に充填された発泡材42(図10
中には図示せず)、前端縁(図10中左端縁)の内面に
取り付けられたジョイナ44、前端部の両側に配設され
た2つの第2スクリューブロック56、及び、後端部
(図10中右端部)に配設された2つの第4スクリュー
ブロック57とから構成されている。尚、各内板54及
び外板55は、共に、鋼板製の薄板より形成されてい
る。ここに、内板54の四隅位置には、各第2スクリュ
ーブロック56、第4スクリューブロック57を配置す
るために適宜の加工が施されている。また、外板55
は、内板54に対応する平板部(図10中図示せず)を
有し、かかる平板部の周囲(4辺)から曲折された側部
55A(前端縁には幅広の側部、他の3辺には幅狭の側
部)が形成されている。各第2及び第4スクリューブロ
ック56、57は、各側部55Aと内板54との協動に
より位置決め固定されるものである。
【0027】また、第2スクリューブロック56は木材
や発泡性樹脂からなり、図14に示すように、立方体形
状に形成されてスクリュー締結穴56Aが設けられてい
る。かかるスクリュー締結穴56Aには前記コーチスク
リュー10(図1参照)が締結される。尚、スクリュー
締結穴56Aは、底パネル6に形成されたスクリュー穴
(図示しないがスクリュー穴9と同一)に対応してい
る。更に、第4スクリューブロック57は、前記と同
様、木材や発泡性樹脂からなり、図16に示すように、
直方体形状に形成されるとともに、短手方向に形成され
たスクリュー締結穴57A及び長手方向に途中まで形成
されたスクリュー締結穴57Bが設けられている。各ス
クリュー締結穴57A、57Bには、前記と同様、コー
チスクリュー10が締結され、また、コーチスクリュー
10はスクリュー穴9を介して締結される。
【0028】次に、サイドパネル7につき図11に基づ
き説明する。尚、冷蔵庫1において一対のサイドパネル
7が使用されているが、各サイドパネル7はそれぞれ同
一の構成を有する。図11において、サイドパネル77
は、内板58、外板59、内板58と外板59との間に
充填された発泡材42(図11中には図示せず)、前端
縁(図11中左端縁)の内面に取り付けられたジョイナ
45、前端部の上側に配設された第2スクリューブロッ
ク56及び前端縁の下側に配設された第1スクリューブ
ロック52、後端部(図11中右端部)の上側に配設さ
れた第3スクリューブロック60及び後端部の下側に配
設された第5スクリューブロック53とから構成されて
いる。尚、各内板58及び外板59は、共に、鋼板製の
薄板より形成されている。
【0029】ここに、内板58の四隅位置には、各第1
スクリューブロック52等の各スクリューブロックを配
置するために適宜の加工が施されている。また、外板5
9は、内板58に対応する平板部(図11中図示せず)
を有し、かかる平板部の周囲(4辺)から曲折された側
部59A(前端縁には幅広の側部、他の3辺には幅狭の
側部)が形成されている。各第1及び第2スクリューブ
ロック52、56、各第3及び第5スクリューブロック
60、53は、各側部59Aと内板58との協動により
位置決め固定されるものである。また、第3スクリュー
ブロック60は木材や発泡性樹脂からなり、図15に示
すように、直方体形状に形成されるとともに、短手方向
に形成されたスクリュー締結穴60A及び長手方向に途
中まで形成されたスクリュー締結穴60Bが設けられて
いる。各スクリュー締結穴60A、60Bには、前記と
同様、コーチスクリュー10が締結され、また、コーチ
スクリュー10はスクリュー穴9を介して締結される。
【0030】次に、リアパネル8につき図12に基づき
説明すると、リアパネル8は、内板61、外板62、内
板61と外板62との間に充填された発泡材42(図1
2中には図示せず)、上端部の両側に配設された2つの
第4スクリューブロック57、及び、下端部に配設され
た2つの第3スクリューブロック60とから構成されて
いる。尚、各内板61及び外板62は、共に、鋼板製の
薄板より形成されている。ここに、内板61の四隅位置
には、各第3スクリューブロック60、第4スクリュー
ブロック57を配置するために適宜の加工が施されてい
る。また、外板62は、内板61に対応する平板部(図
12中図示せず)を有し、かかる平板部の周囲(4辺)
から曲折された側部62Aが形成されている。各第3及
び第4スクリューブロック60、57は、各側部62A
と内板61との協動により位置決め固定されるものであ
る。
【0031】前記のように構成された各天井パネル5、
底パネル6、一対のサイドパネル7、及び、リアパネル
8の相互は、各コーチスクリュー10を各スクリュー穴
9に挿嵌しつつ各パネルのスクリュー締結穴に締結固定
することにより、図1に示すように冷蔵庫本体2が組み
立てられるものである。このとき、各コーチスクリュー
10を介して各パネルを組み立てるについて、天井パネ
ル5は各第1スクリューブロック52及び各第5スクリ
ューブロック53、底パネル6は各第2スクリューブロ
ック56及び各第4スクリューブロック57、サイドパ
ネル7は第1、第2、第3及び第5スクリューブロック
52、56、60、53、リアパネル8は各第3スクリ
ューブロック60及び第4スクリューブロック57をそ
れぞれ介することによって相互に締結固定されるので、
各パネル相互の位置決めを容易に行うことができ、各パ
ネル間で位置ずれが発生することを確実に防止すること
ができる。これにより、組立時間を短縮してコストを低
減することができる。
【0032】また、各コーチスクリュー10を介して締
結固定する際に、締結固定部には各スクリューブロック
52等が配設されているので、コーチスクリュー10を
締結固定した場合においても、各パネルの外板において
コーチスクリューの頭部の周囲部分が窪んだりして変形
することはなく、見栄え良く冷蔵庫本体2を組み立てる
ことができる。以上詳細に説明した通り冷蔵庫1に使用
される第1の実施形態の断熱扉3では、断熱扉3の内部
で扉内板20と扉外板21を連結する連結部材34は、
一対の各取付片35A、35Bと各取付片35A、35
Bを連結する連結部36とからなる極めて簡単な構成を
有しており、従って、連結部材34の成形コストを低減
することが可能であり、これにより断熱扉3全体のコス
トを低減することができる。
【0033】また、パッキン部材29は、その取付部3
0を扉内板20の折曲部23と扉外板21の折曲部28
とにより構成される嵌合溝31に嵌合するのみによって
断熱扉3に取り付ける構成としたので、従来におけるよ
うに特別の取付部材を必要とすることなくパッキン部材
29を断熱扉3に取り付けることができ、断熱扉3のコ
ストを低減することができる。更に、連結部材34にお
ける連結部36のほぼ中央位置にて間欠的に長孔39が
成形されているので、各長孔39を介して扉内板20か
ら扉外板21へ伝達される熱の伝導性を効率的に低下さ
せることが可能となり、扉外板21の表面に結露が発生
することを効率的に抑制することができる。
【0034】また、前記のように連結部34の連結部3
6に間欠的に複数個の長孔39を穿設するとともに、各
長孔39間に微小幅を有するジョイント部40を形成
し、各扉内板20と扉外板21との間に発泡材42を充
填した後、各ジョイント部40を切断装置により切断す
ることにより扉内板20と扉外板21との間に熱遮断部
を形成して扉内板20と扉外板21との間の熱伝導を断
つように構成したので、扉内板20と扉外板21との接
続部に何ら特別の部材を設けることなく、扉内板20と
扉外板21とを極めて簡単に熱遮断することができる。
これにより、扉内板20から扉外板21への熱伝導を断
って扉外板21の表面に結露が発生することを確実に防
止することができるものである。
【0035】次に、第2の実施形態に係る断熱扉につい
て図18乃至図23に基づき説明する。ここに、図18
は扉内板を上方にして示す断熱扉の一部省略断面図、図
19は断熱扉の要部断面図、図20は補強部材の側面
図、図21は充填用スチロールと補強部材との関係を模
式的に示す平面図、図22は充填用スチロールと補強部
材との関係を部分的に示す斜視図、図23は充填用スチ
ロールの枠組を示す斜視図である。尚、以下の説明にお
いて、前記第1の実施形態に係る断熱扉3に使用された
部材等と同一の部材については同一番号を付して説明す
ることとする。
【0036】これらの各図において、前記第1の実施形
態における同様、断熱扉100は、鋼板製の薄板から形
成された扉内板101と扉外板102とを有する。扉内
板101には、四角形状の平板部103、及び、平板部
103の周囲(4辺)を内方(図18、図19では下
方)に折曲形成された折曲部104が設けられている。
扉外板102には、図19に示すように、扉内板101
の平板部103よりも広い面積を有する平板部105、
平板部105の周囲(4辺)を第1折曲位置Cにて折曲
することにより形成された垂直部106、垂直部106
の周囲を第2折曲位置Dにて水平方向に折曲することに
より形成された水平部107、及び、水平部107の周
囲を内側に折曲して形成された折曲部108が設けられ
ている。各折曲部108は、扉内板101の各折曲部1
04との間に一定間隔を保持しながら対向配置されてお
り、これより各折曲部108と折曲部104との間に
は、パッキン部材29に形成された矢羽根状の取付部3
0が嵌合される嵌合溝109が形成されることとなる。
尚、各水平部107における両端は、図18に示すよう
に、45度の角度に形成されて相互に当接されている。
【0037】また、断熱扉100内において、前記嵌合
溝109の内方で空間部110が形成されるように補強
部材111が配設されている。かかる補強部材111
は、後述するように、断熱扉100の内部で各扉内板1
01と扉外板102の周囲にて複数個が配設されている
とともに、各補強部材111の間には充填用スチロール
Sが設けられている。ここで、先ず補強部材111につ
いて図20乃至図22を参照して説明する。補強部材1
11は、鋼板製の薄板より図20等に示すような形状に
形成されており、基部112と基部112から水平方向
(図20中、右方向)に延設された延設部113とを有
する。基部112の上方には相互に対向する一対の当接
部114が形成されており、各当接部114の端部11
4Aは、図19に示すように、それぞれ扉内板101の
折曲部104の内面と扉外板105の折曲部108の内
面に当接されている。このように、補強部材111の各
当接部114は、各折曲部104、108の内面に当接
されていることから、扉外板102と扉内板101との
間に発泡材42を充填する際に発生する発泡圧に対抗し
て、扉外板102及び扉内板101を内側から補強する
作用を行い得るとともに、扉外板102に対する扉内板
101の位置決め作用を行う。また、各当接部114
は、前記嵌合溝109との間に空間部110が形成され
るように、基部112の中央部をなす連結部115を介
して連結されている。
【0038】このとき、各端部114Aの双方又は少な
くとも一方が、折曲部104、108の内面に対して両
面粘着テープ(図示せず)等を介して固着されている。
このように、各当接部114が扉内板101における折
曲部104の内面及び扉外板102における折曲部10
8の内面の少なくとも一方に固着されている場合には、
補強部材111を介して発揮される扉外板102に対す
る扉内板101の位置決め作用は、より確実に行われ得
る。また、各当接部114の端部114A間の溝幅(距
離)は、パッキン部材29の取付部30の取付幅と各折
曲部104、108の板厚とを加えた溝幅に形成されて
おり、これより各当接部114の端部114Aは、前記
嵌合溝109の溝幅と略同一幅をもって相互に対向され
ることとなる。このように、各当接部114の端部11
4A間の溝幅を嵌合溝109の溝幅と略同一にすること
により、パッキン部材29の取付部30は、各当接部1
14の間から嵌合溝109を経て空間部110内に何ら
支障なく取り付けられ得ることとなる。
【0039】更に、補強部材111は、図18等から明
かなように、扉内板101と扉外板102との間にて立
設した状態で配設されており、従って、各当接部114
における端部114Aは、鋼板製薄板の板厚に相当する
端面で各折曲部104、108の内面と当接することと
なる。これにより、各当接部114の端部114Aと各
折曲部104、108との間における接触面積は微小な
ものとなり、この結果、補強部材111と各扉外板10
2、扉内板101との間に形成される伝熱面積は極めて
小さくなって扉内板101から扉外板102へ伝達され
る熱の伝導性を効率的に低下させることが可能となると
ともに、扉外板102の表面に結露が発生することを効
率的に抑制することが可能となる。また、前記連結部1
15の中央位置には、縦状の長孔116が穿設されてお
り、この長孔116は、扉内板101から補強部材11
1を経て扉外板102に熱が伝達される場合に、前記の
ように補強部材111と各扉外板102、扉内板101
との間に形成される伝熱面積は極めて小さくなることと
も相まって、補強部材111における伝熱部を小さくし
て熱が扉外板102に伝達され難くして断熱効果を良好
に保持するためのものである。前記補強部材111の基
部112から延設された延設部113には、その先端を
直角に屈曲させてなる屈曲部117が形成されている。
この屈曲部117は、扉内板101と扉外板102との
間に発泡材42を充填する際に発泡材42中に埋設さ
れ、その埋設効果により扉外板102が外方に広がらな
いように作用する。
【0040】次に、補強部材111と充填用スチロール
Sとの関係について図21乃至図23に基づき説明す
る。充填用スチロールSは、断熱扉100における全周
の内部に配設されており、かかる充填用スチロールS
は、図23に示すように、2種類のスチロール片S1と
S2から構成されている。各スチロール片S1、S2
は、共に側面視で略「L」字状に形成されており、その
「L」字状の上端部118は扉内板101の内面に両面
粘着テープ等を介して固着されている(図19参照)。
これにより、各スチロール片S1、S2と扉内板101
との位置決めが行われるものである。一方のスチロール
片S1は、断熱扉100のコーナー部に使用され、その
一端面は45度の角度をもって切断されるとともに、他
端面は平面状に切断されている。従って、2つのスチロ
ール片S1の一端面同士を接合することにより、断熱扉
100のコーナー部を形成することが可能となり、かか
る8個のスチロール片S1を使用して4つのコーナー部
を形成している。また、他方のスチロール片S2は、断
熱扉100の長辺部に使用され、各スチロール片S1の
他端面の間に装着されている。尚、本第2の実施形態に
係る断熱扉100では、長方形状の断熱扉100の全周
に渡って8個のスチロール片S1と2個のスチロール片
S2とが使用されている。そして、各スチロール片S
1、S2の接合部には、前記補強部材111が配置され
ている(図21、図22参照)。
【0041】このように各補強部材111の間にスチロ
ール片S1、S2が設けられている場合には、断熱扉1
00の周囲にて各スチロール片S1、S2を介して発泡
材42が充填される領域が密封されることとなり、従っ
て、扉外板102と扉内板101との間に発泡材42を
充填する際に、嵌合溝109や空間部110に目貼りを
行う必要がなく、発泡材42の発泡作業を簡単に行うこ
とができる。
【0042】以上詳細に説明した通り第2の実施形態に
係る断熱扉100では、扉内板101の折曲部104と
扉外板102の折曲部108とは一定間隔を保持しなが
ら対向されて嵌合溝109が形成されており、また、補
強部材111に形成された一対の各当接部114の端部
114Aが各折曲部104、108の内面に当接される
ように構成したので、断熱扉100における内部の周囲
にて複数個の補強部材111を介在させることにより、
扉外板102と扉内板101との間に発泡材42を充填
する際に発生する発泡圧に対抗して、扉外板102及び
扉内板101を内側から補強することができるととも
に、扉外板102に対する扉内板101の位置決めを行
うことができる。これにより、表面等に変形が発生する
ことなく適正な形状を保持しつつ断熱扉100を製造す
ることができるものである。
【0043】また、断熱扉100においては、補強部材
111における各当接部114が、嵌合溝109の溝幅
と略同一の溝幅をもって相互に対向するように構成され
ているので、各当接部114間の溝幅を嵌合溝109の
溝幅と略同一にすることにより、パッキン部材29のの
取付部30は、各当接部114の間から嵌合溝109を
経て空間部110内に何ら支障なく取り付けられ得る。
更に、各当接部114の双方又は一方は、扉内板101
における折曲部104の内面及び扉外板102における
折曲部108の内面に固着されている構成を有するの
で、補強部材111を介して発揮される扉外板102に
対する扉内板101の位置決め作用をより確実なものと
することができる。
【0044】また、補強部材111は金属薄板から形成
されるとともに各扉内板101と扉外板102との間に
て立設した状態で配設されており、各当接部114は金
属薄板の板厚に相当する端部114Aにて扉内板101
における折曲部104の内面及び扉外板102における
折曲部108の内面に当接されている構成を有するの
で、各当接部114と各折曲部104、108との間に
おける接触面積は微小なものとなり、これにより補強部
材111と各扉外板102、扉内板101との間に形成
される伝熱面積は極めて小さくなって扉内板101から
扉外板102へ伝達される熱の伝導性を効率的に低下さ
せることができるとともに、扉外板102の表面に結露
が発生することを効率的に抑制することができる。更
に、補強部材111は扉内板101と扉外板102の周
囲にて複数個配設されており、各補強部材111の間に
は充填用スチロールSが設けられている構成を有するの
で、断熱扉100の周囲にてスチロール片S1、S2を
介して発泡材42が充填される領域が密封されることと
なり、従って、扉外板102と扉内板101との間に発
泡材42を充填する際に、嵌合溝109や空間部110
に目貼りを行う必要がなく、発泡材42の発泡作業を簡
単に行うことができる。
【0045】尚、本発明は前記第1及び第2の実施形態
に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない
範囲内で種々の改良、変形が可能であることは勿論であ
る。ここで、第2の実施形態に係る断熱扉100の各種
変形例について図24乃至図29に基づき説明する。図
24は第1変形例に係る断熱扉100を模式的に示す一
部断面図、図25は第2変形例に係る断熱扉100を模
式的に示す一部断面図、図26は第3変形例に係る断熱
扉100を模式的に示す一部省略断面図、図27は第4
変形例に係る断熱扉100を模式的に示す一部省略断面
図、図28は第5変形例に係る断熱扉100における充
填用スチロールの枠組を示す斜視図、図29は扉内板1
01を上方にして示す第5変形例に係る断熱扉100の
一部省略断面図である。
【0046】先ず、第1変形例について図24を参照し
て説明すると、補強部材120は横「C」字状の形状を
有しており、一対の当接部121が、嵌合溝109との
間に空間部110が形成されるように、連結部122を
介して連結されている。各当接部121の端部は、図2
4に示すように、それぞれ扉内板101の折曲部104
及び扉外板102の折曲部108の内面に当接されてい
る。このように補強部材120に形成された一対の各当
接部121の端部が各折曲部104、108の内面に当
接されているので、前記第2の実施形態における補強部
材111の場合と同様、断熱扉100における内部の周
囲にて複数個の補強部材120を介在させることによ
り、扉外板102と扉内板101との間に発泡材42を
充填する際に発生する発泡圧に対抗して、扉外板102
及び扉内板101を内側から補強することができるとと
もに、扉外板102に対する扉内板101の位置決めを
行うことができる。
【0047】また、第2変形例の断熱扉100において
は、図25に示すように、補強部材130が横「L」字
状の形状を有しており、1つの当接部131と当接部1
31に連続する連結部132とからなる。当接部131
の端部は、扉内板101の折曲部104の内面に当接さ
れており、また、連結部132の端部(図25中、右端
部)は扉外板102の内壁面に両面粘着テープ133を
介して固着されている。このように構成された断熱扉1
00においても、補強部材130の当接部131が扉内
板101の折曲部104の内面に当接され、且つ、連結
部132の端部が両面粘着テープ133により扉外板1
02の内壁面に固着されていることから、前記と同様、
扉外板102と扉内板101との間に発泡材42を充填
する際に発生する発泡圧に対抗して、扉外板102及び
扉内板101を内側から補強することができるととも
に、扉外板102に対する扉内板101の位置決めを行
うことができる。
【0048】更に、第3変形例の断熱扉100において
は、図26に示すように、補強部材140が横「C」字
状の形状を有しており、一対の当接部141が、嵌合溝
109との間に空間部110が形成されるように、連結
部142を介して連結されている。各当接部141の端
部は、それぞれ扉内板101の折曲部104及び扉外板
102の折曲部108の内面に当接された状態で両面粘
着テープ143により固着されている。このように補強
部材140に形成された一対の各当接部141の端部が
各折曲部104、108の内面に当接、固着されている
ので、前記第2の実施形態における補強部材111の場
合と同様、断熱扉100における内部の周囲にて複数個
の補強部材140を介在させることにより、扉外板10
2と扉内板101との間に発泡材42を充填する際に発
生する発泡圧に対抗して、扉外板102及び扉内板10
1を内側から補強することができるとともに、扉外板1
02に対する扉内板101の位置決めを行うことができ
る。
【0049】また、第4変形例の断熱扉100において
は、図27に示すように、補強部材150が横「L」字
状の形状を有しており、1つの当接部151と当接部1
51に連続する連結部152とからなる。当接部151
の端部は、扉内板101の折曲部104の内面に当接さ
れた状態で両面粘着テープ153により固着されてお
り、また、連結部132の端部(図27中、右端部)は
扉外板102の内壁面に両面粘着テープ153を介して
固着されている。このように構成された断熱扉100に
おいても、補強部材150の当接部151が扉内板10
1の折曲部104の内面に当接、固着され、且つ、連結
部132の端部が扉外板102の内壁面に固着されてい
ることから、前記と同様、扉外板102と扉内板101
との間に発泡材42を充填する際に発生する発泡圧に対
抗して、扉外板102及び扉内板101を内側から補強
することができるとともに、扉外板102に対する扉内
板101の位置決めを行うことができる。
【0050】更に、第5変形例の断熱扉100は、前記
各第1変形例乃至第4変形例とは異なり、補強部材とし
ては前記第2の実施形態に使用された補強部材111が
使用されているが、充填用スチロールSとして新たなス
チロール片S3、S4が使用されている。即ち、断熱扉
100の全周の内部に配設される充填用スチロールSと
して、図28、図29に示すように、2種類のスチロー
ル片S3とS4が使用されている。各スチロール片S
3、S4は、共に側面視で凹状に形成されており、中央
に凹溝160を有するとともに、凹溝160の両側には
凸状部161を有する。各凸状部161の上面は、扉内
板101の内面及び扉外板102の内面に両面粘着テー
プ等(図示せず)を介して固着されている(図29参
照)。これにより、各スチロール片S3、S4と各扉内
板101、扉外板102との位置決めが行われるもので
ある。
【0051】一方のスチロール片S3は、断熱扉100
のコーナー部に使用され、その一端面は45度の角度を
もって切断されるとともに、他端面は平面状に切断され
ている。従って、2つのスチロール片S3の一端面同士
を接合することにより、断熱扉100のコーナー部を形
成することが可能となり、かかる8個のスチロール片S
3を使用して4つのコーナー部を形成している。また、
他方のスチロール片S4は、断熱扉100の長辺部に使
用され、各スチロール片S3の他端面の間に装着されて
いる。尚、第5変形例の断熱扉100では、長方形状の
断熱扉100の全周に渡って8個のスチロール片S3と
2個のスチロール片S4とが使用されている。そして、
各スチロール片S3、S4の接合部には、補強部材11
1が配置されている(図29参照)。また、各スチロー
ル片S3、S4の凹溝160は、嵌合溝109から挿入
されるパッキン部材29の取付部30が収納される空間
部110を構成する。
【0052】このように各補強部材111の間にスチロ
ール片S3、S4が設けられている場合には、断熱扉1
00の周囲にて各スチロール片S3、S4を介して発泡
材42が充填される領域が密封されることとなり、従っ
て、扉外板102と扉内板101との間に発泡材42を
充填する際に、嵌合溝109や空間部110に目貼りを
行う必要がなく、発泡材42の発泡作業を簡単に行うこ
とができる。
【0053】
【発明の効果】以上説明した通り本発明は、金属薄板か
ら形成される断熱扉の扉内板と扉外板とを連結するにつ
いて極めて簡単な構成の連結部材を介して扉内板と扉外
板とを連結することにより連結部材の成形コストを抑え
て断熱扉全体のコストを低減することが可能であるとと
もに、扉内板と扉外板との接続部に特別の部材を設ける
ことなく、扉内板と扉外板とを極めて簡単に熱遮断して
扉内板から扉外板への熱伝導を断つことにより冷蔵庫等
に使用した場合に扉外板に結露が発生することを防止可
能な断熱扉を提供することができる。また、本発明は、
扉外板と扉内板との間に形成される嵌合溝の近傍に補強
部材を配設することにより、扉外板と扉内板との間に発
泡材を充填する際に、その発泡圧に対抗して扉外板及び
扉内板を内側から補強するとともに、扉外板に対する扉
内板の位置決めをすることが可能な断熱扉を提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 冷蔵庫の概略を示す分解斜視図である。
【図2】 扉内板を上方にして示す断熱扉の一部省略斜
視図である。
【図3】 断熱扉の要部断面図である。
【図4】 連結部材の斜視図である。
【図5】 連結部材の一部平面図である。
【図6】 断熱扉の嵌合溝にパッキン部材を取り付ける
状態を模式的に示す説明図である。
【図7】 断熱扉の嵌合溝にパッキン部材を取り付けた
後における取付状態を示す断面図である。
【図8】 断熱扉と天井パネルとの関係を示す断面図で
ある。
【図9】 天井パネルの斜視図である。
【図10】底パネルの斜視図である。
【図11】サイドパネルの斜視図である。
【図12】リアパネルの斜視図である。
【図13】第1スクリューブロックの斜視図である。
【図14】第2スクリューブロックの斜視図である。
【図15】第3スクリューブロックの斜視図である。
【図16】第4スクリューブロックの斜視図である。
【図17】第5スクリューブロックの斜視図である。
【図18】扉内板を上方にして示す断熱扉の一部省略断
面図である。
【図19】断熱扉の要部断面図である。
【図20】補強部材の側面図である。
【図21】充填用スチロールと補強部材との関係を模式
的に示す平面図である。
【図22】充填用スチロールと補強部材との関係を部分
的に示す斜視図である。
【図23】充填用スチロールの枠組を示す斜視図であ
る。
【図24】第1変形例に係る断熱扉を模式的に示す一部
断面図である。
【図25】第2変形例に係る断熱扉を模式的に示す一部
断面図である。
【図26】第3変形例に係る断熱扉を模式的に示す一部
省略断面図である。
【図27】第4変形例に係る断熱扉を模式的に示す一部
省略断面図である。
【図28】第5変形例に係る断熱扉における充填用スチ
ロールの枠組を示す斜視図である。
【図29】扉内板を上方にして示す第5変形例に係る断
熱扉の一部省略断面図である。
【符号の説明】
1・・・冷蔵庫、2・・・冷蔵庫本体、3・・・断熱
扉、5・・・天井パネル、6・・・底パネル、7・・・
サイドパネル、8・・・リアパネル、10・・・コーチ
スクリュー、20・・・扉内板、21・・・扉外板、2
2・・・平板部、23・・・折曲部、25・・・平板
部、28・・・折曲部、29・・・パッキン部材、30
・・・取付部、30A乃至30C・・・フィン部、31
・・・嵌合溝、33・・・空間部、34・・・連結部
材、35A、35B・・・取付片、36・・・連結部、
39・・・長孔、40・・・ジョイント部、41・・・
ポップリベット、42・・・発泡材、100・・・断熱
扉、101・・・扉内板、102・・・扉外板、108
・・・折曲部、109・・・嵌合溝、110・・・空間
部、111・・・補強部材、114・・・当接部、11
5・・・連結部、S1、S2・・・スチロール片

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属薄板から形成され、四角形状の平板
    部と、平板部の周囲を折曲して設けられた折曲部とを有
    する扉内板と、 金属薄板から形成され、前記扉内板の平板部よりも広い
    平板部と、平板部の周囲を複数回折曲することにより前
    記扉内板の折曲部と一定間隔を保持しながら対向する折
    曲部とを有する扉外板と、 前記扉内板の折曲部と扉外板の折曲部との協動により扉
    内板と扉外板との間に形成される嵌合溝と、 前記扉内板及び扉外板の内側に固着される一対の取付片
    が設けられるとともに、前記嵌合溝との間に空間部が形
    成されるように各取付片間を連結する連結部が設けられ
    た連結部材と、 前記嵌合溝に嵌合されるとともに前記空間部に収納され
    る取付部が設けられたパッキン部材と、 前記各扉内板と扉外板との間に充填される発泡材とを備
    えたことを特徴とする断熱扉。
  2. 【請求項2】 前記連結部材の連結部のほぼ中央位置に
    は間欠的に長孔が穿設されて複数の微小幅ジョイント部
    が形成されていることを特徴とする請求項1記載の断熱
    扉。
  3. 【請求項3】 前記連結部材の各微小幅ジョイント部は
    発泡材が充填された後に切断されることを特徴とする請
    求項2記載の断熱扉。
  4. 【請求項4】 金属薄板から形成され、四角形状の平板
    部と、平板部の周囲を折曲して設けられた折曲部とを有
    する扉内板と、 金属薄板から形成され、前記扉内板の平板部よりも広い
    平板部と、平板部の周囲を複数回折曲することにより前
    記扉内板の折曲部と一定間隔を保持しながら対向する折
    曲部とを有する扉外板と、 前記扉内板の折曲部と扉外板の折曲部との協動により扉
    内板と扉外板との間に形成される嵌合溝と、 前記扉内板における折曲部の内面及び扉外板における折
    曲部の内面に当接し且つ相互に対向する一対の当接部が
    形成されるとともに、前記嵌合溝との間に空間部が形成
    されるように各当接部間を連結する連結部が設けられ、
    各扉内板及び扉外板を内側から補強する補強部材と、 前記嵌合溝に嵌合されるとともに前記空間部に収納され
    る取付部が設けられたパッキン部材と、 前記各扉内板と扉外板との間に充填される発泡材とを備
    えたことを特徴とする断熱扉。
  5. 【請求項5】 前記補強部材における各当接部は、前記
    嵌合溝の溝幅と略同一の溝幅をもって相互に対向してい
    ることを特徴とする請求項4記載の断熱扉。
  6. 【請求項6】 前記各当接部は、扉内板における折曲部
    の内面及び扉外板における折曲部の内面の少なくとも一
    方に固着されていることを特徴とする請求項4記載の断
    熱扉。
  7. 【請求項7】 前記補強部材は金属薄板から形成される
    とともに各扉内板と扉外板との間にて立設した状態で配
    設されており、前記各当接部は金属薄板の板厚に相当す
    る端面にて扉内板における折曲部の内面及び扉外板にお
    ける折曲部の内面に当接されていることを特徴とする請
    求項4記載の断熱扉。
  8. 【請求項8】 前記補強部材は扉内板と扉外板の周囲に
    て複数個配設されており、各補強部材の間には充填材が
    設けられていることを特徴とする請求項7記載の断熱
    扉。
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JP2012100948A (ja) * 2010-11-11 2012-05-31 Kokuyo Co Ltd テーブル
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