JPH0949596A - ガス管の修理方法と該方法で用いるサドル及び穿孔具 - Google Patents

ガス管の修理方法と該方法で用いるサドル及び穿孔具

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JPH0949596A
JPH0949596A JP7334380A JP33438095A JPH0949596A JP H0949596 A JPH0949596 A JP H0949596A JP 7334380 A JP7334380 A JP 7334380A JP 33438095 A JP33438095 A JP 33438095A JP H0949596 A JPH0949596 A JP H0949596A
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saddle
gas
hole
pipe
shaft
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Application number
JP7334380A
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English (en)
Inventor
Naoshi Ishimaru
直志 石丸
Naotake Uda
尚武 宇田
Takayuki Handa
孝幸 半田
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Mitsui Petrochemical Industries Ltd
Original Assignee
Mitsui Petrochemical Industries Ltd
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L55/00Devices or appurtenances for use in, or in connection with, pipes or pipe systems
    • F16L55/18Appliances for use in repairing pipes

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Pipe Accessories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目 的】 ガス管の修理の際、バイパス管を取付け、
かつ管内にガスバッグ挿入のため管にサドルを簡便に取
付け或いは取外しできるようにして、ガス管に孔を穿け
るまでの時間を短縮し、迅速な作業ができるようにする
と共に、修理後は管からの出張り量の少ないサドルに取
換えて他工事の邪魔となったり、他工事の際に損傷した
りすることのないようにする。 【構 成】 サドルAをガス管8にクランプ手段9によ
り簡便に着脱できるようにし、かつ復旧後はガス管8に
穿けられた孔をシールプラグで塞いだのち、その上より
ガス管からの突出量の少ないリペアサドルを被せて融着
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、プラスチックより
なるガス管の修理方法と該方法で用いるサドル及び穿孔
具に関する。
【0002】
【従来技術】ガス管の修理を行うときには一般に、ガス
の供給を止めないように、修理区間をバイパスするバイ
パス管をガス管に取付けたのち、修理区間の上流側と下
流側のガス管にそれぞれガスバッグを挿入して膨らま
せ、これによりガスを止めたのちに修理区間のガス管の
取換え等の工事を行っている。
【0003】ガス管へのバイパス管の取付けは、修理区
間の両側のガス管にバイパスサドルを融着したのち、両
サドルのスピゴット部をホースで繋ぐことによって行わ
れ、またガスバッグの挿入もガス管にサドルを融着した
のち、このサドルを通して行われ、復旧後はサドルから
ガスバッグを引出し、かつバイパスサドルからホースを
外したのち、両サドルのスピゴット部にそれぞれキャッ
プを融着してシールしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ガス管を修理しようと
する際に用いられるサドルやバイパスサドルは従来、上
述するように管に融着していたため、管に穿孔を開始す
るまでの時間がかゝり、迅速な作業ができなかった。ま
た復旧後はサドルやバイパスサドルのスピゴット部にキ
ャップを取付けていたため、管からの出張り量が多くな
って他工事をする際の邪魔となったり、他工事をする際
に当たって損傷することがあった。
【0005】本発明は、融着が不要なサドルを用いて、
上記の問題を解消しようとするものである。
【0006】
【課題の解決手段】本発明はそのため、バイパス管用の
サドルとガスバッグ挿入用のサドルを修理区間両側のガ
ス管にそれぞれ気密用シール材を介して当てがい、クラ
ンプ手段によりクランプしたのち、バイパス管用のサド
ルにバイパス管を接続し、ついでガスバッグ挿入用のサ
ドルを通してガス管に穿かれた孔にガスバッグを挿入し
て膨らませ、ガスを止めたのちに修理区間内のガス管の
修理を行い、修理後、各サドルを通して穿かれた孔に栓
をして孔を閉鎖したのち、その上よりリペアサドルを当
てがい融着することを特徴とする。
【0007】本発明によれば、サドルは管にクランプに
よって固定されるため、管への固定が短時間で行われ、
また復旧後は管からの出張り量の少ないリペアサドルに
取換えられる。本発明で用いるサドルは、管への当たり
面に気密用のシール材を装着したサドル部と、サドル部
に開閉可能に軸着されるか、或いはサドル部一端のリブ
に係脱可能に引掛けられるフックを有し、サドル部とで
管を挟み込む当て金具と、サドル部と当て金具とで挟み
込んだ管を抱き締め、クランプするクランプ手段とより
なるものである。
【0008】サドルを管にクランプしたのちの管への穿
孔後のガス洩れ防止対策は、サドル或いはサドルに連結
されるジグにバルブを設けてバルブ開放時にカッターを
バルブを通して穿孔できるようにする一方、穿孔後はカ
ッターをバルブより抜き出したのち、バルブを閉めてガ
ス洩れを防止する方法、図1に示すように、開口部周縁
にゴムを取付けたサドル1への装着部2と、同じく開口
部周縁にゴムを取り付けた手の差込部3とを上下に有す
る透明なポリエチレン又はビニール袋よりなるノーブロ
ーバッグ4を用い、ゴムの収縮により装着部2或いは差
込部3をサドル或いは手に密着させてガス洩れを防止す
る方法、図16〜図19に示されるように、管への穿孔
時に使用されるカッターをシャフト53に係脱可能に連
結されるホールソー71より構成し、穿孔後、シャフト
53とホールソー71との連結を解除してシャフト53
をホールソー71より離脱させ、取り残したホールソー
71で孔を塞ぐ方法(ホールーソー71にはくり抜いた
円板状の切屑が密嵌状態で詰まっている)、取り残した
ホールソーで一時的に孔を塞いだのち、上述のノーブロ
ーバッグ4を用いてガス洩れを防止する方法、などを採
用することができる。
【0009】上述する方法のうち、サドル或いはジグに
バルブを設ける方法及びホールソーで孔を塞ぐ方法は、
ガス洩れを確実に防止できる反面、前者の方法はバルブ
によりサドルの構造が複雑となるか、或いはサドルにバ
ルブを備えたジグを連結しなければならない。また後者
のホールソーを栓として使用する方法は、ホールソーと
しての使用ができなくなるうえ、ホールソーは丈が比較
的長いため、管からの出っ張りが多くなり、更にガス洩
れ防止のためリペアサドルを被せて融着したとき、管か
らの出っ張り量が一層多くなる。一方、ノーブローバッ
グを用いる方法は、上述の方法に比べ、ガス洩れ防止に
劣るが、ノーブローバッグは構造が簡単で、簡便に利用
できる利点がある。ことに取り残したホールソーで孔を
塞いだのち、ノーブローバッグを装着する方法による場
合、ノーブローバッグ装着時には孔がホールソーで塞が
れているためガス洩れがなく、ノーブローバッグ装着後
はホールソーを抜き出し、丈の短い栓と差し換えてリペ
アサドルを融着することができ、ホールソーも再使用が
可能となる。シャフトをホールソーに係脱可能に連結す
るには、例えばホールソーの取付部に六角孔等の角孔
と、その下に角孔の外接円と同じか或いはそれよりやゝ
径大の円形孔を形成し、またシャフト下端に一対の六角
ボルト等の角ブロックを、下側の角ブロックはシャフト
に固定、上側の角ブロックはシャフトに一定角度回転可
能に取付けるとよい。一対の角ブロックを一致させた状
態で角孔に差し込んだのちシャフトを回すと、両ブロッ
クの位相がずれて下側の角ブロックが角孔に引掛かって
抜け止めとなる一方、シャフトを引抜きながら回すと、
両角ブロックが一致した時点で両角ブロックが角孔より
抜け出し、シャフトがホールソーより離脱し、連結が解
除される。
【0010】
【実施例】図2は、バイパス管用及びガスバッグ挿入用
のサドルAを示すもので、両側にリブ6a、6bを、中
央に筒状の胴部6cを有し、管への当たり面には図3に
示すように、取出孔6dの周りに気密用のシール材10
を装着したサドル部6と、一端にリブ6aに引掛けられ
るフック7aを有し、サドル部6とでガス管を挟み込む
当て金具7と、当て金具7の他端に軸着され、サドル部
6と当て金具7とで管を挟み込んでクランプするクラン
プ手段9とよりなり、クランプ手段9は、当て金具7に
軸着される略J形状の連結金具11と、連結金具11に
捩込まれるネジ軸12と、ネジ軸先端に取着され、リブ
6bに圧着される押え金具13と、ネジ軸他端に固着さ
れるノブ14とよりなり、ノブ14を回して捩込むと、
押え金具13がリブ6bに圧着してサドル部6と当て金
具7とで管をクランプする一方、ノブ14を逆方向に回
して押え金具13の圧着を弛めると、連結金具11を図
2の矢印方向に回すことができるようになり、これによ
り押え金具13がリブ6bより外れるようになる。
【0011】図4は、上記サドルAにバイパスホース1
6を繋ぐためのジグBについて示すもので、筒状をなし
てサドル部6の胴部6cに上方より差し込まれ、内部に
流路を開閉するボールバルブ17を備えたジグ本体18
と、詳細な構造は省略するが、ジグ本体18の下端に取
着され、胴部6cをクランプする抱き締め金具19と、
ジグ本体18上側部の小径部18aに嵌挿され、上端部
にホース16が差し込まれるホース継手21と、ホース
継手21の下端に軸着され、上げ下げにより先端が上記
小径部18aの窪み18bに食い込むか、或いは窪み1
8bより外れてホース継手21をジグ本体18に連結す
るか、或いはその連結を解除するクランプレバー22と
よりなっている。図中、23はエア抜き用のバルブ、2
4は圧力測定時に開いて圧力を測定するときに用いるバ
ルブ、25はoリング、26はシール材である 。
【0012】図5は、管8に穿孔するための穿孔工具C
について示すもので、サドル部6の胴部6cに上方より
差し込まれる本体31と、本体31に捩込まれるネジ軸
32と、ネジ軸下端に固着されるホールソー33と、ネ
ジ軸上端に着脱可能の取着されるレンチ34とよりな
り、レンチ34の回動操作によりホールソー33を管8
に食い込ませて円形孔を穿孔できるようになっている。
図中、35はoリングである。
【0013】図6及び図7は、穿孔後の孔を塞ぐのに用
いるリペアサドルDについて示すもので、中央に凸部3
6aを突出形成し、凸部内にはシールプラグ(後述す
る)が納まる凹部36bを有するサドル部36と、凹部
36bの周りの管への当たり面にコイル状に埋設される
融着用の電熱線37と、電熱線37の両端に接続される
端子を備えたターミナル38とよりなっている。
【0014】次にガス管修理の手順について説明する。
修理のため切断される切断区間両側のガス管8に先ず、
図10に示すように、上記サドルAを二個づゝ取り付け
る。ついで外側に位置するサドルAにジグBのジグ本体
18をそれぞれ取付けクランプする。その後図4に示す
ように、ボールバルブ17を開いた状態で図示省略した
ホールソーを挿入し、管8に押し付ける。そしてこの状
態でホールソーに連結される上方のレンチを回動操作
し、押し込みにより管8に円形孔を穿孔する。穿孔後は
レンチを逆方向に操作してホールソーを引上げる。ホー
ルソーがボールバルブ17を越えて引上げられると、ボ
ールバルブ17を閉じ、流路を塞ぐ。その後、ホールソ
ーをジグ本体18より引出し、ホース継手21をジグ本
体18に連結する。そして切断区間両側のホース継手2
1にホース16を差し込んで繋ぐ。
【0015】その後、切断区間一側のジグBにおいて、
閉じておいたバルブ23を開き、ガス圧でホース内の空
気を放出してホース内の空気をガスと置換する。置換後
はバルブ23を閉じる。以上の操作を切断区間他側のジ
グBについても同様にして行い、ガスがホース16を通
してバイパスできるようにする。
【0016】次に内側に位置するサドルAに図5に示す
穿孔工具Cを取付け、レンチ34の回動操作により管8
に穿孔する。穿孔後、レンチ34の逆方向の回動操作に
より、ホールソー33を本体内に引上げたのち、穿孔工
具CをサドルAより取外す。そして直ちにガスバッグ2
個を入れた図1に示すノーブローバッグ4をサドル部6
の胴部6cに装着する。これにより管8に穿けられた孔
からのガス洩れが防止される。
【0017】次にノーブローバッグ上端の装着部2より
手を入れ、ガスバッグ41を管8に穿けられた孔42よ
りガス管内に挿入する。ガスバッグ41はガス管内に2
個、互いに逆向きに挿入され、そのうちの一方は上流
側、他方は下流側に付けられる(図8)。ついで各ガス
バッグ41のカプラー43に圧縮空気源側のカプラー
(図示しない)を繋ぎ、圧縮空気を供給してガスバッグ
41を膨らませる。そして切断区間における管内のガス
の流れを止める。図9は膨らませたガスバッグ41でガ
スの流れを止めた状態を示す。この状態で必要なガスは
図10に示すように、ホース16を通して送られる。
【0018】以上の作業を終えたのち、切断区間のガス
管8が切断される(図10)。次に切断された管の復旧
作業について説明する。図10の状態より先ず短管8a
をソケット継手45によって連結し、切断されたガス管
8を繋ぐ(図13参照)。次に図11に示すようなスポ
ンジ状のシールプラグ47、或いは図12に示すように
シール用のoリング48と抜け止め用のoリング49を
装着したシールプラグ50を図1のノーブローバッグ4
に入れ、該ノーブローバッグ4をソケット継手両側の内
側に位置するサドルAの胴部6cに装着する。そして切
断区間両側のいづれか一方の側のガス管内に挿入した一
対のガスバッグ41の空気を抜いてガスバッグを窄ま
せ、ガス管より抜き出したのち手作業にて孔42にシー
ルプラグ47又は50を押し込みシールする。ついで他
方の側のガス管内に挿入した一対のガスバッグ41のう
ち、先ず内側のガスバッグの空気を抜いて窄ませ、管内
より抜き出す。そして切断区間内の空気をガス圧で孔4
2より放出し、ガスに置換する。
【0019】ガスとの置換を終え、ガスが洩れ出した時
点で外側のガスバッグの空気を抜いて窄ませ、管内より
取り出したのち、手作業により孔42にシールプラグ4
7又は50を押し込みシールする。シール後、サドルA
をクランプの解除により取外し、リペアサドルDをシー
ルプラグ47又は50が凹部36b内に納まるようにし
て管8に当て、融着する。次に外側に位置するサドルA
に取付けられるジグBのボールバルブ17を閉じ、ホー
ス16に流れるガスの流れを止めたのち、ホース16及
びホース継手21を取り外す。その後シールプラグ47
又は50をジグ本体18に嵌挿し、ボールバルブ17を
開けたのち、シールプラグ47又は50を管8に穿けら
れた孔に押し込みシールする。ついで前記と同様、サド
ルAをクランプの解除により取り外したのちリペアサド
ルDを融着する。
【0020】図13は、以上のようにして復旧作業を終
えたのちの状態を示す。図14はサドル部、図15はジ
グB、図16はホールソーのそれぞれ別の例を示すもの
で、サドル部52は中央の筒状の胴部52cの内外にネ
ジを切っている。ジグBは、本体61と本体61より分
岐して上方に伸びる分岐部62よりなり、本体には軸心
に後述のホールソーと共に穿孔具を構成するホールソー
駆動用のシャフト63が通され、その上部において昇降
可能に支承されている。また本体61の下部には内側に
ネジが切られ、サドル部52の外側に捩込んで取付けら
れるようになっている。65は圧力測定時に圧力を測定
するのに用いるバルブである。分岐部62は中央に撮み
66の操作によって開閉するボールバルブ(図示省略)
を有し、上部にはクランプレバー67の上げ下げによっ
て係脱されるホース継手68が取付けられている。69
はエア抜き用のバルブである。ホールソー71は、該ホ
ールソー71と一体をなす取付部72に角孔としての六
角孔73と六角孔73の下に断面が六角孔73の外接円
よりやゝ大径をなす円形孔74を備え、六角孔73には
シャフト下端に取付けた角型ブロックとしての六角ナッ
ト55、56が抜き差し可能に嵌合できるようになって
おり、これら角孔及び角型ブロックは、六角形以外、例
えば四角形その他の多角形とすることができる。シャフ
ト下端に取着の六角ナット55、56は同じサイズで、
下側の六角ナット55はシャフト下端に固着、上側の六
角ナット56は図17及び図18に示すように、周方向
の溝57を通してシャフト53に捩込んだピン58によ
りシャフト53に対し60°の範囲内で回動できるよう
になっており、ピン58が溝中央に位置すると、両六角
ナット55及び56が図17に示すように一致し、ピン
58が溝中央より左右いづれか一方にずれると、両ナッ
ト55、56がずれ、ピン58が溝端に位置すると、図
18に示すように両ナット55、56の位置が30°ず
れるようになっている。したがって六角ナット55及び
56が図17に示すように一致したとき、両ナットが共
にホールソーの取付部72の六角孔73に嵌合可能とな
り、六角ナット55が円形孔74に、六角ナット56が
六角孔73に嵌合した後、シャフト或いはホールソー側
を若干回動して両ナットの位置をずらすと、六角ナット
55が六角孔73に引掛かって抜け止めされるようにな
っている。ホールソー71をシャフト下端に実際に連結
するときには通常、先ずホールソー取付部72を六角ナ
ット55に押し当てゝ六角ナット55を六角孔73に嵌
合させ、六角ナット56が六角孔73に引掛かったとき
にはホールソー71或いはその取付部72を六角ナット
56が六角孔73に嵌まるまで若干回し、嵌合したのち
は六角ナット55が円形孔74の底に突き当たるまで押
し込んだのち、ホールソー71をピン58が溝端に突き
当たるまで30°回す。すると図18に示すように両ナ
ット55、56の位置がずれ、ホールソー71がシャフ
ト下端に連結される(図19)。ホールソー71の連結
を解除するときには、ホールソー71を引出しながら六
角ナット55が六角孔73に一致するまでホールソー7
1を回すとよい。これとは逆にホールソー71を掴み、
シャフト53を引上げた状態でシャフト53を若干回す
操作を行っても同様にしてホールソー71の連結を解除
することができる。なお、ガスバッグ装入用の孔穿けの
ため、サドル部52に取付けられる穿孔工具cは、内側
にネジが切られてサドル部52の胴部52cに捩込まれ
るようになっていると共に、ネジ軸32がシャフトで、
ホールソー32が前述のホールソー71と同様に構成さ
れてシャフト下端に係脱可能に連結されている点以外
は、図5に示す穿孔工具cと同様に構成される。以上の
ように構成されるサドル部、ジグB、ホールソー、穿孔
工具を用いて行うガス管修理の手順は次の通りで、前述
の手順と重複する部分は概略で説明する。切断区間両側
のガス管に二個づゝ取付けたサドル部52にそれぞれシ
ャフト下端にホールソー71を取着したジグB及び穿孔
工具Cを捩込みによって取付ける。次にジグBにおいて
は、図15に示すシャフト上端のナット70にレンチを
連結してシャフト53を回転し、ホールソーの取付部7
2をサドル部52に捩込み、ホールソー71でガス管に
押し込みにより穿孔する。穿孔後、撮み66操作により
ボールバルブを閉じた状態で、シャフト53を逆回しに
し(これによりピン58は一方の溝端より他方の溝端に
突き当たるが、ホールソー71のシャフト53への連結
は維持される)、ホールソー71を引上げる。ホールソ
ー引上後、切断区間両側のジグBのホース継手68にホ
ース(図示しない)を差し込んで繋いだのち、左右のジ
グBのうちの一方のジグBのボールバルブを撮み操作に
より開き、他方のジグBのバルブ69を開く。これによ
り、ガス圧でホース内の空気を放出してホース内の空気
をガスと置換する。置換後、バルブ69を閉じる。つい
で他方のジグBのボールバルブを開いてガスがバイパス
できるようにする。穿孔工具Cにおいては、サドルAに
取付けた穿孔工具で管に穿孔し、穿孔後はシャフトを引
抜き可能な状態まで若干回す。すなわちシャフトを引上
げながら、シャフト下端の両六角ナットが一致するまで
シャフトを若干回す。両六角ナットが一致すると、両ナ
ットがホールソー取付部の六角孔より抜け、ホールソー
33が孔に嵌まったまゝ取り残される。ホールソー33
にくり抜いた円板状の切屑が密嵌状態で詰まっているた
めにホールソーからのガスの流出はない。この状態で穿
孔工具を逆向きに回してサドル部52より取外す。次
に、サドル部52に図1に示すノーブローバッグ4を装
着したのち、ノーブローバッグ4に手を入れてホールソ
ー33を取外し、ついで穿孔を通してガスバッグ41を
2個、互いに逆向きに挿入する。そして前述したと同
様、ガスバッグ41を膨らませてガスの流れを止める。
その後切断区間のガス管が切断され、切断後、前述した
と同様にして短管によるガス管の接続が行われる。短管
の接続後、サドル部52にノーブローバッグ4を装着し
た状態でガスバッグ41の空気を抜いて窄ませ、ガス管
より抜き出す。そしてシールプラグ47又は50により
孔を塞ぎシールしたのち、リペアサドルDを当てゝ融着
する。次にジグBにおいて、シャフト上端のナット70
に連結したレンチによりシャフト53を回転させ、ホー
ルソー71を穿孔された孔に再度差込む。差込み後、ホ
ールソー71を取り残してシャフト53を引上げるが、
ホールソー71には上述するように切り粉が詰まってい
るために、ホールソー71からのガスの流出が阻止され
る。この状態にしたのち、ジグBを逆向きに回してサド
ル部52より取り外す。以後は前述したと同様、サドル
部にノーブローバッグ4を装着してホールソー71を抜
き取り、シールプラグ47又は50を押し込んでシール
する。その後リペアサドルDを当てゝ融着する。
【0021】
【発明の効果】本発明は以上のように構成され、次のよ
うな効果を奏する。請求項1記載の方法によれば、サド
ルの管への固定はクランプによって行われるため、固定
が短時間で行われるようになり、したがって穿孔を開始
するまでの時間を短くすることができ、迅速な作業がで
きるようになる。またサドルは取外しが簡単にできるた
め、修理後は管からの突出量が少ないリペアサドルに取
換えることができるようになり、こうしたサドルを用い
れば、他工事をする際の邪魔となったり、他工事をする
際に損傷するおそれが少なくなる。
【0022】請求項2記載の方法のように、サドルにバ
ルブを設けるか、或いはサドルにバルブを備えたジグを
連結すれば、バルブを閉じて流路を塞ぐことによりガス
洩れを確実に防ぐことができる。請求項3記載の方法の
ようなノーブローバッグを用いれば、ガス洩れを簡便な
方法で防ぐことができ、サドルにはバルブを設ける必要
がないため、サドルの構成が簡単となり、またバルブを
設けたジグを連結する必要もない。請求項4記載の方法
のように、穿孔に使用したホールソーを用いて孔を塞げ
ば、穿孔後、ノーブローバッグ装着までのガス洩れを防
止することができる。請求項5記載の方法及び請求項8
記載の穿孔具によれば、シャフトの操作によりホールソ
ーを係脱することができる。
【0023】請求項6記載のサドルを用いることによ
り、管にクランプすることができ、また請求項7記載の
ようにボールバルブを内蔵することにより、流路を開閉
し、穿孔時にはホールソーを通して管への穿孔を行うこ
ともできる。請求項9記載の穿孔具によれば、上下の角
ブロックを一致させることにより角孔への抜き差しが可
能となってホールソーとシャフトとの連結或いはその解
除が可能な状態となり、上下の角ブロックの位相をずら
すことにより抜き差しが不可に連結される。
【図面の簡単な説明】
【図1】ノーブローバッグの使用時の状態を示す概略
図。
【図2】サドルの側面図。
【図3】サドル部の底面図。
【図4】サドルにホースを繋ぐために取付けられたジグ
の断面図。
【図5】サドルに取付けた穿孔工具の断面図。
【図6】リペアサドルの正面図。
【図7】同サドルの底面図。
【図8】サドルを通してガス管内にガスバッグを挿入し
た状態を示す図。
【図9】同ガスバッグを膨らませてガスの流れを止めた
状態を示す図。
【図10】修理区間のガス管を切断したときの状態を示
す概略図。
【図11】シールプラグの使用時の正面図。
【図12】別のシールプラグの使用時の正面図。
【図13】復旧後のガス管の概略図。
【図14】サドル部の概略側面図。
【図15】ジグの部分断面正面図。
【図16】ホールソーの部分断面正面図。
【図17】図15のA−A線拡大断面図。
【図18】六角ナットの位置を30°ずらした状態を示
す図。
【図19】シャフト下端にホールソーを連結した状態を
示す図。
【符号の説明】
1、A・・サドル B・・ジグ C・・穿孔工具 D・・リペア
サドル 2・・装着部 3・・差込部 4・・ノーブローバッグ 6a、6b・
・リブ 6c・・胴部 6、36、5
2・・サドル部 7・・当て金具 8・・ガス管 9・・クランプ手段 11・・連結
金具 12、32・・ネジ軸 13・・押え
金具 14・・ノブ 16・・ホー
ス 17・・ボールバルブ 18、61・
・ジグ本体 19・・抱き締め金具 21、68・
・ホース継手 22、67・・クランプレバー 23、24、
65、69・・バルブ 26・・シール材 31・・本体 33、71・・ホールソー 34・・レン
チ 41・・ガスバッグ 42・・孔 45・・ソケット継手 47、50・
・シールプラグ 55、56・・六角ナット 62・・分岐
部 63・・シャフト 66・・撮み 72・・取付部 73・・円形
孔 74・・六角孔

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バイパス管用のサドルとガスバッグ挿入
    用のサドルを修理区間両側のガス管にそれぞれ気密用シ
    ール材を介して当てがい、クランプ手段によりクランプ
    したのち、バイパス管用のサドルにバイパス管を接続
    し、ついでガスバッグ挿入用のサドルを通してガス管に
    穿かれた孔にガスバッグを挿入して膨らませ、ガスを止
    めたのちに修理区間内のガス管の修理を行い、修理後、
    各サドルを通して穿かれた孔に栓をして孔を閉鎖したの
    ち、その上よりリペアサドルを当てがい融着することを
    特徴とするガス管の修理方法。
  2. 【請求項2】 サドルにはバルブが設けられるか或いは
    バルブを備えたジグが連結される請求項1記載のガス管
    の修理方法。
  3. 【請求項3】 サドルにはガス洩れ防止のためノーブロ
    ーバッグが取り付けられる請求項1記載のガス管の修理
    方法。
  4. 【請求項4】 ガス管の穿孔時に使用したホールソーを
    利用して孔を塞ぎ、その後ノーブローバッグが取付けら
    れる請求項3記載のガス管の修理方法。
  5. 【請求項5】 ホールソーは、ホールソー駆動用のシャ
    フトに係脱可能で、シャフトの操作によりシャフトと連
    結或いはその連結が解除される請求項4記載のガス管の
    修理方法。
  6. 【請求項6】 管への当たり面に気密用のシール材を装
    着したサドル部と、サドル部に開閉可能に軸着される
    か、或いはサドル部一端のリブに係脱可能に引掛けられ
    るフックを有し、サドル部とで管を挟み込む当て金具
    と、サドル部と当て金具とで挟み込んだ管を抱き締め、
    クランプするクランプ手段とよりなる請求項1記載の方
    法において用いられるサドル。
  7. 【請求項7】 サドル部にはバルブが設けられるか或い
    はボールバルブを内蔵したジグが連結される請求項6記
    載のサドル。
  8. 【請求項8】 シャフトに係脱可能で、シャフトの操作
    によりシャフトと連結或いはその連結が解除されるホー
    ルソーよりなる請求項1記載の方法においてガス管への
    穿孔時に用いられる穿孔具。
  9. 【請求項9】 ホールソーにはその取付部に角孔と、角
    孔下に断面が角孔の外接円以上の径を有する円形孔が設
    けられ、またシャフトには上記角孔に嵌合可能な一対の
    角形ブロックが取付けられ、下側の角形ブロックはシャ
    フトに固定、上側の角形ブロックはシャフトに一定角度
    回転可能である請求項8記載の穿孔具。
JP7334380A 1995-05-31 1995-12-22 ガス管の修理方法と該方法で用いるサドル及び穿孔具 Pending JPH0949596A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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