JPH10269995A - 白熱電球 - Google Patents

白熱電球

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JPH10269995A
JPH10269995A JP8728297A JP8728297A JPH10269995A JP H10269995 A JPH10269995 A JP H10269995A JP 8728297 A JP8728297 A JP 8728297A JP 8728297 A JP8728297 A JP 8728297A JP H10269995 A JPH10269995 A JP H10269995A
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JP
Japan
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coil
filament
coil filament
double
double coil
Prior art date
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Pending
Application number
JP8728297A
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English (en)
Inventor
Akira Yamaguchi
明 山口
Hiroshi Miyazaki
浩 宮崎
Toshio Arai
利男 荒井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SANWA DENKI KK
Original Assignee
SANWA DENKI KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フィラメントの巻き付け加工が全て機械化が
可能で、サポート線の構造を簡素化でき、且つフィラメ
ントの支持継線作業を容易に行えるようにした多重コイ
ルフィラメントを用いた白熱電球を提供する。 【解決手段】 タングステン線を連続的にコイル状に巻
回してなる単コイルフィラメント1を、両端近傍にそれ
ぞれとび部2,2が形成されるように更にコイル状に巻
回して2重コイルフィラメント4を形成し、該2重コイ
ルフィラメント4のとび部2,2より両端の2重コイル
部3,3内に、それぞれサポート線6,7の先端折曲部
6a,7aを挿入して、2重コイルフィラメント4をサ
ポート線6,7に支持継線させ、白熱電球を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ハロゲン電球、
クリプトン電球等の白熱電球に関し、特に該白熱電球の
フィラメント構造並びにその支持継線部の構成に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、ハロゲン電球やクリプトン電球
などの白熱電球においては、タングステンフィラメント
の蒸発を少なくし、且つハロゲンやクリプトン等の封入
ガスの熱損失を少なくするために、単コイルあるいは2
重コイルフィラメント、更には3重コイルフィラメント
が用いられている。
【0003】従来、2重コイルフィラメントを用いる場
合には、まず、図4に示すように、タングステン線を、
両端近傍に巻回されないワイヤー状のとび部101 ,102
が形成されるように、コイル状に巻回する1次巻き付け
を行って、単コイルフィラメント103 を形成する。この
際、とび部101 ,102 の間には単コイルフィラメント部
104 が形成され、両端には単コイル部105 ,106 が形成
されている。次いで図5に示すように、両端近傍のとび
部101 ,102 の間の単コイルフィラメント部104 を、更
にコイル状に巻回する2次巻き付けを行って、両端に単
コイル部105 ,106 を有する2重コイルフィラメント10
7 を作製する。
【0004】次に図6に示すように、一方のとび部101
より端部の単コイル部105 に、一方のサポート線108 の
先端部を挿入し、他方の単コイル部106 の端部より、先
端部に屈曲部109aを有する他方のサポート線109 を挿入
して、2重コイルフィラメント107 をサポート線108 ,
109 に支持させて継線するように構成されている。な
お、図6において、110 はアンカー、111 はブリッジ、
112 はステムであり、サポート線108 ,109 はステムに
支持されており、アンカーはブリッジ111 に支持されて
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来2重コ
イルフィラメントを製作する場合、1次巻き付け工程で
形成されたとび部間の単コイルフィラメント部を、更に
2次巻き付け工程で2重コイルフィラメントに形成して
いるが、両端近傍にとび部を形成する1次巻き付け工程
では、機械巻きが可能であるが、とび部間の単コイルフ
ィラメント部を更にコイル状に巻回する2次巻き付け工
程では、2重コイルフィラメントの両端がとび部に位置
するように作業が行われなければならないので、機械巻
きは困難で手巻き作業を必要とし、したがって、この2
次巻き付け工程には熟練と時間を必要とする。
【0006】また、2重コイルフィラメントをサポート
線に支持継線する工程においては、2重コイルフィラメ
ントの端部に形成されている単コイル部の端部より挿入
したサポート線から、フィラメントの抜け出しを防止す
るため、サポート線の形状に屈曲部などを設けて複雑な
形状をもたせているが、そのためのサポート線の加工工
数が多くなり、不良率も高くなるという問題点がある。
【0007】また、2重コイルフィラメントをステムに
支持されているサポート線に支持継線する場合、2重コ
イルフィラメントの両端の単コイル部にサポート線が挿
入されるが、その際、単コイル部の細い内径部に太いサ
ポート線が圧入されるので、慎重な挿入作業を行わない
と、2重コイルフィラメントを変形させてしまうばかり
でなく、時にはワイヤー状のとび部を破断させてしまう
こともある。
【0008】本発明は、従来の2重コイルフィラメント
を持つ白熱電球における上記問題点を解消するためにな
されたもので、コイルフィラメントの巻き付け加工が全
て機械化が可能で、且つサポート線の構造を簡素化で
き、コイルフィラメントの支持継線作業を容易に行える
ようにした多重コイルフィラメントを持つ白熱電球を提
供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め、請求項1記載の発明は、タングステン線を連続的に
コイル状に巻回してなる単コイルフィラメントを、両端
近傍にそれぞれとび部が形成されるように更にコイル状
に巻回して2重コイルフィラメントを形成し、該2重コ
イルフィラメントの各とび部より両端2重コイル部内に
それぞれサポート線を挿入して、2重コイルフィラメン
トをサポート線に支持させて継線し白熱電球を構成する
ものである。
【0010】このように、単コイルフィラメントを形成
する1次巻き付け時にとび部を設けず連続巻きとし、2
重コイルフィラメントを形成する2次巻き付け時にのみ
とび部を設けることにより、1次巻き付け及び2次巻き
付け共に機械化が可能となり、容易に短時間で2重コイ
ルフィラメントを形成することができる。そして、2重
コイルフィラメントのとび部よりサポート線を両端の2
重コイル部に挿入して、2重コイルフィラメントを支持
継線するようにしているので、サポート線の形状を簡素
化することができ、加工工数の減少と不良率を低減する
ことができる。また、2重コイル部の内径は単コイル部
の内径より大きいので、2重コイル部へのサポート線の
挿入は容易となり、コイルフィラメントの変形や破断を
防止することができる。
【0011】また、請求項2記載の発明は、タングステ
ン線を連続的にコイル状に巻回してなる単コイルフィラ
メントを、更に連続的にコイル状に巻回して2重コイル
フィラメントを形成し、該2重コイルフィラメントを、
両端近傍にそれぞれとび部が形成されるように更にコイ
ル状に巻回して3重コイルフィラメントを形成し、該3
重コイルフィラメントのとび部より両端3重コイル部内
にそれぞれサポート線を挿入して、3重コイルフィラメ
ントをサポート線に支持させて継線し白熱電球を構成す
るものである。
【0012】このように、単コイルフィラメントを形成
する1次巻き付け時、及び2重コイルフィラメントを形
成する2次巻き付け時にとび部を設けず連続巻きとし、
3重コイルフィラメントを形成する3次巻き付け時にの
みとび部を設けることにより、1次巻き付け、2次巻き
付け及び3次巻き付け共に機械化が可能となり、容易に
短時間で3重コイルフィラメントを形成することができ
る。そして、3重コイルフィラメントのとび部よりサポ
ート線を両端の3重コイル部に挿入して、3重コイルフ
ィラメントを支持継線するようにしているので、サポー
ト線の形状を簡素化することができ、加工工数の減少と
不良率を低減することができる。また、3重コイル部の
内径は単コイル部の内径より大きいので、3重コイル部
へのサポート線の挿入は容易となり、コイルフィラメン
トの変形や破断を防止することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、実施の形態について説明す
る。図1及び図2は、本発明に係る白熱電球の第1の実
施の形態において用いる2重コイルフィラメントの製造
工程を示す図である。本実施の形態における2重コイル
フィラメントの作製においては、まず図1に示すよう
に、タングステン線を連続的にコイル状に巻回する1次
巻き付け作業を行って、単コイルフィラメント1を形成
する。次いで、図2に示すように、両端近傍に2重コイ
ル状に巻回されないとび部2,2が形成されるように、
1次巻き付け工程で形成された単コイルフィラメント1
を、更にコイル状に巻回する2次巻き付け作業を行っ
て、両端部にとび部2,2を介して2重コイル部3,3
を有する2重コイルフィラメント4を形成する。
【0014】次に、このような構成の2重コイルフィラ
メント4を、図3に示すように、ステム5に固定されて
いる第1及び第2のサポート線6,7に支持継線を行
う。すなわち、第1及び第2のサポート線6,7の先端
を単純に折り曲げて形成した先端折曲部6a,7aを、
2重コイルフィラメント4のとび部2,2より両端部の
2重コイル部3,3の内部に挿入し、2重コイルフィラ
メント4の両端部を反対方向に引っ張り、2重コイルフ
ィラメント4に若干の張力を与えて、第1及び第2のサ
ポート線6,7に支持させて継線する。なお図3におい
て、8は白熱電球の輸送時等におけるフィラメントの振
動を防止するためのアンカーで、ブリッジ9に支持され
ている。
【0015】このように、単コイルフィラメントを形成
する1次巻き付け時には、とび部を設けずに連続巻きと
し、2重コイルフィラメントを形成する2次巻き付け時
にのみとび部を設けるようにしているので、1次巻き付
け及び2次巻き付け作業とも、機械巻きが可能となり、
容易に短時間で2重コイルフィラメントを形成すること
ができ、また熟練もそれ程必要としない。
【0016】また、サポート線の単純に折り曲げた先端
折曲部を2重コイルフィラメントの両端部の2重コイル
部に挿入して、2重コイルフィラメントを保持継線する
ようにしているので、サポート線の形状を簡素化するこ
とができ、加工工数も減少し、不良率も低減させること
ができる。また、単コイルフィラメントの内径に比べ2
重コイル部の内径は大きいので、両端の2重コイル部へ
のサポート線の挿入は容易となり、多少無理をしても、
コイルフィラメントの変形や破断は生じないので、コイ
ルフィラメントのセンター出しが簡単となり、支持継線
工程に要する作業時間も大幅に低減することができる。
【0017】上記第1の実施の形態では、2重コイルフ
ィラメントを用いた白熱電球に本発明を適用したものを
示したが、本発明は3重コイルフィラメントを用いた白
熱電球に対しても適用することができ、同様に各コイル
フィラメント巻き付け工程を機械化し容易にサポート線
に支持継線させることができる。
【0018】すなわち、単コイルフィラメントを形成す
る1次巻き付け時と、単コイルフィラメントから2重コ
イルフィラメントを形成する2次巻き付け時に、いずれ
もとび部を設けずに連続巻きとし、2重コイルフィラメ
ントから3重コイルフィラメントを形成する3次巻き付
け時にのみ、とび部を設けるようにすることにより、1
次巻き付け、2次巻き付け及び3次巻き付け工程とも、
機械化が可能となり、容易に短時間で3重コイルフィラ
メントを形成することができる。その後は同様にして、
単純に折り曲げ加工したサポート線の先端折曲部を、3
重コイルフィラメントの両端の3重コイル部に挿入し
て、3重コイルフィラメントをサポート線に支持継線す
る。このように構成した3重コイルフィラメントを用い
た白熱電球においても、上記第1の実施の形態と同様な
作用効果が得られる。
【0019】
【発明の効果】以上実施の形態に基づいて説明したよう
に、本発明によれば、コイルフィラメントの巻き付け加
工を全て機械化することができ、また簡単な構成のサポ
ート線でコイルフィラメントを容易に支持継線すること
ができるので、大幅な作業時間の低減が可能で、熟練度
もそれ程必要としないで容易に多重コイルフィラメント
を用いた白熱ランプを作製することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る白熱電球の第1の実施の形態にお
ける2重コイルフィラメントを製造する工程を示す図で
ある。
【図2】図1に示した工程に続く製造工程を示す図であ
る。
【図3】第1の実施の形態における2重コイルフィラメ
ントのサポート線への支持継線態様を示す図である。
【図4】従来の2重コイルフィラメントの製造工程を示
す図である。
【図5】図4に示した工程に続く製造工程を示す図であ
る。
【図6】従来の2重コイルフィラメントのサポート線へ
の支持継線態様を示す図である。
【符号の説明】
1 単コイルフィラメント 2 とび部 3 2重コイル部 4 2重コイルフィラメント 5 ステム 6,7 サポート線 6a,7a 先端折曲部 8 アンカー 9 ブリッジ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タングステン線を連続的にコイル状に巻
    回してなる単コイルフィラメントを、両端近傍にそれぞ
    れとび部が形成されるように更にコイル状に巻回して2
    重コイルフィラメントを形成し、該2重コイルフィラメ
    ントの各とび部より両端2重コイル部内にそれぞれサポ
    ート線を挿入して、2重コイルフィラメントをサポート
    線に支持させて継線していることを特徴とする白熱電
    球。
  2. 【請求項2】 タングステン線を連続的にコイル状に巻
    回してなる単コイルフィラメントを、更に連続的にコイ
    ル状に巻回して2重コイルフィラメントを形成し、該2
    重コイルフィラメントを、両端近傍にそれぞれとび部が
    形成されるように更にコイル状に巻回して3重コイルフ
    ィラメントを形成し、該3重コイルフィラメントのとび
    部より両端3重コイル部内にそれぞれサポート線を挿入
    して、3重コイルフィラメントをサポート線に支持させ
    て継線していることを特徴とする白熱電球。
JP8728297A 1997-03-24 1997-03-24 白熱電球 Pending JPH10269995A (ja)

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JP8728297A JPH10269995A (ja) 1997-03-24 1997-03-24 白熱電球

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100407359B1 (ko) * 2000-03-30 2003-11-28 도시바 라이텍쿠 가부시키가이샤 할로겐 백열램프 및 그 램프를 이용한 조명장치
WO2009001515A1 (ja) * 2007-06-27 2008-12-31 Panasonic Corporation 管球および反射鏡付き管球
DE102010003630A1 (de) * 2010-04-01 2011-10-06 Osram Gesellschaft mit beschränkter Haftung Halogenglühlampe

Cited By (4)

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WO2009001515A1 (ja) * 2007-06-27 2008-12-31 Panasonic Corporation 管球および反射鏡付き管球
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