JPH0946059A - カバー付電気接続箱 - Google Patents
カバー付電気接続箱Info
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- JPH0946059A JPH0946059A JP19327195A JP19327195A JPH0946059A JP H0946059 A JPH0946059 A JP H0946059A JP 19327195 A JP19327195 A JP 19327195A JP 19327195 A JP19327195 A JP 19327195A JP H0946059 A JPH0946059 A JP H0946059A
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Abstract
の干渉を防止しつつ接続箱自体の小型化を図る。 【解決手段】カバー3の回動先端部4側に、箱部本体2
内の内部構造物14に対する切欠部5を設け、カバー回
動先端部側の深さS2 をヒンジ部側の深さS1 よりも浅
くし、切欠部に対応して箱部本体の接合面8と切欠部の
接合面9とをヒンジ部側における接合面13よりも高い
位置に形成した。一対のヒューズ保持壁14の間に進入
して箱部本体2に当接する落込み防止突起32をカバー
3の回動先端部4に設け、落込み防止突起の両側に、一
対のヒューズ保持壁との干渉を防ぐテーパ部33を切欠
形成した。
Description
を介してカバーを回動自在に設けたカバー付電気接続箱
に係り、カバー回動先端部と箱部本体の内部構造物との
干渉を防止しつつ接続箱自体の小型化を図ったものであ
る。
来技術として記載されたカバー付電気接続箱を示すもの
である。この電気接続箱41は自動車のリレーボックス
やヒューズボックス等として使用されるもので、合成樹
脂製の箱部本体42と、該箱部本体42の一側にヒンジ
部43を介して回動自在に連結された比較的深めの合成
樹脂製のアッパカバー44とにより構成される。該箱部
本体42内にはリレーやヒューズあるいはコネクタとい
った図示しない電気部品が配設される。該アッパカバー
44の開口端の外周には縁部45がやや突出して形成さ
れ、該縁部45の内側に、箱部本体42の開口端(接合
面)46に対する接合段部(接合面)47が形成されて
いる。
示すものである。この電気接続箱51も比較的深めのカ
バー53を有しており、一側にヒンジ部56、他側にロ
ック部57を有して、該カバー53を閉止状態で箱部本
体52にロックさせることができる。該箱部本体52に
は、カバー53の開口端(接合面)59に対する接合段
部(接合面)58が形成されている。両接合面58,5
9は前例同様に水平方向に形成されている。該ロック部
57は、カバー53側の可撓係止アーム54と、箱部本
体52側の係合部55とで構成されている。該係止アー
ム54はカバー前壁60のほぼ中間部から、係合部55
は箱部前壁61のほぼ中間部からそれぞれ突設されてい
る。
持壁63が突出形成され、該保持壁63内に箱型のヒュ
ージブルリンク30が挿着されている。該保持壁63は
カバー53内に突出しており、ヒュージブルリンク30
は保持壁63の前後左右の切欠部64に手指を入れて着
脱される。該ヒュージブルリンク30の端子65は箱部
本体52内で図示しない端子に接続され、底部開口66
からその接続電線(図示せず)が導出される。この電気
接続箱51は例えばバッテリ電源遮断用として使用され
る。
た従来のカバー付電気接続箱にあっては、図4にカバー
53の前端部(回動先端部)67の回動軌跡68を示す
如く、カバー53を開閉する際にカバー53がヒューズ
保持壁63と干渉しないように、回動先端部67とヒュ
ーズ保持壁63との間隔をある程度大きく設定してやる
必要があった。そのために、電気接続箱51の全長(嵌
合寸法)L2 が長くなり、電気接続箱自体が肥大化して
しまうという問題を生じた。
時にカバーの回動先端部とヒューズ保持壁等の内部構造
物との干渉が起こらず、しかも、電気接続箱自体の小型
化を達成し得るカバー付電気接続箱を提供することを目
的とする。
に、本発明は、箱部本体の一側にヒンジ部を介して回動
自在に設けられるカバーと、該箱部本体に突設されて該
カバーの回動先端部寄りに位置した内部構造物とを含む
カバー付電気接続箱において、該カバーの回動先端部側
に、該内部構造物に対応する切欠部を設けて、該カバー
の回動先端部側の深さを該カバーのヒンジ部側の深さよ
りも浅く構成し、該切欠部に対応して該箱部本体の接合
面と該切欠部の接合面とをヒンジ部側における該カバー
と該箱部本体との接合面よりも高い位置に形成したこと
を基本とする。また、前記内部構造物としての一対のヒ
ューズ保持壁の間に進入して前記箱部本体に当接する落
込み防止突起を前記カバーの回動先端部に設けると共
に、該落込み防止突起の両側に、該一対のヒューズ保持
壁との干渉を防ぐテーパ部を切欠形成した構造も有効で
ある。
バーの回動先端部の回動半径は、切欠部のないカバーの
回動先端部の回動半径よりも大きい。従ってその回動半
径の差寸法だけ電気接続箱の全長を短く設定できる。
は、箱部本体に設けられたヒュージブルリンクやコネク
タ等の電気部品ないしはそれらの保持壁等にカバーの回
動先端部を干渉させることなくカバーを開閉可能とした
ものである。これら電気部品や保持壁等を内部構造物と
総称する。また、ロック部の構成は可撓ロックアームに
限らずロック突起等でもよく、ロック部はカバーの回動
先端部でなく側部に設けてもよい。またヒンジ部の構成
はカバーを着脱可能な構造でも、カバーを着脱不可能な
一体の薄肉ヒンジ等でも構わない。要は、カバーの回動
先端部と箱部本体の内部構造物との干渉を避けるため
に、カバーの回動先端方の部分に切欠部を設けて、カバ
ーの回動先端部側の深さを浅く構成することが必要であ
る。
を用いて詳細に説明する。図1は本発明に係るカバー付
電気接続箱の一実施例を示すものである。このカバー付
電気接続箱1は、合成樹脂製の箱部本体2と、回動先端
部4側に切欠部5を有して、該箱部本体2に着脱可能に
組み付けられる合成樹脂製のアッパカバー3とにより構
成される。
前方のロック部7側にかけて段階的に高くなった接合面
(接合段部)8を有し、該カバー3は、該接合面8に対
応する段階的に変化した接合面9を有している。該箱部
本体2の上壁面10も接合面8と同様な形状に変化し、
該接合面8は上壁面10よりもやや低い位置に段部とし
て形成されている。また該カバー3の深さは、切欠部5
を設けたことによってヒンジ部側の深さS1 よりもロッ
ク部側の深さS2 の方が浅くなっている。
は長手方向中間部において前上がりの傾斜部11を有
し、該傾斜部11の前方及び後方には接合面8,9の水
平部12,13が段違いに位置している。後方の水平部
13は、図4で示した従来の電気接続箱51の接合面5
8,59と同じ高さであり、前方の接合面12は図4に
おけるヒューズ保持壁63の上端面63aよりもやや低
い位置に設定されている。前方及び後方の水平部12,
13側には図4のヒューズ保持壁63と同一高さにそれ
ぞれヒューズ保持壁14,15が設けられている。ヒュ
ーズ保持壁14,15の位置(高さ)は従来(図4)と
同様であり、前方のヒューズ保持壁14の上端寄りに、
切欠されたカバー3の回動先端部4が位置している。
までの高さH3 は、図1の後半の接合面(水平部)13
からヒューズ保持壁15までの高さH1 に等しい。前半
の水平部12と後半の水平部13とのなす接合面8の段
差寸法H2 は本例において該高さH2 よりもやや小さく
設定されている。なお、カバー3の切欠部5をより大き
く形成することにより、ヒューズ保持壁14までの高さ
H1 と接合面12,13の段差寸法H2 とを同一にする
ことも可能である。
電気接続箱1の全長L1 とを同一とした場合、カバー先
端部4(カバー前壁16の先端側内壁)の回動軌跡17
のなす半径は図4のカバー53の回動軌跡68のなす半
径に較べて大きい。すなわち図4のカバー53の先端部
67の軌跡68に較べて該カバー53の高さ方向中間部
の軌跡の方が回動半径が大きいことと同じ理由である。
従って回動半径の大きい分だけヒューズ保持壁14とカ
バー先端部4との間隔が大きくなり、その分、電気接続
箱1の全長(嵌合寸法)L1 を短くすることができるの
である。図1の嵌合寸法L1 は図4の嵌合寸法L2 より
も小さく設定されている。そしてカバー前壁16はヒュ
ーズ保持壁14に一層近接している。それでもカバー回
動先端部4がヒューズ保持壁14の上端部に近接して位
置するから、カバー回動時に両者4,14が干渉するこ
とがない。
部7の位置は従来(図4)よりも上側に設定されてい
る。すなわちカバー3の天壁18とほぼ同じ高さの位置
で前壁16から可撓ロックアーム19が突設されてい
る。該ロックアーム19は基部側の支持片20と先端側
のロック突起21とを含む。該ロック突起21は接合面
8,9のやや下方に位置する。ロックアーム19に対す
る係合部22は箱部本体2の前壁23の上部に設けられ
ている。該係合部22は、ロック突起21に対する挿通
口24と係合段部25とを有している。
ジ部6は従来(図4)と同様の位置にある。該ヒンジ部
6はカバー3の下端から垂下した枠部26と、該枠部2
6内の係合孔27に対して箱部本体2の後壁29から突
出した支持突起28とで構成される。箱部本体2内に配
設されるヒュージブルリンク30やヒューズ保持壁1
4,15等の内部構造物や、電気接続箱2の全高は従来
と同様である。
先端部4と箱部本体2の前壁23との接合状態を示すも
のであり、図2の如くカバー3の前壁16(回動先端部
4)には、箱部本体2の一対のヒューズ保持壁14,1
4の間の切欠部31内に挿通可能な落込み防止突起32
が形成されている。該落込み防止突起32の下端面(接
合面)32aは箱部本体2の前壁上面(接合面)8aに
当接し、ロック嵌合時のカバー3の落ち込みを防止す
る。また、該カバー前壁16において該落込み防止突起
32の両側には、一対のヒューズ保持壁14,14との
干渉を防止するためのテーパ部(テーパ面)33,33
が切欠形成されている。カバー前壁16の接合段部9に
テーパ部33を切欠形成した残りの部分が落込み防止突
起32である。該テーパ面33はカバー先端部4の回動
軌跡に沿って位置している。
32が一対のヒューズ保持壁14,14の間を通って箱
部本体2の接合面8aに当接し、同時にテーパ部33が
ヒューズ保持壁14の上端をかすめて通過し、あるいは
ヒューズ保持壁14に摺接案内されてヒューズ保持壁1
4の前方に位置する。該ヒューズ保持壁14の切欠面3
1はテーパ状に形成されているから、落込み防止突部3
2に対するロック時の位置決め部としても用いることが
できる。
の回動先端部側に切欠部を設けたから、カバーの回動先
端部の回動半径が、切欠部のないカバーの回動先端部の
回動半径よりも大きくなり、それにより箱部本体の内部
構造物とカバー回動先端部との間隔が大きく開き、その
間隔の大きくなった寸法分だけ電気接続箱の全長を短く
することができる。また、落込み防止突部が一対のヒュ
ーズ保持壁の間を通過するから、内部構造物とカバー回
動先端部との間隔を小さくしても何ら干渉することがな
く、カバーの閉止時の落ち込みが確実に防止され、且つ
テーパ部によりヒューズ保持壁との干渉が防止される。
これら三つの要素により電気接続箱の小型化が達成され
る。
示す縦断面図である。
態を示す分解斜視図である。
である。
Claims (2)
- 【請求項1】 箱部本体の一側にヒンジ部を介して回動
自在に設けられるカバーと、該箱部本体に突設されて該
カバーの回動先端部寄りに位置した内部構造物とを含む
カバー付電気接続箱において、該カバーの回動先端部側
に、該内部構造物に対応する切欠部を設けて、該カバー
の回動先端部側の深さを該カバーのヒンジ部側の深さよ
りも浅く構成し、該切欠部に対応して該箱部本体の接合
面と該切欠部の接合面とをヒンジ部側における該カバー
と該箱部本体との接合面よりも高い位置に形成したこと
を特徴とするカバー付電気接続箱。 - 【請求項2】 前記内部構造物としての一対のヒューズ
保持壁の間に進入して前記箱部本体に当接する落込み防
止突起を前記カバーの回動先端部に設けると共に、該落
込み防止突起の両側に、該一対のヒューズ保持壁との干
渉を防ぐテーパ部を切欠形成したことを特徴とする請求
項1記載のカバー付電気接続箱。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7193271A JP2988612B2 (ja) | 1995-07-28 | 1995-07-28 | カバー付電気接続箱 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7193271A JP2988612B2 (ja) | 1995-07-28 | 1995-07-28 | カバー付電気接続箱 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0946059A true JPH0946059A (ja) | 1997-02-14 |
JP2988612B2 JP2988612B2 (ja) | 1999-12-13 |
Family
ID=16305169
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7193271A Expired - Fee Related JP2988612B2 (ja) | 1995-07-28 | 1995-07-28 | カバー付電気接続箱 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2988612B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8210378B2 (en) | 2008-11-25 | 2012-07-03 | Yazaki Corporation | Waterproof box |
WO2021210200A1 (ja) * | 2020-04-14 | 2021-10-21 | 三菱電機株式会社 | 組付装置、組付方法および電子機器の製造方法 |
-
1995
- 1995-07-28 JP JP7193271A patent/JP2988612B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8210378B2 (en) | 2008-11-25 | 2012-07-03 | Yazaki Corporation | Waterproof box |
WO2021210200A1 (ja) * | 2020-04-14 | 2021-10-21 | 三菱電機株式会社 | 組付装置、組付方法および電子機器の製造方法 |
JPWO2021210200A1 (ja) * | 2020-04-14 | 2021-10-21 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2988612B2 (ja) | 1999-12-13 |
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