JP4399915B2 - カーテンコータの風圧遮断装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は製紙工場において製造された原紙に塗工用カラーを塗布するカーテンコータにおいて、DFヘッドから流下するカーテン膜状の塗工液に、風圧が作用することを防止するために用いるカーテンコータの風圧遮断装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
製紙工場で製造された紙はそのままの形で直ちに使用されることはなく、それを原紙として更に加工を施すことにより所要の目的に適合する製品としての加工紙とする場合が多い。加工紙には種々のものがあるが、その一つに、塗被加工紙がある。塗被加工紙は、紙の表面の性質を改善する目的で紙の表面に塗工用カラー(塗工液)を塗布させて製造するもので、その装置として塗工装置がある。
【0003】
塗工装置の一つとして、いわゆるカーテンコータは、図3にその一例の概略を示す如く、コーターロール1に巻回されて、該コータロールから下流に向けてやや上向きに走行する原紙2の表面に、DFヘッド(給液ヘッド)3により塗工用カラー4を一様なカーテン膜4a状に流下させることにより、該塗工用カラー4を原紙2上に直接塗布させるようにしている。
【0004】
ところで、上記塗工用カラー4のカーテン膜4aは薄いものであるため、僅かな風圧が作用しても揺れてしまい塗工面が悪化する。一方、近年、上記カーテンコータによる原紙2表面への塗工用カラー4の塗布作業は、高速化してきているが、原紙2が600m/minを越えるような高速で走行させられるようになると、この原紙2の走行により引かれて運ばれてくる(連れ回りさせられる)原紙表面層のエアがDFヘッド3と原紙2との間に入り込み、このエアの風圧が上記塗工用カラー4のカーテン膜4aを揺らしてしまい、塗工面に悪影響を及ぼすという問題が生じるようになる。このことから、従来は、塗工用カラー4のカーテン膜4aの上流側位置、すなわち、給液ヘッド3の上流側位置における原紙2の上方に、原紙2の送り方向に向けて下向きとなるよう傾斜させて前端(下端)を原紙2の表面に接触させたスクレーパ状の風圧遮断用ブレード5を配置して、該風圧遮断用ブレード5により、原紙2の走行により引かれて運ばれる原紙表面層のエア6を、DFヘッド3の上流側位置にて原紙2表面から掻き落すようにして遮断し、上記エア6の風圧により塗工液4のカーテン膜4aが乱されることを防止するようにしていた。
【0005】
なお、7は、DFヘッド3と原紙2との間の位置に、塗工用カラー4の流下方向と直交する前後方向へ移動可能に配したシャッターパンであり、該シャッターパン7を後退させて塗工用カラー4の流下位置から退避するON作動と、シャッターパン7を前進させて塗工用カラー4の流下位置を遮る、すなわち、塗工用カラー4のカーテン膜4aを遮るようにするOFF作動によって塗工用カラー4の原紙2への供給、停止を行うようにしてある。又、8は塗工用カラー4の流下位置の下流側に配したガイドロール、9は塗工時に原紙2の幅端から流下した塗工用カラー4を回収するためのカラーパンを示す。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記従来の風圧遮断方式では、風圧遮断用ブレード5の先端を原紙2の表面に接触させて原紙2の表面の風を掻き取るようにするものであるため、高速走行する原紙2と風圧遮断用ブレード5との摩擦により紙粉が発生して該風圧遮断用ブレード5の部分に積もり、該風圧遮断用ブレード5の部分に積もった紙粉が、時々原紙2上に落ちるようになると、塗被加工紙製品に欠陥が生じるという問題がある。
【0007】
そこで、本発明は、紙粉を発生させることなく、走行する原紙により引かれて運ばれる紙表面の風をカーテン膜の部分では減少させて、塗工用カラーのカーテン膜の乱れを防止することができるカーテンコータの風圧遮断装置を提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するために、コーターロールに巻回されて走行する原紙の表面に、DFヘッドより塗工用カラーのカーテン膜を流下させて、塗布させるようにしてあるカーテンコータにおける上記DFヘッドと、塗工用カラーのカーテン膜と、該塗工用カラー流下位置の前後所要長さの原紙とを収納させるガスボックスを設けて、該ガスボックスの前後両側壁に設けたスリット状の原紙入口と原紙出口を通した上記原紙がガスボックスの内部を通過するようにすると共に、該ガスボックス内に、上記DFヘッドと、塗工用カラーのカーテン膜を収納させ、且つ上記ガスボックス内部に、対空気比重が0.5以下のガスを、大気圧に対して常に正圧となるように充満させることができるように、対空気比重が0.5以下のガスをガスボックス内に導入するように接続した流量調整バルブ付きのガスラインと、ガスボックス内のガス圧力を計測する圧力計と、該圧力計からの圧力信号に基づき上記流量調整バルブの開度調整をしてガスボックス内の圧力をコントロールするようにする制御装置とを備え、更に、上記ガスボックス内における塗工用カラー流下位置の上流側近傍位置に、風圧遮断用ブレードを、原紙と非接触となるように配置した構成とする。
【0009】
ガスボックスの原紙入口及び原紙出口から外部にガスが洩れるが、ガスボックス内部は大気圧に対して常に正圧となるようにガスが充満されるようにしてあることから、走行する原紙に引かれて運ばれる原紙表面層のエアは原紙入口からガスボックス内へ進入することが遮られる。一方、上記ガスボックス内部には、対空気比重が0.5以下と比重の小さいガスが充満されていて、原紙の表面は該比重の小さいガスに覆われていることから、該ガスと原紙との摩擦は小さく抑えられ、これにより、上記ガスボックス内で原紙の走行で発生させられるガスによる風は少なく抑えられ、又、このガスボックス内で発生する風は、原紙に非接触としてある風圧遮断用ブレードにより遮断させることができるので、DFヘッドから流下する塗工液のカーテン膜が風圧により乱されることはなくなり、原紙への塗工は正常に行われるようになる。
【0010】
又、コーターロールに巻回されて走行する原紙の表面に、DFヘッドより塗工用カラーのカーテン膜を流下させて、塗布させるようにしてあるカーテンコータにおける上記DFヘッドと、塗工用カラーのカーテン膜と、該塗工用カラー流下位置の前後所要長さの原紙とを収納させるガスボックスを設けて、該ガスボックスの前後両側壁に設けたスリット状の原紙入口と原紙出口を通した上記原紙がガスボックスの内部を通過するようにすると共に、該ガスボックス内に、上記DFヘッドと、塗工用カラーのカーテン膜を収納させ、上記ガスボックスの下端部には、ホッパ部を形成して、該ホッパ部の下端に塗工用カラーを回収するためのカラー回収口を設け、且つ上記ガスボックス内部に、対空気比重が0.5以下のガスを、大気圧に対して常に正圧となるように充満させることができるように、対空気比重が0.5以下のガスをガスボックス内に導入するように接続した流量調整バルブ付きのガスラインと、ガスボックス内のガス圧力を計測する圧力計と、該圧力計からの圧力信号に基づき上記流量調整バルブの開度調整をしてガスボックス内の圧力をコントロールするようにする制御装置とを備え、更に、上記ガスボックス内における塗工用カラー流下位置の上流側近傍位置に、風圧遮断用ブレードを、原紙と非接触となるように配置した構成とすると、塗工時に原紙の幅端から流下した塗工用カラーをガスボックスの下端部で直接受けて、カラー回収口より回収することができ、これにより、従来塗工用カラーを回収するために設置していたカラーパンを省略することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0013】
図1は本発明のカーテンコータの風圧遮断装置の実施の一形態を示すもので、図3に示した塗工装置と同様に、コーターロール1に巻回されて走行する原紙2の表面に、DFヘッド3より塗工用カラー4のカーテン膜4aを流下させて、塗布させるようにしてあるカーテンコータにおける上記塗工用カラー4のカーテン膜4a付近に、上記DFヘッド3と、塗工用カラー4のカーテン膜4aと、該塗工用カラー4の流下位置を含む前後方向所要長さの原紙2とを一緒に取り囲むようにするガスボックス10を設け、該ガスボックス10内に対空気比重が0.5以下となるガス、たとえば、対空気比重が約0.148のヘリウムガス11を充満させ、更に、該ガスボックス10内における塗工用カラー4の流下位置の上流側近傍位置となる原紙2上方に、該原紙2の幅方向に延び、且つ原紙2の送り方向に向けて原紙2の近傍位置まで下方傾斜した風圧遮断用ブレード12を原紙2と非接触状態となるように設置する。
【0014】
上記ガスボックス10は、原紙2のパスラインに設置するもので、前後両側壁に、スリット状の原紙入口13と原紙出口14とを設けて、走行する原紙2が原紙入口13と原紙出口14を通ることによりガスボックス10の内部を通過することができるようにしてあり、又、ガスボックス10の上部には、流量調整バルブ16を備えたガスライン15を接続して、図示しないヘリウムガスの如き対空気比重が0.5以下のガス供給部からガスライン15を通してヘリウムガス11等のガスを内部に導くことができるようにし、更に、上記ガスボックス10内のガス圧力を計測する圧力計17を設けて、該圧力計17からの圧力信号を基に、制御装置18からの指令により上記流量調整バルブ16の開度調整をしてガスボックス10内の圧力をコントロールするようにしてある。その他、図3に示したものと同一のものには同一符号が付してある。
【0015】
上記制御装置18は、圧力計17にて示されるガスボックス10内部のヘリウムガス11の圧力をモニターし、ガスボックス10の内部圧力が大気圧に対して常に正圧となるように流量調整バルブ16の開度を調整させるようにする。これにより、ガスボックス10内はヘリウムガス11が充満された状態になるが、原紙入口13及び原紙出口14と原紙2の隙間からヘリウムガス11が洩れるので、常にガスボックス10内にはヘリウムガス11が充満されているようにする。
【0016】
この状態において、原紙2がコータロール1に巻回されて走行すると、原紙2は原紙入口13を通ってガスボックス10内に入るが、該原紙2により引かれて運ばれる原紙表面のエア6は、原紙入口13のところで原紙2の表面から引き離されて、ガスボックス10内部へ入ることが遮断される。
【0017】
一方、ガスボックス10内部にはヘリウムガス11が充満されていて、該ガスボックス10内に入った原紙2の表面は比重の小さいヘリウムガス11にて覆われた状態になる。そのため、ヘリウムガス11と原紙2との摩擦は小さく抑えられて、原紙2の走行により発生させられるヘリウムガス11による風は少なく抑制されるようになる。
【0018】
このように、走行する原紙2に引かれて運ばれる原紙表面層のエア6をガスボックス10の原紙入口13部で遮ることができ、一方、ガスボックス10内においては、原紙2の表面を比重の小さいヘリウムガス11によって覆うことにより、原紙2とヘリウムガス11との摩擦を小さくして、ガスボックス10内で走行する原紙2に引かれて原紙表面層に発生するヘリウムガス11による風を少なく抑制することができ、又、この発生する風は、風圧遮断用ブレード12にて遮断することができることから、DFヘッド3から流下する塗工用カラー4のカーテン膜4aに風圧が作用することを防止することができる。又、この際、上記風圧遮断用ブレード12は原紙2と非接触であることから、紙粉の発生する虞をなくすことができる。
【0019】
又、ガスボックス10内に充満させるガスはヘリウムガス11としてあることから、可燃性の水素ガス以外ではガスの比重を最も小さくすることができて、原紙2との摩擦を小さくすることができる。
【0020】
次に、図2は本発明の実施の他の形態を示すもので、図1に示したものと同様の構成としてあるカーテンコータの風圧遮断装置におけるガスボックス10の下端部に、ホッパ部19を形成し、該ホッパ部19の下端に塗工用カラー4を回収するためのカラー回収口20を設けたものである。なお、21は開閉バルブ22を備えたカラー回収ラインであり、その他、図1と同一のものには同一符号が付してある。
【0021】
本実施の形態によれば、塗工時に原紙2の幅端から流下した塗工用カラー4をガスボックス10の下端部に設けたホッパ部19で直接受けて、カラー回収口20より回収することができ、これにより、従来塗工用カラー4を回収するために設置していたカラーパン9を設ける必要をなくすことができる。
【0022】
なお、本発明は上記実施の形態のみに限定されるものではなく、ガスボックス10は、DFヘッド3と、塗工用カラー4のカーテン膜4aと、該塗工用カラー4の流下位置を含む前後方向所要長さの原紙2とを一緒に取り囲む箱型形状のものとした場合を示したが、DFヘッド3の周囲に配される各種機器の配置状態に応じて、形状を変更したり、他の機器を内部に収納するようにしてもよいこと、ガスボックス10内に充満させるガスとしてはヘリウムガスを用いることが望ましいが、対空気比重が0.5以下であれば、他のガス(混合ガスを含む)を用いるようにしてもよいこと、その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【0023】
【発明の効果】
以上述べた如く、本発明のカーテンコータ用風圧遮断装置によれば、コーターロールに巻回されて走行する原紙の表面に、DFヘッドより塗工用カラーのカーテン膜を流下させて、塗布させるようにしてあるカーテンコータにおける上記DFヘッドと、塗工用カラーのカーテン膜と、該塗工用カラー流下位置の前後所要長さの原紙とを収納させるガスボックスを設けて、該ガスボックスの前後両側壁に設けたスリット状の原紙入口と原紙出口を通した上記原紙がガスボックスの内部を通過するようにすると共に、該ガスボックス内に、上記DFヘッドと、塗工用カラーのカーテン膜を収納させ、且つ上記ガスボックス内部に、対空気比重が0.5以下のガスを、大気圧に対して常に正圧となるように充満させることができるように、対空気比重が0.5以下のガスをガスボックス内に導入するように接続した流量調整バルブ付きのガスラインと、ガスボックス内のガス圧力を計測する圧力計と、該圧力計からの圧力信号に基づき上記流量調整バルブの開度調整をしてガスボックス内の圧力をコントロールするようにする制御装置とを備え、更に、上記ガスボックス内における塗工用カラー流下位置の上流側近傍位置に、風圧遮断用ブレードを、原紙と非接触となるように配置した構成としてあるので、走行する原紙に引かれて運ばれる原紙表面層のエアを、ガスボックスに入れることがなく、一方、上記ガスボックス内においては、原紙の表面を比重の小さいガスにより覆うことで、原紙とガスとの摩擦を小さくして、原紙の走行により生じるガスによる風の発生を少なくするようにできて、原紙に非接触の風圧遮断用ブレードでガスによる風を遮断することができ、したがって、原紙に流下する塗工用カラーのカーテン膜に風圧が作用することを防止することができ、又、上記風圧遮断用ブレードは原紙と非接触であることから、紙粉を発生する虞がないという優れた効果を発揮し、又、コーターロールに巻回されて走行する原紙の表面に、DFヘッドより塗工用カラーのカーテン膜を流下させて、塗布させるようにしてあるカーテンコータにおける上記DFヘッドと、塗工用カラーのカーテン膜と、該塗工用カラー流下位置の前後所要長さの原紙とを収納させるガスボックスを設けて、該ガスボックスの前後両側壁に設けたスリット状の原紙入口と原紙出口を通した上記原紙がガスボックスの内部を通過するようにすると共に、該ガスボックス内に、上記DFヘッドと、塗工用カラーのカーテン膜を収納させ、上記ガスボックスの下端部には、ホッパ部を形成して、該ホッパ部の下端に塗工用カラーを回収するためのカラー回収口を設け、且つ上記ガスボックス内部に、対空気比重が0.5以下のガスを、大気圧に対して常に正圧となるように充満させることができるように、対空気比重が0.5以下のガスをガスボックス内に導入するように接続した流量調整バルブ付きのガスラインと、ガスボックス内のガス圧力を計測する圧力計と、該圧力計からの圧力信号に基づき上記流量調整バルブの開度調整をしてガスボックス内の圧力をコントロールするようにする制御装置とを備え、更に、上記ガスボックス内における塗工用カラー流下位置の上流側近傍位置に、風圧遮断用ブレードを、原紙と非接触となるように配置した構成とすることにより、塗工時に原紙の幅端から流下した塗工用カラーをガスボックスの下端部のホッパ部で直接受けて、カラー回収口より回収することができ、これにより、従来塗工用カラーを回収するために設置していたカラーパンを設ける必要をなくすことができるという優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカーテンコータ用風圧遮断装置の実施の一形態を示す切断概略側面図である。
【図2】本発明の実施の他の形態を示すもので、(イ)は切断概略側面図、(ロ)は(イ)のA−A矢視図である。
【図3】従来のカーテンコータの一例の概略を示す切断側面図である。
【符号の説明】
1 コーターロール
2 原紙
3 DFヘッド
4 塗工用カラー
4a カーテン膜
10 ガスボックス
11 ヘリウムガス
12 風圧遮断用ブレード
13 原紙入口
14 原紙出口
Claims (2)
- コーターロールに巻回されて走行する原紙の表面に、DFヘッドより塗工用カラーのカーテン膜を流下させて、塗布させるようにしてあるカーテンコータにおける上記DFヘッドと、塗工用カラーのカーテン膜と、該塗工用カラー流下位置の前後所要長さの原紙とを収納させるガスボックスを設けて、該ガスボックスの前後両側壁に設けたスリット状の原紙入口と原紙出口を通した上記原紙がガスボックスの内部を通過するようにすると共に、該ガスボックス内に、上記DFヘッドと、塗工用カラーのカーテン膜を収納させ、且つ上記ガスボックス内部に、対空気比重が0.5以下のガスを、大気圧に対して常に正圧となるように充満させることができるように、対空気比重が0.5以下のガスをガスボックス内に導入するように接続した流量調整バルブ付きのガスラインと、ガスボックス内のガス圧力を計測する圧力計と、該圧力計からの圧力信号に基づき上記流量調整バルブの開度調整をしてガスボックス内の圧力をコントロールするようにする制御装置とを備え、更に、上記ガスボックス内における塗工用カラー流下位置の上流側近傍位置に、風圧遮断用ブレードを、原紙と非接触となるように配置した構成を有することを特徴とするカーテンコータの風圧遮断装置。
- コーターロールに巻回されて走行する原紙の表面に、DFヘッドより塗工用カラーのカーテン膜を流下させて、塗布させるようにしてあるカーテンコータにおける上記DFヘッドと、塗工用カラーのカーテン膜と、該塗工用カラー流下位置の前後所要長さの原紙とを収納させるガスボックスを設けて、該ガスボックスの前後両側壁に設けたスリット状の原紙入口と原紙出口を通した上記原紙がガスボックスの内部を通過するようにすると共に、該ガスボックス内に、上記DFヘッドと、塗工用カラーのカーテン膜を収納させ、上記ガスボックスの下端部には、ホッパ部を形成して、該ホッパ部の下端に塗工用カラーを回収するためのカラー回収口を設け、且つ上記ガスボックス内部に、対空気比重が0.5以下のガスを、大気圧に対して常に正圧となるように充満させることができるように、対空気比重が0.5以下のガスをガスボックス内に導入するように接続した流量調整バルブ付きのガスラインと、ガスボックス内のガス圧力を計測する圧力計と、該圧力計からの圧力信号に基づき上記流量調整バルブの開度調整をしてガスボックス内の圧力をコントロールするようにする制御装置とを備え、更に、上記ガスボックス内における塗工用カラー流下位置の上流側近傍位置に、風圧遮断用ブレードを、原紙と非接触となるように配置した構成を有することを特徴とするカーテンコータの風圧遮断装置。
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