JPH0947706A - カーテン塗布装置及び塗布方法 - Google Patents

カーテン塗布装置及び塗布方法

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JPH0947706A
JPH0947706A JP8009376A JP937696A JPH0947706A JP H0947706 A JPH0947706 A JP H0947706A JP 8009376 A JP8009376 A JP 8009376A JP 937696 A JP937696 A JP 937696A JP H0947706 A JPH0947706 A JP H0947706A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】カーテン塗布の塗布開始及び停止時に発生する
塗布量過剰部に起因する塗布液による塗布装置の汚染や
ウェブ切れの発生を抑止する。 【解決手段】リップヘッド3から垂直に流下するカーテ
ン膜5を連続走行するウェブ9に接しせしめることによ
り塗布層を形成するカーテン塗布装置において、ウェブ
9の走行方向に対して摺動可能な受けパン1をリップヘ
ッド3の下部に設け、受けパン1の一端に塗工プレート
2を接続し、カーテン膜5の塗布開始又は塗布停止時に
塗工プレート2の先端がウェブ9に接触状態で摺動する
ことを特徴とするカーテン塗布装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、写真乳剤、磁性
体、感熱発色体、感圧発色体、及びインクジェット受像
層、熱転写受像層やコート紙のような顔料を主成分とす
る塗被紙の塗布に用いられているカーテン塗布装置に関
し、特に、塗布開始及び停止に伴い生じる塗布量過剰部
を抑制するカーテン塗布装置及び塗布方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】カーテン塗布装置は、塗布操作を行う前
に計量を行う、いわゆる前計量型の塗布装置であり、過
剰な塗布液をウェブに供給した後に規定量に計量を行う
後計量方式の塗布方式と異なり、塗布液の液組成が経時
で変化することがなく、長時間にわたり安定した品質の
塗被物が得られる。また、重層塗布が可能で、塗布速度
も上限が高いため、効率的に塗被物を得ることが可能で
ある。
【0003】このように、カーテン塗布装置は、多くの
長所を持つため、写真乳剤、磁性体、感熱発色体、感圧
発色体、顔料塗被紙、各種保護剤の塗布など、多くの分
野で利用されている塗布方式である。
【0004】また、前述のようにカーテン塗布装置は前
計量型の塗布装置であり、ウェブと塗布液の計量部とは
ある程度の距離があるため、計量後に塗布液に外乱が作
用しウェブに塗布される塗布液の供給が経時で変化をき
たすと、塗布ムラ等の塗布欠陥の原因となる。このよう
に、連続して形成するカーテン膜に、非定常的な力が作
用すると塗布ムラの原因となる。
【0005】一般に、カーテン塗布における塗布開始
は、予め形成されたカーテン膜とウェブの間に遮蔽物を
設け、塗布液はすべて遮蔽物で補足されるようにしてお
き、該遮蔽物を除去し、カーテン膜をウェブに接触せし
めることにより行う。塗布停止は、該遮蔽物を塗布前の
位置に戻し、再びカーテン膜とウェブの間を遮蔽するこ
とにより行う。かかる塗布開始及び塗布停止操作におい
ては、以下に詳述するごとく、カーテン膜に非定常な力
がカーテン膜に加わったときと同じ現象が観察され、特
に、塗布開始及び停止操作を行った直後では、塗布液が
過剰にウェブに供給される部分(以下、塗布過剰部)が
でき、乾燥が未完のまま乾燥ゾーンを通過した塗布過剰
部がロールを塗布液で汚染したり、ウェブ切れを誘発
し、塗布操作を困難にし、品質上も重大な欠陥をもたら
す。
【0006】塗布開始及び停止直後の塗布過剰部分の形
成では、形成過程が異なる。つまり、塗布開始は、ウェ
ブとカーテン塗布ヘッドから塗布液が離脱する部分(以
下、リップと称す)の間に設置した遮蔽物を移動、除去
することにより行う。このとき、遮蔽物により落下速度
が0になっている塗布液が、遮蔽物の除去操作により、
ウェブまで初速度が0の状態で自由落下する。しかし、
遮蔽物により、落下の初速度が0になっている塗布液の
直上にある塗布液は、リップからの自由落下による運動
エネルギーを保持しており、ここに、塗布開始時のカー
テン膜の下端の局部で落下速度に差が生じて、ウェブに
到達する間に、定常状態のカーテン膜厚より厚い膜が下
端局部で形成され、ウェブに塗布され塗布過剰部を形成
する。
【0007】ウェブ上に形成された塗布過剰部は、乾燥
が不完全となり、ウェブ切れを生じたり、ウェブを搬送
するのに使用される機械ロールに転写し、さらに、機械
ロールに転写された塗布液の一部は、ウェブ表面の塗布
層に再転写したり、逆に正常な塗布層を攪乱、剥離した
りして、塗布欠陥を発生させる。したがって、塗布過剰
部の形成は、塗被物の品質に悪影響を及ぼす。また、機
械ロールを汚染した塗布液を除去するためには、装置を
止めなければならず、著しい運転コストの増大を余儀な
くされる。
【0008】塗布停止時には、カーテン膜に遮蔽物が挿
入され、遮蔽物とウェブの間のカーテン膜は遮蔽物の上
端局部で落下速度が0になり、塗布開始とは逆にカーテ
ン膜が引き延ばされ薄くなる。ここで、カーテン膜の膜
厚は、ある一定の膜厚以下になると破壊し、液滴とな
り、ウェブに落下し、塗布過剰部を形成する。したがっ
て、塗布開始の場合と同様に機械ロールが塗布過剰部の
塗布液で汚染される。この場合も、機械ロールの清掃作
業を余儀なくされることになり、運転コストを増大させ
る。
【0009】これらの塗布過剰部の形成を抑止するため
の手段として、塗布開始及び停止操作で用いる遮蔽物の
位置を、ウェブにできるだけ近づけ、塗布過剰部の過剰
量を最小限とする方法があるが、遮蔽物は、ある程度の
量の塗布液を受容する受液槽の機能も要求されるため、
一定量の高さが必要である。また、米国特許第3,50
8,947記載されるようなカーテン膜を斜めに横切る
カーテンデフレクタにより塗布開始及び停止を行う方法
は、受液槽の機能を持たないが、液をカーテンデフレク
タを伝わらせて受液槽に落とすために、カーテンデフレ
クタに傾斜を設ける必要があり、落下開始点はウェブと
距離を保つ必要がある。これらの方法では、落下開始点
とウェブの距離は、最低限、数cm程度必要であり、塗
布過剰部の形成の抑止手段とはならない。
【0010】また、特表平2−503884号公報記載
の塗布開始装置では、塗布開始点とウェブの距離を、数
mmとすることが可能であるが、落下するカーテン膜の
液流量が多い場合には、数mmでも、問題となる程度の
塗布過剰部を形成することがある。
【0011】また、塗布過剰部の形成を抑止する別の手
段として、リップの極く近傍に遮蔽物を設けて塗布開始
及び停止を行う方法がある。この方法では、リップにお
いて落下の初速度の遅いスライド面を有するスライドホ
ッパー型のカーテンヘッドを用いた場合には、塗布過剰
部の抑制に効果は見られるが、落下の初速度の速いエク
ストルージョン型のカーテンヘッドを用いた場合には、
効果は見られない。
【0012】さらに、特開平1−304076号公報に
は、図6に示すように塗り受け板10の先端に堰11を
設け、塗り受け板10の移動時に堰11の面がカーテン
膜に対して傾斜となり、その傾斜面をカーテン膜が流れ
落ち、塗布量過剰部を無くすものであるが、この方法で
も堰の下部とウェブ面の塗布面までには間隔ができ、塗
布量過剰部を無くすことは完全ではない。また、特開平
3−94863号公報には、ウェブとエッジガイドの間
に液受け板を挿入することが記載されているが、ウェブ
と液受け板の間には間隙があり、液受け板を抜き取る時
に塗布量過剰部が発生する。
【0013】つまり、塗布ヘッドを用いるカーテン塗布
において、塗布過剰部を形成せずに、塗布の開始及び停
止を行う方式は存在しないのが実状であった。
【0014】塗布開始及び停止に伴い発生する塗布過剰
部のウェブの走行方向での幅は、一般的には、数mm〜
数cmである。これに対し、ウェブの幅方向における塗
布開始点のばらつきは、塗布開始及び停止を行う受けパ
ンの工作精度や動作精度あるいはカーテン膜の形成状態
により異なるが、通常は、塗布速度が、1000m/m
inを越える場合にも、数mの範囲内である。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】従来のカーテン塗布装
置にあっては、カーテン塗布液の受けパンとウェブの間
に間隙が存在するため、塗布開始時又は塗布停止時に塗
布量過剰部ができ、その塗布量過剰部よって、乾燥不
良、ウェブ切れや塗布装置の汚染による品質欠陥が発生
する問題点があった。本発明の目的は、カーテン塗布ヘ
ッドを用いるカーテン塗布装置において、塗布開始及び
停止時に形成される塗布過剰部による、乾燥不良、ウェ
ブ切れや塗布装置の汚染による品質欠陥の無い、平坦な
塗布先端部及び末端部を得ることを可能にする塗布プレ
ートを備えたカーテン塗布装置及び塗布方法を提供する
ことにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、リップヘッド
3から垂直に流下するカーテン膜5を連続走行するウェ
ブ9に接しせしめることにより塗布層を形成するカーテ
ン塗布装置において、ウェブ9の走行方向に対して摺動
可能な受けパン1をリップヘッド3の下部に設け、受け
パン1の一端に塗工プレート2を接続し、カーテン膜5
の塗布開始又は塗布停止時に塗工プレート2の先端がウ
ェブ9に接触状態で摺動することを特徴とするカーテン
塗布装置である。
【0017】また、本発明の塗布装置を用いて塗布する
方法としては、リップヘッド3から垂直に流下するカー
テン膜5を連続走行するウェブ9に接しせしめることに
より塗布層を形成するカーテン塗布方法において、ウェ
ブ9の走行方向に対して摺動可能な受けパン1をリップ
ヘッド3の下部に設け、受けパン1の一端に塗工プレー
ト2を設け、カーテン膜5の塗布開始又は塗布停止時に
塗工プレート2の先端が、塗工部12よりウェブ9走行
前方へは塗工プレート2の先端がウェブ9に接触状態で
摺動し、塗工部12よりウェブ9走行後方では塗工プレ
ートの先端を非接触状態で摺動させ塗布を行うカーテン
塗布方法である。
【0018】そして本発明は、塗布開始及び停止時に、
受けパンに接続した塗工プレートを摺動させる時、塗工
プレート先端が塗布部においてウェブと軽く接触してい
る状態で、塗布開始及び停止時にゆっくりと摺動せしめ
ることにより、カーテン膜着地部がウェブ直接ではなく
受けパン上から、塗工プレート上、そしてウェブへとカ
ーテンに与えられた非定常な力を緩和させつつ塗布する
ことができるため、塗布過剰部の発生が抑制されるので
あろう。かくして、ウェブ切れや塗布装置の機械ロール
を汚染することなく、塗布欠陥の発生のない塗被物を得
ることができるのである。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明は、リップヘッド3の下部
に、受けパンの一端に塗工プレートを接続したものを配
置し、塗布開始又は塗布停止時に塗工プレートの先端を
ウェブに接触状態で摺動させるものである。
【0020】受けパン1と塗工プレート2の接続する方
法の一例としては、塗工プレート2の先端を上下稼働可
能な状態に受けパンの一端に接続する方法、また、他の
例としては、受けパン1に塗工プレート2の先端を上側
のみ稼働可能に接続する方法、更に、受けパン1の一端
に塗工プレート2を固定する方法等がある。
【0021】本発明のカーテン塗布装置は、カーテン膜
5の塗布部におけるウェブ9の走行は水平走行でも、傾
斜走行でも均一塗布が可能な塗布装置である。塗布部に
おけるウェブ9の走行は、塗布部の両サイドに配置され
る入口ガイドロール8と出口ガイドロール7の取付位置
より決められ、傾斜走行させる場合は入口ガイドロール
8の取付位置を出口ガイドロール7の取付位置よりも低
い場所に設置させることにより行うことができる。傾斜
角度は塗工装置の構造や塗布液受けパン1の構造等によ
って適宜決定すればよい。
【0022】また、リップヘッド3の下部に入口ガイド
ロール8を配置し、出口ガイドロール7の取付差によっ
て、ウェブ9が傾斜走行させることもでき、入口ガイド
ロール8へのウェブ9の供給が下方より行われ、入口ガ
イドロール8とウェブ9の接触面と反対側に風圧遮蔽板
13を設けてウェブ走行にともなって、吹き込まれる空
気を遮断することが好ましい。
【0023】受けパン1の摺動方法は、塗工部12より
ウェブ9走行前方へは塗工プレート2の先端がウェブ9
に接触状態で摺動し、塗工部12より後方では塗工プレ
ートの先端を非接触状態で摺動させるものである。
【0024】本発明において、塗布液とは、写真乳剤液
として、ゼラチン水溶液中にハロゲン化銀を分散せしめ
たもの、磁性体塗布液として、水あるいは有機溶剤中に
磁性体粒子を分散せしめたもの、感熱発色体塗布液とし
て発色剤と顕色剤を分散せしめたもの、感圧発色体とし
て発色剤あるいは顕色剤を含むマイクロカプセルを分散
せしめたもの、インクジェット受像層、熱転写受像層ま
たはコート紙のように、顔料を主成分とした塗被紙の塗
布液として、無機あるいは有機顔料を分散せしめたもの
など、液の粘度、固形分濃度などに関係なく、カーテン
塗布を行うことが可能な塗布液であれば、制限なく用い
ることができる。
【0025】本発明で使用されるウェブとしては、一般
に使用される上質紙、中質紙、更紙マシンコート紙、ア
ート紙、キャストコート紙、合成紙、レジンコーテッド
紙、プラスティックフィルム、金属板、ゴム板、天然あ
るいは合成繊維で織られた布等を含む。
【0026】塗布速度に関しては、カーテン塗布を行う
ことができる条件範囲内であれば、塗布速度が、200
0m/min以上でも、十分な効果が得られる。ウェブ
に塗布される単位時間当たりの液量も特に制限はない。
【0027】
【実施例】以下、添付図面に基づき、本発明の実施態様
について詳細に説明するが、本発明は、以上の実施態様
に限定されることなく、様々な変形が可能であることは
言うまでもない。
【0028】図1は本発明の実施例を示したカーテン塗
布装置の概略図であり、図2、3、4、5は受けパンの
摺動状態を示す概略図である。予め調整された塗布液は
塗布液貯蔵タンクより、可変流量型の無脈動定流量給液
ポンプによってリップヘッド3へ送られる。
【0029】塗布液はリップヘッド3の内部のマニホー
ルド3aに満たされ、更にスリット3bを通過し、リッ
プヘンド3より流出し、垂直なカーテン膜5を形成す
る。塗布開始前は、カーテン膜5は、受けパン1に流
し、全ての塗布液が、回収パン6を経て、貯蔵タンクに
回収される。又、受けパン1で回収された塗布液は、貯
蔵タンクには戻さず、別の貯蔵タンクに回収を行う場合
もある。
【0030】塗布の開始は、ウェブ9の走行速度が規定
の速度に達した後、受けパン1を摺動させて位置を移動
させることにより行われ、カーテン膜5は、受けパン1
に設けられた塗工プレート2上に流下し、ウェブ9と接
触している塗工プレート2の先端より、連続走行してい
るウェブ9と接触し、ウェブ5に塗布され、塗布開始操
作を終了する。この時の塗工プレート2の先端は、塗工
部12よりウェブ9走行前方では塗工プレート2の先端
がウェブ9に接触状態で摺動し、塗工部12よりウェブ
9走行後方では塗工プレートの先端を非接触状態で摺動
させ塗布を行うものである。
【0031】塗工プレート2の長さは100〜300m
mが好ましく、幅は両サイドガイド4の幅よりも長く、
流下する塗布液を全幅で受けとめることができるもので
ある。長さが100mm以下の場合は塗工プレート上を
流れる塗布液がカーテン膜として流下してくる塗布液の
落下エネルギーの影響を十分に緩和できないうちにウェ
ブに塗布されるので十分な効果が得られない。長さが3
00mm以上の場合は塗工プレートの移動距離が長くな
り、広いスペースが必要となったり、ウェブに塗布され
るまでの未塗抹ウェブの無駄な走行も生じ、作業効率上
望ましくない。
【0032】受けパン1に塗工プレート2を取り付ける
方法は、受けパン1の一端に塗工プレートを固定する、
この場合はウェブ9と接触する塗工プレート2先端が受
けパン1に固定される他端よりも高くする。これは塗工
プレート2上に流下した塗布液が塗工プレート2上を受
けパン1側に流すためで、塗布液がウェブ9上に落下し
て塗布量過剰に起因するシート切れや塗布装置の汚れを
防止するためである。
【0033】また、他の接続方法は、塗工プレート2の
ウェブ9と接触する先端が、受けパン1と接続される他
端に対して上側のみに稼働できるように接続するもので
あり、塗工プレート2の先端の高さが受けパン1と塗工
プレート2の接続する位置よりも高い位置で止まるよう
にする。これは塗工プレート2が摺動しウェブ1より離
れた後で、塗工プレート2上の塗布液がウェブ9上に落
下するもを防止するためである。受けパン1と塗工プレ
ート2の稼働できるための取付は、表裏の何れかで蝶板
等により接続し、両者の接続部で塗布液流下部を塗布液
が流れやすくするため、ゴムシートまたはプラスチック
シートで被覆する等の処置をすればよい。
【0034】さらに、他の接続方法は、塗工プレート2
のウェブ9と接触する先端が、受けパン1と接続される
他端に対して上下に稼働できるように接続するものであ
り、受けパン1と塗工プレート2の表裏の何れかで蝶板
等で接続し、両者の接続部で塗布液流下部を塗布液が流
れやすくするため、ゴムシートまたはプラスチックシー
トで被覆する等の処置をすればよい。この塗工プレート
2の接続方法の場合は、塗工プレート2の先端がウェブ
9との接触位置が塗工プレート2の接続位置よりも高い
場合でも、また低い場合でも、ウェブ9とカーテン膜5
が流下してウェブ9と接触する位置(以後、「塗布部」
という。)で塗工プレート2の先端はウェブ9が水平走
行または傾斜走行していても接触した状態を作ることが
できる。塗工プレート2の先端が下がり勾配でカーテン
膜5塗布部より離れる場合は、塗布部より離れた時に塗
布プレート2先端を上に上昇させて、塗布液が塗工プレ
ート2より垂れるのを防止するようにすればよい。その
方法は特に限定するものではない。
【0035】ウェブ9の走行に伴って、吹き込まれる空
気を遮断するために、カーテン膜5のウェブ9供給側に
風圧遮蔽板13を設けるものであり、また、出口側に遮
蔽板13を設けることができる。更には、カーテン膜5
の両側に風圧遮蔽板13を設けることが好ましい。これ
らの風圧遮蔽板13によって、風圧によるカーテン5の
乱れが防止され、均一で良好な塗布面が得られる。
【0036】受けパン1の摺動方法は、図2に示すよう
に、受けパン1に接続した塗工プレートの先端がウェブ
9に接触状態となるように受けパン1を傾斜状態に摺動
する方法がある。また、図3に示すように、受けパン1
を水平方向に摺動させる方法。更に、図4に示すよう
に、塗工部12のウェブ走行方向の前方では、受けパン
1をウェブ9の傾斜と平行に塗工部12まで摺動し、塗
工部12のウェブ9の走行後方では床面と平行に摺動さ
せる方法がある。摺動装置としては、受けパン1の両側
にエアシリンダー、油圧シリンダー等を設けて行うこと
ができ、また、摺動速度を調節できるようにすることが
好ましい。
【0037】連続走行するウェブ9の水平走行又は傾斜
走行は、塗布装置の構造や塗布液の受けパン1の構造に
よって決めればよく、ウェブ9の下部に設けられた入口
ガイドロール8と出口ガイドロール7の取付位置によっ
てウェブ走行の傾斜角度を決定することができる。塗布
部におけるウェブ9を傾斜走行させる場合は、図1に示
すように入口ガイドロール8の取付位置を出口ガイドロ
ール7の取付位置よりも低い場所に設置させることによ
り行うことができる。連続走行しているウェブ5と垂直
カーテン膜4との塗布部にはウェブ5に同伴する空気流
を遮蔽し、カーテン周辺の空気の回流などで垂直カーテ
ン膜4が乱れることなくウェブ5に達するようにするた
め遮風板が設けることが好ましい。
【0038】また、図5に示すようにリップヘッド3の
下部に入口ガイドロール8を配置し、出口ガイドロール
7の取付差によって、ウェブ9が傾斜走行させることも
でき、入口ガイドロール8へのウェブ9の供給が下方よ
り行われ、入口ガイドロール8とウェブ9の接触面と反
対側に風圧遮蔽板13を設けてウェブ走行にともなっ
て、吹き込まれる空気を遮断することが好ましい。
【0039】本発明における塗工プレート2の材質とし
ては、鋼、アルミニウム、銅、ステンレス、硬質プラス
チックなど、機械的強度が、十分なものであれば、制限
なく使用することができる。
【0040】ここでサイドガイド4はリップヘッド3の
幅を越えず、更にウェブ9の幅を超えて設けられ、垂直
カーテン膜5はウェブ9の幅を超えて形成される。ウェ
ブ9の幅を超えて流下する塗布液は、回収パン6に回収
され、塗布液貯蔵タンクに戻された後再び塗布される。
また、ウェブ9が切断した時など塗布が中断された場合
も、塗布液は回収パン6に回収される。また、回収パン
6で回収された塗布液は、貯蔵タンクには戻さず、別の
貯蔵タンクに回収を行う場合もある。
【0041】塗布の停止は、受けパンを1をウェブ9の
走行方向に摺動させて、受けパン1の一端に接続されて
いる塗工プレート2の先端を塗布部の位置でウェブ9に
接触させ、塗布開始前の位置に戻し、塗布部でのカーテ
ン膜5を塗工プレート2から受けパン1と回収すること
により、停止作業が終了する。
【0042】
【発明の効果】本発明におけるカーテン塗布装置を用い
ることにより、塗布開始及び塗布停止により生じる塗布
量過剰部の発生が抑制されるため、塗布層の平坦化を行
うことが可能となり、塗布の開始及び停止に伴うウェブ
切れや、ウェブ搬送用の機械ロールが塗布液で汚染され
ることがなくなり、塗布欠陥の発生がない塗被物を得る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すカーテン塗布装置の概
略図。
【図2】本発明の塗布装置の受けパンの摺動の一例を示
す概略図。
【図3】本発明の塗布装置の他の受けパンの摺動の一例
を示す概略図。
【図4】本発明の塗布装置の他の受けパンの摺動の一例
を示す概略図。
【図5】本発明の塗布装置のウェブのロール配置の一例
を示す概略図。
【図6】従来の塗り受け板を示す概略図。
【符号の説明】
1 受けパン 2 塗工プレート 3 リップヘッド 3a マニホールド 3b リップ 4 サイドガイド 5 カーテン膜 6 回収パン 7 出口ガイドロール 8 入口ガイドロール 9 ウェブ 10 塗り受け板 11 堰 12 塗布部 13 風圧遮蔽板
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年2月21日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項8
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項10
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項11
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】一般に、カーテン塗布における塗布開始
は、予め形成されたカーテン膜とウェブの間に遮蔽物を
設け、塗布液はすべて遮蔽物で捕捉されるようにしてお
き、該遮蔽物を除去し、カーテン膜をウェブに接触せし
めることにより行う。塗布停止は、該遮蔽物を塗布前の
位置に戻し、再びカーテン膜とウェブの間を遮蔽するこ
とにより行う。かかる塗布開始及び塗布停止操作におい
ては、以下に詳述するごとく、カーテン膜に非定常な力
がカーテン膜に加わったときと同じ現象が観察され、特
に、塗布開始及び停止操作を行った直後では、塗布液が
過剰にウェブに供給される部分(以下、塗布過剰部)が
でき、乾燥が未完のまま乾燥ゾーンを通過した塗布過剰
部がロールを塗布液で汚染したり、ウェブ切れを誘発
し、塗布操作を困難にし、品質上も重大な欠陥をもたら
す。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、リップヘッド
3から垂直に流下するカーテン膜5を連続走行するウェ
ブ9に接しせしめることにより塗布層を形成するカーテ
ン塗布装置において、ウェブ9の走行方向に対して摺動
可能な受けパン1をリップヘッド3の下方に設け、受け
パン1の一端に塗工プレート2を接続し、カーテン膜5
の塗布開始又は塗布停止時に塗工プレート2の先端がウ
ェブ9に接触状態で摺動することを特徴とするカーテン
塗布装置である。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】また、本発明の塗布装置を用いて塗布する
方法としては、リップヘッド3から垂直に流下するカー
テン膜5を連続走行するウェブ9に接しせしめることに
より塗布層を形成するカーテン塗布方法において、ウェ
ブ9の走行方向に対して摺動可能な受けパン1をリップ
ヘッド3の下方に設け、受けパン1の一端に塗工プレー
ト2を設け、カーテン膜5の塗布開始又は塗布停止時に
塗工プレート2の先端が、塗工部12よりウェブ9走行
前方へは塗工プレート2の先端がウェブ9に接触状態で
摺動し、塗工部12よりウェブ9走行後方では塗工プレ
ートの先端を非接触状態で移動させ塗布を行うカーテン
塗布方法である。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】
【発明の実施の形態】本発明は、リップヘッド3の下方
に、受けパンの一端に塗工プレートを接続したものを配
置し、塗布開始又は塗布停止時に塗工プレートの先端を
ウェブに接触状態で摺動させるものである。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】また、リップヘッド3の下方に入口ガイド
ロール8を配置し、出口ガイドロール7の取付差によっ
て、ウェブ9傾斜走行させることもでき、入口ガイド
ロール8へのウェブ9の供給が下方より行われ、入口ガ
イドロール8とウェブ9の接触面と反対側に風圧遮蔽板
13を設けてウェブ走行にともなって、吹き込まれる空
気を遮断することが好ましい。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】受けパン1の摺動方法は、塗工部12より
ウェブ9走行前方へは塗工プレート2の先端がウェブ9
に接触状態で摺動し、塗工部12より後方では塗工プレ
ートの先端を非接触状態で移動させるものである。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0029
【補正方法】変更
【補正内容】
【0029】塗布液はリップヘッド3の内部のマニホー
ルド3aに満たされ、更にスリット3bを通過し、リッ
プヘッド3より流出し、垂直なカーテン膜5を形成す
る。塗布開始前は、カーテン膜5は、受けパン1に流
し、全ての塗布液が、回収パン6を経て、貯蔵タンクに
回収される。又、受けパン1で回収された塗布液は、貯
蔵タンクには戻さず、別の貯蔵タンクに回収を行う場合
もある。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0030
【補正方法】変更
【補正内容】
【0030】塗布の開始は、ウェブ9の走行速度が規定
の速度に達した後、受けパン1を摺動させて位置を移動
させることにより行われ、カーテン膜5は、受けパン1
に設けられた塗工プレート2上に流下し、ウェブ9と接
触している塗工プレート2の先端より、連続走行してい
るウェブ9と接触し、ウェブ5に塗布され、塗布開始操
作を終了する。この時の塗工プレート2の先端は、塗工
部12よりウェブ9走行前方では塗工プレート2の先端
がウェブ9に接触状態で摺動し、塗工部12よりウェブ
9走行後方では塗工プレートの先端を非接触状態で移動
させ塗布を行うものである。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0034
【補正方法】変更
【補正内容】
【0034】さらに、他の接続方法は、塗工プレート2
のウェブ9と接触する先端が、受けパン1と接続される
他端に対して上下に稼働できるように接続するものであ
り、受けパン1と塗工プレート2の表裏の何れかで蝶板
等で接続し、両者の接続部で塗布液流下部を塗布液が流
れやすくするため、ゴムシートまたはプラスチックシー
トで被覆する等の処置をすればよい。この塗工プレート
2の接続方法の場合は、塗工プレート2の先端ウェブ
9との接触位置が塗工プレート2の接続位置よりも高い
場合でも、また低い場合でも、カーテン膜5が流下して
ウェブ9と接触する位置(以後、「塗布部」という。)
で塗工プレート2の先端はウェブ9が水平走行または傾
斜走行していても接触した状態を作ることができる。塗
工プレート2の先端が下がり勾配でカーテン膜5塗布部
より離れる場合は、塗布部より離れた時に塗布プレート
2先端を上に上昇させて、塗布液が塗工プレート2より
垂れるのを防止するようにすればよい。その方法は特に
限定するものではない。
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0036
【補正方法】変更
【補正内容】
【0036】受けパン1の摺動方法は、図2に示すよう
に、受けパン1に接続した塗工プレートの先端がウェブ
9に接触状態となるように受けパン1を傾斜状態に摺動
する方法がある。また、図3に示すように、受けパン1
を水平方向に摺動させる方法。更に、図4に示すよう
に、塗工部12のウェブ走行方向の前方では、受けパン
1をウェブ9の傾斜と平行に塗工部12まで摺動し、塗
工部12のウェブ9の走行後方では床面と平行に移動
せる方法がある。摺動装置としては、受けパン1の両側
にエアシリンダー、油圧シリンダー等を設けて行うこと
ができ、また、摺動速度を調節できるようにすることが
好ましい。
【手続補正15】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0037
【補正方法】変更
【補正内容】
【0037】連続走行するウェブ9の水平走行又は傾斜
走行は、塗布装置の構造や塗布液の受けパン1の構造に
よって決めればよく、ウェブ9の下部に設けられた入口
ガイドロール8と出口ガイドロール7の取付位置によっ
てウェブ走行の傾斜角度を決定することができる。塗布
部におけるウェブ9を傾斜走行させる場合は、図1に示
すように入口ガイドロール8の取付位置を出口ガイドロ
ール7の取付位置よりも低い場所に設置させることによ
り行うことができる。連続走行しているウェブと垂直
カーテン膜との塗布部にはウェブに同伴する空気流
を遮蔽し、カーテン周辺の空気の回流などで垂直カーテ
ン膜が乱れることなくウェブに達するようにするた
風圧遮風板13を設けることが好ましい。
【手続補正16】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0038
【補正方法】変更
【補正内容】
【0038】また、図5に示すようにリップヘッド3の
下方に入口ガイドロール8を配置し、出口ガイドロール
7の取付差によって、ウェブ9が傾斜走行させることも
でき、入口ガイドロール8へのウェブ9の供給が下方よ
り行われ、入口ガイドロール8とウェブ9の接触面と反
対側に風圧遮蔽板13を設けてウェブ走行にともなっ
て、吹き込まれる空気を遮断することが好ましい。
【手続補正17】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0041
【補正方法】変更
【補正内容】
【0041】塗布の停止は、受けパン1をウェブ9の走
行方向に摺動させて、受けパン1の一端に接続されてい
る塗工プレート2の先端を塗布部の位置でウェブ9に接
触させ、塗布開始前の位置に戻し、塗布部でのカーテン
膜5を塗工プレート2から受けパン1へと回収すること
により、停止作業が終了する。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リップヘッド3から垂直に流下するカー
    テン膜5を連続走行するウェブ9に接しせしめることに
    より塗布層を形成するカーテン塗布装置において、ウェ
    ブ9の走行方向に対して摺動可能な受けパン1をリップ
    ヘッド3の下部に設け、受けパン1の一端に塗工プレー
    ト2を接続し、カーテン膜5の塗布開始又は塗布停止時
    に塗工プレート2の先端がウェブ9に接触状態で摺動す
    ることを特徴とするカーテン塗布装置。
  2. 【請求項2】 受けパン1と塗工プレート2の接続方法
    が、塗工プレート2の先端を上下稼働可能な状態に接続
    する請求項1記載のカーテン塗布装置。
  3. 【請求項3】 受けパン1と塗工プレート2の接続方法
    が、塗工プレート2の先端を上側のみへ稼働可能に接続
    する請求項1記載のカーテン塗布装置。
  4. 【請求項4】 受けパン1に塗工プレート2を固定する
    請求項1記載のカーテン塗布装置。
  5. 【請求項5】 カーテン膜5のウェブ9供給側、出口
    側、または両側に風圧遮蔽板13を設ける請求項1、
    2、3または4記載のカーテン塗布装置。
  6. 【請求項6】 塗工プレート2の長さが100〜300
    mmである請求項1、2、3、4または5記載のカーテ
    ン塗布装置。
  7. 【請求項7】 カーテン膜5の塗布部12におけるウェ
    ブ9が入口ガイドロール8と出口ガイドロール7の取付
    差によって傾斜走行する請求項1、2、3、4、5また
    は6記載のカーテン塗布装置。
  8. 【請求項8】 リップヘッド3の下部に入口ガイドロー
    ル8を配置し、出口ガイドロール7の取付差によって、
    ウェブ9が傾斜走行する請求項7記載のカーテン塗布装
    置。
  9. 【請求項9】 入口ガイドロール8へのウェブ9の供給
    が下方より行われ、入口ガイドロール8とウェブ9の接
    触面と反対側に風圧遮蔽板13を設けた請求項8記載の
    カーテン塗布装置。
  10. 【請求項10】 受けパン1の摺動が、塗工部12より
    ウェブ9走行前方へは塗工プレート2の先端がウェブ9
    に接触状態で摺動し、塗工部12よりウェブ9走行後方
    では塗工プレートの先端を非接触状態で摺動させる請求
    項1、2、3、4、5、6、7、8または9記載のカー
    テン塗布装置。
  11. 【請求項11】 リップヘッド3から垂直に流下するカ
    ーテン膜5を連続走行するウェブ9に接しせしめること
    により塗布層を形成するカーテン塗布方法において、ウ
    ェブ9の走行方向に対して摺動可能な受けパン1をリッ
    プヘッド3の下部に設け、受けパン1の一端に塗工プレ
    ート2を設け、カーテン膜5の塗布開始又は塗布停止時
    に塗工プレート2の先端が、塗工部12よりウェブ9走
    行前方へは塗工プレート2の先端がウェブ9に接触状態
    で摺動し、塗工部12よりウェブ9走行後方では塗工プ
    レートの先端を非接触状態で摺動させ塗布を行うことを
    特徴とするカーテン塗布方法。
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