JPH0948387A - エンジン補助駆動式自転車 - Google Patents

エンジン補助駆動式自転車

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JPH0948387A
JPH0948387A JP22482095A JP22482095A JPH0948387A JP H0948387 A JPH0948387 A JP H0948387A JP 22482095 A JP22482095 A JP 22482095A JP 22482095 A JP22482095 A JP 22482095A JP H0948387 A JPH0948387 A JP H0948387A
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JP
Japan
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pedal
throttle valve
engine
opening
bicycle
Prior art date
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Application number
JP22482095A
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English (en)
Inventor
Yoshiharu Yokoyama
義治 横山
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Yamaha Motor Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Motor Co Ltd
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Priority to ES96112739T priority patent/ES2151111T3/es
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    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62MRIDER PROPULSION OF WHEELED VEHICLES OR SLEDGES; POWERED PROPULSION OF SLEDGES OR SINGLE-TRACK CYCLES; TRANSMISSIONS SPECIALLY ADAPTED FOR SUCH VEHICLES
    • B62M6/00Rider propulsion of wheeled vehicles with additional source of power, e.g. combustion engine or electric motor
    • B62M6/10Rider propelled cycles with auxiliary combustion engine
    • B62M6/15Control or actuating devices therefor
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62MRIDER PROPULSION OF WHEELED VEHICLES OR SLEDGES; POWERED PROPULSION OF SLEDGES OR SINGLE-TRACK CYCLES; TRANSMISSIONS SPECIALLY ADAPTED FOR SUCH VEHICLES
    • B62M6/00Rider propulsion of wheeled vehicles with additional source of power, e.g. combustion engine or electric motor
    • B62M6/10Rider propelled cycles with auxiliary combustion engine
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    • B62M6/20Rider propelled cycles with auxiliary combustion engine power-driven at crank shaft parts
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62MRIDER PROPULSION OF WHEELED VEHICLES OR SLEDGES; POWERED PROPULSION OF SLEDGES OR SINGLE-TRACK CYCLES; TRANSMISSIONS SPECIALLY ADAPTED FOR SUCH VEHICLES
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    • B62M7/02Motorcycles characterised by position of motor or engine with engine between front and rear wheels
    • B62M7/04Motorcycles characterised by position of motor or engine with engine between front and rear wheels below the frame

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
  • Arrangement Or Mounting Of Propulsion Units For Vehicles (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
  • Automatic Cycles, And Cycles In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 エンジン補助駆動式自転車を走行させるため
の操作が容易にできるようにする。また、走行のための
操作を容易にした場合でも、自転車への乗り心地が良好
に保たれるようにし、また、自転車の停車中などにエン
ジンが無駄に動力を出力しないようにする。 【解決手段】 ペダルクランク軸24に気化器31のス
ロットル弁36を連動させる連動手段53を設ける。こ
の連動手段53により、上記ペダルクランク軸24への
ペダル踏力Aの増加に伴い上記スロットル弁36の開度
が増加する一方、同上ペダル踏力Aの減少に伴い上記ス
ロットル弁36の開度が減少するようにする。上記ペダ
ル踏力Aの減少に伴うスロットル弁36の開度の減少を
抑制させる開度減少抑制手段63を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車体フレームにペ
ダルクランク軸を支承させると共に、走行駆動用のエン
ジンを支持させ、上記ペダルクランク軸へのペダル踏力
の増減に応じてエンジン用気化器のスロットル弁の開度
を調整するようにしたエンジン補助駆動式自転車に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】上記エンジン補助駆動式自転車は、従
来、次のように構成されている。
【0003】即ち、自転車の車体フレームに前、後車輪
が支承させられている。また、同上車体フレームにペダ
ルクランク軸が回転自在に支承され、このペダルクラン
ク軸の軸方向各端部にそれぞれクランクアームが突設さ
れている。これら各クランクアームは上記ペダルクラン
ク軸の径方向の外方で互いに反対方向に向って突出し、
その各突出端にペダルが支承されている。上記各ペダル
へのペダル踏力、つまり、上記ペダルクランク軸へのペ
ダル踏力でこのペダルクランク軸が回転することとされ
ている。一方、同上車体フレームに支持されて上記車輪
を走行駆動可能とさせるエンジンが設けられ、このエン
ジンに混合気を供給可能とする気化器が設けられてい
る。
【0004】そして、上記ペダル踏力による動力と、エ
ンジンから出力される動力とが合成されて後車輪に伝達
され、これにより、自転車の走行における乗員の負担が
軽減されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
技術では、エンジンからの動力の増減は、ハンドルグリ
ップを握った手でこのハンドルグリップを回動操作し
て、スロットル弁の開度を調整することにより行われて
いる。しかし、このような操作は、通常の自転車の操作
には要求されないものであり、特に、自動二輪車の操縦
経験のない者にとっては、極めて煩雑である。
【0006】そこで、上記ペダルクランク軸に上記気化
器のスロットル弁を連動させる連動手段を設け、この連
動手段により上記ペダル踏力の増加に伴い上記スロット
ル弁の開度を増加させる一方、同上ペダル踏力の減少に
伴い上記スロットル弁の開度を減少させるようにし、つ
まり、ハンドルグリップを回動操作することなしに、ペ
ダル踏力に応じてエンジンの動力を増減させるようにす
ることが考えられる。
【0007】しかし、このようにすると、次のような問
題が生じるおそれがある。
【0008】即ち、第1に、ペダル踏力は、各ペダルが
その回転中心の前側に位置して上死点から下死点に向う
中間位置で大きく与えられ、同上回転中心の後側で同
上、下死点から上死点に達するまではペダル踏力はほぼ
零となる。つまり、ペダル踏力はペダルクランク軸の半
回転の周期で増減を繰り返し、このため、このペダル踏
力に応じてスロットル弁の開度はペダルクランク軸の半
回転毎に増減を繰り返すこととなる。よって、エンジン
の動力は各ペダルクランク軸の半回転の間で変動して、
自転車の走行がぎくしゃくし、もって、自転車への乗り
心地が阻害されるおそれがある。
【0009】また、第2に、自転車では、停車中など、
制動装置を手動操作することにより車輪を制動させた状
態で、ペダルに足を置いてこのペダルに無意識にペダル
踏力を与えることがある。ところが、上記構成におい
て、このようにすると、上記ペダル踏力に基づいてスロ
ットル弁が開かれ、エンジンが無駄に動力を出力するこ
ととなって好ましくない。
【0010】本発明は、上記のような事情に注目してな
されたもので、エンジン補助駆動式自転車を走行させる
ための操作が容易にできるようにすることを目的とす
る。
【0011】また、このように、走行のための操作を容
易にした場合でも、自転車への乗り心地が良好に保たれ
るようにし、また、自転車の停車中などにエンジンが無
駄に動力を出力しないようにすることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明のエンジン補助駆動式自転車は、次の如くであ
る。
【0013】請求項1の発明は、車体フレーム2に前、
後車輪4,7を支承させ、同上車体フレーム2にペダル
クランク軸24を回転自在に支承させると共に、このペ
ダルクランク軸24へのペダル踏力Aでこのペダルクラ
ンク軸24が回転するようにし、一方、同上車体フレー
ム2に支持されて上記車輪4,7を走行駆動可能とさせ
るエンジン12を設け、このエンジン12に混合気38
を供給可能とする気化器31を設けた場合において、上
記ペダル踏力Aの増加に伴い上記気化器31のスロット
ル弁36の開度を増加させる一方、同上ペダル踏力Aの
減少に伴い上記スロットル弁36の開度を減少させるよ
う上記ペダルクランク軸24に上記スロットル弁36を
連動させる連動手段53を設けると共に、上記ペダル踏
力Aの減少に伴うスロットル弁36の開度の減少を抑制
させる開度減少抑制手段63を設けたものである。
【0014】請求項2の発明は、上記請求項1の発明に
加えて、スロットル弁36の開度を減少させるようこの
スロットル弁36を付勢する付勢手段37を設け、一
方、車輪4,7を制動可能とする制動装置16を設け、
この制動装置16が制動動作していることを検出する制
動検出手段76を設け、この制動検出手段76の検出信
号を入力して、連動手段53によるペダルクランク軸2
4へのスロットル弁36の連動を解除させる連動解除手
段78を設けたものである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
により説明する。
【0016】図2において、符号1は、エンジン駆動式
自転車で、図中矢印Frはこの自転車1の進行方向の前
方を示している。
【0017】上記自転車1の車体フレーム2の前端には
フロントフォーク3が操向自在に支承されている。この
フロントフォーク3の下端には前車輪4が回転自在に支
承され、同上フロントフォーク3の上端にはハンドル5
が取り付けられている。また、上記車体フレーム2の後
端部には後車輪7が回転自在に支承されている。更に、
上記車体フレーム2の前後方向の中途部の上部にはサド
ル8が取り付けられ、このサドル8上に乗員が跨って着
座可能とされている。
【0018】上記自転車1を、路面9上を走行可能とさ
せる駆動装置が設けられている。この駆動装置は、乗員
の人力による人力装置11と、車体フレーム2に支持さ
れたエンジン12(内燃機関)と、これら人力装置11
とエンジン12の動力を合成して出力する合力装置13
とを備えている。この合力装置13が出力する動力はチ
ェーン巻掛手段である動力伝達手段14を介し上記後車
輪7に伝達され、これによって、上記後車輪7が路面9
上を回転させられ、自転車1が路面9上を走行可能とさ
れる。
【0019】上記前、後車輪4,7の回転を制動させる
手動操作式の制動装置16が設けられている。この制動
装置16はハンドル5に取り付けられた左右一対の操作
レバー17と、前車輪4と後車輪7にそれぞれ取り付け
られるキャリパブレーキであるブレーキ本体18,19
と、これらブレーキ本体18,19を上記操作レバー1
7に連結させるワイヤー20とで構成されている。そし
て、上記操作レバー17を手動にて制動操作すれば、こ
れが上記ブレーキ本体18,19に伝達されてこれらが
制動動作し、上記前、後車輪4,7が制動させられる。
【0020】図1〜3において、上記人力装置11は、
上記車体フレーム2に支持された鋳造製のハウジング2
3を有し、このハウジング23にペダルクランク軸24
が支承されている。このペダルクランク軸24は上記ハ
ウジング23に対し車幅方向に延びる軸心25回りに回
転自在に支承されている。
【0021】また、上記ペダルクランク軸24の各端部
には、それぞれその径方向の外方に向って突出するクラ
ンクアーム27が取り付けられ、これら両クランクアー
ム27は互いに逆方向に突出している。上記各クランク
アーム27の突出端にそれぞれペダル28が支承されて
いる。
【0022】通常、上記各ペダル28がそれぞれ上記軸
心25の前側に位置してその上死点から下死点に向う間
に、サドル8に着座した乗員から上記各ペダル28にペ
ダル踏力Aが与えられ、その中間位置で、ペダル踏力A
が最大となる(図2中仮想線)。また、上記各ペダル2
8がそれぞれ上記軸心25の後側に位置してその下死点
から上死点に達するまではペダル踏力Aはほぼ零とな
る。
【0023】そして、左右ペダル28に交互に繰り返し
ペダル踏力Aを与えると、これら各ペダル28は上記軸
心25回りに正回転Bし、これに伴って、上記クランク
アーム27を介しペダルクランク軸24も同上軸心25
回りで、正回転Bする。
【0024】上記エンジン12は強制空冷式の予圧縮形
2サイクルエンジンで、その吸気ポート30には気化器
31とエアクリーナ32とがこの順序で連設されてい
る。また、排気ポートにはマフラー33が連結されてい
る。また、上記気化器31に燃料を供給する燃料タンク
34が設けられている。
【0025】上記気化器31はその吸気通路35を開閉
自在とするスロットル弁36を有している。上記吸気通
路35を閉じるようスロットル弁36を弾性的に付勢す
るばねである付勢手段37が設けられている。上記スロ
ットル弁36に対し操作をしていないときには、図1中
実線で示すように、上記付勢手段37により、スロット
ル弁36は吸気通路35をほぼ全閉とする。
【0026】一方、上記付勢手段37の弾性力に抗する
ようにスロットル弁36を操作して吸気通路35の開度
を増加させると、この増加に伴いより多くの燃料が空気
と共に混合気38としてエンジン12内に吸入され、こ
のエンジン12からクランク軸39を介し出力される動
力がより増加することとされている。
【0027】特に、図3において、前記合力装置13は
前記ハウジング23に収容される増速装置である遊星歯
車機構42を有している。この遊星歯車機構42は、上
記ペダルクランク軸24にその軸心25回りに遊転自在
に支承されるサンギヤ43およびリングギヤ44と、同
上ペダルクランク軸24にワンウェイクラッチ45を介
して支持されるキャリア46と、このキャリア46に支
承されて上記サンギヤ43とリングギヤ44とに噛合す
る複数のピニオン47とを備え、これら各ピニオン47
はその軸心回りに回転自在とされている。
【0028】上記ハウジング23に合力軸48が軸心2
5回りに回転自在に支承され、上記合力軸48に上記リ
ングギヤ44が結合されて一体的に回転することとされ
ている。上記合力軸48に前記動力伝達手段14を介し
て前記後車輪7が連動連結されている。
【0029】また、上記ワンウェイクラッチ45は、正
回転Bするペダルクランク軸24の動力のみをキャリア
46に伝達し、このキャリア46が各ピニオン47を伴
って、上記軸心25回りに正回転Bさせられるようにな
っている。換言すれば、上記ワンウェイクラッチ45
は、エンジン12からペダルクランク軸24に動力が伝
達されることを防止する。
【0030】上記エンジン12のクランク軸39に上記
リングギヤ44および合力軸48を連動連結させる動力
伝達手段49が設けられている。この動力伝達手段49
は、上記リングギヤ44と合力軸48とにリベットで結
合させられてこれらと共に軸心25回りに回転する被動
ベベルギヤ49aと、この被動ベベルギヤ49aに噛合
して上記ハウジング23に支承される駆動ベベルギヤ4
9bと、上記クランク軸39と上記駆動ベベルギヤ49
bとの間に介設される遠心クラッチ49c、遊星歯車機
構49d、および他のワンウェイクラッチ49eとを備
えている。
【0031】そして、上記エンジン12が駆動して、ク
ランク軸39が所定の回転数を越えれば(アイドリング
状態を過ぎれば)、切断状態の遠心クラッチ49cが自
動的に接続動作し、エンジン12の動力が順次上記遠心
クラッチ49c、遊星歯車機構49d、他のワンウェイ
クラッチ49e、駆動ベベルギヤ49b、および被動ベ
ベルギヤ49aを介してリングギヤ44と合力軸48に
伝達され、これらリングギヤ44と合力軸48が軸心2
5回りに正回転Bさせられるようになっている。なお、
上記他のワンウェイクラッチ49eはエンジン12の故
障時などに、ペダルクランク軸24側から上記エンジン
12側に動力が伝達されることを防止する。
【0032】また、上記サンギヤ43が上記軸心25回
りで自由に正回転Bしようとすることを規制する回転規
制手段50が設けられている。
【0033】そして、上記人力装置11の各ペダル28
への踏み込みで、ペダルクランク軸24に繰り返しペダ
ル踏力Aが与えられ、かつ、エンジン12が駆動される
と、上記人力装置11のペダルクランク軸24からリン
グギヤ44に伝達される動力と、エンジン12から被動
ベベルギヤ49aに伝達される動力とが合力軸48上で
合成されて、これが「合成動力」とされ、この「合成動
力」が、動力伝達手段14を介し前記後車輪7に伝達さ
れ、自転車1が路面9上を走行可能とされる。
【0034】図1〜3において、上記ペダルクランク軸
24に前記気化器31のスロットル弁36を連動連結さ
せる連動手段53が設けられている。
【0035】上記連動手段53は前記回転規制手段50
をその構成要素としている。この回転規制手段50は上
記車体フレーム2側であるハウジング23に枢支軸54
により枢支される回動アーム55を有している。上記サ
ンギヤ43が正回転Bすることを規制するよう、このサ
ンギヤ43の一部に上記回動アーム55の一端部56が
ばねである付勢手段57によって圧接させられている。
【0036】上記回動アーム55の他端部58と、前記
スロットル弁36とがワイヤー59により互いに連動連
結されている。このワイヤー59はパイプ状の可撓性ア
ウターワイヤー60に嵌入され、このアウターワイヤー
60に対しその長手方向に摺動自在とされている。この
アウターワイヤー60の一端はハウジング23に結合さ
れ、他端は気化器31に結合されている。
【0037】図1中実線で示すように、自転車1の走行
中、上記各ペダル28が上、下死点にくるときはペダル
踏力Aはほぼ零となるので、付勢手段57の付勢力で回
動アーム55の一端部56を介しサンギヤ43が正回転
Bと逆方向に押されて逆回転し、初期位置に戻る。この
ときには、上記回動アーム55の他端部58が付勢手段
37に抗してワイヤー59を引張するということが解除
され、上記回動アーム55は図1中実線で示すように
「引張解除状態」とされる。
【0038】そして、この回動アーム55の「引張解除
状態」では、上記スロットル弁36が回動アーム55の
他端部58からワイヤー59を介し引張力を受けること
が回避され、同上スロットル弁36は付勢手段37の付
勢力でその開度が小さくされる(図1中実線、図5中C
点)。
【0039】上記状態から、上死点にあるペダル28が
前下方に踏み込まれ、中間位置に向けてペダル踏力Aが
次第に増加させられると、そのペダル踏力Aに比例し
て、図1中仮想線で示すように、上記付勢手段37,5
7の付勢力に抗し、サンギヤ43が正回転Bさせられ、
このサンギヤ43に押されて回動アーム55が回動させ
られる。このときには、上記回動アーム55の他端部5
8が付勢手段37に抗してワイヤー59を引張し、上記
回動アーム55は図1中一点鎖線で示すように「引張状
態」とされる。
【0040】そして、この回動アーム55の「引張状
態」では、上記スロットル弁36が回動アーム55の他
端部58からワイヤー59を介し引張力を受け、同上ス
ロットル弁36が開動作させられて、その開度がペダル
踏力Aに比例して増加させられる(図1中一点鎖線、図
5中実線D部)。
【0041】上記ペダル28の中間位置から、更に、各
ペダル28を下死点に向けて踏み続け、この際、ペダル
踏力Aが次第に減少させられると、これに伴い前記した
ように図1中実線で示すように、回動アーム55が再び
「引張解除状態」に次第に近づくと共に、これに伴いス
ロットル弁36は付勢手段37の付勢力でその開度が次
第に減少させられ、元の開度に戻る(図5中C点)。
【0042】即ち、ペダル踏力Aの増減にほぼ比例して
スロットル弁36の開度が自動調整されて増減させら
れ、これにより、エンジン12の動力が増減させられ
て、乗員の負担が軽くされると共に、上記ペダルクラン
ク軸24への操作によって、エンジン12の駆動が自動
的に調整される。
【0043】図1〜4において、上記ペダル28へのペ
ダル踏力Aの減少に伴うスロットル弁36の開度の減少
を抑制させる開度減少抑制手段63が設けられている。
【0044】上記開度減少抑制手段63は、特に図4に
おいて、上記車体フレーム2側であるハウジング23に
取り付けられるシリンダチューブ64を有し、このシリ
ンダチューブ64にその軸方向摺動自在にピストン65
が嵌入され、このピストン65に連結されたピストンロ
ッド66が上記シリンダチューブ64から突出してい
る。上記シリンダチューブ64内でピストン65で仕切
られた2室67,68には油が充填されている。
【0045】上記2室67,68のうち、一方の室67
を上記他方の室68に連通させる径大孔70と径小孔7
1とが上記ピストン65に形成されている。上記一方の
室67から上記径大孔70を開閉自在に閉じるリード弁
72が設けられている。また、上記ピストンロッド66
をシリンダチューブ64から突出させる方向にピストン
65を弾性的に付勢するばね73が設けられている。
【0046】上記ピストンロッド66の突出端は、上記
サンギヤ43を正回転B方向に付勢するよう上記ばね7
3の付勢力で、上記サンギヤ43に当接させられてい
る。
【0047】図1、4中実線で示すように、各ペダル2
8へのペダル踏力Aが零で、前記したように、付勢手段
57の付勢でサンギヤ43が逆回転させられて初期位置
にあるとき、上記ピストンロッド66がばね73に抗し
て上記サンギヤ43に押され、シリンダチューブ64内
に入り込み、これによって、一方の室67の容積が縮小
させられている。この際、上記サンギヤ43が実線で示
した初期位置以上に逆回転することは、上記ピストン6
5がシリンダチューブ64に形成したストッパ74に当
接することにより阻止される。
【0048】上記状態から、各ペダル28へのペダル踏
力Aが増加させられると、そのペダル踏力Aに比例し
て、図1、4中仮想線で示すように、サンギヤ43が正
回転Bさせられ、これに伴い、上記ピストンロッド66
がばね73の付勢力により上記シリンダチューブ64か
ら突出させられる(図5中実線D部)。
【0049】この突出の際、シリンダチューブ64内で
ピストン65が摺動して、一方の室67の容積が増加し
ようとする。このとき、上記一方の室67と他方の室6
8との間の差圧で、上記リード弁72が上記径大孔70
を自動的に開き、他方の室68側の油が上記径大孔70
を円滑に通って一方の室67に入り込む。このため、上
記ピストン65の摺動は円滑になされ、つまり、ピスト
ン65とピストンロッド66とは、サンギヤ43の正回
転Bに遅れることなく速やかに追従する。
【0050】上記状態から、各ペダル28へのペダル踏
力Aが減少させられると、そのペダル踏力Aに比例し
て、前記したように図1、4中実線で示すように、付勢
手段57によって、サンギヤ43が逆回転させられ、こ
のサンギヤ43にピストンロッド66が押されてこのピ
ストンロッド66がシリンダチューブ64内に入り込も
うとする。
【0051】この際、上記シリンダチューブ64内でピ
ストン65が摺動して、一方の室67の容積が減少しよ
うとする。このとき、一方の室67と他方の室68との
間の差圧で、上記リード弁72は上記径大孔70を自動
的に閉じ、一方の室67側の油は径小孔71だけを通っ
て他方の室68に向おうとする。
【0052】上記径小孔71は径寸法が極めて小さくさ
れているため、この径小孔71における油の流動抵抗は
大きく、これによって、ピストン65の摺動が抑制され
る。このため、サンギヤ43の逆回転が抑制され、つま
り、サンギヤ43はこれが正回転Bするときに比べてゆ
っくりと遅い速度で逆回転させられることから、このサ
ンギヤ43に回動アーム55やワイヤー59を介し連動
するスロットル弁36の開度の減少も抑制され、即ち、
ペダル28へのペダル踏力Aの減少に伴うスロットル弁
36の開度の減少が抑制されて、開度が増加するときよ
りも、上記スロットル弁36の開度の減少が遅い速度で
なされる(図5中一点鎖線図示)。
【0053】図6において、自転車1を走行させるとき
には、左右の各ペダル28を交互に繰り返し踏み込んで
ペダル踏力Aを与え、このペダル踏力Aに比例した回動
アーム55の回動で、スロットル弁36の開度を増減さ
せて、エンジン12から動力を出力させる。
【0054】この際、左右ペダル28は乗員によって交
互に踏み込まれ、上記ペダルクランク軸24に与えられ
るペダル踏力Aは増減を繰り返すが、上記したように、
開度減少抑制手段63によって、ペダル踏力Aの減少時
には、スロットル弁36の開度の減少が抑制されるた
め、図6中一点鎖線で示すように、ペダル踏力Aが減少
に転じたとき、エンジン12の動力の減少が抑制され、
つまり、「合成動力」の減少が抑制される。
【0055】よって、従来では、図6中二点鎖線で示す
ように、ペダル踏力Aが減少に転じたときに、これに比
例して、スロットル弁36の開度も減少し、もって、エ
ンジン12の動力の急減と共に、「合成動力」が急減し
ていたことに比べて、自転車1の走行がぎくしゃくする
ことが防止され、このため、上記自転車1への乗り心地
が向上する。
【0056】図1、2、7〜9において、自転車1には
電源となるバッテリー75が備えられている。また、前
記制動装置16が制動動作していることを検出する制動
検出手段76が設けられている。上記制動検出手段76
は前記両操作レバー17の少なくとも一方の操作レバー
17が制動操作されたとき、オン(ON)して検出信号
を出力する。
【0057】また、上記制動検出手段76の検出信号を
入力して、前記した連動手段53による補強板26への
スロットル弁36の連動を解除させる連動解除手段78
が設けられている。
【0058】上記連動解除手段78につき説明する。
【0059】図7の上段図において、前記ワイヤー59
とアウターワイヤー60はその長手方向の中途部で分断
され、これらワイヤー59とアウターワイヤー60の両
分断端59a,60a間に、連動解除機構79が介設さ
れている。上記連動解除機構79は、円筒状の基体80
を有し、この基体80の軸方向各端部にアウターワイヤ
ー60の各分断端60aが結合させられている。
【0060】上記連動解除機構79内にその軸方向に摺
動自在に可動体82が嵌入されている。この可動体82
は、円筒状の可動体本体83と、この可動体本体83の
軸方向の一端部から軸方向に出退自在とされる軸状の突
出体84と、上記可動体本体83に支持される正逆転可
能な電動機85と、この電動機85の出力軸と上記突出
体84とを連結させるねじジャッキ86とを備え、上記
可動体本体83の他端部にワイヤー59の両分断端59
a,59aのうちの一方の分断端59aが連結され、他
方の分断端59aは上記突出体84の突出端に係脱自在
に係止されている。
【0061】上記電動機85を正転Eさせれば、ねじジ
ャッキ86の作動により可動体本体83に向って突出体
84が後退し(図7の上段図の実線)、この突出体84
の突出端にワイヤー59の分断端59aが係止され、つ
まり、突出体84が「係止状態」とされる。この突出体
84の「係止状態」では、前記した通り、回動アーム5
5の「引張状態」に応じて連動手段53によりペダルク
ランク軸24にスロットル弁36が連動しその開度が調
整される。
【0062】上記電動機85を逆転Fさせれば、ねじジ
ャッキ86の作動により可動体本体83から突出体84
が突出させられ(図7の上段図の仮想線)、この突出体
84の突出端へのワイヤー59の分断端59aの係止が
解除され、つまり、突出体84が「係止解除状態」とさ
れる。この突出体84の「係止解除状態」では、前記回
動アーム55が「引張状態」と「引張解除状態」のいず
れであっても、連動手段53によるペダルクランク軸2
4へのスロットル弁36の連動が解除され、このスロッ
トル弁36の開度は付勢手段37の付勢により全閉状態
に保たれる。
【0063】また、前記連動解除手段78は上記可動体
本体83に取り付けられた第1スイッチ88と第2スイ
ッチ89とを備えている。上記第1スイッチ88は上記
突出体84の「係止状態」でオフ(OFF)する一方、
「係止解除状態」でオンする。これとは逆に上記第2ス
イッチ89は突出体84の「係止状態」でオンする一
方、「係止解除状態」でオフする。なお、上記基体80
に対し可動体本体83が摺動するとき、この可動体本体
83と共に移動する上記第1スイッチ88と第2スイッ
チ89が上記基体80に接触しないよう、この基体80
に長孔87が形成されている。
【0064】図8、9において、上記バッテリー75、
制動検出手段76、電動機85、第1スイッチ88、第
2スイッチ89、およびリレー90が互いに電気的に接
続されている。
【0065】図7の上段図中実線と、図8中実線図示の
ものは、ペダル踏力Aが設定値以下のとき、例えば、自
転車1が停止しているとき、ペダル踏力Aが小さいと
き、もしくは自転車1が惰性走行しているときなど自転
車1の非駆動状態において、回動アーム55が「引張解
除状態」でスロットル弁36の開度がほぼ全閉とされ、
かつ、突出体84が「係止状態」である場合を示す。こ
の際、第1スイッチ88はオフ、第2スイッチ89はオ
ンされ、制動装置16の不操作により制動検出手段76
がオフされ、このオフでバッテリー75から電動機85
への電力供給がリレー90により阻止され、上記電動機
85は停止状態とされている。
【0066】上記自転車1の非駆動状態で、制動装置1
6を操作すると、図8中仮想線で示すように制動検出手
段76がオンする。すると、図8中仮想線で示すよう
に、上記制動検出手段76のオンでリレー90により、
バッテリー75から電動機85に電力が供給され、電動
機85が逆転Fさせられる。
【0067】上記電動機85の逆転Fにより、上記突出
体84の突出が進行し、この突出体84が第1スイッチ
88をオンさせ、第2スイッチ89をオフさせると、図
7の上段図中仮想線で示すように、上記突出体84が
「係止解除状態」となり、連動解除手段78の電気回路
は図9中実線で示す状態となり、電動機85は停止す
る。
【0068】上記状態では、ペダル28に足を掛けるな
どしてペダル踏力Aを大きくし、回動アーム55が「引
張状態」になったとしても、上記突出体84が「係止解
除状態」であるので、スロットル弁36の開度は全閉状
態に保たれて、エンジン12の動力が不意に大きく出力
されることが防止される。
【0069】上記自転車1の非駆動状態で、制動装置1
6への操作を解除すれば、図9中仮想線で示すように制
動検出手段76がオフさせられる。すると、上記制動検
出手段76のオフで、図9中仮想線で示すように、リレ
ー90によりバッテリー75から電動機85に前記とは
逆に電力が供給され、電動機85が正転Eさせられる。
【0070】上記電動機85の正転Eにより、上記突出
体84の可動体本体83への後退が進行し、上記突出体
84が第1スイッチ88をオフさせ、第2スイッチ89
をオンさせると、図7の上段図中実線で示すように、上
記突出体84が「係止状態」に戻り、連動解除手段78
の電気回路は図8中実線で示す状態に戻り、電動機85
は停止する。
【0071】図7の上段図と、図8のそれぞれ実線で示
す状態から、自転車1を走行させようとして、ペダル踏
力Aを増加させると、図7の中段図で示すように、回動
アーム55が「引張状態」となって、可動体本体83が
右方に移動する。このとき、連動解除手段78の突出体
84は「係止状態」にあるため、この連動解除手段78
と、上記連動手段53のワイヤー59とを介して、スロ
ットル弁36の開度が増加させられ、エンジン12の動
力が増加して、自転車1に通常の走行状態が得られる。
また、このときの連動解除手段78の電気回路は、図8
中実線で示したままに保たれる。
【0072】上記自転車1の走行状態において、Uター
ンするときなど、ペダル28にペダル踏力Aを与えなが
ら、制動装置16を操作すると、回動アーム55は「引
張状態」のままで、図8中仮想線で示すように制動検出
手段76がオンする。すると、図7の下段図で示すよう
に、電動機85が逆転Fすることにより、突出体84が
「係止解除状態」となり、連動解除手段78の電気回路
は図9中実線で示す状態となり、スロットル弁36の開
度は全閉状態とされ、エンジン12の出力が減少させら
れる。
【0073】このようなUターンをするときなどは、エ
ンジン12の動力は不要であることから、上記スロット
ル弁36の開度が小さくなるという動作と合致して、無
駄な動力損失の発生が回避される。
【0074】上記Uターンなどが終わって、制動装置1
6への操作を解除すれば、図9中仮想線で示すように、
上記制動検出手段76がオフさせられる。すると、上記
制動検出手段76のオフで、図9中仮想線で示すよう
に、リレー90によりバッテリー75から電動機85に
電力が供給され、電動機85が正転Eさせられる。
【0075】上記電動機85の正転Eにより、図7の中
段図で示すように突出体84が再び「係止状態」とな
り、連動解除手段78の電気回路は図8中実線で示す状
態に戻り、スロットル弁36の開度は再び大きくさせら
れ、通常の走行状態となる。
【0076】即ち、上記連動解除手段78によれば、制
動装置16への制動操作がなされているときには、ペダ
ル28へのペダル踏力Aにかかわらずにスロットル弁3
6の開度は付勢手段37によって全閉状態に保たれ、エ
ンジン12から出力される動力はアイドリング状態に保
たれる。この際、前記したように、エンジン12の動力
は切断動作している前記遠心クラッチ49cによってペ
ダルクランク軸24側に伝達されることが防止される。
【0077】
【発明の効果】この発明によれば、次の如くである。
【0078】請求項1の発明によれば、車体フレームに
前、後車輪を支承させ、同上車体フレームにペダルクラ
ンク軸を回転自在に支承させると共に、このペダルクラ
ンク軸へのペダル踏力でこのペダルクランク軸が回転す
るようにし、一方、同上車体フレームに支持されて上記
車輪を走行駆動可能とさせるエンジンを設け、このエン
ジンに混合気を供給可能とする気化器を設けたエンジン
補助駆動式自転車において、上記ペダル踏力の増加に伴
い上記気化器のスロットル弁の開度を増加させる一方、
同上ペダル踏力の減少に伴い上記スロットル弁の開度を
減少させるよう上記ペダルクランク軸に上記スロットル
弁を連動させる連動手段を設けてある。
【0079】このため、ペダルクランク軸へのペダル踏
力の増減にほぼ比例してスロットル弁の開度が自動調整
されて増減させられ、これにより、エンジンの動力が増
減させられて、乗員の負担が軽くされると共に、上記ペ
ダルクランク軸への操作によって、エンジンの駆動が自
動的に調整される。
【0080】よって、ハンドルグリップを回動操作する
というような操作は不要とされて、自転車を走行させる
操作ができるため、この操作は容易にできることとな
る。
【0081】しかも、この発明では、上記ペダル踏力の
減少に伴うスロットル弁の開度の減少を抑制させる開度
減少抑制手段を設けてある。
【0082】このため、左右ペダルは乗員によって交互
に踏み込まれ、上記ペダルクランク軸に与えられるペダ
ル踏力は増減を繰り返すが、上記開度減少抑制手段によ
れば、ペダル踏力の減少時には、スロットル弁の開度の
減少が抑制されるため、ペダル踏力が減少に転じたと
き、エンジンの動力の減少が抑制され、つまり、「合成
動力」の減少が抑制される。
【0083】よって、従来では、ペダル踏力が減少に転
じたときに、これにほぼ比例して、スロットル弁の開度
も減少し、もって、エンジンの動力の急減と共に、合成
動力が急減していたことに比べて、自転車の走行がぎく
しゃくすることが防止され、このため、上記自転車への
乗り心地が向上する。
【0084】請求項2の発明によれば、スロットル弁の
開度を減少させるようこのスロットル弁を付勢する付勢
手段を設け、一方、車輪を制動可能とする制動装置を設
け、この制動装置が制動動作していることを検出する制
動検出手段を設け、この制動検出手段の検出信号を入力
して、連動手段によるペダルクランク軸へのスロットル
弁の連動を解除させる連動解除手段を設けてある。
【0085】このため、制動装置への制動操作がなされ
ているときには、上記連動解除手段により、ペダルクラ
ンク軸へのペダル踏力にかかわらずにスロットル弁の開
度は上記付勢手段によってほぼ全閉とされ、エンジンの
動力は小さく抑えられる。
【0086】よって、自転車の停車中や、走行中に制動
装置が操作されて、エンジンの動力が不要であるときに
は、このエンジンが無駄に動力を出力することは防止さ
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2の部分拡大断面図である。
【図2】自転車の全体側面部分破断図である。
【図3】図1で示したものの部分平面断面図である。
【図4】図1の部分拡大断面図である。
【図5】ペダル踏力とスロットル弁の開度との関係を示
すグラフ図である。
【図6】ペダル踏力とエンジン動力等との関係を示すグ
ラフ図である。
【図7】連動解除手段の連動解除機構の断面図で、作用
を示す図である。
【図8】連動解除手段の電気回路図である。
【図9】連動解除手段の電気回路図である。
【符号の説明】
1 自転車 2 車体フレーム 4 前車輪 7 後車輪 11 人力装置 12 エンジン 13 合力装置 14 動力伝達手段 16 制動装置 23 ハウジング 24 ペダルクランク軸 25 軸心 27 クランクアーム 28 ペダル 31 気化器 35 吸気通路 36 スロットル弁 37 付勢手段 38 混合気 39 クランク軸 42 遊星歯車機構 43 サンギヤ 50 回転規制手段 53 連動手段 63 開度減少抑制手段 76 制動検出手段 78 連動解除手段 A ペダル踏力 B 正回転

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体フレームに前、後車輪を支承させ、
    同上車体フレームにペダルクランク軸を回転自在に支承
    させると共に、このペダルクランク軸へのペダル踏力で
    このペダルクランク軸が回転するようにし、一方、同上
    車体フレームに支持されて上記車輪を走行駆動可能とさ
    せるエンジンを設け、このエンジンに混合気を供給可能
    とする気化器を設けたエンジン補助駆動式自転車におい
    て、 上記ペダル踏力の増加に伴い上記気化器のスロットル弁
    の開度を増加させる一方、同上ペダル踏力の減少に伴い
    上記スロットル弁の開度を減少させるよう上記ペダルク
    ランク軸に上記スロットル弁を連動させる連動手段を設
    けると共に、上記ペダル踏力の減少に伴うスロットル弁
    の開度の減少を抑制させる開度減少抑制手段を設けたエ
    ンジン補助駆動式自転車。
  2. 【請求項2】 スロットル弁の開度を減少させるようこ
    のスロットル弁を付勢する付勢手段を設け、一方、車輪
    を制動可能とする制動装置を設け、この制動装置が制動
    動作していることを検出する制動検出手段を設け、この
    制動検出手段の検出信号を入力して、連動手段によるペ
    ダルクランク軸へのスロットル弁の連動を解除させる連
    動解除手段を設けた請求項1に記載のエンジン補助駆動
    式自転車。
JP22482095A 1995-08-08 1995-08-08 エンジン補助駆動式自転車 Pending JPH0948387A (ja)

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DE1996609261 DE69609261T2 (de) 1995-08-08 1996-08-07 Hilfsantrieb für Fahrräder
EP19960112739 EP0757953B1 (en) 1995-08-08 1996-08-07 Power-assisted bicycle
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US09/310,434 US6213236B1 (en) 1995-08-08 1999-05-12 Sensor for bicycle with assist engine

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