JPH0949212A - 視覚障害者用通行シート - Google Patents

視覚障害者用通行シート

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JPH0949212A
JPH0949212A JP7203572A JP20357295A JPH0949212A JP H0949212 A JPH0949212 A JP H0949212A JP 7203572 A JP7203572 A JP 7203572A JP 20357295 A JP20357295 A JP 20357295A JP H0949212 A JPH0949212 A JP H0949212A
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JP
Japan
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sheet
visually impaired
plate portion
braille panel
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Pending
Application number
JP7203572A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Onozuka
剛 小野塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Building Systems Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Building Systems Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Building Systems Co Ltd filed Critical Hitachi Building Systems Co Ltd
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Publication of JPH0949212A publication Critical patent/JPH0949212A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 通路上や床面に置くだけで使用でき、且つ取
扱い性が良好となるような構造を採用することにより、
設置作業や撤去作業が簡便に行えて収納スペースも狭く
て済み、期間を限定した安全措置として好適な視覚障害
者用通行シートを提供する。 【構成】 視覚障害者用の通行シート4として、表面に
所定の凹凸形状を有する平面視正方形の点字パネル5
と、この点字パネル5の下面を接着して支持する支持マ
ット6とを備え、この支持マット6の周縁部位に、隣接
させて配置した他の支持マット6を連結するため、突起
部6aと、該突起部6aを係止可能な形状の凹所6bと
を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、視覚障害者の安全確保
を図るべく通路や床に敷設されて、視覚障害者が足で踏
んだり歩行杖で触れたときに注意を喚起できるようにし
た視覚障害者用通行シートに係り、特に、作業現場など
における期間を限定した安全措置として好適な視覚障害
者用通行シートに関する。
【0002】
【従来の技術】視覚障害者に注意を喚起するために通路
や床に敷設されるものとしては、従来より、表面に半球
状の凸部を多数形成してなる平面視方形のブロック体
(いわゆる点字ブロック)が実用化されている。このブ
ロック体は、駅のプラットホームや階段の上り口および
下り口などに、表面を露出させて埋設あるいは床面に接
着されるものであり、通路を歩く視覚障害者が前記凸部
を歩行杖にて察知したり自身の足で踏んだときに、前方
に危険個所や障害物があることを知らせて注意を喚起で
きるようになっている。
【0003】また、このほかの従来技術としては、視覚
障害者を対象として提案されたものではないが、実開平
1−102202号公報に記載されている工事現場用歩
行シートを挙げることもできる。この歩行シートは、ゴ
ム等の柔軟材からなる長尺な板状の成形品で、その表面
にシート長手方向と直交する多数本の溝や文字形状の突
起体が形成されていて、これを工事現場等の通路に置く
ことにより、該歩行シート上を安全に歩行者が通行でき
るように意図されている。したがって、この歩行シート
の表面に所定の凹凸形状を形成してやれば、視覚障害者
に注意を喚起するためのシートとして利用することも可
能である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、点字ブ
ロックとも称される前記ブロック体を所望の場所に設置
するためには、その表面を露出させて埋設したり床面に
接着しなければならないので、設置作業のみならず撤去
作業も煩雑であり、それゆえ該ブロック体は作業現場な
どにおける期間を限定した視覚障害者用の安全対策とし
ては不適であり、撤去後の再利用も困難であるという不
具合があった。
【0005】これに対し、実開平1−102202号公
報記載の前記工事現場用歩行シートは、通路に置くだけ
でよく再利用もできるため、作業現場などにおける期間
を限定した視覚障害者用の安全対策として使用すること
が可能ではあるが、この歩行シートは長尺な板状体なの
で運搬に多大な労力を要し、且つ収納時には広い収納ス
ペースを必要とするので、実際には設置・撤去作業や再
利用を簡便に行うことは困難であった。
【0006】なお、実開昭63−18477号公報に記
載されている進入防止柵は、乗客コンベアの保守点検で
機械室の上部カバーを開いたときなどに、その開口部に
歩行者が転落しないようにするため立設するというもの
で、今日広く採用されている安全対策であるが、この進
入防止柵は、該防止柵を離れた位置から見ることのでき
る歩行者に対しては有効であっても、歩行者が視覚障害
者のときには進入防止柵に接近しても気付かずに衝突す
る危険性があるので、視覚障害者用の安全対策として好
適であるとは言い難い。
【0007】本発明はこのような従来技術の不備に鑑み
てなされたもので、その目的は、設置作業や撤去作業が
簡便に行えて収納スペースも狭くて済み、期間を限定し
た安全措置として好適な視覚障害者用通行シートを提供
することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の上述した目的
は、視覚障害者の安全を確保するために通路や床に敷設
される視覚障害者用通行シートとして、表面に所定の凹
凸形状を有する点字パネル部と、この点字パネル部を下
方から支持する支持板部とを備え、この支持板部の周縁
部位に、隣接させて配置した他の支持板部を連結するた
めの連結手段を設けることによって達成される。
【0009】ここで、前記点字パネル部と前記支持板部
は、例えば接着層を介して一体化してあればよい。ま
た、前記支持板部の平面形状が略正方形で、少なくとも
その二辺に前記連結手段が設けてあれば好ましい。さら
にまた、前記連結手段として、突起部と該突起部を係止
可能な形状の凹所とを採用すれば好ましい。
【0010】
【作用】上述した構成の視覚障害者用通行シートは、視
覚障害者に注意を喚起する必要のある通路上や床面に置
いて、複数枚を所望の形状に連結するだけで使用できる
ので、設置作業が簡単に行え、設置する範囲やレイアウ
トも自由に選択できる。また、こうして通路や床に敷設
した複数枚の視覚障害者用通行シートを撤去したいとき
には、各通行シート間の連結を解除すれば一枚ずつ重ね
ることができるので、撤去作業が簡単に行え、収納スペ
ースも狭くて済む。そして、各通行シート間の連結手段
として、前記支持板部の周縁部位に、突起部と該突起部
を係止可能な形状の凹所とを設けておけば、設置作業や
撤去作業をより簡便に行うことができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は本発明による視覚障害者用通行シートの一
実施例を示す作業現場付近の外観図、図2は図1に示す
視覚障害者用通行シートの平面図である。
【0012】図1,2において、符号1はエスカレー
タ、1aは該エスカレータ1の下部昇降口、2は該下部
昇降口1aの周辺の通路、3は進入防止柵、4は視覚障
害者用の通行シートを示している。この通行シート4
は、表面に半球状の凸部5aを多数有する平面視正方形
の点字パネル5と、この点字パネル5を下方から支持し
て周縁の四辺に突起部6aおよび凹所6bを有する支持
マット6とによって構成されており、本実施例の場合、
点字パネル5の一辺の長さを約40cmに設定し、この
点字パネル5の下面と支持マット6の上面とを接着剤に
て接着することで該通行シート4を一体品となしてい
る。また、本実施例の場合、突起部6aおよび凹所6b
を有する支持マット6として、硬質ゴムからなる成形品
を用いており、この支持マット6の二辺に突起部6aを
設け、且つ残り二辺に、該突起部6aを係止可能な形状
の凹所6bを設けている。つまり、任意の通行シート4
の突起部6aと他の通行シート4の凹所6bとを係合さ
せることにより、これら二枚の通行シート4を連結する
ことができ、それゆえ、複数枚の通行シート4を縦横に
所望の枚数だけ連結できるようになっている。
【0013】かかる通行シート4を用いた本実施例は、
図1に示す如く、エスカレータ1の保守点検などで下部
昇降口1aのカバーを開いているとき、その開口部を囲
むように立設した進入防止柵3の周囲に、複数枚の通行
シート4を略コ字形の配置で通路2上に敷設することに
より、視覚障害者が進入防止柵3に衝突しないように安
全を確保している。すなわち、略コ字形に連結されてい
る複数枚の通行シート4が進入防止柵3を取り囲むよう
に設置してあることから、通路2を歩く視覚障害者が進
入防止柵3に接近すると、この視覚障害者は、表面に所
定の凹凸形状を有する点字パネル5を歩行杖にて察知し
たり自身の足で踏むことになるので、前方に危険個所や
障害物があることを察知できるようになっている。な
お、本実施例では点字パネル5の一辺の長さを約40c
mに設定してあるので、視覚障害者が通行シート4に気
付かずに進入防止柵3に近付いてしまう心配はない。
【0014】そして、これら複数枚の通行シート4は、
通路2上の所定位置に置いて、突起部6aと凹所6bと
を係合させながら略コ字形に連結させれば設置完了とな
るので、設置作業が迅速且つ簡単に行える。また、エス
カレータ1の保守点検等が終わったときには、互いに連
結されている通行シート4どうしの突起部6aと凹所6
bとの係合を解除すれば、各通行シート4を一枚ずつ重
ねて運搬することができるので、撤去作業も迅速且つ簡
単に行え、収納スペースも狭くて済む。
【0015】なお、本実施例では前述したように、複数
枚の通行シート4を縦横に所望の枚数だけ連結できるの
で、これらの通行シート4を設置する範囲やレイアウト
は自由に選択できる。したがって、例えばイベント会場
などにおいて、視覚障害者が通行するには危険と思われ
る場所の周囲の床面に、所望の形状に連結した通行シー
ト4を配置しておけば、視覚障害者に対する安全確保が
図れ、これら通行シート4の設置作業や撤去作業も簡便
に行える。
【0016】また、上述した通行シート4の場合、その
突起部6aと凹所6bが点字パネル5よりも外側に設け
てあるが、同様の突起部と凹所のうちいずれか一方を点
字パネル5の下に設けておけば、意匠性や連結強度を向
上させることができる。すなわち、図3に例示したよう
に、通行シート4の支持マット6の周縁部位に、点字パ
ネル5よりも外側に突出する突起部6aと、この突起部
6aを係止可能な形状で点字パネル5に覆われる凹所6
bとを設けておけば、突起部6aと凹所6bとの係合で
連結した複数枚の通行シート4の連結個所がすべて点字
パネル5に隠されることになり、隣り合う点字パネル5
間の隙間をなくすことができるので、設置時の意匠性が
高まるとともに、該連結個所が直接踏まれなくなって外
れにくくなる。
【0017】また、前述した通行シート4では硬質ゴム
製の支持マット6を点字パネル5に接着した構成のもの
を例示しているが、この支持マット6と同形状でウレタ
ンや木、合成樹脂、金属等からなる支持板を点字パネル
5の下面に接着してもよく、さらにまた、点字パネル部
と支持板部とを一体成形してなる通行シートを採用して
も同等の効果が期待できる。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による視覚
障害者用通行シートは、通路上や床面の所定位置に置い
て、複数枚を所望の形状に連結するだけで使用でき、撤
去時には各通行シート間の連結を解除して一枚ずつ重ね
ることができるので、設置作業および撤去作業が簡便に
行えて収納スペースも狭くて済み、且つ設置する範囲や
レイアウトが自由に選択できるという優れた効果を奏す
る。それゆえ、この通行シートは、作業現場などにおけ
る期間を限定した視覚障害者用の安全措置として利用価
値が高く、再利用もできることからコスト面でも有利で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による視覚障害者用通行シートの一実施
例を示す作業現場付近の外観図である。
【図2】図1に示す視覚障害者用通行シートの平面図で
ある。
【図3】本発明による視覚障害者用通行シートの他の実
施例を示す下方からの斜視図である。
【符号の説明】
1 エスカレータ 1a 下部昇降口 2 通路 3 進入防止柵 4 視覚障害者用通行シート 5 点字パネル(点字パネル部) 5a 凸部 6 支持マット(支持板部) 6a 突起部 6b 凹所

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 視覚障害者の安全を確保するために通路
    や床に敷設されるものであって、表面に所定の凹凸形状
    を有する点字パネル部と、この点字パネル部を下方から
    支持する支持板部とを備え、この支持板部の周縁部位
    に、隣接させて配置した他の支持板部を連結するための
    連結手段を設けたことを特徴とする視覚障害者用通行シ
    ート。
  2. 【請求項2】 請求項1の記載において、前記支持板部
    の平面形状が略正方形で、少なくともその二辺に前記連
    結手段が設けてあることを特徴とする視覚障害者用通行
    シート。
  3. 【請求項3】 請求項1または2の記載において、前記
    点字パネル部と前記支持板部とが接着層を介して一体化
    されていることを特徴とする視覚障害者用通行シート。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかの記載にお
    いて、前記連結手段が、突起部と、この突起部を係止可
    能な形状の凹所とからなることを特徴とする視覚障害者
    用通行シート。
  5. 【請求項5】 請求項4の記載において、前記支持板部
    の平面形状が略正方形で、その二辺に前記突起部を設
    け、且つ残り二辺に前記凹所を設けたことを特徴とする
    視覚障害者用通行シート。
JP7203572A 1995-08-09 1995-08-09 視覚障害者用通行シート Pending JPH0949212A (ja)

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JP7203572A JPH0949212A (ja) 1995-08-09 1995-08-09 視覚障害者用通行シート

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JP7203572A JPH0949212A (ja) 1995-08-09 1995-08-09 視覚障害者用通行シート

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JPH0949212A true JPH0949212A (ja) 1997-02-18

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ID=16476352

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JP7203572A Pending JPH0949212A (ja) 1995-08-09 1995-08-09 視覚障害者用通行シート

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JP (1) JPH0949212A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011175539A (ja) * 2010-02-25 2011-09-08 Toshiba Tec Corp 情報処理装置スタンド

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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