JPH0949320A - コンクリート型枠変形防止部材およびそれを用いたコンクリート型枠組立方法 - Google Patents

コンクリート型枠変形防止部材およびそれを用いたコンクリート型枠組立方法

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JPH0949320A
JPH0949320A JP7200864A JP20086495A JPH0949320A JP H0949320 A JPH0949320 A JP H0949320A JP 7200864 A JP7200864 A JP 7200864A JP 20086495 A JP20086495 A JP 20086495A JP H0949320 A JPH0949320 A JP H0949320A
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Yoshiyuki Hayakawa
義行 早川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンクリート型枠組立時の作業性を損なうこ
となく、かつ材料経費の増加をきたすことなく、型枠パ
ネルの変形を防止する。 【解決手段】 型枠パネル71,72の間隔保持固定具
取付穴と同一ピッチの貫通穴を設けた、横断面がコの字
形のコンクリート型枠変形防止部材1を用い、間隔保持
固定具の両端部において型枠パネル71,72を締結固
定と同一の手段で当該コンクリート型枠変形防止部材1
を、型枠パネル71,72の間隔保持固定具取付穴近傍
両脇も押さえつけた状態で締付固定する。この方法によ
れば、コンクリート型枠変形防止部材1のコンクリート
型枠組立時における仮止めおよび締結固定を、別途新た
な手段を設けることなく行なうことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば建築工事
や土木工事におけるコンクリートの打設あるいはコンク
リート二次製品の成形に用いられるコンクリート型枠を
組み立てる際に型枠パネルの変形を防止するためのコン
クリート型枠変形防止部材およびそれを用いたコンクリ
ート型枠の組立方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の型枠パネルとしては、ベ
ニヤ板に桟木を釘止めした木製型枠パネル、鉄板やアル
ミニウム板に金属製リブを固着した金属製型枠パネルが
知られている。従来の木製型枠材の典型的な例として、
図8(a)に示すように、たとえばベニヤ板からなる平
板71を複数本の補強用桟木72に釘73で打付けて固
定した型枠パネル70が挙げられる。この型枠パネル7
0を用いてコンクリート型枠を組み立てる場合には、隣
接する型枠パネル70のそれぞれの補強用桟木72同士
を釘73によって打付けることによって相互に連結固定
される。このようにして組み立てられた、十字状のコン
クリート成形部74を有するコンクリート型枠の例を図
8(b)に示す。なお、平板71としては、ベニヤ板の
ほかにたとえばプラスチック製の板も用いられる。
【0003】上述した型枠パネル70を用いてコンクリ
ート型枠を組み立てる際に、1対の型枠パネル70をコ
ンクリート打込み源を挟んで所定の間隔を隔てて固定し
た従来の構造の一例を、図9ないし図11に基づいて説
明する。この従来例においては、対向する型枠パネルの
間隔を保持し固定する間隔保持固定具として、主として
セパレータ121、アタッチメント122および締付部
材123によって構成される部材を使用する。セパレー
タ121は、図11(a)に示すように、棒材の両端に
1対の雄ねじ121aが形成されている。それぞれの雄
ねじ121aは、図11(b)に示すアタッチメント1
22の一端側に設けられた雄ねじ122cと螺合する。
アタッチメント122は、その他端側において雌ねじ1
22cとほぼ同軸に形成された雄ねじ122dが、型枠
パネル70に設けられた間隔保持固定具取付穴76を貫
通し、アタッチメント本体部122bの外周に勘合され
た略円錐台形状を有する樹脂製の押え部122aの端部
が、型枠パネル70のコンクリート打込み面と当接して
いる。アタッチメント122の雄ねじ122dには、図
11(c)に示す締付部材123の一端側に設けられた
雌ねじ123aが螺合し、これによってアタッチメント
122が型枠パネル70に締付固定されている。
【0004】締付部材123の他端側には雄ねじ123
bが設けられており、この雄ねじ123bに取付けられ
た支持部材124およびナット125によって、金属製
の1対の薄肉角筒状型枠支持部材126が、各々の締付
部材123を挟んで対向して、横方向に並べられた複数
の型枠パネル70を橋渡すように固定されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
のコンクリート型枠の組立方法では、次のような問題が
あった。すなわち、上記従来のコンクリート型枠の組立
方法においては、図15に示すように、たとえば、幅W
が900mmのベニヤ板71に、約300mmのピッチ
(図12に示す長さp)で縦補強材72を取りつけたも
のを、型枠パネルとして使用する。そのために、間隔保
持固定具取付穴6から縦補強材72までの距離が比較的
大きくなるため、締付部材123の雄ねじ123bへの
ナット125の締付強さのばらつきにより、ベニヤ板7
1が図10(b)に示すように変形してしまう。すなわ
ち、セパレータ121およびアタッチメント122によ
って設定される対向するベニヤ板71,71間の距離は
一定に保持されるが、対向する型枠パネル70,70の
それぞれを締結固定するための1対の締付部材123,
123のそれぞれに螺合されるナット125,125の
締付力に差が生じると、締付力が大きい側のベニヤ板7
1に外側への膨らみが生じ、締付力が小さい側のベニヤ
板71には内側への凹みが生じることになる。
【0006】このような型枠パネルの凹凸が生じると、
成形されるコンクリートの表面にも凹凸が生じてしま
い、その後の施工に大きな影響を及ぼす。その結果、平
滑性や表面仕上りなどのコンクリートの表面性能を劣化
させるという問題があった。
【0007】上記従来の問題点を解消するための方法と
して、たとえば、図13に示すように、ベニヤ板71の
間隔保持固定具取付穴76の両脇近傍において、ベニヤ
板71と薄肉角筒状型枠支持部材126との間に1対の
丸パイプを挟んで補強することが考えられる。このよう
にすることにより、締付によるベニヤ板71の変形はあ
る程度抑制されるが、丸パイプの場合にはベニヤ板71
表面との接触が線接触となり、1対の丸パイプ127,
127のそれぞれのベニヤ板71への接触線の間隔が大
きくなるため、ベニヤ板71の変形抑制効果が十分では
ないという問題がある。
【0008】ベニヤ板71の変形防止用の補強部材とし
て丸パイプを用いる代わりに、図14に示すように薄肉
角筒状の1対のパイプ128,128を用いることが考
えられる。この薄肉角筒状のパイプ128,128を用
いることにより、それらとベニヤ板71表面との接触が
面接触となり、しかも両者の接触部の間隔を最小限にす
ることができる。したがって、丸パイプ127,127
を用いた場合に比べて、ベニヤ板71の変形防止効果は
大幅に向上する。
【0009】しかしながら、このような1対の薄肉角筒
状のパイプを用いる場合には、横補強部材126を固定
して締付るまでは、それらの薄肉角筒状部材128,1
28を固定することができず、作業性が悪いという問題
がある。また、これらの薄肉角頭状パイプ128,12
8に何らかの仮止めを行なって組立作業を行なうものと
すると、補強部材の数量が増加するのに加えて、仮止め
のための何らかの部品が必要になるという問題も生じ、
作業効率および材料経費の両面において好ましくない問
題が生じる。
【0010】上記従来の問題点に鑑み本発明は、作業性
を損なわずかつ材料経費を大幅に上昇させることなく、
しかもコンクリート型枠組立て時の型枠パネルの変形防
止効果を向上させたコンクリート型枠変形防止部材を提
供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明のコンクリート型枠変形防止部材は、少なくとも表面
が平坦な帯状の主板部と、この主板部の両側端から裏面
側に、主板部と直角をなして張り出した左右1対の帯状
の側板部とを備えたコの字形横断面を有する棒材からな
っている。この棒材の主板部の幅方向中央には、その長
手方向に所定のピッチで貫通穴が設けられている。
【0012】このような構造を有する本発明のコンクリ
ート型枠変形防止部材によれば、貫通穴のピッチを、適
用対象となる型枠パネルの間隔保持固定具取付穴のピッ
チと等しくし、型枠パネルの間隔保持固定具取付穴とそ
れに対応する本願発明のコンクリート型枠変形防止部材
の貫通穴とを同軸に対応させて、間隔保持固定具の端部
を間隔保持固定具取付穴および貫通穴の双方に挿通し、
間隔保持固定具端部にナット締め等の締結を行なうこと
によって、特に別途仮止めの手段を設けることなく、側
板部の前端が型枠パネル表面を間隔保持固定具取付穴の
近傍両脇から押さえつけるように固定することができ
る。したがって、型枠パネルの一列の間隔保持固定具取
付穴に関しては、1本の棒材のみで各間隔保持固定具取
付穴の近傍両脇を確実に押さえつけることができるた
め、極めて作業効率がよく、しかも部品点数の増加を最
小限にすることができ、材料経費を大幅に増加させるこ
ともないという特有の効果を有する。
【0013】本発明のコンクリート型枠変形防止部材の
貫通穴のピッチは、300mmの略整数倍に設定され
る。それは、型枠パネルの間隔保持固定具取付穴のピッ
チが、300mmの整数倍に設定するように規定されて
いるためである。
【0014】また、間隔保持固定具を締結固定するため
の部材の大きさなどを考慮して、本発明のコンクリート
型枠変形防止部材の主板部の幅は、35mm以上120
mm以下に設定することが好ましい。主板部の幅がその
数値範囲を下回ると間隔保持固定具の締結固定のための
スペースが確保されず、その数値範囲を超えると、型枠
パネルの請求の範囲取付穴の両脇を押さえる当接部の間
隔が大きくなってしまい、その結果変形防止効果が十分
に得られなくなるという問題が生じる。
【0015】上述した本発明のコンクリート型枠変形防
止部材を用いた、本発明のコンクリート型枠の組立方法
は、間隔保持固定具の、対向する1対の型枠パネルより
も外側に突き出る両端部を、上記本発明のコンクリート
型枠変形防止部材の貫通穴に挿通させて、間隔保持固定
具の両端部においてコンクリート型枠変形防止部材の主
板部の背面を押さえつけることにより、1対の側板部の
前端が型枠パネルの背面に当接し、該型枠パネルの変形
を防止するようにしたものである。
【0016】この方法によれば、コンクリート型枠変形
防止部材がコの字形横断面を有し、かつその主板部に設
けた貫通穴のピッチが型枠パネルに設けられた間隔保持
固定具取付穴のピッチと等しく形成されていることによ
り、対向する位置の型枠パネル同士の間隔を保持して固
定するための間隔保持固定具の端部を貫通穴に挿通させ
ることができ、組立作業時においてコンクリート型枠変
形防止部材が、特に別途独立した手段を設けることな
く、間隔保持固定具締付前の仮固定および締結後の固定
を行なわせることができる。したがって、従来の方法に
比べてコンクリート型枠組立時の作業性が向上するとと
もに、大幅な材料経費の増加をきたすことなく、確実に
コンクリート型枠の変形防止効果を得ることができる。
【0017】本発明のコンクリート型枠変形防止部材を
用いたコンクリート型枠の組立方法は、より具体的に
は、次の工程を備える。まず、軸方向中央において長手
方向に、コンクリート型枠変形防止部材の貫通穴と同一
のピッチで間隔保持固定具取付穴を設けた複数対の型枠
パネルを、一対ごとに互いに対向させてコンクリート打
込み部を形成するように、幅方向に隣接させて配列す
る。
【0018】次に、互いに対向する型枠パネルの互いに
対向する間隔保持固定具取付穴に挿通させて、互いに対
向する一対の型枠パネルを橋渡すように、対向する一対
の型枠パネル間を所定の距離に保持して固定するための
複数の間隔保持固定具を取付ける。その後、取付けられ
た複数の間隔保持固定具の、対向する一対の型枠パネル
の各々から外側へ突き出した両端部を、貫通穴に挿通さ
せ、かつコンクリート型枠変形防止部材の側板部の開放
端を、前記間隔保持固定具の各々の両端部に設けられた
締結手段により、各コンクリート型枠変形防止部材の主
板部の背面を押付けて締結固定する。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態につ
いて図面に基づいて説明する。
【0020】この実施の形態は、図11ないし図15を
用いて説明した、従来の木製のコンクリート型枠の組立
に本発明を適用した場合の例を示している。この実施の
形態においては、図1および図2に示すように、隣合う
縦補強材72,72の間の、セパレータ121、アタッ
チメント122および締結部材123からなる間隔保持
固定具を取付けるための間隔保持固定具取付穴76が配
列された位置に、縦補強材72と平行に、コの字形のコ
ンクリート型枠変形防止部材1を取付けている。
【0021】締付部材123の他端には雄ねじ123b
が設けられており、図9に示した従来例の場合と同様
に、この雄ねじ123bに取付けられた支持部材124
およびナット125によって、金属製の一対の薄肉角筒
状型枠支持部材126が、各々の締付部材123を挟ん
で対向して、横方向に並べられた複数の型枠パネル70
を橋渡すように固定されている。
【0022】コンクリート型枠変形防止部材1は、図3
に示すような形状を有している。すなわち、帯状に延び
る薄肉の主板部2と、その主板部の両側端から主板部2
に対して直角をなして張出す一対の側板部3a,3b
と、この側板部3a,3bのそれぞれの開放端から、主
板部2とほぼ平行に内側に張出した一対の内側張出部4
a,4bを備えており、その横断面が、図3(b)に示
すように、ほぼコの字形をなしている。
【0023】このコンクリート型枠変形防止部材1の主
板部2には、適用される型枠パネルの間隔保持固定具取
付穴のピッチに合せて、300mmや600mmなどの
300の整数倍のピッチで、貫通穴5が形成されてい
る。側板部3a,3bの高さ(図3(b)に示す寸法
h)は、適用される型枠パネルの縦補強材72の高さと
ほぼ一致するように設定され、主板部2の幅(図3
(b)に示す寸法w)は、対向する型枠パネルの間隔を
保持し固定するための間隔保持固定具の両端の締結部、
すなわち締結部材123などが、コンクリート型枠変形
防止部材1の開放端側から挿入可能な大きさにされてい
る。寸法wとしては、35mm〜120mmの範囲に設
定される。
【0024】コンクリート型枠変形防止部材1の一対の
内側張出部4a,4bは、型枠パネル表面への接触面積
を十分確保するため、あるいはコンクリート型枠変形防
止部材1自体の曲げ強度を高めるために設けられている
が、要求される強度がそれほど大きくない場合には、こ
れらの内側張出部4a,4bは必ずしも設ける必要がな
い。
【0025】コンクリート型枠変形防止部材1の材料と
しては、板金を成形したもの、あるいは繊維強化プラス
チックの引抜き成形材などが用いられ、その材料は、要
求される強度に応じて適宜選択される。繊維強化プラス
チックの引抜き成形材を用いる場合は、その厚さは、3
mm以上必要である。
【0026】この実施の形態によれば、横断面がコの字
形を有するコンクリート型枠変形防止部材1を用いるこ
とにより、対向する型枠パネル同士を所定の間隔で固定
するための間隔保持固定具の一端を貫通穴に取付けて締
結固定することができるため、コンクリート型枠組立時
において、間隔保持固定具自体によってコンクリート型
枠変形防止部材1を仮止めすることができ、また間隔保
持固定具の締結固定と同時に、コンクリート型枠変形防
止部材1の締付固定をも行なうことができる。また、一
対の側板部3a,3bのそれぞれの内側張出部4a,4
bによって、間隔保持固定具取付穴76近傍の両脇を押
さえつけるため、2本のパイプ材などで押さえつける場
合に比べて、間隔保持固定具取付穴76のすぐ近傍を確
実に押さえつけることができる。したがって、間隔保持
固定具の締結部材123の雄ねじ部123bにナット1
25を螺合させる際に、コンクリート型枠変形防止部材
1の側板部3a,3bの高さ(寸法h)による規制によ
って、ナット125の過度の締付が防止される。その結
果、間隔保持固定具の両端におけるそれぞれのナット1
25の締付強さのばらつきが解消し、従来問題となって
いた、間隔保持固定具取付穴76近傍における型枠パネ
ルの変形が防止される。それに伴って、成形されるコン
クリートの表面性能を向上させることができる。
【0027】次に、本発明の他の実施の形態について、
図5ないし図7および図15に基づいて説明する。この
実施の形態は、本発明者が特願平6−242874号に
おいて既に提案した、図15に示す形状を有する繊維強
化プラスチック成形体からなる型枠パネル101を用い
たコンクリート型枠の組立に、本発明の型枠変形防止部
材1を適用した例である。
【0028】本実施の形態に用いられる型枠パネル10
1は、図15を参照して、前面板部103、帯状の一対
の側板部104,104、および帯状の一対の後板部1
05,105を備える。なお図15は、型枠パネル10
1を後方から見た斜視図を示している。
【0029】この型枠パネル101は、前面板部103
がその幅方向両端間の長さに対して長手方向両端間の長
さを約10倍に設定した長尺の平板からなっており、そ
の表面は平坦に形成されている。一対の側板部104,
104は、前面板部103の幅方向両端縁から裏面側に
互いに対面するように直角に張出した長尺の帯状体をな
しており、その表面は平坦に形成されている。さらに一
対の後板部105,105は、側板部104,104の
各幅方向先端から直角方向内向きに張出し、前面板部1
03の裏面と対面した長尺の帯状体をなしている。その
表面は平坦に形成されているとともに、先端側は内側に
突き出して補強肉厚部になっている。
【0030】型枠パネル101の前面板部103には、
その幅方向中央に、かつ長手方向に所定の間隔をあけ
て、複数個の取付穴106が穿設されている。また一対
の側板部104,104には、前面板部3の各取付穴1
06の位置に対応して、複数個の取付穴107が穿設さ
れており、これらの取付穴107は前面板部103の表
面から幅方向に所定の距離の位置に配されている。さら
に一対の後板部105,105には、前面板部103の
取付穴106の位置に対応して、複数個の取付穴108
が穿設されており、各取付穴108は側板部104の表
面から幅方向に取付穴107の中心から前面板部3の表
面への距離と同じ距離の位置に配されている。
【0031】このような型枠パネル101を複数対、一
対ごとに前面板部103を所定間隔をあけて対向させて
横方向に配列し、コンクリート型枠を組立てる際に、図
3に基づいて説明したコンクリート型枠変形防止1を適
用した斜視図を、図5に示している。図6は図5におけ
るA−A線断面を示し、図7は図5における1つの水平
断面を示している。
【0032】この実施の形態においては、図1ないし図
3を参照して、コンクリート型枠を構成する各型枠パネ
ル101の前面板部103の裏側面に、その幅方向中央
において縦方向に伸びるように、コンクリート型枠変形
防止部材1の一対の側板部3a,3bの開放端が当接す
るように取付けられている。各コンクリート型枠変形防
止部材1は、図1ないし図4に基づいて説明した実施の
形態の場合と同様に、その間隔保持固定部材取付穴5に
おいて、セパレータ111、アタッチメント122およ
び締結部材123からなる間隔保持固定具によって締結
固定されている。
【0033】また、この実施の形態においては、横補強
部材として、コンクリート型枠変形防止部材1と同一の
部材1aが、2本ずつ、支持部材124とナット125
によって固定されている。
【0034】このように、本発明に係るコンクリート型
枠変形防止部材1は、新たに開発された型枠パネル10
1の組立に対しても有効に適用することができ、しかも
同一形状の部材を横補強部材としても活用できるため、
縦補強部材と横補強部材とを全く同一の部材で兼用する
ことができ、材料経費削減の観点からも好都合である。
【0035】なお、以上説明した各実施の形態は、本願
発明を具体化した一例にすぎず、特許請求の範囲の各請
求項に記載された構成の均等の範囲をも含むものである
ことは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態におけるコンクリート型
枠の組立方法を示す部分断面分解斜視図である。
【図2】図1のA−A線断面を示す図である。
【図3】(a)は、本発明の一実施の形態において用い
られるコンクリート型枠変形防止部材1の部分斜視図、
(b)は当該コンクリート型枠変形防止部材1の貫通穴
5の中心を通る横断面を拡大して示す図である。
【図4】本発明の一実施の形態におけるコンクリート型
枠の組立状態の、水平断面を示す図である。
【図5】本発明の他の実施の形態におけるコンクリート
型枠の組立方法を示す部分断面分解斜視図である。
【図6】図5のA−A線断面を示す図である。
【図7】図5における1つの水平断面を主面す図であ
る。
【図8】(a)は従来の木製の型枠パネルを釘止めによ
って連結固定する様子を示す斜視図、(b)は(a)に
示した型枠パネルを用いて組立てた十字型のコンクリー
ト型枠を示す平面図である。
【図9】従来の方法によって木製のコンクリート型枠を
組立てた状態を示す一部断面部分斜視図である。
【図10】(a)は図12のA−A線断面を示す図、
(b)は、ナット125の締付強さのばらつきのために
型枠パネルに変形が生じた状態の、(a)と同じ断面を
示す図である。
【図11】従来から用いられている間隔保持固定具の各
要素を分解して示す図である。
【図12】従来の典型的な木製の型枠パネルを示す斜視
図である。
【図13】従来の、丸パイプ材を用いた型枠パネルの変
形防止方法を示す平面図である。
【図14】従来の、薄肉角型パイプ材を用いた型枠パネ
ルの変形防止方法を示す平面図である。
【図15】本発明者が特願平6−142874号におい
て既に提案した型枠パネルを示す斜視図である。
【符号の説明】
1 コンクリート型枠変形防止部材 2 主板部 3a,3b 側板部 4a,4b 内側張出部 5 貫通穴
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年2月9日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図10
【補正方法】変更
【補正内容】
【図10】

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも表面が平坦な帯状の主板部
    と、 前記主板部の両側端から裏面側に、前記主板部と直角を
    なして張り出した左右1対の帯状の側板部とを備えた、
    コの字形横断面を有する棒材からなり、 前記主板部の幅方向中央には、長手方向に所定のピッチ
    で貫通穴が設けられた、コンクリート型枠変形防止部
    材。
  2. 【請求項2】 前記貫通穴のピッチが、300mmの略
    整数倍である、請求項1記載のコンクリート型枠変形防
    止部材。
  3. 【請求項3】 前記主板部の幅が35mm以上120m
    m以下である、請求項1または2に記載のコンクリート
    型枠変形防止部材。
  4. 【請求項4】 1対の型枠パネルを、それらの間に間隔
    保持固定具を橋渡すことにより、所定間隔を保持して互
    いに対向するように配して固定するコンクリート型枠の
    組立方法であって、 前記間隔保持固定具の前記1対の型枠パネルよりも外側
    に突き出る両端部を、前記請求項1ないし3のいずれか
    に記載のコンクリート型枠変形防止部材の前記貫通穴に
    挿通させ、前記間隔保持固定具の両端部において前記コ
    ンクリート型枠変形防止部材の前記主板部の背面を押さ
    えつけることにより、前記1対の側板部の開放端が前記
    型枠パネルの背面に当接し、該型枠パネルの変形を防止
    するようにした、コンクリート型枠変形防止部材を用い
    たコンクリート型枠の組立方法。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし3のいずれかに記載のコ
    ンクリート型枠変形防止部材を用いたコンクリート型枠
    の組立方法であって、 幅方向中央において長手方向に、前記コンクリート型枠
    変形防止部材の貫通穴と同一のピッチで間隔保持固定具
    取付穴を設けた複数対の型枠パネルを、1対ごとに互い
    に対向させてコンクリート打込み部を形成するように、
    幅方向に隣接させて配列する工程と、 互いに対向する前記型枠パネルの互いに対向する間隔保
    持固定具取付穴に挿通させて、互いに対向する前記1対
    の型枠パネル間を橋渡すように、対向する1対の型枠パ
    ネル間を所定の距離に保持して固定するための複数の間
    隔保持固定具を取付ける工程と、 前記複数の間隔保持固定具の前記対向する一対の型枠パ
    ネルの各々から外側へ突き出した両端部を前記貫通穴に
    挿通させ、かつ前記コンクリート型枠変形防止部材の前
    記側板部の開放端を、前記間隔保持固定具の各々の前記
    両端部に設けられた締結手段により、各前記コンクリー
    ト型枠変形防止部材の前記主板部の背面を押付けて締結
    固定する工程とを備えた、コンクリート型枠変形防止部
    材を用いたコンクリート型枠の組立方法。
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