JP3041014U - ガスバッグ - Google Patents
ガスバッグInfo
- Publication number
- JP3041014U JP3041014U JP1997001184U JP118497U JP3041014U JP 3041014 U JP3041014 U JP 3041014U JP 1997001184 U JP1997001184 U JP 1997001184U JP 118497 U JP118497 U JP 118497U JP 3041014 U JP3041014 U JP 3041014U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plug
- gas
- opening
- gas pipe
- bag body
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Abstract
(57)【要約】
【課題】一人でガス遮断作業を行うことがができて、生
ガスの噴出もないガスバッグを提供する。 【解決手段】バッグ本体と、このバッグ本体から一体的
に延びてポンプに接続されるエアホースと、ガス管に開
設した開口部にねじ込むか又は差し込むことにり開口部
を閉鎖することができるプラグとを備え、上記プラグに
はこれを軸方向に貫通する透孔を開穿して、エアホース
をこの透孔に気密且つ摺動可能に挿通させ、上記プラグ
をエアホースの途中に取付け装備する。
ガスの噴出もないガスバッグを提供する。 【解決手段】バッグ本体と、このバッグ本体から一体的
に延びてポンプに接続されるエアホースと、ガス管に開
設した開口部にねじ込むか又は差し込むことにり開口部
を閉鎖することができるプラグとを備え、上記プラグに
はこれを軸方向に貫通する透孔を開穿して、エアホース
をこの透孔に気密且つ摺動可能に挿通させ、上記プラグ
をエアホースの途中に取付け装備する。
Description
【0001】
本考案はガス配管の補修工事の際などに、ガスを一時的に遮断するために用い られるガスバッグに関し、特にパラソル型ガスバッグに好適に利用できるもので ある。
【0002】
従来のガスバッグ、例えばパラソル型ガスバッグはバッグ本体と、このバッグ 本体から一体的に延びるエアホースとからなっており、ガス配管の補修工事の際 などに、ガス配管のガス遮断箇所に開設した開口部からバッグ本体をガス配管内 に挿入し、エアホースに繋いだポンプでバッグ本体内に空気を送入して、バッグ 本体をガス配管の内径いっぱいに膨らませ、ガスを一時的に遮断するように使用 するが、その使用に当たっては開口部から噴出する生ガスが拡散しないように、 通常、ノーブローカバーが使用される。
【0003】
ところが、100A以上の配管の場合、空気送入には正逆ポンプを使用するため、 腕に沿ってバッグのエアホースをノーブローカバーから取出してポンプ側と接続 しなければならない。そのためエアホース取出し部において腕とノーブローカバ ーの腕挿入口との間に隙間ができ、バッグが膨れるまでの間にこの隙間から生ガ スが漏洩する。 この生ガス漏洩を防止するためには、ガス遮断作業をノーブローカバーに手を 入れて作業する人と、ポンプを操作する人の二人作業として、ポンプを操作する 人が布などで上記隙間を押さえていなければならない。 本考案は、斯る現況に鑑みてなされたもので、その目的とするところは一人で ガス遮断作業ができて、生ガスの噴出もないガスバッグを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】 上記目的を達成するために本考案のガスバッグでは、ガスバッグをバッグ本体 と、このバッグ本体から一体的に延びてポンプに接続されるエアホースと、ガス 配管に開設した開口部を閉鎖可能に形成して上記エアホースの途中に取付けられ るプラグとで構成し、上記プラグにはこれを軸方向に貫通する透孔を開穿して、 エアホースをこの透孔に気密を保つ状態に且つ摺動することができるように貫通 させるものである。
【0005】 上記プラグは、ガス配管に開設した開口部に差し込んで、これを閉鎖するよう に形成したゴム栓とすることができる。 また、上記プラグは、ガス配管に開設する開口部に設けられるネジに螺合する ネジ部を備えて、上記開口部にねじ込んでこれを閉鎖する構造とすることもでき る。
【0006】
以上のように構成したガスバッグにあっては、ガス配管に開設した開口部から ノーブローカバーを使用して配管内にバッグ本体を挿入した後、開口部にプラグ を装着することにより開口部を閉鎖することができるので、バッグ本体への空気 の送入はノーブローカバーを外した状態で行うことができる。 従って、予めノーブローカバー内にガスバッグをいれておいて、エアホースを 腕に沿ってノーブローカバー外に取出すことなしに、配管内へのバッグ本体の挿 入、バッグ本体への空気の送入の各作業を行うことができるため、生ガスの漏洩 は生じない。
【0007】 また、上記のようにバッグのエアホースを腕に沿ってノーブローカバー外に取 出しておかなくても、配管内へのバッグ本体の挿入、バッグ本体への空気の送入 を行うことができるため、従来のように腕とノーブローカバーの腕挿入口との隙 間を布などで押さえておくような面倒なことも必要もなく、しかもノーブローカ バーに手を入れて配管内へのバッグ本体の挿入作業を行った者が、これらの作業 の終了後ノブローカバーを外してポンプの操作を行うこともできるため、従来二 人がかりで行っていた作業を、一人で行うことができるようになる。
【0008】
以下、図に基づいて本考案の実施の形態を説明する。 図1乃至図5は本考案の第1の実施形態を示し、図中1はガスバッグ、具体的 にはパラソル型ガスバッグのバッグ本体で、内部に空気等の気体を送入すること により、全体が大略円筒形若しくはラグビーボール形に膨らむような気密な袋状 に形成されると共にその周面には空気を抜いた状態で折り畳まれる多数の襞11を 備えている。 このバッグ本体1の内部には、空気を抜いた状態でこれをガス配管4に開穿す る開口部41から配管4内の所要箇所に挿入する際に、方向性を与えて挿入し易く するための部材12が装備されている。
【0009】 2は上記バッグ本体1に空気を送入するためのエアホースで、一端をバッグ本 体1の一端に連通連絡してバッグ本体1と一体に設けられており、他端を不図示 のエアー供給用ポンプに接続するようになっている。
【0010】 バッグ本体1及びエアホース2について説明した以上の構造・形態は、パラソ ル型ガスバッグとして従来公知のものであり、本考案は上記エアホース2がその 途中に、ガス配管4に開設した開口部41を閉鎖るためのプラグ3を備えているこ とを特徴とする。
【0011】 通常、ガス配管4の補修工事の際などに、ガス配管4のガス遮断箇所に開口部 41を開設するには、ガス配管4に直接穿孔するか、EFバイパス用サドル5が使 用される。 開口部41の閉鎖実施形態は直接穿孔の場合も、EFバイパス用サドル5使用の 場合も基本的に同じであるので、以下においてはバイパス用サドル5使用の場合 を例として説明する。 即ち、ガス配管4のガス遮断位置にEFバイパス用サドル5を融着固定して、 その分岐部51にサドルコールドタッピング工具6をセットし、この工具6を用い てガス配管4の穿孔を行う。 従って、ガス配管4に開設した開口部41を閉鎖るための上記プラグ3は、EF バイパス用サドル5の分岐部51を閉鎖することができるように構成される。 因みに、EFバイパス用サドル5とは、ガス配管4の周面をその周方向の約1 /3以上に亘って回り込む鞍状の固定部52を一端に備えた継手である。
【0012】 上記プラグ3は、上記EFバイパス用サドル5の分岐部51の開口51a に密栓状 に嵌合し得る外径を有しており、サドル5の分岐部51に押し込み嵌合させて分岐 部51の開口51a を閉鎖することができるように形成されている。 従って、このプラグ3は全体をゴム製として、先端に向かって径を漸減する栓 状に形成することが望ましい。このように、プラグの形状を先端に向かって径が 漸減する形状にすれば、分岐部開口51a に嵌まり込んでこれを確実に密閉できる ばかりでなく、1個のプラグで分岐部51の内径が異なる複数種のサドルへの対応 も可能になる。 また、このプラグ3にはその中心を軸方向に貫通して、前記エアホース2の外 径と同径若しくは僅かに小径な丸穴状の透孔31が穿設されている。
【0013】 そして、上記プラグ3は、透孔31にエアホース2を摺動可能且つ気密に挿通さ せることにより、エアホース2中途部の任意の位置に設けられる。 尚、プラグ3の透孔31へのエアホース2の挿通は透孔31内面とエアホース2外 面の双方若しくは一方にモンジュ液(石鹸液)を塗ることによりスムーズに行う ことができる。
【0014】 而して、斯るガスバッグを用いてガス配管4を一時的に遮断する場合には、先 ず、ガス配管4のガスを遮断する位置にEFバイパス用サドル5を融着する。次 いで、EFバイパス用サドル5にサドルコールドタッピング工具6をセットし、 この工具6を用いてガス配管4にEFバイパス用サドル5の分岐部51と同軸の孔 を穿孔して開口部41を形成する。(図3参照) 従って、この状態でEFバイパス用サドル5の分岐部51の開口51a がガス配管 4の開口部41と連通し、実質的にガス配管4の開口部41となる。 上記タッピング工具6を引き抜く前にEFバイパス用サドル5にノーブローカ バー7を装着して、ガスバッグをノーブローカバー7に入れ、然る後ノーブロー カバー7に手を入れてタッピング工具6を引き抜く。 タッピング工具6を引き抜いた後のガス配管開口部41から、ガス配管4内にガ スバッグのバッグ本体1を挿入し(図4参照)、エアホース2の途中に取付けた プラグ3をEFバイパス用サドル5の分岐部51の開口51a に押し込み嵌合させて 、分岐部51の開口51a を閉鎖する。 ノーブローカバー7を外して、エアホース2をポンプ側に接続し、ポンプを操 作してバッグ本体1内に空気を送入し(図5参照)、図2に示すようにガス配管 4の内径いっぱいにバッグ本体1を膨脹させて、ガス配管4を遮断する。
【0015】 尚、図示してはいないが、ガス配管4に対する必要な作業が終了した後は、再 びノーブローカバー7を使用してバッグ本体1をその挿入時とは逆の手順で除去 する。 この際、ノーブローカバー7には、予めEFバイパス用サドル5の分岐部51の 開口51a を閉鎖するためのプラグを別途入れておき、バッグ本体1除去後、この プラグで分岐部51の開口51a を塞ぎ、結果としてガス配管4の開口部41を塞ぐよ うにする。
【0016】 次に、図6に示す第2の実施形態について説明する。 この第2の実施形態は、ガス配管4が鋼管製で、そのガス配管4に直接穿孔に より開口部41を開設する場合の例であり、プラグ3の構造が相違するだけで、そ れ以外の構造は第1の実施形態と何等変わるところはない。 従って、説明の重複を避けるために、第1の実施形態と同一部分には同一の符 号を付すに止め、説明を省略する。
【0017】 第2の実施形態において、エアホース2の途中に取付けられるプラグ3は、穿 孔により開口部41内周に形成されるネジ41a に螺合するネジ部32を有しており、 開口部41にねじ込んで直接開口部41を閉鎖することができるように形成されてい る。 また、プラグ3の中心部には透孔31がプラグ3を軸方向に貫通して穿設されて おり、透孔31の周囲はシール性を有する素材により構成されている。 そして、プラグ3には透孔31にエアホース2が摺動可能且つ気密に挿通してい る。
【0018】 尚、このプラグ3には、ねじ込みや取外しの操作を行い易くするため、操作用 の摘み部分33が一端に設けられていることが望ましい。 このようなプラグ3は、例えば六角ニップルのネジ部を片側切り落として、そ の貫通孔34内に、丸穴状の透孔31を穿設したゴム栓35を嵌め込み、接着剤で固定 して製造することができる。 この第2の実施形態のものも、第1の実施形態のものと同様に使用されるが、 プラグ3はガス配管4に穿孔された開口部41にねじ込み螺合させて、当該開口部 41を閉鎖する。
【図1】本考案の第1の実施形態を示すガスバッグの斜
視図。
視図。
【図2】使用状態を示す断面図で、ガス配管を遮断した
状態を示す。
状態を示す。
【図3】本考案ガスバッグを用いてガス配管を遮断する
作業の工程を説明する断面図で、EFバイパス用サドル
及びサドルコールドタッピング工具を使用してガス配管
を穿孔する工程を示す。
作業の工程を説明する断面図で、EFバイパス用サドル
及びサドルコールドタッピング工具を使用してガス配管
を穿孔する工程を示す。
【図4】図3の工程に引き続き、ガス配管に設けた開口
からガス配管内にガスバッグのバッグ本体を挿入する工
程を説明する断面図。
からガス配管内にガスバッグのバッグ本体を挿入する工
程を説明する断面図。
【図5】図4の工程に引き続き、ガスバッグのバッグ本
体に空気を送入して、バッグ本体を膨らませ、ガス配管
を遮断する工程を説明する断面図。
体に空気を送入して、バッグ本体を膨らませ、ガス配管
を遮断する工程を説明する断面図。
【図6】本考案の第2の実施形態を示す断面図で、ガス
配管を遮断した状態を示す。
配管を遮断した状態を示す。
1:バッグ本体 2:エア
ホース 3:プラグ 4:ガス
配管 31:プラグの透孔 32:プラ
グのネジ部 41:ガス配管の開口部 41a :開口
部側のネジ
ホース 3:プラグ 4:ガス
配管 31:プラグの透孔 32:プラ
グのネジ部 41:ガス配管の開口部 41a :開口
部側のネジ
Claims (3)
- 【請求項1】バッグ本体と、このバッグ本体から一体的
に延びてポンプに接続されるエアホースと、ガス配管に
開設した開口部を閉鎖可能に形成されて上記エアホース
の途中に取付けられたプラグとを備えており、上記プラ
グがこれを軸方向に貫通する透孔を有し、エアホースが
この透孔を摺動可能且つ気密に貫通しているガスバッ
グ。 - 【請求項2】プラグが、ガス配管に開設した開口部に押
し込んで、これを閉鎖するように形成されたゴム栓であ
ることを特徴とする請求項1記載のガスバッグ。 - 【請求項3】プラグが、ガス配管に開設した開口部に設
けられるネジに螺合するネジ部を備え、上記開口部にね
じ込んでこれを閉鎖するように形成されていることを特
徴とする請求項1記載のガスバッグ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1997001184U JP3041014U (ja) | 1997-02-28 | 1997-02-28 | ガスバッグ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1997001184U JP3041014U (ja) | 1997-02-28 | 1997-02-28 | ガスバッグ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3041014U true JP3041014U (ja) | 1997-09-05 |
Family
ID=43175554
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1997001184U Expired - Lifetime JP3041014U (ja) | 1997-02-28 | 1997-02-28 | ガスバッグ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3041014U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2020039637A1 (ja) | 2018-08-23 | 2020-02-27 | 六菱ゴム株式会社 | 液化ガス貯留タンクのベント配管閉塞用バルーン及びベント配管閉塞用器具 |
-
1997
- 1997-02-28 JP JP1997001184U patent/JP3041014U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2020039637A1 (ja) | 2018-08-23 | 2020-02-27 | 六菱ゴム株式会社 | 液化ガス貯留タンクのベント配管閉塞用バルーン及びベント配管閉塞用器具 |
KR20200051728A (ko) | 2018-08-23 | 2020-05-13 | 무쓰비시 고무 가부시키가이샤 | 액화 가스 저장 탱크의 벤트 배관 폐색용 벌룬 및 벤트 배관 폐색용 기구 |
US11572970B2 (en) | 2018-08-23 | 2023-02-07 | Mutsubishi Rubber Co., Ltd. | Vent pipe isolation balloon for liquefied gas storage tank and vent pipe isolation device |
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