JPH0945279A - 放電ランプのための電極コイルおよび電極コイルを製造する方法 - Google Patents
放電ランプのための電極コイルおよび電極コイルを製造する方法Info
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- JPH0945279A JPH0945279A JP8194661A JP19466196A JPH0945279A JP H0945279 A JPH0945279 A JP H0945279A JP 8194661 A JP8194661 A JP 8194661A JP 19466196 A JP19466196 A JP 19466196A JP H0945279 A JPH0945279 A JP H0945279A
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- H01J61/0732—Main electrodes for high-pressure discharge lamps characterised by the construction of the electrode
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Discharge Lamp (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 編組線材の巻き戻りを十分に阻止し、しかも
できるだけ廉価な製造を実現する。 【解決手段】 コイル巻きされた線材1が、ほぼ円形の
横断面を有する巻き条IIと、楕円形の横断面を有する
巻き条I,IIIとを有している。
できるだけ廉価な製造を実現する。 【解決手段】 コイル巻きされた線材1が、ほぼ円形の
横断面を有する巻き条IIと、楕円形の横断面を有する
巻き条I,IIIとを有している。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コイル巻きされた
線材と、この線材に巻き付けられた編組線材とを有する
放電ランプのための電極コイルに関する。さらに、本発
明は、コイル巻きされた線材と、この線材に巻き付けら
れた編組線材とを有する電極コイルを製造するための方
法であって、編組線材を、コイル巻きされた線材と、こ
の線材に対して平行に配置された第1の心線材とに巻き
付け、次いで、コイル巻きされた線材と、第1の線材
と、編組線材とから成るユニットを第2の心線材に巻き
付ける形式のものに関する。
線材と、この線材に巻き付けられた編組線材とを有する
放電ランプのための電極コイルに関する。さらに、本発
明は、コイル巻きされた線材と、この線材に巻き付けら
れた編組線材とを有する電極コイルを製造するための方
法であって、編組線材を、コイル巻きされた線材と、こ
の線材に対して平行に配置された第1の心線材とに巻き
付け、次いで、コイル巻きされた線材と、第1の線材
と、編組線材とから成るユニットを第2の心線材に巻き
付ける形式のものに関する。
【0002】
【従来の技術】このような形式の電極コイルは、例えば
米国特許第3729787号明細書に開示されている。
この公知の電極コイルは、コイル巻きされたタングステ
ン線材と、このタングステン線材にルーズに巻き付けら
れた編組線材とを有している。このような電極コイルを
製造するためには、編組線材が、コイル巻きされたタン
グステン線材と、このタングステン線材に対して平行に
配置された第1の心線材とに巻き付けられ、次いで、コ
イル巻きされたタングステン線材と、第1の心線材と、
編組線材とから成るユニットが第2の心線材に巻き付け
られる。これにより、電極コイルの巻き条もしくはコイ
ル巻きされたタングステン線材の巻き条は一貫してほぼ
円形の横断面を有する。2つの心線材は酸浴中でコイル
から溶解除去される。編組線材の巻き戻りを回避するた
めに、上記米国特許明細書に記載の構成では、電極コイ
ルの端部が溶融される。しかし、コイル端部のこのよう
な溶融は、有効コイル長さが約10〜15%だけ減じら
れ、ひいては対応して高められた材料消費が必要となる
いう不都合を有している。
米国特許第3729787号明細書に開示されている。
この公知の電極コイルは、コイル巻きされたタングステ
ン線材と、このタングステン線材にルーズに巻き付けら
れた編組線材とを有している。このような電極コイルを
製造するためには、編組線材が、コイル巻きされたタン
グステン線材と、このタングステン線材に対して平行に
配置された第1の心線材とに巻き付けられ、次いで、コ
イル巻きされたタングステン線材と、第1の心線材と、
編組線材とから成るユニットが第2の心線材に巻き付け
られる。これにより、電極コイルの巻き条もしくはコイ
ル巻きされたタングステン線材の巻き条は一貫してほぼ
円形の横断面を有する。2つの心線材は酸浴中でコイル
から溶解除去される。編組線材の巻き戻りを回避するた
めに、上記米国特許明細書に記載の構成では、電極コイ
ルの端部が溶融される。しかし、コイル端部のこのよう
な溶融は、有効コイル長さが約10〜15%だけ減じら
れ、ひいては対応して高められた材料消費が必要となる
いう不都合を有している。
【0003】米国特許第3736458号明細書には、
同じくコイル巻きされたタングステン線材と、このタン
グステン線材にルーズに巻き付けられた編組線材とを有
する電極コイルが開示されている。しかし、電極コイル
もしくはコイル巻きされたタングステン線材の巻き条
は、上記米国特許3729787号明細書に記載の構成
とは異なりほぼ円形の横断面を有しておらず、一貫して
楕円形の横断面を有している。このような形状付与によ
り、編組線材の巻き戻りを回避しようとしている。しか
し、米国特許第3736458号明細書に記載の電極コ
イルでは、電極コイルを製造するために3つの心線材が
必要となるので不都合である。
同じくコイル巻きされたタングステン線材と、このタン
グステン線材にルーズに巻き付けられた編組線材とを有
する電極コイルが開示されている。しかし、電極コイル
もしくはコイル巻きされたタングステン線材の巻き条
は、上記米国特許3729787号明細書に記載の構成
とは異なりほぼ円形の横断面を有しておらず、一貫して
楕円形の横断面を有している。このような形状付与によ
り、編組線材の巻き戻りを回避しようとしている。しか
し、米国特許第3736458号明細書に記載の電極コ
イルでは、電極コイルを製造するために3つの心線材が
必要となるので不都合である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
課題は、編組線材の巻き戻りが十分に阻止されていて、
しかもできるだけ廉価に製造可能となるような、放電ラ
ンプのための電極コイルを提供することである。
課題は、編組線材の巻き戻りが十分に阻止されていて、
しかもできるだけ廉価に製造可能となるような、放電ラ
ンプのための電極コイルを提供することである。
【0005】さらに本発明の課題は、このような電極コ
イルを製造するための有利な方法を提供することであ
る。
イルを製造するための有利な方法を提供することであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明の構成では、冒頭で述べた電極コイルにおい
て、コイル巻きされた線材が、ほぼ円形の横断面を有す
る巻き条と、楕円形の横断面を有する巻き条とを有して
いるようにした。
に本発明の構成では、冒頭で述べた電極コイルにおい
て、コイル巻きされた線材が、ほぼ円形の横断面を有す
る巻き条と、楕円形の横断面を有する巻き条とを有して
いるようにした。
【0007】さらに、上記課題を解決するために本発明
の方法では、冒頭に述べた形式の方法において、第2の
心線材を、所定の個所で扁平にするようにした。
の方法では、冒頭に述べた形式の方法において、第2の
心線材を、所定の個所で扁平にするようにした。
【0008】
【発明の効果】本発明による電極コイルでは、コイル巻
きされた線材が、ほぼ円形の横断面を備えた巻き条と、
楕円形の横断面を備えた巻き条との両方を有している。
巻き条が楕円形の横断面を有しているコイル区分によっ
て、編組線材は巻き戻りが生じないように信頼性良く確
保されているので、コイル端部の溶融は不要となる。さ
らに、本発明による電極コイルを製造するためには2つ
の心線材しか必要ではない。したがって、電極コイルの
廉価な製造が可能となる。コイル巻きされた線材の巻き
条が楕円形の横断面を有しているコイル区分は、コイル
端部に配置されていると有利である。なぜならば、この
場所では編組線材の巻き戻りの危険が最も大きいからで
ある。長いコイルの場合には、コイル端部以外でも、楕
円形の横断面を有する巻き条を備えた別のコイル区分が
設けられると有利である。これらのコイル区分は、コイ
ルに沿って規則的にまたは等距離間隔で配置されている
と有利である。巻き条が楕円形の横断面を有しているコ
イル区分は、規則的な間隔を置いて扁平にされた第2の
心線材を用いて製造されると有利である。この第2の心
線材には、コイル巻きされた線材と、このコイル巻きさ
れた線材に対して平行に配置された第1の心線材と、編
組線材とから成るユニットが巻き付けられている。コイ
ル巻きされた線材が第2の心線材に巻き付けられると、
第2の心線材の扁平にされた区分では楕円形の横断面を
有する巻き条が形成され、それに対して心線材の扁平に
されていない区分ではほぼ円形の横断面を有する巻き条
が形成される。
きされた線材が、ほぼ円形の横断面を備えた巻き条と、
楕円形の横断面を備えた巻き条との両方を有している。
巻き条が楕円形の横断面を有しているコイル区分によっ
て、編組線材は巻き戻りが生じないように信頼性良く確
保されているので、コイル端部の溶融は不要となる。さ
らに、本発明による電極コイルを製造するためには2つ
の心線材しか必要ではない。したがって、電極コイルの
廉価な製造が可能となる。コイル巻きされた線材の巻き
条が楕円形の横断面を有しているコイル区分は、コイル
端部に配置されていると有利である。なぜならば、この
場所では編組線材の巻き戻りの危険が最も大きいからで
ある。長いコイルの場合には、コイル端部以外でも、楕
円形の横断面を有する巻き条を備えた別のコイル区分が
設けられると有利である。これらのコイル区分は、コイ
ルに沿って規則的にまたは等距離間隔で配置されている
と有利である。巻き条が楕円形の横断面を有しているコ
イル区分は、規則的な間隔を置いて扁平にされた第2の
心線材を用いて製造されると有利である。この第2の心
線材には、コイル巻きされた線材と、このコイル巻きさ
れた線材に対して平行に配置された第1の心線材と、編
組線材とから成るユニットが巻き付けられている。コイ
ル巻きされた線材が第2の心線材に巻き付けられると、
第2の心線材の扁平にされた区分では楕円形の横断面を
有する巻き条が形成され、それに対して心線材の扁平に
されていない区分ではほぼ円形の横断面を有する巻き条
が形成される。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
につき詳しく説明する。
につき詳しく説明する。
【0010】図1には、本発明による電極コイルの有利
な実施例が概略的に示されている。この電極コイルは、
約58Wの電力消費を有する直線形けい光ランプのため
の棒状の電極コイルである。この電極コイルには端区分
I,IIIが設けられており、この端区分I,IIIで
はコイル巻きされた線材1(図2)の巻き条が楕円形の
横断面を有しているのに対して、真ん中のコイル区分I
Iでは、コイル巻きされた線材の巻き条がほぼ円形の横
断面を有している。端区分I,IIIはそれぞれ約0.
5mmの長さにわたって延びているのに対して、真ん中
のコイル区分IIの長さは約10mmである。真ん中の
コイル区分IIにおける電極コイルの直径は約1.2m
mである。図2は、図1の本発明による電極コイルの真
ん中のコイル区分IIの一部を拡大した図である。図2
は、本発明による電極コイルの構造を示している。電極
コイルは、単条にコイル巻きされたタングステン製の線
材1を有しており、この線材には全長にわたって、同じ
くタングステンから成る細い編組線材2がルーズに巻き
付けられている。線材太さは、コイル巻きされたタング
ステン製の線材に関しては約71μmであり、編組線材
に関しては約20μmである。概略的な図3から判るよ
うに、端区分I,IIIの楕円形の横断面を有する巻き
条の大きな半径、つまり楕円の長軸側の半径が、コイル
区分IIに所属する、ほぼ円形の横断面を有する巻き条
の半径よりも大きく形成されているのに対し、端区分
I,IIIの楕円形の横断面を有する巻き条の小さな半
径、つまり楕円の短軸側の半径は、コイル区分IIに所
属するほぼ円形の横断面を有する巻き条の半径よりも小
さく形成されている。
な実施例が概略的に示されている。この電極コイルは、
約58Wの電力消費を有する直線形けい光ランプのため
の棒状の電極コイルである。この電極コイルには端区分
I,IIIが設けられており、この端区分I,IIIで
はコイル巻きされた線材1(図2)の巻き条が楕円形の
横断面を有しているのに対して、真ん中のコイル区分I
Iでは、コイル巻きされた線材の巻き条がほぼ円形の横
断面を有している。端区分I,IIIはそれぞれ約0.
5mmの長さにわたって延びているのに対して、真ん中
のコイル区分IIの長さは約10mmである。真ん中の
コイル区分IIにおける電極コイルの直径は約1.2m
mである。図2は、図1の本発明による電極コイルの真
ん中のコイル区分IIの一部を拡大した図である。図2
は、本発明による電極コイルの構造を示している。電極
コイルは、単条にコイル巻きされたタングステン製の線
材1を有しており、この線材には全長にわたって、同じ
くタングステンから成る細い編組線材2がルーズに巻き
付けられている。線材太さは、コイル巻きされたタング
ステン製の線材に関しては約71μmであり、編組線材
に関しては約20μmである。概略的な図3から判るよ
うに、端区分I,IIIの楕円形の横断面を有する巻き
条の大きな半径、つまり楕円の長軸側の半径が、コイル
区分IIに所属する、ほぼ円形の横断面を有する巻き条
の半径よりも大きく形成されているのに対し、端区分
I,IIIの楕円形の横断面を有する巻き条の小さな半
径、つまり楕円の短軸側の半径は、コイル区分IIに所
属するほぼ円形の横断面を有する巻き条の半径よりも小
さく形成されている。
【0011】本発明による電極コイルを製造するために
は、最初はまだコイル巻きされていないタングステン製
の線材1が、鉄から成る第1の心線材3に対して平行に
位置調整される。次いで、タングステン製の線材1と第
1の心線材3とに、編組線材2が巻き付けられる。概略
的な図4からは、第1の心線材3が、コイルの線材1よ
りも僅かに小さい線材太さを有していることが判る。次
いで、コイル巻きされたタングステン製の線材1と、第
1の心線材3と、編組線材2とから成るユニットは、第
2の心線材4の周囲に巻き付けられる。この第2の心線
材4は同じく鉄から成っており、約1mmの直径を有し
ている。第2の心線材4は、約10mmの等距離間隔を
おいて扁平にされている。つまり、第2の心線材4の寸
法は、圧潰方向で直径のほぼ80%にまで減じられてい
る。これらの扁平にされた区分の長さは約1mmであ
る。これにより、コイル巻きされたタングステン製の線
材1の巻き条は、心線材4の扁平にされた区分では楕円
形の横断面を得るのに対して、電極コイルもしくはコイ
ル巻きされたタングステン製の線材1の巻き条は、心線
材4の扁平にされていない区分ではほぼ円形の横断面を
有している。したがって、圧潰過程により、心線材4の
扁平にされた区分の寸法は圧潰方向とコイルの軸線とに
対して直角の方向において、扁平にされていない区分の
直径よりも大きく形成されている。図4は、線材1と、
第1の心線材3と、編組線材2とを有する電極コイルの
第2の心線材4の扁平にされていない区分の側面図を示
している。図5には、図4に示されたコイル区分の横断
面図が示されている。編組線材2により取り囲まれたコ
イル巻きされたタングステン製の線材1の巻き条は、こ
のコイル区分ではほぼ円形の横断面を有している。2つ
の心線材3,4がエッチングにより除去された後、この
コイル区分は図2および図1に示されたコイル区分II
に相当する。
は、最初はまだコイル巻きされていないタングステン製
の線材1が、鉄から成る第1の心線材3に対して平行に
位置調整される。次いで、タングステン製の線材1と第
1の心線材3とに、編組線材2が巻き付けられる。概略
的な図4からは、第1の心線材3が、コイルの線材1よ
りも僅かに小さい線材太さを有していることが判る。次
いで、コイル巻きされたタングステン製の線材1と、第
1の心線材3と、編組線材2とから成るユニットは、第
2の心線材4の周囲に巻き付けられる。この第2の心線
材4は同じく鉄から成っており、約1mmの直径を有し
ている。第2の心線材4は、約10mmの等距離間隔を
おいて扁平にされている。つまり、第2の心線材4の寸
法は、圧潰方向で直径のほぼ80%にまで減じられてい
る。これらの扁平にされた区分の長さは約1mmであ
る。これにより、コイル巻きされたタングステン製の線
材1の巻き条は、心線材4の扁平にされた区分では楕円
形の横断面を得るのに対して、電極コイルもしくはコイ
ル巻きされたタングステン製の線材1の巻き条は、心線
材4の扁平にされていない区分ではほぼ円形の横断面を
有している。したがって、圧潰過程により、心線材4の
扁平にされた区分の寸法は圧潰方向とコイルの軸線とに
対して直角の方向において、扁平にされていない区分の
直径よりも大きく形成されている。図4は、線材1と、
第1の心線材3と、編組線材2とを有する電極コイルの
第2の心線材4の扁平にされていない区分の側面図を示
している。図5には、図4に示されたコイル区分の横断
面図が示されている。編組線材2により取り囲まれたコ
イル巻きされたタングステン製の線材1の巻き条は、こ
のコイル区分ではほぼ円形の横断面を有している。2つ
の心線材3,4がエッチングにより除去された後、この
コイル区分は図2および図1に示されたコイル区分II
に相当する。
【0012】図6は、線材1を巻き付けられた第2の心
線材4の扁平にされた区分の横断面図を示している。線
材1には編組線材2が巻き付けられている。編組線材2
によって取り囲まれた、コイル巻きされたタングステン
製の線材1の巻き条は、このコイル区分では楕円形の横
断面を有している。
線材4の扁平にされた区分の横断面図を示している。線
材1には編組線材2が巻き付けられている。編組線材2
によって取り囲まれた、コイル巻きされたタングステン
製の線材1の巻き条は、このコイル区分では楕円形の横
断面を有している。
【0013】巻付け過程が終了した後に、各線材1,
2,3,4は第2の心線材4の扁平にされた区分の中央
部で切断される。こうして、扁平にされたコイル端部を
有する電極コイルが形成される。続いて、2つの心線材
3,4が酸浴中で溶解除去される。これにより、コイル
の端部に約0.5mmの長さの端区分I,IIIが残る
(図1,図3)。この端区分の巻き条は楕円形の横断面
を有しているのに対して、真ん中のコイル区分IIはほ
ぼ円形の横断面を備えた巻き条を有している。次いで、
電極コイルは公知の形式で電極架台に取り付けられ、エ
ミッタペースト(電子放射物質)に浸漬される。引き続
き行われる電極架台の組付けは公知の形式で実施される
ので、詳しい説明は省略する。
2,3,4は第2の心線材4の扁平にされた区分の中央
部で切断される。こうして、扁平にされたコイル端部を
有する電極コイルが形成される。続いて、2つの心線材
3,4が酸浴中で溶解除去される。これにより、コイル
の端部に約0.5mmの長さの端区分I,IIIが残る
(図1,図3)。この端区分の巻き条は楕円形の横断面
を有しているのに対して、真ん中のコイル区分IIはほ
ぼ円形の横断面を備えた巻き条を有している。次いで、
電極コイルは公知の形式で電極架台に取り付けられ、エ
ミッタペースト(電子放射物質)に浸漬される。引き続
き行われる電極架台の組付けは公知の形式で実施される
ので、詳しい説明は省略する。
【0014】本発明は上で説明した前記実施例に限定さ
れるものではない。すなわち、本発明による電極コイル
は、例えば、コイル端部以外にも、楕円形の横断面を備
えた付加的なコイル区分を有することができる。このよ
うな構成は、比較的長い棒状のコイルにおいて特に有利
である。また、第2の心線材4の扁平にされた区分の間
の間隔を、例えば、約4.5mmにまで短くすることも
できる。この場合、上で説明した本発明による電極コイ
ルは、コイル線材が、約1mmの長さの楕円形の横断面
を有する巻き条を有している、コイル中央部に配置され
た正確に1つの付加的なコイル区分を得る。この区分の
両側には、コイル線材の巻き条がほぼ円形の横断面を有
している約4.5mmの長さの各1つのコイル区分が延
びている。コイル端部は同じく、コイル線材の巻き条が
楕円形の横断面を有する、約0.5mmの長さの2つの
区分によって形成されているので、電極コイルの全長は
不変化のままである。
れるものではない。すなわち、本発明による電極コイル
は、例えば、コイル端部以外にも、楕円形の横断面を備
えた付加的なコイル区分を有することができる。このよ
うな構成は、比較的長い棒状のコイルにおいて特に有利
である。また、第2の心線材4の扁平にされた区分の間
の間隔を、例えば、約4.5mmにまで短くすることも
できる。この場合、上で説明した本発明による電極コイ
ルは、コイル線材が、約1mmの長さの楕円形の横断面
を有する巻き条を有している、コイル中央部に配置され
た正確に1つの付加的なコイル区分を得る。この区分の
両側には、コイル線材の巻き条がほぼ円形の横断面を有
している約4.5mmの長さの各1つのコイル区分が延
びている。コイル端部は同じく、コイル線材の巻き条が
楕円形の横断面を有する、約0.5mmの長さの2つの
区分によって形成されているので、電極コイルの全長は
不変化のままである。
【0015】心線材3,4は必ずしも鉄から成っていな
くてもよく、例えばモリブデンから製造されていてもよ
い。さらに、本発明は、例えば各線材1,2,3を備え
た心線材4をさらに別の心線材に巻き付けることによっ
て、三重コイルにおいても使用可能となる。
くてもよく、例えばモリブデンから製造されていてもよ
い。さらに、本発明は、例えば各線材1,2,3を備え
た心線材4をさらに別の心線材に巻き付けることによっ
て、三重コイルにおいても使用可能となる。
【図1】本発明による電極コイルの1実施例を概略的に
示す側面図である。
示す側面図である。
【図2】図1の電極コイルの一部を拡大して示す図であ
る。
る。
【図3】図1の電極コイルの端部の平面図である。
【図4】図1の電極コイルの扁平にされていないコイル
区分の側面図である。
区分の側面図である。
【図5】図4に示したコイル区分の横断面図である。
【図6】図1の電極コイルの扁平にされたコイル区分の
横断面図である。
横断面図である。
I,III 端区分, II コイル区分, 1 線
材, 2 編組線材,3 第1の心線材,4 第2の心
線材
材, 2 編組線材,3 第1の心線材,4 第2の心
線材
Claims (9)
- 【請求項1】 コイル巻きされた線材(1)と、該線材
(1)に巻き付けられた編組線材(2)とを有する放電
ランプのための電極コイルにおいて、 コイル巻きされた線材(1)が、ほぼ円形の横断面を有
する巻き条(II)と、楕円形の横断面を有する巻き条
(I,III)とを有していることを特徴とする、放電
ランプのための電極コイル。 - 【請求項2】 楕円形の横断面を有する巻き条(I,I
II)の大きな半径、つまり楕円の長軸側の半径が、ほ
ぼ円形の横断面を有する巻き条(II)の半径よりも大
きく形成されており、楕円形の横断面を有する巻き条
(I,III)の小さな半径、つまり楕円の短軸側の半
径が、ほぼ円形の横断面を有する巻き条(II)の半径
よりも小さく形成されている、請求項1記載の電極コイ
ル。 - 【請求項3】 前記電極コイルの端部で、コイル巻きさ
れた線材(1)が、楕円形の横断面を有する巻き条
(I,III)を有している、請求項1記載の電極コイ
ル。 - 【請求項4】 前記電極コイルのコイル端部外に、コイ
ル巻きされた線材(1)の巻き条が楕円形の横断面を有
している少なくとも1つのコイル区分が配置されてい
る、請求項3記載の電極コイル。 - 【請求項5】 前記電極コイルが規則的な間隔を置い
て、コイル巻きされた線材(1)の巻き条が楕円形の横
断面を有する区分を有している、請求項1記載の電極コ
イル。 - 【請求項6】 コイル巻きされた線材(1)の巻き条が
楕円形の横断面を有している区分が、等距離間隔で配置
されている、請求項5記載の電極コイル。 - 【請求項7】 コイル巻きされた線材(1)と、該線材
(1)に巻き付けられた編組線材(2)とをを有する電
極コイルを製造するための方法であって、編組線材
(2)を、コイル巻きされた線材(1)と、該線材
(1)に対して平行に配置された第1の心線材(3)と
に巻付け、次いで、コイル巻きされた線材(1)と、第
1の心線材(3)と、編組線材(2)とから成るユニッ
トを第2の心線材(4)に巻付ける形式のものにおい
て、 第2の心線材(4)を、所定の個所で扁平にすることを
特徴とする、電極コイルを製造するための方法。 - 【請求項8】 第2の心線材(4)の扁平にされた区分
を該心線材に沿って規則的に配置する、請求項7記載の
方法。 - 【請求項9】 第2の心線材の扁平にされた区分を等距
離間隔で配置する、請求項7記載の方法。
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- 1996-07-18 CA CA002181494A patent/CA2181494C/en not_active Expired - Fee Related
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