JP3903570B2 - 塗工方法及び装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は製紙工場において製造された原紙に塗工液を塗布するための塗工方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
製紙工場で製造された紙はそのままの形で直ちに使用されることはなく、それを原紙として更に加工を施すことにより所要の目的に適合する製品としての加工紙とする場合が多い。加工紙には種々のものがあるが、その一つに、塗被加工紙がある。塗被加工紙は、紙の表面の性質を改善する目的で紙の表面に塗工液を塗布させて製造するもので、その装置として塗工装置がある。
【0003】
塗工装置の一つとして、いわゆるカーテンコータは、図2にその一例を示す如く、コーターロール1に巻回されてほぼ水平に走行する原紙2の表面に、給液ヘッド3により塗工液4を一様な薄膜カーテン状に流下させて塗布させるようにし、給液ヘッド3と原紙2との間の位置で塗工液4の流下方向と直交する前後方向へシャッターパン5を移動可能に配し、この塗工液4の原紙2への供給、停止を、該シャッターパン5を後退させて塗工液4の流下位置から退避するON作動と、シャッターパン5を前進させて塗工液4の流下位置を遮ぎるようにするOFF作動によって行うようにしてある。すなわち、上記塗工液4は塗被加工に適した粘度と流動性を有するため、塗工停止時はシャッターパン5が給液ヘッド3の下方に位置するOFF位置にあって、流下させられる塗工液4を該シャッターパン5の端より流出させて回収するようにしており、塗工開始時にはシャッターパン5を水平方向に後退させてON作動させるようにしている。
【0004】
一方、近年、上記塗工装置による原紙2表面への塗工液4の塗布作業は、高速化してきているが、原紙2が高速で走行させられると、この原紙2の走行に引かれて運ばれてくる(連れ回りさせられる)エアが給液ヘッド3と原紙2との間に入り込み、給液ヘッド3から原紙2の表面への塗工液4の塗布に悪影響を及ぼすという問題があるので、原紙2により連れ回りさせられるエアを、給液ヘッド3の上流側で除去し、給液ヘッド3と原紙2との間にエアが入り込まないようにする手段として、エア遮断板6をスクレーパ状に傾斜設置する方式が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、原紙2より離れた高い位置にあるシャッターパン5のON、OFF作動による加工開始、停止時に、塗工液4の始端、終端がまとまって原紙2上に落下して厚塗りされることになり、そのまま下流の乾燥工程へ送られると乾燥し切れないで下流のロール表面を汚したり巻取部で巻き取られる結果、ブロッキングを起してしまう、という問題があり、又、エア遮断板6を傾斜設置した場合において、原紙2に対する角度を大きくしてエア遮断の効果を高めるようにすると、シャッターパン5をON、OFF作動させるため前後方向へ移動させるときに、エア遮断板6が当るので、エア遮断板6の角度を小さくせざるを得ず、エア遮断の効果が少ない、という問題があり、エア遮断板6の傾斜角度を大きくすると、シャッターパン5の設置位置を高くしなければならず、塗工開始時と停止時にますます塗工液が厚くなるという問題がある。
【0006】
そこで、本発明は、塗工の開始、停止時に、塗工液がまとまって原紙上に落下することにより厚塗りされることがないようにすると共に、原紙の走行に引かれて運ばれてくるエアが給液ヘッドと原紙との間に入り込まないようにすることができるようにしようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するために、シャッターパン本体の先端部に、下端部を前方へ向けて滑かに湾曲させた導流板の上端部を上下方向に回動自在に取り付けてなるシャッターパンを、塗工開始時に、ほぼ水平方向に走行する原紙の表面に上記導流板の下端が接するように配置した状態とし、該シャッターパンの上方に位置して塗工液をカーテン状に流下させる給液ヘッドを、シャッターパンの後方位置から、導流板の上端位置まで前方へ高速で移動させた後、微速にて導流板の前方位置まで更に移動させることにより、塗工液を導流板に沿わせてから原紙に塗布させるようにする塗工方法とする。
【0008】
これにより、塗工液の始端を原紙の表面に殆ど落差なしに供給できるようになり、厚塗りを防ぐことができる。
【0009】
一方、原紙パスラインに沿ってほぼ水平に走行する原紙の表面に、上方の給液ヘッドからカーテン状に流下させた塗工液を塗布するようにしてある塗工装置において、上記塗工液流下位置の近傍上流側に先端が位置するようにエア遮断板を先端が原紙に接するように傾斜配置し、且つ少なくとも先端部に液溜め部を有して原紙パスライン方向に沿う前後方向に延在するシャッターパン本体と、下端部を原紙パスラインと一致させるように前方へ向けて滑かに湾曲させ且つ上端部を上記シャッターパン本体の最先端位置を乗り超えるように後方へ折り曲げてシャッターパン本体の最先端部に下り勾配となるように取り付けた導流板とからなるシャッターパンを、シャッターパン本体の先端側が上記エア遮断板の上面部を覆うように近接配置し、更に、上記給液ヘッドを、上記シャッターパンの後方位置から上記導流板の前方位置まで前後方向へ水平移動可能とした構成を有する塗工装置とする。
【0010】
給液ヘッドの移動により、塗工液をシャッターパンの導流板に沿わせて流下させることができるため、原紙表面との距離を殆ど0として塗工を開始できることになる。一方、塗工を停止する場合は、給液ヘッドを後方へ移動させることにより、塗工液の終端を導流板に沿わせて滑かに流下させることができる。又、シャッターパンは前後に移動しないことから、エア遮断板の角度を大きくとることができて、連れ回りさせられたエアを確実にカットすることができるようになる。
【0011】
又、導流板の上端部をシャッターパン本体の最先端位置を乗り超えるように後方へ折り曲げてシャッターパン本体の最先端部に上下方向へ回動自在に取り付けた構成とすることにより、原紙が上下に変動しても、導流板下端部の原紙表面への接触性が維持される。
【0012】
更に、シャッターパンの後端部を支軸に取り付けて、該支軸を中心に上記シャッターパンを斜め上方へ跳ね上げ可能とした構成とすることにより、シャッターパンを跳ね上げることで、シャッターパンの表面に残留している塗工液を後端から流下させて回収することができるようになる。
【0013】
更に又、先端が原紙に接するようにしてあるエア遮断板に、エア吸引ヘッダーに接続されたエア吸引ノズルの先端を回動自在に導設した構成とすることによって、連れ回りさせられたエアを吸引除去することができるので、エアのカットをより確実に行うことができるようになる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0015】
図1は本発明の実施の一形態を示すもので、図2に示したと同様に、コーターロール1に巻回されてほぼ水平に走行する原紙2の表面に、給液ヘッド3から吐出させてカーテン状に流下させた塗工液4を、上記コーターロール1の回転方向下流位置で塗布するようにしてある塗工装置において、塗工液4を流下させる部分となるコーターロール1と下流側のリードアウトロール7との間の原紙パスラインを、下流へ向けてほぼ水平にし、且つ該原紙パスラインの上記塗工液4の流下位置の近傍上流側に、先端が原紙2と接するようにエア遮断板6を傾斜配置し、原紙2の走行に引かれて連れ回りさせられるエアをエア遮断板6でカットできるようにし、更に、上記コーターロール1の外側近接位置に、エア吸引ヘッダー13を導設し、該エア吸引ヘッダー13に接続したエア吸引ノズル14の先端を、コーターロール1の外周に沿わせて位置させ、上記エア遮断板6をエア吸引ノズル14の先端に回動自在に取り付けることにより連れ回りされるエアの一部を吸引させるようにする。
【0016】
又、原紙パスライン方向に延在するように前後方向の長さを大きくし且つ前後方向の先端部と中間部に液溜め部8aと8bを設けたシャッターパン本体8と、下端部を原紙パスラインと一致させるように滑かに湾曲させ且つ上端部を上記シャッターパン本体8の最先端位置を乗り超えるように後方に折り曲げてシャッターパン本体8の最先端部に下り勾配の配置でしかもヒンジ10により上下方向へ回動自在に取り付けた導流板9とからなるシャッターパン11を、シャッターパン本体8の先端側が上記エア遮断板6を覆うように近接配置すると共に、シャッターパン11の後端部を、コーターロール1と平行に設けた支軸12に取り付けて、該支軸12を中心にシャッターパン11が上下方向へ回動できるようにし、且つ上記給液ヘッド3を、上記シャッターパン11が延在する前後方向に沿うようシャッターパン11の上方を水平移動できるように構成する。
【0017】
更に、上記シャッターパン11の後方下部位置に、リターンパン15とカラーパン16を設置し、塗工開始時にシャッターパン11に付着して残留している塗工液4や、塗工停止時にシャッターパン11の後方位置で給液ヘッド3から流下する塗工液4を、リターンパン15を介しカラーパン16で回収できるようにする。なお、17は塗工時に原紙2の幅端から流下した塗工液4を回収するためのカラーパンを示す。
【0018】
原紙2ヘの塗工を行う場合は、シャッターパン11を図1において実線で示す如く先端側が低くなるように下傾させて導流板9の下端部が原紙パスライン上の原紙2の表面に接するよう位置させた状態において、二点鎖線で示す如くシャッターパン11の後方に待機させておいた給液ヘッド3を、先ず、実線で示す如く、導流板9の上端部上方位置まで高速で移動させて急停止(瞬間停止)させ、しかる後、一点鎖線で示す如く、微速にて導流板9の前方位置まで更に前方へ移動させるようにする。これにより、給液ヘッド3からカーテン状に流下させられている塗工液4は、導流板9に沿わされてから原紙2上に供給されることになるため、原紙2の表面に対する距離を0に近付けた状態として原紙2の表面に塗布されることになる。すなわち、塗工液4の始端を原紙2の表面に殆ど落差なしに供給することができて、給液ヘッド3から吐出された塗工液4がそのままの流量分だけ原紙2の表面に乗り移るので、塗工開始時の塗工液4の始端による厚塗りを防ぐことができる。この際、導流板9は上下方向に回動自在となっていることから、原紙2が上下に変動したとしても、原紙2への接触性を維持することができる。そのため、新たな風(エア)の発生が起らず、安定した塗工液4のカーテンが得られる。
【0019】
給液ヘッド3の上記位置での塗工液4の流下が続行されることにより、塗工は連続的に行われるが、この塗工作業中は、シャッターパン11を、二点鎖線で示す如く、支軸12を中心に斜め上方へ跳ね上げ位置させるようにする。これにより、塗工開始時に給液ヘッド3の移動によりシャッターパン本体8の表面に付着した塗工液4が、シャッターパン本体8の後端から流下させられ、リターンパン15を介しカラーパン16にて回収される。
【0020】
上記塗工作業時において、原紙2の走行に引かれて運ばれてくるエアは、エア遮断板6にてカットされることになる。この場合、上記エア遮断板6と連続するようにエア吸引ヘッダー13のエア吸引ノズル14が延びていることから、エア遮断板6のところまで運ばれたエアをエア吸引ヘッダー13で吸引除去することができ、原紙2の平坦度不良があっても、上記エアの入り込みを確実に防止することができると共に、エア遮断板6に付着した紙繊維くずの蓄積を防ぐことができる。
【0021】
一方、塗工を停止させる場合は、一旦、シャッターパン11を再び実線で示す如く下傾させて導流板9の下端部を原紙2の表面に接触させた状態とし、かかる状態で、塗工開始時とは逆の動作で給液ヘッド3をシャッターパン11の後方位置まで移動させるようにする。この場合、流下している塗工液4が導流板9の上端を乗り超えると、原紙2への供給が停止されるが、この際、塗工液4の終端は、導流板9に沿わされて滑らかに流下させられるため、塗工液4の終端による厚塗りも防止される。給液ヘッド3を二点鎖線で示す後方位置へ移動させた後は、シャッターパン11を跳ね上げるようにする。
【0022】
上述したように、給液ヘッド3を前進、後退させると、導流板9とシャッターパン本体8との境界部を塗工液4が通過することになるが、導流板9の上端部はシャッターパン本体8の先端位置を乗り超えるように後方へ折り曲げた形状としてあるため、塗工液4が上記境界部を通り抜けてしまうことはない。
【0023】
なお、上記実施の形態では、給液ヘッド3の移動機構、シャッターパン11の回動機構は図示していないが、任意の構造の移動機構、回動機構を採用し得ること、又、シャッターパン本体8の液溜め部8bは不要としてもよいこと、その他本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【0024】
【発明の効果】
以上述べた如く、本発明によれば、次の如き優れた効果を発揮する。
(1) シャッターパン本体の先端部に、下端部を前方へ向けて滑かに湾曲させた導流板の上端部を上下方向に回動自在に取り付けてなるシャッターパンを、塗工開始時に、ほぼ水平方向に走行する原紙の表面に上記導流板の下端が接するように配置した状態とし、該シャッターパンの上方に位置して塗工液をカーテン状に流下させる給液ヘッドを、シャッターパンの後方位置から、導流板の上端位置まで前方へ高速で移動させた後、微速にて導流板の前方位置まで更に移動させることにより、塗工液を導流板に沿わせてから原紙に塗布させるようにする塗工方法と、原紙パスラインに沿ってほぼ水平に走行する原紙の表面に、上方の給液ヘッドからカーテン状に流下させた塗工液を塗布するようにしてある塗工装置において、上記塗工液流下位置の近傍上流側に先端が位置するようにエア遮断板を先端が原紙に接するように傾斜配置し、且つ少なくとも先端部に液溜め部を有して原紙パスライン方向に沿う前後方向に延在するシャッターパン本体と、下端部を原紙パスラインと一致させるように前方へ向けて滑かに湾曲させ且つ上端部を上記シャッターパン本体の最先端位置を乗り超えるように後方へ折り曲げてシャッターパン本体の最先端部に下り勾配となるように取り付けた導流板とからなるシャッターパンを、シャッターパン本体の先端側が上記エア遮断板の上面部を覆うように近接配置し、更に、上記給液ヘッドを、上記シャッターパンの後方位置から上記導流板の前方位置まで前後方向へ水平移動可能とした構成の塗工装置としてあるので、給液ヘッドを前進移動させることで、塗工液をシャッターパンの導流板に沿わせてから、落差が殆どない状態で原紙表面に供給することができ、塗工開始時の塗工液始端による厚塗りを防止することができ、又、給液ヘッドを後退移動させることで、塗工液の終端を導流板に沿わせて滑らかに流下させることができ、塗工液終端による厚塗りを防止することができる。更に、原紙の走行に引かれて運ばれてくるエアをエア遮断板で確実にカットすることができる。
(2) 導流板の上端部をシャッターパン本体の最先端位置を乗り超えるように後方へ折り曲げてシャッターパン本体の最先端部に上下方向へ回動自在に取り付けた構成とすることにより、原紙が上下に変動しても導流板下端部の原紙表面への接触性を維持することができるため、塗工開始時に新たな風の発生を起すことはなく、塗工液のカーテンを安定形成することができる。
(3) シャッターパンの後端部を支軸に取り付けて、該支軸を中心に上記シャッターパンを斜め上方へ跳ね上げ可能とすることにより、シャッターパンの表面に付着残留している塗工液を後端から流下させて容易に回収することができる。
(4) 先端が原紙に接するようにしてあるエア遮断板に、エア吸引ヘッダーに接続されたエア吸引ノズルの先端を回動自在に導設した構成とすることにより、連れ回りさせられてきたエアを吸引除去することができるので、エアのカットをより確実に行うことができると共に、エア遮断板に付着した紙繊維くずの蓄積を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の塗工装置の実施の一形態を示す概略図である。
【図2】従来の塗工装置の一例を示すカーテンコータの概略図である。
【符号の説明】
2 原紙
3 給液ヘッド
4 塗工液
6 エア遮断板
8 シャッターパン本体
8a 液溜め部
9 導流板
11 シャッターパン
12 支軸
13 エア吸引ヘッダー
14 エア吸引ノズル
Claims (5)
- シャッターパン本体の先端部に、下端部を前方へ向けて滑かに湾曲させた導流板の上端部を上下方向に回動自在に取り付けてなるシャッターパンを、塗工開始時に、ほぼ水平方向に走行する原紙の表面に上記導流板の下端が接するように配置した状態とし、該シャッターパンの上方に位置して塗工液をカーテン状に流下させる給液ヘッドを、シャッターパンの後方位置から、導流板の上端位置まで前方へ高速で移動させた後、微速にて導流板の前方位置まで更に移動させることにより、塗工液を導流板に沿わせてから原紙に塗布させるようにすることを特徴とする塗工方法。
- 原紙パスラインに沿ってほぼ水平に走行する原紙の表面に、上方の給液ヘッドからカーテン状に流下させた塗工液を塗布するようにしてある塗工装置において、上記塗工液流下位置の近傍上流側に先端が位置するようにエア遮断板を先端が原紙に接するように傾斜配置し、且つ少なくとも先端部に液溜め部を有して原紙パスライン方向に沿う前後方向に延在するシャッターパン本体と、下端部を原紙パスラインと一致させるように前方へ向けて滑かに湾曲させ且つ上端部を上記シャッターパン本体の最先端位置を乗り超えるように後方へ折り曲げてシャッターパン本体の最先端部に下り勾配となるように取り付けた導流板とからなるシャッターパンを、シャッターパン本体の先端側が上記エア遮断板の上面部を覆うように近接配置し、更に、上記給液ヘッドを、上記シャッターパンの後方位置から上記導流板の前方位置まで前後方向へ水平移動可能とした構成を有することを特徴とする塗工装置。
- 導流板の上端部をシャッターパン本体の最先端位置を乗り超えるように後方へ折り曲げてシャッターパン本体の最先端部に上下方向へ回動自在に取り付けた請求項2記載の塗工装置。
- シャッターパンの後端部を支軸に取り付けて、該支軸を中心に上記シャッターパンを斜め上方へ跳ね上げ可能とした請求項2又は3記載の塗工装置。
- 先端が原紙に接するようにしてあるエア遮断板に、エア吸引ヘッダーに接続されたエア吸引ノズルの先端を回動自在に導設した請求項2、3又は4記載の塗工装置。
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